JP2023076056A - 混合装置及び切削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】混合流体を低コスト且つ簡易に生成することが可能な混合装置を提供する。【解決手段】純水と二酸化炭素とを混合する混合装置であって、純水を供給する純水供給源と、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給源と、純水供給源から供給された純水と二酸化炭素供給源から供給された二酸化炭素とを混合する混合部と、を備え、二酸化炭素供給源は、大気に含まれる二酸化炭素を捕獲して混合部に供給する。【選択図】図1

Description

本発明は、純水と二酸化炭素とを混合する混合装置、及び、被加工物を切削する切削装置に関する。
複数のデバイスが形成されたウェーハを分割して個片化することにより、デバイスをそれぞれ備える複数のデバイスチップが製造される。また、複数のデバイスチップを実装基板上に実装し、デバイスチップを樹脂でなる封止材(モールド樹脂)で被覆することにより、パッケージ基板が得られる。パッケージ基板を分割して個片化することにより、パッケージ化された複数のデバイスチップをそれぞれ備える複数のパッケージデバイスが製造される。デバイスチップやパッケージデバイスは、携帯電話、パーソナルコンピュータ等の様々な電子機器に組み込まれる。
ウェーハ、パッケージ基板等の被加工物を分割する際には、切削装置が用いられる。切削装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、被加工物に切削加工を施す切削ユニットとを備える。切削ユニットはスピンドルを備えており、スピンドルの先端部には環状の切削ブレードが装着される。被加工物をチャックテーブルで保持し、切削ブレードを回転させつつ被加工物に切り込ませることにより、被加工物が切削、分割される。
被加工物を切削ブレードで切削する際には、被加工物及び切削ブレードに切削液が供給される。これにより、被加工物と切削ブレードとが冷却されるとともに、切削によって生じた屑(切削屑)が洗い流される。また、被加工物の切削後には、被加工物を洗浄液で洗浄する洗浄工程が実施される。
切削装置で使用される切削液や洗浄液に不純物が含まれていると、被加工物が不純物で汚染されるおそれがある。特に、半導体プロセスや光学部品の製造プロセス等においては、微量の不純物でも製造物の品質に重大な影響を及ぼし得る。そのため、切削液や洗浄液としては、主に純水が用いられる。しかしながら、純水は抵抗率が高いため、切削加工又は洗浄の際に被加工物に純水が供給されると、被加工物の表面で静電気が発生しやすくなる。その結果、被加工物に微粒子が吸着したり、被加工物に形成されたデバイスの静電破壊が生じたりすることがある。
そこで、二酸化炭素を含有する純水を被加工物の加工に用いる方法が提案されている。例えば、純水と二酸化炭素(炭酸ガス)とを混合する混合装置によって混合流体(炭酸水)が生成され、被加工物及び切削ブレードに切削液として供給される(特許文献1参照)。炭酸水は純水と比較して抵抗率が低いため、炭酸水を切削液として用いることによって切削加工中における静電気の発生が抑制される。
特開2011-245425号公報
Energy Environ. Sci., 2019,12, 3530-3547
上記の混合装置は、切削装置等の加工装置に搭載又は連結され、純水と二酸化炭素とを含む混合流体(炭酸水)を加工液又は洗浄液として加工装置に供給する。なお、混合装置は、二酸化炭素(炭酸ガス)が封入された容器(ボンベ)を備えており、ボンベから供給された二酸化炭素を用いて混合流体を生成する。
加工装置の稼働中は、混合流体を加工装置に継続的に供給する必要があり、ボンベ内の二酸化炭素が常に消費される。そして、二酸化炭素の残量が少なくなると、使用済みのボンベが新しいボンベに交換される。そのため、混合流体の供給にはコストがかかる。
また、ボンベを交換する際には、加工装置の稼働を一時的に中断し、重量のあるボンベを搬送して所定の位置に配置する作業が必要になる。そのため、ボンベの交換作業に手間と時間がかかり、加工装置の稼働効率が低下する。さらに、ボンベを適切なタイミングで交換するためには、ボンベ内の二酸化炭素の残量を常時監視しつつ交換用のボンベのストック数を管理する必要があり、在庫管理が煩雑になる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、混合流体を低コスト且つ簡易に生成することが可能な混合装置、及び、該混合装置を備えた加工装置の提供を目的とする。
本発明の一態様によれば、純水と二酸化炭素とを混合する混合装置であって、純水を供給する純水供給源と、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給源と、該純水供給源から供給された純水と該二酸化炭素供給源から供給された二酸化炭素とを混合する混合部と、を備え、該二酸化炭素供給源は、大気に含まれる二酸化炭素を捕獲して該混合部に供給する混合装置が提供される。
なお、好ましくは、該二酸化炭素供給源は、電極を含む電気化学セルを備え、該電極は、該電気化学セルの極性に応じて二酸化炭素を捕獲又は解放する。
また、本発明の他の一態様によれば、被加工物を切削する切削装置であって、該被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルによって保持された該被加工物を切削ブレードで切削する切削ユニットと、純水と二酸化炭素とを混合する混合装置と、を備え、該切削ユニットは、該被加工物又は該切削ブレードに切削液を供給する切削液供給ノズルを含み、該混合装置は、純水を供給する純水供給源と、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給源と、該純水供給源から供給された純水と該二酸化炭素供給源から供給された二酸化炭素とを混合して混合流体を生成する混合部と、を含み、該二酸化炭素供給源は、大気に含まれる二酸化炭素を捕獲して該混合部に供給し、該混合装置によって生成された該混合流体が、該切削液として該切削液供給ノズルに供給される切削装置が提供される。
なお、好ましくは、該二酸化炭素供給源は、電極を含む電気化学セルを備え、該電極は、該電気化学セルの極性に応じて二酸化炭素を捕獲又は解放する。
本発明の一態様に係る混合装置は、大気に含まれる二酸化炭素を捕獲して混合部に供給する二酸化炭素供給源を備える。これにより、大気から二酸化炭素を抽出して混合流体の生成に用いることが可能になり、混合流体の生成コストが低減される。また、上記の混合装置では、二酸化炭素供給源に供給された大気から二酸化炭素が収集されるため、二酸化炭素を封入したボンベを混合装置内に設置する必要がない。これにより、ボンベの準備、交換、管理等に要するコスト及び労力が削減され、ボンベの交換作業による加工装置の稼働効率の低下も回避される。
混合装置を示すブロック図である。 二酸化炭素供給源を示す斜視図である。 図3(A)は捕獲ユニットを示す断面図であり、図3(B)は電気化学セルを示す斜視図である。 切削装置を示す斜視図である。 切削ユニットを示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して本実施形態を説明する。まず、本実施形態に係る混合装置の構成例について説明する。図1は、混合装置2を示すブロック図である。混合装置2は、純水と二酸化炭素(炭酸ガス)を混合することにより、純水及び二酸化炭素を含む混合流体(炭酸水)を生成する。
混合装置2は、純水を供給する純水供給源4を備える。例えば純水供給源4は、純水を貯留するタンクと、タンクに貯留された純水を送り出すポンプとを備える。純水は、逆浸透膜(ROフィルタ)等のフィルタ、イオン交換樹脂等を用いて市水(水道水)を精製することによって生成できる。例えばタンクには、抵抗率が0.1MΩ・cm以上、好ましくは1MΩ・cm以上、より好ましくは10MΩ・cm以上の水が貯留される。
純水供給源4には、純水が流れる純水供給路6の一端側が接続されている。純水供給源4は、タンクに貯留された純水をポンプで純水供給路6に送り出すことにより、純水供給路6に純水を供給する。また、純水供給路6には、純水供給路6に供給された純水の流動の可否又は流量を制御するバルブ8が接続されている。
ただし、純水供給源4の構成は、純水供給源4から純水供給路6に純水を供給可能であれば制限はない。例えば純水供給源4は、混合装置2が設置される工場に備え付けられた工場設備(純水供給設備)であってもよい。
また、混合装置2は、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給源10を備える。二酸化炭素供給源10には、二酸化炭素が流れる二酸化炭素供給路12の一端側が接続されている。二酸化炭素供給源10は、大気(空気)に含まれる二酸化炭素を捕獲して二酸化炭素供給路12に送り出すことにより、二酸化炭素供給路12に二酸化炭素を供給する。なお、二酸化炭素供給源10の構成の詳細については後述する(図2、図3(A)、図3(B)参照)。また、二酸化炭素供給路12には、二酸化炭素供給路12に供給された二酸化炭素の流動の可否又は流量を制御するバルブ14が接続されている。
純水供給路6の他端側と二酸化炭素供給路12の他端側とはそれぞれ、混合部16に接続されている。混合部16は、純水供給源4から純水供給路6を介して供給された純水と二酸化炭素供給源10から二酸化炭素供給路12を介して供給された二酸化炭素とを混合することにより、純水及び二酸化炭素を含む混合流体(炭酸水)を生成する。
混合部16には、流体が流れる流体供給路18の一端側が接続されている。混合部16は、純水と二酸化炭素とを混合することによって生成した混合流体を流体供給路18に送り出すことにより、流体供給路18に混合流体を供給する。また、流体供給路18には、流体供給路18に供給された混合流体の流動の可否又は流量を制御するバルブ20が接続されている。
混合部16の構成は、流体供給路18に混合流体(炭酸水)を供給可能であれば制限はない。例えば混合部16は、純水供給路6及び二酸化炭素供給路12と、流体供給路18とに接続された継手(分岐継手)を備える。また、混合部16は、純水供給路6を流れる純水と二酸化炭素供給路12を流れる二酸化炭素とを混合する静止型混合器(スタティックミキサー)を備えていてもよい。
流体供給路18の他端側は、加工装置に混合流体を供給する流体供給部22に接続されている。例えば流体供給部22は、混合部16から供給された混合流体を貯留するタンクと、タンクに貯留された混合流体を送り出すポンプとを備える。
流体供給部22には、被加工物の加工に用いられる切削液が流れる加工液供給路24の一端側と、被加工物の洗浄に用いられる洗浄液が流れる洗浄液供給路28の一端側とが接続されている。流体供給部22は、タンクに貯留された混合流体をポンプで加工液供給路24及び洗浄液供給路28に送り出す。これにより、加工液供給路24に混合流体が切削液として供給され、洗浄液供給路28に混合流体が洗浄液として供給される。ただし、流体供給部22の構成は、流体供給部22から加工液供給路24及び洗浄液供給路28に混合流体を供給可能であれば制限はない。
また、加工液供給路24には、加工液供給路24に供給された切削液の流動の可否又は流量を制御するバルブ26が接続されている。同様に、洗浄液供給路28には、洗浄液供給路28に供給された洗浄液の流動の可否又は流量を制御するバルブ30が接続されている。
純水供給路6、二酸化炭素供給路12、流体供給路18、加工液供給路24、洗浄液供給路28はそれぞれ、チューブ、パイプ等によって構成される配管であり、流体の流路に相当する。また、バルブ8,14,20,26,30としては、例えば電磁バルブが用いられる。
加工液供給路24の他端側と洗浄液供給路28の他端側とはそれぞれ、混合装置2によって生成された混合流体が供給される加工装置に接続される。そして、加工液供給路24から加工装置に供給された加工液が被加工物の加工に用いられ、洗浄液供給路28から加工装置に供給された洗浄液が被加工物の洗浄に用いられる。なお、加工装置の具体例については後述する(図4及び図5参照)。
図2は、二酸化炭素供給源10を示す斜視図である。なお、図2において、X軸方向(長さ方向、第1水平方向)とY軸方向(幅方向、第2水平方向)とは、互いに垂直な方向である。また、Z軸方向(高さ方向、鉛直方向、上下方向)は、X軸方向及びY軸方向と垂直な方向である。
二酸化炭素供給源10は、二酸化炭素を捕獲する捕獲ユニット32を備える。捕獲ユニット32は、大気(空気)に含まれる二酸化炭素を捕獲するとともに、捕獲された二酸化炭素を解放して二酸化炭素供給路12に供給する。
具体的には、捕獲ユニット32には、大気供給路34及び大気排出路38が接続されている。大気供給路34及び大気排出路38は、チューブ、パイプ等によって構成される配管であり、大気の流路に相当する。
大気供給路34の一端側は捕獲ユニット32の長さ方向における一端側に接続され、大気供給路34の他端側は大気開放されている。大気排出路38の一端側は捕獲ユニット32の長さ方向における他端側に接続され、大気排出路38の他端側は排気ダクト(不図示)等に接続されている。また、捕獲ユニット32の長さ方向における他端側には、二酸化炭素供給路12が接続されている。
大気供給路34には、大気供給路34に供給された大気の流動の可否又は流量を制御する36が接続されている。同様に、大気排出路38には、大気排出路38に供給された大気の流動の可否又は流量を制御するバルブ40が接続されている。バルブ36,40としては、例えば電磁バルブが用いられる。
また、捕獲ユニット32には、二酸化炭素の捕獲及び解放を制御する電源42が接続されている。電源42は、捕獲ユニット32に電圧を印加することにより、捕獲ユニット32を、二酸化炭素を捕獲するモード(捕獲モード)又は捕獲された二酸化炭素を解放するモード(解放モード)に設定する。
混合装置2(図1参照)で混合流体を生成する際は、まず、捕獲ユニット32が捕獲モードに設定される。また、バルブ14が閉状態、バルブ36,40が開状態に制御される。これにより、大気供給路34から捕獲ユニット32に大気が供給され、大気に含まれる二酸化炭素が捕獲ユニット32に捕獲される。また、大気に含まれる二酸化炭素以外の成分は、大気排出路38を介して捕獲ユニット32の外部に排出される。
次に、バルブ36,40が閉状態に制御される。そして、捕獲ユニット32が捕獲モードから解放モードに切り替えられ、バルブ14が開状態に制御される。これにより、捕獲ユニット32によって捕獲された二酸化炭素が解放され、二酸化炭素供給路12に供給される。その結果、混合部16(図1参照)に二酸化炭素が供給され、混合部16によって純水と二酸化炭素とを含む混合流体が生成される。
なお、二酸化炭素供給路12、捕獲ユニット32、大気供給路34、大気排出路38の内部には、捕獲ユニット32の一端側(大気供給路34側)から他端側(二酸化炭素供給路12及び大気排出路38側)に向かう気流を発生させるファン等の気流発生ユニットが設けられていてもよい。
二酸化炭素の捕獲及び解放が可能な捕獲ユニット32の具体的な構成は、非特許文献1に記載の通りである。すなわち、捕獲ユニット32は、極性に応じて二酸化炭素を捕獲又は解放する電気化学セルを備える。
図3(A)は、捕獲ユニット32を示す断面図である。捕獲ユニット32は、中空の直方体状に形成されたケース50を備える。ケース50は、水平方向(XY平面方向)に沿って配置され互いに概ね平行な上壁50a及び底壁50bと、高さ方向(Z軸)に沿って配置され上壁50a及び底壁50bに接続された側壁50cとを備える。上壁50a、底壁50b、側壁50cによって囲まれた直方体状の空間(空洞)は、大気供給路34(図2参照)から供給された大気(空気)が流動するガス流動空間52に相当する。
ガス流動空間52には、複数の平板状の電気化学セル54が収容されている。複数の電気化学セル54は、ケース50の高さ方向(Z軸方向)と概ね平行に配置され、ケース50の幅方向(Y軸方向)に沿って所定の間隔で配列されている。なお、電気化学セル54の数に制限はない。
図3(B)は、電気化学セル54を示す斜視図である。電気化学セル54は、一対の第1電極(カソード)56A,56Bと、一対の第1電極56A,56Bの間に設けられた第2電極(アノード)58とを備える。第1電極56A,56B及び第2電極58はそれぞれ、電極基板をポリマーと導電性炭素材料との複合材料でコーティングすることによって形成される。
具体的には、ポリアントラキノンとカーボンナノチューブとの複合材料によってコーティングされた電極基板が、第1電極56A,56Bとして用いられる。また、ポリビニルフェロセンとカーボンナノチューブとの複合材料によってコーティングされた電極基板が、第2電極58として用いられる。電極基板としては、電解液で濡れた多孔質炭素繊維不織布マットが用いられる。また、電解液としては、1-ブチル-3-メチルイミダゾリウム ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド等の常温イオン液体(RTIL)が用いられる。さらに、第1電極56Aと第2電極58との間、及び、第1電極56Bと第2電極58との間にはそれぞれ、セパレータ60が設けられる。
電源42のプラス端子を第2電極58に接続して電源42のマイナス端子を一対の第1電極56A,56Bに接続すると、電気化学セル54が充電される。この状態で、大気供給路34(図2参照)から供給された大気が隣接する電気化学セル54の間を通過すると、大気に含まれる二酸化炭素が第1電極56A,56Bに吸着し、捕獲される(捕獲モード)。
その後、電源42のプラス端子を第1電極56A,56Bに接続して電源42のマイナス端子を第2電極58に接続すると、電気化学セル54の極性が反転し、電気化学セル54が放電される。このとき、捕獲された二酸化炭素が第1電極56A,56Bから離脱し、解放される(解放モード)。そして、解放された二酸化炭素は、二酸化炭素供給路12(図2参照)に送り出され、混合部16(図1参照)に供給される。
上記のように、第1電極56A,56B及び第2電極58に印加される電圧を電源42によって制御し、電気化学セル54の極性を反転させることにより、捕獲モードと解放モードとを切り替えることができる。これにより、大気に含まれる二酸化炭素を収集して所定のタイミングで供給することが可能になる。
以上の通り、本実施形態に係る混合装置2は、大気に含まれる二酸化炭素を捕獲して混合部16に供給する二酸化炭素供給源10を備える。これにより、大気から二酸化炭素を抽出して混合流体の生成に用いることが可能になり、混合流体の生成コストが低減される。また、上記の混合装置2では、二酸化炭素供給源10に供給された大気から二酸化炭素が収集されるため、二酸化炭素を封入したボンベを混合装置2内に設置する必要がない。これにより、ボンベの準備、交換、管理等に要するコスト及び労力が削減され、ボンベの交換作業による加工装置の稼働効率の低下も回避される。
上記の混合装置2は、例えば被加工物に切削加工を施す加工装置(切削装置)に搭載される。そして、混合装置2によって生成された混合流体(炭酸水)が、切削装置において切削液及び洗浄液として使用される。
図4は、切削装置70を示す斜視図である。なお、図4において、X軸方向(加工送り方向、第1水平方向、前後方向)とY軸方向(割り出し送り方向、第2水平方向、左右方向)とは、互いに垂直な方向である。また、Z軸方向(高さ方向、鉛直方向、上下方向)は、X軸方向及びY軸方向と垂直な方向である。
切削装置70は、切削装置70を構成する各構成要素を支持又は収容する基台72を備える。基台72の前方側の角部には矩形状の開口72aが設けられており、開口72aの内側にはカセット台74が設けられている。カセット台74には、カセット台74をZ軸方向に沿って昇降させる昇降機構(不図示)が連結されている。
カセット台74の上面上には、切削装置70による加工の対象物である複数の被加工物を収容可能なカセット76が配置される。図4には、カセット76の輪郭をのみを二点鎖線で示している。
例えば被加工物11は、シリコン等の半導体でなる円盤状のウェーハである。被加工物11は、互いに交差するように格子状に配列された複数のストリート(分割予定ライン)よって、複数の矩形状の領域に区画されている。また、ストリートによって区画された複数の領域にはそれぞれ、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)、LED(Light Emitting Diode)、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等のデバイスが形成されている。被加工物11をストリートに沿って分割することにより、デバイスをそれぞれ備える複数のデバイスチップが製造される。
被加工物11を切削装置70で切削する際には、被加工物11が環状のフレーム13によって支持される。フレーム13は、SUS(ステンレス鋼)等の金属でなり、フレーム13の中央部にはフレーム13を厚さ方向に貫通する円形の開口が設けられている。なお、開口の直径は被加工物11の直径よりも大きい。
被加工物11及びフレーム13には、テープ15が貼付される。例えばテープ15は、円形に形成されたフィルム状の基材と、基材上に設けられた粘着層(糊層)とを備える。例えば、基材はポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタラート等の樹脂でなり、粘着層はエポキシ系、アクリル系、又はゴム系の接着剤等でなる。また、粘着層は、紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化性樹脂であってもよい。
被加工物11がフレーム13の開口の内側に配置された状態で、テープ15の中央部が被加工物11に貼付され、テープ15の外周部がフレーム13に貼付される。これにより、被加工物11がテープ15を介してフレーム13によって支持される。そして、被加工物11は、フレーム13によって支持された状態で、カセット76に収容される。
ただし、被加工物11の材質、形状、構造、大きさ等に制限はない。例えば被加工物11は、シリコン以外の半導体(GaAs、InP、GaN、SiC等)、ガラス、セラミックス、樹脂、金属等でなる基板であってもよい。また、デバイスの種類、数量、形状、構造、大きさ、配置等にも制限はない。
さらに、被加工物11は、CSP(Chip Size Package)基板、QFN(Quad Flat Non-leaded package)基板等のパッケージ基板であってもよい。例えばパッケージ基板は、実装基板上に実装された複数のデバイスチップを樹脂層(モールド樹脂)で封止することによって形成される。パッケージ基板を分割して個片化することにより、パッケージ化された複数のデバイスチップをそれぞれ備える複数のパッケージデバイスが製造される。
開口72aの側方には、長手方向がX軸方向に沿うように形成された矩形状の開口72bが設けられている。開口72bの内側には、被加工物11を保持するチャックテーブル(保持テーブル)78が設けられている。チャックテーブル78の上面は、水平面(XY平面)と概ね平行な平坦面であり、被加工物11を保持する保持面78aを構成している。保持面78aは、チャックテーブル78の内部に設けられた流路(不図示)、バルブ(不図示)等を介して、エジェクタ等の吸引源(不図示)に接続されている。
チャックテーブル78には、チャックテーブル78を移動させる移動機構80が連結されている。例えば移動機構80は、ボールねじ式の移動機構であり、X軸方向に沿って配置されたX軸ボールねじ(不図示)と、X軸ボールねじを回転させるX軸パルスモータ(不図示)とを備える。また、移動機構80は、チャックテーブル78を囲むテーブルカバー82を備える。テーブルカバー82の両側には、X軸方向に沿って伸縮可能な蛇腹状の防塵防滴カバー84が設けられている。テーブルカバー82及び防塵防滴カバー84によって、開口72bの内部に配置された移動機構80の構成要素(X軸ボールねじ、X軸パルスモータ等)が覆われる。
移動機構80は、チャックテーブル78をテーブルカバー82とともにX軸方向に沿って移動させる。また、チャックテーブル78には、チャックテーブル78をZ軸方向と概ね平行な回転軸の周りで回転させるモータ等の回転駆動源(不図示)が連結されている。さらに、チャックテーブル78の周囲には、被加工物11を支持するフレーム13を把持して固定する複数のクランプ86が設けられている。
開口72bの近傍には、支持構造88が設けられている。支持構造88の上部は、開口72bと重なるようにY軸方向に沿って配置されている。また、支持構造88の上部の前面側には、ボールねじ式の移動機構90が設けられている。
移動機構90は、支持構造88の前面側に固定された一対のY軸ガイドレール92を備える。一対のY軸ガイドレール92は、Y軸方向に沿って互いに平行に配置されている。また、一対のY軸ガイドレール92には、平板状のY軸移動プレート94がスライド可能に装着されている。
Y軸移動プレート94の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられている。このナット部には、Y軸ガイドレール92と概ね平行に配置されたY軸ボールねじ96が螺合されている。また、Y軸ボールねじ96の端部にはY軸パルスモータ(不図示)が連結されている。Y軸パルスモータでY軸ボールねじ96を回転させると、Y軸移動プレート94がY軸ガイドレール92に沿ってY軸方向に移動する。
Y軸移動プレート94の表面側(前面側)には、Z軸方向に沿って互いに平行に配置された一対のZ軸ガイドレール98が固定されている。また、一対のZ軸ガイドレール98には、平板状のZ軸移動プレート100がスライド可能に装着されている。
Z軸移動プレート100の裏面側(後面側)には、ナット部(不図示)が設けられている。このナット部には、Z軸ガイドレール98と概ね平行に配置されたZ軸ボールねじ102が螺合されている。また、Z軸ボールねじ102の端部には、Z軸パルスモータ104が連結されている。Z軸パルスモータ104によってZ軸ボールねじ102を回転させると、Z軸移動プレート100がZ軸ガイドレール98に沿ってZ軸方向に移動する。
Z軸移動プレート100の下部には、被加工物11に切削加工を施す切削ユニット106が固定されている。切削ユニット106には、環状の切削ブレード108(図5参照)が装着される。切削ブレード108を回転させ、チャックテーブル78によって保持された被加工物11に切り込ませることにより、被加工物11が切削される。
切削ユニット106に隣接する位置には、撮像ユニット110が設けられている。撮像ユニット110は、CCD(Charged-Coupled Devices)センサ、CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)センサ等のイメージセンサを備え、チャックテーブル78によって保持された被加工物11等を撮像する。例えば撮像ユニット110として、可視光カメラや赤外線カメラが用いられる。撮像ユニット110によって取得された画像は、被加工物11と切削ユニット106との位置合わせ等に用いられる。
開口72bの側方には、円筒状の洗浄空間(洗浄チャンバー)を画定する開口72cが設けられている。そして、開口72cの内側には、被加工物11を洗浄する洗浄ユニット112が設けられている。洗浄ユニット112は、被加工物11を保持するスピンナテーブル114を備える。スピンナテーブル114には、スピンナテーブル114をZ軸方向と概ね平行な回転軸の周りで回転させるモータ等の回転駆動源(不図示)が連結されている。また、スピンナテーブル114の周囲には、被加工物11を支持するフレーム13を把持して固定する複数のクランプ116が設けられている。
スピンナテーブル114の上方には、スピンナテーブル114によって保持された被加工物11に向かって洗浄液を供給する洗浄液供給ノズル118が配置されている。被加工物11を保持したスピンナテーブル114を回転させつつ洗浄液供給ノズル118から被加工物11に向かって洗浄液を供給することにより、被加工物11が洗浄される。
切削装置70を構成する構成要素(カセット台74、チャックテーブル78、移動機構80、クランプ86、移動機構90、切削ユニット106、撮像ユニット110、洗浄ユニット112等)は、制御部(制御ユニット、制御装置)120に接続されている。制御部120は、切削装置70の各構成要素の動作を制御する制御信号を生成して、切削装置70を稼働させる。
例えば制御部120は、コンピュータによって構成され、切削装置70の稼働に必要な演算を行う演算部と、切削装置70の稼働に用いられる各種の情報(データ、プログラム等)を記憶する記憶部とを含む。演算部は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを含んで構成される。また、記憶部は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリを含んで構成される。
切削装置70によって被加工物11を加工する際は、まず、カセット76に収容された被加工物11を搬送機構(不図示)によってチャックテーブル78に搬送し、被加工物11をチャックテーブル78によって保持する。また、複数のクランプ86によってフレーム13を固定する。そして、被加工物11に向かって切削液を供給しながら、切削ユニット106に装着された切削ブレード108を回転させて被加工物11に切り込ませる。これにより、被加工物11が切削される。
切削後の被加工物11は、搬送機構(不図示)によって洗浄ユニット112に搬送され、スピンナテーブル114によって保持される。そして、洗浄液供給ノズル118から被加工物11に洗浄液が供給され、被加工物11が洗浄される。その後、被加工物11は搬送機構(不図示)によって搬送され、カセット76に収容される。
また、切削装置70には混合装置2が搭載されている。混合装置2は、加工液供給路24(図1参照)を介して切削ユニット106に接続され、洗浄液供給路28(図1参照)を介して洗浄液供給ノズル118に接続されている。
混合装置2の動作は、制御部120によって制御される。例えば、バルブ8,14,20,26,30,36,40(図1及び図2参照)は制御部120に接続されており、各バルブの開閉又は開度が制御部120によって制御される。また、電源42(図2、図3(A)、図3(B)参照)は制御部120に接続されており、電源42による電気化学セル54への電圧の印加が制御部120によって制御される。すなわち、電気化学セル54の充電及び放電(捕獲モード及び解放モード)の切り替えが、制御部120によって制御される。
図5は、切削ユニット106を示す斜視図である。切削ユニット106は、筒状のハウジング130を備える。ハウジング130には、Y軸方向に沿って配置された円柱状のスピンドル(不図示)が収容されている。スピンドルの先端部(一端側)はハウジング130から露出しており、スピンドルの基端部(他端側)にはスピンドルを回転させるモータ等の回転駆動源(不図示)が連結されている。
スピンドルの先端部には、被加工物11を切削する環状の切削ブレード108が装着される。切削ブレード108は、回転駆動源からスピンドルを介して伝達される動力によって、Y軸方向と概ね平行な回転軸の周りを回転する。
切削ブレード108としては、ハブタイプの切削ブレード(ハブブレード)を用いることができる。ハブブレードは、金属等でなる環状の基台と、基台の外周縁に沿って形成された環状の切刃とが一体となって構成される。例えば、ハブブレードの切刃は、ダイヤモンド、立方晶窒化ホウ素(cBN:cubic Boron Nitride)等でなる砥粒と、砥粒を固定するニッケルめっき層等の結合材とを含む電鋳砥石によって構成される。ただし、切削ブレード108としてワッシャータイプの切削ブレード(ワッシャーブレード)を用いることもできる。ワッシャーブレードは、砥粒と、金属、セラミックス、樹脂等でなり砥粒を固定する結合材とを含む環状の切刃のみによって構成される。
また、ハウジング130の先端部には、直方体状の支持部材132が固定されている。そして、支持部材132の表面には、切削ブレード108を覆う箱型のブレードカバー134が装着されている。ブレードカバー134の一端部には、加工液供給路24に接続される一対の第1接続部136が設けられている。また、ブレードカバー134の他端部には、加工液供給路24接続される第2接続部140及び第3接続部144が設けられている。
一対の第1接続部136には、ブレードカバー134に覆われた切削ブレード108の下端部を挟むように配置される一対の第1切削液供給ノズル(クーラーノズル)138が接続されている。一対の第1切削液供給ノズル138にはそれぞれ、切削ブレード108側に向かって開口する供給口(不図示)が設けられている。第1接続部136に切削液が流入すると、一対の第1切削液供給ノズル138の供給口から切削ブレード108の表面及び裏面に向かって切削液が供給される。
第2接続部140には、ブレードカバー134の内部に設けられた第2切削液供給ノズル(スプレーノズル)142が接続されている。第2切削液供給ノズル142の先端は、切削ブレード108の外周縁に向かって開口している。第2接続部140に切削液が流入すると、第2切削液供給ノズル142の先端から切削ブレード108の外周縁に向かって切削液が供給される。
第3接続部144には、下方に向かって開口する一対の第3切削液供給ノズル(シャワーノズル)146が接続されている。第3接続部144に切削液が流入すると、第3切削液供給ノズル146の先端からチャックテーブル78(図4参照)によって保持された被加工物11に向かって切削液が供給される。
切削ブレード108で被加工物11を切削する際は、混合装置2から加工液供給路24(図1参照)を介して第1切削液供給ノズル138、第2切削液供給ノズル142及び第3切削液供給ノズル146に混合流体(炭酸水)が切削液として供給される。そして、各ノズルから被加工物11及び切削ブレード108に切削液が供給される。これにより、被加工物11及び切削ブレード108が冷却されるとともに、被加工物11の切削によって生じた屑(切削屑)が洗い流される。
また、洗浄ユニット112(図4参照)で被加工物11を洗浄する際は、混合装置2から洗浄液供給路28(図1参照)を介して洗浄液供給ノズル118に混合流体(炭酸水)が洗浄液として供給される。そして、洗浄液供給ノズル118からスピンナテーブル114によって保持された被加工物11に向かって洗浄液が供給される。これにより、被加工物11に付着した切削屑等の異物が洗い流される。
上記のように、切削装置70においては、混合装置2によって生成された混合流体が切削液及び洗浄液として用いられる。これにより、被加工物11の切削中及び洗浄中において静電気が発生しにくくなり、被加工物11への微粒子の吸着や被加工物11に形成されたデバイスの静電破壊が抑制される。
なお、混合装置2によって混合流体が生成されるタイミングに制限はない。例えば、切削装置70によって被加工物11が切削又は洗浄されていない期間(被加工物11の搬送中等)に、捕獲ユニット32(図2及び図3(A)参照)によって二酸化炭素が捕獲、解放され、混合部16(図1参照)によって混合流体が生成される。
また、本実施形態においては、混合装置2が切削装置70に搭載される例について説明したが、混合装置2は他の加工装置に搭載又は接続することもできる。例えば混合装置2は、被加工物11を研削する研削ユニットを備える研削装置、被加工物11を研磨する研磨ユニットを備える研磨装置、被加工物11にレーザービームを照射するレーザー照射ユニットを備えるレーザー加工装置等に搭載又は接続されてもよい。
研削装置の研削ユニットはスピンドルを備えており、スピンドルの先端部には複数の研削砥石が固定された環状の研削ホイールが装着される。そして、研削ユニットは研削ホイールを回転させながら研削砥石を被加工物11に接触させることにより、被加工物11を研削する。また、研磨装置の研磨ユニットはスピンドルを備えており、スピンドルの先端部には円盤状の研磨パッドが装着される。そして、研磨ユニットは研磨パッドを回転させながら被加工物11に接触させることにより、被加工物11を研磨する。
レーザー加工装置のレーザー照射ユニットは、所定の波長のレーザーを発振するレーザー発振器と、レーザー発振器から出射したレーザービームを集光させる集光器とを備える。レーザー照射ユニットから被加工物11にレーザービームを照射することにより、被加工物11にレーザー加工が施される。
上記の研削装置、研磨装置、レーザー加工装置にも、被加工物11に加工液又は洗浄液を供給するノズルが設けられる。そして、混合装置2は、加工液供給路24又は洗浄液供給路28を介してノズルに接続される。これにより、混合装置2によって生成された混合流体が被加工物11等に供給される。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 混合装置
4 純水供給源
6 純水供給路
8 バルブ
10 二酸化炭素供給源
12 二酸化炭素供給路
14 バルブ
16 混合部
18 流体供給路
20 バルブ
22 流体供給部
24 加工液供給路
26 バルブ
28 洗浄液供給路
30 バルブ
32 捕獲ユニット
34 大気供給路
36 バルブ
38 大気排出路
40 バルブ
42 電源
50 ケース
50a 上壁
50b 底壁
50c 側壁
52 ガス流動空間
54 電気化学セル
56A,56B 第1電極(カソード)
58 第2電極(アノード)
60 セパレータ
70 切削装置
72 基台
72a,72b,72c 開口
74 カセット台
76 カセット
78 チャックテーブル(保持テーブル)
78a 保持面
80 移動機構
82 テーブルカバー
84 防塵防滴カバー
86 クランプ
88 支持構造
90 移動機構
92 Y軸ガイドレール
94 Y軸移動プレート
96 Y軸ボールねじ
98 Z軸ガイドレール
100 Z軸移動プレート
102 Z軸ボールねじ
104 Z軸パルスモータ
106 切削ユニット
108 切削ブレード
110 撮像ユニット
112 洗浄ユニット
114 スピンナテーブル
116 クランプ
118 洗浄液供給ノズル
120 制御部(制御ユニット、制御装置)
130 ハウジング
132 支持部材
134 ブレードカバー
136 第1接続部
138 第1切削液供給ノズル(クーラーノズル)
140 第2接続部
142 第2切削液供給ノズル(スプレーノズル)
144 第3接続部
146 第3切削液供給ノズル(シャワーノズル)
11 被加工物
13 フレーム
15 テープ

Claims (4)

  1. 純水と二酸化炭素とを混合する混合装置であって、
    純水を供給する純水供給源と、
    二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給源と、
    該純水供給源から供給された純水と該二酸化炭素供給源から供給された二酸化炭素とを混合する混合部と、を備え、
    該二酸化炭素供給源は、大気に含まれる二酸化炭素を捕獲して該混合部に供給することを特徴とする混合装置。
  2. 該二酸化炭素供給源は、電極を含む電気化学セルを備え、
    該電極は、該電気化学セルの極性に応じて二酸化炭素を捕獲又は解放することを特徴とする、請求項1に記載の混合装置。
  3. 被加工物を切削する切削装置であって、
    該被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルによって保持された該被加工物を切削ブレードで切削する切削ユニットと、
    純水と二酸化炭素とを混合する混合装置と、を備え、
    該切削ユニットは、該被加工物又は該切削ブレードに切削液を供給する切削液供給ノズルを含み、
    該混合装置は、純水を供給する純水供給源と、二酸化炭素を供給する二酸化炭素供給源と、該純水供給源から供給された純水と該二酸化炭素供給源から供給された二酸化炭素とを混合して混合流体を生成する混合部と、を含み、
    該二酸化炭素供給源は、大気に含まれる二酸化炭素を捕獲して該混合部に供給し、
    該混合装置によって生成された該混合流体が、該切削液として該切削液供給ノズルに供給されることを特徴とする切削装置。
  4. 該二酸化炭素供給源は、電極を含む電気化学セルを備え、
    該電極は、該電気化学セルの極性に応じて二酸化炭素を捕獲又は解放することを特徴とする、請求項3に記載の切削装置。
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