JP2023075964A - ペット保護機能を有する車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両における乗員などの利便性を確保しながら、車両にいるペットの安全性を高める。【解決手段】ペット保護機能を有する車両1は、車両1の車室3,4にいるペットを保護するために車室3,4を前後に仕切るように設けられるペットガード本体21と、ペットガード本体21の後側において展開可能なペット用袋体35を有するペットエアバッグ装置30と、車両1の衝突の際にペットエアバッグ装置30を展開させる制御部82と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、ペット保護機能を有する車両に関する。
車両では、ペットを乗せる場合、ペットの安全性を高めるために、ハーネス、ゲージ、などが用いられることがある。
ハーネスは、ペットの身体に装着されて、車体のたとえばシートベルトに対して取り付けられる。
ゲージは、ペットを収容する箱型のケースである。ゲージは、乗員室の床の上や後席の座面の上に置かれる。ゲージは、車体のたとえばシートベルトに対して取り付けることができるものもある(特許文献1)。
このようなハーネスやゲージを用いることにより、車両に載せるペットの安全性を高めることができる。
特開2019-146518号公報
しかしながら、近年、ハーネスやゲージを用いたとしても、ペットの安全性が必ずしも高くならないという研究結果が報告されている。ハーネスやゲージが、シートベルトに対して取り付けられているとしても、ペットの安全性が大きく高まることにはならないとも、報告されている。
そして、その報告では、ペットの安全性を高めるためには、ペットをゲージに入れて、ゲージを荷室に置くことが望ましいとされている。
しかしながら、ペットをゲージに入れて、そのゲージを荷室に置いてしまうと、乗員室の後席のシートバッグなどにより乗員の視野が遮られる。
このため、乗員室の乗員、特に前席に着座している乗員は、後ろを向いたとしてもペットの状態を確認することができない。乗員は、ペットの状態を確認するために、車両を止めて、車両から降りて、荷室まで行かなければならない。
また、ペットは、乗車中に飼い主が見えない状態が続くことにより不安を感じる可能性がある。
このように車両では、乗員の利便性を確保しながら、車両にいるペットの安全性を高めることが求められている。
本発明の一形態に係るペット保護機能を有する車両は、車両の車室にいるペットを保護するために前記車室を前後に仕切るように設けられるペットガード本体と、前記ペットガード本体の後側において展開可能なペットエアバッグ装置と、前記車両の衝突の際に前記ペット用袋体を展開させる制御部と、を有する。
本発明では、車両の車室には、ペットガード本体が、車室を前後に仕切るように設けられる。これにより、車室についてのペットガード本体の後側に載せられたペットは、車両の衝突の際にペットガード本体より前へ飛び出し難くなる。車両の車室にいるペットは、保護され得る。
また、衝突が生じていない通常時においてはペット用袋体が展開していないため、ペットガード本体のみが、車両の車室を前後に仕切ることになる。乗員は、ペットガード本体を通じて、車室においてペットガード本体の後側に載せられているペットを前から視認することが可能である。
しかも、本発明では、ペットガード本体の後側には、ペットエアバッグ装置が展開可能に設けられる。制御部は、車両の衝突の際にペット用袋体を展開させる。車室においてペットガード本体の後側に載せられて、衝突の際に前へ移動しようとするペットは、ペット用袋体に当たることになり、ペットガード本体に対して直接に当たり難くなる。車室に載せられているペットは保護され得る。
このように本発明では、車両の乗員の利便性を確保しながら、車両にいるペットの安全性を高めることができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係るペット保護機能を有する自動車の説明図である。 図2は、図1の自動車でのペットガード装置の取付状態の説明図である。 図3は、ペットエアバッグ装置を含む乗員保護機能を有する自動車の制御系の説明図である。 図4は、ペットエアバッグ装置の接続検出制御のフローチャートである。 図5は、図1の自動車での乗員保護制御のフローチャートである。 図6は、図1の自動車においてペットエアバッグ装置が展開した状態の説明図である。 図7は、本発明の第二実施形態に係る自動車での乗員保護制御のフローチャートである。 図8は、本発明の第三実施形態に係る、自動車の制御系の説明図である。 図9は、図8の自動車の制御系による、ペットの大きさの判定制御のフローチャートである。 図10は、図9のペット判定処理に用いられる、ペットエアバッグ装置の展開出力の設定テーブルの説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態に係るペット保護機能を有する自動車1の説明図である。
図1の自動車1の車体2は、車両の一例であり、ドライバといった乗員が乗車する乗員室3と荷室4とが一体化した車室を有する。
乗員室3には、自動車1に乗る乗員が着座する前列シート6と後列シート7とが、乗員室3の床面5の上において前後方向に並べて設けられる。
荷室4は、乗員室3の後側に設けられる。この場合、後列シート7は、荷室4の直前にある荷室前シートとなる。また、荷室前シートである後列シート7のシートバック9は、後列シート7の座面8から上へ延在して、乗員室3と荷室4とを仕切る境界板として機能できる。後列シート7のシートバック9と、車室の天井面との間には、荷室4と乗員室3とをつなげる開口が形成される。
このような自動車1には、乗員の他に、大型犬、小型犬といったペットを乗せることができる。
ペットは、たとえば、ハーネスを装着して、後列シート7の座面8の上や、その足元である乗員室3の床面5の上に載せられる。ペットの身体に装着されたハーネスは、自動車1に設けられる乗員保護制御装置47のシートベルト装置57に連結されてもよい。
この他にもたとえば、ペットは、ペットを収容する箱型のケースであるゲージに収容されて、後列シート7の座面8の上や、その足元である乗員室3の床面5の上に載せられる。ゲージは、自動車1に設けられる乗員保護制御装置47のシートベルト装置57に連結されてもよい。
このようなハーネスやゲージを用いることにより、自動車1にペットを安全に乗せることができる、と考えられていた。
しかしながら、近年の研究では、このようなハーネスやゲージを用いたとしても、ペットの安全性が必ずしも高くならないと報告されている。自動車1が前突した際に、ハーネスが装着されたペットや、ゲージに収容されているペットが、車室の前方へ向けて飛び出すように移動してしまうことを効果的に防ぐことができない。
また、その報告では、ペットの安全性を高めるためには、ペットをゲージに収容して、ゲージを荷室4に置くことが望ましいとされている。
しかしながら、ペットをゲージに収容して、そのゲージを荷室4に置いてしまうと、乗員室3に着座している乗員の後方への視野は、後列シート7のシートバッグなどにより遮られる。
このため、乗員室3の乗員、特に前列シート6に着座している乗員は、後ろを向いても、荷室4にいるペットの状態を確認することができない。乗員は、ペットの状態を確認するために、自動車1を止めて、自動車1から降りて、荷室4まで行かなければならない。
また、ペットは、乗車中に飼い主の姿が見えない状態が続くことにより、不安を感じる可能性がある。
このように自動車1では、乗員などの利便性を確保しながら、ペットの安全性を高めることが求められている。
そこで、本実施形態では、自動車1の乗員室3と荷室4とを透視可能に仕切るペットガード装置20を用いる。
ペットガード装置20は、ペットガード本体21と、ペットエアバッグ装置30と、を有する。
ペットガード装置20は、ユーザなどが自動車1の車体2に対して後付けできるように車体2に対して着脱可能なものとしてもよい。
ペットガード装置20が装着された自動車1において、ペットガード装置20の後側に乗せられるペットは、ペットガード装置20により遮られることにより、ペットガード装置20より前へ飛び出し難くなる。
図2は、図1の自動車1でのペットガード装置20の取付状態の説明図である。
図2は、車体2についての、ペットガード装置20が取付けられている部分を後方から見た図である。
ペットガード本体21は、左右一対の支柱部22と、メッシュ部23と、を有する。ペットガード本体21は、車体2に取付けられる。
支柱部22は、たとえば金属製の円柱形状を有する。
支柱部22は、ペットガード本体21が取付けられる荷室4の床面10から天井面までにかけて上下方向に延在する長さを有するとよい。支柱部22の長さは、車室3のサイズに合わせた固定的なものであっても、荷室4のサイズに合わせて伸縮調整可能なものであってもよい。
支柱部22は、中空にして、その内側に、ペットエアバッグ装置30と後述する自動車1の制御系40とを接続するための配線を通すことができるように構成されている。
メッシュ部23は、たとえば金網、樹脂製の網などにより横長の略矩形に形成されてよい。これにより、荷室4にいるペットを前から視認可能となる。なお、ペットガード本体21は、メッシュ部23の替わりに、またはメッシュ部23と組み合わせて、透明または半透明のパネル部を備えてもよい。
略矩形のメッシュ部23の横幅は、荷室4の幅と同等としてよい。略矩形のメッシュ部23の横幅は、荷室4の左右両側部において展開するサイドカーテンエアバッグ装置59の展開範囲を除くように、荷室4の幅より狭く形成されてもよい。
略矩形のメッシュ部23の高さは、少なくとも後列シート7のシートバック9の上縁と車体2の天井との距離に合わせて形成されるとよい。メッシュ部23は、互いにスライド可能な複数枚の金網を重ねた構造を有して、車体2へ取付けた際の横幅および高さが調整できるものとしてもよい。
このように横長の略矩形のメッシュ部23には、その左右方向の両端部に、一対の支柱部22が取付けられる。一対の支柱部22は、横長の略矩形のメッシュ部23の上縁および下縁についての左右両端部分から上下へ突出する。一対の支柱部22の上端および下端は、車体2に設けられる受け部12に固定されてよい。
また、一対の支柱部22には、支柱部22から車幅方向の外側へ向けて延在する一対の補助パネル部24が取付けられる。一対の支柱部22から外側へ突出する一対の補助パネル部24は、ビスやネジなどを用いて、車体2に固定されてよい。
このようなペットガード本体21は、横長の略矩形のメッシュ部23が、後列シート7のシートバック9の上縁と車体2の天井との間と重なるように、後列シート7の後側の荷室4に取付けられる。一対の支柱部22は、車体2の受け部12に固定される。
これにより、ペットガード本体21は、車室の乗員室3と荷室4とを前後に分けるように、車室を前後に仕切ることができる。
荷室4に載せられているペットは、荷室4から乗員室3へ向けて前へ移動することができなくなる。ペットは、自動車1が前突したとしても、後列シート7のシートバック9の上から乗員室3へ向けて前方へ飛び出し難くなる。
また、乗員は、たとえば前列シート6に着座した状態において後ろを向くことにより、メッシュ状のペットガード本体21を通じて、荷室4にいるペットを視認して確認することができる。
ペットは、メッシュ状のペットガード本体21を通じて、乗員室3にいる乗員を視認して確認することができる。また、ペットは、ゲージよりも広い荷室4において密閉されることなく過ごすことができる。
なお、ペットガード本体21は、メッシュ部23の替わりに、樹脂パネルなどによる透過部を備えてもよい。ただし、自動車1の走行中には他車のライトが車室内に入ることがある。樹脂パネルなどによる透過部は、この光を反射してしまう。したがって、樹脂パネルなどによる透過部ではなく、メッシュ部23を用いることが望ましい。
また、ペットエアバッグ装置30は、横長の略矩形のメッシュ部23の上縁に沿って、ペットガード本体21の後側に取付けられる。ペットエアバッグ装置30は、ペットガード本体21の上部において、車体2の左右方向である車幅方向に沿って延在する。
ペットガード装置20のペットエアバッグ装置30は、自動車1がたとえば前突といった衝突をする際に展開して、荷室4にいるペットがペットガード本体21に対して直接的に当たることを起き難くして、ペットを保護するものである。
図3は、ペットエアバッグ装置30を含む乗員保護機能を有する自動車1の制御系40の説明図である。
図3には、自動車1の制御系40の中の、乗員保護制御装置47とペットエアバッグ装置30とが示されている。
乗員保護制御装置47は、乗員保護通信部81、乗員保護ECU82、乗員保護メモリ83、乗員保護入出力ポート84、加速度センサ86、および、これらをデータ入出力のために接続する内部バス85、を有する。
加速度センサ86は、自動車1に生じる加速度を検出する。加速度センサ86は、自動車1の前後方向、左右方向および上下方向の3軸方向の加速度を検出できるものでよい。
乗員保護入出力ポート84には、乗員などの保護のために自動車1に設けられる複数の乗員保護装置が接続される。ここでは、乗員保護入出力ポート84には、シートベルト装置57、フロントエアバッグ装置58、サイドカーテンエアバッグ装置59、シートエアバッグ装置60、ペットエアバッグ装置30、が個別に接続される。乗員保護入出力ポート84は、接続されている各装置へ作動信号を別々に出力する。
シートベルト装置57は、前列シート6または後列シート7に着座している乗員をシートベルトにより拘束する。
フロントエアバッグ装置58は、前列シート6の前側において展開されるエアバッグ装置である。
サイドカーテンエアバッグ装置59は、車室の側面に沿って前後方向に長く展開されるエアバッグ装置である。
シートエアバッグ装置60は、前列シート6の側面から展開されるエアバッグ装置である。
ペットエアバッグ装置30は、装置側コネクタ36、ペット用袋体35、ペット用インフレータ32、を有する。
装置側コネクタ36は、車両側コネクタ87を通じて、乗員保護入出力ポート84に接続される。車両側コネクタ87は、受け部12に設けられてよい。この場合、ペットガード装置20を車体2に取付けることにより、装置側コネクタ36と車両側コネクタ87とが接続されることになる。
受け部12には、さらに、装置側コネクタ36と車両側コネクタ87との接離を検出する接続センサ88が設けられてよい。接続センサ88は、乗員保護制御装置47の一部として、自動車1に設けられよい。
このようにペットエアバッグ装置30が装置側コネクタ36を用いて自動車1の車両側コネクタ87と接続されることにより、ペットエアバッグ装置30は、それが取り付けられているペットガード本体21とともに車体2から取り外すことが可能となる。
ペット用インフレータ32は、装置側コネクタ36に接続される。これにより、ペット用インフレータ32には、乗員保護入出力ポート84から出力される作動信号が入力される。ペット用インフレータ32は、作動信号が入力されると、点火して、高圧ガスを発生する。
ペット用袋体35は、ペット用インフレータ32に接続されて、ペット用インフレータ32が発生する高圧ガスにより膨張して展開する袋体である。ペット用袋体35は、横長の略矩形のメッシュ部23と略同サイズまたはそれより大きいサイズに展開するような横長のカーテン型の略矩形の袋体でよい。
カーテン型のペット用袋体35は、通常時は横長の略矩形のメッシュ部23の上縁に沿って延在するペットガード装置20において、たとえば折り畳んで収容されている。
乗員保護通信部81は、後述する図8に示すようにバスケーブルを通じてセントラルゲートウェイ装置(CGW)48に接続されて、自動車1の制御系40の他の装置と通信する。
乗員保護メモリ83は、乗員保護制御のためのプログラムおよびデータを記録する。乗員保護メモリ83は、たとえばRAM、半導体メモリ、HDD、などにより構成されてよい。
乗員保護ECU82は、乗員保護メモリ83からプログラムを読み込んで実行する。これにより、乗員保護ECU82は、乗員保護制御装置47の全体的な制御を実行する乗員保護制御部として機能する。
乗員保護ECU82は、たとえば車両検出装置41から取得する各種の検出値および撮像画像に基づいて、自動車1の衝突を予測し、さらに検出する。
そして、乗員保護ECU82は、予測または検出する衝突の形態に応じて乗員保護入出力ポート84に接続されている複数の装置の中から作動信号の出力先を選択し、選択した出力先の装置へ作動信号を出力する。
たとえば前突を予測または検出している場合、乗員保護ECU82は、シートベルト装置57、フロントエアバッグ装置58、を出力先として選択し、選択した出力先へ作動信号を出力する。
この他にもたとえば側突を予測または検出している場合、乗員保護ECU82は、シートベルト装置57、サイドカーテンエアバッグ装置59、シートエアバッグ装置60、を出力先として選択し、選択した出力先へ作動信号を出力する。
このように乗員保護ECU82は、衝突の形態に応じて出力先の装置を選択して作動させる。
図4は、ペットエアバッグ装置30の接続検出制御のフローチャートである。
乗員保護ECU82は、図4の接続検出制御を、繰り返し実行する。
乗員保護ECU82は、たとえば自動車が走行を開始する際に、図4の接続検出制御を、繰り返し実行してよい。
ステップST1は、ペットエアバッグ装置30の接続情報を取得するステップである。乗員保護ECU82は、ペットエアバッグ装置30についての乗員保護制御装置47の乗員保護入出力ポート84への接続情報を取得する。乗員保護ECU82は、たとえば接続センサ88から、車両側コネクタ87に対する装置側コネクタ36の接続についての検出情報を取得する。
ステップST2は、取得した接続情報に基づいて、ペットエアバッグ装置30の接続の有無を判断するステップである。乗員保護ECU82は、ステップST1で取得した接続情報に基づいてペットエアバッグ装置30についての乗員保護制御装置47の乗員保護入出力ポート84への接続の有無を判断する。
そして、たとえば装置側コネクタ36が車両側コネクタ87に接続されている場合、乗員保護ECU82は、ペットエアバッグ装置30が乗員保護制御装置47に接続されていると判断し、処理をステップST3へ進める。
装置側コネクタ36が車両側コネクタ87に接続されていない場合、乗員保護ECU82は、ペットエアバッグ装置30が乗員保護制御装置47に接続されていないと判断し、処理をステップST4へ進める。
ステップST3は、ペット保護のための設定を実行するステップである。乗員保護ECU82は、ペットエアバッグ装置30を展開するペット保護制御のための設定を実行する。乗員保護ECU82は、ペット保護設定を示す設定値を、乗員保護メモリ83に記録する。その後、乗員保護ECU82は、本制御を終了する。
ステップST4は、ペット保護のための設定を解除するステップである。乗員保護ECU82は、ペットエアバッグ装置30を展開するペット保護制御を解除するための設定を実行する。乗員保護ECU82は、ペット保護設定の解除を示す設定値を、乗員保護メモリ83に記録する。その後、乗員保護ECU82は、本制御を終了する。
このように乗員保護ECU82は、制御部として、車両側コネクタ87にペットエアバッグ装置30が接続されているか否かを判断する。そして、ペットエアバッグ装置30が接続されていない場合には、乗員保護ECU82は、ペットエアバッグ装置30を展開させる際の作動信号を出力しないように設定制御を実行することができる。
図5は、図1の自動車1での乗員保護制御のフローチャートである。
乗員保護ECU82は、図5の乗員保護制御を、繰り返し実行する。
乗員保護ECU82は、たとえば自動車の走行中に、または乗員の乗車中に、図4の接続検出制御を、繰り返し実行してよい。
ステップST11は、自動車1の加速度の検出値を取得するステップである。乗員保護ECU82は、加速度センサ86から加速度の検出値を取得する。3軸の加速度センサ86は、衝突の入力による加速度の大きさと方向とを検出できる。
ステップST12は、取得した加速度の検出値と閾値とを比較するステップである。乗員保護ECU82は、取得した検出値と、閾値とを比較する。ここでの閾値は、自動車1の衝突を検出するための閾値でよい。また、乗員保護ECU82は、取得した検出値を、その絶対値で閾値と比較してよい。検出値が閾値以上である場合、乗員保護ECU82は、処理をステップST13へ進める。検出値が閾値未満である場合、乗員保護ECU82は、処理をステップST17へ進める。
ステップST13は、自動車1の衝突が前突であるかを確認するステップである。乗員保護ECU82は、自動車1の衝突が前突であるか否かを判断する。乗員保護ECU82は、取得した検出値の入力方向が、自動車1の前面といった前側からの方向である場合、自動車1の衝突が前突であると判断し、処理をステップST14へ進める。取得した検出値の入力方向が前側でない場合、乗員保護ECU82は、処理をステップST17へ進める。
ステップST14は、フロントエアバッグ装置58を展開する制御を実行するステップである。乗員保護ECU82は、シートベルト装置57、フロントエアバッグ装置58、を出力先として選択し、選択した出力先へ作動信号を出力する。乗員保護ECU82は、フロントエアバッグ装置58へフロント作動信号を出力する。これにより、フロントエアバッグ装置58は、乗員の前で展開する。
ステップST15は、ペット保護の実行要否を判断するステップである。乗員保護ECU82は、前突であるため、ペット保護を実行するか否かを判断する。乗員保護ECU82は、乗員保護メモリ83から、ペット保護に関する設定値を取得する。そして、取得した設定値がペット保護設定のものである場合、乗員保護ECU82は、ペット保護を実行するために、処理をステップST16へ進める。取得した設定値がペット保護設定の解除のものである場合、乗員保護ECU82は、ペット保護を実行しないように、処理をステップST17へ進める。
ステップST16は、ペットエアバッグ装置30を展開する制御を実行するステップである。乗員保護ECU82は、ペットエアバッグ装置30を出力先として選択し、選択した出力先へ作動信号を出力する。乗員保護ECU82は、ペットエアバッグ装置30へペット作動信号を出力する。
これにより、ペットガード装置20においてペット用インフレータ32が作動する。折り畳んで収容されているペット用袋体35は、ペットガード本体21の上縁から下方向へ向けた展開を開始し、ペットガード本体21のメッシュ部23をその後側から全体的に覆うように展開する。この際、ペット用袋体35は、ペットガード本体21よりも車幅方向において狭い幅となる範囲において展開してもよい。
ペットは、剛性が高いペットガード本体21に対して強くまたは直接に当たり難くなる。ペットについての前突時の安全性を高めることが期待できる。
ステップST17は、本制御の終了を判断するステップである。乗員保護ECU82は、乗員保護制御を終了するか否かを判断する。乗員保護ECU82は、たとえば自動車1の停車した場合、自動車1から乗員が降車した場合、乗員保護制御を終了すると判断してよい。この場合、乗員保護ECU82は、本制御を終了する。それ以外の場合、乗員保護ECU82は、処理をステップST11へ戻す。乗員保護ECU82は、乗員保護制御を終了すると判断するまで、ステップST11からステップST17の処理を繰り返し実行する。
なお、乗員保護ECU82は、自動車1が前突といった衝突することを検知する前に、自動車1の衝突を予測して、上述した各種の作動信号を出力してもよい。
このように乗員保護ECU82は、制御部として、自動車1の衝突の際に、ペット用袋体35を展開させることができる。
図6は、図1の自動車1においてペットエアバッグ装置30が展開した状態の説明図である。
図6は、図2に対応している。
そして、図6において、ペットエアバッグ装置30のペット用袋体35は、ペットガード本体21の上縁から下方へ向けて展開して、ペットガード本体21のメッシュ部23をその後側から全体的に覆っている。
また、ペット用袋体35は、左右一対のサイドカーテンエアバッグ装置59が展開する領域の間に収まる横幅で、展開している。ペット用袋体35は、左右一対のサイドカーテンエアバッグ装置59の展開と干渉しないように、展開することができる。なお、サイドカーテンエアバッグ装置59を持たない自動車1では、ペット用袋体35は、荷室4の全幅に対応する横幅で展開してよい。
このようにペット用袋体35が展開することにより、荷室4にいるペットは、ペット用袋体35に当たり、剛性が高いペットガード本体21に対して強く直接に当たり難くなる。ペットについての前突時の安全性を高めることが期待できる。
以上のように、本実施形態では、自動車1の車室には、ペットガード本体21が、車室の乗員室3と荷室4とを前後に仕切るように設けられる。これにより、車室についてのペットガード本体21の後側の荷室4に載せられたペットは、自動車1の前突の際にペットガード本体21より前へ飛び出し難くなる。自動車1の荷室4にいるペットは、保護され得る。
また、前突が生じていない通常時においてはペット用袋体35が展開していないため、ペットガード本体21のみが、自動車1の車室を前後に仕切ることになる。乗員は、ペットガード本体21を通じて、車室の後部の荷室4に載せられているペットを視認することが可能である。乗員は、車室の後部の荷室4にいるペットの状態を確認するために、自動車1を止めて降りて荷室4まで行かなくてもよい。また、ペットは、狭いゲージ内に閉じ込められるのではなく、それよりも広い車室の後部の荷室4において、乗員の呼び掛けに応じて顔を見せたりすることが可能である。
しかも、本実施形態では、ペットガード本体21の後側には、ペットガード本体21の上下方向に沿って上から下へ展開可能なカーテン型のペットエアバッグ装置30、が設けられる。そして、制御部としての乗員保護ECU82は、自動車1の前突の際にペット用袋体35を展開させる。車室においてペットガード本体21の後側の荷室4に載せられて、前突の際に前へ移動しようとするペットは、展開されるペット用袋体35に当たることになり、ペットガード本体21に対して強く直接に当たり難くなる。車室に載せられているペットは、より好適に保護され得る。
このように本実施形態では、自動車1の乗員などの利便性を確保しながら、自動車1にいるペットの安全性を高めることができる。
本実施形態では、ペットガード本体21に取り付けられているペットエアバッグ装置30は、装置側コネクタ36を介して乗員保護ECU82と接続されている。これにより、本実施形態では、ペットガード本体21を自動車1から取り外すことにより、ペットガード本体21とともにペットエアバッグ装置30を、自動車1から取り外すことができる。自動車1にペットを乗せない場合には、車体2からペットガード本体21およびペットエアバッグ装置30を取り外すことができる。自動車1は、ペットガード本体21がない本来の状態で使用することができる。しかも、ペットエアバッグ装置30も一体的に取り外されることにより、仮にたとえばペットエアバッグ装置30のみが忘れて車体に残されてしまってペットが不在の状態でペットエアバッグ装置30が不用意に展開されてしまうことを防止できる。
また、乗員保護ECU82は、車両側コネクタ87にペットエアバッグ装置30の装置側コネクタ36が接続されているか否かを判断する。そして、ペットエアバッグ装置30が接続されていない場合には、乗員保護ECU82は、ペットエアバッグ装置30を展開させる際の作動信号を出力しないように制御する。これにより、乗員保護ECU82は、自動車1の実際の状態に好適に応じた適切な制御を実行することができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係るペット保護機能を有する自動車1を説明する。本実施形態は、ペットの保護機能をさらに高める例である。
以下においては、主に、上述した実施形態との相違点について説明する。本実施形態において上述した実施形態と同種の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
図7は、本発明の第二実施形態に係る自動車1での乗員保護制御のフローチャートである。
乗員保護ECU82は、たとえば自動車の走行中に、または乗員の乗車中に、図5の替わりに、図7の乗員保護制御を、繰り返し実行してよい。
図7のステップST11からステップST16は、図5と同様である。そして、乗員保護ECU82は、ステップST16の後に、ステップST21の処理を実行する。
ステップST21は、サイドカーテンエアバッグ装置59を展開する制御を実行するステップである。乗員保護ECU82は、サイドカーテンエアバッグ装置59へ、サイドカーテン作動信号を出力する。サイドカーテンエアバッグ装置59は、車室の左右両側に沿って乗員の横で展開する。
このように乗員保護ECU82は、ペットエアバッグ装置30を展開する場合には、ペットエアバッグ装置30の近くにおいて展開可能なサイドカーテンエアバッグ装置59を展開させる。
このような連動的な作動により、サイドカーテンエアバッグ装置59は、自動車1が前突した場合には、ペットエアバッグ装置30と連動してそれと略同時に展開することができる。
サイドカーテンエアバッグ装置59は、前突であるがために乗員保護ECU82により出力先として選択されておらず、乗員保護入出力ポート84から自分向けの作動信号が出力されていなくとも、ペットエアバッグ装置30と連動して展開することができる。
これにより、図6に示すように、左右一対のサイドカーテンエアバッグ装置59は、ペットエアバッグ装置30の展開しているペット用袋体35と、車室の左右両側面との隙間を塞ぐことができる。これらの隙間へペットが入り込み難くなる。
また、ペット用袋体35は、車室の後部を構成する荷室4において、他のエアバッグ装置としてのサイドカーテンエアバッグ装置59の展開範囲と干渉しないように展開することができる。
以上のように、本実施形態では、ペットエアバッグ装置30のペット用袋体35は、ペットガード本体21の後側となる荷室4において展開されるものである。そして、ペット用袋体35は、車室の側面に沿って展開するサイドカーテンエアバッグ装置59の展開範囲と干渉しないように展開される。
そして、本実施形態では、自動車1の衝突の種類に応じて、ペットエアバッグ装置30のペット用袋体35を展開させるか否かを判断している。本実施形態では、自動車1の衝突が前突である場合に、ペットエアバッグ装置30のペット用袋体35を展開させると判断する。しかも、本実施形態では、ペットエアバッグ装置30のペット用袋体35を展開する場合には、それとともにサイドカーテンエアバッグ装置59を展開させる。これにより、展開したペット用袋体35と車室の側面との間に形成される隙間は、展開したサイドカーテンエアバッグ装置59により塞がれる。前突の際にペットエアバッグ装置30とともにサイドカーテンエアバッグ装置59を展開させることにより、車室の前後を大きな隙間を生じることなく分けることができる。車室の後側の荷室4にいるペットは、展開したペット用袋体35と車室の側面との間に形成される隙間から前へ飛び出し難くなる。
なお、本実施形態では、乗員保護ECU82は、ペットエアバッグ装置30とともに展開する他のエアバッグ装置としてサイドカーテンエアバッグ装置59を展開している。
この他にもたとえば、乗員保護ECU82は、サイドカーテンエアバッグ装置59以外の他のエアバッグ装置をペットエアバッグ装置30とともに展開しても、よい。また、乗員保護ECU82は、サイドカーテンエアバッグ装置59に加えてさらに他のエアバッグ装置をペットエアバッグ装置30とともに展開しても、よい。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態に係るペット保護機能を有する自動車1を説明する。本実施形態は、ペットの大きさに応じた展開により、保護機能をさらに高める例である。
以下においては、主に、上述した実施形態との相違点について説明する。本実施形態において上述した実施形態と同種の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
図8は、本発明の第三実施形態に係る、自動車1の制御系40の説明図である。
図8の自動車1の制御系40は、車両検出装置41、走行制御装置42、イベントロガー43、車外通信装置44、車内通信装置45、操作検出装置46、乗員保護制御装置47、および、これらが接続されるセントラルゲートウェイ装置(CGW)48、を有する。
セントラルゲートウェイ装置48は、自動車1の制御系40に設けられる複数の装置の間の通信を制御する。制御系40に設けられる各装置は、バスケーブルにより、セントラルゲートウェイ装置48に接続される。セントラルゲートウェイ装置48は、1つの装置から他の装置への通信データパケットの中継を制御してよい。セントラルゲートウェイ装置48と、複数のバスケーブルは、自動車1における通信ネットワークを構成する。自動車1の通信ネットワークには、たとえばCANがある。
車両検出装置41には、自動車1に設けられる各種のセンサが接続される。ここでは、車両検出装置41には、車外カメラ51、加速度センサ86、荷室カメラ53、荷室レーダ54、荷室重量センサ55、接続センサ88、が接続されている。
車外カメラ51は、自動車1のたとえば乗員室3において前向きに設けられる。この場合、車外カメラ51は、自動車1の前方を撮像することができる。自動車1の前方の撮像画像には、自動車1の前を走行する他の自動車1などが撮像され得る。なお、車外カメラ51は、360度カメラであっても、自動車1において複数で設けられてもよい。
荷室カメラ53は、自動車1の荷室4を撮像する。荷室カメラ53は、荷室4にある荷物、ペットを、それらのサイズや大きさに応じた画角で撮像することができる。
荷室レーダ54は、自動車1の荷室4をレーダスキャンする。荷室4に荷物またはペットがある場合、荷室4のレーダスキャン結果は、荷室4に荷物またはペットがない場合とは異なる結果になる。荷室レーダ54は、その差分データが生じている範囲の大きさやサイズを検出できる。
荷室重量センサ55は、自動車1の荷室4の床面10に設けられて、荷室4のある荷物またはペットの重さを検出する。
これら各種のセンサ51,53,54,55は、車室にいるペットを検出するセンサである。
そして、車両検出装置41は、これら各種のセンサの検出値や、検出値に基づいて生成した値などを、セントラルゲートウェイ装置48を通じて接続されている他の装置、たとえば乗員保護制御装置47へ出力する。車両検出装置41は、たとえば、加速度センサ86による加速度についての現在の検出値や、接続センサ88の接続情報を、ブロードキャスト送信などにより、乗員保護制御装置47へ出力することができる。
このような自動車1の制御系40では、乗員保護制御装置47は、自らの加速度センサ86や、自らの接続センサ88を備えなくてよい。
走行制御装置42は、たとえば車両検出装置41が出力した値に応じて、自動車1の手動運転、支援運転、または自動運転において、自動車1の走行を制御する。
車外通信装置44は、自動車1の外の不図示の基地局などとの間で、無線通信路を確立する。自動車1は、基地局との間に確立している無線通信路を通じて、車外のサーバ装置との間でデータを送受する。たとえば乗員保護制御装置47は、衝突などの緊急事態を検出または予測すると、緊急通報を車外通信装置44から送信させる。車外通信装置44は、他の自動車1との間で、無線通信路を確立してもよい。
車内通信装置45は、たとえば車内にある不図示の携帯端末、IOTデバイスを検出して、それらの他のデバイスとの間で、無線通信路を確立する。車内通信装置45は、無線通信路を確立している携帯端末やIOTデバイスといった他のデバイスの間でデータを送受できる。
車内通信装置45は、たとえば他のデバイスの応答遅延時間などに基づいて、他のデバイスが車内にあるのか車外にあるのかを判定してもよい。車外にある他のデバイスの応答遅延時間は、車内にある他のデバイスのものより長くなる傾向にある。
操作検出装置46は、車内に設けられる各種のUI(ユーザインタフェース)デバイスや設定スイッチ56についての乗員による操作を検出する。
設定スイッチ56には、たとえば、ペットガード装置20の取付けの有無に合わせて操作されるスイッチ、荷室4に載せるペットの種類や大きさを設定するためのスイッチ、などが含まれてよい。
イベントロガー43は、自動車1において記録対象のイベントが発生した場合に、それを時系列に蓄積して記録する。イベントロガー43には、上述した各種の動作についてイベントログが記録されてよい。
たとえば、イベントロガー43には、走行制御装置42が生成する運転についてのイベント、乗員保護制御装置47が生成する衝突検出についてのイベントやエアバッグの展開についてのイベント、などが時系列に蓄積して記録されてよい。
図9は、図8の自動車1の制御系40による、ペットの大きさの判定制御のフローチャートである。
乗員保護制御装置47の乗員保護ECU82は、図9のペットの大きさの判定制御を、繰り返し実行してよい。
ステップST31は、ペットの乗車を判断するステップである。乗員保護制御装置47の乗員保護ECU82は、自動車1にペットが乗車したか否かを判断する。
自動車1の制御系40の荷室カメラ53は、自動車1の荷室4に載せられたペットを撮像できる。ペットは、そのサイズに応じた大きさで、撮像画像に含まれる。
荷室レーダ54は、自動車1の荷室4に載せられたペットをレーダスキャンできる。レーダスキャン結果においてペットは、そのサイズに応じた大きさで含まれる。
荷室重量センサ55は、自動車1の荷室4に載せられたペットの重さを検出できる。
車内通信装置45は、たとえばペットの首輪などに取付けられた不図示のIOTデバイスを検出できる。IOTデバイスには、ペットのサイズに関する情報が含まれてよい。
これらのセンサのいずれかによるペットの検出情報が、自動車1の制御系40から得られる場合、乗員保護ECU82は、自動車1にペットが乗車したと判断できる。この場合、乗員保護ECU82は、処理をステップST32へ進める。
これらのセンサによるペットの検出情報が一切ない場合、乗員保護ECU82は、自動車1にペットが乗車していないと判断できる。乗員保護ECU82は、自動車1にペットガード装置20が取付けられていても、ペットが乗車していないと判断できる。この場合、乗員保護ECU82は、本制御を終了する。
なお、車両側コネクタ87と装置側コネクタ36とが接続されている場合、接続センサ88は、その接続を検出する。乗員保護ECU82は、接続センサ88による接続検出の有無に応じて、自動車1にペットガード装置20が取付けられているか否かを判断することが可能である。
また、乗員保護ECU82は、接続センサ88により接続が検出されている場合には、自動車1にペットが乗車していると仮定して判断して、処理をステップST32へ進めるようにしてもよい。
ステップST32は、ペットについての設定の有無を判断するステップである。設定制御部34は、自動車1の制御系40においてペットについての設定がなされているか否かを判断する。
自動車1の制御系40には、図6に示す設定スイッチ56として、ペットガード装置20の取付けの有無に合わせて設定操作されるスイッチや、荷室4に載せるペットの種類や大きさを設定するためのスイッチ、などが設けられてよい。
これらの設定スイッチ56が設けられたり、または操作されたりしている場合、設定制御部34は、自動車1の制御系40においてペットについての設定がなされていると判断して、処理をステップST33へ進める。
それ以外の場合、設定制御部34は、処理をステップST35へ進める。
ステップST33は、ペットについての設定を取得するステップである。設定制御部34は、操作検出装置46を通じて、設定スイッチ56にて設定されているペットの種類や大きさについての設定値を取得する。
ステップST34は、取得したペットについての設定に応じた展開設定を実行するステップである。設定制御部34は、設定スイッチ56に設定されているペットの種類や大きさ応じて、ペット用袋体35の展開設定を実行する。
たとえば大型犬の検出、閾値以上の大きさが設定されている場合、設定制御部34は、たとえば最大出力で展開する強出力を設定する。
この他にもたとえば、小型犬の検出、閾値未満の大きさが設定されている場合、設定制御部34は、たとえばハーフ出力で展開する弱出力を設定する。
ペット用袋体35は、ペット用インフレータ32がハーフ出力で作動する場合、最大出力で作動した場合と比べて、展開時の硬さが低くなる。展開しているペット用袋体35に対する、ペットの当たりの際の衝撃力は、低くなる。
なお、設定スイッチ56において設定可能な犬種やサイズは、2種類ではなく3種類以上であってもよい。この場合、設定制御部34は、設定の各種類に応じてたとえば3段階以上で出力を切り替える設定を実行してよい。
その後、設定制御部34は、本制御を終了する。
ステップST35は、ペット検出結果を取得するステップである。設定制御部34は、設定スイッチ56による設定がなされていないため、センサによるペットの検出結果を取得する。設定制御部34は、ペットの検出結果として、荷室カメラ53による荷室4の撮像画像、荷室レーダ54による荷室4のレーダスキャン結果、荷室重量センサ55による荷室4に作用する重さ、を取得する。また、設定制御部34は、車内通信装置45によるペットの首輪の所定のIOTデバイスの検出結果、を取得してよい。
ステップST36は、取得した検出結果に基づいてペットを判定するステップである。設定制御部34は、取得した複数のセンサの検出情報に基づいて、ペットの大きさを判定する。
設定制御部34は、たとえばペットの検出結果におけるペットのサイズや重量をそれに対する閾値と比較して、ペットの大きさを判定してよい。
設定制御部34は、たとえば所定の閾値により、大型犬または小型犬としての判定をしてよい。
ステップST37は、判定したペットに応じた展開設定を実行するステップである。設定制御部34は、判定したペットに応じたペット用袋体35の展開設定を実行する。
たとえば、設定制御部34は、荷室4の撮像画像または荷室4のレーダスキャン結果におけるペットのサイズが閾値以上である場合、または荷室4に作用する重さが閾値以上である場合、大型犬であるとして、たとえば最大出力で展開する強出力を設定する。
それ以外の場合、設定制御部34は、小型犬であるとして、たとえばハーフ出力で展開する弱出力を設定する。
また、設定制御部34は、ペットの首輪の所定のIOTデバイスの情報に基づいて、大型犬または小型犬の判定を調整して、調整された判定結果それに応じた展開出力を設定してよい。
このように複数のセンサの検出結果を組み合わせてペットを判定することにより、設定制御部34は、実際に乗っているペットの判定精度を高めて、より確からしい設定を実行することが可能になる。
このように本実施形態では、設定制御部34は、乗員の意思による設定スイッチ56による設定を優先しつつ、そのような設定がない場合には、自動的な検出に基づいて、ペットに応じた設定を実行することができる。
なお、上述したフローチャートとは異なり、設定制御部34は、乗員の意思による設定スイッチ56による設定と、自動的な検出とを組み合わせて、ペットに応じた設定を実行するようにしてもよい。
図10は、図9のペット判定処理に用いられる、ペットエアバッグ装置30の展開出力の設定テーブル79の説明図である。
図10の展開出力の設定テーブル79では、ペットのサイズ、ペットの体重、ペットの犬種、に応じた展開設定の情報が含まれる。
図10の展開出力の設定テーブル79は、乗員保護メモリ83に記録されてよい。
乗員保護ECU82は、たとえば図9のステップST36のペット判定において乗員保護メモリ83から図10の展開出力の設定テーブル79を読み込んで、ペット判定を実行してよい。
なお、設定制御部34は、たとえば図9のステップST34においても、図10の展開出力の設定テーブル79に倣って、展開出力を設定してよい。
そして、図10の展開出力の設定テーブル79にしたがうペット判定では、乗員保護ECU82は、まず、設定デーブルの第一行に基づいて、荷室4にいるペットのサイズを判定する。
乗員保護ECU82は、たとえば、荷室カメラ53でのペットの撮像サイズ、または、荷室レーダ54によるペットの検出サイズが、大型犬として判定されるサイズ閾値「大」以上であるか否かにより、ペットのサイズを判定してよい。
ペットのサイズが大型犬としてのサイズ閾値「大」以上である場合、乗員保護ECU82は、荷室4にいるペットのサイズが大型犬のものであると判定し、大型犬に対応する展開設定を実行する。乗員保護ECU82は、図9のステップST36において、ペット用インフレータ32の強出力でペット用袋体35を展開するように、ペット用インフレータ32の点火時の動作を設定する。
ペットのサイズが大型犬としてのサイズ閾値「大」以上ではない場合、乗員保護ECU82は、次に、設定デーブルの第二行に基づいて、荷室4にいるペットの体重を判定する。
乗員保護ECU82は、荷室重量センサ55によるペットの重さが、大型犬として判定される重量閾値以上であるか否かにより、ペットの重さを判定してよい。
ペットの体重が大型犬としての重量閾値「大」以上である場合、乗員保護ECU82は、荷室4にいるペットの体重が大型犬のものであると判定し、大型犬に対応する展開設定を実行する。乗員保護ECU82は、図9のステップST36において、ペット用インフレータ32の強出力でペット用袋体35を展開するように、ペット用インフレータ32の点火時の動作を設定する。
ペットの体重が大型犬としての重量閾値「大」以上ではない場合、乗員保護ECU82は、次に、設定デーブルの第三行に基づいて、荷室4にいるペットの犬種を判定する。
乗員保護ECU82は、設定スイッチ56に設定されているペットの大きさについての設定情報に基づいて、荷室4にいるペットの犬種が、大型犬であるか否かを判定してよい。
この他にもたとえば、乗員保護ECU82は、ペットの首輪などに取付けられたIOTデバイスに登録されているペットの犬種、サイズ、重量についての情報に基づいて、荷室4にいるペットの犬種が、大型犬であるか否かを判定してよい。
ペットの犬種が大型犬のものである場合、乗員保護ECU82は、荷室4にいるペットが大型犬であると判定し、大型犬に対応する展開設定を実行する。乗員保護ECU82は、図9のステップST36において、ペット用インフレータ32の強出力でペット用袋体35を展開するように、ペット用インフレータ32の点火時の動作を設定する。
ペットの犬種が大型犬のものでない場合、乗員保護ECU82は、設定デーブルの第四行に示すように、荷室4にいるペットが小型犬であると判定し、小型犬に対応する展開設定を実行する。乗員保護ECU82は、図9のステップST36において、ペット用インフレータ32の半分の弱出力でペット用袋体35を展開するように、ペット用インフレータ32の点火時の動作を設定する。
その後、乗員保護ECU82は、ペット用インフレータ32の出力がペットの大きさに設定されている状態で、ペット保護制御を実行する。この際のペット保護制御は、第一実施形態の図5のものでも、第二実施形態の図7のものでも、よい。
そして、自動車1の前突(衝突)が検出されると、乗員保護ECU82は、ペット用インフレータ32を設定出力で作動させる。
ペット用インフレータ32は、たとえば図10の設定デーブルの第一行から第三行に基づいて強出力が設定されている場合、ペット用袋体35をたとえば最大の出力で展開する。フル出力で展開するペット用袋体35は、衝突の際に前へ移動する重い大型犬を良好に受け止めて、ペットガード本体21に対して強く当たらないようにできる。
これに対して、図10の設定デーブルの第四行に基づいて弱出力が設定されている場合、ペット用インフレータ32は、ペット用袋体35をたとえば最大の半分の出力で展開する。弱出力で展開するペット用袋体35は、必要以上とはならない良好な硬さで展開して、衝突の際に前へ移動する比較的軽い小型犬を良好に受け止めることができる。
以上のように、本実施形態では、車室にいるペットについてのセンサ51,53,54,55の検出結果または車室にいるペットについての設定情報(56)に基づいて、自動車1の車室にいるペットの大きさを判定する。そして、本実施形態では、ペットの判定結果に応じて、ペットエアバッグ装置30の展開状態を制御する。
たとえば大型犬などのサイズが大きくて重いペットが車室の後側の荷室4にいる場合には、乗員保護ECU82は、ペット用袋体35を、強出力で展開する。展開しているペット用袋体35は、大型のペットを良好に受け止めることができる。
この他にもたとえば、小型犬などのサイズが小さくて軽いペットが荷室4にいる場合には、乗員保護ECU82は、ペット用袋体35を、弱出力で展開する。展開しているペット用袋体35は、必要以上とはならない良好な硬さで展開して、小型のペットを良好に受け止めることができる。小型のペットに対して大型のペットと同様の硬さでペット用袋体35を展開した場合、小型のペットは、硬いペット用袋体35に当たることにより衝撃が強くなる可能性がある。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
上述した実施形態では、ペットエアバッグ装置30は、1つのペット用袋体35を有する。ペットエアバッグ装置30は、自動車1において上下に並べられる複数のペット用袋体35を有してもよい。また、複数のペット用袋体35は、1つのペット用インフレータ32に共通に接続されても、複数のペット用インフレータ32に別々に接続されてもよい。乗員保護ECU82は、たとえばペットの大きさに応じて複数のペット用袋体35の中から、展開するペット用袋体35を選択してもよい。
1…自動車(車両)、2…車体、3…乗員室(車室の一部)、4…荷室(車室の一部)、5…床面、6…前列シート、7…後列シート、8…座面、9…シートバック、10…床面、12…受け部、20…ペットガード装置21…ペットガード本体、22…支柱部、23…メッシュ部、24…補助パネル部、30…ペットエアバッグ装置、32…ペット用インフレータ、35…ペット用袋体、36…装置側コネクタ、40…制御系、41…車両検出装置、42…走行制御装置、43…イベントロガー、44…車外通信装置、45…車内通信装置、46…操作検出装置、47…乗員保護制御装置、48…セントラルゲートウェイ装置、51…車外カメラ、53…荷室カメラ、54…荷室レーダ、55…荷室重量センサ、56…設定スイッチ、57…シートベルト装置、58…フロントエアバッグ装置、59…サイドカーテンエアバッグ装置、60…シートエアバッグ装置、79…設定テーブル、81…乗員保護通信部、82…乗員保護ECU(制御部)、83…乗員保護メモリ、84…乗員保護入出力ポート、85…内部バス、86…加速度センサ、87…車両側コネクタ、88…接続センサ


Claims (6)

  1. 車両の車室にいるペットを保護するために前記車室を前後に仕切るように設けられるペットガード本体と、
    前記ペットガード本体の後側において展開可能なペットエアバッグ装置と、
    前記車両の衝突の際に前記ペットエアバッグ装置を展開させる制御部と、
    を有する、
    ペット保護機能を有する車両。
  2. 前記車両において前記ペットエアバッグ装置の近くにおいて展開可能な他のエアバッグ装置、を有し、
    前記ペットエアバッグ装置は、他のエアバッグ装置の展開範囲に干渉しないように展開可能なペット用袋体を、有し、
    前記制御部は、
    前記車両の前突の際に前記ペットエアバッグ装置の前記ペット用袋体を展開させると判断する、
    請求項1記載の、ペット保護機能を有する車両。
  3. 前記ペットエアバッグ装置の前記ペット用袋体は、前記車室の後部を構成する荷室において展開されるものであり、
    前記他のエアバッグ装置は、前記車室の側面に沿って展開するサイドカーテンエアバッグ装置である、
    請求項2記載の、ペット保護機能を有する車両。
  4. 前記制御部は、
    前記車両の衝突の際に前記ペットエアバッグ装置の前記ペット用袋体を展開させるか否かを判断し、
    前記ペットエアバッグ装置の前記ペット用袋体を展開する場合には、前記ペットエアバッグ装置とともに前記他のエアバッグ装置を展開させる、
    請求項2または3記載の、ペット保護機能を有する車両。
  5. 前記車室にいるペットを検出するセンサ、または前記車室にいるペットについての設定情報を取得する取得部、を有し、
    前記制御部は、
    前記センサの検出結果または前記取得部が取得する設定情報に基づいて、前記車両の車室にいるペットを判定し、
    ペットの判定結果に応じて、前記ペットエアバッグ装置の展開状態を制御する、
    請求項1から4のいずれか一項記載の、ペット保護機能を有する車両。
  6. 前記ペットエアバッグ装置は、
    前記制御部と前記車両のコネクタを介して接続されるとともに、前記ペットガード本体に取り付けられて、前記ペットガード本体とともに前記車両から取り外し可能に前記車両に取り付けられている、
    請求項1から5のいずれか一項記載の、ペット保護機能を有する車両。


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