JP2023074366A - 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンピュータの側で動作する監視エージェントによる印刷装置の補給品の消耗度に係る管理が正常に行われていない状況を、印刷装置を使用するユーザが適切に把握できるようにし、補給品切れなどの発生を抑えること。【解決手段】複合機120は、補給品に係る消耗度に基づくエラーの情報を送信管理テーブルに保存し(S904)、監視エージェント600からの要求に応じて前記エラーを応答する。また、監視エージェント600から前記エラーに応じた依頼(サーバーへ送信処理)を実行したことを示す情報を受信した場合、該情報を前記エラーの情報に紐づけて送信管理テーブルに保持する。また、前記エラーに応じた依頼を実行したことを示す情報を受信せずに(S909でNo)、所定条件を満たした場合(S911でYes)、警告を示す情報(図12(b)(c))を提供する(S913、S914)。【選択図】図9

Description

本発明は、印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラムに関する。
複合機等の印刷装置には、SNMP(Simple Network Management Protocol)を利用したMIB(Management Information Base)を使って状態をネットワーク越しに監視可能にする機能が搭載されている。これを情報処理装置、例えばパーソナルコンピュータ(PC)上のアプリケーションとして配置する監視エージェントにより監視し、メールなどの通信手段で異常を管理者に通知したり、補給品(消耗品)の補充のため自動発注したり、など行うことができる。
特許文献1では、監視エージェントとしてPC上で動作するプログラムは、印刷装置が稼働中であるか休眠中(スリープ)であるかを判断する。そして監視エージェントが印刷装置を監視可能な状態のときのみ、印刷装置のステータス情報を取得することで、無駄な通信を行うことなくステータス情報を取得することを可能にしている。このような監視エージェントが稼働している状況では、印刷装置の管理者以外の一般ユーザは、異常通知や補給品の発注を意識する必要がない。
特開2018-19181号公報
監視エージェントは常夜起動しているサーバで常駐監視させることもできるが、中小オフィスなどでは、ユーザの代表者である管理者が普段業務で利用するPC上に簡易に配置することも多い。このような場合、印刷装置が稼働中であっても、PCがスリープ状態や電源断、またはネットワークから切り離された状態になると、印刷装置の異常状態や補給品の消耗度をリアルタイムに検出できず、異常通知や補給品の自動発注も行われない。
しかし、オフィス内で印刷装置を使う大部分の一般ユーザは、監視エージェントが動作するPCの稼働状況やネットワーク接続状況を意識していないため、監視エージェントと印刷装置が通信不可状態だったとしてもそれを知ることはできない。そのため、印刷装置の異常通知や補給品の自動発注が行われない状況を長時間放置してしまうことにつながる可能性があった。特に、補給品の消耗度に係る管理が正常に行われていない状況が長時間続くと補給品切れなどが発生してしまい、印刷装置の使用に支障をきたしてしまう(ダウンタイムの発生等)といった課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、情報処理装置の側で動作するソフトウェアによる印刷装置の補給品の消耗度に係る管理が正常に行われていない状況を、印刷装置を使用するユーザが適切に把握することを可能にし、補給品切れなどの発生を抑える仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、印刷装置の情報を取得して管理するソフトウェアを実行する情報処理装置と通信する印刷装置であって、補給品に係る消耗度に基づき、交換時期が近づいたことを示す情報を提供する提供手段と、前記補給品に係る消耗度に基づくエラーの情報を記憶部に保持する保持手段と、前記ソフトウェアからの要求に応じて、前記補給品に係る消耗度に基づく前記エラーを応答する応答手段と、を有し、前記保持手段は、前記ソフトウェアから前記エラーに応じた依頼を実行したことを示す情報を受信した場合に、該情報を前記エラーの情報に紐づけてさらに保持し、前記提供手段は、前記ソフトウェアから前記エラーに応じた依頼を実行したことを示す情報を受信せずに、所定条件を満たした場合に、警告を示す情報を提供する、ことを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置の側で動作するソフトウェアによる印刷装置の補給品の消耗度に係る管理が正常に行われていない状況を、印刷装置を使用するユーザが適切に把握することが可能になり、補給品切れなどの発生を抑えることができる。この結果、補給品切れによるダウンタイムの発生等を抑えることができる。
本実施形態を示すシステム全体を例示するシステム構成図。 コンピュータのハードウェア構成を例示するブロック図。 複合機のハードウェア構成を例示するブロック図。 複合機の情報処理コントローラユニットの構成を例示するブロック図。 複合機のソフトウェア構成を例示するブロック図。 コンピュータ内の監視エージェントのソフトウェア構成を例示するブロック図。 監視エージェントの設定画面の一例を示す図。 監視エージェントが監視と通知を実施する処理の一例を示すフローチャート。 複合機の公開情報生成部が実行する処理の一例を示すフローチャート。 複合機の履歴更新部が実行する処理の一例を示すフローチャート。 第2実施形態における複合機の履歴更新部が実行する処理の一例を示すフローチャート。 複合機の操作部に表示する警告メッセージを含む画面を例示する図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の一実施形態を示すシステム全体を例示するシステム構成図である。
ネットワーク100は、情報処理装置としてのコンピュータ110(110a、110b)、および、印刷装置としての複合機120(120a、120b)がそれぞれ複数台接続されているイントラネット環境である。図1の例では、コンピュータ110a、110b、および複合機120a、120bがネットワーク100に接続されている。なお、コンピュータ110や複合機120は3台以上あってもよい。
本実施形態の複合機120は、プリント・スキャン・ファックスなどが可能な画像処理装置であるが、プリントのみの印刷装置であってもよい。複合機120は、機器内で発生している状態を、SNMPを利用したMIBなどの形でネットワーク100上に開示する機能を有する。コンピュータ110は、この機能を利用することで、同一イントラネット環境上で、複合機120の状態を監視することができる。
また、ネットワーク100は、インターネット環境など同一ネットワークから外に接続可能である。コンピュータ110aや110bにメール送信のソフトウェアなどをセットアップすることで、別のイントラネット環境であるネットワーク101上にあるコンピュータ110cにメールなどで通知を行うことが可能である。
図2は、コンピュータ110が一般的なコンピュータなどの情報処理装置で実現された場合のハードウェア構成を例示するブロック図である。
コンピュータ110は、コントローラユニット200、操作部209、表示部210を含んでいる。コントローラユニット200は、CPU(Central Processing Unit)201を有する。CPU201は、ROM(Read Only Memory)202に格納されているブートプログラムにより、HDD(Hard Disk Drive)204からOS(Operating System)を読み出して起動する。
CPU201は、このOS上で、HDD204に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、これによって各種処理を実行する。本実施形態では、図6以降で説明されるアプリケーションもここに保存される。このCPU201の作業領域としては、RAM(Random Access Memory)203が用いられる。
HDD204は、上記アプリケーションプログラムと設定や履歴等のデータを格納する。なお、HDDの代わりに又は併用してSSD(Solid State Drive)等の他の記憶装置を備えていてもよい。
CPU201には、システムバス208を介して、ROM202、RAM203及びHDD204とともに、操作部I/F205、表示部I/F206、ネットワークI/F(Network I/F)207が接続される。
操作部I/F205は、マウス等のポインティングデバイスやキーボード等から成る操作部209とのインタフェースであり、操作部209によってユーザにより入力された情報をCPU201に送出する。表示部I/F206は、ディスプレイ等から成る表示部210に表示すべき画像データを表示部210に対して出力する。ネットワークI/F207は、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介してネットワーク100上の各装置との間で情報の入出力を行う。
図3は、複合機120のハードウェア構成を例示するブロック図である。
複合機120は、情報処理コントローラユニット301、プリンタコントローラユニット302、スキャナコントローラユニット303、プリンタ304、スキャナ305、操作部306を含む。
情報処理コントローラユニット301は、複合機120の動作に係る情報処理制御を統括するコントローラであり、操作部306が接続される。さらに、情報処理コントローラユニット301には、プリンタコントローラユニット302や、スキャナコントローラユニット303が接続される。プリンタコントローラユニット302は、画像出力デバイスであるプリンタ304を制御する。スキャナコントローラユニット303は、画像入力デバイスであるスキャナ305を制御する。
図4は、複合機120の情報処理コントローラユニット301の構成を例示するブロック図である。
情報処理コントローラユニット301は、CPU401を有する。CPU401は、ROM402に格納されているブートプログラムによりHDD404に格納されているOSを起動する。CPU401は、このOS上で、HDD404に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、これによって各種処理を実行する。
CPU401の作業領域としては、RAM403が用いられる。RAM403は、作業領域を提供するとともに、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。
HDD404は、上記アプリケーションプログラムや画像データ、各種設定値や履歴を格納する。
CPU401には、システムバス410を介して、ROM402およびRAM403とともに、操作部I/F406、デバイスコントローラI/F408、ネットワークI/F405、画像処理部407、および電源管理部409が接続される。
操作部I/F406は、タッチパネルを有する操作部306とのインタフェースであり、操作部306に表示すべき画像データを操作部306に対して出力する。また、操作部I/F406は、操作部306によってユーザにより入力された情報をCPU401に送出する。
デバイスコントローラI/F408には、スキャナコントローラユニット303およびプリンタコントローラユニット302が接続され、デバイスコントローラI/F408は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
ネットワークI/F405は、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介してネットワーク100上の各装置との間で情報の入出力を行う。
画像処理部407では、プリンタ304への出力画像処理やスキャナ305からの入力画像処理、画像回転、画像圧縮、解像度変換、色空間変換、階調変換などの処理を行う。
電源管理部409は機器全体の電源制御をおこなう、電源オンオフの制御の他通常通電状態以外の省電力状態への移行や、通常状態への復帰などを制御する。
図5は、複合機120のソフトウェア構成を例示するブロック図である。図5に示すソフトウェア構成は、RAM403、HDD404、ROM402のいずれかの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401が実行することにより実現される。複合機120は、スキャン、プリント、およびネットワークやメモリストレージを利用した各種機能を実現するソフトウェアが動作する。
ユーザインターフェース501は、操作部306に対してユーザが操作する画面を表示したり、ユーザが操作した際にその動きをソフトウェアに伝えたりする機能を持つ。
機能アプリケーション502は、コピー、プリント、メール送信などの機能を実現するアプリケーションであり、機器内に複数ある。機能アプリケーション502は、操作部306を経由したユーザの指示やネットワークI/F405経由のデータ受信などをトリガにして、複合機のアプリケーション機能を動作させる。
ジョブ制御部503は、機能アプリケーション502からの指示を受けてプリンタコントローラユニット302やスキャナコントローラユニット303を制御してスキャンやプリントを実行制御する。
電源制御部504は、装置内のソフトウェアの状態と連動して、電源管理部409を制御し、通常通電状態と省電力状態の遷移を司る。
エラー制御部505は、主にジョブ制御部503やプリンタコントローラユニット302やスキャナコントローラユニット303などで発生した異常状態の通知を受け、システム全体を停止したり縮退動作を指示したりの制御を実施する。
履歴・設定保持部506は、機器内における不揮発情報を履歴・設定値データベース521を用いて管理する。履歴・設定保持部506は、複合機やジョブの制御に必要な設定を保持したり、ユーザの操作履歴やジョブ実行結果およびエラーの発生などをサマライズして保存したりする。また、システムの不具合発生時に解析デバッグ用途で残すログ情報も、履歴・設定保持部506に保存される。不揮発データの実体である履歴・設定値データベース521は、HDD404に保持される。
カウンタ管理部507は、プリント枚数やコピー枚数等をカウントする各種カウンタの情報を管理する。
公開情報生成部510は、機器内の各モジュール(501~508)から状態変化通知や、ネットワーク通信部511を介してネットワーク越しに外部装置から問い合わせを受けると、公開情報を生成する。公開情報生成部510は、上述のような問い合わせを受けると、機器内の各モジュール(501~508)の中から必要な状態を取得し、該取得した情報をMIBなどの形で開示できる形(公開情報)に変換する。これにより、コンピュータ110による複合機120の状態監視や状態通知を実現する。さらに、公開情報生成部510は、コンピュータ110による状態監視や状態通知が正常に行われているかをチェックし、異常がある場合にはユーザに警告を行うための画面を、複合機120の操作部306に表示する。
履歴更新部509は、ネットワーク経由の指示を受けて履歴・設定値データベース521の内容を更新する機能性を持つ。これにより、外部から複合機120の保持する履歴情報を更新することが可能になると同時に、複合機120に対する動作パラメータを設定することが可能になる。
ネットワーク通信部511は、公開情報生成部510により生成された情報をネットワーク経由で外部へ通知し、ネットワーク経由で外部から受けた指示を履歴更新部509に通知する等の機能を有する。
図6は、監視エージェント機能を備えたアプリケーションをコンピュータ110にインストールすることで実現される監視エージェント600のソフトウェア構成を例示するブロック図である。図6に示す監視エージェント600の構成は、RAM203、HDD204のいずれかの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201が実行することにより実現される。コンピュータ110は一般的ないわゆるパーソナルコンピュータである。
監視エージェント600は、複合機120等の印刷装置の情報を取得して管理するソフトウェアである。以下、詳細に説明する。
複合機情報取得部601は、MIBなどで複合機の情報を取得するモジュールである。複合機情報取得部601は、ネットワーク通信部610を介してSNMPなどのプロトコルを使って複合機の各種ステータスを取得する。
複合機履歴更新部602は、SNMPやその他の通信プロトコルを使って複合機120上の履歴更新部509と通信して、複合機120側の履歴を更新する機能を有する。
サーバ通知実行部603は、Eメールなどのプロトコルを使って、あらかじめ設定された通信先に対してネットワーク通信部610を介して情報を通知する機能を有する。
ネットワーク通信部610は、ネットワーク100との通信を制御する。
サーバ通知制御部604は、複合機情報取得部601がステータス情報を取得した際に、必要に応じてサーバ通知実行部603や複合機履歴更新部602を駆動する。各駆動の判断については後述する。
履歴保持部605は、監視エージェント600の動作履歴を送信履歴620として管理する。送信設定保持部606は、監視エージェント600の動作設定を送信設定621として管理する。送信履歴620および送信設定621は、いずれもHDD204に不揮発に保持される。
通知設定部611は、表示部210に表示する画面(例えば図7に示す設定画面700のような画面)を有し、ユーザが本アプリケーションの動作に必要な設定を実施するユーザインターフェース(UI)部分を実現する。詳細は後述するが、複合機情報取得部601のポーリング周期や、サーバ通知実行部603がサーバに通知する情報設定などができる。
図7は、監視エージェント600の通知設定部611が表示部210に画面表示する設定画面700の一例を示すイメージ図である。
この例では、設定画面700は、大きく3つの内容を設定できる画面となっている。
まず、設定画面700は、送信先のEメールアドレスを設定できる入力フィールド701を有する。ここに記載されたメールアドレスに、サーバ通知実行部603が必要な情報を送信する。
通知設定選択部702では、送信先Eメールアドレスに通知する内容を選択できるようになっている。例えば、チェックボックスの703にチェックを入れると、トナー・インク減少(Low)の状態が複合機120に発生した場合に、その旨を送信先Eメールアドレスに通知するようになる。チェックが入らない項目は、通知対象にならない。この例では、トナー・インク減少(Low)、トナー・インク交換(Empty)、ジャムが発生した場合に通知するという設定としている。上記トナー・インク減少(Low)、トナー・インク交換(Empty)へのチェックは、印刷装置の補給品に係る消耗度に基づくエラー(Alarm Y-Tonner Low、Alarm Y-Tonner Empty等)の情報を通知(応答)する設定に対応する。
監視周期設定部704では、複合機情報取得部601が複合機120に対して問い合わせを実施する周期が設定される。これで監視頻度を調節することができる。またこの画面で設定された内容は、送信設定621に保持される。
以下、複合機120の履歴・設定値データベース521内に保持される送信管理テーブルについて説明する。
送信管理テーブルは、監視エージェント600がメール等で通知した履歴を管理するテーブルである。
表1に、送信管理テーブルを示す。
Figure 2023074366000002
本実施形態の送信管理テーブルでは、以下の情報が管理される。すなわち、送信管理テーブルは以下の情報を記憶する記憶部として機能する。
送信管理テーブルは、図7の通知設定選択部702で選択できる通知設定カテゴリを管理する。また、送信管理テーブルは、通知設定カテゴリごとに、複合機120の公開情報生成部510が機器内の各モジュール(501~508)から受けた状態変化通知を基にMIB等で公開した機器状態に関する情報を管理する。機器状態を示す情報としては、実際のコードである送信ステータス、サマリ文字列(送信内容サマリ)、およびその発生日時(送信ステータス発生日時)がある。また、送信管理テーブルは、通知設定カテゴリごとに、監視エージェント600がサーバにEメール送信した送信済日時を管理する。また、送信管理テーブルに、送信済みステータスに対応する複合機120内の状態が解除された日時を残すフィールドを設け、この情報を管理してもよい。
監視エージェント600は、複合機の送信管理テーブルにアクセスし(監視対象の複合機に送信管理テーブルの取得又は更新を要求し)、送信管理テーブルの内容を取得・更新しながら動作する。その動作フローについて図8を用いて説明する。
図8は、監視エージェント600が監視と通知を実施する処理の一例を示すフローチャートである。すなわち本フローチャートの処理は、RAM203、HDD204、ROM202のいずれかの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201が読み出して実行することにより実現される。
S801において、監視エージェント600の複合機情報取得部601は、設定画面700の通知設定選択部702のチェックボックスの703にてチェックされた送信設定カテゴリと、監視周期設定部704で設定された監視周期の値を取得する。そして、複合機情報取得部601は、上記取得した送信設定カテゴリと監視周期の値を、複合機120に対する動作パラメータ設定として、複合機120に通知する。
次にS802において、複合機情報取得部601は、複合機120から送信管理テーブルの内容を取得する。詳細には、複合機情報取得部601は、複合機120に送信管理テーブルの内容を要求する。この要求に応じて、複合機120が送信管理テーブルの内容を応答し、複合機情報取得部601が取得する。
次にS803において、サーバ通知制御部604は、送信管理テーブル中に、送信済日時情報が記録されていない状態情報(ステータス)があるか判定する。送信管理テーブル中に送信済日時情報が記録されていない状態情報がなかった場合(S803でNoの場合)、サーバ通知制御部604は、S807に処理を進める。S807以降の処理については後述する。
一方、送信管理テーブル中に、送信済日時情報が記録されていない状態情報があった場合(S803でYesの場合)、サーバ通知制御部604は、送信済日時情報が記録されていない状態情報の全てに対して、S804~S806を実行するように制御する。以下、各ステップについて説明する。
まずS804において、サーバ通知制御部604は、送信済日時情報が記録されていない状態情報を一つ取得し、サーバ通知実行部603に指示しEメール等で、その情報を通知する(サーバへの送信処理)。例えば、トナー・インク減少(Low)又はトナー・インク交換(Empty)等の状態情報(補給品に係る消耗度に基づくエラーの情報)に、送信済日時情報が記録されていなかった場合、前記エラーに応じた依頼を実行する(発注指示をサーバに送信する)。
次にS805において、サーバ通知制御部604は、上記通知(サーバへの送信処理)が成功したか否かを判定する。上記通知(サーバへの送信処理)が失敗した場合(S805でNoの場合)、サーバ通知制御部604は、S807に処理を進める。
一方、上記通知(サーバへの送信処理)が成功した場合(S805でYesの場合)、サーバ通知制御部604は、S806に処理を進める。
S806において、サーバ通知制御部604は、複合機履歴更新部602から複合機120に対し、その状態情報の送信済日時を記録するよう指示をする。この指示を受信すると、複合機120の履歴更新部509は、履歴・設定値データベース521内の送信管理テーブルに、対応する状態情報の送信済日時情報を追記する。すなわち、対応する状態情報の送信済日時情報を紐づけて保存する。
そして、サーバ通知制御部604は、送信済日時情報が記録されていない状態情報の全てについて上記S804~S806の処理を行ったか判定する。送信済日時情報が記録されていない状態情報のうち、まだ上記S804~S806の処理を行っていない状態情報がある場合、サーバ通知制御部604は、次の状態情報について上記S804~S806の処理を行うように制御する。
一方、送信済日時情報が記録されていない状態情報の全てについて、上記S804~S806の処理を行った場合には、サーバ通知制御部604は、S807に処理を進める。
S807において、複合機情報取得部601は、図7の設定画面700の監視周期設定部704で設定された監視周期分の時間を待機する。
次にS808において、複合機情報取得部601は、通知設定選択部702のチェックボックス703にてチェックされた送信設定カテゴリと、監視周期設定部704で設定された監視周期の値に変更があるかを確認する。
変更がない場合(S808でNoの場合)、複合機情報取得部601は、S802に処理を戻し、監視と通知を続けるように制御する。
一方、変更がある場合(S808でYesの場合)、複合機情報取得部601は、S801に処理を戻し、変更内容を新たな動作パラメータ設定として複合機120に通知し、監視と通知を続けるように制御する。
以上のような制御を行うことで、監視エージェント600が複合機120を監視し、サーバに対してステータス通知を行ったか否かを、複合機120の送信管理テーブル内の送信済日時情報から知ることができる状況を作り出すことができる。
以下、表2を用いて、複合機120の動作パラメータ設定について説明する。
表2に示す動作パラメータ設定は、複合機120の公開情報生成部510が動作する際に必要な設定値の例であり、図8のS801にて監視エージェント600から複合機120に送信され、履歴・設定値データベース521内に保持される。
Figure 2023074366000003
本実施形態では、この動作パラメータ設定には以下の情報が格納される。
パラメータ種別は、監視周期もしくは各種通知設定カテゴリを示す。これらは、図7の監視周期設定部704で設定できる時間(分)、および通知設定選択部702で選択可能なすべての各種通知設定カテゴリに対応する項目が、固定的に定義されている。
動作設定値は、図7にて設定された内容を反映した値が保存される。動作設定値は、可変値である。監視周期(分)には「5」、各種通知設定カテゴリに対しては、チェックボックス703にてチェックされた項目には「Send」、チェックされていない項目には「NotSend」が保存される。
詳細1には、各種通知設定カテゴリと、複合機120内で実際に発生する状態との対応を固定的に定義している。
詳細2には、複合機120内での状態変化が、状態の解除を示すと判断される条件を、固定的に定義している。
なお、複合機120内の機器内の各モジュールからは、状態が消えたことは通知されないので、公開情報生成部510は、以下図9に示す処理とは別に状態を観察しており、状態が消えたならばそれを機器内の各モジュールからの解除通知と同等に扱う。
複合機120の公開情報生成部510は、この動作パラメータ設定を参照・更新しながら動作する。その動作フローについて図9を用いて説明する。
図9は、複合機120の公開情報生成部510が実行する処理の一例を示すフローチャートである。すなわち本フローチャートの処理は、RAM403、HDD404、ROM402のいずれかの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401が読み出して実行することにより実現される。このフローチャートの処理は、公開情報生成部510がコンピュータ110による状態監視や状態通知が正常に行われているかをチェックし、異常がある場合にユーザに警告を行う処理に対応する。なお、本フローチャートでは、消耗品の交換時期が迫り、監視エージェントから自動発注を行うべき状況での処理の例として説明する。
まずS901において、公開情報生成部510は、機器内の各モジュール(501~508)から状態変化通知を受ける。さらに、公開情報生成部510は、この通知の変化内容が、動作パラメータ設定の中で「Send」である通知設定カテゴリのいずれかに合致するものであるかを、詳細1の定義と照合し確認する。「Send」である通知設定カテゴリと合致しない場合(S901でNoの場合)、公開情報生成部510は、本フローチャートの処理を終了する。
一方、「Send」である通知設定カテゴリに合致するものがある場合(S901でYesの場合)、公開情報生成部510は、S902に処理を進める。
S902において、公開情報生成部510は、この通知の変化内容が新規発生通知か、送信管理テーブル内の既存の状態情報に対する解除を示す通知かを確認する。解除を示す通知である場合(S902でYesの場合)、公開情報生成部510は、S905に処理を進める。
S905において、公開情報生成部510は、既存の記録されている状態情報を削除し、S915に処理を進める。S915以降の処理については後述する。
一方、解除通知ではない(新規発生通知である)場合(S902でNoの場合)、公開情報生成部510は、S903に処理を進める。
S903において、公開情報生成部510は、新しい状態発生の通知であるため、送信管理テーブルに新しい状態情報を追加する。
さらにS904において、公開情報生成部510は上記S901にて受けた状態変化通知を基に送信管理テーブルに、この状態変化通知内容が示す通知設定カテゴリに対する送信ステータスとサマリ文字列(送信内容サマリ)、およびその発生日時を記録する。
次にS906において、公開情報生成部510は、状態変化通知の内容が、消耗品交換時期をユーザに予告すべき内容であるか否かを判断する。消耗品交換時期をユーザに予告する必要のない内容の場合(S906でNoの場合)、公開情報生成部510は、本フローチャートの処理を終了する。
一方、消耗品交換時期をユーザに予告すべき内容であった場合(S906でYesの場合)、公開情報生成部510は、S907に処理を進める。
S907において、公開情報生成部510は、図12(a)の1201に示すようなメッセージを含む画面を、複合機120の操作部306に表示する。
続いてS908において、公開情報生成部510は、送信管理テーブル中の送信済日時情報(上記S904の処理を行った状態情報のエントリの送信済日時)を確認する。この送信済日時情報に何も保存されていなければ、まだ監視エージェント600から消耗品発注のEメールが送信されていないことを示す。
次にS909において、公開情報生成部510は、上記S908の結果に応じて、監視エージェント600から消耗品発注のEメールが送信されているか否かを判断する。そして、監視エージェント600から消耗品発注のEメールが送信されていない場合(S909でNoの場合)、公開情報生成部510は、S910に処理を進める。
S910において、公開情報生成部510は、一定時間待機する。この待機時間は、図10もしくは図11にて後述する既定時間1に定める時間以内で、かつ複合機120の情報処理装置に過大な負荷をかけない程度の時間とする。
次にS911において、公開情報生成部510は、上記S904の処理を行ってからの経過時間が、既定時間1を超えているかを判断する。なおS911の判断は、監視エージェント600からの要求に応じて送信管理テーブルの内容を応答してからの経過時間が既定時間1を超えているかの判断でもよい。
まだ既定時間1を超えていない場合(S911でNoの場合)、公開情報生成部510は、S908に処理を戻す。
一方、すでに既定時間1を超えている場合(S911でYesの場合)、公開情報生成部510は、S912に処理を進める。
S912において、公開情報生成部510は、上記S904の処理を行ってからの経過時間が既定時間2を超えているか、もしくは、上記S904の処理を行った状態情報のエントリに対応する消耗品残量が既定の警告閾値以下であるかの判断を行う。なお、既定時間2は、既定時間1より大きな時間間隔(既定時間1より長い期間)として定義されている。また、この消耗品残量の警告閾値は、消耗品の自動発注がされてからユーザに消耗品が配送されるまで日数と考えられる時間をもとに、警告閾値が予め決められている。なおS912の既定時間2を超えているかの判断は、監視エージェント600からの要求に応じて送信管理テーブルの内容を応答してからの経過時間が既定時間2を超えているかの判断でもよい。
そして、既定時間2を超えていない、且つ、消耗品残量が既定の警告閾値以下でない場合(S902でNoの場合)、公開情報生成部510は、S913に処理を進める。
S913において、公開情報生成部510は、監視エージェント600から消耗品発注のEメールが送信されていないことをユーザに伝える図12(b)の1202に示すような警告メッセージを含む画面を操作部306に表示し、S908に処理を戻す。なお、図12(b)の1202は、補給品の発注が行われていないことを示す警告メッセージに対応する。
一方、既定時間2を超えている、又は、消耗品残量が既定の警告閾値以下である場合(S902でNoの場合)、公開情報生成部510は、S914に処理を進める。
S914において、公開情報生成部510は、消耗品発注のEメールが送信されていないことをより強くユーザに伝える図12(c)の1203に示すような警告メッセージを含む画面を操作部306に表示し、S908に処理を戻す。なお、図12(c)の1203は、補給品の発注をすぐに確認すべきことを示す警告メッセージを示す。この警告メッセージは、補給品の発注のために監視エージェント600及び監視エージェント600がインストールされているコンピュータ110の少なくとも何れかの起動を促すメッセージでもよい。
また、上記S909において、公開情報生成部510が、監視エージェント600から消耗品発注のEメールが送信されていると判断した場合(S909でYesの場合)、S915に処理を進める。
S915において、公開情報生成部510は、図12(b)もしくは図12(c)のような警告メッセージが複合機120の操作部306に表示中であるか確認する。そして、表示中である場合(S915でYesの場合)、公開情報生成部510は、S916に処理を進める。
S916において、公開情報生成部510は、上記警告メッセージを消す処理を行ったのち、本フローチャートの処理を終了する。
一方、図12(b)もしくは図12(c)のような警告メッセージが複合機120の操作部306に表示中でない場合(S915でNoの場合)、公開情報生成部510は、本フローチャートの処理を終了する。
以上の図9の説明は、消耗品の交換時期が迫り、監視エージェント600から自動発注を行うべき状況での処理の例である。トナー・インク残量が寿命に近い場合、ドラムが寿命に近い場合、など、消耗品種別を具体的に特定し、図12の各警告メッセージを変えてもよい。また、複合機120の不具合を解消するために、監視エージェント600からサービスコールを自動送信してサービスマンを呼ぶ場合にも、図12の各警告メッセージを変えることで対応してもよい。
図10は、複合機120の履歴更新部509が実行する処理の一例を示すフローチャートである。すなわち本フローチャートの処理は、RAM403、HDD404、ROM402のいずれかの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401が読み出して実行することにより実現される。図10(a)、(b)、(c)のフローチャートの処理は、監視エージェント600からの通信を受けた複合機120が実行する履歴更新部509の処理に対応する。履歴更新部509は、監視エージェント600からの通信の内容を判断し、通信内容ごとにそれぞれ必要な処理を行う。
図10(a)のフローチャート1000は、監視エージェント600からの通信が、監視周期の通知である場合の処理を示す。
まずS1001において、履歴更新部509は、監視エージェント600からの通信が監視周期の通知であるか否かを確認する。この通知は、監視エージェント600がS801の処理にて、複合機120に対する動作パラメータ設定として、複合機120に通知するものである。
監視周期の通知でなかった場合(S1001でNoの場合)、履歴更新部509は、何もせずに本フローチャートの処理を終了する。
一方、監視周期の通知であった場合(S1001でYesの場合)、履歴更新部509は、S1002に処理を進める。
S1002において、履歴更新部509は、通知された監視周期の時間間隔を履歴・設定値データベース521内の動作パラメータ設定(監視周期(分))に保存しつつ、前述の既定時間1として設定もしくは更新し、本フローチャートの処理を終了する。なお、既定時間1の更新に応じて、履歴更新部509は、該更新された既定時間1に基づき既定時間2を更新するものとする。
図10(b)のフローチャート1010は、監視エージェント600からの通信が、送信設定カテゴリの通知である場合の処理を示す。
まずS1011において、履歴更新部509は、監視エージェント600からの通信が送信設定カテゴリの通知であるか否かを確認する。この通知は、監視エージェント600がS801の処理にて、複合機120に対する動作パラメータ設定として、複合機120に通知するものである。
送信設定カテゴリの通知でなかった場合(S1011でNoの場合)、履歴更新部509は、何もせずに本フローチャートの処理を終了する。
一方、送信設定カテゴリの通知であった場合(S1011でYesの場合)、履歴更新部509は、S1012に処理を進める。
S1012において、履歴更新部509は、通知された送信設定カテゴリを、履歴・設定値データベース521内の動作パラメータ設定に保存し、本フローチャートの処理を終了する。
図10(c)のフローチャート1020は、監視エージェント600からの通信が、送信管理テーブルへのアクセスである場合の処理を示す。
まずS1021において、履歴更新部509は、監視エージェント600の複合機情報取得部601や複合機履歴更新部602から、送信管理テーブルへのアクセスであるか否かを判断する。
送信管理テーブルへのアクセスでなかった場合(S1021でNoの場合)、履歴更新部509は、何もせずに本フローチャートの処理を終了する。
一方、送信管理テーブルへのアクセスであった場合(S1021でYesの場合)、履歴更新部509は、S1022に処理を進める。
S1022において、履歴更新部509は、送信管理テーブルへの取得(読み込み)または更新(書き込み)の要求を実行し、本フローチャートの処理を終了する。なお、送信管理テーブルへの取得(読み込み)の要求の場合、読み込んだ内容が監視エージェント600に応答される。
以上のように、本実施形態では、監視エージェント600からサーバに対する異常通知や消耗品自動発注のEメール送信(サーバへの送信処理)をしたことを示す情報を受信した場合に、該情報を対応する状態情報に紐づけて保持する。そして、監視エージェント600からサーバへの送信処理を実行したことを示す情報を受信せずに、所定条件を満たした場合(所定の期間を経過した場合)、警告を示す情報を提供する。このような構成により、監視エージェント600からサーバに対する異常通知や消耗品自動発注のEメール送信が正常に行われたか否かを、複合機120側で知ることができる。そのため監視エージェント600が動作するコンピュータの停止、スリープ、ネットワーク切断により複合機120に関する異常通知や消耗品(補給品)自動発注が行われていない状況となったことを、複合機120を使用するユーザが把握することが可能になる。これにより、補給品切れなどの発生を抑えることができる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、監視エージェント600から複合機120に対して監視周期を最初に通知し、複合機120の公開情報生成部510は監視エージェントからの送信が行われたか否かを上記最初に通知された監視周期で確認していた。
しかし、ネットワーク接続が不安定になるなどの理由で、監視エージェント600からの監視周期の通知が複合機120に正しく届かないまま、監視エージェント600の処理と、複合機120の公開情報生成部510の処理が進む可能性がある。また、監視周期を非常に長く設定しているような場合に、監視エージェントが動作するPCの停止、スリープ、ネットワーク切断等が発生すると、消耗品発注やサービスコールが自動送信されない状況に気づくのが遅れてしまう。このような状況であっても、複合機120が監視周期(既定時間1に対応)を自動的に変更することで、消耗品(補給品)発注やサービスコールが自動送信されない状況に気づきやすくすることが可能である。
図11は、第2実施形態において監視エージェント600からの通信を受けた複合機120が実行する履歴更新部509の処理のうち監視周期を自動的変更する処理の一例を示すフローチャートである。すなわち本フローチャートの処理は、RAM403、HDD404、ROM402のいずれかの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401が読み出して実行することにより実現される。
S1101において、履歴更新部509は、監視エージェント600からの通信が、送信管理テーブルに対して情報を読み出す取得処理であるか、送信済日時情報を記録する更新処理であるかを確認する。送信済日時情報を記録する更新処理は周期的に行われる処理ではない。よって、監視エージェント600からの通信が更新処理である場合(S1101でNoの場合)、履歴更新部509は、本フローチャートの処理を終了する。
一方、情報取得処理は監視エージェント600が周期的に行うことが期待される処理である。よって、監視エージェント600からの通信が情報取得処理であった場合(S1101でYesの場合)、履歴更新部509は、S1102に処理を進める。
S1102において、履歴更新部509は、監視エージェント600からの情報取得処理が行われた日時に関して、前回の情報取得処理との時刻の差を計算する。なお、前回の情報取得処理の日時が情報処理コントローラユニット301のRAM403に記録されていない場合、この処理はスキップされる。
次にS1103において、履歴更新部509は、今回の情報取得時刻を情報処理コントローラユニット301のRAM403に記録する。
次にS1104において、履歴更新部509は、上記S1102で計算された今回と前回の情報取得処理時刻の差を、既定時間1と比較する。この既定時間1は、図10(a)のS1002で設定・更新されることが期待される期間であるが、もし監視エージェント600からの監視周期の通知が複合機120に正しく届いていない場合は、初期値として「5分」が設定されているものとする。
今回と前回の情報取得処理時刻の差が既定時間1よりも大きい場合は、監視エージェントが動作するPCの停止、スリープ、ネットワーク切断等が発生している可能性がある。よって、その場合(S1104でYesの場合)、履歴更新部509は、S1105に処理を進める。
S1105において、履歴更新部509は、既定時間1を設定可能な最小値(例えば1分)に更新する。これにより、図9のステップS908~S911の待機ループの時間を最小限にすることで、迅速に警告メッセージ画面を表示することが可能になる。
今回と前回の情報取得処理時刻の差が既定時間1以下の場合は、監視エージェント600からの監視周期の通知が複合機120に正しく届いていない可能性がある。よって、その場合(S1104でNoの場合)、履歴更新部509は、S1106に処理を進めて既定時間1を更新するように制御する。
S1106において、履歴更新部509は、今回と前回の情報取得処理時刻の差を監視周期であるとみなして、今回と前回の情報取得処理時刻の差で既定時間1を更新する。これにより、監視周期を自動的に設定することが可能になる。
以上の処理により、監視エージェント600からの監視周期の通知が複合機120に正しく届いていない場合や、監視周期が非常に長く設定しているような場合あっても、複合機120が自動で監視周期を適切に変更することができる。これにより、消耗品(補給品)発注やサービスコールが自動送信されない状況に気づきやすくすることが可能である。
以上各実施形態によれば、監視エージェント600による複合機120の異常通知や消耗品自動発注が正常に行われたか否かを、複合機120側で知ることができる。そのため、異常通知や消耗品自動発注が行われていない状況を、複合機を使用するユーザが把握することが可能になる。すなわち、情報処理装置の側で動作するソフトウェアによる印刷装置の補給品の消耗度に係る管理が正常に行われていない状況を、印刷装置を使用するユーザが適切に把握することが可能になり、補給品切れなどの発生を抑えることができる。この結果、補給品切れによるダウンタイムの発生等を抑えることができる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施形態を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。

Claims (11)

  1. 印刷装置の情報を取得して管理するソフトウェアを実行する情報処理装置と通信する印刷装置であって、
    補給品に係る消耗度に基づき、交換時期が近づいたことを示す情報を提供する提供手段と、
    前記補給品に係る消耗度に基づくエラーの情報を記憶部に保持する保持手段と、
    前記ソフトウェアからの要求に応じて、前記補給品に係る消耗度に基づく前記エラーを応答する応答手段と、を有し、
    前記保持手段は、前記ソフトウェアから前記エラーに応じた依頼を実行したことを示す情報を受信した場合に、該情報を前記エラーの情報に紐づけてさらに保持し、
    前記提供手段は、前記ソフトウェアから前記エラーに応じた依頼を実行したことを示す情報を受信せずに、所定条件を満たした場合に、警告を示す情報を提供する、ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記所定条件を満たした場合とは、前記エラーの情報が保持されてから、または、前記エラーが応答されてから第1期間を経過した場合であることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記警告を示す情報は、前記補給品の発注が行われていないことを示す情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記警告を示す情報は、前記補給品の発注のために前記ソフトウェア及び前記情報処理装置の少なくとも何れかの起動を促すことを示す情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  5. 前記提供手段は、前記第1期間を経過していることに応じて、前記警告を示す情報として前記補給品の発注が行われていないことを示す情報を提供し、さらに前記第1期間より長い第2期間を経過していることに応じて、前記警告を示す情報として前記補給品の発注のために前記ソフトウェア及び前記情報処理装置の少なくとも何れかの起動を促すことを示す情報を提供することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  6. 前記提供手段は、前記第1期間を経過したことに応じて、前記警告を示す情報として前記補給品の発注が行われていないことを示す情報を提供し、さらに前記補給品に係る消耗度が所定の値に達していることに応じて、前記警告を示す情報として前記補給品の発注のために前記ソフトウェア及び前記情報処理装置の少なくとも何れかの起動を促すことを示す情報を提供することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  7. 前記エラーに応じた依頼は、前記補給品の発注に関する指示であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記第1期間は、前記ソフトウェアから通知される、前記ソフトウェアに設定された印刷装置の情報を取得する周期に基づく期間であることを特徴とする請求項2、5、6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記第1期間は、前記ソフトウェアから当該印刷装置の情報を取得するための要求を受けた間隔に応じて更新されることを特徴とする請求項2、5、6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  10. 印刷装置の情報を取得して管理するソフトウェアを実行する情報処理装置と通信する印刷装置の制御方法であって、
    補給品に係る消耗度に基づき、交換時期が近づいたことを示す情報を提供する提供工程と、
    前記補給品に係る消耗度に基づくエラーの情報を記憶部に保持する第1保持工程と、
    前記ソフトウェアからの要求に応じて、前記補給品に係る消耗度に基づく前記エラーを応答する応答工程と、
    前記ソフトウェアから前記エラーに応じた依頼を実行したことを示す情報を受信した場合に、該情報を前記エラーの情報に紐づけてさらに保持する第2保持工程と、
    前記ソフトウェアから前記エラーに応じた依頼を実行したことを示す情報を受信せずに、所定条件を満たした場合に、警告を示す情報を提供する警告工程と、
    を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1~9のいずれか1項に記載の各手段として機能させるためのプログラム。
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