JP2023073694A - 電子通貨システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023073694000001
【課題】電子通貨の使い勝手を向上させることが可能な電子通貨システムを提供する。
【解決手段】電子通貨システムは、通貨管理部441と、決済部444と、加盟店判定部443と、を備える。通貨管理部441は、利用地域及び利用期間に関して制限を有するRコイン、並びに利用期間に制限を有することなく利用可能なNコインを管理する。決済部444は、利用者からの要求に応じてRコイン及びNコインに基づく決済を行う。加盟店判定部は、決済が行われる店舗がRコインの加盟店であるか否かを判定する。決済部は、Rコインのみで、又はRコイン及びNコインを組み合わせて決済を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子通貨システムに関する。
従来、地域振興等を目的として、地域及び期間が限定されたプレミアム商品券が発行されている。この商品券は紙媒体で利用者に提供される。しかしながら、紙媒体の商品券は保管及び管理が煩雑であるという問題がある。そこで、下記の特許文献1に記載の電子通貨システムでは、地域に関連付けられた通貨を電子情報として利用者に発行するようにしている。この地域電子通貨は所定の加盟店で決済に利用することが可能である。
特開2002-56338号公報
特許文献1に記載の電子通貨システムでは、利用者が地域電子通貨を所定の店舗で利用する場合、その店舗が地域電子通貨の加盟店であるか否かを利用者自身が判断する必要がある。また、その店舗で実際に決済しようとした際に地域電子通貨の額が不足していた場合には、現金等の別の決済手段で不足金額を補う必要がある。これが、地域電子通貨の使い勝手を悪化させる要因となっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子通貨の使い勝手を向上させることが可能な電子通貨システムを提供することにある。
上記課題を解決する電子通貨システムは、通貨管理部と、決済部と、加盟店判定部と、を備える。通貨管理部は、利用地域及び利用期間に関して制限を有する地域電子通貨、並びに利用期間に制限を有することなく利用可能な通常電子通貨を利用者に関連付けて管理する。決済部は、利用者からの要求に応じて地域電子通貨及び通常電子通貨に基づく決済を行う。加盟店判定部は、決済が行われる店舗が地域電子通貨の加盟店であるか否かを判定する。決済部は、加盟店判定部により店舗が地域電子通貨の加盟店であると判定された場合、地域電子通貨のみで、又は地域電子通貨及び通常電子通貨を組み合わせて決済を行う。
この構成によれば、店舗が地域電子通貨の加盟店である場合には、地域電子通貨のみの決済、又は地域電子通貨及び通常電子通貨を組み合わせた決済が自動的に行われる。そのため、電子通貨の使い勝手を向上させることができる。
上記の電子通貨システムにおいて、決済部は、加盟店判定部により店舗が地域電子通貨の加盟店であると判定され、且つ決済の全額を地域電子通貨により決済することが可能であると判断した場合には、地域電子通貨のみで決済を行い、加盟店判定部により店舗が地域電子通貨の加盟店であると判定され、且つ地域電子通貨のみで決済を行うと不足分が発生すると判断した場合には、不足分を通常電子通貨で補いつつ地域電子通貨及び通常電子通貨を組み合わせて決済を行うことが好ましい。
この構成によれば、地域電子通貨のみで決済を行うと不足分が発生する場合には、その不足分が通常電子通貨で補われつつ地域電子通貨及び通常電子通貨を組み合わせて決済が行われるため、利便性を更に向上させることができる。
上記の電子通貨システムにおいて、通貨管理部は、利用者からの要求に応じて通常電子通貨から地域電子通貨への変換を行うことにより地域電子通貨を利用者に発行し、通常電子通貨を地域電子通貨に変換する際に、通常電子通貨の変換額に所定の付加額を加えた額を地域電子通貨として利用者に発行することが好ましい。
この構成によれば、地域電子通貨にプレミアム額を付与するようなシステムを容易に実現可能である。
上記の電子通貨システムにおいて、通貨管理部は、地域電子通貨の利用期間が経過した際に、地域電子通貨から付加額を減じた額を通常電子通貨として利用者に戻すことが好ましい。
この構成によれば、地域電子通貨の利用期間が経過した際にその価値が無くなることを回避できるため、よりユーザサイドに立ったシステムを提供することができる。
上記の電子通貨システムにおいて、通貨管理部は、複数の地域電子通貨を利用者に関連付けて管理することが好ましい。
この構成によれば、利用者は複数の地域電子通貨を用いることができるため、利便性を更に向上させることができる。
上記の電子通貨システムにおいて、利用者が用いる利用者端末に複数の地域電子通貨及び通常電子通貨のそれぞれの残高を一覧で表示する表示制御部を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、利用者が複数の地域電子通貨及び通常電子通貨のそれぞれの残高を容易に確認することができるため、利便性を更に向上させることができる。
上記の電子通貨システムにおいて、地域電子通貨を利用可能な店舗情報、及び通常電子通貨を利用可能な店舗情報を管理する店舗情報管理部を更に備え、
店舗情報管理部は、地域電子通貨を利用可能な店舗情報を、通常電子通貨を利用可能な店舗情報として用いることが好ましい。
この構成によれば、通常電子通貨の利用店舗の確保が容易になる。
本発明の電子通貨システムによれば、電子通貨の使い勝手を向上させることが可能である。
実施形態の電子通貨システムの概略構成を模式的に示すブロック図。 (A),(B)は、実施形態の電子通貨システムで用いられるNコイン及びRコインのそれぞれの概要を模式的に示す図。 実施形態の利用者端末、店舗端末、及び管理サーバのハードウェア的な構成を示すブロック図。 実施形態の管理サーバの機能的な構成を示すブロック図。 (A),(B)は、利用者ウォレットDBに記憶されている情報の一例を模式的に示す図。 (A),(B)は、加盟店DBに記憶されている情報の一例を模式的に示す図。 実施形態のNコイン及びRコインのチャージ方法の一例を模式的に示す図。 (A),(B)は、実施形態の電子通貨システムにおける決済の一例を模式的に示す図。 (A),(B)は、実施形態の電子通貨システムにおける決済の一例を模式的に示す図。 実施形態の店舗端末の機能的な構成を示すブロック図。 実施形態の利用者端末の機能的な構成を示すブロック図。 実施形態の店舗に設置されているコードの一例を模式的に示す図。 実施形態の利用者端末の表示部に表示される画面例を示す図。 実施形態の利用者端末の表示部に表示される画面例を示す図。 実施形態の利用者端末の表示部に表示される画面例を示す図。 実施形態の利用者端末の表示部に表示される画面例を示す図。 実施形態の管理サーバにより実行される処理の手順を示すフローチャート。
以下、電子通貨システムの一実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<実施形態>
(電子通貨システムの概要)
はじめに、図1を参照して本実施形態の電子通貨システム10の概略構成について説明する。
図1に示される電子通貨システム10は、店舗で商品を購入する際に、利用者に関連付けられた電子通貨を用いて決済を行うことが可能なシステムである。本実施形態では、電子通貨としてRコイン(Regional-Coin)とNコイン(Nationwide-Coin)が用いられている。
図2(A)に示されるように、Nコインは、Nコインの加盟店であれば国内の任意の地域でいつでも決済の際に利用可能な電子通貨である。
これに対して、図2(B)に示されるように、Rコインは、利用可能な地域及び期間に制限を有する電子通貨であり、利用地域及び利用期間に応じて複数の種類が発行されている。Rコインとしては、例えば図2(B)に示されるようなR1コイン及びR2コインが用いられる。R1コインに関しては、A市のみの加盟店で2021年4月1日から2021年8月31日の期間に限って利用可能になっている。また、R2コインに関しては、B市のみの加盟店で2021年8月4日から2022年1月29日までの期間に限って利用可能になっている。
このように、Rコインは、利用地域及び利用期間に関して制限を有する電子通貨である。また、Nコインは、利用期間に制限を有していない電子通貨である。本実施形態では、Rコインが地域電子通貨に相当し、Nコインが通常電子通貨に相当する。
図1に示されるように、電子通貨システム10は、利用者端末20と、店舗端末30と、管理サーバ40とを備えている。利用者端末20、店舗端末30、及び管理サーバ40はインターネットやLAN等の通信ネットワーク19を介して有線通信又は無線通信を行うことができるように互いに接続されている。
利用者端末20は、本実施形態の電子通貨システム10を利用する複数の利用者が個別に所有する装置である。利用者端末20は、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスや、所定の場所に設置されたパーソナルコンピュータ等である。なお、本実施形態では、利用者端末20がスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。
店舗端末30は、本実施形態の電子通貨システム10を利用する複数の店舗に個別に配置される装置である。店舗端末30も、利用者端末20と同様にスマートデバイスやパーソナルコンピュータ等である。
管理サーバ40は、各利用者に関連付けられたRコイン及びNコイン等の電子通貨の情報や、Rコイン及びNコインを利用可能な店舗情報等を統括的に管理する。管理サーバ40はパーソナルコンピュータ等である。
(ハードウェア的な構成)
図3に示されるように、利用者端末20、店舗端末30、及び管理サーバ40は、ハードウェア的な構成として、プロセッサ11、記憶装置12、通信装置13、入力装置14、出力装置15、及び読み込み装置16等を有している。プロセッサ11はCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphical Processing Unit)等である。記憶装置12は、例えばメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、及びSSD(Solid State Drive)の少なくとも一つにより構成される。通信装置13は有線通信又は無線通信を行う。入力装置14は、入力操作を受け付ける装置であり、例えばキーボード、タッチパネル、マウス、マイクの少なくとも一つにより構成される。出力装置15は、情報の出力を行う装置であり、例えばディスプレイ、タッチパネル、及びスピーカの少なくとも一つにより構成される。読み込み装置16は、QRコード(登録商標)を読み込むことが可能なカメラや、バーコードを読み込むことが可能な装置等により構成される。
(機能的な構成)
次に、図3に示されるハードウェア的な構成により実現される利用者端末20、店舗端末30、及び管理サーバ40のそれぞれの機能的な構成について説明する。
(管理サーバ)
図4に示されるように、管理サーバ40は、通信部41、入力部42、記憶部43、及び制御部44を有している。
通信部41は通信ネットワーク19を介して利用者端末20及び店舗端末30と各種通信を行う。通信部41は、例えば利用者が所定の店舗で商品を購入した際に利用者端末20又は店舗端末30から送信される決済情報を受信する。決済情報には、利用者の識別情報、商品の購入が行われた店舗の識別情報、及びその商品の購入に基づく支払い金額の情報等が含まれている。通信部41は、例えば管理サーバ40の記憶装置12に記憶されているプログラムをプロセッサ11が実行して通信装置13を制御することにより実現可能である。
入力部42は、管理サーバ40の作業者により行われる各種操作を受け付ける機能を有している。入力部42は、例えば管理サーバ40が有する入力装置14により実現可能である。
記憶部43には、利用者ウォレットDB(Database)431、店舗ウォレットDB432、及び加盟店DB433が記憶されている。記憶部43は、例えば管理サーバ40が有する記憶装置12により実現可能である。
利用者ウォレットDB431には、Nコイン及び複数のRコインのそれぞれの残高が各利用者の識別情報に関連付けられて記憶されている。なお、複数のRコインのそれぞれに関しては利用期間中であるか否かの情報も併せて記憶されている。図5は、利用者ウォレットDB431に記憶されている情報の一例を模式的に示したものである。なお、図5に示される「Aさん」及び「Bさん」の欄には、実際には各利用者の識別情報が記憶されている。例えばR1コイン及びR2コインの両方が利用可能な期間では、図5(A)に示されるように、利用者ウォレットDB431の各利用者のR1コイン及びR2コインのそれぞれの欄には残高の情報が記憶されている。一方、R1コインの利用が不可能であって、且つR2コインの利用が可能な期間では、図5(B)に示されるように、各利用者のR1コインの欄には「expired」の情報が記憶され、各利用者のR2コインの欄には残高の情報が記憶されている。
店舗ウォレットDB432には、Nコイン及び複数のRコインのそれぞれの残高が各店舗の識別情報に関連付けられて記憶されている。店舗ウォレットDB432におけるNコイン及びRコインの管理方法は利用者ウォレットDB431と同様である。
加盟店DB433には、複数の店舗のそれぞれがNコイン及び複数のRコインの加盟店であるか否かを示す情報が記憶されている。加盟店DB433には、複数の店舗のそれぞれの識別情報とNコイン及び複数のRコインのそれぞれの加盟の有無の情報とが関連付けられて記憶されている。図6は、加盟店DB433に記憶されている情報の一例を模式的に示したものである。なお、図6に示される「X社」及び「Y社」の欄には、実際には各店舗の識別情報が記憶されている。例えばR1コイン及びR2コインの両方が利用可能な期間では、図6(A)に示されるように、加盟店DB433の各店舗の識別情報に関連付けられるR1コイン及びR2コインのそれぞれの欄には、加盟していることを示す「○」の符号、又は加盟していないことを示す「×」の情報が記憶されている。一方、R1コインの利用が不可能であって、且つR2コインの利用が可能な期間では、図6(B)に示されるように、各店舗のR1コインの欄は空欄になるとともに、各店舗のR2コインの欄には「○」又は「×」の情報が記憶される。
図4に示されるように、制御部44は管理サーバ40を統括的に制御する。制御部44は、例えば管理サーバ40の記憶装置12に記憶されるプログラムをプロセッサ11が実行することにより実現可能である。制御部44は、通貨管理部441と、店舗情報管理部442と、加盟店判定部443と、決済部444とを有している。
通貨管理部441は、利用者ウォレットDB431及び店舗ウォレットDB432に記憶されているNコイン及びRコインのそれぞれの額を管理する。具体的には、通貨管理部441は、Nコイン及びRコインのチャージや、Rコインの期限管理等を行う。
例えば銀行口座からNコインへのチャージ操作を利用者が利用者端末20で行った場合、そのチャージ操作の情報が利用者端末20から管理サーバ40に送信される。この場合、通貨管理部441は、そのチャージ操作の情報に基づいて、図7に示されるように、利用者の銀行口座に預金されている法定通貨に基づいてNコインのチャージを行う。本実施形態では、Nコインの1円が法定通貨の1円と同等の価値を有している。したがって、例えば利用者が1万円をNコインに変換する操作を利用者端末20において行った場合には、通貨管理部441は、利用者の銀行口座の預金額から1万円を減じると共に、利用者ウォレットDB431のNコインの残高に1万円を加算する。
また、銀行口座からRコインへのチャージ操作を利用者が利用者端末20で行った場合、そのチャージ操作の情報が利用者端末20から管理サーバ40に送信される。この場合、通貨管理部441は、そのチャージ操作の情報に基づいて、図7に示されるように、利用者の銀行口座に預金されている法定通貨に基づいてRコインのチャージを行う。その際、通貨管理部441は、所定のプレミアム額(付加額)を付与してRコインのチャージを行う。本実施形態では、Rコインの一円が法定通貨の1円と同様の価値を有している。例えば利用者が1万円をRコインに変換する操作を利用者端末20において行った場合には、通貨管理部441は、利用者の銀行口座の預金額から1万円を減じると共に、利用者ウォレットDB431のRコインの残高に「10000+α」円を加算する。αはプレミアム額である。
なお、Nコイン及びRコインのチャージは、銀行口座からのチャージに限らず、例えばコンビニエンスストア等で購入可能なプリペイドカードに基づいて行ってもよい。具体的には、通貨管理部441は、利用者が1万円のプリペイドカードを購入したという情報を取得したとき、利用者がNコインへのチャージを要求している場合には、記憶部43に記憶されている利用者ウォレットDB431のNコインの残高に1万円を加算する。また、通貨管理部441は、利用者が1万円のプリペイドカードを購入したという情報を取得したとき、利用者がRコインへのチャージを要求している場合には、記憶部43に記憶されている利用者ウォレットDB431のRコインの残高に「10000+α」円を加算する。
また、NコインからRコインへの変換操作を利用者が利用者端末20で行った場合、その変換操作の情報が利用者端末20から管理サーバ40に送信される。この場合、通貨管理部441は、その変換操作の情報に基づいて、NコインからRコインへの変換を行う。例えば利用者が一万円のNコインをRコインに変換する操作を利用者端末20において行った場合には、通貨管理部441は、利用者ウォレットDB431のNコインの残高から1万円を減じると共に、Rコインの残高に「10000+α」円を加算する。
さらに、通貨管理部441は、Rコインが利用可能となった場合には利用者ウォレットDB431のRコインの残高の欄に所定の金額を表示させることにより、当該Rコインを利用可能とする。一方、通貨管理部441は、Rコインの利用可能期間前、又は利用期間が経過した場合には、利用者ウォレットDB431のRコインの残高の欄に「expired」の情報を記憶させることにより、当該Rコインを利用不可能にする。
一方、通貨管理部441は、Rコインの利用可能期間が経過したときに当該Rコインに残高が存在する場合には、その残高をNコインに変換する処理を実行する。その際、通貨管理部441は、Rコインの残高からプレミアム額を減じた額をNコインの残高に加算する。
なお、通貨管理部441は、店舗ウォレットDB432に関しても、利用者ウォレットDB431と同様に管理する。
店舗情報管理部442は、加盟店DB433に記憶されている店舗情報を管理する。例えば、Nコインに加盟する新たな店舗を追加する操作を作業者が入力部42に対して行った場合、店舗情報管理部442は、その店舗を、Nコインを利用可能な店舗として加盟店DB433に記憶させる。また、店舗情報管理部442は、利用可能なRコインの情報と共に新たな店舗を追加する操作を作業者が入力部42に対して行った場合、店舗情報管理部442は、その店舗に対応した識別情報を、Rコインを利用可能な店舗として加盟店DB433に記憶させる。
なお、店舗情報管理部442は、所定の店舗をRコインの加盟店として新たに追加する場合、その店舗を、Nコインを利用可能な加盟店として加盟店DB433に記憶させる。すなわち、複数のRコインのうちのいずれかを利用可能な店舗ではNコインも利用可能である。このように、本実施形態の店舗情報管理部442は、Rコインを利用可能な店舗情報を、Nコインを利用可能な店舗情報として用いる。
加盟店判定部443は、利用者端末20から送信される決済情報を通信部41により受信した際に、決済情報に含まれる店舗の識別情報と、加盟店DB433に記憶されている店舗情報とを比較することにより、商品の購入が行われた店舗でNコイン及び複数のRコインのうちのいずれが利用可能であるかを判定する。
決済部444は、加盟店判定部443の判定結果と利用者のNコイン及びRコインの残高情報とに基づいて決済を行う。その際、決済部444は、利用者にとって最も有利な決済方法を選択して決済を行う。
まず、Nコイン及びRコインの両方が店舗で利用可能である場合、Rコインにはプレミアム額が付与されており、且つ利用期間に制限があるため、利用者の観点からするとNコインよりもRコインを優先的に使用した方がよい。
そこで、例えば図6(A)に示されるようにNコイン及びR1コインを利用可能なX社の店舗で利用者が商品を購入した場合、加盟店判定部443は、利用者端末20から送信される決済情報に含まれる店舗の識別情報に基づいて、利用者が商品を購入した店舗がNコイン及びR1コインを利用可能な店舗であると判定する。このとき、利用者Aが図5(A)に示されるようなNコイン、R1コイン、及びR2コインの残高を有している場合、X社の店舗で利用者Aが3000円の商品を購入した場合と、10000円の商品を購入した場合とで、決済部444は図8(A),(B)に示されるようにそれぞれ決済を行う。
まず、図8(A)に示されるように利用者が3000円の商品を購入した場合には、利用者端末20から決済部444に送信される決済情報には3000円の支払い金額の情報が含まれている。このとき、R1コインの残高が9500円であるため、決済部444は、支払い金額の全額をR1コインで支払うことが可能であると判定する。そのため、決済部444は、その支払い金額の全額をR1コインで決済する。具体的には、決済部444は、利用者ウォレットDB431のR1コインの残高から3000円を減じた上で、その商品の購入を決済する。結果的に、利用者ウォレットDB431に記憶されているR1コインの残高が9500円から6500円に変化する。また、決済部444は、店舗ウォレットDB432に記憶されているR1コインの残高に3000円を加算する。
図8(B)に示されるように利用者が10000円の商品を購入した場合には、利用者端末20から決済部444に送信される決済情報には10000円の支払い金額の情報が含まれている。このとき、R1コインの残高が9500円であるため、決済部444は、支払い金額の全額をR1コインで支払うことは不可能であると判定する。このとき、決済部444は、その支払い金額のうち、9500円をR1コインで決済するとともに、残りの不足分の500円をNコインで決済する。具体的には、決済部444は、利用者ウォレットDB431のR1コインの残高から9500円を減じるとともに、Nコインの残高から500円を減じる。結果的に、利用者ウォレットDB431に記憶されているR1コインの残高が9500円から0円に変化するとともに、Nコインの残高が8000円から7500円に変化する。また、決済部444は、店舗ウォレットDB432に記憶されているR1コインの残高に9500円を加算するとともに、Nコインの残高に500円を加算する。
一方、例えばR1コインの利用期間が経過する等して図6(B)に示されるようにX社の店舗でNコインのみが利用可能な場合、加盟店判定部443は、利用者端末20から送信される決済情報に含まれる店舗の識別情報に基づいて、利用者が商品を購入した店舗はNコインのみを利用可能な店舗であると判定する。このとき、利用者が図5(B)に示されるようなNコインの残高を有している場合、X社の店舗で利用者Aが3000円の商品を購入した場合と、10000円の商品を購入した場合とで、決済部444は図9(A),(B)に示されるようにそれぞれ決済を行う。
まず、図9(A)に示されるように利用者が3000円の商品を購入した場合には、利用者端末20から決済部444に送信される決済情報には3000円の支払い金額の情報が含まれている。このとき、Nコインの残高が8000円であるため、決済部444は、支払い金額の全額をNコインで支払うことが可能であると判定する。そのため、決済部444は、その支払い金額の全額をNコインで決済する。具体的には、決済部444は、利用者ウォレットDB431のNコインの残高から3000円を減じた上で、その商品の購入を決済する。結果的に、利用者ウォレットDB431に記憶されているNコインの残高が8000円から5000円に変化する。また、決済部444は、店舗ウォレットDB432に記憶されているNコインの残高に3000円を加算する。
図9(B)に示されるように利用者が10000円の商品を購入した場合には、利用者端末20から決済部444に送信される決済情報には10000円の支払い金額の情報が含まれている。このとき、Nコインの残高が8000円であるため、決済部444は、支払い金額の全額をNコインで支払うことは不可能であると判定する。このとき、決済部444は、その支払い金額のうち、8000円をNコインで決済するとともに、その不足分の2000円を利用者の現金払いで決済する。なお、決済部444は、不足分の2000円に関しては、銀行口座からNコインの口座に500円をオートチャージすることにより決済してもよい。また、決済部444は、店舗ウォレットDB432に記憶されているNコインの残高に8000円を加算する。
(店舗端末)
図10に示されるように、店舗端末30は、利用者情報取得部31、入力部32、通信部33、表示部34、記憶部35、及び制御部36を有している。
利用者情報取得部31は、商品を購入する利用者の識別情報等を取得する部分である。例えば、利用者端末20は、利用者の識別情報を含む二次元コード、例えばバーコードを表示することが可能である。利用者情報取得部31は、利用者端末20に表示されるバーコードを読み込むことが可能な装置、例えば店舗端末30が備える読み込み装置16等により実現可能である。
入力部32は、店舗の作業者により行われる各種操作を受け付ける機能を有している。作業者は、例えば入力部22を操作することにより、利用者が購入した商品の支払い額を入力することが可能である。入力部22は、例えば利用者端末20が有する入力装置14により実現可能である。
通信部33は通信ネットワーク19を介して管理サーバ40と各種通信を行う。通信部33は、例えば店舗に関連付けられたNコイン及びRコインの残高情報を管理サーバ40から取得する。また、通信部23は、利用者が購入した商品の決済を行う際に、利用者情報取得部31により読み込まれた利用者の識別情報、店舗の識別情報、及び支払い額を含む決済情報を管理サーバ40に送信する。通信部23は、例えば利用者端末20の記憶装置12に記憶されているプログラムをプロセッサ11が実行して通信装置13を制御することにより実現可能である。
表示部34は、例えば店舗の識別情報に関連付けられるNコイン及びRコインの残高情報の画面や、支払い金額の入力画面等を表示する部分である。表示部24は、例えば店舗端末30が有する出力装置15により実現可能である。
記憶部35には、店舗の識別情報等の各種情報が記憶されている。
制御部36は店舗端末30を統括的に制御する。制御部36は、例えば店舗端末30の記憶装置12に記憶されるプログラムをプロセッサ11が実行することにより実現可能である。制御部26は例えば表示制御部360を有している。表示制御部360は、店舗端末30に対する店舗の作業者の各種操作に基づいて表示部24に出力される表示を制御する。
(利用者端末)
図11に示されるように、利用者端末20は、店舗情報取得部21、入力部22、通信部23、表示部24、記憶部25、及び制御部26を有している。
店舗情報取得部21は、商品を購入する店舗の情報を取得する部分である。本実施形態では、Nコイン及びRコインの少なくとも一方を利用可能な店舗に、図12に示されるようなQRコード60が掲示されている。QRコード60には、その店舗の識別情報等が含まれている。店舗情報取得部21は、QRコード60を読み込むことが可能な装置、例えば利用者端末20が備える読み込み装置16等により実現可能である。
入力部22は、利用者により行われる各種操作を受け付ける機能を有している。利用者は、例えば入力部22を操作することによりNコイン及びRコインの決済用のアプリケーションを起動させることができる。この決済用のアプリケーションでは、店舗での支払い方法を選択したり、支払い金額を入力したりすることができる。入力部22は、例えば利用者端末20が有する入力装置14により実現可能である。
通信部23は通信ネットワーク19を介して管理サーバ40と各種通信を行う。通信部23は、例えば利用者が有するNコイン及びRコインの残高情報を管理サーバ40から取得する。また、通信部23は、利用者の識別情報、店舗情報取得部21により読み込まれる店舗の識別情報、及び入力部22を介して入力される支払い額等を含む決済情報を管理サーバ40に送信する。通信部23は、例えば利用者端末20の記憶装置12に記憶されているプログラムをプロセッサ11が実行して通信装置13を制御することにより実現可能である。
表示部24は、例えば利用者が有するNコイン及びRコインの残高情報の画面や、支払い方法の選択画面、支払い金額の入力画面等を表示する部分である。表示部24は、例えば利用者端末20が有する出力装置15により実現可能である。
記憶部25には、利用者の識別情報等の各種情報が記憶されている。
制御部26は利用者端末20を統括的に制御する。制御部26は、例えば利用者端末20の記憶装置12に記憶されるプログラムをプロセッサ11が実行することにより実現可能である。制御部26は表示制御部260を有している。表示制御部260は、利用者端末20に対する利用者の各種操作に基づいて表示部24に出力される表示を制御する。
次に、表示制御部260により表示部24に表示される画面例を説明する。
表示制御部260は、例えば利用者が入力部22を操作してNコイン及びRコインの決済用のアプリケーションを起動させた場合、図13に示される支払い方法選択画面50を表示部24に表示する。支払い方法選択画面50には、総残高表示領域501と、残高一覧表示領域502と、自動選択ボタン503と、任意選択ボタン504とが設けられている。
総残高表示領域501には、利用者に関連付けられているNコイン及びRコインの残高の合計が表示される。
残高一覧表示領域502には、利用者に関連付けられているNコイン及びRコインのそれぞれの残高が個別に表示される。
自動選択ボタン503は、利用者に関連付けられているNコイン及びRコインの残高に基づいて、利用者にとって最も有利な決済を行う際に操作される部分である。自動選択ボタン503が利用者により操作された場合、図14に示される店舗情報読み込み画面51が表示部24に表示される。図14に示される店舗情報読み込み画面51において、店舗に提示されているQRコード60を利用者端末20の店舗情報取得部21により読み込むと、図15に示される支払い方法確定画面52が表示される。
図15に示されるように、支払い方法確定画面52には、支払い額入力部520と、支払い通貨表示領域521と、確定ボタン522とが設けられている。
支払い額入力部520には、利用者が入力部22を操作することにより店舗に支払う金額を入力する部分である。図15では、利用者が10000円を店舗に支払う場合が例示されている。
支払い通貨表示領域521には、10000円の支払い額に対するNコイン及びRコインの内訳が表示される。Nコイン及びRコインの内訳は、管理サーバ40の決済部444により演算される、利用者にとって最も有利な決済内容が表示される。図15では、図8(B)に示される方法で決済する場合、すなわち9500円をR1コインで決済し、且つ不足分の500円をNコインで決済する場合が例示されている。
確定ボタン522は、図15に示される支払い方法を確定する際に操作されるボタンである。利用者により確定ボタン522が操作された場合、図16に示される支払い完了画面53が表示される。
図16に示されるように、支払い完了画面53には、支払い金額表示領域530と、総残高表示領域531と、通貨残高表示領域532とが設けられている。
支払い金額表示領域530には、今回の決済で支払われた合計金額が表示される。
総残高表示領域531には、今回の決済が行われた後に利用者ウォレットDB431に残っている各コインの残高の合計額が表示される。
通貨残高表示領域532には、今回の決済が行われた後に利用者ウォレットDB431に残っている各コインの残高が個別に表示される。
図12に示される支払い方法選択画面50において任意選択ボタン504が操作された場合には、利用者は、決済に用いるコインを任意に選択することができる。例えば、5000円分をR1コインで支払い、且つ5000円分をNコインで支払うといった支払い方法を選択することができる。
(電子通貨システムの動作例)
次に、本実施形態の電子通貨システム10の動作例について説明する。以下では、利用者が利用者端末20を操作して決済を行う場合を例に挙げて説明する。
まず、図14に示される店舗情報読み込み画面51で店舗の識別情報を含むQRコードが読み込まれ、且つ図15に示される支払い額入力部520に支払い金額が入力されると、利用者の識別情報、店舗の識別情報、及び支払い額の情報を含む決済情報が利用者端末20から管理サーバ40に送信される。このとき、管理サーバ40の加盟店判定部443及び決済部444は、図17に示される処理を実行する。
図17に示されるように、加盟店判定部443は、まず、決済情報に含まれる店舗の識別情報と、加盟店DB433に記憶されている店舗情報とを比較することにより、決済が行われる店舗がRコインの加盟店であるか否かを判断する(ステップS10)。その店舗がRコインの加盟店であると加盟店判定部443が判断した場合には(ステップS10:YES)、決済部444は、利用者ウォレットDB431に基づいて、その店舗で利用可能なRコインが存在するか否かを判断する(ステップS11)。例えば決済が行われる店舗がX社の店舗であり、且つ図6(A)に示されるようにX社の店舗においてR1コインが利用可能である場合には、決済部444は、そのX社の店舗で利用可能なRコインが存在すると判断する(ステップS11:YES)。この場合、決済部444は、R1コインの残高が残っているか否かを判断し(ステップS12)、R1コインの残高が残っている場合には(ステップS12:YES)、R1コインで支払い額の全額を決済可能であるか否かを判断する(ステップS13)。決済部444は、R1コインの残高が支払い額よりも多い場合には、R1コインで支払い額の全額を決済可能であると判断して(ステップS13:YES)、R1コインで決済を行う旨を利用者端末20に通知する(ステップS14)。これにより、図15に示される利用者端末20の支払い方法確定画面52にはR1コインのみで決済が行われる旨が表示される。
一方、決済部444は、ステップS13において、R1コインの残高が支払い額よりも少ない場合には、R1コインで支払い額の残額を決済できないと判断する(ステップS13:NO)。この場合、決済部444は、R1コインとNコインとを組み合わせて決済を行う旨を利用者端末20に通知する(ステップS15)。これにより、図15に示される利用者端末20の支払い方法確定画面52にはR1コイン及びNコインを組み合わせて決済が行われる旨が表示される。
また、決済部444は、決済が行われる店舗が、Rコインを利用可能な店舗ではない場合(ステップS10:NO)、その店舗で利用可能なR1コインが存在しない場合(ステップS11:NO)、又はR1コインの残高が残っていない場合には(ステップS12:NO)、Nコインのみで決済を行う旨を利用者端末20に通知する(ステップS16)。これにより、図15に示される利用者端末20の支払い方法確定画面52にはNコインのみで決済が行われる旨が表示される。
ステップS14~S16のいずれかの処理を実行した場合、決済部444は、利用者が決済を確定したか否かを判定する(ステップS17)。利用者が支払い方法確定画面52で確定ボタン522を操作すると、その旨が利用者端末20から管理サーバ40に送信されて、決済部444は、利用者が決済を確定したと判定する(ステップS17:YES)。この場合、決済部444は、その決済の内容に基づいて利用者ウォレットDB431に記憶されている情報を更新するとともに(ステップS18)、店舗ウォレットDB432に記憶されている情報を更新する(ステップS19)。
一方、利用者が支払い方法確定画面52で確定ボタン522を操作しなかった場合、すなわち当該決済をキャンセルした場合には、決済部444は、利用者が決済を確定しなかったと判定して(ステップS17:NO)、ステップS18及びS19の処理を実行することなく一連の処理を終了する。
(効果)
以上のように、本実施形態の電子通貨システム10は、通貨管理部441と、決済部444と、加盟店判定部443とを備える。通貨管理部441は、利用地域及び利用期間に関して制限を有するRコイン、並びに利用期間に制限を有することなく利用可能なNコインを利用者に関連付けて利用者ウォレットDB431において管理する。決済部444は、利用者からの要求に応じてRコイン及びNコインに基づく決済を行う。加盟店判定部443は、決済が行われる店舗がRコインの加盟店であるか否かを判定する。決済部444は、加盟店判定部443により店舗がRコインの加盟店であると判定された場合、Rコインのみで、またはRコイン及びNコインを組み合わせて決済を行う。
この構成によれば、Rコインのみを用いた決済、あるいはRコイン及びNコインを組み合わせた決済が自動的に行われるため、電子通貨の使い勝手を向上させることができる。
決済部444は、加盟店判定部443により店舗がRコインの加盟店であると判定され、且つ決済の全額をRコインにより決済することが可能であると判断した場合には、Rコインのみで決済を行う。また、決済部444は、加盟店判定部443により店舗がRコインの加盟店であると判定され、且つRコインのみで決済を行うと不足分が発生すると判断した場合には、不足分をNコインで補いつつRコイン及びNコインを組み合わせて決済を行う。
この構成によれば、Rコインで決済を行うと不足分が発生する場合には、その不足分がNコインで自動的に補われて決済が行われるため、利便性を更に向上させることができる。
通貨管理部441は、利用者からの要求に応じてNコインからRコインへの変換を行うことによりNコインを利用者に発行し、NコインをRコインに変換する際に、Nコインの変換額に所定の付加額を加えた額をRコインとして利用者に発行する。
この構成によれば、Rコインにプレミアム額を付与するようなシステムを容易に実現可能である。
通貨管理部441は、Rコインの利用期間が経過した際に、Rコインから付加額を減じた額をNコインとして利用者に戻す。
この構成によれば、Rコインの利用期間が経過した際にその価値が無くなることを回避することができるため、よりユーザサイドに立ったシステムを提供することができる。
通貨管理部441は、利用者ウォレットDB431において複数のRコインを利用者に関連付けて管理している。
この構成によれば、利用者が複数のRコインを用いることができるため、利便性を更に向上させることができる。
利用者端末20の表示制御部260は、複数のRコイン及びNコインのそれぞれの残高の一覧を表示部24に表示する。
この構成によれば、利用者が複数のRコイン及びNコインの残高を容易に確認することができるため、利便性を更に向上させることができる。
店舗情報管理部442は、Rコインを利用可能な店舗情報、及びNコインを利用可能な店舗情報を管理する。店舗情報管理部442は、Rコインを利用可能な店舗情報を、Nコインを利用可能な店舗情報として用いる。
この構成によれば、Nコインの利用店舗の確保が容易となる。
<他の実施形態>
本発明は上記の具体例に限定されるものではない。
例えば管理サーバ40が備える通貨管理部441、店舗情報管理部442、加盟店判定部443、及び決済部444等の構成要素に関しては利用者端末20に備えられていてもよい。利用者端末20が備える各構成要素に関しても同様に管理サーバ40に備えられていてもよい。
なお、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10…電子通貨システム、260…表示制御部、441…通貨管理部、442…店舗情報管理部、443…加盟店判定部、444…決済部。

Claims (7)

  1. 利用地域及び利用期間に関して制限を有する地域電子通貨、並びに利用期間に制限を有することなく利用可能な通常電子通貨を利用者に関連付けて管理する通貨管理部と、
    前記利用者からの要求に応じて前記地域電子通貨及び前記通常電子通貨の少なくとも一方に基づく決済を行う決済部と、
    前記決済が行われる店舗が前記地域電子通貨の加盟店であるか否かを判定する加盟店判定部と、を備え、
    前記決済部は、前記加盟店判定部により前記店舗が前記地域電子通貨の加盟店であると判定された場合、前記地域電子通貨のみで、又は前記地域電子通貨及び前記通常電子通貨を組み合わせて前記決済を行う
    電子通貨システム。
  2. 前記決済部は、
    前記加盟店判定部により前記店舗が前記地域電子通貨の加盟店であると判定され、且つ前記決済の全額を前記地域電子通貨により決済することが可能であると判断した場合には、前記地域電子通貨のみで前記決済を行い、
    前記加盟店判定部により前記店舗が前記地域電子通貨の加盟店であると判定され、且つ前記地域電子通貨のみで前記決済を行うと不足分が発生すると判断した場合には、前記不足分を前記通常電子通貨で補いつつ前記地域電子通貨及び前記通常電子通貨を組み合わせて前記決済を行う
    請求項1に記載の電子通貨システム。
  3. 前記通貨管理部は、
    前記利用者からの要求に応じて前記通常電子通貨から前記地域電子通貨への変換を行うことにより前記地域電子通貨を前記利用者に発行し、
    前記通常電子通貨を前記地域電子通貨に変換する際に、前記通常電子通貨の変換額に所定の付加額を加えた額を前記地域電子通貨として前記利用者に発行する
    請求項1又は2に記載の電子通貨システム。
  4. 前記通貨管理部は、前記地域電子通貨の利用期間が経過した際に、前記地域電子通貨から前記付加額を減じた額を前記通常電子通貨として前記利用者に戻す
    請求項3に記載の電子通貨システム。
  5. 前記通貨管理部は、複数の前記地域電子通貨を前記利用者に関連付けて管理する
    請求項1~4のいずれか一項に記載の電子通貨システム。
  6. 前記利用者が用いる利用者端末に複数の前記地域電子通貨及び前記通常電子通貨のそれぞれの残高を一覧で表示する表示制御部を更に備える
    請求項1~5のいずれか一項に記載の電子通貨システム。
  7. 前記地域電子通貨を利用可能な店舗情報、及び前記通常電子通貨を利用可能な店舗情報を管理する店舗情報管理部を更に備え、
    前記店舗情報管理部は、前記地域電子通貨を利用可能な店舗情報を、前記通常電子通貨を利用可能な店舗情報として用いる
    請求項1~6のいずれか一項に記載の電子通貨システム。
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