JP2023072349A - 蓄電モジュール - Google Patents

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Yuki Ohira
幸志郎 米田
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Abstract

Figure 2023072349000001
【課題】簡素な構成で、外部端子とバスバとの位置決め精度を向上できる蓄電モジュールを提供する。
【解決手段】蓄電モジュール100は、外部端子を有する第1蓄電セル21および第2蓄電セル22と、第1蓄電セル21の外部端子24および第2蓄電セル22の外部端子23を接続するバスバ30と、を備え、外部端子24,23には凹部245,235が設けられており、外部端子24,23は、凹部245,235を規定する内壁部245a,235aと、外部端子24,23の周縁を規定する外壁部246,236とを含み、バスバ30は、外部端子に係合する係合部313,323を含み、係合部313,323は、内壁部245a,235aに当接する第1当接部311,321と、外壁部246,236に当接する第2当接部312,322とを有する。
【選択図】図2

Description

本開示は、車両に搭載される蓄電モジュールに関する。
従来、各々が外部端子を有する複数の蓄電セルと、互いに隣り合う蓄電セルの外部端子同士を接続するバスバとを備えた蓄電モジュールが開発されている。
特開2021-068625号公報(特許文献1)には、バスバの一端から垂下する第1係合部、およびバスバの他端から垂下する第2係合部がバスバに設けている。また、互いに隣り合う第1電池および第2電池において、上記第1係合部に係合する第1凹部が第1電池の電池ケースに設けられ、上記第2係合部に係合する第2凹部が第2電池の電池ケースに設けられている。
第1係合部を第1凹部に係合させ、第2係合部を第2凹部に係合させることにより、第1係合部と第2係合部との間に第1電池および第2電池が保持される。これにより、外部から蓄電モジュールに振動が伝達された場合であっても、バスバと外部端子との溶着部が弱くなることを抑制することができる。
特開2021-068625号公報
特許文献1に開示の構成においては、蓄電セルの外部端子は、ボルトによって構成されており、上方に向けて突出する突出部を含んでおり、バスバの平板部に形成された貫通孔に当該突出部が貫通した状態で、第1係合部および第2係合部が第1凹部および第2凹部に係合する。このような場合においては、外部端子の突出部をバスバの貫通孔に貫通させることで、バスバと外部端子との位置決めが行われる。
一方で、突出部を設けずに、略平坦な上端面に凹部が設けられるように外部端子を構成する場合がある。このような場合には、突出部をバスバの貫通孔に貫通させることができず、外部端子に対してバスバを正確に位置決めすることが困難となる。
また、特許文献1の構成においては、第1係合部および第2係合部を係合させるために、電池ケースに第1凹部または第2凹部を設ける必要があり、その構成が複雑となる。
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、簡素な構成で、外部端子とバスバとの位置決め精度を向上できる蓄電モジュールを提供することにある。
本開示に基づく蓄電モジュールは、各々が外部端子を有する第1蓄電セルおよび第2蓄電セルと、上記第1蓄電セルの上記外部端子および上記第2蓄電セルの上記外部端子を接続するバスバと、を備える。上記外部端子には凹部が設けられている。上記外部端子は、上記凹部を規定する内壁部と、上記外部端子の周縁を規定する外壁部とを含む。上記バスバは、上記外部端子に係合する係合部を含む。上記係合部は、上記内壁部に当接する第1当接部と、上記外壁部に当接する第2当接部とを有する。
上記構成によれば、凹部が設けられた外部端子において、当該凹部を規定する外部端子の内壁部にバスバの第1係合部を係合させ、外部端子の外壁部に第2係合部を係合させることにより、簡素な構成で、外部端子とバスバとの位置決め精度を向上させることができる。
上記本開示に基づく蓄電モジュールにあっては、上記第1当接部は、上記内壁部に当接する第1先端部を有し、上記第1先端部から上記凹部が有する開口端に向かうにつれて、上記内壁部から一旦離れて再び上記内壁部に近づく形状を有していてもよい。また、上記第2当接部は、上記外壁部に当接する第2先端部を有し、上記第2先端部から上記開口端に向かうにつれて、上記外壁部から一旦離れて再び上記外壁部に近づく形状を有していてもよい。
上記構成によれば、第1当接部および第2当接部が上記のような形状を有することにより、第1当接部および第2当接部によって外部端子をグリップすることができる。
上記本開示に基づく蓄電モジュールにあっては、上記第1当接部は、上記内壁部に沿うように設けられていてもよく、上記第2当接部は、上記外壁部に沿うように設けられていてもよい。
上記構成によれば、第1当接部および第2当接部の構成を簡素化することができる。
上記本開示に基づく蓄電モジュールにあっては、上記バスバは、上記凹部に嵌まり込んで上記凹部を覆う覆い部を有していてもよい。
上記構成によれば、覆い部で凹部が設けられることにより、凹部に水等の液体が付着することが抑制される。これにより、外部端子の腐食を抑制することができる。
上記本開示に基づく蓄電モジュールにあっては、上記第1蓄電セルの上記外部端子および上記第2蓄電セルの上記外部端子のうち一方の外部端子は、第1金属部と、上記第1金属部とは異なる金属から形成された第2金属部とを有していてもよく、上記第1金属部の上部に上記第2金属部が異種金属接合されていてもよい。この場合には、上記第2金属部に上記凹部が設けられていてもよい。
上記構成によれば、外部端子に対してバスバが精度よく位置決めされることにより、バスバを外部端子に溶接する際に、異種金属接合部への入熱を抑制することができる。これにより、金属間化合物の形成を抑制し、異種金属接合の強度が低下することを抑制できる。
本開示によれば、簡素な構成で、外部端子とバスバとの位置決め精度を向上できる蓄電モジュールを提供することができる。
実施の形態1に係る蓄電モジュールの概略平面図である。 図1に示すII-II線に沿った概略断面図である。 実施の形態1に係る蓄電モジュールの外部端子の周辺の構成を示す概略平面図である。 比較例に係る蓄電モジュールの外部端子およびバスバを示す概略断面図である。 比較例に係る蓄電モジュールの外部端子の周辺の構成を示す概略平面図である。 第1変形例に係る蓄電モジュールにおいて、バスバを外部端子に溶着する際の様子を示す図である。 第2変形例に係る蓄電モジュールに具備されるバスバの一部およびその周辺を拡大して示す概略断面図である。 第3変形例に係る蓄電モジュールに具備されるバスバの一部およびその周辺を拡大して示す概略断面図である。 第3変形例に係るバスバによって凹部への液体の浸入が抑制される様子を示す概略断面図である。 第4変形例に係る蓄電モジュールに具備されるバスバの一部およびその周辺を拡大して示す概略断面図である。
以下、本開示の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る蓄電モジュールの概略平面図である。図2は、図1に示すII-II線に沿った概略断面図である。図1および図2を参照して、実施の形態1に係る蓄電モジュール100について説明する。
実施の形態に係る蓄電モジュール100は、モータとエンジンとの少なくとも一方の動力を用いて走行可能なハイブリッド車両、または、電気エネルギによって得られた駆動力で走行する電動車両に搭載される。蓄電モジュール100は、当該車両が有するフロアパネルの下方に搭載されてもよし、フロアパネルと座席との間に配置されてもよい。
図1に示すように、実施の形態1に係る蓄電モジュール100は、複数の蓄電セル20、複数のバスバ30、および一対のエンドプレート11とを含む。
複数の蓄電セル20は、所定の配列方向に並んで配列されている。配列方向の両端には、一対のエンドプレート11が配置されている。複数の蓄電セル20は、一対のエンドプレート11に挟み込まれた状態で、図示しない拘束部材によって拘束されている。
複数の蓄電セル20は、たとえば、ニッケル水素電池またはリチウムイオン電池等の二次電池である。単電池は、たとえば、角型形状を有する。二次電池は、液状の電解質を用いるものであってもよいし、固体状の電解質を用いるものであってもよい。また、蓄電セル20は、蓄電可能に構成された単位キャパシタであってもよい。
蓄電セル20は、筐体210、および外部端子23,24を含む。筐体210は、電池要素27および電解液28を内部に収容する。筐体210は、上方に向けて開口する開口部が設けられた本体部211と、当該開口部を封口する封口体212とを有する。
外部端子23および外部端子24は、筐体210の上面210aに設けられている。外部端子23は、上記配列方向に直交する蓄電セル20の幅方向の一方側に配置され、外部端子24は、当該幅方向の他方側に配置される。
外部端子23は、たとえば、正極端子であり、不図示の集電部材によって電池要素27の正極に接続されている。外部端子23は、インシュレータ25によって筐体210(より特定的には、封口体212)と絶縁されている。外部端子23は、たとえば、アルミ合金によって形成されている。
外部端子23には、凹部235が設けられている。外部端子23は、上端面23aを有する。凹部235は、上端面23aの略中央部に設けられている。外部端子23は、凹部235を規定する内壁部235aと、当該外部端子23の周縁を規定する外壁部236を有する。
外部端子24は、たとえば、負極端子であり、不図示の集電部材によって電池要素27の負極に接続されている。外部端子23は、インシュレータ26によって筐体210(より特定的には、封口体212)と絶縁されている。
外部端子24には、凹部245が設けられている。外部端子24は、上端面24aを有する。凹部245は、上端面24aの略中央部に設けられている。外部端子24は、凹部245を規定する内壁部245a、および当該外部端子24の周縁を規定する外壁部246を有する。
外部端子24は、第1金属部241と、第1金属部241とは異なる金属から形成された第2金属部242と、を有する。第1金属部241は、外部端子24の下部を構成し、第2金属部242は、外部端子24の上部を構成している。
第1金属部241は、たとえば銅合金により形成され、第2金属部242は、たとえばアルミ合金により形成される。第1金属部241の上部に、第2金属部242が異種金属接合されている。異種金属接合によって、異種金属間の接合面には、第1金属部241と第2金属部242とが相互に接合された有効接続部243形成される。
第2金属部242は、上面を有する。第2金属部242の上面は、上述の上端面24aを構成している。第2金属部242に上記凹部245が設けられている。
なお、異種金属接合は、たとえば摩擦撹拌スポット溶接、超音波溶接、または抵抗溶接により行なわれる。当該接合に際して、各種の溶接装置が用いられ、溶接装置と第2金属部242との接触部に凹部245が形成される。
複数の蓄電セル20は、互いに隣り合うように配置された第1蓄電セル21および第2蓄電セル22を含む。第1蓄電セル21と第2蓄電セル22の構造は、上記蓄電セル20と同様の構成を有する。第1蓄電セル21と第2蓄電セル22とは、配列方向に沿って外部端子23と外部端子24とが交互に並ぶように、配置されている。
バスバ30は、互いに隣り合う第1蓄電セル21および第2蓄電セル22の外部端子同士を接続する。より特定的には、バスバ30は、上記幅方向の一方側において、第1蓄電セル21の外部端子24と、第2蓄電セル22の外部端子23とを接続する。また、バスバ30は、上記幅方向の他方側において、第1蓄電セル21の外部端子23と、第2蓄電セル22の外部端子24とを接続する。これにより、複数の蓄電セル20が直列に接続される。
バスバ30は、第1部分31、第2部分32、および第3部分33とを有する。第1部分31は、外部端子24に接続される。第2部分32は、外部端子23に接続される。第3部分33は、第1部分31と第2部分32とを接続する。第3部分33は、板状形状を有する。
第1部分31は、板状部310、第1係合部313を有する。板状部310は、外部端子24の上端面24a上に載置されている。板状部310は、外部端子24に溶着された溶着部36を有する。板状部310には、凹部245に面するように開口部が設けられており、板状部310は、略枠状形状を有する。これにより、板状部310は、内側端部および外側端部を有する。
第1係合部313は、第1当接部311および第2当接部312を有する。第1当接部311は、板状部310の内側端部に設けられている。第1当接部311は、外部端子24の内壁部245aに当接する。
第1当接部311は、略C字形状を有する。具体的には、第1当接部311は、内壁部245aに当接する先端部(第1先端部)を有し、当該先端部から凹部245が有する開口端に向かうにつれて、内壁部245aから一旦離れて再び内壁部245aに近づく形状を有する。第1当接部311の根元部は、板状部310に接続されている。
第2当接部312は、板状部310の上記外側端部に設けられている。第2当接部312は、外部端子24の外壁部246に当接する。
第2当接部312は、略C字形状を有する。具体的には、外壁部246に当接する先端部(第2先端部)を有し、当該先端部から凹部245が有する開口端に向かうにつれて、246外壁部から一旦離れて再び外壁部246に近づく形状を有する。第2当接部312の根元部は、板状部310に接続されている。
第1当接部311および第2当接部312が、上述のような形状を有することにより、第1係合部313によって外部端子24をグリップすることができる。
第2部分32は、板状部320、第2係合部323を有する。板状部320は、外部端子23の上端面23a上に載置されている。板状部320は、外部端子23に溶着された溶着部36を有する。板状部320には、凹部235に面するように開口部が設けられており、板状部320は、略枠状形状を有する。これにより、板状部320は、内側端部および外側端部を有する。
第2係合部323は、第1当接部321および第2当接部322を有する。第1当接部321は、板状部320の内側端部に設けられている。第1当接部321は、外部端子23の内壁部235aに当接する。
第1当接部321は、略C字形状を有する。具体的には、第1当接部321は、内壁部235aに当接する先端部(第2先端部)を有し、当該先端部から凹部235が有する開口端に向かうにつれて、内壁部235aから一旦離れて再び内壁部235aに近づく形状を有する。第2当接部322の根元部は、板状部320に接続されている。
第2当接部322は、板状部310の上記外側端部に設けられている。第2当接部322は、外部端子23の外壁部236に当接する。
第2当接部322は、略C字形状を有する。具体的には、外壁部236に当接する先端部(第2先端部)を有し、当該先端部から凹部235が有する開口端に向かうにつれて、236外壁部から一旦離れて再び外壁部236に近づく形状を有する。第2当接部322の根元部は、板状部320に接続されている。
第1当接部321および第2当接部322が、上述のような形状を有することにより、第2係合部323によって外部端子23をグリップすることができる。
図3は、実施の形態1に係る蓄電モジュールの外部端子の周辺の構成を示す概略平面図である。図3に示すように、蓄電モジュール100は、フレキシブルプリント回路基板(FPC)50をさらに備える。
FPC50は、蓄電セル20の幅方向の一方側において、バスバ30に隣り合うように配置されており、蓄電セル20の配列方向に沿って延在するように設けられている。FPC50は、バスバ30に接続される配線部51を含む。
ここで、バスバ30は、上述の凹部245,235を規定する内壁部245a,235aに、第1当接部311,321を当接させ、上述の外壁部246,236に、第2当接部312,322を当接させて、外部端子24,23に組み付ける。このため、簡素な構成で、外部端子24,23とバスバ30との位置決め精度を向上させることができる。
さらに、組付状態において、図3中矢印AR1に示すように、FPC50からの反力がバスバ30に作用した場合であっても、上記第1係合部313および第2係合部323が、外部端子24および外部端子23に係合することで、外部端子24および外部端子23とバスバ30との位置がずれることを抑制できる。
これにより、外部端子24の上端面24aと板状部310との重なり領域、および外部端子23の上端面23aと板状部320のとの重なり領域を大きく確保することができる。このため、図3中一点鎖線で示す溶着領域R1を大きく確保することができる。
また、外部端子24,23とバスバ30とが精度よく位置決めされることにより、溶着の際に、レーザーの照射位置がずれることも抑制できる。このため、凹部245,235にレーザーが照射されることを抑制でき、特に、異種金属接合の有効接続部243へのレーザーによる入熱を抑制できる。これにより、有効接続部243に金属間化合物が生成されること抑制し、接合強度が低下することを抑制することができる。
また、一般的に、凹部245,235にレーザーが照射された場合には、スパークが発生してヒュームが飛び、異物が凹部245,235に付着する場合がある。上述のように、レーザー照射位置のずれを抑制することで、このような異物の付着も抑制することができる。
さらに、車両の振動または車両への衝撃等によってバスバ30に荷重が伝達された場合であっても、上記第1係合部313および第2係合部323が、外部端子24および外部端子23に係合することで、溶着部36への負荷を軽減することができる。これにより、バスバ30の疲労強度も向上させることができる。
図4は、比較例に係る蓄電モジュールの外部端子およびバスバを示す概略断面図である。図5は、比較例に係る蓄電モジュールの外部端子の周辺の構成を示す概略平面図である。図4および図5を参照して、比較例に係る蓄電モジュール100Xについて説明する。
図4および図5に示すように、比較例に係る蓄電モジュール100Xは、実施の形態1に係る蓄電モジュール100と比較した場合に、バスバ30Xの形状が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
バスバ30Xは、実施の形態1に係るバスバ30と比較した場合に、第1係合部313および第2係合部323が形成されていない。すなわち、バスバ30Xは、全体的に平板状に形成されている。第1部分31は、開口部31aが設けられた板状部310によって構成され、第2部分32は、開口部32aが設けられた板状部320によって構成されている。
バスバ30Xを外部端子24,23に溶着させる際には、バスバ30Xを上端面24a,23aに載置させる。この際、図5中矢印AR1に示すように、FPC50からの反力がバスバ30Xに作用した場合には、第1係合部313および第2係合部323が無いため、バスバ30Xの位置がずれてしまう。これにより、板状部310,320と、上端面24a,23aとの重なり領域が小さくなる。この結果、図5中一点鎖線で示す溶着領域R2も小さくなってしまう。また、バスバ30Xが位置ずれすることにより、レーザーの照射位置もずれてしまい、有効接続部243へ入熱されることも起こり得る。
(第1変形例)
図6は、第1変形例に係る蓄電モジュールにおいて、バスバを外部端子に溶着する際の様子を示す図である。
上述の実施の形態1においては、バスバ30を溶接する前の状態において、第1当接部311および第2当接部312が、内壁部245aおよび外壁部246に当接し、第1当接部321および第2当接部322が、内壁部235aおよび外壁部236に当接する場合を例示したが、これら第1当接部311,321および第2当接部312,322は、バスバ30の溶接後に、内壁部245a,235aおよび外壁部246,236に当接してもよい。
この場合には、バスバ30を溶接する前の状態においては、図6の破線で示すように、バスバ30を溶接する前の状態においては、レーザーによるバスバ30の熱収縮を見越して、所定の距離、第1当接部311,321および第2当接部312,322は、内壁部245a,235aおよび外壁部246,236から離間している。
このように構成される場合であっても、溶接後に第1当接部311および第2当接部312が、内壁部245aおよび外壁部246に当接し、第1当接部321および第2当接部322が、内壁部235aおよび外壁部236に当接することにより、第1変形例に係る蓄電モジュールは、実施の形態1に係る蓄電モジュール100とほぼ同様の効果が得られる。
(第2変形例)
図7は、第2変形例に係る蓄電モジュールに具備されるバスバの一部およびその周辺を拡大して示す概略断面図である。図7を参照して、第2変形例に係る蓄電モジュール100Aについて説明する。
図7に示すように、第2変形例に係る蓄電モジュール100Aは、実施の形態1に係る蓄電モジュール100と比較した場合に、バスバ30Aの形状が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
第1部分31A側において、第1係合部313は、第1当接部311Aおよび第2当接部312Aを有する。第1当接部311Aは、外部端子24の内壁部245aに沿うように設けられている。第2当接部312Aは、外部端子24の外壁部246に沿うように設けられている。
なお、図7においては、便宜上、外部端子24に接合されたバスバ30Aの第1部分31A側を図示しているが、外部端子23に接合されたバスバ30Aの第2部分側の構成は、第1部分31A側とほぼ同様である。ここでは、図示されていないが、第2部分側においても、第1当接部は、外部端子23の内壁部235aに沿うように設けられており、第2当接部は、外部端子23の外壁部236に沿うように設けられている。
このように構成される場合であっても、第2変形例に係る蓄電モジュール100Aにあっては、実施の形態1に係る蓄電モジュール100とほぼ同様の効果が得られる。また、第1当接部311Aおよび第2当接部312Aが直線状に形成されることにより、バスバ30Aの構成をさらに簡素化することができる。
(第3変形例)
図8は、第3変形例に係る蓄電モジュールに具備されるバスバの一部およびその周辺を拡大して示す概略断面図である。図8を参照して、第3変形例に係る蓄電モジュール100Bについて説明する。
図8に示すように、第3変形例に係る蓄電モジュール100Bは、実施の形態1に係る蓄電モジュール100Bと比較した場合に、バスバ30Bの形状が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
第3変形例においては、第1部分31B側において、板状部310には、凹部245に嵌合する突起部315が設けられている。突起部315は、凹部245に嵌合した状態において、内壁部245aに当接し、第1係合部313の第1当接部として機能する。また、突起部315は、凹部245に嵌まり込んで凹部245を覆う覆い部としても機能する。また、第1係合部313の第2当接部312Bは、第3部分33側に位置する外部端子24の外壁部246に沿うように設けられている。
なお、図8においては、便宜上、外部端子24に接合されたバスバ30Bの第1部分31B側を図示しているが、外部端子23に接合されたバスバ30Bの第2部分側の構成は、第1部分31B側とほぼ同様である。ここでは、図示されていないが、第2部分側においても、板状部320には、凹部235に嵌合する突起部が設けられている。また、第2係合部の第2当接部は、第3部分33側に位置する外部端子23の外壁部236に沿うように設けられている。
図9は、第3変形例に係るバスバによって凹部への液体の浸入が抑制される様子を示す概略断面図である。
図9に示すように、凹部245は、突起部315に覆われており、外部に露出していない。このため、凹部245に水等の液体Wが付着することを抑制することができる。これにより、外部端子24が腐食することを抑制できる。
上述のように構成される場合であっても、第3変形例に係る蓄電モジュール100Bにあっては、実施の形態1に係る蓄電モジュール100とほぼ同様の効果が得られる。加えて、上述のように、外部端子の腐食を抑制できる。
(第4変形例)
図10は、第4変形例に係る蓄電モジュールに具備されるバスバの一部およびその周辺を拡大して示す概略断面図である。図10を参照して、第4変形例に係る蓄電モジュール100Cについて説明する。
図10に示すように、第4変形例に係る蓄電モジュール100Cは、実施の形態1に係る蓄電モジュール100と比較した場合に、バスバ30Cの形状が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
図10においては、第2変形例同様に、第1係合部313の第1当接部311Aが、内壁部245aに沿うように設けられている。また、第1係合部313の第2当接部312Aも、外壁部246に沿うように設けられている。この場合において、第2当接部312Aは、第3部分33が位置する側に設けられている。
さらに、第4変形例においては、バスバ30Cは、第1当接部311A同士を接続する接続部316を有する。接続部316は、凹部245の底部を覆うように設けられている。このようにして、第1当接部311Aおよび接続部316は、凹部245の嵌まり込んで凹部245を覆う覆い部として機能する。
なお、図10においては、便宜上、外部端子24に接合されたバスバ30Cの第1部分31C側を図示しているが、外部端子23に接合されたバスバ30Cの第2部分側の構成は、第1部分31C側とほぼ同様である。ここでは、図示されていないが、第2部分側においても、第1当接部同士を接続する接続部が設けられており、第1当接部および接続部は、上述の覆い部として機能する。
このように構成される場合であっても、第4変形例に係る蓄電モジュール100Cにあっては、実施の形態1に係る蓄電モジュール100とほぼ同様の効果が得られる。加えて、上述のように、覆い部が設けられていることにより、外部端子が腐食することを抑制できる。
なお、上述の実施の形態1、および第2変形例から第4変形例においては、各々の特徴部分を適宜組み合わせることは、当初から予定されている。
以上、今回開示された実施の形態および変形例はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
11 エンドプレート、20 蓄電セル、21 第1蓄電セル、22 第2蓄電セル、23 外部端子、23a 上端面、24 外部端子、24a 上端面、25,26 インシュレータ、27 電池要素、28 電解液、30,30A,30B,30C,30X バスバ、31,31A,31B,31C 第1部分、31a,32a 開口部、32 第2部分、33 第3部分、36 溶着部、51 配線部、100,100A,100B,100C,100X 蓄電モジュール、210 筐体、210a 上面、211 本体部、212 封口体、235 凹部、235a 内壁部、236 外壁部、241 第1金属部、242 第2金属部、243 有効接続部、245 凹部、245a 内壁部、246 外壁部、310 板状部、311,311A 第1当接部、312,312A,312B 第2当接部、313 第1係合部、315 突起部、316 接続部、320 板状部、321 第1当接部、322 第2当接部、323 第2係合部。

Claims (5)

  1. 各々が外部端子を有する第1蓄電セルおよび第2蓄電セルと、
    前記第1蓄電セルの前記外部端子および前記第2蓄電セルの前記外部端子を接続するバスバと、を備え、
    前記外部端子には凹部が設けられており、
    前記外部端子は、前記凹部を規定する内壁部と、前記外部端子の周縁を規定する外壁部とを含み、
    前記バスバは、前記外部端子に係合する係合部を含み、
    前記係合部は、前記内壁部に当接する第1当接部と、前記外壁部に当接する第2当接部とを有する、蓄電モジュール。
  2. 前記第1当接部は、前記内壁部に当接する第1先端部を有し、前記第1先端部から前記凹部が有する開口端に向かうにつれて、前記内壁部から一旦離れて再び前記内壁部に近づく形状を有し、
    前記第2当接部は、前記外壁部に当接する第2先端部を有し、前記第2先端部から前記開口端に向かうにつれて、前記外壁部から一旦離れて再び前記外壁部に近づく形状を有する、請求項1に記載の蓄電モジュール。
  3. 前記第1当接部は、前記内壁部に沿うように設けられており、
    前記第2当接部は、前記外壁部に沿うように設けられている、請求項1に記載の蓄電モジュール。
  4. 前記バスバは、前記凹部に嵌まり込んで前記凹部を覆う覆い部を有する、請求項1に記載の蓄電モジュール。
  5. 前記第1蓄電セルの前記外部端子および前記第2蓄電セルの前記外部端子のうち一方の外部端子は、第1金属部と、前記第1金属部とは異なる金属から形成された第2金属部とを有し、
    前記第1金属部の上部に前記第2金属部が異種金属接合されており、
    前記第2金属部に前記凹部が設けられている、請求項1から4のいずれか1項に記載の蓄電モジュール。
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