JP2023071202A - 物流管理システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023071202000001
【課題】受注物品の搬送条件に応じて、対象施設内においてピッキング箇所から運送車両まで受注物品を適切な保持状態で搬送することができる物流管理システムを提供する。
【解決手段】受注装置と、対象施設内を自動走行可能であり、物品の保持状態を変更可能である自走キャビネットと、受注物品の情報に基づいて、対象施設内における受注物品のピッキング箇所から受注物品を運送する運送車両までの搬送計画、受注物品の保持状態、及び受注物品を搬送させる自走キャビネットを決定し、決定した自走キャビネットに搬送計画及び前記保持状態を指令する搬送管理装置と、を備えた物流管理システム。
【選択図】図1

Description

本願は、物流管理システムに関するものである。
特許文献1は、個人が注文した商品を自宅まで自動的に配送するシステムを提案しており、注文情報に記載された商品の在庫がある無人店舗を選択し、そこに自動運転可能の運搬車両を移動させ、無人店舗にてロボットが自動的に該当商品を選択して運搬車両に積載し、運搬車両は商品を発注者宅まで自動運転にて配送することを可能にしている。
特許文献2は、工場内で部品庫から生産ラインに、又は生産ラインから完成品倉庫にを自走車が自動走行して部品及び完成品を運搬する工場物流システムを提案しており、生産ラインの部品の残数、完成品の数量に応じてサーバの管理下において部品倉庫、生産ライン、完成品倉庫の間を自走車が自動走行し、部品及び完成品を運搬する事を可能にしている。
特開2020-169082号公報 特開平10-094947号公報
しかしながら、生産工場内からユーザまで自動走行による物流システムは、既に公知であるが、物品の搬送状態まで管理が出来ていないのが現状である。例えば、物品の種類によっては、搬送中に、要冷蔵、要冷凍といった温度管理が必要なものもあれば、振動に弱い精密機器、ワレモノ等の振動抑制が必要なものもある。しかし、従来の技術では、対象施設内においてピッキング箇所から運送車両まで物品を保持し搬送する搬送装置において、物品の保持状態まで管理されていない。
そこで、本願は、受注物品の搬送条件に応じて、対象施設内においてピッキング箇所から運送車両まで受注物品を適切な保持状態で搬送することができる物流管理システムを提供することを目的とする。
本願に係る物流管理システムは、
物品の発注を受け付ける受注装置と、
受注対象の前記物品を保管する対象施設内を、前記物品を保持して自動走行可能であり、前記物品の保持状態を変更可能である自走キャビネットと、
前記受注装置が受注した受注物品の情報に基づいて、前記対象施設内における前記受注物品のピッキング箇所から前記受注物品を運送する運送車両までの搬送計画、前記受注物品の前記保持状態、及び前記受注物品を搬送させる前記自走キャビネットを決定し、決定した前記自走キャビネットに前記搬送計画及び前記保持状態を指令する搬送管理装置と、
を備えたものである。
本願に係る物流管理システムによれば、受注物品に適した保持状態で、対象施設内においてピッキング箇所から運送車両まで自走キャビネットにより受注物品を搬送することができる。よって、対象施設内の搬送中に受注物品の状態が悪化することを抑制できる。また、自走キャビネットは、物品の保持状態を変更可能であるので、望ましい保持状態が異なる複数種類の物品を、同じ自走キャビネットを用いて効率的に搬送することができる。
実施の形態1に係る物流管理システムの概略構成図である。 実施の形態1に係る自走キャビネットのイメージ図である。 実施の形態1に係る搬送管理装置の処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1に各処理装置の概略ハードウェア構成図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る物流管理システムについて図面を参照して説明する。図1は、物流管理システムの概略全体構成を示す図である。物流管理システムは、受注装置10、自走キャビネット20、及び搬送管理装置40等を備えている。
1.受注装置10
受注装置10は、物品の発注を受け付ける装置である。受注装置10は、ネットワークに接続されたサーバ装置である。受注装置10は、ネットワーク網11を介して、ユーザが有する情報端末装置12に接続されている。ユーザは、情報端末装置12を操作して物品の発注情報を入力し、受注装置10に送信する。情報端末装置12は、ネットワーク網11に接続されたパーソナルコンピュータ、サーバ装置、スマートフォンなどである。ユーザは、発注者であり、人だけでなく、自動的に発注を行うコンピュータ、サーバ装置等を含む。また、ユーザは、工場内の他の部門、他の工場等であってもよい。
受注装置10は、搬送管理装置40から対象施設30内に保管されている物品の種類、及び各物品の種類の個数の情報を取得する。そして、受注装置10は、基本的に、取得した物品の種類、及び各物品の種類の個数の範囲内で、物品の発注を受け付ける。なお、受注装置10は、在庫が切れている物品の種類について、予約を受け付けてもよい。受注装置10は、物品の種類、及び各物品の種類の個数の受注を受け付け、受注した物品の運送先(住所等)の情報を受け付ける。そして、受注装置10は、受注した物品の種類及び個数、及び運送先の情報を搬送管理装置40に送信する。
2.対象施設
対象施設30は、受注対象の物品31を保管している施設である。対象施設30は、棚32などに、種類ごとに物品31を保管している。各種類の物品の保管場所、及び各種類の物品の個数は、搬送管理装置40により管理されている。温度管理が必要な種類の物品は、温度管理ができる保管場所に保管されている。対象施設30は、倉庫、工場等とされる。
3.自走キャビネット20
自走キャビネット20は、対象施設30内を、物品を保持して自動走行可能であり、物品の保持状態を変更可能である。対象施設30内には、複数の自走キャビネット20が設けられているが、小規模の対象施設30であれば、1つの自走キャビネット20が設けられてもよい。
図2に自走キャビネット20のイメージ図を示す。自走キャビネット20は、キャビネット21、制御装置22、通信装置23、走行装置24、及び保持状態変更装置25を備えている。保持状態変更装置25は、物品の保持状態を変更する装置である。キャビネット21は、物品を保持する。本実施の形態では、キャビネット21は、蓋21bを有する箱21aである。蓋21bは、制御装置22により自動開閉される。蓋21bを閉じた状態にロックし、制御装置22により制御されるロック機構21cが設けられている。
走行装置24は、車輪、車輪の駆動装置、操舵装置、及び周辺状態検出装置等により構成され、制御装置22により制御される。制御装置22は、周辺状態検出装置により周辺状態を検出しながら、搬送管理装置40からの指令に従って、走行装置24を駆動し、自動走行を行う。通信装置23は、搬送管理装置40等と無線通信を行う。制御装置22は、通信装置23を介して、搬送管理装置40から指令を受信し、自走キャビネット20の位置及び物品の搬送状態等を搬送管理装置40に送信する。
自走キャビネット20は、搬送管理装置40から指令されたピッキング箇所に移動し、受注物品を受け取る。受注物品のピッキングは、対象施設に設けられたピッキング装置により行われる。ピッキング装置は、搬送管理装置40から、ピッキングを行う物品の内容と、ピッキングした物品を受け渡す自走キャビネット20の情報を受信する。ピッキング装置の代わりに人がピッキングを行ってもよい。或いは、自走キャビネット20が、ピッキング装置を設けていてもよい。
<温度管理装置>
本実施の形態では、保持状態変更装置25は、保持状態として、キャビネット21内の温度を、搬送管理装置40から指令された設定温度に変化させる温度管理装置25aを有している。温度管理装置25aは、冷却機構(例えば、ペルティエ素子)、加熱機構(例えば、電気ヒータ)、及び温度センサなどを備えている。制御装置22は、搬送管理装置40から設定温度が指令されている場合は、温度センサにより検出した温度が、設定温度に近づくように、冷却機構及び加熱機構を制御する。制御装置22は、搬送管理装置40から設定温度が指令されていない場合は、温度制御を行わない。
<水平維持装置>
また、保持状態変更装置25は、保持状態として、キャビネット21内を水平に維持する水平維持装置25bを有している。例えば、水平維持装置25bは、車体に対するキャビネット21の角度を可動し、水平を維持するジンバル機構等とされる。ジンバル機構は、車体に対するキャビネット21の角度を変化させるアクチュエータ、及び水平方向に対するキャビネット21の傾き角度を検出する水平センサなどを備えている。制御装置22は、搬送管理装置40から水平維持が指令されている場合は、水平センサにより検出した傾きが水平方向になるように、アクチュエータを制御する。制御装置22は、搬送管理装置40から水平維持が指令されていない場合は、アクチュエータの制御を行わず、デフォルトの傾き角度に固定する。
<振動抑制装置>
また、保持状態変更装置25は、保持状態として、収容した物品の振動を抑制する振動抑制装置25cを有している。振動抑制装置25cは、物品をキャビネット21に固定する固定装置等とされる。例えば、固定装置は、物品を反対側の壁に押さえ付ける可動式の壁、可動式の壁を動かすアクチュエータなどを備えている。或いは、固定装置は、エアバック等の膨張機構、及び膨張機構の空気の充填及び排出を行うエアポンプなどを備えていてもよい。制御装置22は、搬送管理装置40から振動抑制が指令されている場合は、固定装置を動作させ、物品をキャビネット21に固定する。制御装置22は、搬送管理装置40から振動抑制が指令されていない場合は、固定装置を動作させず、物品をキャビネット21に固定しない。
<連結機構>
自走キャビネット20は、他の自走キャビネット20と連結する連結機構26を有している。連結機構26は、電動の連結器である。制御装置22は、搬送管理装置40から連結が指令されている場合は、走行装置24を制御して、連結対象の他の自走キャビネット20に近づき、連結機構26を動作させて、連結対象の他の自走キャビネット20に連結する。搬送管理装置40から連結が指令されていない場合は、連結機構26を動作させない。
4.運送車両50
運送車両50は、自走キャビネット20が搬送した受注物品を運送する車両である。運送車両50は、コンテナ内に複数の受注物品を搭載できる。運送車両50は、コンテナ内の温度を変化させる温度管理装置を有している。複数種類の運送車両50が設けられてもよく、コンテナの温度管理装置が設けられなくてもよい。本実施の形態では、運送車両50は、自動運転可能な車両であり、搬送管理装置40から指令された移動計画に基づいて、自動運転可能である。搬送管理装置40から指令された移動計画に従って、運転者が運送車両50をマニュアル運転してもよい。また、対象施設外において、運送車両50の自動運転がされてもよいし、マニュアル運転がされてもよい。また、運送車両50は、自動運転可能な車両でなくてもよい。
5.搬送管理装置
搬送管理装置40は、受注装置10が受注した受注物品の情報に基づいて、対象施設内における受注物品のピッキング箇所から受注物品を運送する運送車両50までの搬送計画、受注物品の保持状態、及び受注物品を搬送させる自走キャビネット20を決定し、決定した自走キャビネット20に搬送計画及び保持状態を指令する。
この構成によれば、受注物品に適した保持状態で、対象施設内においてピッキング箇所から運送車両50まで自走キャビネット20により受注物品を搬送することができる。よって、対象施設内の搬送中に受注物品の状態が悪化することを抑制できる。また、自走キャビネット20は、物品の保持状態を変更可能であるので、望ましい保持状態が異なる複数種類の物品を、同じ自走キャビネットを用いて効率的に搬送することができる。
本実施の形態では、搬送管理装置40は、受注物品の情報に基づいて、受注物品の温度管理の必要性が有ると判定した場合は、決定した自走キャビネット20に、保持状態として設定温度を指令する。
この構成によれば、受注物品の温度管理の必要性が有る場合は、自走キャビネット20に設定温度を指令して、温度管理がされた状態で、自走キャビネット20により受注物品を搬送させることができ、搬送中に温度変化により受注物品の状態が悪化することを抑制できる。
また、搬送管理装置40は、受注物品の情報に基づいて、受注物品の水平維持の必要性が有ると判定した場合は、決定した自走キャビネット20に保持状態として水平維持を指令する。
この構成によれば、受注物品の水平維持の必要性が有る場合は、自走キャビネット20に水平維持を指令して、水平が保たれた状態で、自走キャビネット20により受注物品を搬送させることができ、搬送中の傾きにより受注物品の状態が悪化することを抑制できる。
搬送管理装置40は、受注物品の情報に基づいて、受注物品の振動抑制の必要性が有ると判定した場合は、決定した自走キャビネット20に、保持状態として振動抑制を指令する。
この構成によれば、受注物品の振動抑制の必要性が有る場合は、自走キャビネット20に振動抑制を指令して、搬送中の受注物品の振動を抑制することができ、搬送中の振動により受注物品の状態が悪化することを抑制できる。
また、搬送管理装置40は、複数の受注物品の情報に基づいて、複数の自走キャビネット20を連結して搬送させると判定した場合は、判定した複数の自走キャビネット20に連結して搬送させる計画を指令する。
この構成によれば、連結して搬送させることにより、搬送効率を向上させることができる。
また、本実施の形態では、搬送管理装置40は、受注物品の情報に基づいて、運送車両50の移動計画を決定し、運送車両50に移動計画を指令する。
この構成によれば、受注物品の情報に基づいて決定した移動計画を運送車両50に指令して、運送車両50を自動的に移動させることができる。よって、受注状態に応じて、運送車両50を自動的に移動させ、受注から運送までの作業を効率化することができる。
<フローチャート>
図3のフローチャートを用いて、搬送管理装置40の処理を説明する。図3の処理は、例えば、所定の演算周期毎に繰り返し実行される。
ステップS01で、搬送管理装置40は、受注装置10から、受注した受注物品の情報を取得する。ステップS02で、搬送管理装置40は、物品データベースを探索し、新たに受注した受注物品が保管されている対象施設内の保管箇所を判定し、自走キャビネット20が受注物品を受け取るピッキング箇所の位置を決定する。ピッキング箇所は、ピッキング装置が保管箇所から受注物品を取り出した後、受注物品を自走キャビネット20に受け渡す箇所とされる。物品データベースには、対象施設内に保管されている物品の種類、各物品の種類の個数及び保管場所、及び各物品の種類の搬送条件が記憶されており、物品の搬入及び搬出に応じて、逐次更新される。
ステップS03で、搬送管理装置40は、受注装置10から取得した受注物品の情報、運送車両50の情報に基づいて、運送車両50の移動計画を決定する。搬送管理装置40は、対象施設内に受注物品の搬送のために必要とされる運送車両50が存在しない場合は、運送車両50の手配を行う。搬送管理装置40は、手配した運送車両50が対象施設の入口に到着した場合は、対象施設の入口から所定の積み込み位置までの対象施設内の移動経路を決定する。また、搬送管理装置40は、予定した受注物品の積み込みが完了した場合は、積み込み位置から対象施設の出口までの移動経路を決定する。搬送管理装置40は、運送車両50の運送先を決定する。また、複数の対象施設が分散して設けられている場合は、搬送管理装置40は、対象施設間の移動経路、及び各対象施設における積み込み計画を決定する。搬送管理装置40は、運送車両50の移動状態、物品の搭載状態等を記憶した運送車両データベースを逐次更新する。
ステップS04で、搬送管理装置40は、受注装置10から取得した受注物品の情報、運送車両50の情報に基づいて、受注物品を運送する運送車両50を決定する。搬送管理装置40は、運送車両データベースを参照し、運送車両50の情報を取得する。運送車両データベースには、対象施設内に存在し、物品を運送可能な各運送車両50の情報が記憶されている。各運送車両50の情報は、運送車両50の位置、運送車両50の物品搭載状況(空き情報)、運送車両50の運送先、及び運送車両50のコンテナ状態等とされる。コンテナ状態は、コンテナ内の温度情報(温度管理の有無、設定温度(冷凍、冷蔵、常温))等とされる。
ステップS05で、搬送管理装置40は、受注物品の情報に基づいて、自走キャビネット20における受注物品の保持状態を決定する。搬送管理装置40は、物品データベースを参照し、受注物品の搬送条件を取得する。物品データベースに記憶されている各種類の物品の搬送条件は、温度管理の必要性の有無、設定温度(冷凍、冷蔵、常温、指定温度)、水平維持の必要性の有無(例えば、天地無用の必要性の有無)、振動抑制の必要性の有無(割れ物取り扱いの必要性の有無)等である。
搬送管理装置40は、受注物品の搬送条件が、温度管理の必要性有りであり、設定温度が設定されている場合は、受注物品の保持状態として、その設定温度を設定する。例えば、冷凍の場合は、冷凍に対応する温度(例えば、-10℃)が設定温度として設定され、冷蔵の場合は、冷蔵に対応する温度(例えば、10℃)が設定温度として設定され、指定温度の場合は、指定温度が設定温度として設定される。搬送管理装置40は、受注物品の搬送条件が、温度管理の必要性無し(常温)である場合は、受注物品の保持状態として、設定温度を設定しない。
搬送管理装置40は、受注物品の搬送条件が、水平維持の必要性有りである場合は、受注物品の保持状態として、水平維持の必要性有りを設定する。搬送管理装置40は、受注物品の搬送条件が、水平維持の必要性無しである場合は、受注物品の保持状態として、設水平維持の必要性無しに設定する。
搬送管理装置40は、受注物品の搬送条件が、振動抑制の必要性有りである場合は、受注物品の保持状態として、振動抑制の必要性有りを設定する。搬送管理装置40は、受注物品の搬送条件が、振動抑制の必要性無しである場合は、受注物品の保持状態として、振動抑制の必要性無しに設定する。
ステップS06で、搬送管理装置40は、決定した受注物品のピッキング箇所、受注物品の運送車両50、及び各自走キャビネット20の状態に基づいて、受注部品を搬送する自走キャビネット20を決定する。例えば、搬送管理装置40は、キャビネットデータベースを参照し、ピッキング箇所の近くに存在し、物品を搬送していない自走キャビネット20を、受注部品を搬送する自走キャビネット20として決定する。キャビネットデータベースには、対象施設内に存在する各自走キャビネット20の位置、及び物品の搬送状態(物品の搬送中であるか否)が記憶されており、逐次更新される。
また、搬送管理装置40は、受注物品のピッキング箇所から受注物品の運送車両50までの、自走キャビネット20の走行経路を決定する。この際、対象施設内の走行路の地図データ等が参照される。また、搬送管理装置40は、現在の自走キャビネット20の位置から受注物品のピッキング箇所までの走行経路を決定してもよい。なお、自走キャビネット20が、2地点間の走行経路を自律的に決定できる場合は、搬送管理装置40は、自走キャビネット20の走行経路を決定しなくてもよい。
搬送管理装置40は、受注物品の情報に基づいて、複数の自走キャビネット20を連結して搬送させるか否かを判定する。例えば、搬送管理装置40は、同じ種類の受注物品の数が多く、複数の自走キャビネット20に分けて搬送する必要があると判定した場合は、複数の自走キャビネット20を連結して搬送すると判定し、自走キャビネット20の連結数を決定する。そして、搬送管理装置40は、キャビネットデータベースを参照し、ピッキング箇所の近くに存在し、物品を搬送していない連結数の自走キャビネット20を、受注部品を搬送する連結数の自走キャビネット20として決定する。そして、搬送管理装置40は、連結数の自走キャビネット20の連結計画、及び走行経路を決定する。例えば、搬送管理装置40は、連結計画として、ピッキング箇所付近における各自走キャビネット20の集合位置、及び連結順番等を決定する。
ステップS07で、搬送管理装置40は、決定した搬送計画(本例では、ピッキング箇所の位置、運送車両50の位置、走行経路、連結の有無)、及び保持状態(本例では、温度設定、水平維持の必要性の有無、振動抑制の必要性の有無)を、受注物品を搬送する自走キャビネット20に無線通信などを介して伝達する。また、搬送管理装置40は、複数の自走キャビネット20を連結して搬送させると判定した場合は、決定した連結数の自走キャビネット20に、連結して搬送させる計画を伝達する。
ステップS08で、搬送管理装置40は、決定したピッキング装置に対して、受注物品のピッキング指示、及びピッキングした受注物品を受け渡す自走キャビネット20の識別情報等を伝達する。ステップS09で、搬送管理装置40は、決定した各運送車両50の移動計画を、各運送車両50に伝達する。
<各処理装置の例>
受注装置10、搬送管理装置40、及び制御装置22等の各処理装置の例を説明する。処理装置の各機能は、処理装置が備えた処理回路及び記憶装置により実現される。処理装置は、図4に示すように、演算処理装置60(コンピュータ)、記憶装置61、通信装置62、演算処理装置60に外部の信号を入出力する入出力装置63等を備えている。演算処理装置60として、CPU、ASIC、GPU等の各種の信号処理回路等が備えられる。記憶装置61として、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EEPROM、ハードディスクなどの各種の記憶装置が備えられる。記憶装置61には、各処理のプログラム、設定データ、データベース等が記憶されている。入出力装置63には、各種の装置が接続される。
<転用例>
上記の実施の形態1では、自走キャビネット20は、保持状態変更装置25として温度管理装置25a、水平維持装置25b、及び振動抑制装置25cを有している場合を例に説明した。しかし、自走キャビネット20は、温度管理装置25a、水平維持装置25b、及び振動抑制装置25cの一部を有してもよい。また、自走キャビネット20は、保持状態変更装置25として温度管理装置25a、水平維持装置25b、及び振動抑制装置25c以外の他の種類の装置を有していてもよい。
上記の実施の形態1では、1種類の自走キャビネット20が設けられている場合を例に説明した。しかし、複数種類の自走キャビネット20が設けられてもよい。自走キャビネット20の種類ごとに保持状態変更装置25の種類が異なっていてもよい。例えば、ある種類の自走キャビネット20には、温度管理装置25aのみが設けられ、ある種類の自走キャビネット20には水平維持装置25b及び振動抑制装置25cが設けられてもよい。また、自走キャビネット20の種類ごとにキャビネット21の大きさ及び形状が異なっていてもよい。また、自走キャビネット20の種類によっては、キャビネット21の蓋21b、ロック機構21cが設けられなくてもよく、また、箱21aの側壁が設けられず、受注物品が上に載せられる台状であってもよい。保持状態変更装置25の種類が異なる場合は、搬送管理装置40は、受注物品の搬送条件に適合する自走キャビネット20の種類を決定し、決定した種類の自走キャビネット20の中から受注物品を搬送する自走キャビネット20を決定する。
また、対象施設30は、複数の場所に分かれて設けられてもよく、この場合は、自走キャビネット20は、各場所の対象施設30に配置され、各場所の対象施設30内を移動する。また、搬送管理装置40は、複数の場所の対象施設30について、統合的に、自走キャビネット20による受注物品の搬送、及び運送車両50の移動を管理してもよい。また、搬送管理装置40は、運送車両50を複数の場所の対象施設30を順番に移動させ、各場所の対象施設30において、自走キャビネット20により受注物品を積み込ませてもよい。
本願は、例示的な実施の形態が記載されているが、実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
10 受注装置、20 自走キャビネット、25 保持状態変更装置、25a 温度管理装置、25b 水平維持装置、25c 振動抑制装置、26 連結機構、40 搬送管理装置、50 運送車両

Claims (6)

  1. 物品の発注を受け付ける受注装置と、
    受注対象の前記物品を保管している対象施設内を、前記物品を保持して自動走行可能であり、前記物品の保持状態を変更可能である自走キャビネットと、
    前記受注装置が受注した受注物品の情報に基づいて、前記対象施設内における前記受注物品のピッキング箇所から前記受注物品を運送する運送車両までの搬送計画、前記受注物品の前記保持状態、及び前記受注物品を搬送させる前記自走キャビネットを決定し、決定した前記自走キャビネットに前記搬送計画及び前記保持状態を指令する搬送管理装置と、
    を備えた物流管理システム。
  2. 前記自走キャビネットは、前記保持状態として、前記物品を収容するキャビネット内の温度を、前記搬送管理装置から指令された設定温度に変化させる温度管理装置を有し、
    前記搬送管理装置は、前記受注物品の情報に基づいて、前記受注物品の温度管理の必要性が有ると判定した場合は、前記保持状態として前記設定温度を指令する請求項1に記載の物流管理システム。
  3. 前記自走キャビネットは、前記保持状態として、前記物品を収容するキャビネット内を水平に維持する水平維持装置を有し、
    前記搬送管理装置は、前記受注物品の情報に基づいて、前記受注物品の水平維持の必要性が有ると判定した場合は、決定した前記自走キャビネットに前記保持状態として水平維持を指令する請求項1又は2に記載の物流管理システム。
  4. 前記自走キャビネットは、前記保持状態として、前記物品の振動を抑制する振動抑制装置を有し、
    前記搬送管理装置は、前記受注物品の情報に基づいて、前記受注物品の振動抑制の必要性が有ると判定した場合は、決定した前記自走キャビネットに、前記保持状態として振動抑制を指令する請求項1から3のいずれか一項に記載の物流管理システム。
  5. 前記自走キャビネットは、他の前記自走キャビネットと連結する連結機構を有し、
    前記搬送管理装置は、複数の前記受注物品の情報に基づいて、複数の前記自走キャビネットを連結して搬送させると判定した場合は、判定した複数の前記自走キャビネットに、連結して搬送させる計画を指令する請求項1から4のいずれか一項に記載の物流管理システム。
  6. 前記運送車両は、自動走行可能な車両であり、
    前記搬送管理装置は、前記受注物品の情報に基づいて、前記運送車両の移動計画を決定し、前記運送車両に前記移動計画を指令する請求項1から5のいずれか一項に記載の物流管理システム。
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