JP2023071023A - 精算装置、およびプログラム - Google Patents

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高志 野口
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Abstract

【課題】各会員を差別化して、好適に特典を付与すること。【解決手段】POS端末装置20は、決済種別受付部401と、支払方法受付部402と、特典付与部403とを備える。決済種別受付部401は、客側表示部から代金の支払いに係る複数の決済種別のうち一の決済種別を受け付ける。支払方法受付部402は、決済種別受付部401が特定の決済種別を受け付けた場合、特定の決済種別のうち、第1の支払方法と、第2の支払方法とを含む複数の支払方法のうち、一の支払方法を受け付ける。特典付与部403は、支払方法受付部402が受け付けた一の支払方法に応じた特典を会員に対して付与する。【選択図】図4

Description

特許法第30条第2項適用申請有り (1)販売及び実施による公開1 販売・実施日(公開日)2021年9月11日 販売先 本社 株式会社サンシャインチェーン本部(高知県高知市稲荷町11-45) 実施先(店舗) サンシャイン ベルティス店(高知県高知市前里324)(実施先HP URL:https://sunshinechain.com/bertis) (2)販売及び実施による公開2 販売・実施日(公開日)2021年11月6日 販売先 本社 株式会社サンシャインチェーン本部(高知県高知市稲荷町11-45) 実施先(店舗) サンシャイン クロバ店(高知県高知市福井町1198-1)(実施先HP URL:https://sunshinechain.com/clova)
本発明は、精算装置、およびプログラムに関する。
近年、顧客の来店頻度を高めるために、各店舗において会員に対してポイント等の特典を付与するサービスが行われている。例えば、顧客に会員カード(ポイントカード)を与え、取引において顧客に会員カードの提示を促し、当該会員カードにポイントを付与したり、付与したポイントを用いて取引したりすることが行われている。
関連する技術として、購入の際に会員証を忘れても、自宅のパソコンなど店舗のレジスタ以外を利用してポイントを付与するポイント付与サービスシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-110328号公報
しかしながら、従来技術では、同じ決済種別であっても、支払方法によっては店舗にとって不利益となる度合いが異なる場合があるものの、このような場合でも、各会員を差別化して特典を付与することができないことがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、各会員に対して好適に特典を付与することができる技術を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様である精算装置は、表示手段から代金の支払いに係る複数の決済種別のうち一の決済種別を受け付ける決済種別受付手段と、前記決済種別受付手段が特定の決済種別を受け付けた場合、第1の媒体を用いた第1の支払方法と、前記第1の媒体とは異なる第2の媒体を用いた第2の支払方法とを含む複数の支払方法のうち、一の支払方法を受け付ける支払方法受付手段と、前記支払方法受付手段が受け付けた一の支払方法に応じた特典を会員に対して付与する特典付与手段と、を備えることを特徴とする精算装置である。
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様であるプログラムは、精算装置に用いられるコンピュータを、表示手段から代金の支払いに係る複数の決済種別のうち一の決済種別を受け付ける決済種別受付手段、前記決済種別受付手段が特定の決済種別を受け付けた場合、第1の媒体を用いた第1の支払方法と、前記第1の媒体とは異なる第2の媒体を用いた第2の支払方法とを含む複数の支払方法のうち、一の支払方法を受け付ける支払方法受付手段、前記支払方法受付手段が受け付けた一の支払方法に応じた特典を会員に対して付与する特典付与手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
本発明の実施形態に係るPOS(Point Of Sales)システム1のネットワーク構成を示す説明図である。 POS端末装置20の設置例を示す説明図である。 POS端末装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 POS端末装置20の機能的構成の一例を示す説明図である。 登録POS端末装置20が行う処理の一例を示すフローチャートである。 精算POS端末装置20が行う処理の一例を示すフローチャートである。 非会員取引において、クレジットカードの決済種別が選択された場合の画面遷移の一例を示す説明図である。 会員取引において自社クレジットカードが選択された場合の画面遷移の一例を示す説明図である。 会員取引において他社クレジットカードが選択された場合の画面遷移の一例を示す説明図である。 変形例1に係る精算POS端末装置20が行う処理の一例を示すフローチャートである。 変形例1に係る精算POS端末装置20に表示される画面遷移の一例を示す説明図である。
(実施形態)
(POSシステム1のネットワーク構成)
図1は、本発明の実施形態に係るPOS(Point Of Sales)システム1のネットワーク構成を示す説明図である。POSシステム1は、スーパーマーケット、ホームセンター、コンビニエンスストア、各種用品店など、種々の店舗に導入される。図1に示すPOSシステム1は、ストアコントローラ10と、取引状況管理装置11と、POS端末装置20とを備える。各装置は、LAN55を介して通信可能に接続されている。各装置は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信部などを備えたコンピュータ装置である。
POSシステム1には、ネットワークを介して、クレジットカード会社サーバSvが接続される。クレジットカード会社サーバSvは、カード会社によって管理され、クレジットカードを用いた決済を行うサーバ装置である。クレジットカードには、カード番号などが記憶されたIC(Integrated Circuit)チップや磁気ストライプが具備される。
クレジットカード会社サーバSvは、各会員の利用可能な上限金額を示す情報や、クレジットカードの利用の可否を示す情報などを記憶する。また、クレジットカード会社サーバSvは通信部を備える。この通信部によって、クレジットカード会社サーバSvは、ストアコントローラ10と通信を行うことが可能である。なお、クレジットカード会社サーバSvは、取引状況管理装置11や、POS端末装置20と直接通信を行うようにしてもよい。また、図示では、一のクレジットカード会社サーバSvを示しているが、クレジットカード会社サーバSvは、クレジットカード会社ごとに設けられ、すなわち、複数設けられる。
ストアコントローラ10は、商品マスタなどの取引に必要な各種情報を記憶する。商品マスタは、各商品の商品識別情報(例えばJAN(Japanese Article Number)コード)、商品名、販売価格などの商品情報を格納するファイルである。また、商品マスタは、計量が必要な商品(計量対象商品)の商品識別情報、商品名、計量対象商品の単価などを含む。また、ストアコントローラ10は、商品マスタのほかにも、在庫状況、販売履歴、入出金記録などの各種の情報を記憶する。また、ストアコントローラ10は、顧客の会員情報を記憶してもよい。
取引状況管理装置11は、店員がPOS端末装置20を監視するための装置である。具体的には、取引状況管理装置11は、POS端末装置20の状況(動作モード、処理状況等)を表示したり、POS端末装置20を制御したりすることが可能である。なお、POSシステム1では、取引状況管理装置11に店員を配置し、当該店員によるPOS端末装置20の監視を行うことが可能である。
POS端末装置20は、精算装置の一例である。POS端末装置20は、複数の動作モードのうちいずれかの動作モードで動作することが可能である。具体的には、POS端末装置20は、動作モードに応じて、顧客が操作することも可能であるし、店員が操作することも可能である。ここでいう動作モードは、フルセルフモードと、店員登録モードと、会計専用モードである。
フルセルフモードは、自装置で顧客が商品を登録し、自装置で顧客が精算を行うモードである。
店員登録モードは、店員が商品を登録するモードである。また、店員登録モードでは、自装置で顧客の操作によって精算(以下「対面精算」という。)を行うことが可能であり、また、他のPOS端末装置20(以下「精算POS端末装置20」という場合がある。)で顧客の操作によって精算(以下「セルフ精算」という。)を行うことが可能なモードである。セルフ精算を行う場合、POS端末装置20(以下「登録POS端末装置20」という場合がある。)が精算POS端末装置20へ精算情報を送信することにより、精算POS端末装置20において当該精算情報を用いた精算を行うことが可能になる。なお、登録POS端末装置20の店員側に釣銭機を設けるようにすることも可能であり、このようにした場合、店員登録モードにおいて、店員が顧客から現金等を受け取って、店員が精算することも可能である。
会計専用モードは、店員登録モードで動作する登録POS端末装置20において登録された商品の精算情報を取得して、セルフ精算を行うモードである。
なお、図1において、POS端末装置20は、複数台(n台:n≧2)を示しているが、1台であってもよい。ただし、POS端末装置20を1台とする場合、当該POS端末装置20は、フルセルフモードと、店員登録モードにおける対面精算を行う動作モードとのうち、いずれか一方の動作モードで動作するものとする。
また、POSシステム1は、店員が所持する店員端末を備えていてもよい。店員端末は、POS端末装置20の状況(動作モード、処理状況等)を表示したり、POS端末装置20を制御したりすることが可能である。また、店員端末は、POS端末装置20から店員を呼び出す旨を示す情報を受信して、その旨を表示することも可能である。
(POS端末装置20の構成例)
次に、図2および図3を用いて、POS端末装置20の構成について説明する。
図2は、POS端末装置20の設置例を示す説明図である。
図3は、POS端末装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2および図3において、同一部分には同一符号を付している。
以下、図2を参照しつつ、図3に示したPOS端末装置20の構成例を説明する。POS端末装置20は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ハードディスク204と、客側表示部205と、客側スキャナ部206と、カード決済部208と、釣銭機209と、店員側表示部210と、キー操作部211と、店員側スキャナ部212と、印刷部213と、音声出力部214と、通信部215と、カメラ216とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより、POS端末装置20の動作を制御する。各種プログラムは、本実施形態に係る商品販売データ処理プログラムを含む。
ROM202は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
RAM203は、読み出しや書き込みが可能なメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、外部から取得した情報(例えば、ストアコントローラ10から取得した商品マスタ等)や、処理において生成した情報を記憶する。この情報は、例えば、商品を登録する登録処理において生成した情報や、登録した商品(登録商品)を精算する精算処理において生成した情報などを含む。
ハードディスク204は、種々の情報を記憶する。例えば、ハードディスク204は、カメラ216によって撮像された撮像結果(例えば、動画)を記憶する。ハードディスク204は、例えば、ROM202に代えて、CPU201が実行する商品販売データ処理プログラム等の各種のプログラムを記憶してもよい。また、RAM203に代えて、外部から取得した情報や、処理において生成した情報を記憶してもよい。
客側表示部205は、顧客用のタッチディスプレイである。客側表示部205は、顧客に種々の情報を表示するとともに、顧客から種々の入力を受け付ける。
客側スキャナ部206は、顧客用のスキャナ部であり、各種の情報を光学的に読み取る。例えば、客側スキャナ部206は、商品に付されているバーコード(商品コード等)や、お会計券(登録商標)に印刷されているコード(バーコード、2次元コード等)を光学的に読み取る。また、客側スキャナ部206は、金券(商品券、クーポン券、優待券)や各種カード(例えば、会員カード、ポイントカード等)に印刷されているコード(バーコード、2次元コード等)を読み取る。なお、客側からの商品の登録は、客側スキャナ部206によるコードの読み取りによることに限らない。例えば、客側表示部205に、商品に対応するプリセットキー(商品を注文するボタン)を表示し、当該プリセットキーが顧客によって操作(押下)されることによって、客側からの商品の登録を行うことも可能である。
カード決済部208は、各種カード(クレジットカード、交通系カード等のプリペイドカード、ポイントカード等)による決済機構である。カード決済部208は、カード認識部や表示部や操作部を備える。カード認識部は、各種カードの情報を磁気的または電気的に読み取る。読み取られた情報は、登録商品の精算に用いられる。なお、カード認識部は、例えば、ポイントカードの保有ポイントを使用する場合など、登録商品の精算において使用する情報を認識することも可能である。また、カード認識部は、例えば、ポイントカードにポイントを付与する場合など、登録商品の精算に使用しない情報を認識することも可能である。
なお、本実施形態のカード決済部208は、カード認識部、表示部、および操作部を備えるが、これに限らず、少なくともカード認識部を備えるものであればよい。また、本実施形態のカード認識部は、接触型のカード(ICカード、磁気カード)に対応するものであってもよいし、非接触型のカード(ICカード)に対応するものであってもよい。
釣銭機209は、現金による決済機構であり、紙幣や硬貨の投入口、紙幣や硬貨の排出口を有する。釣銭機209は、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を排出口から排出する。釣銭機209は、客側に向けられており、顧客から各種操作や現金の投入を受け付ける。なお、釣銭機209は、投入口に投入された紙幣や硬貨を検出するセンサを有する。当該センサは、投入口に紙幣や硬貨が投入された旨の検出や、金種別の枚数の検出などを行う。
店員側表示部210は、店員用のタッチディスプレイである。店員側表示部210は、店員に種々の情報を表示するとともに、店員から種々の入力を受け付ける。店員側表示部210には、商品に対応するプリセットキーが表示され、当該プリセットキーが店員によって押下されることによって、商品の登録が行われる。
キー操作部211は、各種のキー(ハードウェアキー、ボタン)を備える。キー操作部211は、店員から種々の入力を受け付ける。キー操作部211は、商品に対応するキーを含み、当該キーが店員によって押下されることによって、当該キーに対応する商品の登録が行われる。
また、キー操作部211は、モード切替えボタンを含む。モード切替えボタンは、動作モードを切り替えるためのボタンである。具体的には、モード切替えボタンは、押下するごとに予め定めた順番で移行先のモードを切替えることが可能なボタンである。この順番は、例えば、店員登録モード→フルセルフモード→会計専用モード→店員登録モード→…のように予め設定されている。このため、店員登録モードから、会計専用モードに切り替えるには、店員はモード切替えボタンを2回押す必要がある。
なお、モードを切り替えるためのボタンは、ハードキー(メカキー)に限らず、店員側表示部210に表示される選択ボタン(ソフトキー)であってもよい。この選択ボタンは、例えば、移行先のモードに対応する複数のボタンとしてもよい。具体的には、現在のモードが店員登録モードであれば、会計専用モードに移行させるためのボタンと、フルセルフモードに移行させるためのボタンとが表示されるようにしてもよい。これにより、ワンタッチでモードを移行させることが可能である。ただし、店員側表示部210に表示される選択ボタンは、キー操作部211に含まれるモード切替えボタンと同様に、一のボタンとしてもよく、すなわち、押下するごとに予め定めた順番で移行先のモードに切替え可能なボタンとしてもよい。
また、モードを切り替えるためのボタンは、原則、店員側表示部210に表示されるが、これに限らず、客側表示部205に表示されてもよい。例えば、店員が明らかに客側にいると判断できる場合には、客側表示部205に当該ボタンを表示させることも可能である。なお、店員が明らかに客側にいる状況とは、客側スキャナ部206に店員の名札に付された店員コードを読み取らせて、店員専用のメンテナンス画面に遷移した場合や、客側表示部205の所定の操作によって、店員専用のメンテナンス画面に遷移した場合などが挙げられる。
店員側スキャナ部212は、店員用のスキャナ部であり、各種の情報を光学的に読み取る。例えば、店員側スキャナ部212は、商品に付されているバーコードや、店員の名札に付された店員コードを光学的に読み取る。また、店員側スキャナ部212は、お会計券に印刷されているコードや、金券や、各種カードに印刷されているコードを読み取ることも可能である。
印刷部213は、各種媒体(レシート、お会計券等)を印刷して出力する。印刷部213は、媒体発行口の方向を変更可能である。具体的には、印刷部213は、回転自在な機構を有し、媒体発行口が店員側から客側に向くように、また、客側から店員側に向くように構成されている。なお、媒体発行口の向きは、手動で変更可能であってもよいし、動作モードが切り替わることに応じて自動で変更可能であってもよい。なお、印刷部213は、印刷発行口の向きの正誤を検出するセンサを備えていてもよい。
音声出力部214は、音声を出力する。例えば、音声出力部214は、音声ガイダンスや警告音などを出力する。音声ガイダンスや警告音は、例えば、商品の登録や精算に関するものである。
通信部215は、他の装置(ストアコントローラ10、取引状況管理装置11、および他のPOS端末装置20)と情報を送受信するインタフェースである。
カメラ216は、客側から見て、客側表示部205の右上に取り付けられている。カメラ216は、動画、または静止画を連続的に撮像するカメラである。カメラ216には、CCD(charge coupled device)カメラや、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラを用いることが可能である。また、カメラ216は、商品の登録時における顧客の操作状況を撮像する。具体的には、カメラ216は、POS端末装置20の両脇に設けられたカウンタ上の買い物かごの内部(商品)や、登録時における顧客の操作状況も撮像することが可能である。また、カメラ216は、精算時における顧客の操作状況を撮像する。具体的には、カメラ216は、顧客が所持する紙幣や硬貨、釣銭機209、手の動作などを撮像する。
なお、カメラ216によって撮像された撮像画像は、リアルタイムで客側表示部205の一部の領域に表示することも可能である。客側表示部205に撮像画像を常時表示することで、POS端末装置20を利用する顧客に、撮像されていることを意識させることができ、不正の抑止効果を得ることができる。また、カメラ216によって撮像された撮像画像は、取引状況管理装置11に送信され、取引状況管理装置11の表示部に表示することも可能である。これにより、取引状況管理装置11に配置される店員が顧客の登録操作や精算操作を監視することができる。
サインポール220(図2参照)は、発光部を備える。サインポール220の発光部は、例えば、LED(light emitting diode)であり、所定の色や、所定の点灯態様で点灯可能である。サインポール220の点灯態様により、POS端末装置20の使用中を示したり、異常を報知したりする。また、サインポール220は、上方に向けて設けられており、POS端末装置20の近くにいない店員にも点灯態様を認識させることが可能である。
(店舗における会員について)
店舗では、会員に対して会員ポイント等の特典を付与するサービスを行うことがある。例えば、顧客に会員カードを与え、取引において顧客に会員カードの提示を促し、当該会員に会員ポイントを付与したり、付与した会員ポイントを用いて取引したりすることが行われている。ここで、同じ決済種別であっても、支払方法によって店舗にとって不利益となる度合いが異なることがある。そこで、本実施形態では、支払方法に応じて会員を差別化して特典を付与することを可能にしている。以下、本実施形態に係るPOS端末装置20の機能的構成について説明する。
(POS端末装置20の機能的構成)
図4は、POS端末装置20の機能的構成の一例を示す説明図である。以下に説明するPOS端末装置20は、会計専用モードで動作するものとして説明する。すなわち、以下に説明するPOS端末装置20は、精算POS端末装置20として説明する。
図4において、精算POS端末装置20は、決済種別受付部401と、支払方法受付部402と、特典付与部403と、報知部404と、会員情報取得部405と、消去部406と、判定部407と、支払処理部408と、記憶部410を備える。各部401~408は、精算POS端末装置20のCPU201によって実現される。すなわち、精算POS端末装置20のCPU201が所定のプログラム(商品販売データ処理プログラム等)を実行することにより、各部401~408の機能を実現する。また、記憶部410は、RAM203やハードディスク204等によって実現される。
決済種別受付部401は、客側表示部205から代金の支払いに係る複数の決済種別のうち一の決済種別を受け付ける。複数の決済種別は、クレジットカード、電子マネー(プリペイドカード)、現金などである。決済種別受付部401は、客側表示部205に、各決済種別に対応するボタンを表示して、顧客から、いずれか一のボタンの押下を受け付けることにより、一の決済種別を受け付ける。本実施形態において、複数の決済種別は、特定の決済種別を含む。特定の決済種別は、例えば、クレジットカードの決済種別である。
支払方法受付部402は、決済種別受付部401がクレジットカードの決済種別を受け付けた場合、第1の支払方法と、第2の支払方法とを含む複数の支払方法のうち、一の支払方法を受け付ける。第1の支払方法では、第1の媒体が用いられる。第1の媒体は、例えば、当該店舗が銘柄となっているクレジットカード(以下「自社クレジットカード」という。)である。すなわち、第1の支払方法は、自社クレジットカードを用いた支払方法である。自社クレジットカードを用いた支払方法は、後述する他社クレジットカードを用いた支払方法に比べて、店舗がカード会社等に支払う手数料が少なく、すなわち、店舗にとって不利益の小さい支払方法である。
また、第2の支払方法では、第2の媒体が用いられる。第2の媒体は、例えば、当該店舗以外が銘柄となっているクレジットカード(以下「他社クレジットカード」という。)である。すなわち、第2の支払方法は、他社クレジットカードを用いた支払方法である。他社クレジットカードを用いた支払方法は、自社クレジットカードの支払方法に比べて、店舗がカード会社等に支払う手数料が高く、すなわち、店舗にとって不利益の大きい支払方法である。
支払方法受付部402は、客側表示部205に、第1の支払方法を示すボタンと、第2の支払方法を示すボタンとを表示して、顧客から、いずれかのボタンの押下を受け付けることにより、一の支払方法を受け付ける。
特典付与部403は、支払方法受付部402が受け付けた一の支払方法に応じた特典を会員に対して付与する。特典は、金銭的価値を示す待遇や権利であり、例えば、支払額に応じたポイント数が付与される会員ポイントである。ただし、特典は、会員ポイントに限らず、商品券、クーポン券、優待券などであってもよい。自社クレジットカードでの支払い方法は、店舗にとって不利益の小さい支払方法であることから、他社クレジットカードでの支払方法に比べて、多いポイント数が付与される。
具体的には、特典付与部403は、支払方法受付部402が自社クレジットカードでの支払いを受け付けた取引では、当該取引を行う会員に対して会員ポイントを付与する。一方で、特典付与部403は、支払方法受付部402が他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた取引では、店舗にとって不利益の大きい支払方法であることから、当該取引を行う会員に対して会員ポイントを付与しない。なお、他社クレジットカードでの支払方法でも、ポイントが付与されてもよい。ただし、当該ポイント数は、自社クレジットカードでの支払方法で付与されるポイント数よりも、少ないポイント数とすればよい。
(支払方法に応じた特典の報知について)
報知部404は、支払方法受付部402が支払方法を受け付ける際に、支払方法に応じた特典を報知する。報知される特典は、自社クレジットカードでの支払方法に応じた会員ポイントと、他社クレジットカードでの支払方法に応じた会員ポイントである。本実施形態において、報知部404は、支払方法受付部402が支払方法を受け付ける際に、第1の支払方法に応じて会員ポイントが付与される旨と、第2の支払方法に応じて会員ポイントが付与されない旨とを報知する。会員ポイントが付与されない旨の報知は、付与される会員ポイントが0ポイントである旨の報知としてもよい。
例えば、報知部404は、支払方法受付部402によって客側表示部205に表示される第1の支払方法を示すボタンの周囲に、会員ポイントが付与される旨の表示を行う。また、報知部404は、支払方法受付部402によって客側表示部205に表示される第2の支払方法を示すボタンの周囲に、会員ポイントが付与されない旨の表示を行う。また、報知部404は、付与されるポイント数を客側表示部205に表示してもいい。例えば、会員ポイントが付与されない場合には、付与されるポイント数がゼロポイントであることを表示してもよい。なお、報知部404による報知は、表示による報知に限らず、音声による報知を含んでもよい。
(会員情報の取得について)
本実施形態において、顧客は、商品の登録の段階で、店員に会員カードを提示する。店員は、顧客から提示された会員カードを店員側スキャナ部212にスキャンさせる。これにより、登録POS端末装置20は、商品の登録の段階で会員情報を取得する。なお、顧客が登録POS端末装置20の客側スキャナ部206に会員カードをスキャンさせることによって、登録POS端末装置20が会員情報を取得するようにしてもよい。
会員情報は、会員番号(会員ID)や、顧客の氏名や、獲得している累計の会員ポイント数などを含む。会員情報は、会員の顧客が所持する会員カードから得られる。会員情報は、会員カードに記憶される。ただし、会員情報のうち会員IDのみが会員カードに記憶され、会員ID以外の会員情報が外部の装置(外部サーバ等)に記憶されていてもよい。この場合、登録POS端末装置20は、会員カードから読み取った会員IDを用いて、外部サーバにアクセスして、会員IDに対応する会員情報を取得するようにすればよい。
また、会員情報は、顧客が所持するスマートフォン等の携帯端末に記憶されていてもよい。当該携帯端末には、当該店舗の広告情報や割引情報などを表示する会員用のアプリケーションがインストールされている。当該携帯端末は、会員情報をバーコード等で表示する。登録POS端末装置20は、当該バーコードを読み取ったり、携帯端末から近距離無線通信によって受信したりすることにより、会員情報を取得してもよい。
登録POS端末装置20は、商品の登録が完了すると、精算情報を精算POS端末装置20に送信する。精算情報には、読み取った会員情報が含まれる。なお、精算情報は、送信によって出力されることに限らず、お会計券としてシートにコード化して印刷されてもよい。
会員情報取得部405は、登録POS端末装置20によって生成された精算情報を受信することによって、会員情報を取得する。すなわち、会員情報取得部405は、精算を開始する際に、当該会員の会員情報を取得する。なお、お会計券から会員情報を取得する場合、会員情報取得部405は、お会計券に印刷された精算情報を読み取ることによって、会員情報を取得する。
会員情報取得部405によって取得された会員情報は、記憶部410に記憶される。以下において、判定部409は、当該取引において会員情報を取得済みであるか否かを判定する。判定部409により会員情報を取得済みであると判定された取引を「会員取引」という。また、判定部409により会員情報を取得済みではないと判定された取引を「非会員取引」という。
特典付与部403は、会員取引において、支払方法受付部402が自社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合、会員ポイントを付与する。一方で、特典付与部403は、会員取引において、支払方法受付部402が他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合、会員ポイントを付与しない。また、消去部406は、会員取引において、支払方法受付部402が他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合、記憶部410に記憶されている会員情報を消去する。
この場合、会員情報のみを消去して、その他の情報(登録情報や精算情報等)を記憶しておいてもよい。また、フルセルフモードや対面精算モードにおける会員取引においても同様に、支払方法受付部402が他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合、会員情報のみを消去して、その他の情報(登録情報や精算情報等)を記憶しておいてもよい。また、レシートについては、会員情報が消去された場合には、その他の情報のみが印刷されるようにしてもよく、一方で、会員情報が消去されない場合には、会員情報とその他の情報とが印刷されるようにしてもよい。また、レシートについて、会員情報が消去された場合には、会員ポイントが付与されない旨が印刷されるようにしてもよい。また、精算POS端末装置20において記憶した会員情報を消去する場合でも、登録POS端末装置20では、記憶した会員情報を消去しないようにしてもよい。
(会員情報の表示について)
客側表示部205は、CPU201の制御によって、会員情報を表示可能である。具体的には、客側表示部205は、会員情報取得部405によって会員情報が取得されることにより、会員情報を表示する。より具体的には、客側表示部205は、会員情報取得部405によって会員情報が取得されると、当該会員情報を表示する。客側表示部205は、会員取引において支払方法受付部402が自社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合、表示している会員情報の表示を継続する。一方で、客側表示部205は、会員取引において支払方法受付部402が他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合、表示している会員情報を非表示にする。
(支払方法の受付の有無について)
本実施形態において、精算POS端末装置20は、会員取引であるか否かに応じて、複数の支払方法(自社クレジットカードおよび他社クレジットカード)のうち一の支払方法を受け付ける。具体的に説明すると、支払処理部408は、会員取引において、決済種別受付部401がクレジットカードの決済種別を受け付けた場合、支払方法受付部402に一の支払方法を受け付けさせる。この場合、支払処理部408は、支払方法受付部402が受け付けた一の支払方法で支払処理を行う。
一方で、支払処理部408は、非会員取引において、決済種別受付部401がクレジットカードの決済種別を受け付けた場合、支払方法受付部402に一の支払方法を受け付けさせないようにする。この場合、支払処理部408は、他社クレジットカードでの支払方法で支払処理を行う。すなわち、顧客から一の支払方法の選択を受け付けずに、支払処理部408は、他社クレジットカードでの支払方法で支払処理を行う。
なお、店舗においては、会員カードには、自社クレジットカードの機能が付いたものもある。この場合、登録POS端末装置20は、自社クレジットカードの機能が付いた会員カードをスキャンすることにより、会員情報を取得するとともに、自社クレジットカードでの支払方法であることを得ることができる。そして、登録POS端末装置20は、精算情報に、会員情報とともに、自社クレジットカードでの支払方法を示す情報を含ませて、精算POS端末装置20に送信する。精算POS端末装置20は、当該精算情報を受信することにより、一の支払方法(自社クレジットカードまたは他社クレジットカード)を受け付けることを省略することも可能である。
(登録POS端末装置20が行う処理)
図5は、登録POS端末装置20が行う処理の一例を示すフローチャートである。図5において、登録POS端末装置20は、商品登録が開始されたか否かを判断する(ステップS501)。商品登録の開始は、例えば、新規の登録開始を受け付ける操作を店員から受け付けることである。登録POS端末装置20は、商品登録が開始されるまで待機する(ステップS501:NO)。
商品登録が開始されると(ステップS501:YES)、登録POS端末装置20は、商品をスキャン等したか否かを判断する(ステップS502)。スキャン等とは、店員側スキャナ部212による商品のスキャンや、店員側表示部210に表示されるプリセットキーの押下や、キー操作部211の商品に対応するボタンの押下を含む。
商品をスキャン等しない場合(ステップS502:NO)、登録POS端末装置20は、ステップS504に進む。商品をスキャン等した場合(ステップS502:YES)、登録POS端末装置20は、商品を登録して、客側表示部205および店員側表示部210に当該商品を表示する(ステップS503)。そして、登録POS端末装置20は、会員カードをスキャンしたか否かを判断する(ステップS504)。
会員カードをスキャンしない場合(ステップS504:NO)、登録POS端末装置20は、ステップS506に進む。会員カードをスキャンした場合(ステップS504:YES)、登録POS端末装置20は、スキャンした会員情報をRAM203に記憶する(ステップS505)。なお、登録POS端末装置20は、スキャンした会員情報を、客側表示部205および店員側表示部210に表示してもよい。
次に、登録POS端末装置20は、商品の登録が完了したか否かを判断する(ステップS506)。商品の登録が完了するとは、例えば、店員によって商品の登録が完了したことを示す操作を受け付けることである。
登録が完了しない場合(ステップS506:NO)、登録POS端末装置20は、ステップS502に戻る。登録が完了した場合(ステップS506:YES)、登録POS端末装置20は、RAM203に会員情報を記憶しているか否かを判断する(ステップS507)。会員情報を記憶していない場合(ステップS507:NO)、登録POS端末装置20は、ステップS509に進む。
会員情報を記憶している場合(ステップS507:YES)、登録POS端末装置20は、会員情報を精算情報に含める処理を行う(ステップS508)。そして、登録POS端末装置20は、精算情報を出力し(ステップS509)、一連の処理を終了する。精算情報の出力は、店員から受け付けた送信先の精算POS端末装置20へ精算情報を送信することや、お会計券を発行することである。
(精算POS端末装置20が行う処理)
図6は、精算POS端末装置20が行う処理の一例を示すフローチャートである。図6において、精算POS端末装置20は、精算開始となったか否かを判断する(ステップS601)。精算開始は、登録POS端末装置20から精算情報を受信することや、お会計券を読み取ることである。精算POS端末装置20は、精算開始となるまで待機する(ステップS601:NO)。精算開始になると(ステップS601:YES)、精算POS端末装置20は、精算情報に会員情報が含まれているか否か(会員取引であるか否か)を判断する(ステップS602)。
精算情報に会員情報が含まれている場合(ステップS602:YES)、すなわち、会員取引である場合、精算POS端末装置20は、ステップS609に進む。精算情報に会員情報が含まれていない場合(ステップS602:NO)、すなわち、非会員取引である場合、精算POS端末装置20は、会員カードの有無を受け付ける会員カード選択画面710(図7(A)参照)を表示する(ステップS603)。会員カード選択画面710を表示することにより、非会員取引の場合でも、すなわち、商品の登録時に顧客が会員カードの提示しなかった場合でも、精算時に会員カードを提示して、会員情報を読み取らせることを可能にしている。
会員カード選択画面710において、精算POS端末装置20は、会員カードありが選択されたか否かを判断する(ステップS604)。会員カードありが選択された場合(ステップS604:YES)、精算POS端末装置20は、ステップS608に進む。一方、会員カードありが選択されない場合(ステップS604:NO)、すなわち、会員カードなしが選択された場合、精算POS端末装置20は、会員情報を表示しない決済種別選択画面720(図7(B)参照)を表示する(ステップS605)。
決済種別選択画面720には、会員カードの読み取りを受け付ける会員カード読取ボタン723(図7(B)参照)が表示されている。決済種別選択画面720において、精算POS端末装置20は、会員カード読取ボタン723(図7(B)参照)が選択されたか否かを判断する(ステップS606)。
会員カード読取ボタン723が選択されない場合(ステップS606:NO)、精算POS端末装置20は、決済種別選択画面720において受け付けた決済種別に応じた精算処理を行い(ステップS607)、一連の処理を終了する。なお、この場合、会員情報の入力がないことから、会員ポイントは付与されない。また、精算処理では、レシートの発行や、お釣りの払い出しなどが行われる。
一方、会員カード読取ボタン723が押下された場合(ステップS606:YES)、精算POS端末装置20は、顧客が客側スキャナ部206を用いることによって会員カードをスキャンする(ステップS608)。当該スキャンによって得られた会員情報はRAM203に記憶される。そして、精算POS端末装置20は、会員情報を表示した決済種別選択画面810(図8(A)参照)を表示する(ステップS609)。次に、精算POS端末装置20は、決済種別選択画面810において、クレジットカードが選択されたか否かを判断する(ステップS610)。
クレジットカードが選択されない場合(ステップS610:NO)、すなわち、電子マネーまたは現金が選択された場合、精算POS端末装置20は、RAM203に記憶されている会員情報を消去し(ステップS611)、その後、ステップS607に進み、受け付けた決済種別に応じた精算処理を行う。なお、この場合、会員に対して会員ポイントの付与は行われない。一方、ステップS610において、決済種別選択画面810において、クレジットカードが選択された場合(ステップS610:YES)、精算POS端末装置20は、自社クレジットカードでの支払方法と、他社クレジットカードでの支払方法との選択を受け付けるカード媒体選択画面820(図8(B)参照)を表示する(ステップS612)。
カード媒体選択画面820において、精算POS端末装置20は、自社クレジットカードが選択されたか否かを判断する(ステップS613)。自社クレジットカードが選択された場合(ステップS613:YES)、精算POS端末装置20は、会員情報を表示したまま支払画面830(図8(C)参照)を表示する(ステップS614)。そして、精算POS端末装置20は、自社クレジットカードを用いて、クレジットカード会社サーバSvにクレジットカードの利用の可否について問い合わせを行って、問い合わせの結果に応じて、当該会員に会員ポイントを付与する精算処理を行い(ステップS615)、一連の処理を終了する。
ステップS613において、自社クレジットカードが選択されない場合(ステップS613:NO)、すなわち、他社クレジットカードが選択された場合、精算POS端末装置20は、会員情報を消去した支払画面930(図9(C)参照)を表示する(ステップS616)。なお、このとき、精算POS端末装置20は、RAM203に記憶されている会員情報を消去する。そして、精算POS端末装置20は、他社クレジットカードを用いて、クレジットカード会社サーバSvにクレジットカードの利用の可否について問い合わせを行って、問い合わせの結果に応じて、当該会員に会員ポイントを付与しない精算処理を行い(ステップS617)、一連の処理を終了する。
(精算POS端末装置20の客側表示部205に表示される画面の遷移について)
次に、図7~図9を用いて、精算POS端末装置20の客側表示部205に表示される画面の遷移の一例について説明する。
(非会員取引においてクレジットカードが選択された場合の画面例)
図7は、非会員取引において、クレジットカードの決済種別が選択された場合の画面遷移の一例を示す説明図である。図7(A)は、客側表示部205に表示される会員カード選択画面710を示す。会員カード選択画面710は、会員カード選択案内711と、所持ボタン712aと、非所持ボタン712bとを含む。
会員カード選択案内711は、会員カードの有無に応じて、所持ボタン712aおよび非所持ボタン712bのうちいずれか一方の押下を促す案内を示している。所持ボタン712aは、会員カードを所持していることを受け付けるボタンである。非所持ボタン712bは、会員カードを所持していないことを受け付けるボタンである。なお、フルセルフモードにおいて、会員カード選択画面710では、「戻るボタン」が表示される。フルセルフモードにおいて、「戻るボタン」が押下されると、商品登録の画面に戻る。
図7(A)において、所持ボタン712aが押下されて、会員カードがスキャンされると、図8(A)に示す決済種別選択画面810に遷移する。一方、非所持ボタン712bが押下されると、図7(B)に示す決済種別選択画面720に遷移する。
図7(B)は、決済種別選択画面720を示す。決済種別選択画面720は、支払種別選択案内721と、決済種別選択ボタン722(722a、722b、722c)と、会員カード読取ボタン723と、戻るボタン724とを含む。支払種別選択案内721は、決済種別に応じた決済種別選択ボタン722の押下を促す案内を示している。決済種別選択ボタン722aは、クレジットカードでの支払いを受け付けるボタンである。決済種別選択ボタン722bは、電子マネーでの支払いを受け付けるボタンである。決済種別選択ボタン722cは、現金での支払いを受け付けるボタンである。
会員カード読取ボタン723は、会員カードの読み取りを受け付けるボタンである。すなわち、図7(A)の会員カード選択画面710において、非所持ボタン712bが押下された場合でも、決済種別選択画面720において、会員カード読取ボタン723の押下によって、会員カードを所持していることを受け付けることが可能になっている。戻るボタン724は、前の画面に戻ることを受け付けるボタンである。すなわち、戻るボタン724が押下されると、図7(A)の会員カード選択画面710に戻る。
決済種別選択ボタン722が選択されずに、会員カード読取ボタン723が押下されて、会員カードがスキャンされると、図8(A)に示す決済種別選択画面810に遷移する。また、クレジットカードの選択を示す決済種別選択ボタン722aが選択された後に、会員カード読取ボタン723が押下されて、会員カードがスキャンされると、図8(B)に示すカード媒体選択画面820に遷移する。
決済種別選択画面720において、クレジットカードの選択を示す決済種別選択ボタン722aが押下されると、図7(C)に示す支払画面730に遷移する。なお、決済種別選択画面720において、決済種別選択ボタン722b、722cが押下されると、それぞれ対応する支払画面(不図示)に遷移する。
図7(C)は、支払画面730を示す。支払画面730は、支払案内731と、戻るボタン724とを含む。支払案内731は、クレジットカード(他社クレジットカード)の読み取りを促す案内を示している。戻るボタン724は、前の画面に戻ることを受け付けるボタンであり、すなわち、図7(B)の決済種別選択画面720に戻ることを受け付けるボタンである。精算POS端末装置20は、他社クレジットカードの読み取りを完了すると、精算POS端末装置20は、読み取ったカード情報を用いて精算を行い、レシートを発行する。なお、クレジットカード会社サーバSvにクレジットカードの利用の可否を問い合わせた結果、利用不可能である場合には、精算POS端末装置20は、その旨を表示する。この場合、精算POS端末装置20は、他の決済種別への変更を受け付けるようにしてもよい。
図7に示したように、非会員取引において、クレジットカードでの支払いを受け付けた場合、後述するカード媒体選択画面820(図8(B)、図9(B)参照)に遷移せず、他社クレジットカードでの支払を受け付けるようになっている。
(会員取引において自社クレジットカードが選択された場合の画面例)
図8は、会員取引において自社クレジットカードが選択された場合の画面遷移の一例を示す説明図である。図8(A)は、精算POS端末装置20の客側表示部205に表示される決済種別選択画面810を示す。決済種別選択画面810は、支払種別選択案内721と、決済種別選択ボタン722と、会員情報表示画像811とを含む。会員情報表示画像811は、会員情報を示しており、例えば、会員番号と、獲得ポイント数とを示す。決済種別選択画面810において、クレジットカードの選択を示す決済種別選択ボタン722aが押下されると、図8(B)に示すカード媒体選択画面820に遷移する。
図8(B)は、カード媒体選択画面820を示す。カード媒体選択画面820は、戻るボタン724と、会員情報表示画像811と、媒体選択案内821と、媒体選択ボタン822(822a、822b)と、ポイント報知823(823a、823b)とを含む。媒体選択案内821は、利用するカード媒体に対応する媒体選択ボタン822の押下を促す案内を示している。媒体選択ボタン822aは、自社クレジットカードでの支払方法を受け付けるボタンである。媒体選択ボタン822bは、他社クレジットカードでの支払方法を受け付けるボタンである。
ポイント報知823aは、自社クレジットカードでの支払により、会員ポイントが付与されることを示す。ポイント報知823bは、他社クレジットカードでの支払により、会員ポイントが付与されないことを示す。カード媒体選択画面820において、自社クレジットカードでの支払方法を示す媒体選択ボタン822aが押下されると、図8(C)に示す支払画面830に遷移する。一方、カード媒体選択画面820において、他社クレジットカードでの支払方法を示す媒体選択ボタン822bが押下されると、図9(C)に示す支払画面930に遷移する。
図8(C)は、自社クレジットカードでの支払を行う際の支払画面830を示す。支払画面830は、支払案内731と、戻るボタン724と、会員情報表示画像811とを含む。自社クレジットカードでの支払いを行う場合、図8(A)~(C)にかけて、会員情報表示画像811が継続して表示される。なお、支払画面830において、戻るボタン724が押下されると、図8(B)のカード媒体選択画面820に戻る。
図8に示したように、会員取引において、クレジットカードの決済種別が選択された場合には、カード媒体選択画面820に遷移可能である。また、カード媒体選択画面820において、自社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合、会員情報表示画像811が継続して表示されるようになっている。
(会員取引において他社クレジットカードが選択された場合の画面例)
図9は、会員取引において他社クレジットカードが選択された場合の画面遷移の一例を示す説明図である。図9(A)に示す決済種別選択画面810は、図8(A)に示した決済種別選択画面810と同様の画面である。図9(B)に示すカード媒体選択画面820は、図8(B)に示したカード媒体選択画面820と同様である。図9(B)のカード媒体選択画面820において、他社クレジットカードの選択を示す媒体選択ボタン822bが押下されると、図9(C)に示す支払画面930に遷移する。
図9(C)は、他社クレジットカードでの支払いを行う際の支払画面930(図7(C)の支払画面730と同様の画面)を示す。支払画面930では、支払案内731が表示され、一方で、会員情報表示画像811が表示されない。このように、他社クレジットカードでの支払いを行う場合、会員情報表示画像811が非表示となる。
なお、戻るボタン724は、支払画面930において表示され、支払画面830(図8(C))において表示されないようにしてもよい。すなわち、他社クレジットカードでの支払いを行う際には、戻るボタン724が表示されるようにし、自社クレジットカードでの支払いを行う際には、戻るボタン724が表示されないようにしてもよい。
図9に示したように、会員取引において、クレジットカードの決済種別が選択された場合には、カード媒体選択画面820(図9(B))に遷移可能である。さらに、カード媒体選択画面820において、他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合、支払画面930(図9(C))に遷移して、会員情報表示画像811が非表示となる。なお、図9(C)の支払画面930において、会員情報表示画像811を非表示とはせずに、表示を継続してもよい。ただし、この場合でも、ポイントは付与されないこととする。
以上説明したように、本実施形態に係る精算POS端末装置20は、クレジットカードの決済種別を受け付けた場合、自社クレジットカードでの支払方法と、他社クレジットカードでの支払方法とのうち、一の支払方法を受け付け、受け付けた一の支払方法に応じた会員ポイントを付与するようにした。これにより、同じ決済種別であっても、支払方法によって店舗にとって不利益となる度合いが異なる場合に、支払方法に応じて会員を差別化して会員ポイントを付与することができる。したがって、本実施形態によれば、各会員を差別化して、好適に特典を付与することができる。
また、本実施形態に係る精算POS端末装置20は、支払方法を受け付ける際に、自社クレジットカードに応じた会員ポイントと、他社クレジットカードに応じた会員ポイントとを報知するようにした(図8(B)のポイント報知823参照)。これにより、自社クレジットカードでの支払を促すことができる。すなわち、店舗にとって不利益となる度合いが低い支払方法での支払を促すことができる。
また、本実施形態に係る精算POS端末装置20は、会員取引において、自社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合に会員ポイントを付与し、他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合に会員ポイントを付与しないようにした。これにより、商品の登録の段階において登録POS端末装置20が会員情報を取得した場合でも、精算POS端末装置20で他社クレジットカードでの支払いが行われる場合には、当該顧客に会員ポイントを付与しないようにすることができる。したがって、精算POS端末装置20は、精算の開始時に会員情報を取得している場合でも、各会員を差別化して、好適に特典を付与することができる。
また、本実施形態に係る精算POS端末装置20は、会員取引において、他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合、記憶している会員情報を消去するようにした。これにより、他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合、当該会員に会員ポイントを付与しないようにすることができる。
また、本実施形態に係る精算POS端末装置20は、会員取引において、自社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合に会員情報の表示を継続し(図8(C)の会員情報表示画像811参照)、一方で、他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合に会員情報を非表示にするようにした(図9(C)参照)。これにより、他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合に、会員ポイントが付与されないことを明示することができる。
また、本実施形態に係る精算POS端末装置20は、非会員取引において、クレジットカードの決済種別を受け付けた場合、自社クレジットカードおよび他社クレジットカードでの支払方法を受け付けさせずに、他社クレジットカードでの支払方法で支払処理を行うようにした。これにより、非会員の顧客に対して、カード媒体選択画面820(図8(B)参照)を表示せずに、他社クレジットカードでの支払を行わせることができる。したがって、非会員の顧客に対して、迅速に精算を行わせることができる。
(実施形態の変形例)
以下に、実施形態の変形例について説明する。なお、以下の各変形例では、上述した実施形態で説明した内容については、適宜説明を省略する。また、上述した実施形態および各変形例に示す各構成のうち、全てを含む構成としてもよいし、いずれかを組み合わせた構成とすることも可能である。
(変形例1)
まず、実施形態の変形例1について説明する。上述した実施形態では、精算POS端末装置20が会員情報を取得した後に、クレジットカードにおける支払方法(自社クレジットカードまたは他社クレジットカード)の選択を受け付けるようにした。変形例1では、このような構成に加えて又は代えて、精算POS端末装置20は、クレジットカードにおける支払方法の選択を受け付けた後に、会員情報を取得する構成について説明する。
変形例1において、精算POS端末装置20は、上述した実施形態の会員情報取得部405(図4参照)に代えて、会員情報受付部を備える。会員情報受付部は、CPU201によって実現される。
変形例1において、顧客は、精算を開始する際に、会員カードを取り出す。決済種別受付部401は、精算を開始する際に、決済種別の選択を受け付ける。支払方法受付部402は、決済種別受付部401がクレジットカードの決済種別を受け付けた場合、自社クレジットカードでの支払方法と、他社クレジットカードでの支払方法とを含む複数の支払方法のうち、一の支払方法を受け付ける。会員情報受付部は、支払方法受付部402が自社クレジットカードでの支払方法を受け付けた後に、顧客が取り出した会員カードから、会員情報の入力を受け付ける。なお、会員情報受付部は、支払方法受付部402が他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合、会員情報の入力を受け付けない。
支払処理部408は、会員情報受付部が会員情報を受け付けた場合、自社クレジットカードでの支払方法で支払処理を行う。一方で、支払処理部408は、会員情報受付部が会員情報を受け付けない場合、自社クレジットカードでの支払方法で支払処理を行わずに、他社クレジットカードでの支払方法で支払処理を行う。
(変形例1に係る精算POS端末装置20が行う処理)
図10は、変形例1に係る精算POS端末装置20が行う処理の一例を示すフローチャートである。図10において、精算POS端末装置20は、精算開始となったか否かを判断する(ステップS1001)。精算POS端末装置20は、精算開始となるまで待機する(ステップS1001:NO)。精算開始になると(ステップS1001:YES)、精算POS端末装置20は、決済種別の選択を受け付ける決済種別選択画面1110(図11(A)参照)を表示する(ステップS1002)。
そして、精算POS端末装置20は、決済種別選択画面1110において、クレジットカードが選択されたか否かを判断する(ステップS1002)。クレジットカードが選択されない場合(ステップS1003:NO)、すなわち、電子マネーまたは現金が選択された場合、精算POS端末装置20は、決済種別選択画面1110において受け付けた決済種別に応じた精算処理を行い(ステップS1004)、一連の処理を終了する。なお、この場合、会員情報の入力がないことから、会員ポイントの付与は行われない。
一方、ステップS1003の決済種別選択画面1110において、クレジットカードが選択された場合(ステップS1003:YES)、精算POS端末装置20は、自社クレジットカードでの支払方法と、他社クレジットカードでの支払方法との選択を受け付けるカード媒体選択画面1120(図11(B)参照)を表示する(ステップS1005)。そして、精算POS端末装置20は、カード媒体選択画面1120において、自社クレジットカードが選択されたか否かを判断する(ステップS1006)。自社クレジットカードが選択されない場合(ステップS1006:NO)、すなわち、他社クレジットカードが選択された場合、精算POS端末装置20は、ステップS1004に進み、他社クレジットカードを用いた精算処理を行う。
カード媒体選択画面1120において、自社クレジットカードが選択された場合(ステップS1006:YES)、精算POS端末装置20は、会員カードの有無を受け付ける会員カード選択画面1130(図11(C)参照)を表示する(ステップS1007)。会員カード選択画面1130において、精算POS端末装置20は、会員カードありが選択されたか否かを判断する(ステップS1008)。
会員カードありが選択されない場合(ステップS1008:NO)、すなわち、会員カードなしが選択された場合、精算POS端末装置20は、会員情報を表示しない支払画面930(図9(C)参照)を表示する(ステップS1009)。そして、精算POS端末装置20は、他社クレジットカードに用いて精算処理を行い(ステップS1010)、一連の処理を終了する。
ステップS1008において、会員カードありが選択された場合(ステップS1008:YES)、精算POS端末装置20は、顧客が客側スキャナ部206を用いることによって会員カードをスキャンする(ステップS1011)。これにより、精算POS端末装置20は、会員情報を取得する。なお、ステップS1011において、会員情報を取得できない場合や、会員カードのスキャンのキャンセルを受け付けた場合、精算POS端末装置20は、ステップS1009に移行する。すなわち、この場合、会員ポイントは付与されないこととなる。
そして、精算POS端末装置20は、会員情報を表示した支払画面830(図8(C)参照)を表示する(ステップS1012)。次に、精算POS端末装置20は、自社クレジットカードを用いて精算処理を行い(ステップS1013)、一連の処理を終了する。
(変形例1に係る精算POS端末装置20に表示される画面例)
図11は、変形例1に係る精算POS端末装置20に表示される画面遷移の一例を示す説明図である。図11(A)は、客側表示部205に表示される決済種別選択画面1110を示す。決済種別選択画面1110は、支払種別選択案内721と、決済種別選択ボタン722とを含む。なお、決済種別選択画面1110では、会員情報が取得されていないことから、会員情報表示画像811が表示されていない。決済種別選択画面1110において、クレジットカードの選択を示す決済種別選択ボタン722aが押下されると、図11(B)に示すカード媒体選択画面1120に遷移する。
図11(B)は、カード媒体選択画面1120を示す。カード媒体選択画面1120は、媒体選択案内821と、媒体選択ボタン822と、ポイント報知823とを含む。なお、カード媒体選択画面1120では、会員情報が取得されていないことから、会員情報表示画像811が表示されていない。カード媒体選択画面1120において、自社クレジットカードの選択を示す媒体選択ボタン822aが押下されると、図11(C)に示す会員カード選択画面1130に遷移する。一方、カード媒体選択画面1120において、他社クレジットカードの選択を示す媒体選択ボタン822bが押下されると、図7(C)に示した、他社クレジットカードで支払を行う支払画面730に遷移する。
図11(C)は、会員カード選択画面1130を示す。会員カード選択画面1130は、会員カード選択案内711と、所持ボタン712aと、非所持ボタン712bとを含む。所持ボタン712aが押下されて、会員カードがスキャンされると、図8(C)に示した、自社クレジットカードで支払を行う支払画面830に遷移する。一方、非所持ボタン712bが押下されると、図7(C)に示した、他社クレジットカードで支払を行う支払画面730に遷移する。
変形例1に係る精算POS端末装置20は、自社クレジットカードの支払方法を受け付けた後に、会員情報の入力を受け付けて、自社クレジットカードで支払処理を行うようにした。これにより、自社クレジットカードで支払いを行う場合に、会員カードの提示を促して、会員情報を得ることができる。一方で、会員であっても他社クレジットカードで支払いを行う場合には、会員情報を取得することなく、すなわち、会員カードの提示を促すことなく、他社クレジットカードで精算を行うことができる。したがって、他社クレジットカードを用いた精算を行う会員に対して、迅速に精算を行わせることができる。また、変形例1によれば、各会員を差別化して、好適に特典を付与することができる。
(変形例2)
次に、実施形態の変形例2について説明する。上述した実施形態では、特定の決済種別をクレジットカードとした。変形例2では、このような構成に加えて又は代えて、特定の決済種別を電子マネーとする構成について説明する。
変形例2において、第1の支払方法で用いられる第1の媒体は、例えば、当該店舗や、当該店舗の系列店で利用可能な電子マネー(以下「自社電子マネー」という。)である。すなわち、第1の支払方法は、自社電子マネーを用いた支払方法である。自社電子マネーを用いた支払方法は、後述する他社電子マネーを用いた支払方法に比べて、店舗が電子マネーの会社等に支払う手数料が少なく、すなわち、店舗にとって不利益の小さい支払方法である。
また、変形例2において、第2の支払方法で用いられる第2の媒体は、例えば、交通系ICなど、自社電子マネー以外の電子マネー(以下「他社電子マネー」という。)である。すなわち、第2の支払方法は、他社電子マネーを用いた支払方法である。他社電子マネーを用いた支払方法は、自社電子マネーを用いた支払方法に比べて、店舗が電子マネーの会社等に支払う手数料が高く、すなわち、店舗にとって不利益の大きい支払方法である。
特典付与部403は、支払方法受付部402が自社電子マネーの支払方法を受け付けた取引では、店舗にとって不利益の小さい支払方法であることから、当該取引を行う会員に対して特典を付与する。一方で、特典付与部403は、支払方法受付部402が他社電子マネーの支払方法を受け付けた取引では、店舗にとって不利益の大きい支払方法であることから、当該取引を行う会員に対して特典を付与しない。
変形例2によれば、電子マネーを用いた決済種別であっても、自社電子マネーを用いた支払方法であるか、他社電子マネーを用いた支払方法であるかによって、会員を差別化して会員ポイントを付与することができる。したがって、各会員を差別化して、好適に特典を付与することができる。
(変形例3)
次に、実施形態の変形例3について説明する。上述した実施形態では、自社クレジットカードでの支払方法の場合に会員ポイントを付与するようにした。変形例3では、このような構成に加えて又は代えて、現金での支払方法の場合に、会員に対して会員ポイントを付与する構成について説明する。
現金での支払いは、店舗がクレジットカード会社や電子マネーの会社に手数料を支払うことがないため、店舗にとって不利益がない。このため、変形例3では、自社クレジットカードでの支払いに加えて、現金での支払いの場合にも、会員に対して会員ポイントを付与する。また、現金での支払いの場合には、店舗にとって不利益がないため、自社クレジットカードでの支払いに比べて、付与する会員ポイントを増加させるようにしてもよい。すなわち、現金での支払いの場合には、自社クレジットカードでの支払いに比べて、顧客にとって最も有益な特典を付与するようにしてもよい。
変形例3によれば、各会員を差別化して、好適に特典を付与することができる。
(変形例4)
次に、実施形態の変形例4について説明する。上述した実施形態では、登録POS端末装置20と精算POS端末装置20との運用を例に挙げて説明した。変形例4では、このような構成に加えて又は代えて、POS端末装置20を他の運用とする場合について説明する。
(フルセルフモードでの運用について)
変形例4において、POS端末装置20は、例えば、フルセルフモードで動作する。フルセルフモードで動作する場合、顧客は商品の登録後に、財布を取り出して精算を行うため、精算の開始時に会員情報を取得するようにすればよい。このため、POS端末装置20は、精算の開始時に、会員カード選択画面710(図7(A)参照)を表示し、顧客の選択に応じて、会員情報を取得すればよい。
また、変形例4では、変形例1に示したように、POS端末装置20は、自社クレジットカードでの支払いを受け付けた場合に、会員カード選択画面1130(図11(C)参照)を表示してもよい。また、この場合、会員カードありが選択された場合に、会員情報を取得するようにしてもよい。なお、フルセルフモードのPOS端末装置20において、会員情報を取得するタイミングは、精算の開始時に限らず、商品の登録開始時や、商品の登録途中としてもよい。
(携帯端末で商品を登録するようにした場合の運用について)
店舗によっては、携帯端末で商品を登録して、精算POS端末装置20において、精算を行うショッピングシステムが導入されている。このようなショッピングシステムにおいても、上述した実施形態と同様に、自社クレジットカードでの支払いの場合に、会員ポイントを付与することが可能である。
なお、携帯端末には、自端末で買い物を行うための所定のアプリケーションがインストールされている。当該アプリケーションにおいて、会員登録が済んでいれば、精算POS端末装置20は、会員カードの提示を行うことなく、携帯端末から会員情報を取得することも可能である。すなわち、この場合、会員カード選択画面710(図7(A)参照)の表示を行わないようにすることも可能である。
変形例4によれば、フルセルフモードで動作するPOS端末装置20や、携帯端末で商品を登録するショッピングシステムにおいて、各会員を差別化して、好適に特典を付与することができる。
以下、実施形態総括を記載する。
[発明の名称]精算装置、およびプログラム
[技術分野]本発明は、精算装置、およびプログラムに関する。
[背景技術]
近年、顧客の来店頻度を高めるために、各店舗において会員に対してポイント等の特典を付与するサービスが行われている。例えば、顧客に会員カード(ポイントカード)を与え、取引において顧客に会員カードの提示を促し、当該会員カードにポイントを付与したり、付与したポイントを用いて取引したりすることが行われている。
関連する技術として、購入の際に会員証を忘れても、自宅のパソコンなど店舗のレジスタ以外を利用してポイントを付与するポイント付与サービスシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2009-110328号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、従来技術では、同じ決済種別であっても、支払方法によっては店舗にとって不利益となる度合いが異なる場合があるものの、このような場合でも、各会員を差別化して特典を付与することができないことがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、各会員に対して好適に特典を付与することができる技術を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
(1)上述した課題を解決するために、本発明の一態様である精算装置は、表示手段から代金の支払いに係る複数の決済種別のうち一の決済種別を受け付ける決済種別受付手段と、前記決済種別受付手段が特定の決済種別を受け付けた場合、第1の媒体を用いた第1の支払方法と、前記第1の媒体とは異なる第2の媒体を用いた第2の支払方法とを含む複数の支払方法のうち、一の支払方法を受け付ける支払方法受付手段と、前記支払方法受付手段が受け付けた一の支払方法に応じた特典を会員に対して付与する特典付与手段と、を備えることを特徴とする精算装置である。
上記構成によれば、同じ決済種別であっても、支払方法によって店舗にとって不利益となる度合いが異なる場合に、支払方法に応じて会員を差別化して会員ポイントを付与することができる。したがって、本実施形態によれば、各会員を差別化して、好適に特典を付与することができる。
なお、上記(1)の構成において、前記支払方法受付手段が前記支払方法を受け付ける際に、前記第1の支払方法に応じた前記特典と、前記第2の支払方法に応じた前記特典とを報知する報知手段を備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、自社クレジットカードでの支払を促すことができる。すなわち、店舗にとって不利益となる度合いが低い支払方法での支払を促すことができる。
(2)上記(1)の構成において、当該取引において会員情報を取得済みであるか否かを判定する判定手段を備え、前記特典付与手段は、前記判定手段により会員情報を取得済みであると判定された会員取引において、前記支払方法受付手段が前記第1の支払方法を受け付けた場合に前記特典を付与し、前記支払方法受付手段が前記第2の支払方法を受け付けた場合に前記特典を付与しないようにしてもよい。
上記構成によれば、商品の登録の段階において登録POS端末装置20が会員情報を取得した場合でも、精算POS端末装置20で他社クレジットカードでの支払いが行われる場合には、当該顧客に会員ポイントを付与しないようにすることができる。したがって、精算POS端末装置20は、精算の開始時に会員情報を取得している場合でも、各会員を差別化して、好適に特典を付与することができる。
(3)上記(2)の構成において、前記会員取引において、前記支払方法受付手段が前記第2の支払方法を受け付けた場合、前記会員情報を消去する消去手段を備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合、当該顧客に会員ポイントを付与しないようにすることができる。
(4)上記(2)または(3)の構成において、前記表示手段は、前記会員情報を表示可能であって、前記会員取引において前記支払方法受付手段が前記第1の支払方法を受け付けた場合、前記会員情報の表示を継続し、前記会員取引において前記支払方法受付手段が前記第2の支払方法を受け付けた場合、前記会員情報を非表示にするようにしてもよい。
上記構成によれば、他社クレジットカードでの支払方法を受け付けた場合に、会員ポイントが付与されないことを明示することができる。
(5)上記(2)~(4)のいずれかの構成において、前記会員取引において、前記決済種別受付手段が前記特定の決済種別を受け付けた場合、前記複数の支払方法のうち一の支払方法を受け付けさせ、一方で、前記会員情報が取得されていない非会員取引において、前記決済種別受付手段が前記特定の決済種別を受け付けた場合、前記複数の支払方法のうち一の支払方法を受け付けさせずに、前記第2の支払方法を受け付けさせるようにしてもよい。
上記構成によれば、非会員の顧客に対して、カード媒体選択画面820(図8(B)参照)を表示せずに、他社クレジットカードでの支払を行わせることができる。したがって、非会員の顧客に対して、迅速に精算を行わせることができる。
なお、上記(1)または(2)の構成において、前記支払方法受付手段が前記第1の支払方法を受け付けた後に、前記会員の会員情報の入力を受け付ける会員情報受付手段と、前記会員情報受付手段が前記会員情報を受け付けた場合、前記第1の支払方法で支払処理を行う支払処理手段と、を備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、自社クレジットカードで支払いを行う場合に、会員カードの提示を促して、会員情報を得ることができる。一方で、会員であっても他社クレジットカードで支払いを行う場合には、会員情報を取得することなく、すなわち、会員カードの提示を促すことなく、他社クレジットカードで精算を行うことができる。したがって、他社クレジットカードを用いた精算を行う会員に対して、迅速に精算を行わせることができる。また、変形例1によれば、各会員を差別化して、好適に特典を付与することができる。
なお、上述した課題を解決するために、本発明の他の態様である特典付与方法は、精算装置に用いられるコンピュータが、表示手段から代金の支払いに係る複数の決済種別のうち一の決済種別を受け付ける決済種別受付ステップと、前記決済種別受付ステップにおいて特定の決済種別を受け付けた場合、第1の媒体を用いた第1の支払方法と、前記第1の媒体とは異なる第2の媒体を用いた第2の支払方法とを含む複数の支払方法のうち、一の支払方法を受け付ける支払方法受付ステップと、前記支払方法受付ステップにおいて受け付けた一の支払方法に応じた特典を会員に対して付与する特典付与ステップと、を実行することを特徴とする特典付与方法である。
(6)上述した課題を解決するために、本発明の他の態様であるプログラムは、精算装置に用いられるコンピュータを、表示手段から代金の支払いに係る複数の決済種別のうち一の決済種別を受け付ける決済種別受付手段、前記決済種別受付手段が特定の決済種別を受け付けた場合、第1の媒体を用いた第1の支払方法と、前記第1の媒体とは異なる第2の媒体を用いた第2の支払方法とを含む複数の支払方法のうち、一の支払方法を受け付ける支払方法受付手段、前記支払方法受付手段が受け付けた一の支払方法に応じた特典を会員に対して付与する特典付与手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
なお、上述した課題を解決するために、本発明の他の態様であるシステムは、商品を登録する登録装置と、前記登録装置によって登録された前記商品の精算を行う精算装置と、を含むシステムであって、前記精算装置は、表示手段から代金の支払いに係る複数の決済種別のうち一の決済種別を受け付ける決済種別受付手段と、前記決済種別受付手段が特定の決済種別を受け付けた場合、第1の媒体を用いた第1の支払方法と、前記第1の媒体とは異なる第2の媒体を用いた第2の支払方法とを含む複数の支払方法のうち、一の支払方法を受け付ける支払方法受付手段と、前記支払方法受付手段が受け付けた一の支払方法に応じた特典を会員に対して付与する特典付与手段と、を備えることを特徴とするシステムである。
上記(6)等の構成によれば、同じ決済種別であっても、支払方法によって店舗にとって不利益となる度合いが異なる場合に、支払方法に応じて会員を差別化して会員ポイントを付与することができる。したがって、本実施形態によれば、各会員を差別化して、好適に特典を付与することができる。
なお、上記において説明したPOS端末装置20における各機能(入出力、記憶、処理(判断等を含む))の全部又は一部は、当該機能の実行主体として説明した装置とは異なる他の装置において実現してもよい。
例えば、POS端末装置20に代えて、ストアコントローラ10やクラウドサーバ(不図示)が、支払方法を受け付ける制御や、特典の付与に係る制御を行うようにしてもよい。具体的には、例えば、他の装置が、POS端末装置20に代えて、POS端末装置20が行う処理(図6参照)を実行してもよい。
また、上述した説明では、POS端末装置20が、決済種別受付部401と、支払方法受付部402と、特典付与部403と、報知部404と、会員情報取得部405と、消去部406と、判定部407と、支払処理部408と、を備える構成について説明したが、これらの機能部の全部または一部が、他のコンピュータ装置に具備されていてもよい。例えば、これらの機能部のうち全部または一部が、ストアコントローラ10に具備されていてもよいし、クラウドサーバに具備されていてもよいし、これら以外のコンピュータ装置に具備されていてもよい。また、これらの機能部が具備されるコンピュータ装置は、複数台であることに限らず、1台であってもよい。例えば、これらの機能部の全てを一のコンピュータ装置が具備していてもよい。
上記に関連し、POS端末装置20は、支払方法を受け付ける制御や、特典の付与に係る制御に関して、入出力のインタフェース部分に特化したいわゆるシンクライアントとして機能してもよい。つまり、POS端末装置20は、各種の入力(操作者の操作、スキャナ等のデバイスによる検出)を受け付け、入力情報(操作情報、スキャン情報等)をクラウドサーバに送信し、当該入力情報に基づくクラウドサーバの処理結果(更新画面情報、デバイスの制御情報等)を受信し、各種の出力(表示部への表示、デバイスの制御)を行ってもよい。
また、以上に説明した、POSシステム1、POS端末装置20、およびショッピングシステムを実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
Sv…カード会社サーバ、1…POSシステム、10…ストアコントローラ、11…取引状況管理装置、20…POS端末装置、201…CPU、202…ROM、203…RAM、204…ハードディスク、205…客側表示部、206…客側スキャナ部、208…カード決済部、209…釣銭機、210…店員側表示部、211…キー操作部、212…店員側スキャナ部、213…印刷部、214…音声出力部、215…通信部、216…カメラ、401…決済種別受付部、402…支払方法受付部、403…特典付与部、404…報知部、405…会員情報取得部、406…消去部、407…判定部、408…支払処理部、410…記憶部

Claims (6)

  1. 表示手段から代金の支払いに係る複数の決済種別のうち一の決済種別を受け付ける決済種別受付手段と、
    前記決済種別受付手段が特定の決済種別を受け付けた場合、第1の媒体を用いた第1の支払方法と、前記第1の媒体とは異なる第2の媒体を用いた第2の支払方法とを含む複数の支払方法のうち、一の支払方法を受け付ける支払方法受付手段と、
    前記支払方法受付手段が受け付けた一の支払方法に応じた特典を会員に対して付与する特典付与手段と、
    を備えることを特徴とする精算装置。
  2. 当該取引において会員情報を取得済みであるか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記特典付与手段は、前記判定手段により会員情報を取得済みであると判定された会員取引において、前記支払方法受付手段が前記第1の支払方法を受け付けた場合に前記特典を付与し、前記支払方法受付手段が前記第2の支払方法を受け付けた場合に前記特典を付与しない、
    ことを特徴とする請求項1に記載の精算装置。
  3. 前記会員取引において、前記支払方法受付手段が前記第2の支払方法を受け付けた場合、前記会員情報を消去する消去手段を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の精算装置。
  4. 前記表示手段は、前記会員情報を表示可能であって、
    前記会員取引において前記支払方法受付手段が前記第1の支払方法を受け付けた場合、前記会員情報の表示を継続し、
    前記会員取引において前記支払方法受付手段が前記第2の支払方法を受け付けた場合、前記会員情報を非表示にする、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の精算装置。
  5. 前記会員取引において、前記決済種別受付手段が前記特定の決済種別を受け付けた場合、前記複数の支払方法のうち一の支払方法を受け付けさせ、
    一方で、前記会員情報が取得されていない非会員取引において、前記決済種別受付手段が前記特定の決済種別を受け付けた場合、前記複数の支払方法のうち一の支払方法を受け付けさせずに、前記第2の支払方法を受け付けさせる、
    ことを特徴とする請求項2~4のいずれか一項に記載の精算装置。
  6. 精算装置に用いられるコンピュータを、
    表示手段から代金の支払いに係る複数の決済種別のうち一の決済種別を受け付ける決済種別受付手段、
    前記決済種別受付手段が特定の決済種別を受け付けた場合、第1の媒体を用いた第1の支払方法と、前記第1の媒体とは異なる第2の媒体を用いた第2の支払方法とを含む複数の支払方法のうち、一の支払方法を受け付ける支払方法受付手段、
    前記支払方法受付手段が受け付けた一の支払方法に応じた特典を会員に対して付与する特典付与手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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