JP7469786B2 - 精算装置、システム、およびプログラム - Google Patents

精算装置、システム、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、精算装置、システム、およびプログラムに関する。
従来、一枚の用紙に請求書と領収書とが印刷され、当該用紙に記載された内容に基づいて顧客による支払いが行われることがある。例えば、病院などの医療機関などでは、診療費の請求書と領収書とを兼ねた用紙を基に、支払いが行われることがある。関連する技術として、診察券に付されたコードから特定される診療情報を用いて、支払い前に診療明細書や領収書を発行する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、支払いを行う際に顧客が別の商品を購入する場合など、請求書の支払いとは別の支払いが請求書の支払いと同時に行われる場合がある。この場合、既に領収書が発行された取引についてはレシートの発行は不要であるものの、別の支払いの取引についてはレシートの発行が必要となる。
特開2017-102860号公報
しかしながら、従来技術では、既に領収書が発行された取引についても、レシートが発行されてしまうことがあった。このため、レシートを効率よく発行することができないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、レシートを効率よく発行することができる技術を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様である精算装置は、コード情報を入力する入力手段と、前記入力手段に入力された前記コード情報が商品を識別する第1コード情報である場合、商品の代金について精算を行い、前記コード情報が診療費を識別する第2コード情報である場合、診療費について精算を行う精算手段と、前記精算手段によって商品の代金と診療費とを含む精算が行われた場合、当該商品の代金を含み且つ診療費を含まないレシートを出力するレシート出力手段と、を備えることを特徴とする精算装置である。
本発明の実施形態に係るPOS(Point Of Sales)システム1のネットワーク構成を示す説明図である。 POS端末20の外観の一例を示す説明図である。 POS端末20のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 医療機関において支払いが行われる際の一連の流れを示す説明図である。 医療機関において支払いが行われる際の一連の流れを示す説明図である。 各種バーコードの一例を示す説明図である。 本実施形態に係るPOS端末20が行う登録処理および精算処理の一例を示すフローチャートである。 商品の売上データの一例を示す説明図である。 診療費データの一例を示す説明図である。 客側表示部201に表示される画面の一例を示す説明図である。 POS端末20の機能的構成の一例を示すブロック図である。
(実施形態)
(POSシステム1のネットワーク構成)
図1は、本発明の実施形態に係るPOS(Point Of Sales)システム1のネットワーク構成を示す説明図である。POSシステム1は、例えば、病院や診療所などの医療機関に導入される。特に、POSシステム1は、例えば、歯科医院に導入される。図1に示すPOSシステム1は、レセプトコンピュータ10と、POS端末20とを備える。
レセプトコンピュータ10は、PC(personal computer)やノートパソコンなどのコンピュータ装置である。レセプトコンピュータ10は、例えば、所定の支払機関へ提出するための診療報酬明細書を作成して記憶する。また、レセプトコンピュータは、カルテの情報や、予約に関する情報や、支払いに関する請求情報などについても記憶する。
POS端末20は、精算装置または商品販売データ処理装置の一例である。POS端末20は、商品の登録や、精算や、販売データの管理などを行うコンピュータ装置(POSレジスタ)である。例えば、POS端末20は、診療費の精算を行うとともに、歯科医院で販売するハブラシなどの商品を登録して精算を行う。レセプトコンピュータ10と、POS端末20とは、例えば、LAN(Local Area Network)を介して、有線または無線で通信可能に接続されている。
(POS端末20の外観)
図2は、POS端末20の外観の一例を示す説明図である。図2(A)は、POS端末20を客側から見た斜視図である。図2(B)は、POS端末20を店員側から見た斜視図である。なお、POS端末20は、カウンタや机の上に載置されていてもよい。また、本実施形態において、POS端末20は、医療機関にて用いられることから、以下の説明では、「店員」を「医療スタッフ」や「スタッフ」と称する場合があり、また、「客」および「顧客」を「患者」と称する場合がある。特に区別して説明する場合を除いて、「店員」と、「医療スタッフ」と、「スタッフ」とは同義である。同様に、特に区別して説明する場合を除いて、「客」と、「顧客」と、「患者」とは同義である。
POS端末20は、例えば、図2に示すように、客側表示部201と、客側スキャナ部202と、カード決済部203と、釣銭機204と、音声出力部205と、印刷部206と、店員側表示部207と、キー操作部208と、店員側スキャナ部209と、を備える。
客側表示部201は、客用のディスプレイである。客側表示部201は、例えば、タッチパネルである。客側表示部201は、種々の情報を表示して、客から種々の入力を受け付ける。例えば、客側表示部201は、商品を選択するボタンであるプリセットキーを表示して、当該プリセットキーの操作(押下)を受け付ける。
客側スキャナ部202は、客用のスキャナ部である。客側スキャナ部202は、各種の情報を光学的に読み取る。例えば、客側スキャナ部202は、商品に付されているコード(バーコードや二次元コードなど)を光学的に読み取る。また、客側スキャナ部202は、このほかにも、例えば、各種カード(例えば、会員カード、ポイントカード、診察券など)に印刷されているコード(バーコードや二次元コードなど)を読み取ることも可能である。
カード決済部203は、各種カードを用いて決済を行う。ここで言う各種カードは、例えば、クレジットカード、交通系カードなどのプリペイドカード、ポイントカードなどである。また、各種カードは、接触型のカード(ICカード、磁気カード)でもよいし、非接触型のカード(ICカード)でもよい。
カード決済部203は、例えば、カード読取部と、表示部と、操作部とを備える。カード読取部は、各種カードの情報を読み取る。カード読取部は、磁気カードであればカードの情報を磁気的に読み取り、ICカードであれば、カードの情報を電気的に読み取る。カード決済部203の表示部は、各種情報を表示する。
例えば、クレジットカードが用いられる場合、表示部は、支払金額や、マスクした状態の暗証番号を表示する。また、カード決済部203の操作部は、顧客または店舗等のスタッフから各種操作を受け付ける。例えば、クレジットカードが用いられる場合、操作部は、クレジットカードを使用するための切替え操作をスタッフから受け付けるとともに、顧客から暗証番号の入力を受け付ける。
釣銭機204は、現金による決済を行う現金決済部である。釣銭機204は、紙幣や硬貨の投入口と、紙幣や硬貨の排出口とを有する。投入口および排出口は、それぞれ、紙幣や硬貨を検出するセンサを有し、客側に向けられて配置されている。投入口は、客から現金の投入を受け付ける。また、排出口は、お釣り(紙幣や硬貨)を排出する。釣銭機204は、投入口へ投入された現金の合計金額を算出するとともに、合計金額と買上金額との差分である釣銭金額を算出し、釣り銭や釣り札を排出口から排出する。
音声出力部205は、音声を出力するスピーカである。音声出力部205は、例えば、音声ガイダンス等を出力する。音声ガイダンスは、例えば、顧客に対して、商品の登録を支援するガイダンスや、精算を支援するガイダンスである。
印刷部206は、レシートなどの各種媒体を発行するプリンタ装置である。印刷部206は、レシートを発行する発行口を有する。印刷部206は、例えば、水平方向に平行に回転自在であり、店員側から客側に、また、客側から店員側に、発行口の方向を変更することが可能である。印刷部206は、手動によって回転してもよいし、モータの駆動力によって回転してもよい。また、印刷部206は、モータの駆動力によって回転する構成の場合、後述するPOS端末20の動作モードに応じて回転してもよい。
店員側表示部207は、店員用のディスプレイである。店員側表示部207は、例えば、タッチパネルである。店員側表示部207は、種々の情報を表示して、店員から種々の入力を受け付ける。例えば、店員側表示部207は、商品を選択するボタンであるプリセットキーを表示して、当該プリセットキーの操作(押下)を受け付ける。
キー操作部208は、ハードウェアキーであり、店員から種々の入力を受け付ける。例えば、キー操作部208は、商品に対応するキーや、数量に対応するキーを有し、店員から商品の選択や数量の選択を受け付ける。
店員側スキャナ部209は、店員用のスキャナ部である。店員側スキャナ部209は、各種の情報を光学的に読み取る。例えば、店員側スキャナ部209は、コードを読み取る。コードは、バーコードや二次元コードなどである。コードには、商品に付されたコードや、店員の名札に付されたコードや、各種カード(例えば、会員カード、ポイントカード、診察券など)に印刷されているコードがある。また、コードには、診療費の請求書兼領収書に記載されたコードがある。
(POS端末20のハードウェア構成)
次に、POS端末20のハードウェア構成について説明する。図3は、POS端末20のハードウェア構成の一例を示す説明図である。なお、以下において、図2において説明した内容については適宜説明を省略する。図3において、POS端末20は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、ハードディスク304と、通信部305と、客側表示部201と、客側スキャナ部202と、カード決済部203と、釣銭機204と、音声出力部205と、印刷部206と、店員側表示部207と、キー操作部208と、店員側スキャナ部209とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU301は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されているプログラム(例えば、精算プログラム)を読み出して実行することにより、POS端末20の動作を制御する。
ROM302は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
RAM303は、読み出し書き込みメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM303は、例えば、商品を登録する登録処理において生成した登録情報(登録データ)、買上商品を精算(決済)する精算処理において生成した精算情報(精算データ)や、外部(例えばレセプトコンピュータ)から取得した情報などを記憶する。
ハードディスク304は、種々の情報を記憶する。ハードディスク304は、例えば、ROM202に代えて、CPU201が実行するプログラム等を記憶してもよい。また、ハードディスク304は、RAM303に代えて、各種処理において生成した情報や、外部から取得した情報を記憶してもよい。
(POS端末20の動作モードについて)
次に、POS端末20の動作モードについて説明する。POS端末20は、複数の動作モードのうち、いずれかの動作モードで動作する。以下に説明する複数の動作モードは、通常の業務中における登録処理や精算処理に係る動作モードであり、具体的には、通常モード(対面セルフモード)およびフルセルフモードである。
なお、複数の動作モードは、集計モードやメンテナンスモードやトレーニングモードなどもある。集計モードは、売上や在高等を集計および照会等するモードである。メンテナンスモードは、店員や保守員等が設定作業や保守作業を行う際のモードである。トレーニングモードは、新人の店員がPOS端末20の取り扱いについてトレーニングを行う際のモードである。
(通常モードについて)
通常モード(対面セルフモード)は、店員側の商品登録を有効とし、客側の商品登録を無効とした動作モードである。具体的には、通常モードでは、店員側表示部207、キー操作部208、および店員側スキャナ部209を用いた商品の登録を有効とし、客側表示部201および客側スキャナ部202を用いた商品の登録を無効とするモードである。これにより、通常モードでは、客側においては登録処理を実行せずに、店員側において登録処理を実行することが可能である。
また、通常モードは、貨幣の投入を有効とした動作モードである。このため、通常モードでは、商品の登録処理が行われているときでも、貨幣の投入を受け付けることが可能である。通常モードでは、釣銭機204への貨幣の投入や、カード決済部203によるカードの読み取りによって、精算処理が行われる。精算処理は、店員側における登録処理が実行された後に行われる。
(フルセルフモードについて)
フルセルフモードは、客側の商品登録を有効とした動作モードである。具体的には、フルセルフモードでは、客側表示部201および客側スキャナ部202を用いた商品の登録を有効とするモードである。これにより、フルセルフモードでは、客側において登録処理を行うことが可能である。
また、フルセルフモードでは、店員側の商品登録についても有効としてもよい。具体的には、フルセルフモードでは、店員側スキャナ部209、店員側表示部207、およびキー操作部208を用いた商品の登録を有効としてもよい。これにより、フルセルフモードでは、店員側および客側において登録処理を行うことが可能である。ただし、フルセルフモードでは、店員の操作によって店員側の商品の登録を有効または無効に切り替え可能にしてもよい。
また、フルセルフモードは、貨幣の投入を有効とした動作モードである。このため、フルセルフモードでは、商品の登録処理が行われているときでも、貨幣の投入を受け付けることが可能である。フルセルフモードでは、釣銭機204への貨幣の投入や、カード決済部203によるカードの読み取りによって、精算処理が行われる。精算処理は、客側または店員側における登録処理が実行された後に行われる。
(各動作モードの切り替えについて)
次に、POS端末20の動作モードの切り替えについて説明する。動作モードの切替えは、例えば、店員による動作モードの切り替えるための明示的なモード切替え操作や、店員コードの読み取り操作に応じて行われる。また、動作モードの切替えは、例えば、時間的な条件に応じて、切り替わってもよい。時間的な条件は、例えば、最後に操作されてからの所定時間が経過することや、予め設定したスケジュールに応じた切替え時刻となることである。
(通常モード→フルセルフモードの切替え)
例えば、通常モードにおいて、フルセルフモードへの切替え操作があった場合に、通常モードからフルセルフモードに動作モードが切り替わる。また、通常モードにおいて、所定時間の不使用状態が継続した場合に、フルセルフモードに切り替わるようにしてもよい。
(フルセルフモード→通常モードの切替え)
フルセルフモードにおいては、通常モードへの切替え操作があった場合や、店員コードの読み取り操作があった場合に、フルセルフモードから通常モードに動作モードが切り替わる。また、フルセルフモードにおいて、所定時間の不使用状態が継続した場合に、通常モードに切り替わるようにしてもよい。
(医療機関において支払いが行われる際の一連の流れについて)
図4Aおよび図4Bは、医療機関において支払いが行われる際の一連の流れを示す説明図である。図4A(A)に示すように、医療機関において、患者が診察を終えると、医療スタッフの操作に基づいて、請求書兼領収書400が発行される。具体的には、レセプトコンピュータ10は、プリンタ10Aに請求書兼領収書400を印刷させる。請求書兼領収書400は、文字通り、請求書と領収書とを兼ねる。請求書兼領収書400には、診療報酬点数410や、診療費(領収金額)411や、特殊バーコード401などが印刷されている。また、請求書兼領収書400には、患者の氏名も印刷されている。
ここで、POS端末20には、第1の情報と、第2の情報とが入力可能である。第1の情報は、例えば、商品に付されたJAN(Japanese Article Number)コードの読取結果から得られる情報や、プリセットキーの操作結果から得られる情報である。具体的には、第1の情報は、商品の情報と、金額の情報とを含む。第1の情報に含まれる商品の情報は、商品名、商品のサイズ、個数などを示す情報を含む。第1の情報に含まれる金額の情報は、商品の価格を示す情報である。一方で、第2の情報は、商品の情報が含まれないことを示す情報と、金額の情報とを含む。本実施形態では、第2の情報は、コードで表される。このコードは、本実施形態では一次元コード(特殊バーコード401)とするが、これに限らず、二次元コードとしてもよい。
図4Aに示す特殊バーコード401は、商品の情報が含まれないことを示す情報と、診療費411の金額(¥3,460)を示す情報とがコード化されたものである。ここで、図5を用いて、通常のバーコード(JANコード)と、特殊バーコード401とについて詳述する。図5は、各種バーコードの一例を示す説明図である。
図5(A)は、通常のバーコード450の一例を示す。通常のバーコード450は、13桁のコードであり、先頭の7桁の事業者コードと、次の5桁の商品アイテムコードと、最後の1桁のチェックデジットとを含む。事業者コードは、国を示すコードや、商品のメーカーコードを含む。商品アイテムコードは、商品に一意に割り当てられたコードである。チェックデジットは、所定の計算式を用いて、事業者コードが示す数字と、商品アイテムコードが示す数字とに基づいて算出される値である。なお、通常のバーコード450は、図5(A)に示したものに限らず、例えば、先頭の9桁を事業者コードとし、次の3桁を商品アイテムコードとしたものもある。
図5(B)は、特殊バーコード401の一例を示す。図5(B)に示すように、特殊バーコード401は、例えば、13桁のインストアコードである。インストアコードは、一般に流通される商品のバーコード(JANコード)ではなく、自社の店舗内のみで商品の管理のために付けられる独自の番号のバーコードである。
図5(B)に示すように、13桁のバーコードは、「FF CCCCC PPPPP C/D」で表される。先頭の2桁の「FF」は、フラグを示す。次の5桁の「CCCCC」は、アイテムコードを示す。その次の5桁の「PPPPP」は、価格を示す。最後の1桁の「C/D」は、各桁の読み取りの正否確認をするためのチェックデジットを示す。
特殊バーコード401において、先頭の2桁の「FF」は、診療費であることを示すフラグ(情報)を示す。このようにして、商品の情報が含まれないことを示す情報がコード化されている。また、5桁の「PPPPP」が「03460」となっており、すなわち、診療費が¥3460であることを示す。このようにして、金額の情報がコード化されている。アイテムコードの「CCCCC」には、特に情報が記憶されていなくてもよい。
なお、商品の情報が含まれないことを示す情報は、先頭の2桁の「FF」によって表されることに限らず、アイテムコードの「CCCCC」によって表されてもよい。具体的には、アイテムコードの「CCCCC」に、商品の情報が含まれないことを示すコードを予め設定しておいてもよい。
なお、インストアコードにおいて、先頭から2桁目~12桁目の11桁については、店舗において自由に設定することが可能である。例えば、フラグを示すコードは、先頭の2桁に限らず、先頭の1桁であってもよい。また、例えば、値段を示すコード「PPPPP」の先頭の1桁に代えて、金額読み取りの正否確認をするためのプライスチェックデジット「PC/D」とすることも可能である。
図4Aに戻り、医療スタッフは、請求書兼領収書400を用いて、患者(顧客)からの支払いを受け付ける。支払いの受け付けでは、図4A(B)に示すように、医療スタッフの操作により、店員側スキャナ部209は、請求書兼領収書400の特殊バーコード401を読み取る。店員側スキャナ部209によって読み取られた金額は、POS端末20に登録される。
また、支払いに際して、患者が医療機関において販売されている商品420(ハブラシ)を購入しようとしたとする。この場合、図4B(C)に示すように、医療スタッフの操作により、店員側スキャナ部209は、ハブラシを示す商品420に付されたバーコード421を読み取る。バーコード421は、例えば、登録する商品を特定することが可能なJANコードであり、商品の情報や金額の情報など各種情報を含む。
商品の登録が完了し、店員側表示部207に表示される小計ボタンが押下されると、例えば、図4B(D)に示すように、客側表示部201には、診療費および商品420の小計額が表示される。なお、図4B(D)に示す画面は模式的な画面を示している。客側表示部201に表示される画面の詳細については、図9を用いて後述する。
そして、患者が支払いを完了すると、POS端末20の印刷部206は、レシート430を印刷する。図4B(E)に示すように、レシート430には、患者が支払った金額のうち商品420の代金のみが印刷されており、診療費については印刷されていない。これは、請求書兼領収書400が診療費の領収書を兼ねているため、レシート430に診療費を記載する必要がないためである。言い換えれば、仮に、レシート430に診療費を記載したとすると、二重に領収書を発行することとなってしまうためである。
また、レシート430には、定型文431が印刷されている。定型文431は、購入に対する謝意の挨拶分と、お見舞いの挨拶文とを含む。なお、お見舞いの挨拶文は、医療機関に適用されるPOS端末20が印刷する特有の文字である。
このように、本実施形態では、請求書兼領収書400に記載されている特殊バーコード401(第2の情報)が読み取られることによって入力された診療費に関してはレシート430が発行されない。また、商品420に記載されているバーコード421(商品の情報を含むコード)が読み取られることによって入力されたハブラシに関しては、レシート430が発行されるようになっている。
(本実施形態の登録処理および精算処理の一例)
次に、図6を用いて、本実施形態に係るPOS端末20が行う登録処理および精算処理について説明する。図6は、本実施形態に係るPOS端末20が行う登録処理および精算処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、POS端末20は、通常モードに設定されているものとする。
図6において、POS端末20は、商品の情報や金額の情報をスキャン等したか否かを判断する(ステップS501)。スキャン等は、具体的には、店員側表示部207(プリセットキー)へのタッチ、キー操作部208の操作、店員側スキャナ部209のスキャンなどにより、商品の情報や金額の情報を入力することである。POS端末20は、スキャン等があるまで待機する(ステップS501:NO)。POS端末20は、スキャン等がある場合には(ステップS501:YES)、スキャン等による入力が第2の情報(商品の情報が含まれないことを示す情報と、金額の情報とを含む情報)の入力であるか否かを判断する(ステップS502)。
具体的には、ステップS502において、POS端末20は、例えば、スキャンしたバーコードに記載されている13桁のコードのうち、先頭の2桁が診療費であることを示すフラグであるか否かを判断する。スキャン等による入力が第2の情報の入力である場合(ステップS502:YES)、すなわち、特殊バーコード401を読み込んだことによる診療費の入力である場合、POS端末20は、診療費を登録し(ステップS503)、ステップS505へ移行する。登録した診療費のデータ(診療費データ)については、図8を用いて後述する。
スキャン等による入力が第2の情報の入力ではない場合(ステップS502:NO)、すなわち、商品420に付されたバーコード421(JANコード)を読み込んだことにより商品の情報が入力された場合や、店員側表示部207に表示されているプリセットキーが押下されることにより商品の情報が入力された場合、POS端末20は、商品を登録する(ステップS504)。登録した商品は、精算が完了すると、売上データとして記録される。なお、売上データについては、図7を用いて後述する。
そして、POS端末20は、登録したデータを客側表示部201および店員側表示部207に表示する(ステップS505)。そして、POS端末20は、店員側表示部207に表示される小計ボタン(または、キー操作部208の小計キー)が押下されたか否かを判断する(ステップS506)。POS端末20は、小計ボタンが押下されない場合(ステップS506:NO)、ステップS501に戻る。
一方、POS端末20は、小計ボタンが押下された場合(ステップS506:YES)、支払金額に応じた金額が釣銭機204の投入口に入金されたか否かを判断する(ステップS507)。POS端末20は、支払金額に応じた金額が釣銭機204に入金されない場合(ステップS507:NO)、カード決済が完了したか否かを判断する(ステップS508)。カード決済が完了しない場合(ステップS508:NO)、POS端末20は、ステップS507に戻る。カード決済が完了しした場合(ステップS508:YES)、POS端末20は、ステップS512へ進む。
ステップS507において、支払金額に応じた金額が釣銭機204に入金されると(ステップS507:YES)、POS端末20は、客側表示部201に表示される会計ボタン(または、キー操作部208の現計キー)が客によって押下されたか否かを判断する(ステップS509)。
POS端末20は、会計ボタンが押下されるまで待機する(ステップS509:NO)。会計ボタンが押下されると(ステップS509:YES)、POS端末20は、お釣りがあるか否を判断する(ステップS510)。お釣りがない場合(ステップS510:NO)、POS端末20は、ステップS512へ移行する。お釣りがある場合(ステップS510:YES)、POS端末20は、釣銭機204の排出口から排出する(ステップS511)。
そして、POS端末20は、今回の精算が診療費のみの精算であるか否かを判断する(ステップS512)。今回の精算が診療費のみの精算である場合(ステップS512:YES)、POS端末20は、レシートを印刷せずに、一連の処理を終了する。一方、今回の精算が診療費のみの精算ではない場合(ステップS512:NO)、すなわち、商品の購入がある場合、POS端末20は、購入した商品のレシートを印刷し(ステップS513)、一連の処理を終了する。
なお、上述した登録処理および精算処理によって診療費の精算が完了すると、医療スタッフは、レセプトコンピュータ10に記憶されている対応するデータについて、支払いが完了した旨の入力(いわゆる「消し込み」)を行う。また、医療スタッフは、患者からの申し出に応じて、次回の診察の予約などをレセプトコンピュータ10に入力する。これにより、医療機関の窓口で行われる支払いの手続が完了する。
(商品の売上データの一例)
図7は、商品の売上データの一例を示す説明図である。図7において、商品の売上データ600は、例えば、「ID(Identification)」と、「日時」と、「金額」と、「商品名」との各項目が対応付けられた情報である。「ID」は、売上データ600の各レコードを識別する情報である。「日時」は、商品が登録された日時を示す。「金額」は、登録された商品の金額を示す。「商品名」は、登録された商品の名称を示す。一例を挙げると、売上データ600のうちの、ID「0001A」に示すレコードは、日時が「2019年9月13日14時15分」であり、金額が「¥380」であり、商品名が「〇〇ハブラシ」であることを示す情報である。このように、POS端末20は、売上データ600を管理することによって、例えば、集計モードにおける、売上や在高などの集計や照会が可能となっている。
(診療費データの一例)
図8は、診療費データの一例を示す説明図である。図8において、診療費データ700は、例えば、「ID」と、「日時」と、「金額」との各項目が対応付けられた情報である。「ID」は、売上データ700の各レコードを識別する情報である。「日時」は、診療費が登録された日時を示す。「金額」は、登録された診療費の金額を示す。
一例を挙げると、診療費データ700のうちの、ID「0001B」に示すレコードは、日時が「2019年9月13日14時15分」であり、金額が「¥3,460」であることを示す情報である。このように、POS端末20は、診療費データ700を管理することにより、集計モードにおいて、診療費の売上についても集計および照会することが可能である。
(客側表示部201に表示される画面例)
図9は、客側表示部201に表示される画面の一例を示す説明図である。図9において、客側表示部201には、支払い内容領域801と、合計点数領域802と、支払い金額領域803と、預り金領域804と、お釣り領域805と、通知領域806とが表示されている。なお、店員側表示部207にも、同様の内容が表示される。
支払い内容領域801には、診療費や購入した商品が表示され、図示では、診療費の金額や、「〇〇ハブラシ」の品名および金額が表示されている。合計点数領域802は、支払い内容の点数を示し、図示では、診療費と「〇〇ハブラシ」との2点であることが表示されている。支払い金額領域803は、支払い金額の合計を示す。預り金領域804は、患者が釣銭機204の投入口に投入した金額の合計を示す。
お釣り領域805は、預り金と支払い金額との差額を示し、すなわち、釣銭機204の排出口から排出される金額(お釣り)を示す。通知領域806には、変更ボタンが表示されている。変更ボタンが押下されると、支払い方法の変更を受け付ける選択画面に移行する。また、支払いが完了すると、印刷部206からレシート430が発行される。このレシート430には、診療費に関する記載が印刷されず、購入した商品に関する記載が印刷される。
(POS端末20の機能的構成の一例)
図10は、POS端末20の機能的構成の一例を示すブロック図である。図10に示すように、POS端末20は、入力部901と、精算部902と、出力部903と、集計管理部904とを備える。
入力部901は、例えば、客側表示部201、客側スキャナ部202、店員側表示部207、キー操作部208、および店員側スキャナ部209のうちのいずれかと、CPU301とによって実現される。
精算部902は、例えば、カード決済部203、および釣銭機204のうちのいずれかと、CPU301とによって実現される。
出力部903は、例えば、印刷部206と、CPU301とによって実現される。
集計管理部904は、例えば、CPU301と、ハードディスク304とによって実現される。
すなわち、入力部901と、精算部902と、出力部903と、集計管理部904とは、CPU301がROM302等に記憶される精算プログラムを実行することにより、各部201~204、206~209、304等を制御することによって実現される。
入力部901は、金額を入力する。入力部901は、例えば、店員側スキャナ部209や、客側スキャナ部202によって読み取られた読取結果を用いて、金額を入力する。ただし、入力部901は、医療スタッフによって店員側表示部207やキー操作部208から直接金額が操作入力されてもよい。また、入力部901は、顧客によって客側表示部201から直接金額が操作入力されてもよい。
精算部902は、入力部901に入力された金額で精算を行う。精算部902は、現金、クレジットカード、プリペイドカードなどで精算を行う。
出力部903は、精算部902によって精算が行われた後にレシートを出力する。レシートは、紙媒体に印刷されるレシートである。ただし、レシートは、これに限らず、例えば、スマートフォンなどに表示される電子レシートであってもよい。出力部903は、入力部901に金額が入力された際の入力に関する種別が第1の種別である場合にレシートを発行する。また、出力部903は、入力に関する種別が第2の種別である場合にレシートを発行しない。
第1の種別と第2の種別とは異なる。第1の種別は、レシートの発行を要する種別である。一方、第2の種別は、レシートの発行を要しない種別である。第1の種別と、第2の種別とは、予め定めた種別であればよい。
本実施形態において、第1の種別は、商品および金額を特定することが可能な第1の情報が入力部901に入力されたことを示す種別である。また、第2の種別は、商品の情報が含まれず且つ金額を特定することが可能な第2の情報が入力部901に入力されたことを示す種別である。第2の種別は、コードを読み取った読取結果から第2の情報が入力されたことを示す種別である。なお、詳細については変形例3で後述するが、第1の種別および第2の種別は、上述した入力に関する種別に限らず、他の入力に関する種別とすることも可能である。
本実施形態において、コードは、診療費の領収書(図4Aに示した請求書兼領収書400)に印刷されている。また、第2の情報は、診療費を特定することが可能な情報を含む。なお、コードには、顧客(患者)を識別する情報が含まれていてもよい。なお、詳細については変形例2で後述するが、第2の情報は、コードの読取結果から入力されることに限らず、他の手法で入力されることとすることも可能である。
集計管理部904は、第1の種別で入力された第1の情報を集計および管理する。具体的には、集計管理部904は、入力に関する種別が第1の種別である商品の精算が行われた場合に、当該商品の情報および金額の情報を集計および管理する。集計および管理される第1の情報は、例えば、図7に示した商品の売上データ600である。なお、集計管理部904は、第2の種別で入力された第2の情報を集計および管理してもよい。具体的には、集計管理部904は、図8に示したように、診療費データ700を集計および管理してもよい。
また、本実施形態において、精算部902は、顧客側に設けられ、顧客の操作に応じて精算を行う。具体的には、精算部902としてのカード決済部203および釣銭機204は、顧客側に設けられ、POS端末20のモード(通常モードおよびフルセルフモード)にかかわらず、顧客の操作に応じて精算が行われる。
以上説明したように、上述した実施形態によれば、金額の情報が入力された際の入力に関する種別が第1の種別である場合にレシートを出力し、第2の種別である場合にレシートを出力しないようにした。これにより、既に領収書が発行されている取引についてのレシートを発行しないようにすることができる。したがって、本実施形態によれば、無駄なレシートを発行しないようにすることができるため、レシートを効率よく発行することができる。
また、本実施形態において、第1の種別(レシートの発行を要する種別)が、商品および金額を特定することが可能な第1の情報が入力されたことを示す種別であり、第2の種別(レシートの発行を要しない種別)が、商品の情報が含まれず且つ金額を特定することが可能な第2の情報が入力されたことを示す種別とした。これにより、商品についての精算と、第2の情報に対応する取引(例えば診療費)についての精算とを同時に行うことができる。また、商品については、精算が完了した場合にレシートを発行することができる。また、診療費については、既に領収書が発行されている取引であると見なして、レシートを発行しないようにすることができる。したがって、無駄なレシートを発行しないようにすることができるため、レシートを効率よく発行することができる。
また、本実施形態において、第2の種別は、特殊バーコード401(図4A参照)の読取結果から第2の情報が入力されたことを示す種別とした。これにより、特殊バーコード401に金額の情報を含ませるだけで、既に領収書が発行されている取引であると見なして、レシートを発行しないようにすることができる。また、精算時における金額の入力ミスの発生をなくすことができるとともに、迅速に金額を入力することができる。
また、本実施形態において、診療費の領収書(請求書兼領収書400)にコードが印刷されており、第2の情報が診療費を特定することが可能な情報を含むこととした。これにより、医療スタッフや患者は、請求書兼領収書400を参照して、精算の手続きを行うことができる。また、請求書兼領収書400には患者の氏名が記載されているため、本人であることを確認して精算を行うことができる。
また、本実施形態において、集計管理部904は、第1の種別で入力された商品の情報および金額の情報(売上データ600:図7参照)を集計および管理するようにした。これにより、POS端末20は、商品についての売上や在高などの集計や照会を行うことができる。また、診療費データ700(図8参照)についてはレセプトコンピュータ10でも集計および管理されているため、集計管理部904は、診療費データ700を集計および管理しないようにしてもよい。これにより、集計管理部904は、商品の情報および金額の情報を、効率よく集計および管理することができる。
また、本実施形態において、精算部902が、顧客側に設けられ、顧客の操作に応じて精算を行うようにした。これにより、医療スタッフが直接貨幣を扱わないようにすることができるため、医療スタッフにとって衛生的に精算を行うことができる。また、医療スタッフと顧客との現金の授受を不要にすることができるため、迅速に精算を行うことができる。
(実施形態の変形例)
以下に、実施形態の変形例について説明する。なお、以下の各変形例では、上述した実施形態で説明した内容については、適宜説明を省略する。
(実施形態の変形例1)
まず、実施形態の変形例1について説明する。上述した実施形態では、POS端末20が通常モードに設定されている場合にレシートを効率よく出力できる構成について説明した。変形例1では、このような構成に加えて、または、このような構成に代えて、POS端末20がフルセルフモードに設定されている場合にレシートを効率よく出力できる構成について説明する。
具体的に説明すると、POS端末20がフルセルフモードに設定されている場合、請求書兼領収書400の特殊バーコード401の読み取りや、商品420に付されたバーコード421(JANコード)の読み取りは、客側スキャナ部202によって行われる。また、このほかにも、商品の登録は、客側表示部201に表示されるプリセットキーが押下されることによって行われてもよい。これにより、フルセルフモードにおいても、診療費および商品を登録して、精算を行うことが可能である。ただし、フルセルフモードにおいても、精算が完了した後に、診療費についてはレシート430に印刷しない。また、フルセルフモードにおいても、商品420が購入されなかった場合には、レシート430を発行しない。
このような変形例1の構成としたとしても、診療費の領収書を二重に発行しないようにすることができる。
(実施形態の変形例2)
次に、実施形態の変形例2について説明する。上述した実施形態において、第2の情報(診療費の情報を含む)を、特殊バーコード401から読み込むことによって入力する構成について説明した。変形例2では、このような構成に加えて、または、このような構成に代えて、第2の情報を、特殊バーコード401から読込む手法以外の、他の手法で入力してもよい。以下、変形例2に係る、他の手法1~4について説明する。
(他の手法1)
例えば、第2の情報は、店員側表示部207やキー操作部208や客側表示部201が操作されることによって入力されてもよい。また、第2の情報のうち、商品の情報が含まれないことを示す情報は、店員側表示部207等に表示される所定のキー(宣言キー)が押下されることによって入力されてもよい。また、第2の情報のうち、金額の情報は、店員側表示部207等に表示されるテンキーから操作入力されてもよい。このような構成としたとしても、診療費の入力であることを判別することが可能であり、診療費の領収書を二重に発行しないようにすることができる。
(他の手法2)
また、第2の情報は、例えば、カメラによる撮像など予め定めた特定の入力態様によって入力されてもよい。具体的には、例えば、POS端末20がOCR(Optical Character Reader)の機能を有する場合には、第2の情報のうち、商品の情報が含まれないことを示す情報は、OCRの機能がONになったことを示す情報としてもよい。また、第2の情報のうち、金額の情報としては、OCRの機能によって請求書兼領収書400の診療費411に記載されている情報が入力されてもよい。
また、特定の入力態様は、例えば、音声入力の態様であってもよい。具体的には、例えば、POS端末20がマイクなどの音声入力部の機能を有する場合には、第2の情報のうち、商品の情報が含まれないことを示す情報は、マイクの機能がONになったことを示す情報としてもよい。また、第2の情報のうち、金額の情報としては、音声入力部の音声認識機能によって請求書兼領収書400の診療費411に記載されている情報が入力されてもよい。
また、特定の入力態様は、予め定めた入力態様であればよく、撮像による入力や音声入力の態様に限らない。例えば、特定の入力態様は、店員側スキャナ部209からの入力態様や、キー操作部208からの入力の態様とすることも可能である。
このような構成としたとしても、診療費の入力であることを判別することが可能であり、診療費の領収書を二重に発行しないようにすることができる。
(他の手法3)
また、第2の情報は、例えば、レセプトコンピュータ10から受信することによって入力されてもよい。すなわち、POS端末20は、レセプトコンピュータ10から、金額の情報を含む第2の情報を受信するようにしてもよい。例えば、POS端末20は、レセプトコンピュータ10から受信した情報に基づく精算が行われた場合にはレシートを発行しないようにし、それ以外の入力(例えば店員側スキャナ部209等からの入力)に基づく精算が行われた場合にはレシートを発行するようにしてもよい。
また、レセプトコンピュータ10から第2の情報を受信するようにした場合、第2の情報に含まれる金額の情報と、患者を識別する情報とを対応付けておくことが望ましい。具体的に補足すると、請求書兼領収書400に記載の患者と、レセプトコンピュータ10から受信した情報が示す金額に対応する患者とが不一致であるにもかかわらず、精算が行われることを防止するために、金額の情報と、患者を識別する情報(例えばID)とを対応付けておくことが望ましい。
この場合、POS端末20は、レセプトコンピュータ10から受信した情報に基づいて、金額と患者名とを店員側表示部207に表示すればよい。そして、医療スタッフは、患者および金額を確認して、精算手続を行うようにすればよい。このような構成としたとしても、診療費の入力であることを判別することが可能であり、診療費の領収書を二重に発行しないようにすることができる。
(実施形態の変形例3)
次に、実施形態の変形例3について説明する。上述した実施形態において、第1の種別(レシートの発行を要する種別)を第1の情報が入力されたことを示す種別とし、第2の種別(レシートの発行を要しない種別)を第2の情報が入力されたことを示す種別とした構成について説明した。変形例3では、このような構成に加えて、または、このような構成に代えて、第1の種別を一方の側(客側または店員側)から入力されたことを示す種別とし、第2の種別を他方の側(店員側または客側)から入力されたことを示す種別とした構成について説明する。
まず、第1の種別を客側から入力されたことを示す種別とし、第2の種別を店員側から入力されたことを示す種別とする構成について説明する。例えば、第1の種別は、客側表示部201等(例えば、客側表示部201および客側スキャナ部202)から入力されたことを示す種別である。また、第2の種別は、店員側表示部207等(例えば、店員側表示部207、キー操作部208、および店員側スキャナ部209)から入力されたことを示す種別である。
また、この場合、第2の情報のうち、商品の情報が含まれないことを示す情報は、店員側表示部207等から入力があったことを示す情報とすればよい。また、第2の情報のうち、金額の情報は、店員側表示部207やキー操作部208から直接金額が操作入力されてもよい。このような構成により、店員側表示部等から入力された金額については、レシートを発行しないようにすることができる。
次に、第1の種別を店員側から入力されたことを示す種別とし、第2の種別を客側から入力されたことを示す種別とする構成について説明する。例えば、第1の種別は、店員側表示部207等で入力されたことを示す種別である。また、第2の種別は、客側表示部201等で入力されたことを示す種別である。また、この場合、第2の情報のうち、商品の情報が含まれないことを示す情報は、客側表示部201等から入力があったことを示す情報とすればよい。また、第2の情報のうち、金額の情報は、客側表示部201から直接金額が操作入力されてもよい。このような構成により、客側表示部201等から入力された金額については、レシートを発行しないようにすることができる。
ここで、変形例3の機能的な構成について補足しておく。変形例3において、図10に示した入力部901は、顧客側に設けられる顧客側入力部と、店員側に設けられる店員側入力部を備える。顧客側入力部は、例えば、客側表示部201や客側スキャナ部202である。店員側入力部は、例えば、店員側表示部207、キー操作部208、および店員側スキャナ部209である。
変形例3において、第1の種別は、顧客側入力部および店員側入力部のうちの一方に入力されたことを示す種別である。また、第2の種別は、顧客側入力部および店員側入力部のうちの他方に入力されたことを示す種別である、
また、変形例3に係る第1の種別および第2の種別と、上述した実施形態に係る第1の種別および第2の種別とを切り替え可能にしてもよい。具体的には、「第1の種別を一方の側から入力されたことを示す種別とし、第2の種別を他方の側から入力されたことを示す種別としたモード」と、「第1の種別を第1の情報が入力されたことを示す種別とし、第2の種別を第2の情報が入力されたことを示す種別としたモード」とのうち、いずれか一方のモードが店員の操作によって設定されるようにしてもよい。
このような変形例3の構成としたとしても、診療費の入力であることを判別することが可能であり、診療費の領収書(レシート)を二重に発行しないようにすることができる。また、POS端末20の利便性を向上させることができる。
(実施形態の変形例4)
次に、実施形態の変形例4について説明する。上述した実施形態において、図4Bに示したように、レシート430の定型文431として、購入に対する謝意の挨拶分と、お見舞いの挨拶文とが印刷される構成について説明した。変形例4では、このような構成に加えて、または、このような構成に代えて、レシート430の定型文431を支払い内容に応じて異なるようにしてもよい。
具体的に説明すると、例えば、支払いが商品の代金のみの場合、レシート430には、購入に対する謝意の挨拶分「ご購入ありがとうございます。」のみを印刷し、お見舞いの挨拶文「お大事にしてください。」については印刷しないようにしてもよい。一方、支払いが商品の代金と診療費との両方の場合、図4Bに示したように、レシート430には、購入に対する謝意の挨拶分と、お見舞いの挨拶文とを印刷するようにしてもよい。
また、購入に対する謝意の挨拶分と、お見舞いの挨拶文とを印刷する場合、各挨拶文の文字を異なる大きさにして印刷してもよい。例えば、商品を購入した客は患者であることから、お見舞いの挨拶文の文字を、購入に対する謝意の挨拶文の文字よりも大きくして印刷してもよい。また、金額が高い支払いに対応する挨拶文の文字を、金額が低い支払いに対応する挨拶文の文字よりも大きくして印刷してもよい。例えば、診療費の支払いの方が商品の代金よりも高い場合、お見舞いの挨拶文の文字を、購入に対する謝意の挨拶文の文字よりも大きくして印刷してもよい。
なお、支払いが診療費のみの場合には、レシート430自体が発行されないため、定型文431についても印刷されることはない。変形例4によれば、支払いの内容に応じた定型文431が印刷されたレシート430を発行することができる。
(実施形態の変形例5)
次に、実施形態の変形例5について説明する。上述した実施形態では、診療費の精算が完了すると、レセプトコンピュータ10に支払いが完了した旨の入力(いわゆる「消し込み」)を医療スタッフが行う構成について説明した。変形例5では、このような構成に加えて、または、このような構成に代えて、医療スタッフによる消し込みの作業を軽減させることが可能な構成について説明する。
例えば、POS端末20は、精算が完了した際に、患者を識別する情報とともに、精算が完了した旨を示す情報をレセプトコンピュータ10へ送信してもよい。レセプトコンピュータ10は、これらの情報を受信すると、これらの情報に対応する患者について支払いが完了した旨の情報を記憶すればよい。これにより、レセプトコンピュータ10は、医療スタッフによる入力を要さずに、支払いが完了した旨の情報を記憶することができる。
また、診療費の支払いが完了した際に、印刷部206がその旨を示すコードを所定の用紙に印刷してもよい。この場合、レセプトコンピュータ10は、カメラなどのスキャナ機能により、当該所定の用紙に印刷されたコードを読み取る。また、当該コードは、患者を識別する情報を含まず、金額のみを示すコードであってもよい。
レセプトコンピュータ10は、当該コードから得られた金額と、レセプトコンピュータ10に記憶されている直近の未払いの金額とを比較し、一致した金額については、支払いが完了したと判断し、支払いが完了した旨の情報を記憶してもよい。ただし、この場合において、一致した金額が複数存在する場合には、レセプトコンピュータ10は、表示画面に確認画面を表示して、医療スタッフの操作に応じて、支払いが完了した旨の情報を記憶してもよい。
また、レセプトコンピュータ10は、コードの読取結果から得られた金額と、レセプトコンピュータ10に記憶されている直近の未払いの金額とを比較しなくてもよい。例えば、レセプトコンピュータ10は、コードの読取結果(金額)を表示画面に表示して、医療スタッフの操作に応じて、支払いが完了した旨の情報を記憶してもよい。
また、印刷部206が診療費の支払いが完了した旨を示すコードを所定の用紙に印刷する構成とした場合、当該コードに、患者を識別する情報を含ませるようにしてもよい。この場合、セプトコンピュータ10は、当該所定の用紙に印刷されたコードを読み取ることにより、患者と未払いの金額とを一意に特定できる。これにより、レセプトコンピュータ10は、支払いが完了した旨の情報を記憶することができる。
また、レセプトコンピュータ10は、支払いごとにシーケンシャルな管理番号を記憶しておいてもよい。この場合、レセプトコンピュータ10は、特殊バーコード401に管理番号を含ませて、プリンタ10Aに請求書兼領収書400を印刷させる。例えば、レセプトコンピュータ10は、特殊バーコード401のアイテムコードの「CCCCC」(図5(B)参照)に管理番号を含ませて請求書兼領収書400を印刷させる。POS端末20は、当該特殊バーコード401を読み取り、精算が完了すると、特殊バーコード401のアイテムコードから得られる管理番号を出力する。POS端末20による管理番号の出力態様は、レセプトコンピュータ10へ送信する出力態様としてもよいし、所定の用紙にコードを印刷する出力態様としてもよい。レセプトコンピュータ10は、POS端末20から出力された管理番号を受信または読み取りによって入力し、当該管理番号に対応する支払いについて、支払いが完了した旨の情報を記憶する。
変形例5によれば、レセプトコンピュータ10への支払いが完了した旨の入力に係る医療スタッフの作業負荷を軽減できる。
(実施形態の変形例6)
次に、実施形態の変形例6について説明する。上述した実施形態では、特殊バーコード401の13桁のコードのうち、先頭の2桁が診療費であることを示すフラグを示す構成について説明した。すなわち、第2の情報が「商品の情報が含まれないことを示す情報」を含むようにした構成について説明した。変形例6では、このような構成に加えて、または、このような構成に代えて、第2の情報が「商品の情報が含まれないことを示す情報」を含まないようにした構成について説明する。
変形例6において、第2の情報には、「商品の情報が含まれないことを示す情報」が含まれず、「金額を特定することが可能な情報」のみが含まれるものとする。具体的には、請求書兼領収書400に印刷されるバーコードには、例えば、診療費の金額だけがコード化されているものとする。
変形例6では、バーコードに商品の情報が含まれていないことについての判断を要する。当該判断の判断主体は、POS端末20であってもよいし、店員であってもよい。具体的に説明すると、当該判断主体をPOS端末20とする場合、例えば、診療費の金額だけがコード化されているバーコードを特定の桁数のバーコードとしてもよい。この場合、POS端末20は、バーコードの桁数に基づいて、当該バーコードに商品の情報が含まれるか否かを判断すればよい。より具体的には、POS端末20は、バーコードの桁数が特定の桁数であるか否かを判別し、特定の桁数であると判別した場合に、当該バーコードに商品の情報が含まれていないと判断すればよい。なお、POS端末20には、このような判断を行うプログラムが記憶されていればよい。
また、当該判断主体を店員とする場合、当該バーコードをスキャンする際に、店員側表示部207等に表示される所定のキー(宣言キー)が押下されることによって商品の情報が含まれないことを示す情報が入力されてもよい。所定のキー(宣言キー)が押下されるタイミングは、当該バーコードのスキャン前のタイミングとしてもよいし、スキャン後のタイミングとしてもよい。
このような構成としたとしても、診療費の入力であることを判別することが可能であり、診療費の領収書を二重に発行しないようにすることができる。
以下に付記を開示する。
(付記1)
金額を入力する入力手段と、
前記入力手段に入力された金額で精算を行う精算手段と、
前記精算手段によって精算が行われた後にレシートを出力する出力手段と、
を備え、
前記出力手段は、
前記入力手段に金額が入力された際の入力に関する種別が、第1の種別である場合にレシートを出力し、前記第1の種別とは異なる第2の種別である場合にレシートを出力しない、
ことを特徴とする精算装置。
付記1によれば、入力に関する種別に応じて、レシートを発行しないようにすることができる。具体的には、既に領収書が発行されている取引についてはレシートを発行しないようにすることができる。したがって、無駄なレシートを発行しないようにすることができるため、レシートを効率よく発行することができる。
(付記2)
前記第1の種別は、商品および金額を特定することが可能な第1の情報が前記入力手段に入力されたことを示す種別であり、
前記第2の種別は、商品の情報が含まれず且つ金額を特定することが可能な第2の情報が前記入力手段に入力されたことを示す種別である、
ことを特徴とする付記1に記載の精算装置。
付記2によれば、商品についての精算と、第2の情報に対応する取引(例えば診療費)についての精算とを同時に行うことができる。また、商品については、精算が完了した場合にレシートを発行することができる。また、第2の情報に対応する取引については、既に領収書が発行されている取引であると見なして、レシートを発行しないようにすることができる。したがって、無駄なレシートを発行しないようにすることができるため、レシートを効率よく発行することができる。
(付記3)
前記第2の情報は、コードで表され、
前記第2の種別は、前記コードの読取結果から前記第2の情報が入力されたことを示す種別である、
ことを特徴とする付記2に記載の精算装置。
付記3によれば、コードに金額の情報を含ませるだけで、既に領収書が発行されている取引であると見なして、レシートを発行しないようにすることができる。また、精算時における金額の入力ミスの発生を抑えることができるとともに、迅速に金額を入力することができる。
(付記4)
前記コードは、診療費の領収書に印刷されており、
前記第2の情報は、診療費を特定することが可能な情報である、
ことを特徴とする付記3に記載の精算装置。
付記4によれば、医療スタッフや患者は、診療費の領収書を参照して、精算の手続きを行うことができる。また、診療費の領収書には患者の氏名が記載されているため、本人であることを確認して精算を行うことができる。
(付記5)
前記第1の種別で入力された前記第1の情報を集計および管理する集計管理手段を備える、
ことを特徴とする付記2~4のいずれか一項に記載の精算装置。
付記5によれば、精算装置は、領収書が発行されていない取引についての売上や在高などの集計や照会を行うことができる。また、第1の情報以外の他の情報については他の装置で集計および管理可能であるため、精算装置は、当該他の情報を集計および管理しないようにすることができる。したがって、精算装置は、第1の情報の集計および管理を効率よく行うことができる。
(付記6)
前記入力手段は、顧客側に設けられ、顧客の操作に応じて前記第1の情報および前記第2の情報を入力する、
ことを特徴とする付記2~5のいずれか一項に記載の精算装置。
付記6によれば、顧客の操作に応じて第1の情報および第2の情報を入力できるため、店員の負荷を軽減することができる。
(付記7)
前記入力手段は、顧客側に設けられる顧客側入力手段と、顧客側とは反対側に設けられる店員側入力手段とを備え、
前記第1の種別は、前記顧客側入力手段および前記店員側入力手段のうちの一方に入力されたことを示す種別であり、
前記第2の種別は、前記顧客側入力手段および前記店員側入力手段のうちの他方に入力されたことを示す種別である、
ことを特徴とする付記1~6のいずれか一項に記載の精算装置。
付記7によれば、顧客側入力手段および店員側入力手段のいずれに入力されるかに応じて、レシートを発行しないようにすることができる。したがって、診療費の領収書(レシート)を二重に発行しないようにすることができる。また、レシートの発行を行わないようにするための操作を受け付けたり、特殊バーコード401を印刷したりしなくても、無駄なレシートを発行しないようにすることができる。したがって、簡単な構成で、レシートを効率よく発行することができる。
(付記8)
前記精算手段は、顧客側に設けられ、顧客の操作に応じて精算を行う、
ことを特徴とする付記1~7のいずれか一項に記載の精算装置。
付記8によれば、医療スタッフが直接貨幣を扱わないようにすることができるため、医療スタッフにとって衛生的に精算を行うことができる。また、医療スタッフと顧客との現金の授受を不要にすることができるため、迅速に精算を行うことができる。
(付記9)
精算装置が、
金額を入力する入力ステップと、
前記入力ステップにおいて入力された金額で精算を行う精算ステップと、
前記精算手段によって精算が行われた後に、前記入力ステップにおいて金額が入力された際の入力に関する種別が、第1の種別である場合にレシートを出力し、前記第1の種別とは異なる第2の種別である場合にレシートを出力しない出力ステップと、
を実行することを特徴とする精算方法。
付記9によれば、入力に関する種別に応じて、レシートを発行しないようにすることができる。具体的には、既に領収書が発行されている取引についてはレシートを発行しないようにすることができる。したがって、無駄なレシートを発行しないようにすることができるため、レシートを効率よく発行することができる。
(付記10)
精算装置に含まれるコンピュータに、
金額を入力し、
入力した金額が示す金額で精算を行い、
前記精算が行われた後に、金額を入力した際の入力に関する種別が、第1の種別である場合にレシートを出力し、前記第1の種別とは異なる第2の種別である場合にレシートを出力しない、
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
付記10によれば、入力に関する種別に応じて、レシートを発行しないようにすることができる。具体的には、既に領収書が発行されている取引についてはレシートを発行しないようにすることができる。したがって、無駄なレシートを発行しないようにすることができるため、レシートを効率よく発行することができる。
なお、以上に説明したPOSシステム1およびPOS端末20を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…POSシステム
10…レセプトコンピュータ
20…POS端末
201…客側表示部
202…客側スキャナ部
203…カード決済部
204…釣銭機
205…音声出力部
206…印刷部
207…店員側表示部
208…キー操作部
209…店員側スキャナ部
301…CPU
302…ROM
303…RAM
304…ハードディスク
400…請求書兼領収書
401…特殊バーコード
430…レシート
901…入力部
902…精算部
903…出力部
904…集計管理部

Claims (5)

  1. コード情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段に入力された前記コード情報が商品を識別する第1コード情報である場合、商品の代金について精算を行い、前記コード情報が診療費を識別する第2コード情報である場合、診療費について精算を行う精算手段と、
    前記精算手段によって商品の代金と診療費とを含む精算が行われた場合、当該商品の代金を含み且つ診療費を含まないレシートを出力するレシート出力手段と、
    を備えることを特徴とする精算装置。
  2. 診療費の精算が完了したことを示す精算実績であって、診療費を管理する他の装置において診療費の消込に用いられる前記精算実績を、前記他の装置へ出力する精算実績出力手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の精算装置。
  3. レセプトコンピュータと、精算装置とを備えるシステムであって、
    前記レセプトコンピュータは、診療費を識別するコード情報を含む媒体を発行する発行手段を備え、
    前記精算装置は、
    前記発行手段によって発行された前記媒体に含まれる前記コード情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段に入力された前記コード情報が商品を識別する第1コード情報である場合、商品の代金について精算を行い、前記コード情報が診療費を識別する第2コード情報である場合、診療費について精算を行う精算手段と、
    前記精算手段によって商品の代金と診療費とを含む精算が行われた場合、当該商品の代金を含み且つ診療費を含まないレシートを出力するレシート出力手段と、
    を備えることを特徴とするシステム。
  4. 精算装置に含まれるコンピュータを、
    コード情報を入力する入力手段、
    前記入力手段に入力された前記コード情報が商品を識別する第1コード情報である場合、商品の代金について精算を行い、前記コード情報が診療費を識別する第2コード情報である場合、診療費について精算を行う精算手段、
    前記精算手段によって商品の代金と診療費とを含む精算が行われた場合、当該商品の代金を含み且つ診療費を含まないレシートを出力するレシート出力手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  5. レセプトコンピュータと、精算装置とを備えるシステムにおける前記レセプトコンピュータを第1のコンピュータとして機能させ、前記精算装置を第2のコンピュータとして機能させるプログラムであって、
    前記第1のコンピュータを、診療費を識別するコード情報を含む媒体を発行する発行手段として機能させ、
    前記第2のコンピュータを、
    前記発行手段によって発行された前記媒体に含まれる前記コード情報を入力する入力手段、
    前記入力手段に入力された前記コード情報が商品を識別する第1コード情報である場合、商品の代金について精算を行い、前記コード情報が診療費を識別する第2コード情報である場合、診療費について精算を行う精算手段、
    前記精算手段によって商品の代金と診療費とを含む精算が行われた場合、当該商品の代金を含み且つ診療費を含まないレシートを出力するレシート出力手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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