JP2023070488A - 農作物操作装置 - Google Patents

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融 空閑
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Abstract

【課題】農作物(果菜または果実)の形状や保持姿勢などのバラつきに影響を受けることなく、農作物を対象とした適切な操作を行うことのできる農作物操作装置を提供する。【解決手段】果菜収穫装置10は、果菜Fを対象とした操作(例えば、果梗の切断)を行う操作器具(例えば、切断機構12)と、果菜Fを吸着して保持する果菜保持機構11と、果菜保持機構11に保持されている果菜Fに対して、切断機構12を進退させる進退機構13とを備えている。進退機構13は、先端に切断機構12が取り付けられた伸縮自在なアーム部131を有しており、切断機構12はアーム部131に対して第2回転軸130B周りに回転可能に保持されている。【選択図】図4

Description

本発明は、農作物(果菜または果実)を対象とした操作(収穫時における果梗の切断など)を行う農作物操作装置に関する。
枝から果菜を収穫するための果菜収穫装置が知られている。特許文献1には、吸着ハンドで果菜を保持し、果梗にアプローチさせた指部にて果菜を離層から分離させて収穫する果菜収穫装置が開示されている。
特開2020-184936号公報
特許文献1における果菜収穫装置は、指部を果梗にアプローチさせるために、ラックおよびピニオンによる進退機構を用いている。このような果菜収穫装置は、果菜の形状や保持姿勢などのバラつきに対して十分に対応することができないという問題があった。
すなわち、進退機構がラックアンドピニオン機構として構成されるため、指部の進退は直線的な移動に限定される。このため、果菜のサイズや姿勢によっては、指部が十分に果菜に沿うことができず、収穫しようとする果菜やその周りを傷つけたり、十分に実の近くに位置決めできず目的の性能を得られない。また、単に直線移動するだけの指部は、果菜のサイズや凹凸の違いに対応できず、様々な条件の果菜に対応できない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、農作物(果菜または果実)の形状や保持姿勢などのバラつきに影響を受けることなく、農作物を対象とした適切な操作を行うことのできる農作物操作装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の農作物操作装置は、農作物に対し操作を行う操作器具と、前記農作物を保持する農作物保持機構と、前記農作物保持機構に保持されている前記農作物に対して、前記操作器具を進退させる進退機構とを備えており、前記操作器具は、前記進退機構に対して回転可能に保持されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、進退機構は、操作器具を進退させるだけでなく、操作器具の回転動作も行わせることできる。このため、操作器具を農作物に近付ける際、操作器具が農作物の表面に沿うように回転させることができ、操作器具が農作物に対して適切な位置で操作を行えるようになる。
また、上記農作物操作装置は、前記進退機構および前記操作器具を駆動する駆動部を備えている構成とすることができる。
また、上記農作物操作装置では、前記駆動部は、同一の駆動軸に固定された径の異なる複数のドラムを有する構成とすることができる。
また、上記農作物操作装置では、前記進退機構は、前記操作器具が取り付けられた伸縮自在なアーム部を有している構成とすることができる。
また、上記農作物操作装置は、前記アーム部が、前記進退機構のフレーム部材に対して回転可能に支持されており、前記アーム部が伸び始める初期段階では前記アーム部の回転を規制し、前記アーム部が伸びるに従って前記アーム部の回転を許容するアーム回転制御部を備える構成とすることができる。
上記の構成によれば、進退機構は、アーム部の伸縮動作だけでなく、アーム部の回転動作も行わせることできる。アーム部の回転動作は、操作器具を農作物に近付ける際、操作器具が農作物に対して適切に接触できるようにすることができる。
また、上記農作物操作装置は、前記アーム部に対して、前記操作器具が前記農作物に相対的に近接する回転方向へ前記アーム部を付勢する弾性部材を備える構成とすることができる。
上記の構成によれば、農作物操作装置の使用時の姿勢に関わらず、アーム部の回転動作を確実に生じさせることができる。
また、上記農作物操作装置は、前記アーム部が、複数の分割アームを有している構成とすることができる。
また、上記農作物操作装置では、前記分割アームのうち、前記アーム部が伸びるときの先頭に位置する第1分割アームが前記操作器具を回転可能に保持しており、前記操作器具にベルトを介して接続されるドラムと前記第1分割アームにベルトを介して接続されるドラムとは、ドラム径が異なる構成とすることができる。
上記の構成によれば、2つのベルトの移動量の差分を利用した簡単な構成により、操作器具の回転動作を行わせることができる。
また、上記農作物操作装置は、一端部が前記操作器具または前記分割アームに固定され、自由端である他端部に突起が前記ベルトの側へ突出して設けられた板バネを有する負荷緩和部を備える構成とすることができる。
また、上記農作物操作装置では、前記負荷緩和部は、前記ベルトに形成されて、前記突起に嵌合可能な形状を有する嵌合溝と、前記嵌合溝に隣接して前記ベルトの長手方向に延びるように形成されて、前記突起の幅寸法より小さい溝幅を有する逃がし溝と、を有する構成とすることができる。
上記の構成によれば、操作器具が対象に当接した後、さらにドラムが回転してベルトが押し出される場合、板バネの突起を嵌合溝から逃がし溝に逃がすことで、農作物および操作器具や分割アームに掛かる負荷を緩和することができるとともに、切断機構が必要以上に傾くことを防止することもできる。
また、上記農作物操作装置は、前記操作器具が前記農作物の果梗を切断する切断機構であり、前記切断機構がそれぞれの刃部を対向させて配置された一対の切断刃を有するハサミである構成とすることができる。
上記の構成によれば、切断機構によって農作物の果梗を切断することができ、農作物操作装置を農作物の収穫に用いることができる。
また、上記農作物操作装置では、前記切断機構は、バネによって前記ハサミを開く付勢力が与えられているとともに、アウターワイヤおよびインナーワイヤからなる2重構造のワイヤ部材を介して前記ハサミを閉じる駆動力が伝達される構成とすることができる。
上記の構成によれば、ハサミを開閉駆動するための駆動源を切断機構と一体的に備える必要がなく、切断機構を小型化することで密集した果菜に挿入しやすくできる。
また、上記農作物操作装置は、前記ハサミの一方の刃側に動滑車が備えられ、前記インナーワイヤが、前記動滑車の周囲に掛け回されて、その先端が前記ハサミの他方の刃側に接続されている構成とすることができる。
上記の構成によれば、動滑車を使うことでハサミを閉じるための駆動力を下げることができ、インナーワイヤとして許容応力が小さい細いワイヤを使用可能となる。また、細いワイヤは、最小曲げ半径が小さいため切断機構を小さく構成することが可能となる。
また、上記農作物操作装置は、前記ハサミの刃部側に刃カバーが設けられており、前記刃カバーは前記ハサミに対して前記農作物との対向面側を覆っている構成とすることができる。
上記の構成によれば、切断機構が農作物に接触する際に、刃カバーによって農作物に傷が付かないように保護することができる。特に、切断機構の先端をスキー板のような形状にすることで、刃が農作物に接触する瞬間に刃が農作物に突き刺さることを防止できる。
本発明の農作物操作装置は、操作器具を対象物である農作物に向けて進退させる進退機構において、進退機構先端での操作器具の回転動作を行わせることができ、操作器具が農作物の表面に沿うようになり、操作器具が農作物に対して適切な位置(例えば、果梗のより実に近い位置)で操作を行えるようになるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態を示すものであり、果菜収穫装置の外観を示す斜視図である。 図1の果菜収穫装置において、進退機構の内部構造を視認できるようにした斜視図である。 図2の果菜収穫装置の上面図である。 (a)~(c)は、果菜収穫装置の果菜収穫時における動作を示す説明図である。 負荷緩和部の一例を示す拡大斜視図である。 (a),(b)は、負荷緩和部の作用を示す説明図である。 (a)~(c)は、果菜収穫装置の果菜収穫時における動作を示す説明図である。 切断機構の外観を示す斜視図である 切断機構の平面図である (a)~(c)は、切断機構の動作を示す説明図である。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施の形態1に係る農作物操作装置の構成について説明する。図1は、農作物操作装置の一例である果菜収穫装置10の外観を示す斜視図である。尚、図1に示す果菜収穫装置10は、アームなどの先端に取り付けられ、かつ、駆動源や操作手段などの周辺装置と組み合わされて果菜収穫機として使用される。すなわち、農作物操作装置において操作対象となる農作物は、果菜または果実である。
果菜収穫装置10は、大略的に、果菜保持機構(農作物保持機構)11、切断機構(操作器具)12および進退機構13を備えている。尚、果菜収穫装置10の使用時における基本姿勢では、果菜保持機構11の上方に進退機構13が位置する。このため、本願明細書における上下方向とは、進退機構13に対して果菜保持機構11の位置する方向が下方向を意味し、その反対側の方向が上方向を意味するものとする。
果菜保持機構11は、その先端にスポンジなどで形成された吸着パッド110を有しており、吸着パッド110に収穫対象の果菜を吸着して保持することができる。より具体的には、果菜保持機構11は、ホース(図示せず)を介して駆動源となる真空発生装置(図示せず)などに接続されており、真空発生装置による真空吸引によって吸着パッド110に果菜を吸着するようになっている。尚、真空吸引によって果菜を吸着保持する果菜保持装置自体は公知であるため、ここでは果菜保持機構11についての詳細な説明は省略する。
切断機構12は、収穫対象の果菜に対して果梗を切断するものである。切断機構12の具体的構成については後述する。進退機構13は、その先端に切断機構12が取り付けられ、切断機構12を果梗に近付けるように移動させるものである。
本実施の形態1では、進退機構13の特徴的構成について説明する。図2は、図1に示す果菜収穫装置10において進退機構13のアームカバー132およびドラムカバー133を取り外し、進退機構13の内部構造を視認できるようにした斜視図である。図3は、図2に示す果菜収穫装置10の上面図である。
進退機構13は、図2および図3に示すように、複数の分割アーム、すなわち第1分割アーム131A、第2分割アーム131Bおよび第3分割アーム131Cからなるアーム部131を有している。この例では、第2分割アーム131Bおよび第3分割アーム131CはV溝を介して摺動可能になっている。また、第1分割アーム131Aは、棒状のロッド部材であり、第2分割アーム131Bに設けられた溝に入れられ、摺動可能になっている。
これにより、第1分割アーム131Aは第2分割アーム131Bの溝部内でスライド移動が可能となり、第2分割アーム131Bは第3分割アーム131Cの溝部内でスライド移動が可能となる。このように、第1分割アーム131A、第2分割アーム131Bおよび第3分割アーム131Cがテレスコピック機構を構成し、アーム部131は前後方向に伸縮可能となっている。尚、本願明細書における前後方向とは、保持された果菜に近接する方向である前方と、果菜から離間する方向である後方とを意味している。また、本例におけるテレスコピック機構は3段であるが、複数段であれば何段でも構わない。
第3分割アーム131Cは、前後方向の移動はしないが、進退機構13のフレーム部材130に対して、第1回転軸130A周りの回転が可能となっている。また、切断機構12は、第1分割アーム131Aの先端(前方側端部)において、第2回転軸130B周りの回転が可能となるように取り付けられている。
アーム部131は、ロータリーアクチュエータ134、ドラムユニット135、第1ベルト136Aおよび第2ベルト136Bを含む駆動部によって駆動され、伸縮動作を行う。ロータリーアクチュエータ134は、空気圧や油圧を回転運動に変換するアクチュエータであり、アーム部131より後方の位置に配置されている。尚、ロータリーアクチュエータ134に代えて電動モータなどを用いることも可能である。
ドラムユニット135は、図3に示すように、大径ドラム135A、中径ドラム135Bおよび小径ドラム135Cの3つのドラムが、同一の回転軸に対して同心状に配置されて構成されている。大径ドラム135Aは、3つのドラムのうちで相対的に最も大きい外径を有している。小径ドラム135Cは、3つのドラムのうちで相対的に最も小さい外径を有している。中径ドラム135Bは、小径ドラム135Cより大きく、かつ、大径ドラム135Aより小さい外径を有している。また、本例では、小径ドラム135Cは大径ドラム135Aに対してロータリーアクチュエータ134と逆側に配置されており、中径ドラム135Bは大径ドラム135Aに対してロータリーアクチュエータ134と同じ側に配置されているが、これらのドラムの配置順は特に限定されるものではない。
ドラムユニット135では、ロータリーアクチュエータ134によって駆動軸が正方向または逆方向に回転駆動されると、駆動軸に固定された大径ドラム135A、中径ドラム135Bおよび小径ドラム135Cは、等しい回転速度で正回転または逆回転する。尚、本願明細書において正回転とは、アーム部131が前方へ伸びるときの回転方向(図2での反時計回り方向)の回転を意味する。一方、逆回転とは、アーム部131が後方へ縮むときの回転方向(図2での時計回り方向)の回転を意味する。
第1ベルト136Aは、第1分割アーム131Aのスライド移動を駆動する役割を果たす。この第1ベルト136Aは、中径ドラム135Bの外周面に掛け回され、図に詳細は示さないが、その長手方向先端部が第1分割アーム131Aの所定箇所に固定されると共に、その長手方向基端部が中径ドラム135Bの外周面の所定箇所に固定される。第2ベルト136Bは、第2分割アーム131Bのスライド移動を駆動する役割を果たす。この第2ベルト136Bは、小径ドラム135Cの外周面に掛け回され、図に詳細は示さないが、その長手方向先端部が第2分割アーム131Bの所定箇所に固定されると共に、その長手方向基端部が小径ドラム135Cの外周面の所定箇所に固定される。
さらに、進退機構13の駆動部は、切断機構12の傾き動作(操作器具の回転動作)を行わせるための切断機構用ベルト137を有している。切断機構用ベルト137は、大径ドラム135Aの外周面に掛け回され、その長手方向先端部が切断機構12の頂部に取り付けられると共に、図に詳細は示さないが、その長手方向基端部が大径ドラム135Aの外周面の所定箇所に固定されている。尚、ドラムユニット135におけるドラムの数、およびドラムユニット135に接続されるベルトの数は、アーム部131のテレスコピック機構の段数に応じて変更される。
進退機構13において、ドラムユニット135が正回転すると各ドラムに掛け回された各ベルトが前方へ繰り出される。このとき、第1ベルト136Aの繰り出しによって第1分割アーム131Aが前方へ押し出され、第2ベルト136Bの繰り出しによって第2分割アーム131Bが前方へ押し出される。このとき、第1ベルト136Aが掛け回される中径ドラム135Bと第2ベルト136Bが掛け回される小径ドラム135Cとの外径の差により、第1分割アーム131Aの移動量は第2分割アーム131Bの移動量よりも大きくなる。すなわち、ドラムユニット135の正回転によってアーム部131が前方に伸びる。ドラムユニット135が逆回転すると、伸びたアーム部131が後方へ引き戻される。
また、ドラムユニット135が正回転するときは、大径ドラム135Aに巻き回された切断機構用ベルト137も前方へ繰り出される。このとき、大径ドラム135Aと中径ドラム135Bとの外径の差により、切断機構用ベルト137の繰り出し量は第1ベルト136Aの繰り出し量よりも大きくなる。また、切断機構用ベルト137は切断機構12の頂部に取り付けられているため、切断機構用ベルト137と第1ベルト136Aとの移動量の差分により、切断機構12は第2回転軸130B周りに回転し、その先端側を下降させる(吸着パッド110側に近付ける)ように傾く。
尚、本例では、切断機構用ベルト137が巻き回されたドラム(すなわち大径ドラム135A)は、第1ベルト136Aが巻き回されたドラム(すなわち中径ドラム135B)よりもドラム径が大きなものとされている。しかしながら、切断機構12の回転(傾き動作)を行わせるには、切断機構用ベルト137の繰り出し量と第1ベルト136Aの繰り出し量とが異なっていればよく、切断機構用ベルト137が巻き回されたドラムと第1ベルト136Aが巻き回されたドラムとのドラム径が異なっていればよい。具体的には、切断機構12に対して切断機構用ベルト137が第2回転軸130Bの下方に取り付けられていれば、切断機構用ベルト137の巻き回されたドラムが第1ベルト136Aの巻き回されたドラムよりもドラム径が小さくても、本例と同様に切断機構12の傾き動作を行わせることが可能である。
上述した各ベルトは当然ながら可撓性を有しているため、ドラムユニット135の正回転時にベルトに座屈が生じると、アーム部131の伸縮動作や切断機構12の傾き動作が正常に行えなくなる。このため、進退機構13は、図1に示すように、ベルトの座屈を抑制するためのアームカバー132およびドラムカバー133を備えている。
アームカバー132は、平面視矩形の板状部材であり、アーム部131の移動領域で各ベルトの上方に配置されることで、各ベルトの上方への座屈を抑制する。尚、アームカバー132は、第2分割アーム131Bに取り付けられており、第2分割アーム131Bと共に前後方向に移動する。また、アームカバーは、アーム部131の伸縮動作を阻害しないよう、第1分割アーム131Aや第3分割アーム131Cとは接触していない。ドラムカバー133は、ドラムユニット135の外側に配置され、ドラムユニット135に掛け回された各ベルトの座屈を抑制する。
続いて、果菜収穫装置10の果菜収穫時における動作を図4(a)~(c)を参照して説明する。
図4(a)は、果菜収穫装置10の初期位置を示す状態であり、この状態で果菜Fは吸着パッド110によって吸着保持されているが、進退機構13はアーム部131を最短長さに縮めた状態となっている。このとき、アーム部131は、アームカバー132およびテールガイド138からなるアーム回転制御部によって、その先端が果菜Pよりも上方で保持される。
ここで、アーム回転制御部の構成および作用について説明すると以下のとおりである。まず、アームカバー132は、第2分割アーム131Bの後端よりもさらに後方に延びるテール部132aを有している。また、アーム部131は、第3分割アーム131Cが第1回転軸130Aを介してフレーム部材130に接続されていることにより、第1回転軸130A周りの回転が可能となっている。テールガイド138は、テール部132aと接触することでアーム部131の回転を制御するレール部材となっている。具体的には、図4(a)に示す初期位置においては、テールガイド138の後端部分がテール部132aと当接しており、アーム部131が伸び始める初期段階ではアーム部131の回転が規制される。
図4(a)の初期位置からドラムユニット135を正回転させると、これに伴ってアーム部131が伸びる。また、アーム部131が伸びる過程で、アーム部131の先端を下降させる(切断機構12を果菜に相対的に近接させる)回転が生じる。このときのアーム部131の回転もアーム回転制御部によって制御される。具体的には、少なくともアーム部131が伸びる初期過程において、テール部132aがテールガイド138に接触しながらアーム部131を回転させることで、アーム部131に急激な回転が生じることを防止する。
ここで、テールガイド138のレールは、後方から前方へ向かって持ち上がるように配置されている。また、アーム部131が伸びる過程では、第2分割アーム131Bの移動に伴ってアームカバー132も前方へ移動する。そして、アームカバー132が前方へ移動するときには、テール部132aがテールガイド138に沿って移動することで、アーム部131の後端が上方に持ち上がる回転、言い換えればアーム部131の先端を下降させる回転が許容される。
このように、進退機構13では、アーム部131の伸縮動作に伴ってアーム部131の回転動作も生じる。これにより、アーム部131の伸縮動作によって切断機構12が前方に移動すると共に、アーム部131の回転動作によって切断機構12が吸着パッド110に保持されている果菜Fに向かって下降する。また、このとき、切断機構12も第2回転軸130B周りに回転し、その先端側を下降させるように傾かせる。このような複合動作(アーム部131の伸縮動作および回転動作、切断機構12の傾き動作)により、切断機構12は、その底面部を果菜Fの上から接触させることができる。図4(b)は、切断機構12が果菜Fに接触した直後の接触位置を示している。
図4(b)の接触位置からドラムユニット135をさらに正回転させると、アーム部131がさらに伸びる。このとき、切断機構12は、底面部を果菜Fに接触させたまま果菜Fに沿って移動し、最終的に図4(c)に示す切断位置となる。図4(c)に示す切断位置では、切断機構12が果菜Fの果梗に到達し、切断機構12を作動させて果梗を切断し、果菜Fを枝から分離することができる。
以上の動作では、アーム部131の伸縮動作および回転動作および切断機構12の傾き動作からなる複合動作によって、進退機構13によって移動する切断機構12が果菜Fに突き刺さることを防止できる。また、切断機構12が果菜Fに接触した後は、切断機構12を果菜Fに沿って移動させることができ、果菜Fのサイズや凹凸の違いに対応して果梗を果菜Fに近い最適な箇所で切断することができる。さらに、上述の複合動作は、ロータリーアクチュエータ134のみを駆動源として生じる。このことは、果菜収穫装置10の構成を簡素化し、低コスト化する上でも有利となる。
尚、アーム部131の下降動作は重力によって生じるものであってもよいが、バネなどの弾性部材によってより確実に生じるものとされていてもよい。すなわち、果菜収穫装置10の使用時において、進退機構13が果菜保持機構11の上方に位置する基本姿勢であれば、重力によってアーム部131の下降動作を生じさせることができる。しかしながら、果菜収穫装置10の使用時の姿勢によっては、アーム部131の下降動作を生じさせる方向に重力が作用しないことも考えられる。このような場合、弾性部材の付勢力によってアーム部131の下降動作を生じさせれば、果菜収穫装置10の使用時の姿勢に関わらず、上述した複合動作を生じさせることができる。尚、この場合に使用される弾性部材は、アーム部131に対して第1回転軸130A周りにアーム部131の先端を下降させる付勢力を生じるものであればよく、使用する弾性部材の種類は特に限定されない。
また、吸着パッド110に保持される果菜Fの果梗の位置は、果菜Fのサイズや吸着パッド110に対する果菜Fの保持姿勢によって異なる。すなわち、果梗の位置は、吸着パッド110の先端から近い場合もあれば遠い場合もある。このため、進退機構13におけるアーム部131の伸長量は、果梗の位置が遠い場合であっても届くように十分な長さが必要とされる。一方で、果梗の位置が近い場合には、切断機構12が果梗に当たった後でアーム部131がさらに伸ばされ続けると、切断機構12の先端が過剰に傾いて果菜に傷を付けたり、あるいは切断機構12の刃に過剰な力が掛かって刃が痛んだりする恐れがある。
このため、切断機構12と切断機構用ベルト137との接続は、負荷緩和部を介して行わることが好ましい。図5は、負荷緩和部の一例を示す拡大斜視図である。図6は、負荷緩和部の作用を示す説明図である。
図5に示すように、負荷緩和部は、切断機構用ベルト137の先端に形成された係合孔1371と、切断機構12の上面に取り付けられた板バネ121とによって構成されている。係合孔1371は、切断機構用ベルト137の厚み方向に貫通して形成されており、嵌合部(嵌合溝)1371aと逃がし部(逃がし溝)1371bとを有している。具体的には、嵌合部1371aは平面視で略円形の形状とされており、逃がし部1371bは嵌合部1371aに対して、切断機構用ベルト137の長手方向後方側に延びるように接続されている。逃がし部1371bの幅(短手方向幅)は、嵌合部1371aの内径より小さく形成されている。
板バネ121の基端側には、板バネ121を切断機構12に取り付けるための取付片121aが底面に突出して設けられる一方、先端側には、半球状の突起121b(図6参照)が底面に突出して設けられている。突起121bの外径は、係合孔1371における逃がし部1371bの幅より大きく、かつ、嵌合部1371aの内径と略等しく設定されている。このように構成される板バネ121は、その取付片121aが切断機構12の頂部に固定されると共に、自由端である先端に設けられた突起121bが、切断機構用ベルト137の係合孔1371に嵌合されている。尚、突起121bの形状は半球状に限定されず任意に設計変更が可能であり、それに応じて嵌合部1371aや逃がし部1371bの形状や大きさも適宜設計変更が可能である。
図6(a)は、板バネ121の突起121bが、係合孔1371の嵌合部1371aに嵌合している状態を示している。このとき、板バネ121のバネ作用により、突起121bが嵌合部1371aに押し当てられている。この状態では、ドラムユニット135の正回転によって切断機構用ベルト137が前進するときに、突起121bと嵌合部1371aとの嵌合を介して切断機構用ベルト137から切断機構12に力を伝達でき、切断機構12に傾き動作を行わせることができる。
一方で、切断機構12が果梗に当たってそれ以上に前進できなくなった状態でドラムユニット135がさらに正回転される場合、突起121bと嵌合部1371aとの嵌合部には大きな押圧力が発生し、この押圧力によって突起121bがバネ付勢力に抗して持ち上がり、図6(b)に示すように逃がし部1371bの上に載る。突起121bが逃がし部1371bの上に載った状態では、ドラムユニット135の正回転によって切断機構用ベルト137が前進しても切断機構用ベルト137から切断機構12に力を伝達できず、切断機構12に掛かる負荷を緩和することができるとともに、切断機構12が必要以上に傾くことを防止することもできる。
図7(a)~(c)は、果菜収穫装置10の果菜収穫時における動作を示すものであり、図4(a)~(c)とは異なる動作例を示している。図7(a)~(c)の例では、果菜保持機構11に保持されている果菜Fの姿勢が図4(a)~(c)の例とは異なっており、果梗の位置が果菜保持機構11に近くなっている。このため、切断機構12は、図4(a)~(c)の例よりも早いタイミングで果梗に当接するが、負荷緩和部の作用によって切断機構12の傾きが抑制され、切断機構12を適切に果菜Fの表面に沿わせることができる。
尚、上述した負荷緩和部は、切断機構12と切断機構用ベルト137との接続箇所に設けた構成を例示したが、同様の負荷緩和部を第1分割アーム131Aと第1ベルト136Aとの接続箇所、および/または第2分割アーム131Bと第2ベルト136Bとの接続箇所にも設けることができる。この場合は、切断機構12が果梗に当たってそれ以上に前進できなくなった状態でドラムユニット135がさらに正回転されるときに、アーム部131がそれ以上に伸びて切断機構12が果梗に対して必要以上に押し込まれることを防止できる。
このような負荷緩和部を設けた果菜収穫装置10では、切断機構12が果梗に当たったことをセンサなどで検知し、その検知に基づいてドラムユニット135を停止させるといった制御が不要となる。これにより、ドラムユニット135の回転制御が簡単となり、果菜収穫装置10を低コスト化するうえで有利となる。
〔実施の形態2〕
本実施の形態2では、切断機構12の具体的な構成例について説明する。図8は、切断機構12の外観を示す斜視図である。図9は、切断機構12の平面図である。但し、図9では、図8における取付部材127の図示を省略していると共に、可動部材125の内部を断面として図示している。
図8および図9に示すように、本実施の形態2に係る切断機構12は、それぞれの刃部を対向させて配置された一対の切断刃を有するハサミとして具備されている。すなわち、切断機構12は、静刃となる第1刃部材122と動刃となる第2刃部材123とを有している。第1刃部材122における刃部と反対側には固定部材124が取り付けられており、第2刃部材123における刃部と反対側には可動部材125が取り付けられている。また、可動部材125には、ハサミの開閉面と直交する方向に回転軸を有する滑車125aが備えられている。また、固定部材124と可動部材125との間にはバネ126が配置されており、バネ126はハサミが開く方向への付勢力を作用させる。
固定部材124の上面には取付部材127が立設するように固定的に取り付けられている。取付部材127は、長手方向の中央付近に第2回転軸130Bを通すための軸穴127aを有している。また、取付部材127の上端(固定部材124との接続側と反対側端部)には板バネ121が取り付けられる。尚、上述した負荷緩和部を設けない場合には、取付部材127の上端に切断機構用ベルト137が直接取り付けられてもよい。
また、第1刃部材122および第2刃部材123の刃部側には、刃カバー128が設けられていてもよい。刃カバー128は、第1刃部材122および第2刃部材123の底面側(果菜との対向面側)を覆うように配置される樹脂製のカバーであり、切断機構12が果菜に接触する際に果菜に傷が付かないように保護するものである。特に、刃カバー128の先端をスキー板のような形状(上方に反った形状)にすることで、刃が果菜に接触する瞬間に刃が果菜に突き刺さることを防止できる。
切断機構12において、ハサミを閉じる駆動力はワイヤ部材129によって外部から伝達されるものとなっている。ワイヤ部材129は、自転車などのブレーキワイヤのように、アウターワイヤ129Aとインナーワイヤ129Bとの2重構造になったワイヤである。アウターワイヤ129Aは、固定部材124に対して外側(可動部材125と反対側)に取り付けられている。インナーワイヤ129Bは、滑車125aを掛け回すように取り付けられていると共に、その先端が固定部材124の内側に接続されている。すなわち、インナーワイヤ129Bは、ハサミの動刃側に備えられた滑車125aの周囲に掛け回されていると共に、その先端がハサミの静刃側に接続されている。図9の例では、インナーワイヤ129Bの先端はハサミの静刃側に設けられたテンショナー140に接続されており、テンショナー140の操作によってインナーワイヤ129Bの長さ(すなわち、インナーワイヤ129Bを引いたときに発生する張力)を調整できるようになっている。
図10(a)~(c)は、切断機構12の動作を示す説明図である。図10(a)は切断機構12の初期状態を示しており、この状態ではハサミはバネ126の付勢力によって開いている。
切断機構12においてハサミを閉じる場合は、ワイヤ部材129の他端側(図示されていない側の端部)に接続された駆動源(エアシリンダやモータなど)によってインナーワイヤ129Bを引っ張る。インナーワイヤ129Bが引っ張られることで、図10(b)、(c)に示すように、滑車125aが動滑車として機能し、ハサミを閉じることができる。インナーワイヤ129Bの引っ張り力を解除すれば、バネ126の作用によってハサミは再び開くことができる。
このように、滑車125aを動滑車として使うことでハサミを閉じるための駆動力を下げることができ、インナーワイヤ129Bとして許容応力が小さい細いワイヤを使用可能となる。また、細いワイヤは、最小曲げ半径が小さいため切断機構12を小さく構成することが可能となる。また、インナーワイヤ129Bは、高分子糸を使用することが好ましい。高分子糸は金属ワイヤに比べて同じ引張強度での最小曲げ半径が小さいため、インナーワイヤ129Bを高分子糸とすることで、滑車125aを小さく作ることができ、切断機構12の全体を小型化できる。
本実施の形態に係る切断機構12は、ワイヤ部材129を介して外部の駆動源と接続する構成としたことで、切断機構12から駆動源を分離することが可能となっている。これにより、切断機構12そのものを小型化することができ、切断機構12を密集した果菜に挿入しやすくなる。
今回開示した実施形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、上記説明の果菜収穫装置10では、アーム部131の先端にハサミである切断機構12を取り付けているが、アーム部131の先端には切断機構12以外の操作器具が取り付けられていてもよい。このような操作器具は、果菜を対象として操作を行う器具であり、切断機構12以外の操作器具としては、例えば、切断以外の方法で果梗から果菜をもぎ取るような器具(例えば、特許文献1に開示されているような指部)であったり、果菜に袋を被せるような器具であったりしてもよい。
10 果菜収穫装置(農作物操作装置)
11 果菜保持機構(農作物保持機構)
110 吸着パッド
12 切断機構(操作器具)
121 板バネ(負荷緩和部)
121a 取付片
121b 突起
122 第1刃部材
123 第2刃部材
124 固定部材
125 可動部材
125a 滑車
126 バネ
127 取付部材
127a 軸穴
128 刃カバー
129 ワイヤ部材
129A アウターワイヤ
129B インナーワイヤ
13 進退機構
130 フレーム部材
130A 第1回転軸
130B 第2回転軸
131 アーム部
131A 第1分割アーム
131B 第2分割アーム
131C 第3分割アーム
132 アームカバー(アーム回転制御部)
132a テール部
133 ドラムカバー
134 ロータリーアクチュエータ(駆動部)
135 ドラムユニット(駆動部)
135A 大径ドラム
135B 中径ドラム
135C 小径ドラム
136A 第1ベルト(駆動部)
136B 第2ベルト(駆動部)
137 切断機構用ベルト(駆動部)
1371 係合孔(負荷緩和部)
1371a 嵌合部(嵌合溝)
1371b 逃がし部(逃がし溝)
138 テールガイド(アーム回転制御部)

Claims (14)

  1. 農作物に対し操作を行う操作器具と、
    前記農作物を保持する農作物保持機構と、
    前記農作物保持機構に保持されている前記農作物に対して、前記操作器具を進退させる進退機構とを備えており、
    前記操作器具は、前記進退機構に対して回転可能に保持されていることを特徴とする農作物操作装置。
  2. 請求項1に記載の農作物操作装置であって、
    前記進退機構および前記操作器具を駆動する駆動部を備えていることを特徴とする農作物操作装置。
  3. 請求項2に記載の農作物操作装置であって、
    前記駆動部は、同一の駆動軸に固定された径の異なる複数のドラムを有することを特徴とする農作物操作装置。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の農作物操作装置であって、
    前記進退機構は、前記操作器具が取り付けられた伸縮自在なアーム部を有していることを特徴とする農作物操作装置。
  5. 請求項4に記載の農作物操作装置であって、
    前記アーム部が、前記進退機構のフレーム部材に対して回転可能に支持されており、
    前記アーム部が伸び始める初期段階では前記アーム部の回転を規制し、前記アーム部が伸びるに従って前記アーム部の回転を許容するアーム回転制御部を備えることを特徴とする農作物操作装置。
  6. 請求項5に記載の農作物操作装置であって、
    前記アーム部に対して、前記操作器具が前記農作物に相対的に近接する回転方向へ前記アーム部を付勢する弾性部材を備えることを特徴とする農作物操作装置。
  7. 請求項4に記載の農作物操作装置であって、
    前記アーム部が、複数の分割アームを有していることを特徴とする農作物操作装置。
  8. 請求項7に記載の農作物操作装置であって、
    前記分割アームのうち、前記アーム部が伸びるときの先頭に位置する第1分割アームが前記操作器具を回転可能に保持しており、
    前記操作器具にベルトを介して接続されるドラムと前記第1分割アームにベルトを介して接続されるドラムとは、ドラム径が異なることを特徴とする農作物操作装置。
  9. 請求項7または8に記載の農作物操作装置であって、
    一端部が前記操作器具または前記分割アームに固定され、自由端である他端部に突起が前記ベルトの側へ突出して設けられた板バネを有する負荷緩和部を備えることを特徴とする農作物操作装置。、
  10. 請求項9に記載の農作物操作装置であって、
    前記負荷緩和部は、
    前記ベルトに形成されて、前記突起に嵌合可能な形状を有する嵌合溝と、
    前記嵌合溝に隣接して前記ベルトの長手方向に延びるように形成されて、前記突起の幅寸法より小さい溝幅を有する逃がし溝と、を有することを特徴とする農作物操作装置。
  11. 請求項1から10の何れか1項に記載の農作物操作装置であって、
    前記操作器具が前記農作物の果梗を切断する切断機構であり、
    前記切断機構がそれぞれの刃部を対向させて配置された一対の切断刃を有するハサミであることを特徴とする農作物操作装置。
  12. 請求項11に記載の農作物操作装置であって、
    前記切断機構は、バネによって前記ハサミを開く付勢力が与えられているとともに、アウターワイヤおよびインナーワイヤからなる2重構造のワイヤ部材を介して前記ハサミを閉じる駆動力が伝達されることを特徴とする農作物操作装置。
  13. 請求項12に記載の農作物操作装置であって、
    前記ハサミの一方の刃側に動滑車が備えられ、
    前記インナーワイヤが、前記動滑車の周囲に掛け回されて、その先端が前記ハサミの他方の刃側に接続されていることを特徴とする農作物操作装置。
  14. 請求項11から13の何れか1項に記載の果菜操作装置であって、
    前記ハサミの刃部側に刃カバーが設けられており、前記刃カバーは前記ハサミに対して前記農作物との対向面側を覆っていることを特徴とする果菜操作装置。
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