JP2023069160A - 調光ユニット - Google Patents

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【課題】調光シートが備える電極端子に封止部を設ける工程の簡略化が可能な調光ユニットを提供する。【解決手段】調光シート11と、第1可撓性配線基板50と、を備える調光ユニット10であって、調光シート11は、第1電極端子21を備える第1透明電極シート20と、第2電極端子31を備える第2透明電極シート30と、第1透明電極シート20と第2透明電極シート30との間に位置する調光層40と、を備え、第1電極端子21の一端に第1切欠き11Aをさらに備え、第1可撓性配線基板50は、第1電極端子21に接着され、かつ第1電極端子21から第1方向D1に延びる第1被接着片51と、第1被接着片51から第2方向D2に延びる第1引出片52と、を備え、第1被接着片51における第2方向D2に沿う幅は、第1切欠き11Aにおける第2方向D2に沿う長さよりも小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、液晶組成物を含む調光層を第1電極シートと第2電極シートとの間に備える調光シートと、2つの電極シート間に電圧を印加する可撓性配線基板とを備えた調光ユニットに関する。
調光シートは、2つの透明電極層と、2つの透明電極層の間に挟まれた調光層を備える。各透明電極は、調光層から露出した部分である電極端子を1つずつ備える。各透明電極が備える電極端子は、調光シートが備える縁部に位置する。各電極端子には、可撓性配線基板が備える接着端子が1つずつ接着される。調光シートは、可撓性配線基板を通じて、2つの透明電極間に電圧が印加されることによって、電圧の印加前に対して調光層の光透過率が変更される(例えば、特許文献1を参照)。
電極端子において、接着端子と接着されない部分には、樹脂製の封止部が設けられる。封止部は、電極端子と接着端子との接着部分を異物等の汚れから保護するとともに、当該接着部分の接着強度の低下を抑える。
国際公開第2019/194278号
可撓性配線基板の一例は、電極端子から調光シートが備える縁部に沿って延びる被接着片と、被接着片から調光シートが備える縁部と交差するように延びる引出片とを備えた略L字状を有する。このような可撓性配線基板の場合、電極端子と接着端子との接着部分から延びる被接着片が、電極端子のうち接着端子と接着されない部分を覆う構成となる。そのため、電極端子のうち接着端子と接着されない部分に封止部を設ける工程では、被接着片を捲った状態で封止部を設ける必要がある。そこで、電極端子に封止部を設ける工程の簡略化が望まれている。
上記課題を解決するための調光ユニットは、第1方向に延びる縁部を備えた調光シートと、前記縁部に接着される可撓性配線基板と、を備える調光ユニットであって、前記調光シートは、第1電極面に第1電極端子を備える第1透明電極層と、第2電極面に第2電極端子を備える第2透明電極層と、前記第1電極端子と前記第2電極端子とが調光層から露出するように前記第1電極面と前記第2電極面との間に位置する前記調光層と、を備え、前記第1電極端子及び前記第2電極端子が前記調光シートの前記縁部を構成し、かつ前記第1方向に沿って並び、前記第1方向における前記第1電極端子の一端において、前記縁部の窪みである第1切欠きをさらに備え、前記可撓性配線基板は、前記第1電極端子に接着される第1接着端子を一端に備えた被接着片であって、前記第1電極端子から前記第1切欠きが位置する方向に延びる前記被接着片と、第1電源用端子を備えた引出片であって、前記被接着片から前記第1方向と交差する引出方向に延びる前記引出片と、を備え、前記被接着片における前記第1方向と直交する第2方向に沿う幅は、前記第1切欠きにおける前記第2方向に沿う長さよりも小さい。
上記構成によれば、調光シートが第1電極端子の一端に位置する第1切欠きを備えることで、第1切欠きの位置には被接着片と対向する第1電極面が存在しない構成となる。したがって、第1電極端子のうち第1接着端子と接着されない部分を封止部によって封止する工程において、被接着片のうち第1接着端子と対向する部分を捲る必要が無くなるため、当該工程を簡略化できる。
上記調光ユニットにおいて、前記可撓性配線基板は、第1可撓性配線基板であり、前記第1可撓性配線基板が備える前記被接着片が第1被接着片であり、前記第1可撓性配線基板が備える前記引出片が第1引出片であり、前記調光ユニットは、前記第2電極端子に接着される第2可撓性配線基板をさらに備え、前記調光シートは、前記第1方向における前記第2電極端子の一端において、前記縁部の窪みである第2切欠きを備え、前記第2可撓性配線基板は、前記第2電極端子に接着される第2接着端子を一端に備えた第2被接着片であって、前記第2電極端子から前記第2切欠きが位置する方向に延びる前記第2被接着片と、第2電源用端子を備えた第2引出片であって、前記第2被接着片から前記引出方向に延びる前記第2引出片と、を備え、前記第2被接着片における前記第2方向に沿う幅は、前記第2切欠きにおける前記第2方向に沿う長さよりも小さいことが好ましい。
上記構成によれば、第2電極端子が第2切欠きを備えることで、第1電極端子を封止部によって封止する工程と同様に、第2電極端子のうち第2接着端子と接着されない部分を封止部によって封止する工程を簡略化できる。
上記調光ユニットにおいて、前記第1切欠き及び前記第2切欠きは、前記第1電極端子と前記第2電極端子との間に位置し、前記第1引出片は、前記第1被接着片における前記第1接着端子と反対の端部から前記引出方向に延び、前記第2引出片は、前記第2被接着片における前記第2接着端子と反対の端部から前記引出方向に延びることが好ましい。
上記構成によれば、第1被接着片が第1電極端子から第1切欠きに向かって延び、かつ、第2被接着片が第2電極端子から第2切欠きに向かって延びることから、第1引出片と第2引出片とが互いに近づくように、第1被接着片と第2被接着片とが延びる構成となる。したがって、第1引出片及び第2引出片の引き回しに要する空間を削減できる。
上記調光ユニットにおいて、前記第1被接着片は、前記調光シートが区切る空間のうち前記第1電極端子が面する第1空間から、前記調光シートが区切る空間のうち前記第2電極端子が面する第2空間に向かって前記第1切欠きを挿通することが好ましい。
上記構成によれば、第1被接着片が第1空間から第2空間に向かって第1切欠きを挿通することで、第1被接着片のうち第1電極端子に接着されない部分を第2空間に位置させることができる。これにより、第1被接着片のうち第1電極端子に接着されない部分が、調光シートにおける第1空間に面する部分を覆わない構成となる。そのため、調光シートにおいて、第1空間に面する部分のうち調光ユニットを取付け対象に取り付けるための接着剤を塗布可能な部分の面積を大きくすることができる。結果として、調光ユニットと取付け対象との接着強度を高めることができる。
上記調光ユニットにおいて、前記第1切欠きは、前記第1電極端子と前記第2電極端子との間に位置し、前記被接着片は、前記第2電極端子に接着される第2接着端子を他端に備え、前記第1電極端子から前記第1切欠きを通じて前記第2電極端子まで前記第1方向に沿って延び、前記第1電源用端子は、前記第1電極端子と電気的に接続され、前記引出片は、前記第2電極端子と電気的に接続された第2電源用端子を備えることが好ましい。
上記構成によれば、被接着片が第1接着端子と第2接着端子とを備える可撓性配線基板であっても、被接着片が第1切欠きを挿通することで、第1接着端子を第1電極端子に接着でき、かつ第2接着端子を第2電極端子に接着できる。
上記調光ユニットにおいて、前記調光シートは、前記第1方向における前記第2電極端子の前記第1電極端子の側の一端において、前記縁部の窪みである第2切欠きをさらに備え、前記被接着片における前記第2方向に沿う幅は、前記第2切欠きにおける前記第2方向に沿う長さよりも小さいことが好ましい。
上記構成によれば、第2電極端子が第2切欠きを備えることで、被接着片が第1接着端子と第2接着端子とを備える可撓性配線基板であっても、第2電極端子のうち第2接着端子と接着されない部分を封止部によって封止する工程を簡略化できる。
本発明によれば、調光ユニットにおいて、調光シートが備える電極端子に封止部を設ける工程を簡略化できる。
図1は、調光ユニットの構成を示す平面図である。 図2は、図1のII-II線から見た断面図である。 図3は、図1のIII-III線から見た断面図である。 図4は、調光シートにおける電極端子の構成を示す平面図である。 図5は、可撓性配線基板の平面構造を示す平面図である。 図6は、図1のVI-VI線から見た断面図である。 図7は、従来の調光シートの構成であって、調光シートに切欠きが設けられない場合の断面図である。 図8は、可撓性配線基板の変更例を示す平面図である。
以下、調光ユニットの一実施形態について図1~図7を参照して説明する。
[調光ユニット]
調光ユニット10は、調光シート11と、第1可撓性配線基板50と、第2可撓性配線基板60とを備える。調光シート11は、第1透明電極シート20と、第2透明電極シート30と、調光層40と(図2を参照)を備える。調光層40は、第1透明電極シート20と第2透明電極シート30との間に位置する。第1透明電極シート20は、第2透明電極シート30に対して紙面手前側に位置する。第2透明電極シート30は、第1透明電極シート20に対して紙面奥側に位置する。
調光シート11は、第1方向D1に沿って延びる縁部11Eを備える。縁部11Eは、第1切欠き11Aと、第2切欠き11Bとを備える。切欠き11A,11Bは、縁部11Eの一部が縁部11Eから調光シート11の内側に向かって凹んだ窪みである。切欠き11A,11Bは、それぞれの開口端が縁部11Eに位置するように、第1方向D1に沿って距離を空けて並ぶ。
調光シート11は、第1電極端子21と、第2電極端子31とを備える。第1電極端子21は、調光シート11のなかで第2透明電極シート30と調光層40とを備えず、第1透明電極シート20のみで構成される部分である。第2電極端子31は、調光シート11のなかで第1透明電極シート20と調光層40とを備えず、第2透明電極シート30のみで構成される部分である。電極端子21,31は、縁部11Eにおいて、第1方向D1に沿って距離を空けて並ぶ。
第1電極端子21は、縁部11Eにおいて、第1切欠き11Aと距離を空けずに並ぶ。第1切欠き11Aは、第1電極端子21における第2電極端子31の側の一端に位置する。第1電極端子21は、紙面の奥に向けて面するように配置される。第1電極端子21には、第1可撓性配線基板50が接続される。なお、図1では、説明の便宜上、第1電極端子21を破線で囲う。
第2電極端子31は、縁部11Eにおいて、第2切欠き11Bと距離を空けずに並ぶ。第2切欠き11Bは、第2電極端子31における第1電極端子21の側の一端に位置する。第2電極端子31は、紙面の手前に向けて面するように配置される。第2電極端子31には、第2可撓性配線基板60が接続される。なお、図1では、説明の便宜上、第2電極端子31にドットを付す。
調光シート11は、調光シート11が位置する空間を2つに区切る。第1電極端子21は、調光シート11が区切る2つの空間のうち第1空間に面する。第2電極端子31は、調光シート11が区切る2つの空間のうち第2空間に面する。
可撓性配線基板50,60は、略L字状の同一形状を有したフレキシブルプリント基板(FPC: Flexible Printed Circuits)である。第1可撓性配線基板50は、第1方向D1に延びる第1被接着片51と、第1方向D1と直交する第2方向D2に延びる第1引出片52とを備える。第1被接着片51は、その先端に第1接着端子51Tを備える。第1引出片52は、その先端に第1電源用端子52Tを備える。第1接着端子51T及び第1電源用端子52Tは、外部に露出した金属端子であって、第1可撓性配線基板50の内部で互いに電気的に接続されている。
第2可撓性配線基板60は、第1方向D1に延びる第2被接着片61と、第2方向D2に延びる第2引出片62とを備える。第2被接着片61は、その先端に第2接着端子61Tを備える。第2引出片62は、その先端に第2電源用端子62Tを備える。第2接着端子61T及び第2電源用端子62Tは、外部に露出した金属端子であって、第2可撓性配線基板60の内部で互いに電気的に接続されている。
第1可撓性配線基板50は、第1空間において、第1接着端子51Tが第1電極端子21に接着される。第1被接着片51は、第1方向D1に沿って、第1電極端子21から第1切欠き11Aに挿通されて、第1空間から第2空間に向けて引き出される。第1引出片52は、第2空間において、第1被接着片51の第1接着端子51Tと反対の端部から、第2方向D2に向けて第1電源用端子52Tが調光シート11の外側に位置するように引き出される。
第2可撓性配線基板60は、第2空間において、第2接着端子61Tが第2電極端子31に接着される。第2被接着片61は、第1方向D1に沿って、第2電極端子31から第2切欠き11Bに向けて、第2切欠き11Bに挿通されずに引き出される。第2引出片62は、第2空間において、第2被接着片61の第2接着端子61Tと反対の端部から、第2方向D2に向けて第2電源用端子62Tが調光シート11の外側に位置するように引き出される。
[調光シート]
図2に示すように、第1透明電極シート20は、第1支持フィルム23と第1透明電極層24とを備える。第2透明電極シート30は、第2支持フィルム33と第2透明電極層34とを備える。第1透明電極層24は、第1支持フィルム23に対して第2透明電極シート30の側に配置される。第1透明電極層24は、調光層40に接する第1電極面24Sを備える。第2透明電極層34は、第2支持フィルム33に対して第1透明電極シート20の側に配置される。第2透明電極層34は、調光層40に接する第2電極面34Sを備える。
第1透明電極層24と第2透明電極層34との間に位置する調光層40は、第1透明電極層24と第2透明電極層34との間に印加される電圧によって駆動される。なお、調光シート11は、第1透明電極層24と調光層40との間に、配向層をさらに備えてもよい。また、調光シート11は、第2透明電極層34と調光層40との間に、配向層をさらに備えてもよい。
支持フィルム23,33は、それぞれ可視光を透過する光透過性、及び電気的な絶縁性を有する。支持フィルム23,33を構成する材料は、有機高分子化合物、または無機高分子化合物である。有機高分子化合物の一例は、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリオレフィンからなる群から選択される少なくとも1つである。無機高分子化合物の一例は、二酸化ケイ素、酸窒化ケイ素、及び窒化ケイ素からなる群から選択される少なくとも1つである。
透明電極層24,34は、それぞれ可視光を透過する光透過性、及び電気的な導電性を有する。透明電極層24,34を構成する材料の一例は、それぞれ酸化インジウムスズ、フッ素ドープ酸化スズ、酸化スズ、酸化亜鉛、カーボンナノチューブ、ポリ3,4‐エチレンジオキシチオフェンからなる群から選択される少なくとも1つである。
調光層40は、電圧の印加によって印加後の光透過率を印加前の光透過率とは異ならせる。調光層40の一例は、透明有機高分子層と液晶組成物とを備える。透明有機高分子層は、第1透明電極層24と第2透明電極層34との間に、液晶組成物によって充填される空隙を区画する。液晶組成物は、透明有機高分子層が有する空隙に充填される。液晶組成物は液晶化合物を含む。液晶化合物の一例は、シッフ塩基系化合物、アゾ系化合物、アゾキシ系化合物、ビフェニル系化合物、ターフェニル系化合物、安息香酸エステル系化合物、トラン系化合物、ピリミジン系化合物、シクロヘキサンカルボン酸エステル系化合物、フェニルシクロヘキサン系化合物、ジオキサン系化合物からなる群から選択される少なくとも1つである。
調光層40における液晶組成物の保持型式の一例は、高分子ネットワーク型、高分子分散型、及びカプセル型から構成される群から選択される何れか1つである。高分子ネットワーク型は、三次元の網目状を有した透明な高分子ネットワークを備え、相互に連通した網目状の空隙のなかに液晶組成物を保持する。高分子ネットワークは、透明有機高分子層の一例である。高分子分散型は、孤立した多数の空隙を透明有機高分子層のなかに備え、高分子層に分散した空隙のなかに液晶組成物を保持する。カプセル型は、カプセル状を有した液晶組成物を透明有機高分子層のなかに保持する。なお、液晶組成物は、上述した液晶化合物以外に、透明有機高分子層を形成するためのモノマー、及び二色性色素を含有してもよい。
調光シート11は、第1端子用開口12を備える。第1端子用開口12は、縁部11Eにおいて、第1電極面24Sの一部を第1空間に向けて露出させる。第1端子用開口12は、第1電極端子21を第1透明電極層24のなかに区切る。第1端子用開口12は、調光シート11のなかで第2透明電極シート30と調光層40とが存在しない部分である。第1端子用開口12は、縁部11Eから調光シート11の内側に向けて広がる。第1透明電極層24のなかで調光層40と接する第1電極面24Sは、第1端子用開口12から縁部11Eまで広がる。
第1電極端子21には、導電性接着剤53を介して第1可撓性配線基板50が接着される。導電性接着剤53は、例えば、異方性導電フィルム(ACF: Anisotropic Conductive Film)、異方性導電ペースト(ACP: Anisotropic Conductive Paste)、等方性導電フィルム(ICF: Isotropic Conductive Film)、及び等方性導電ペースト(ICP: Isotropic Conductive Paste)からなる群から選択される少なくとも一種である。導電性接着剤53は、縁部11Eから調光シート11の内側に向けて、かつ第1端子用開口12と距離を空けて塗布される。
第1電極端子21のなかで第1可撓性配線基板50が接着されない部分には、封止部70Aが塗布される。封止部70Aは、第1電極端子21において、第1端子用開口12と導電性接着剤53との間を埋めるように塗布される。封止部70Aは、吸湿性を有した絶縁性の樹脂であって、一例として、エポキシ樹脂やアクリル系樹脂等から構成される。
図3に示すように、調光シート11は、第2端子用開口13を備える。第2端子用開口13は、縁部11Eにおいて、第2電極面34Sの一部を第2空間に向けて露出させる。第2端子用開口13は、第2電極端子31を第2透明電極層34のなかに区切る。第2端子用開口13は、調光シート11のなかで第1透明電極シート20と調光層40とが存在しない部分である。第2端子用開口13は、縁部11Eから調光シート11の内側に向けて広がる。第2透明電極層34のなかで調光層40と接する第2電極面34Sは、第2端子用開口13から縁部11Eまで広がる。
第2電極端子31には、導電性接着剤63を介して第2可撓性配線基板60が接着される。導電性接着剤63は、例えば、導電性接着剤53と同種の接着剤である。導電性接着剤63は、縁部11Eから調光シート11の内側に向けて、かつ第2端子用開口13と距離を空けて塗布される。
第2電極端子31のなかで第2可撓性配線基板60が接着されない部分には、封止部70Bが塗布される。封止部70Bは、第2電極端子31において、第2端子用開口13と導電性接着剤63との間を埋めるように塗布される。封止部70Bは、吸湿性を有した絶縁性の樹脂であって、一例として、エポキシ樹脂やアクリル系樹脂等から構成される。
図4に示すように、第1端子用開口12は、第1電極面24Sの一部を露出させて第1電極端子21を区画し、かつ第1切欠き11Aの一部を構成する。第2端子用開口13は、第2電極面34Sの一部を露出させて第2電極端子31を区画し、かつ第2切欠き11Bの一部を構成する。第1端子用開口12及び第2端子用開口13は、調光シート11の縁部11Eの延在方向である第1方向D1に沿って距離を空けて並ぶ。第1端子用開口12及び第2端子用開口13は、例えば、第1方向D1に延びる四角形状を有する。
第1透明電極シート20は、第1切欠き用開口22を備える。第1切欠き用開口22は、縁部11Eから調光シート11の内側に向けて広がる。縁部11Eにおいて、第1切欠き用開口22は、第1電極端子21の第2電極端子31の側の一端に位置し、かつ第1電極端子21と距離を空けずに並ぶ。
第1切欠き用開口22は、第2電極面34Sの法線方向からみた平面視で、第1端子用開口12の一部と重なる。第1切欠き用開口22は、第1端子用開口12とともに第1切欠き11Aを構成する。第1端子用開口12及び第1切欠き用開口22が構成する第1切欠き11Aは、第2方向D2に沿う長さLを有する。第1電極端子21は、第1電極面24Sのなかで、第1端子用開口12と第1切欠き用開口22と縁部11Eとによって囲まれる。なお、図4では、説明の便宜上、第1電極端子21の部分を破線で囲う。
第2透明電極シート30は、第2切欠き用開口32を備える。第2切欠き用開口32は、縁部11Eから調光シート11の内側に向けて広がる。縁部11Eにおいて、第2切欠き用開口32は、第2電極端子31の第1電極端子21の側の一端に位置し、かつ第2電極端子31と距離を空けずに並ぶ。
第2切欠き用開口32は、第2電極面34Sの法線方向からみた平面視で、第2端子用開口13の一部と重なる。第2切欠き用開口32は、第2端子用開口13とともに第2切欠き11Bを構成する。第2端子用開口13及び第2切欠き用開口32が構成する第2切欠き11Bは、第1切欠き11Aと同じ第2方向D2に沿う長さLを有する。第2電極端子31は、第2電極面34Sのなかで、第2端子用開口13と第2切欠き用開口32と縁部11Eとによって囲まれる。なお、図4では、説明の便宜上、第2電極端子31の部分にドットを付す。
切欠き11A,11Bは、調光シート11を構成する透明電極シート20,30、及び調光層40が存在しない部分である。切欠き11A,11Bは、第1方向D1において、第1端子用開口12及び第2端子用開口13の間に位置する。
端子用開口12,13、及び切欠き用開口22,32は、第1透明電極シート20の一部、第2透明電極シート30の一部、及び調光層40の一部の切除によって形成されてもよい。端子用開口12,13、及び切欠き用開口22,32は、透明電極シート20,30、及び調光層40が積層されない部分として形成されてもよい。
[可撓性配線基板]
以下では、まず、可撓性配線基板50,60の層構造について説明する。次いで、図5を参照して、可撓性配線基板50,60の外形について説明する。
可撓性配線基板50,60は、金属で構成された導電層が樹脂で構成された2つの絶縁層に挟み込まれるように被覆される。導電層を構成する材料の一例は、銅薄膜、アルミニウム薄膜、ニッケル薄膜からなる群から選択される少なくとも1つである。絶縁層を構成する材料は、絶縁性を有する有機高分子化合物、あるいは絶縁性を有する無機有機複合材料である。絶縁層を構成する材料の一例は、ポリイミド、ポリエステルからなる群から選択される少なくとも1つである。
図5に示すように、第1可撓性配線基板50の第1被接着片51は、第1片51Aと第1接着端子51Tとを備える。第1片51Aは、第1方向D1に延びる部分であって、第1被接着片51のなかで第1電極端子21に接着されない部分である。第1片51Aは、第2方向D2に沿う幅Wを有する。幅Wは、第1切欠き11Aの長さLよりも小さい。したがって、第1可撓性配線基板50が第1電極端子21に接着された状態で、第1被接着片51の幅W全体が第1切欠き11Aに収まる。第1片51Aは、第1方向D1の一端に第1基端部51Bを備える。第1接着端子51Tは、第1片51Aにおける第1方向D1の他端に位置する。第1接着端子51Tは、第1方向D1に延びる櫛歯状端子を有した金属端子である。第1接着端子51Tは、導電層に接続され、かつ絶縁層の表面から第1被接着片51の外方に向けて露出している。第1被接着片51は、第1基端部51Bから第1接着端子51Tに向けて第1方向D1に延びる。
第1可撓性配線基板50の第1引出片52は、第1基端部51Bから第1電源用端子52Tに向かって引出方向の一例である第2方向D2に延びる。第1電源用端子52Tは、第1引出片52における第2方向D2の先端に位置する。第1電源用端子52Tは、四角面状を有した金属端子である。第1電源用端子52Tは、導電層に接続され、かつ絶縁層の表面から第1引出片52の外方に向けて露出している。第1接着端子51T及び第1電源用端子52Tは、第1可撓性配線基板50の内部で導電層を介して電気的に接続されている。なお、第1引出片52が第1基端部51Bから引き出される引出方向は、第1方向D1と直交する第2方向D2に限定されず、第1方向D1と交差する方向であればよい。
なお、第2可撓性配線基板60は、第1可撓性配線基板50と同様の構成を有する。第2可撓性配線基板60において、第2被接着片61は、第1片51Aに相当する第2片61Aと、第1接着端子51Tに相当する第2接着端子61Tを備える。第2片61Aは、第1基端部51Bに相当する第2基端部61Bを備える。第2引出片62は、第1電源用端子52Tに相当する第2電源用端子62Tを備える。
[実施形態の作用]
以下、図6,7を参照して実施形態の作用について説明する。なお、図6では、調光ユニット10が取り付けられる取付け対象の一例である透明部材80に、調光ユニット10が取り付けられた状態を示す。透明部材80は、例えば、無機ガラスまたは樹脂で構成される。
図6に示すように、第1電極端子21が面する第1空間において、第1可撓性配線基板50の第1接着端子51Tが導電性接着剤53を介して第1電極端子21に接着される。第1被接着片51は、第1片51Aが第1電極端子21から第1切欠き11Aの側に向けて引き出される。第1片51Aは、第1基端部51Bが第2空間に位置するように第1切欠き11Aに挿通される。第1片51Aは、第2空間において、第1支持フィルム23の一部を覆うように位置する。第1引出片52は、第2空間において、第1基端部51Bから調光シート11の外側に向けて引き出される。
第2可撓性配線基板60は、第2電極端子31が面する第2空間において、第2接着端子61Tが導電性接着剤63を介して第2電極端子31に接着される。第2被接着片61は、第2片61Aが第2電極端子31から第2切欠き11Bを超えて、第2空間において第1支持フィルム23の一部を覆う位置まで引き出される。第2片61Aは、第2切欠き11Bに挿通されず、第2基端部61Bが第2空間に位置する。第2引出片62は、第2空間において、第2基端部61Bから調光シート11の外側に向けて引き出される。
可撓性配線基板50,60は、第1引出片52と第2引出片62とが互いに近づくように、第1被接着片51及び第2被接着片61が第1方向D1に沿って延びる。第1引出片52と第2引出片62との距離が近いことで、第1引出片52及び第2引出片62の引き回しに要する空間を削減できる。
第1電極端子21に塗布された導電性接着剤53は、第1方向D1において、第1端子用開口12と離間した位置から第1切欠き11Aを構成する第1切欠き用開口22の縁部まで位置する。封止部70Aは、第1電極端子21において、第1端子用開口12と導電性接着剤53との間を埋めるように設けられる。封止部70Aは、第1可撓性配線基板50が導電性接着剤53を介して第1電極端子21に接着された後、導電性接着剤53から露出した第1電極端子21を覆うように第1電極端子21に塗布される。
封止部70Aは、第1電極端子21のなかで第1可撓性配線基板50が接着されない部分を覆うことで、例えば、第1電極端子21が変形して第2透明電極層34と短絡することを抑える。封止部70Aは、第1電極端子21と第1可撓性配線基板50との接着部分を異物等の汚れから保護するとともに、当該接着部分の接着強度の低下を抑える。
第2電極端子31に塗布された導電性接着剤63は、第1方向D1において、第2端子用開口13と離間した位置から第2切欠き11Bを構成する第2切欠き用開口32の縁部まで位置する。封止部70Bは、第2電極端子31において、第2端子用開口13と導電性接着剤63との間を埋めるように設けられる。封止部70Bは、第2可撓性配線基板60が導電性接着剤63を介して第2電極端子31に接着された後、導電性接着剤63から露出した第2電極端子31を覆うように第2電極端子31に塗布される。
封止部70Bは、第2電極端子31のなかで第2可撓性配線基板60が接着されない部分を覆うことで、例えば、第2電極端子31が変形して第1透明電極層24と短絡することを抑える。封止部70Bは、第2電極端子31と第2可撓性配線基板60との接着部分を異物等の汚れから保護するとともに、当該接着部分の接着強度の低下を抑える。
調光ユニット10は、接着剤81を介して透明部材80に取り付けられる。透明部材80は、第1電極端子21が面する第1空間に位置する。接着剤81は、例えば、アクリル樹脂またはエポキシ樹脂から構成される。調光ユニット10において、第2支持フィルム33のうち第2透明電極層34と接する面と反対の面が、接着剤81を介して透明部材80に接着される。
仮に、第1可撓性配線基板50の第1片51Aが第1切欠き11Aに挿通されない場合、第1片51Aが第1空間において第2支持フィルム33の一部を覆う構成となる。この場合、第2支持フィルム33のうち第1片51Aによって覆われる部分は、接着剤81を塗布できない部分となる。そのため、第2支持フィルム33において、接着剤81を塗布可能な部分の面積が、第1片51Aによって覆われる部分の面積の分だけ減少する。
この点、第1片51Aを第1切欠き11Aに挿通することで、第1片51Aを第2空間に位置させることができる。これにより、第2支持フィルム33が第1片51Aによって覆われない構成となるため、第2支持フィルム33において、接着剤81を塗布可能な面積を大きくすることができる。結果として、調光ユニット10と透明部材80との接着強度を高めることができる。
[切欠きと封止部との関係]
ここで、図7を参照して、従来の調光シートの一例であって、第2透明電極シート30において、第2切欠き11Bを構成する第2切欠き用開口32を備えない場合の構成について説明する。
図7に示すように、第2透明電極シート30が第2切欠き用開口32を備えない場合では、第2切欠き用開口32を埋めるように第2支持フィルム33と第2透明電極層34とが位置する。すなわち、調光シート11は、第2切欠き11Bを備えない構成となる。第2切欠き用開口32が設けられていた部分に位置する第2電極面34Sは、第2端子用開口13によって第2電極端子31の一部として区画され、かつ第2片61Aと対向する。
この状態で、第2電極端子31のなかで第2切欠き用開口32が設けられていた部分に封止部70Bを塗布する場合、第2片61Aを捲った状態で封止部70Bを塗布する必要がある。第2片61Aを捲る場合には、単に工程が煩雑化するだけでなく、第2接着端子61Tと導電性接着剤63との剥離が生じたり、第2片61Aと第2接着端子61Tとの境界部分が折曲されることにより、当該境界部分に断線が生じたりするおそれもある。
この点、第2透明電極シート30が第2切欠き11Bを構成する第2切欠き用開口32を備えることで、第2切欠き11Bの位置には第2片61Aと対向する第2電極面34Sが存在しない構成となる。したがって、封止部70Bを塗布する工程において第2片61Aを捲る必要が無くなるため、封止部70Bを塗布する工程を簡略化できる。なお、調光シート11が第1切欠き11Aを備えることで、第1電極端子21において、封止部70Aを塗布する工程も同様に簡略化できる。
[実施形態の効果]
上記実施形態によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)調光シート11において、電極端子21,31の一端に位置する切欠き11A,11Bを備えることで、切欠き11A,11Bの位置には被接着片51,61と対向する電極面24S,34Sが存在しない構成となる。したがって、封止部70A,70Bを塗布する工程において第1片51A、及び第2片61Aを捲る必要が無くなるため、封止部70A,70Bを塗布する工程を簡略化できる。
(2)可撓性配線基板50,60は、第1引出片52と第2引出片62とが互いに近づくように、第1被接着片51及び第2被接着片61が第1方向D1に沿って延びる。したがって、引出片52,62の引き回しに要する空間を削減できる。
(3)第1片51Aを第1切欠き11Aに挿通することで、第1片51Aを第2空間に位置させることができる。これにより、第2支持フィルム33において、接着剤81を塗布可能な面積を大きくして調光ユニット10と透明部材80との接着強度を高めることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。
・図8に示すように、調光ユニット10は、可撓性配線基板50,60に代えて、1つの可撓性配線基板90を備える構成であってもよい。可撓性配線基板90は、略T字状を有したフレキシブルプリント基板である。可撓性配線基板90は、第1方向D1に沿って延びる被接着片91と、第2方向D2に沿って延びる引出片95とを備える。被接着片91は、第1接着端子92と、第2接着端子93と、接続片94とを備える。第1接着端子92は、被接着片91の一端に位置する。第1接着端子92は、第1空間において、導電性接着剤53を介して第1電極端子21に接着される。第2接着端子93は、被接着片91の他端に位置する。第2接着端子93は、第2空間において、導電性接着剤63を介して第2電極端子31に接着される。接着端子92,93は、一例として、接着端子51T,61Tと同様の構成を備える。接続片94は、第1接着端子92と第2接着端子93とを繋ぐ部分である。接続片94は、第2方向D2に沿う幅Wを有する。幅Wは、第1切欠き11Aの長さLよりも小さい。被接着片91は、第1接着端子92から第2接着端子93に向かって延びる。被接着片91は、第1接着端子92が第1空間に位置し、かつ第2接着端子93が第2空間に位置するように、接続片94が第1切欠き11Aに挿通される。
引出片95は、第2空間において、接続片94における第1方向D1の中央を基端として、第2方向D2に向かって延びる。引出片95は、第1電源用端子96と第2電源用端子97とを備える。第1電源用端子96は、導電層を介して第1接着端子92と接続される。第2電源用端子97は、導電層を介して第2接着端子93と接続される。電源用端子96,97は、一例として、電源用端子52T,62Tと同様の構成を備える。なお、電源用端子96,97は、両方が第1空間に面する構成であってもよいし、両方が第2空間に面する構成であってもよいし、一方が第1空間に面し他方が第2空間に面する構成であってもよい。
このような構成であれば、略T字状を有した可撓性配線基板90であっても、接続片94が第1切欠き11Aを挿通することで、第1接着端子92を第1電極端子21に接着でき、かつ第2接着端子93を第2電極端子31に接着できる。また、調光シート11が切欠き11A,11Bを備えることで、(1)に準じた効果を得ることができる。
なお、接続片94は、第1切欠き11Aに挿通されず、第2切欠き11Bに挿通される構成であってもよい。また、接続片94が挿通されない第2切欠き11Bが設けられない構成であってもよい。この場合でも、可撓性配線基板90の第1接着端子92が第1電極端子21に接着された後に封止部70Aを塗布する工程を簡略化できる。
・第1片51Aが第1切欠き11Aに挿通されず、第1基端部51Bが第1空間に位置する構成であってもよい。この場合、第1引出片52は、第1空間において、第1基端部51Bから調光シート11の外側に向けて引き出される。このような構成であっても、(1)及び(2)に準じた効果を得ることができる。
・第1切欠き11Aが第1電極端子21における第2電極端子31とは反対の側の一端に位置する構成であってもよい。この場合、第1被接着片51は、第1基端部51Bが第1電極端子21に対して第2電極端子31とは反対の側に位置するように延在する。また、第2切欠き11Bが第2電極端子31における第1電極端子21とは反対の側の一端に位置する構成であってもよい。この場合、第2被接着片61は、第2基端部61Bが第2電極端子31に対して第1電極端子21とは反対の側に位置するように延在する。以上のように、切欠き11A,11Bの何れかが電極端子21,31の間に位置しない構成であっても、(1)に準じた効果を得ることができる。
・調光シート11が第2切欠き11Bを備えない構成であってもよい。この場合でも、第1可撓性配線基板50の第1接着端子51Tが第1電極端子21に接着された後に封止部70Aを塗布する工程を簡略化できる。
・可撓性配線基板50,60は、相互に異なる形状を有してもよい。例えば、被接着片51,61の第1方向D1に沿う長さが相互に異なってもよい。また、引出片52,62の第2方向D2に沿う長さが相互に異なってもよい。また、電源用端子52T,62Tは、両方が第1空間に面する構成であってもよいし、両方が第2空間に面する構成であってもよいし、一方が第1空間に面し他方が第2空間に面する構成であってもよい。
・調光シート11は、矩形状に限らず、矩形状以外の多角形状、円形状、楕円形状などの幾何学形状でもよいし、幾何学形状以外の不定形状でもよい。調光シート11は、二次元の平面状に限らず、円筒面状、球面状、波状などの曲面状でもよい。
・第1透明電極シート20は、紫外線遮蔽層、赤外線遮蔽層、配向層、粘着層、保護層などの他の機能層を備えてもよい。第2透明電極シート30は、紫外線遮蔽層、赤外線遮蔽層、配向層、粘着層、保護層などの他の機能層を備えてもよい。
・調光層40は、第1透明電極層24と第2透明電極層34とを備え、第1透明電極シート20は、第1透明電極層24を割愛された第1透明シートに変更され、第2透明電極シート30は、第2透明電極層34を割愛された第2透明シートに変更されてもよい。
・調光シート11は、調光シート11の外周縁において外部に露出した調光層40を構成する液晶組成物を封止する外周封止部が設けられる構成であってもよい。例えば、調光シート11の外周縁の全体に、透明電極シート20,30の一方のみが存在する非駆動部を設ける。調光シート11において、非駆動部よりも調光シート11の内側に位置する部分は、透明電極シート20,30と調光層40とが積層された駆動部である。外周封止部は、非駆動部と駆動部との境界において、外部に露出した調光層40を封止する吸湿性を有した樹脂である。このような構成であれば、電極端子21,31において外部に露出した調光層40だけでなく、調光シート11の外周縁の全体において、外部に露出した調光層40を封止できる。
D1…第1方向
D2…第2方向
L…長さ
W…幅
10…調光ユニット
11…調光シート
11A…第1切欠き
11B…第2切欠き
11E…縁部
12…第1端子用開口
13…第2端子用開口
20…第1透明電極シート
21…第1電極端子
22…第1切欠き用開口
23…第1支持フィルム
24…第1透明電極層
24S…第1電極面
30…第2透明電極シート
31…第2電極端子
32…第2切欠き用開口
33…第2支持フィルム
34…第2透明電極層
34S…第2電極面
40…調光層
50…第1可撓性配線基板
51…第1被接着片
51T…第1接着端子
52…第1引出片
52T…第1電源用端子
60…第2可撓性配線基板
61…第2被接着片
61T…第2接着端子
62…第2引出片
62T…第2電源用端子
70A,70B…封止部

Claims (6)

  1. 第1方向に延びる縁部を備えた調光シートと、前記縁部に接着される可撓性配線基板と、を備える調光ユニットであって、
    前記調光シートは、
    第1電極面に第1電極端子を備える第1透明電極層と、
    第2電極面に第2電極端子を備える第2透明電極層と、
    前記第1電極端子と前記第2電極端子とが調光層から露出するように前記第1電極面と前記第2電極面との間に位置する前記調光層と、を備え、
    前記第1電極端子及び前記第2電極端子が前記調光シートの前記縁部を構成し、かつ前記第1方向に沿って並び、
    前記第1方向における前記第1電極端子の一端において、前記縁部の窪みである第1切欠きをさらに備え、
    前記可撓性配線基板は、
    前記第1電極端子に接着される第1接着端子を一端に備えた被接着片であって、前記第1電極端子から前記第1切欠きが位置する方向に延びる前記被接着片と、第1電源用端子を備えた引出片であって、前記被接着片から前記第1方向と交差する引出方向に延びる前記引出片と、を備え、
    前記被接着片における前記第1方向と直交する第2方向に沿う幅は、前記第1切欠きにおける前記第2方向に沿う長さよりも小さい
    調光ユニット。
  2. 前記可撓性配線基板は、第1可撓性配線基板であり、
    前記第1可撓性配線基板が備える前記被接着片が第1被接着片であり、
    前記第1可撓性配線基板が備える前記引出片が第1引出片であり、
    前記調光ユニットは、前記第2電極端子に接着される第2可撓性配線基板をさらに備え、
    前記調光シートは、前記第1方向における前記第2電極端子の一端において、前記縁部の窪みである第2切欠きを備え、
    前記第2可撓性配線基板は、前記第2電極端子に接着される第2接着端子を一端に備えた第2被接着片であって、前記第2電極端子から前記第2切欠きが位置する方向に延びる前記第2被接着片と、第2電源用端子を備えた第2引出片であって、前記第2被接着片から前記引出方向に延びる前記第2引出片と、を備え、
    前記第2被接着片における前記第2方向に沿う幅は、前記第2切欠きにおける前記第2方向に沿う長さよりも小さい
    請求項1に記載の調光ユニット。
  3. 前記第1切欠き及び前記第2切欠きは、前記第1電極端子と前記第2電極端子との間に位置し、
    前記第1引出片は、前記第1被接着片における前記第1接着端子と反対の端部から前記引出方向に延び、
    前記第2引出片は、前記第2被接着片における前記第2接着端子と反対の端部から前記引出方向に延びる
    請求項2に記載の調光ユニット。
  4. 前記第1被接着片は、前記調光シートが区切る空間のうち前記第1電極端子が面する第1空間から、前記調光シートが区切る空間のうち前記第2電極端子が面する第2空間に向かって前記第1切欠きを挿通する
    請求項2または3に記載の調光ユニット。
  5. 前記第1切欠きは、前記第1電極端子と前記第2電極端子との間に位置し、
    前記被接着片は、前記第2電極端子に接着される第2接着端子を他端に備え、前記第1電極端子から前記第1切欠きを通じて前記第2電極端子まで前記第1方向に沿って延び、
    前記第1電源用端子は、前記第1電極端子と電気的に接続され、
    前記引出片は、前記第2電極端子と電気的に接続された第2電源用端子を備える
    請求項1に記載の調光ユニット。
  6. 前記調光シートは、前記第1方向における前記第2電極端子の前記第1電極端子の側の一端において、前記縁部の窪みである第2切欠きをさらに備え、
    前記被接着片における前記第2方向に沿う幅は、前記第2切欠きにおける前記第2方向に沿う長さよりも小さい
    請求項5に記載の調光ユニット。
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