JP2023012887A - 可撓性配線基板、および調光ユニット - Google Patents

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Abstract

Figure 2023012887000001
【課題】2つの接着用端子を備えた可撓性配線基板における面付けの効率を向上可能にした可撓性配線基板、および調光ユニットを提供する。
【解決手段】絶縁基材は、基端部から先端部に向けて第1方向D1に延びる引出片45と、第1接着用端子41Pを支持する先端部を有し、第1方向D1に延びる第1支持片41と、第2接着用端子42Pを支持する先端部を有し、第1方向D1に延びる第2支持片42と、引出片45の基端部と第1支持片41の基端部とを繋ぐ第1折り返し部41Cと、引出片45の基端部と第2支持片42の基端部とを繋ぐ第2折り返し部42Cと、を備え、引出片45、第1支持片41、および第1折り返し部41Cは、第1折り返し部41Cを底部とした1つのU字状を有し、引出片45、第2支持片42、および第2折り返し部42Cは、第2折り返し部42Cを底部とした1つのU字状を有する。
【選択図】図4

Description

本開示は、2つの被接着端子を備えた可撓性配線基板、および当該可撓性配線基板を備えた調光ユニットに関する。
相互に向かい合う2つの透明電極層を備えた調光シートは、透明電極層間の液晶組成物に電圧を印加され、これによって、印加前とは異なる光透過率を示す。2つの透明電極層は、可撓性配線基板を介して外部電源に接続される(例えば、特許文献1,2を参照)。可撓性配線基板の一例は、各透明電極層に1つずつ電気的に接続される被接着端子を備える。
例えば、図9が示すように、調光シート71の縁部71Eは、端辺方向DEに延びる直線状を有する。縁部71Eは、第1電極端子72Pと第2電極端子73Pとを備える。調光シート71は、調光シート71の配置される空間を、調光シート71の表面が接する第1調光空間と、調光シート71の裏面が接する第2調光空間とに区切る。第1電極端子72Pは、第1透明電極層の一部であり、第2調光空間に面する。第2電極端子73Pは、第2透明電極層の一部であり、第1調光空間に面する。
調光シート71は、可撓性配線基板81の電源用端子84Pを通じて外部電源に接続される。可撓性配線基板81は、接続片82と引出片84とを備える。接続片82は、調光シート71の縁部71Eと同じく、端辺方向DEに延びる直線状を有する。接続片82の端辺方向DEにおける一方の端部は、第1被接着端子82Pを備える。第1被接着端子82Pは、第1電極端子72Pに接着されている。接続片82の端辺方向DEにおける他方の端部は、第2被接着端子83Pを備える。第2被接着端子83Pは、第2電極端子73Pに接着されている。引出片84は、接続片82における端辺方向DEの中央から、端辺方向DEに対し直交する引出方向に延びる直線状を有する。可撓性配線基板81は、接続片82と引出片84とから構成されるT字状を有する。
特開2007-57925号公報 特開2020-38265号公報
図10が示すように、可撓性配線基板81の製造方法は、原反シート91から可撓性配線基板81を切り出す工程を含む。可撓性配線基板81を切り出す工程は、可撓性配線基板81の生産性を高めるために、1つの原反シート91から、当該原反シート91に面付けされた複数の可撓性配線基板81を製造する。この際、原反シートのなかでT字状の可撓性配線基板81を除いた残余分が、可撓性配線基板81の占有分よりも非常に大きいため、原反シートの利用効率を高めることが切望されている。
例えば、可撓性配線基板81の面付けでは、1つの接続片82の延在方向と、他の接続片82の延在方向とが平行であるように、2つの可撓性配線基板81が配置される。2つの引出片84は、1つの接続片82と、他の接続片82との間に配置される。こうした面付けでは、2つの接続片82の間隙から2つの引出片84のみが切り出されるため、2つの接続片82に挟まれた部分に大きな残余分が生じる。
上記課題を解決するための可撓性配線基板は、2つの接着用端子と、2つの前記接着用端子を支持する1つの支持面を備えた1つの絶縁基材と、を備える可撓性配線基板である。前記絶縁基材は、基端部から先端部に向けて第1方向に延びる引出片と、第1接着用端子を支持する先端部を有し、前記第1方向に延びる第1支持片と、第2接着用端子を支持する先端部を有し、前記第1方向に延びる第2支持片と、前記引出片の基端部と前記第1支持片の基端部とを繋ぐ第1折り返し部と、前記引出片の基端部と前記第2支持片の基端部とを繋ぐ第2折り返し部と、を備える。前記引出片、前記第1支持片、および前記第1折り返し部は、前記第1折り返し部を底部とした1つのU字状を有し、前記引出片、前記第2支持片、および前記第2折り返し部は、前記第2折り返し部を底部とした1つのU字状を有する。
上記課題を解決するための調光ユニットは、1つの直線方向である端辺方向に延びる縁部を備えた調光シートと、前記縁部に接着された可撓性配線基板と、を備える調光ユニットである。前記調光シートは、第1電極面に第1透明電極端子を備える第1透明電極層と、第2電極面に第2透明電極端子を備える第2透明電極層と、前記第1透明電極端子と前記第2透明電極端子とが調光層から露出するように前記第1電極面と前記第2電極面との間に位置する調光層と、を備える。前記第1透明電極端子と前記第2透明電極端子とが前記縁部を構成し、かつ前記端辺方向に沿って並びる。前記可撓性配線基板は、2つの接着用端子と、2つの前記接着用端子を支持する1つの支持面を備えた1つの絶縁基材と、を備える。前記絶縁基材は、前記端辺方向と直交する第1方向に基端部から先端部に向けて延びる引出片と、第1接着用端子を支持する先端部を有し、前記端辺方向に延びる第1支持片と、第2接着用端子を支持する先端部を有し、前記端辺方向に延びる第2支持片と、前記引出片の基端部と前記第1支持片の基端部とを繋ぐ第1折り返し部と、前記引出片の基端部と前記第2支持片の基端部とを繋ぐ第2折り返し部と、を備える。そして、前記引出片、前記第1支持片、および前記第1折り返し部は、前記第1折り返し部を底部とした1つのU字状を有した状態から、前記第1支持片の基端部での前記第1支持片の折り返しによる前記第1支持片の表裏反転、および前記第1支持片の基端部での前記第1支持片の折り返しによる前記第1支持片の回転によって、前記第1支持片と前記引出片とが直交するように屈曲している。前記引出片、前記第2支持片、および前記第2折り返し部は、前記第2折り返し部を底部とした1つのU字状を有した状態から、前記第2支持片の基端部での前記第2支持片の折り返しによる前記第2支持片の表裏反転、および前記第2支持片の基端部での前記第2支持片の折り返しによる前記第2支持片の回転によって、前記第2支持片と前記引出片とが直交するように屈曲している。
上記各構成によれば、引出片と第1支持片とが第1方向に延びる。引出片の基端部と第1支持片の基端部とは、第1折り返し部に繋げられる。引出片、第1支持片、および第1折り返し部は、1つのU字状を有する。こうした線形状は、第1支持片を屈曲可能にする。[A]第1支持片は、第1支持片の基端部において屈曲し得る。線状を有した第1支持片の屈曲は、下記[A1][A2]の変形を合成し得る。
[A1]第1支持片の基端部での第1支持片の折り返しによる第1支持片の表裏反転。
[A2]第1支持片の基端部での第1支持片の折り返しによる第1支持片の回転。
また、引出片と第2支持片とが第1方向に延びる。引出片の基端部と第2支持片の基端部とは、第2折り返し部に繋げられる。引出片、第2支持片、および第2折り返し部は、1つのU字状を有する。こうした線形状は、第2支持片を屈曲可能にする。[B]第2支持片は、第2支持片の基端部において屈曲し得る。線状を有した第2支持片の屈曲は、下記[B1][B2]の変形を合成し得る。
[B1]第2支持片の基端部での第2支持片の折り返しによる第2支持片の表裏反転。
[B2]第2支持片の基端部での第2支持片の折り返しによる第2支持片の回転。
ここで、可撓性配線基板が備える3つの片は、いずれも第1方向に延びる形状を有し、相互に平行に配置される。[A1]第1支持片の表裏反転と[A2]第1支持片の回転とを合成した[A]第1支持片の屈曲は、引出片の延在方向に第1支持片の延在方向を直交させ得る。[B1]第2支持片の表裏反転と[B2]第2支持片の回転とを合成した[B]第2支持片の屈曲は、引出片の延在方向に第2支持片の延在方向を直交させ得る。
結果として、[A]第1支持片の屈曲と[B]第2支持片の屈曲とは、2つのU字状を有した可撓性配線基板を1つのT字状に変形できる。そして、引出片と他の片とが相互に直交するT字状を有した可撓性配線基板と比べて、各片の延びる方向が相互に平行である分だけ、1つの原反シートのなかに多くの可撓性配線基板が面付けできる。
上記可撓性配線基板において、前記第1接着用端子は、前記第1支持片から前記引出片に向けて延びる歯端子が前記第1方向に並ぶ櫛歯状端子であり、前記第2支持片は、前記第1方向と直交する第2方向に前記第1支持片を並進させた形状を有してもよい。
[B]第2支持片の屈曲は、[B3]第2方向に延びる回転軸での第2接着用端子の表裏反転を含み得る。上述したように、[A1]第1支持片の表裏反転は、第1接着用端子の面する空間を、引出片に対する表側の空間から裏側の空間に変える。[B1]第2支持片の表裏反転は、第2接着用端子の面する空間を、引出片に対する表側の空間から裏側の空間に変える。[B1][B3]表裏反転を組み合わせた[B]第2支持片の屈曲は、2つの接着用端子が相反する方向に面するように、T字状に可撓性配線基板を変形し得る。そのため、相互に対向する2つの透明電極層に接着用端子を接着することが容易である。
ここで、[A2]第1支持片の回転は、第1支持片の延在方向を第2方向にするための回転である。[B2]第2支持片の回転は、第2支持片の延在方向を第2方向とは反対方向にするための回転である。そして、[A2]第1支持片の回転方向と、[B2]第2支持片の回転方向とは、相反する。例えば、上記構成のように、第1支持片を第2方向に並進させた形状を第2支持片が有する場合、[A2]回転後の第1支持片のなかで櫛歯が延びる方向は、[B2]回転後の第2支持片のなかで櫛歯が延びる方向とは、相反する。
この点、[B]第2支持片の屈曲が[B3]回転軸での表裏反転を含む構成であるため、T字状に変形した可撓性配線基板において、2つの櫛歯状端子は同じ方向に向けて延びる。結果として、第1接着用端子と電極端子との間の接着に関わる特性と、第2接着用端子と電極端子との間の接着に関わる特性との間の差異が抑えられる。
上記可撓性配線基板において、前記第1支持片の前記第1方向における長さと、前記第2支持片の前記第1方向における長さと、前記引出片の前記第1方向における長さと、は相互に等しくてもよい。
上記構成によれば、第1方向に相互に平行な第1支持片、第2支持片、および引出片が第1方向において相互に等しい長さを有する。これにより、1つの原反シートに複数の可撓性配線基板を面付けする際に、原反シートの利用効率を高めることが可能ともなる。
上記可撓性配線基板において、前記第1支持片は、前記第1折り返し部に繋がる第1直線状部と、前記第1直線状部に繋がり、前記第1接着用端子を支持する第1端子支持部とを備え、前記第1直線状部の幅は、前記第1端子支持部の幅よりも小さくてもよい。
上記構成によれば、第1折り返し部に繋がる第1直線状部の幅が第1端子支持部の幅よりも小さいため、[A1]第1支持片の表裏反転と、[A2]第1支持片の回転とが容易となる。
上記可撓性配線基板において、前記第2支持片は、前記第2折り返し部に繋がる第2直線状部と、前記第2直線状部に繋がり、前記第2接着用端子を支持する第2端子支持部とを備え、前記第2直線状部の幅は、前記第2端子支持部の幅よりも小さくてもよい。
上記構成によれば、第2折り返し部に繋がる第2直線状部の幅が第2端子支持部の幅よりも小さいため、[A1]第2支持片の表裏反転と、[A2]第2支持片の回転とが容易となる。
図1は、調光シートにおける透明電極端子を拡大して示す平面図である。 図2は、図1のII-II線から見た断面部である。 図3は、図1のIII-III線から見た断面部である。 図4は、可撓性配線基板の平面構造を示す平面図である。 図5は、図4のV-V線から見た断面部である。 図6は、調光シートに可撓性配線基板を接着する方法を示す工程図である。 図7は、調光シートに可撓性配線基板を接着する方法を示す工程図である。 図8は、調光シートに可撓性配線基板を接着する方法を示す工程図である。 図9は、調光ユニットにおける可撓性配線基板の配置を示す断面図である。 図10は、面付けされた可撓性配線基板の配置を示す断面図である。
可撓性配線基板、および調光ユニットを具体化した一実施形態を説明する。まず、可撓性配線基板が接着される対象である調光シートの構成を説明する。次に、可撓性配線基板の構成を説明する。そして、調光シートと、調光シートに接着された可撓性配線基板とを備える調光ユニットについて説明する。
[調光シート]
図1が示すように、調光シート10は、1つの直線方向である端辺方向DEに沿って延びる縁部10Eを備える。調光シート10は、第1透明電極シート11、第2透明電極シート21、および調光層31(図2を参照)を備える。調光層31は、第1透明電極シート11と第2透明電極シート21との間に位置する。調光シート10は、調光シート10が位置する空間を2つに区切る。調光シート10に区切られた2つの空間のうち第1透明電極シート11に接する空間が第1調光空間である。調光シート10に区切られた2つの空間のうち第2透明電極シート21に接する空間が第2調光空間である。
図2が示すように、第1透明電極シート11は、第1支持フィルム14と第1透明電極層15とを備える。第2透明電極シート21は、第2支持フィルム24と第2透明電極層25とを備える。第1透明電極層15は、第1支持フィルム14に対する第2透明電極シート21の側に配置され、かつ調光層31に接する。第2透明電極層25は、第2支持フィルム24に対する第1透明電極シート11の側に配置され、かつ調光層31に接する。第1透明電極層15と第2透明電極層25との間に位置する調光層31は、第1透明電極層15と第2透明電極層25との間に印加される電圧によって駆動される。調光シート10は、第1透明電極層15と調光層31との間に、配向層をさらに備えてもよい。また、調光シート10は、第2透明電極層25と調光層31との間に、配向層をさらに備えてもよい。
支持フィルム14,24は、それぞれ可視光を透過する光透過性、および電気的な絶縁性を有する。支持フィルム14,24を構成する材料は、有機高分子化合物、または無機高分子化合物である。有機高分子化合物の一例は、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリオレフィンからなる群から選択される少なくとも1つである。無機高分子化合物の一例は、二酸化ケイ素、酸窒化ケイ素、および、窒化ケイ素からなる群から選択される少なくとも1つである。
透明電極層15,25は、それぞれ可視光を透過する光透過性、および電気的な導電性を有する。透明電極層15,25を構成する材料の一例は、それぞれ酸化インジウムスズ、フッ素ドープ酸化スズ、酸化スズ、酸化亜鉛、カーボンナノチューブ、ポリ3,4‐エチレンジオキシチオフェンからなる群から選択される少なくとも1つである。
調光層31は、電圧の印加によって印加後の光透過率を印加前の光透過率とは異ならせる。調光層31の一例は、透明有機高分子層と液晶組成物とを備える。透明有機高分子層は、第1透明電極層15と第2透明電極層25との間に、液晶組成物によって充填される空隙を区画する。液晶組成物は、透明有機高分子層が有する空隙に充填されている。液晶組成物は液晶化合物を含む。液晶化合物の一例は、シッフ塩基系化合物、アゾ系化合物、アゾキシ系化合物、ビフェニル系化合物、ターフェニル系化合物、安息香酸エステル系化合物、トラン系化合物、ピリミジン系化合物、シクロヘキサンカルボン酸エステル系化合物、フェニルシクロヘキサン系化合物、ジオキサン系化合物からなる群から選択される少なくとも1つである。
調光層31における液晶組成物の保持型式の一例は、高分子ネットワーク型、高分子分散型、および、カプセル型から構成される群から選択されるいずれか1つである。高分子ネットワーク型は、3次元の網目状を有した透明な高分子ネットワークを備え、相互に連通した網目状の空隙のなかに液晶組成物を保持する。高分子ネットワークは、透明有機高分子層の一例である。高分子分散型は、孤立した多数の空隙を透明有機高分子層のなかに備え、高分子層に分散した空隙のなかに液晶組成物を保持する。カプセル型は、カプセル状を有した液晶組成物を透明有機高分子層のなかに保持する。なお、液晶組成物は、上述した液晶化合物以外に、透明有機高分子層を形成するためのモノマー、および二色性色素を含有してもよい。
図1に戻り、調光シート10の縁部10Eにおいて、第1透明電極シート11、および調光層31は、第1端子開口12を備える。第1端子開口12は、調光シート10の縁部10Eから調光シート10の内側に向けて広がる。第1端子開口12は、調光シート10に区切られた第1調光空間に向けて第2透明電極シート21の一部を露出させる。
縁部10Eにおいて、第2透明電極シート21、および調光層31は、第2端子開口22を備える。第2端子開口22は、調光シート10の縁部10Eから調光シート10の内側に向けて広がる。第2端子開口22は、調光シート10に区切られた第2調光空間に向けて透明電極シート21の一部を露出させる。
第1端子開口12と第2端子開口22とは、調光シート10の縁部10Eに沿って隙間を空けて並ぶ。第1端子開口12は、端辺方向DEに第2端子開口22を並進させた形状を有する。
図1では、調光シート10の厚さ方向における端子開口12,22の位置を説明する便宜上の観点から、第1透明電極シート11のなかで第2調光空間に向けて露出している部分を破線で囲う。また、第2透明電極シートのなかで第1調光空間に向けて露出している部分にドットを付す。
図2が示すように、第1透明電極層15において調光層31と面する第1電極面15Sは、第2端子開口22から縁部10Eまで広がる。第2端子開口22は、第1電極面15Sの一部である第1透明電極端子13を第1透明電極層15のなかに区切る。第1透明電極端子13は、第1電極面15Sのなかで、第2端子開口22、および調光シート10の縁部10Eによって囲まれる。
第2端子開口22は、第2透明電極シート21の一部、および調光層31の一部の切除によって形成されてもよい。あるいは、第2端子開口22は、第1透明電極シート11のなかで、第2透明電極シート21、および調光層31が予め向かい合わない部分として形成されてもよい。
第1透明電極端子13は、導電性接着材を介して可撓性配線基板に接着される。導電性接着材は、例えば、異方性導電フィルム(ACF : Anisotropic Conductive Film)、異方性導電ペースト(ACP : Anisotropic Conductive Paste)、等方性導電フィルム(ICF : Isotropic Conductive Film)、および、等方性導電ペースト(ICP : Isotropic Conductive Paste)からなる群から選択される少なくとも一種である。
図3が示すように、第2透明電極層25において調光層31と面する第2電極面23Sは、第1端子開口12から縁部10Eまで広がる。第1端子開口12は、第2透明電極層25の一部である第2透明電極端子23を第2透明電極層25のなかに区切る。第2透明電極端子23は、第2電極面23Sのなかで、第1端子開口12、および調光シート10の縁部10Eによって囲まれる。
第1端子開口12は、第1透明電極シート11の一部、および調光層31の一部の切除によって形成されてもよい。あるいは、第1端子開口12は、第2透明電極シート21のなかで、第1透明電極シート11、および調光層31と向かい合わない部分として形成されてもよい。第2透明電極端子23もまた、導電性接着材を介して可撓性配線基板に接続される。
第1透明電極端子13は、端辺方向DEに第2透明電極端子23を並進させた形状を有する。調光層31は、第1透明電極端子13が調光層31から露出するように、かつ第2透明電極端子23が調光層31から露出するように、第1透明電極層15と第2透明電極層25との間に位置する。
[可撓性配線基板]
図4が示すように、可撓性配線基板40は、1つの直線方向である第1方向D1に延びる帯状を有する。図4において、可撓性配線基板40を含む1つの面が区切る2つの空間のうち保護層40Bに接する空間が第1空間である。可撓性配線基板40を含む面が区切る2つの空間のうち絶縁基材40Aに接する空間が第2空間である。
図5が示すように、可撓性配線基板40は、1つの絶縁基材40A、1つの保護層40B、および1つの導電層40Cを備える。絶縁基材40Aの外形は、可撓性配線基板40の外形に追従する。絶縁基材40Aは、1つの樹脂製ベースシートである。導電層40Cは、絶縁基材40Aと保護層40Bとの間に位置する。絶縁基材40Aは、導電層40Cの全体を支持する。絶縁基材40Aにおいて導電層40Cの全体を支持する面は、1つの支持面40Sであり、図5における絶縁基材40Aの上面である。保護層40Bは、導電層40Cの一部を露出させるように、導電層40Cの他部を覆う。導電層40Cのなかで保護層40Bから露出する部分は、調光シート10、あるいは外部電源に接続される。
可撓性配線基板40は、フレキシブルプリント基板(FPC : Flexible Printed Circuits)である。絶縁基材40Aを構成する材料は、絶縁性を有する有機高分子化合物、あるいは絶縁性を有する無機有機複合材料である。保護層40Bを構成する材料もまた、絶縁性を有する有機高分子化合物である。絶縁基材40Aを構成する材料、保護層40Bを構成する材料の一例は、それぞれポリイミド、ポリエステルからなる群から選択される少なくとも1つである。導電層40Cを構成する材料の一例は、銅薄膜、アルミニウム薄膜、ニッケル薄膜からなる群から選択される少なくとも1つである。
[絶縁基材40A]
図4に戻り、絶縁基材40Aは、第1支持片41、第2支持片42、引出片45、第1折り返し部41C、および第2折り返し部42Cを備える。第1支持片41、第2支持片42、および引出片45は、第1方向D1に延びる。
第1支持片41における第1方向D1の基端部41Tは、第1折り返し部41Cに繋がっている。引出片45における第1方向D1の基端部は、第1折り返し部41Cに繋がっている。第1支持片41、引出片45、および第1折り返し部41Cは、第1折り返し部41Cを底部として第1方向D1に延びる1つのU字状を有する。第1折り返し部41Cは、第1方向D1と交差する方向に延びる。なお、図4に示す第1折り返し部41Cの例は、第1方向D1と直交する第2方向D2に延びる。
第2支持片42における第1方向D1の基端部42Tは、第2折り返し部42Cに繋がっている。引出片45における第1方向D1の基端部は、第2折り返し部42Cに繋がっている。第2支持片42、引出片45、および第2折り返し部42Cは、第2折り返し部42Cを底部として第1方向D1に延びる1つのU字状を有する。第2折り返し部42Cは、1つの小さいU字状を有する。第2折り返し部42Cは、第1折り返し部41Cよりも第1方向D1の反対方向に位置する。第1折り返し部41C、第2折り返し部42C、および引出片45における第1方向D1の基端部は、T字状を有している。
第1支持片41における第1方向D1の先端部41E、第2支持片42における第1方向D1の先端部42E、および引出片45における第1方向D1の先端部45Eは、第2方向D2に並ぶ。第1支持片41における第1方向D1の長さ、第2支持片42における第1方向D1の長さ、および引出片45における第1方向D1の長さは、相互にほぼ等しい。なお、第1支持片41における第1方向D1の長さは、第2支持片42における第1方向D1の長さ、および引出片45における第1方向D1の長さと異なってもよい。第2支持片42における第1方向D1の長さは、第1支持片41における第1方向D1の長さ、および引出片45における第1方向D1の長さと異なってもよい。引出片45における第1方向D1の長さもまた、第1支持片41における第1方向D1の長さ、および第2支持片42における第1方向D1の長さと異なってもよい。
第1支持片41は、導電層40Cを構成する第1接着用端子41Pを支持する。第1接着用端子41Pは、第1方向D1に並ぶ歯端子を備えた櫛歯状端子である。第2支持片42は、導電層40Cを構成する第2接着用端子42Pを支持する。第2接着用端子42Pは、第1方向D1に並ぶ歯端子を備えた櫛歯状端子である。第1接着用端子41P、および第2接着用端子42Pは、それぞれ第1空間に面している。第2接着用端子42Pは、例えば、第1方向D1と直交する第2方向D2に第1接着用端子41Pを並進させた形状を有する。
第1支持片41は、第1直線状部41W1と、第1端子支持部41W2とを備える。第1直線状部41W1は、第1支持片41における第1方向D1の基端部41Tを含む。第1直線状部41W1の基端部41Tは、第1折り返し部41Cに繋がる。第1端子支持部41W2は、第1直線状部41W1に繋がり、第1接着用端子41Pを支持する。第1端子支持部41W2に支持される第1接着用端子41Pは、第1直線状部41W1から引出片45に向けて歯端子を突き出している。第1直線状部41W1の第2方向D2における線幅W1(図5を参照)は、第1端子支持部41W2における第2方向D2の幅である櫛歯高さW2(図5を参照)よりも小さい。
第2支持片42は、第2直線状部42W1と、第2端子支持部42W2とを備える。第2直線状部42W1は、第2支持片42における第1方向D1の基端部42Tを含む。第2直線状部42W1の基端部42Tは、第2折り返し部42Cに繋がる。第2端子支持部42W2は、第2直線状部42W1に繋がり、第2接着用端子42Pを支持する。第2端子支持部42W2に支持される第2接着用端子42Pは、第2直線状部42W1から引出片45とは反対側に向けて歯端子を突き出している。第2直線状部42W1の第2方向D2における幅は、上述した線幅W1と等しい。第2端子支持部42W2における第2方向D2の幅は、上述した櫛歯高さW2と等しい。
引出片45における第1方向D1の先端部45Eは、第1電源用端子41B、および第2電源用端子42Bを支持する。第1電源用端子41Bは、引出片45、第1折り返し部41C、および第1支持片41に支持される第1導電層41Nを介して、第1接着用端子41Pに電気的に接続されている。第2電源用端子42Bは、引出片45、第2折り返し部42C、および第2支持片42に支持される第2導電層42Nを介して、第2接着用端子42Pに電気的に接続されている。
上述したように、第1支持片41、第2支持片42、および引出片45は、第1方向D1に延在し、かつ第2方向D2に並ぶ。第1折り返し部41Cは、第1支持片41の第1直線状部41W1と引出片45との間に、櫛歯高さW2の隙間を空ける。第2折り返し部42Cは、第2支持片42の第2直線状部42W1と引出片45との間に、櫛歯高さW2よりも小さい隙間を空ける。可撓性配線基板40の全体は、1つの直線状を有する。これにより、可撓性配線基板40は、引出片45と、第1支持片41、および第2支持片42とが相互に直交するT字状を有する場合と比べて、各片の延びる方向が相互に平行である分だけ、1つの原反シートのなかに多くの可撓性配線基板40を面付けできる。
上述したように、引出片45、第1支持片41、および第1折り返し部41Cは、1つのU字状を有する。こうした線形状は、[A]第1支持片41の基端部41Tにおいて屈曲し得る。第1方向D1に延びる直線と、第2方向D2に延びる直線とが形成する角度の二等分線である第1折り曲げ線41Lで第1支持片41を折り返すことは、第1支持片41において、下記[A1][A2]の変形を合成する。
[A1]第1支持片41の表裏反転。
[A2]第1支持片41の回転。
また、引出片45、第2支持片42、および第2折り返し部42Cは、1つのU字状を有する。こうした線形状は、[B]第2支持片42の基端部42Tにおいて屈曲し得る。第1方向D1に延びる直線と、第2方向D2の反対方向に延びる直線とが形成する角度の二等分線である第2折り曲げ線42LAで第2支持片42を折り返すことは、第2支持片42において、下記[B1][B2]の変形を合成する。
[B1]第2支持片42の表裏反転。
[B2]第2支持片42の回転。
さらに、[B1]第2支持片42の表裏反転、および[B2]第2支持片42の回転を経て、第2方向D2に延びる回転軸42LBで第2支持片42を回転することは、第2支持片42の変形に、下記[B3]の変形を合成する。
[B3]第2接着用端子42Pの表裏反転。
[調光ユニット]
次に、調光シート10に可撓性配線基板40を接着する方法、すなわち調光ユニットを製造する方法を説明する。以下では、第1接着用端子41Pと第2接着用端子42Pとが調光シート10に対する第2調光空間に面する状態から、可撓性配線基板40の接着がはじめられる。
図6が示すように、可撓性配線基板40が調光シート10に接着されるとき、まず、第1支持片41の基端部41Tにおいて、第1支持片41が第1折り曲げ線41Lで折り返される。[A]第1支持片41の屈曲が行われると、[A1]第1支持片41の表裏が反転し、かつ[A2]第1支持片41の延在方向が第1方向D1から第2方向D2に変わる。これにより、第1接着用端子41Pの面する空間は、第2調光空間から第1調光空間に変わる。
図7が示すように、第1支持片41の屈曲が行われると、次に、第2支持片42の基端部42Tにおいて、第2支持片42が第2折り曲げ線42LAで折り返される。[B]第2支持片42の屈曲が行われると、[B1]第2支持片42の表裏が反転し、かつ[B2]第2支持片42の延在方向が第1方向D1から第2方向D2の反対方向に変わる。これにより、可撓性配線基板40がT字状に変形する。そして、第2接着用端子42Pの面する空間は、第2調光空間から第1調光空間に変わる。
図8が示すように、第2支持片42の屈曲が行われると、次に、第2方向D2に延びる回転軸42LBで第2支持片42が回転される。これにより、第2接着用端子42Pの面する空間は、第1調光空間から第2調光空間に戻る。すなわち、第1接着用端子41Pの面する空間が、第2接着用端子42Pの面する空間と相反する。また、第1接着用端子41Pは、第2接着用端子42Pを第2方向D2に並進させた位置に配置される。そして、第1接着用端子41Pが第1透明電極端子13に接着されると共に、第2接着用端子42Pが第2透明電極端子23に接着される。
上記実施形態によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)[A]第1支持片41の屈曲と[B]第2支持片42の屈曲とは、2つのU字状を有した可撓性配線基板40を1つのT字状に変形できる。そして、引出片45と、第1支持片41、および第2支持片42とが相互に直交するT字状を有した可撓性配線基板40と比べて、各片の延びる方向が相互に平行である分だけ、1つの原反シートのなかに多くの可撓性配線基板40が面付けできる。
(2)[B1]第2折り曲げ線42LAでの表裏反転と、[B3]回転軸42LBでの表裏反転とを組み合わせた[B]第2支持片42の屈曲によって、第1接着用端子41Pと第2接着用端子42Pとが相反する方向に面する。そのため、相互に対向する2つの透明電極層15,25に別々の接着用端子41P,42Pを接着することが容易である。
(3)第2支持片42を第2方向D2に並進させた形状を第1支持片41が有する場合、[B1]第2折り曲げ線42LAでの表裏反転と、[B3]回転軸42LBでの表裏反転との組み合わせは、2つの櫛歯状端子における歯端子の延在方向を等しくする。結果として、第1接着用端子41Pと第1透明電極層15との間の接着に関わる特性と、第2接着用端子42Pと第2透明電極層25との間の接着に関わる特性との間の差異が抑えられる。
(4)第1支持片41、第2支持片42、および引出片45が、第1方向D1に延びる相互に平行な直線状を有し、かつ第1方向D1において相互に等しい長さを有する。これにより、1つの原反シートに複数の可撓性配線基板40を面付けする際に、原反シートの利用効率を高めることが可能ともなる。
(5)第1折り返し部41Cに繋がる第1直線状部41W1が有する線幅W1が、第1直線状部41W1に繋がる第1端子支持部41W2が有する櫛歯高さW2よりも小さい場合、[A]第1支持片41の屈曲が容易となる。
(6)第2折り返し部42Cに繋がる第2直線状部42W1の線幅W1が、第2直線状部42W1に繋がる第2端子支持部42W2の櫛歯高さW2よりも小さい場合、[B]第2支持片42の屈曲が容易となる。
[支持片]
・第1直線状部41W1が有する線幅W1は、第1端子支持部41W2が有する櫛歯高さW2と等しくてもよい。第2直線状部42W1の線幅W1は、第2端子支持部42W2の櫛歯高さW2と等しくてもよい。第1直線状部41W1が有する線幅は、第2直線状部42W1の線幅と異なってもよい。第1端子支持部41W2の櫛歯高さは、第2端子支持部42W2の櫛歯高さと異なってもよい。いずれの構成であっても、上記(1)~(4)に準じた効果は得られる。
なお、上述したように、第1直線状部41W1が有する線幅W1が、第1端子支持部41W2の櫛歯高さW2よりも小さい場合、第1直線状部41W1の屈曲が容易となる。また、第2直線状部42W1の線幅W1が、第2端子支持部42W2の櫛歯高さW2よりも小さい場合、第1直線状部41W1の屈曲が容易となる。第1端子支持部41W2の櫛歯高さW2が、第2端子支持部42W2の櫛歯高さW2と等しい場合、[A]第1支持片41の屈曲と[B]第2支持片42の屈曲とを経て、第2接着用端子42Pを第2方向D2に並進させた位置に第1端子支持部41W2を配置しやすい。
・第1支持片41は、2以上の第1接着用端子41Pを支持してもよいし、第2支持片42の形状と異なってもよい。第2支持片42もまた、2以上の第2接着用端子42Pを支持してもよいし、第1支持片41の形状と異なってもよい。第1接着用端子41Pの形状は、平面板状でもよいし、第2接着用端子42Pの形状と異なってもよい。第2接着用端子42Pの形状もまた、平面板状でもよいし、第1接着用端子41Pの形状と異なってもよい。いずれの構成であっても、上記(1)~(6)に準じた効果は得られる。
[屈曲]
・可撓性配線基板40は、第1空間に面する第1接着用端子41Pと、第2空間に面する第2接着用端子42Pとを備えてもよい。すなわち、屈曲前の可撓性配線基板40において、2つの接着用端子41P,42Pが第1空間に面する構成に限らず、相互に異なる空間に面する接着用端子を各空間に1つずつ備えてもよい。この場合、[B]第2支持片42の屈曲は、[B3]回転軸42LBでの表裏反転を割愛してもよい。これによれば、相互に異なる調光空間に面する透明電極端子13,23を各空間に1つずつ備える調光シート10に、[B3]回転軸42LBでの表裏反転が割愛された屈曲によって、可撓性配線基板40の接着が可能となる。
なお、1つの空間に面する電極端子を2つ備える対象に1つずつ接着用端子を接着する場合は、屈曲前の可撓性配線基板40において、1つの空間に面する接着用端子を2つ備えてもよい。これによれば、1つの空間に面する電極端子を2つ備える対象に、[B3]回転軸42LBでの表裏反転が割愛された屈曲によって、可撓性配線基板40の接着が可能となる。
・第1折り曲げ線41Lは、第1方向D1に延びる直線と、第2方向D2に延びる直線とが形成する角度の二等分線に限らず、第1方向D1と第2方向D2とに交差する方向に延びる直線でもよい。第2折り曲げ線42LAもまた、第1方向D1に延びる直線と、第2方向D2とは反対方向に延びる直線とが形成する角度の二等分線に限らず、第1方向D1と第2方向D2とに交差する方向に延びる直線でもよい。
[ユニット]
・調光ユニットは、1つの調光シート10と、当該調光シート10に接着された複数の可撓性配線基板40とを備えてもよい。この際、第1透明電極層15に接着される複数の可撓性配線基板40は、共通する1つの電位に接続され、第2透明電極層25に接着される複数の可撓性配線基板40は、共通する1つの電位に接続される。
D1…第1方向
D2…第2方向
DE…端辺方向
10…調光シート
10E…縁部
13…第1透明電極端子
15…第1透明電極層
15S…第1電極面
23…第2透明電極端子
23S…第2電極面
25…第2透明電極層
31…調光層
40…可撓性配線基板
40A…絶縁基材
40S…支持面
41…第1支持片
41W1…第1直線状部
41W2…第1端子支持部
41C…第1折り返し部
41E,42E,45E…先端部
41T,42T…基端部
41P…第1接着用端子
42…第2支持片
42C…第2折り返し部
42P…第2接着用端子
42W1…第2直線状部
42W2…第2端子支持部
45…引出片

Claims (6)

  1. 2つの接着用端子と、
    2つの前記接着用端子を支持する1つの支持面を備えた1つの絶縁基材と、
    を備える可撓性配線基板であって、
    前記絶縁基材は、
    基端部から先端部に向けて第1方向に延びる引出片と、
    第1接着用端子を支持する先端部を有し、前記第1方向に延びる第1支持片と、
    第2接着用端子を支持する先端部を有し、前記第1方向に延びる第2支持片と、
    前記引出片の基端部と前記第1支持片の基端部とを繋ぐ第1折り返し部と、
    前記引出片の基端部と前記第2支持片の基端部とを繋ぐ第2折り返し部と、を備え、
    前記引出片、前記第1支持片、および前記第1折り返し部は、前記第1折り返し部を底部とした1つのU字状を有し、
    前記引出片、前記第2支持片、および前記第2折り返し部は、前記第2折り返し部を底部とした1つのU字状を有する
    可撓性配線基板。
  2. 前記第1接着用端子は、前記第1支持片から前記引出片に向けて延びる歯端子が前記第1方向に並ぶ櫛歯状端子であり、
    前記第2支持片は、前記第1方向と直交する第2方向に前記第1支持片を並進させた形状を有する
    請求項1に記載の可撓性配線基板。
  3. 前記第1支持片の前記第1方向における長さと、
    前記第2支持片の前記第1方向における長さと、
    前記引出片の前記第1方向における長さと、は相互に等しい
    請求項1または2に記載の可撓性配線基板。
  4. 前記第1支持片は、
    前記第1折り返し部に繋がる第1直線状部と、
    前記第1直線状部に繋がり、前記第1接着用端子を支持する第1端子支持部とを備え、
    前記第1直線状部の幅は、前記第1端子支持部の幅よりも小さい
    請求項1から3のいずれか一項に記載の可撓性配線基板。
  5. 前記第2支持片は、
    前記第2折り返し部に繋がる第2直線状部と、
    前記第2直線状部に繋がり、前記第2接着用端子を支持する第2端子支持部とを備え、
    前記第2直線状部の幅は、前記第2端子支持部の幅よりも小さい
    請求項1から3のいずれか一項に記載の可撓性配線基板。
  6. 1つの直線方向である端辺方向に延びる縁部を備えた調光シートと、
    前記縁部に接着された可撓性配線基板と、を備える調光ユニットであって、
    前記調光シートは、
    第1電極面に第1透明電極端子を備える第1透明電極層と、
    第2電極面に第2透明電極端子を備える第2透明電極層と、
    前記第1透明電極端子と前記第2透明電極端子とが調光層から露出するように前記第1電極面と前記第2電極面との間に位置する調光層と、を備え、
    前記第1透明電極端子と前記第2透明電極端子とが前記縁部を構成し、かつ前記端辺方向に沿って並び、
    前記可撓性配線基板は、
    2つの接着用端子と、
    2つの前記接着用端子を支持する1つの支持面を備えた1つの絶縁基材と、を備え、
    前記絶縁基材は、
    前記端辺方向と直交する第1方向に基端部から先端部に向けて延びる引出片と、
    第1接着用端子を支持する先端部を有し、前記端辺方向に延びる第1支持片と、
    第2接着用端子を支持する先端部を有し、前記端辺方向に延びる第2支持片と、
    前記引出片の基端部と前記第1支持片の基端部とを繋ぐ第1折り返し部と、
    前記引出片の基端部と前記第2支持片の基端部とを繋ぐ第2折り返し部と、を備え、
    前記引出片、前記第1支持片、および前記第1折り返し部は、前記第1折り返し部を底部とした1つのU字状を有した状態から、前記第1支持片の基端部での前記第1支持片の折り返しによる前記第1支持片の表裏反転、および前記第1支持片の基端部での前記第1支持片の折り返しによる前記第1支持片の回転によって、前記第1支持片と前記引出片とが直交するように屈曲し、
    前記引出片、前記第2支持片、および前記第2折り返し部は、前記第2折り返し部を底部とした1つのU字状を有した状態から、前記第2支持片の基端部での前記第2支持片の折り返しによる前記第2支持片の表裏反転、および前記第2支持片の基端部での前記第2支持片の折り返しによる前記第2支持片の回転によって、前記第2支持片と前記引出片とが直交するように屈曲している
    調光ユニット。
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