JPH0422369Y2 - - Google Patents

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JPH0422369Y2
JPH0422369Y2 JP8542287U JP8542287U JPH0422369Y2 JP H0422369 Y2 JPH0422369 Y2 JP H0422369Y2 JP 8542287 U JP8542287 U JP 8542287U JP 8542287 U JP8542287 U JP 8542287U JP H0422369 Y2 JPH0422369 Y2 JP H0422369Y2
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panel
liquid crystal
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crystal panel
panels
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ELパネルと液晶パネルとを組み
合わせた表示素子に関し、特に、表示素子の密封
性を向上させるための構造に関するものである。
〔従来の技術〕
ELパネルの発光面側に透過型の液晶パネルを
配設し、前記ELパネルの発光あるいはこの発光
と周囲の光とにより液晶パネルを照明して表示を
行う表示素子は、特公昭58−9392号、同58−9393
号、同58−9394号、同61−7632号等の各公報に開
示されており、かかる表示素子は、薄い平板形状
で軽量に構成することができるという利点を有し
ているものの、これら従来例は、平面状態での使
用に限定されていた。
このため、本出願の考案者は、第4図に示すよ
うに、可撓性ELパネル1と可撓性液晶パネル1
0とを組み合わせて、曲面状態での使用をも可能
とする可撓性表示素子21を以前に提案した(出
願日昭和62年3月30日、特願昭61−72094号)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記表示素子21は、通常ELパネル1と液晶
パネル10とが同形状に形成され、両パネル1,
10を防湿フイルム20により一体的に被覆して
構成されるが、前記被覆の際、内部すなわち両パ
ネル1,10と防湿フイルム20との間に間隙G
が生じやすく、この間隙Gに空気が封止され、長
時間経過後その空気に含まれている水分により両
パネルが劣化して表示品位が低下するという問題
がある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題を解決するため、この考案は、透明電
極と背面電極との間に発光層及び誘電体層を設け
たELパネルと、このELパネルの発光面側に配設
した可撓性フイルムを基板とする透過型の液晶パ
ネルと、前記両パネルを共に被覆する防湿フイル
ムとを有し、前記ELパネルの周縁部分が前記液
晶パネルの少なくともリード引き出し個所を除く
周縁部分より外方へ若干突出しているものであ
る。
〔作用〕
ELパネルと液晶パネルとを重ね合わせた時、
周縁部分が階段状になるため、この両パネルを一
体的に被覆する防湿フイルムの周縁部分の曲げが
前記両パネルの階段状の周縁部分に沿つてなめら
かに曲げられ、前記被覆の際、内部すなわち両パ
ネルと防湿フイルムとの間に隙間が生じにくくな
る。
〔実施例〕 第1図〜第3図は、この考案の実施例を示して
おり、第4図で示した従来例の同一個所には同じ
符号を付している。
まずELパネル1は、BaTiO3等の誘電体粉末を
シアノエチルセルロース等の高分子有機バインダ
ーに分散させてペースト状とし、Al箔等の金属
反射部材から成る背面電極2上に印刷、乾燥させ
て誘電体層3を形成し、その上にZnS等の母体材
料とCu等の活性材とCl等の付活材とから成る螢
光体粉末を前記高分子有機バインダーに分散させ
てペースト状とし印刷、乾燥させて発光層4を形
成し、その上にITO等の透明導電材料を蒸着ある
いはスパツタ等の方法により内面に設けて透明電
極5としたポリエチレンテレフタレートフイルム
等の透明可撓性フイルムから成る基板6を重ねて
いる。そして、背面電極2の後面と透明電極5の
表面周縁部分に設けた銀ペースト等の導電材料か
ら成る集電体7とには、両電極2,5へ外部の電
源等の駆動回路(図示しない)から電圧を供給す
るための銅箔等の薄膜導電材料から成るリード8
が接着されている。
また液晶パネル10は、ポリエチレンテレフタ
レートフイルム等の透明可撓性フイルムから成る
一対の基板11,12の対向面にITO等の透明導
電材料を蒸着、スパツタ等の方法によりそれぞれ
設けてセグメント電極13、コモン電極14を形
成し、基板11,12の電極13,14形成面に
は物理あるいは化学的手法により両基板11,1
2で軸方向が略90度異なるよう表面処理を施し、
この基板11,12の周縁部をポリエステル系の
樹脂接着剤15にてシールし、基板11,12間
に正の誘電異方性を有するネマチツク液晶(例え
ばメルクジヤパン社製ZL−1565)16を封入
し、さらに、基板11,12の外面には基板1
1,12内面の表面処理した方向すなわち基板1
1,12内面近傍個所に位置する液晶16の分子
軸方向と平行となるよう偏光軸方向を揃えた偏光
板17,18を配設している。そして、両電極1
3,14の端部はそれぞれ基板11の周縁部分へ
引き出されて露出しており、この露出している個
所には、両電極13,14へ外部の電源等の駆動
回路(図示しない)から電圧を供給するための銅
箔等の薄膜導電材料から成るリード19が接着さ
れている。
以上のようにして構成されたELパネル1と液
晶パネル10とは、お互いの基板6,11の外面
側を背中合わせとして重ね合わせ、片面に接着剤
を用意した三フツ化塩化エチレンフイルム等の透
光性が高く水蒸気透過性の低い高分子フイルムか
ら成る厚さ約0.2mmの防湿フイルム20を、その
接着剤を用意した面をELパネル1と液晶パネル
10との外面に合わせ、その後ラミネータを用い
て加熱して熱圧着するが、こうして製作された表
示素子21は、厚さ1.5mm程度とすることが可能
である(なお、表示動作については本出願の考案
者によつて提案された前記特願昭61−72094号参
照)。
ところで、ELパネル1の周縁部分は、液晶パ
ネル10のリード19引き出し個所を除く周縁部
分より外方へ若干(望ましくは1.0〜1.5mm程度)
突出した形状となつている。
したがつて、ELパネル1と液晶パネル10と
を重ね合わせた時、周縁部分が階段状になり、こ
の両パネル1,10を一体的に被覆する防湿フイ
ルム20の周縁部分の曲げが前記両パネル1,1
0の階段状の周縁部分に沿つてなめらかに曲げら
れ、前記被覆の際、内部すなわち両パネル1,1
0と防湿フイルム20との間に隙間Gが従来例に
比べて生じにくくなる。
また、ラミネータを用いて防湿フイルム20の
周縁部分を熱圧着する際、防湿フイルム20のな
めらかな曲げによつて防湿フイルム20の周縁部
分の圧着面積が大きくなり、従来例に比べて密封
性も高まる。
よつて、長時間経過しても両パネル1,10が
水分による劣化を生じにくく、初期の表示品位を
保つことができる。
〔応用例〕
以上の実施例は、この考案の好適な例を示した
ものであり、応用例として例えば、液晶パネル1
0の液晶16の中に光の特定波長成分のみ吸収す
る性質を有する二色性色素を混入してゲストホス
ト型の液晶パネル10とすることもできる。
また、ELパネル1の基板6と液晶パネル10
の基板11とを一枚の基板として共用することも
できる。
また、前記実施例における各条件は、前記記載
したものに限定されず、同等程度の別材料にて代
替できることは言うまでもない。
〔効果〕
この考案は、透明電極と背面電極との間に発光
層及び誘電体層を設けたELパネルと、このELパ
ネルの発光面側に配設した可撓性フイルムを基板
とする透過型の液晶パネルと、前記両パネルを共
に被覆する防湿フイルムとを有し、前記ELパネ
ルの周縁部分が前記液晶パネルの少なくともリー
ド引き出し個所を除く周縁部分より外方へ若干突
出しているものであり、薄型軽量で可撓性を有
し、かつ、表示素子の内部すなわち両パネルと防
湿フイルムとの間に隙間が生じにくくなり、従来
前記隙間に空気が封止されて長時間経過後その空
気に含まれている水分により両パネルが劣化する
という問題を改善することができ、また、防湿フ
イルムのなめらかな曲げによつて防湿フイルム2
0の周縁部分の圧着面積が大きくなり密封性も高
まり、安定した表示品位を保つことのできる表示
素子を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部断面図、第
2図は同上実施例の分解斜視図、第3図は同上実
施例の要部概略断面図、第4図は従来例の要部概
略断面図である。 1……ELパネル、10……液晶パネル、20
……防湿フイルム、21……表示素子、G……隙
間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透明電極と背面電極との間に発光層及び誘電体
    層を設けたELパネルと、このELパネルの発光面
    側に配設した可撓性フイルムを基板とする透過型
    の液晶パネルと、前記両パネルを共に被覆する防
    湿フイルムとを有し、前記ELパネルの周縁部分
    が前記液晶パネルの少なくともリード引き出し個
    所を除く周縁部分より外方へ若干突出しているこ
    とを特徴とする表示素子。
JP8542287U 1987-05-30 1987-05-30 Expired JPH0422369Y2 (ja)

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JP8542287U JPH0422369Y2 (ja) 1987-05-30 1987-05-30

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JP8542287U JPH0422369Y2 (ja) 1987-05-30 1987-05-30

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JPS63194382U JPS63194382U (ja) 1988-12-14
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