JP2023068861A - 熱交換器及び給湯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝熱効率が良好で破損しにくい熱交換器及びこれを備える給湯器を提供する。【解決手段】一次熱交換器は、対向方向に対向する第1壁部及び第2壁部、第1壁部及び第2壁部の一端部同士及び他端部同士に接合される第3壁部及び第4壁部を備える中ケーシング、複数の伝熱管、接続される複数の通水管、ガイド部材を備え、第3壁部及び第4壁部は、外壁面から中ケーシングの内方に凹み、対向方向にのびる複数の凹み溝と、対応する位置に、第3壁部及び第4壁部の内壁面から中ケーシングの内方に突出し、対向方向にのびる複数の凸部を有し、複数の通水管は、複数の伝熱管より上方に配され、中ケーシングの複数の凹み溝内に取り付けられ、ガイド部材は、複数の凸部のうち少なくとも最下位に位置する凸部に固定され、第3壁部及び第4壁部の内壁面に沿って下方に流れる燃焼排気を中ケーシングの内方へとガイドする。【選択図】図7

Description

本発明は、熱交換器及び給湯器に関する。
従来、給湯器に用いられる熱交換器として、特開2020-143841号公報(下記特許文献1)に記載の一次熱交換器が知られている。この一次熱交換器は、ステンレス製であって、バーナの燃焼排気が下向きに通過する四角筒状の中ケーシングと、複数のフィンと、複数の伝熱管と、を備える。複数のフィンは、中ケーシングの下部に厚み方向とされる左右方向に間隔を空けて配されている。複数の伝熱管は、中ケーシング内の各フィンを左右方向に貫通する複数の大径管と、大径管より上方に配され、中ケーシングの前壁及び後壁の外面に取り付けられる複数の小径管と、を含んでいる。複数の小径管は、上下方向に間隔を空けて、中ケーシングの前壁及び後壁の外面から中ケーシングの内方へと凹んで形成された凹み溝に固着されている。
上記の一次熱交換器において、フィンの前後両端の外縁部には中ケーシングの前壁及び後壁に向かってのびる張り出し部が設けられている。張り出し部は、最下段の小径管の直下の前壁及び後壁に当接している。これにより、最下段の小径管の直下の前壁及び後壁の熱がフィン側に伝熱され、ある程度冷却されるようになっている。
張り出し部の上端には、突出部が左側へ折り返し形成されている。突出部は、下方に向かうにつれて中ケーシングの内側に位置する傾斜面となっている。突出部により、中ケーシングの前壁及び後壁の内面に沿って下向きに流れる燃焼排気を、中ケーシングの内方へガイドすることができる。
特開2020-143841号公報
ところで、ステンレス材は銅等と比較して伝熱性に劣るため、フィンが受け取った熱を伝熱管に伝熱させるためには、フィンの外縁部と伝熱管の外周面との距離を短くする必要がある。そうすると、上記のように、フィンの前後両端の外縁部を中ケーシングの前壁及び後壁に向かって延出して張り出し部及び突出部を設けることは、伝熱効率の観点から好ましくない。
一方で、上記の構成において張り出し部を設けない場合、最下段の小径管の直下の前壁及び後壁の熱をフィン側に伝熱することができない。また、上記の構成において突出部を設けない場合、中ケーシングの前壁及び後壁の内面に沿って下向きに流れる燃焼排気は、中ケーシングの内方へガイドされず、最下段の凹み溝より下側の前壁及び後壁と、フィンの端部との間の空間に滞留する。これらにより、最下段の凹み溝より下側の前壁及び後壁にはヒートスポットが生じやすくなる。一方、燃焼排気が滞留する部分よりも上側であって、小径管に近い前壁及び後壁は、小径管を流れる通水により冷却される。したがって、最下段の小径管より下側の前壁及び後壁において大きな温度差が生じることにより、中ケーシングの前壁及び後壁の下部にクラックが発生しやすくなる。
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、伝熱効率が良好で破損しにくい熱交換器、及びこれを備える給湯器を提供することを目的とする。
本開示の熱交換器は、互いに対向する第1壁部及び第2壁部と、前記第1壁部及び前記第2壁部の一端部同士及び他端部同士にそれぞれ接合される第3壁部及び第4壁部と、を備え、内部を燃焼排気が通過する角筒状の筐体と、前記第1壁部と前記第2壁部とが対向する対向方向を厚み方向として、前記筐体の内部かつ下部に前記対向方向に並べて配される複数のフィンと、前記筐体内の前記複数のフィンを前記対向方向に貫通する複数の伝熱管と、前記複数の伝熱管に接続される複数の通水管と、を備える熱交換器であって、さらに前記第3壁部及び前記第4壁部に固定されるガイド部材を備え、前記第3壁部及び前記第4壁部は、前記第3壁部及び前記第4壁部の外壁面から前記筐体の内方に凹むとともに、前記対向方向にのびる複数の凹み溝と、前記複数の凹み溝と対応する位置に、前記第3壁部及び前記第4壁部の内壁面から前記筐体の内方に突出するとともに、前記対向方向にのびる複数の凸部と、を有し、前記複数の通水管は、前記複数の伝熱管より上方に配され、前記筐体の前記複数の凹み溝内に取り付けられ、前記ガイド部材は、前記複数の凸部のうち少なくとも最下位に位置する前記凸部に固定され、前記第3壁部及び前記第4壁部の内壁面に沿って下方に流れる燃焼排気を前記筐体の内方へとガイドする熱交換器である。
本開示によれば、伝熱効率が良好で破損しにくい熱交換器、及びこれを備える給湯器を提供することができる。
図1は、実施形態にかかる給湯器の正面図であって、フロントカバーを省略した図である。 図2は、樹脂シート、コントローラ及び表示操作パネルを省略した給湯器の正面図である。 図3は、一次熱交換器の斜視図である。 図4は、各ヘッダの蓋部分を除いた一次熱交換器の右側面図である。 図5は、各ヘッダの蓋部分を除いた一次熱交換器の左側面図である。 図6は、図2のA-A断面図である。 図7は、図6のガイド部材の周辺を拡大した拡大図である。 図8は、繰り返し構造を一部省略したフィンの斜視図である。 図9は、左右方向に並んで配置された複数のフィンの斜視図であって、フィンの繰り返し構造を一部省略して示した図である。 図10は、左右方向に並んで配置された複数のフィンの平面図であって、フィンの繰り返し構造を一部省略して示した図である。 図11は、ガイド部材の斜視図である。 図12は、ガイド部材を長辺方向から見た図である。
以下、本開示の実施形態を列記して例示する。
(1)本開示の熱交換器は、互いに対向する第1壁部及び第2壁部と、前記第1壁部及び前記第2壁部の一端部同士及び他端部同士にそれぞれ接合される第3壁部及び第4壁部と、を備え、内部を燃焼排気が通過する角筒状の筐体と、前記第1壁部と前記第2壁部とが対向する対向方向を厚み方向として、前記筐体の内部かつ下部に前記対向方向に並べて配される複数のフィンと、前記筐体内の前記複数のフィンを前記対向方向に貫通する複数の伝熱管と、前記複数の伝熱管に接続される複数の通水管と、を備える熱交換器であって、さらに前記第3壁部及び前記第4壁部に固定されるガイド部材を備え、前記第3壁部及び前記第4壁部は、前記第3壁部及び前記第4壁部の外壁面から前記筐体の内方に凹むとともに、前記対向方向にのびる複数の凹み溝と、前記複数の凹み溝と対応する位置に、前記第3壁部及び前記第4壁部の内壁面から前記筐体の内方に突出するとともに、前記対向方向にのびる複数の凸部と、を有し、前記複数の通水管は、前記複数の伝熱管より上方に配され、前記筐体の前記複数の凹み溝内に取り付けられ、前記ガイド部材は、前記複数の凸部のうち少なくとも最下位に位置する前記凸部に固定され、前記第3壁部及び前記第4壁部の内壁面に沿って下方に流れる燃焼排気を前記筐体の内方へとガイドする熱交換器である。
このような構成によると、最下位に位置する凸部にはガイド部材が固定されるから、第3壁部及び第4壁部の内壁面に沿って下方に流れる燃焼排気を筐体の内方に向けてガイドすることができる。よって、凸部の下側の第3壁部及び第4壁部と、複数のフィンの端部との間の空間に燃焼排気が流れ込むのを防止し、凸部の下側の第3壁部及び第4壁部にヒートスポットが生じることを抑制することができる。したがって、第3壁部及び第4壁部の下部にクラックが生じることを抑制することができる。
(2)前記ガイド部材は、前記凸部の上端から下端にわたって前記凸部を覆うように固定される円弧部と、前記円弧部の下端からのびて設けられるとともに、下方に向かうほど前記筐体の内方に傾斜する第1平板部と、を備えることが好ましい。
このような構成によると、第1平板部により第3壁部及び第4壁部の内壁面に沿って下方に流れる燃焼排気を筐体の内方に向けてガイドすることができる。
また、凸部を上端から下端にわたって覆うように円弧部が凸部に固定され、凸部は通水管が取り付けられる凹み溝に対応する位置にあるから、通水管に燃焼排気の熱を効率的に伝熱させることができる。
(3)前記ガイド部材は、前記円弧部の上端から上方にのびるとともに、前記第3壁部及び前記第4壁部の内壁面に重なるように固定される第2平板部をさらに備え、前記第1平板部と前記第2平板部とは同形同大とされ、前記ガイド部材は、前記第1平板部と前記第2平板部との中間の位置と、前記円弧部の周方向中心と、を通る仮想直線に対して対称に形成されていることが好ましい。
このような構成によると、第2平板部によりガイド部材を第3壁部及び第4壁部に安定的に固定できる。
また、ガイド部材は第1平板部と第2平板部との中間の位置を通る仮想直線に対して対称に形成されているから、第1平板部と第2平板部とを入れ替えても、入れ替えない場合と同様に、ガイド部材を第3壁部及び第4壁部に固定し、かつ、燃焼排気を筐体の内方へガイドすることが可能である。よって、ガイド部材を第3壁部及び第4壁部に固定する際に、ガイド部材の向きに注意を払わなくてもよく、組み付け効率を向上させることができる。
(4)前記複数のフィンは、前記第3壁部側の端部及び前記第4壁部側の端部の上部に配されて前記第1壁部側または前記第2壁部側に向けて折り返される折り返し部を備え、前記折り返し部は、上方に向かうほど前記筐体の内方に傾斜しており、前記第1平板部の下端部は、前記折り返し部の上端部の近傍に配されていることが好ましい。
このような構成によると、折り返し部を設けることで、ガイド部材により筐体の内方へとガイドされた燃焼排気を本来燃焼排気が通過しにくいフィンの第3壁部側の端部及び第4壁部側の端部と伝熱管との間の空間に案内することができる。よって、伝熱管への伝熱効率を向上させることができる。
(5)本開示の給湯器は、バーナと、上記の熱交換器と、を備える給湯器である。
このような構成によると、伝熱効率が良好で破損しにくい熱交換器を備えた給湯器を提供することができる。
<実施形態>
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材の符号を省略する場合がある。
[給湯器の全体構造]
図1は、給湯器1を示す正面図で、フロントカバーを外した状態で示している。図2は図1の給湯器1において、樹脂シート26、コントローラ12、及び表示操作パネル13を除いた状態を示している。
給湯器1は、前面を開口した四角箱状の外ケーシング2と、外ケーシング2内に収容される内胴3と、を備える。内胴3には、上から順に、バーナ4と、一次熱交換器5(熱交換器の一例)と、二次熱交換器6と、が設けられており、給湯器1は、バーナ4の燃焼排気が上方から下方へと流れる下向き燃焼式となっている。
また、外ケーシング2内には、排気部7と、ファンユニット8と、ガス供給ユニット10と、が設けられている。排気部7は、内胴3の下部から後方へ回り込んで上向きに設けられている。ファンユニット8は、内胴3の右側方でバーナ4に連結されている。ガス供給ユニット10は、ファンユニット8の下側でファンユニット8に連結されている。ガス供給ユニット10は、ガスガバナ9を介してガス導入管11からファンユニット8へと燃料ガスを供給する。内胴3の下方右側には、電装基板を収容してなるコントローラ12が設置されている。内胴3の下方中央には、フロントカバーから露出する表示操作パネル13が設けられている。
[バーナ]
バーナ4は、燃料ガスと燃焼に必要な全ての燃焼用空気との混合気が燃焼する全一次空気式となっている。バーナ4は、上下面を開口して上下方向に所定深さを有する平面視横長矩形状の上ケーシング14を有する。上ケーシング14の上面は、上方へ突出してファンユニット8が接続されるチャンバ15によって閉塞されている。上ケーシング14の下面には、複数の炎孔が形成された図示しない炎孔板が設けられて、炎孔板の表面(下面)で混合気が燃焼可能となっている。
ファンユニット8は、平面視円形のファンケース16内に図示しないファンを備える。ファンケース16の上側中央には、ファンを回転駆動させるファンモータ17が設けられている。
[一次熱交換器]
一次熱交換器5は、ステンレス製とされている。一次熱交換器5は、図3に示すように、四角筒状の中ケーシング20(筐体の一例)と、複数のフィン21と、複数(本実施形態では、8本)の伝熱管22と、複数(本実施形態では、6本)の通水管23と、を備える。中ケーシング20はバーナ4に取り付けられ、中ケーシング20の内部には、バーナ4で発生した燃焼排気が上方から下方へと通過するようになっている(図2参照)。燃焼排気の熱は、複数の伝熱管22内を流通する湯水に伝熱されるようになっている。
図1に示すように、中ケーシング20の上側外周には、略全面に導電パターンが蛇行状に網羅されてなる帯状の樹脂シート26が巻回されて、中ケーシング20からの燃焼排気の漏洩を検知可能となっている。
図3に示すように、中ケーシング20は、左右方向(対向方向の一例)に対向する第1壁部31及び第2壁部32と、第1壁部31及び第2壁部32の一端部(前端部)同士及び他端部(後端部)同士にそれぞれ接合される第3壁部33及び第4壁部34と、を備える。本実施形態では、第1壁部31は中ケーシング20の右側の壁部であり、第2壁部32は中ケーシング20の左側の壁部である。第3壁部33は中ケーシング20の前側の壁部であり、第4壁部34は中ケーシング20の後側の壁部である。
図3及び図6に示すように、複数のフィン21(一部のみ図示)は、中ケーシング20内の下部に左右方向へ所定間隔を空けて並設されている。複数の伝熱管22は、左右方向にのびる直線状であって、中ケーシング20内の下部において前後方向に並んで配置されている。複数の伝熱管22は、各フィン21を左右方向に貫通している。図4から図6に示すように、伝熱管22の断面形状は、長径方向を上下方向とする楕円形とされている。伝熱管22の内部には、湯水の流速を調整するとともに、湯水を撹拌するための流速調整部材22Aが配されている。
図3及び図6に示すように、複数の通水管23は、複数の伝熱管22よりも上方に位置し、中ケーシング20の第3壁部33及び第4壁部34の外壁面にそれぞれ上下方向に所定間隔をおいて3本ずつ配設されている。通水管23は、左右方向にのびる直線状である。通水管23の断面形状は、円形とされている。
図6及び図7に示すように、複数の通水管23は、第3壁部33及び第4壁部34に設けられる複数の凹み溝35内に取り付けられる。凹み溝35は、第3壁部33及び第4壁部34のそれぞれに3つずつ設けられている。凹み溝35は、上下方向に間隔を空けて配され、左右方向にのびている。第3壁部33の凹み溝35は、第3壁部33の外壁面から後方に凹んでおり、第4壁部34の凹み溝35は、第4壁部34の外壁面から前方に凹んでいる。すなわち、凹み溝35は、中ケーシング20の内方に向かって凹んでいる。第3壁部33及び第4壁部34の断面図において、凹み溝35は外壁面側の円弧状の部分に対応する。
複数の凹み溝35に対応する位置に配される第3壁部33及び第4壁部34の内壁面には、複数の凸部36が左右方向にのびて設けられている。第3壁部33の凸部36は、第3壁部33の内壁面から後方に突出しており、第4壁部34の凸部36は、第4壁部34の内壁面から前方に突出している。すなわち、凸部36は、中ケーシング20の内方に向かって突出している。第3壁部33及び第4壁部34の断面図において、凸部36は内壁面側の円弧状の部分に対応する。
複数の凸部36のうち最下位に位置する凸部36より下側の第3壁部33及び第4壁部34はそれぞれ下壁部37とされ、複数の凸部36のうち最下位に位置する凸部36より上側の第3壁部33及び第4壁部34はそれぞれ上壁部38とされている。下壁部37は、上壁部38よりも中ケーシング20の内方にずれて配されており、各下壁部37の前後方向における間隔は、各上壁部38の前後方向における間隔よりも小さくなっている。
図3から図5に示すように、第1壁部31及び第2壁部32の下部には、下側ヘッダ40が取り付けられている。なお、図4及び図5においては、各ヘッダ40,42,43,45の蓋部分が省略されており、伝熱管22や通水管23と各ヘッダ40,42,43,45との接続が見やすいようにしている。
図4及び図5に示すように、下側ヘッダ40は、前後方向に隣接する2本の伝熱管22の左右の端部を接続している。これにより、複数の伝熱管22は、蛇行状に1本に繋がっている。ただし、第1壁部31の最後部の下側ヘッダ40は、最後部の伝熱管22の右端部のみに接続されている。図3に示すように、第1壁部31の最後部の下側ヘッダ40は、ジョイント筒41に接続されている。図1に示すように、ジョイント筒41は、接続管24を介して二次熱交換器6と接続される。
図4に示すように、最前部の伝熱管22の右端部は、上下に延びる前側ヘッダ42を介して、前側3本の通水管23の右端部と接続されている。
図3及び図4に示すように、第1壁部31の上部には、第1ヘッダ43が取り付けられている。第1ヘッダ43は、後側の通水管23の右端部に繋がっている。図3に示すように、第1ヘッダ43の右上部分には、ジョイント筒44が設けられている。図2に示すように、ジョイント筒44には、出湯管25が接続される。
図5に示すように、第2壁部32の上部には、第2ヘッダ45が取り付けられている。第2ヘッダ45は、前側の通水管23の左端部と、後側の通水管23の左端部と、に繋がっている。すなわち、第2ヘッダ45は、前後の3本の通水管23の左端部同士を接続する。
したがって、一次熱交換器5における湯水の流通経路は以下のようになっている。
まず、接続管24から最後部の伝熱管22に流入した湯水は、下側ヘッダ40を介して複数の伝熱管22を交互に通過しながら前方へ蛇行状に移動する。そして、最前部の伝熱管22から流出した湯水は、前側ヘッダ42を介して前側3本の通水管23へ流入し、左方へ移動した後、第2ヘッダ45を介して後側3本の通水管23へと流入し、右方へ移動する。後側3本の通水管23から流出した湯水は、第1ヘッダ43を介して出湯管25から流出することになる。
[複数のフィン]
フィン21は、前後方向に延びる横長板状の部材である。図6に示すように、フィン21には、8つの楕円状の貫通孔50が左右方向に貫通して形成されており、前後方向に間隔を空けて配されている。フィン21の貫通孔50には、伝熱管22が挿通されるようになっている。図8に示すように、フィン21の貫通孔50の内縁には、左側へ突出するバーリング部51が設けられている。フィン21は、貫通孔50の孔縁部から径方向外側に張り出してなるフランジ状の受熱部52を備える。受熱部52は、中ケーシング20内を上方から下方に流れる燃焼排気から熱を受け取り、貫通孔50に挿通された伝熱管22に熱を伝え、伝熱管22内の湯水を温める。前後方向に隣接する2つの受熱部52は、それらの下側部分において、連結部53により連結されている。
フィン21の前側(第3壁部33側)の端部及び後側(第4壁部34側)の端部にはそれぞれ端縁部54が設けられている。図6に示すように、前側の端縁部54は、第3壁部33の下壁部37の内壁面に当接するように配され、固定される。後側の端縁部54は、第4壁部34の下壁部37の内壁面に当接するように配され、固定される。
[折り返し部]
図8に示すように、フィン21の前後両端部の上部には左側(第2壁部32側)に向けて折り返された2つの折り返し部55が設けられている。前側の折り返し部55は、上方に向かうほど後方に傾斜している。後側の折り返し部55は、上方に向かうほど前方に傾斜している。すなわち、2つの折り返し部55は、上方に向かうほど中ケーシング20の内方に傾斜するように設けられている(図6参照)。
中ケーシング20内において複数のフィン21が左右方向に並べられ、伝熱管22が挿通された状態では、図9及び図10に示すように、複数のフィン21の折り返し部55が互いに重なるように配置されている。詳細には、図10に示すように、フィン21Aがフィン21Bの右方(図示上方)に隣接している場合、フィン21Aに設けられる折り返し部55の先端部(図示下側部分)がフィン21Bに設けられる折り返し部55の基端部(図示上側部分)の上に重なるようになっている。
[ガイド部材]
図6に示すように、一次熱交換器5は、中ケーシング20の内部にガイド部材60を備える。本実施形態のガイド部材60は複数の凸部36のうち最下位に位置する凸部36に固定される。図7は、第3壁部33に固定されたガイド部材60の周辺を示す図6の一部拡大図である。図7に示すように、ガイド部材60は、破線矢印A1で示すように、第3壁部33の内壁面に沿って下方に流れる燃焼排気を後方へとガイドする。同様にして、第4壁部34に固定されたガイド部材60は、燃焼排気を前方へとガイドする。すなわち、ガイド部材60により、第3壁部33及び第4壁部34の内壁面に沿って下方に流れる燃焼排気が中ケーシング20の内方へとガイドされる。
[円弧部、第1平板部]
図7に示すように、ガイド部材60は、凸部36に固定される円弧部61と、円弧部61の下端からのびて設けられる第1平板部62と、円弧部の上端からのびて設けられる第2平板部63と、を備える。円弧部61は、凸部36の上端から下端にわたって凸部36を覆うように配されている。凸部36と対応する位置には凹み溝35が設けられ、凹み溝35には通水管23が配されているから、円弧部61が燃焼排気から受け取った熱を通水管23内の湯水に伝熱しやすくなっている。第1平板部62は、下方に向かうほど中ケーシング20の内方(図7では後方)に傾斜している。よって、第1平板部62は、第3壁部33及び第4壁部34の内壁面に沿って下方に流れる燃焼排気を中ケーシング20の内方に向けてガイドする(破線矢印A1)。
本実施形態と異なり、ガイド部材60が設けられない場合には、第3壁部33及び第4壁部34の下壁部37と、複数のフィン21の前後方向の端部との間の空間S1(図7参照)に燃焼排気が流れ込み、滞留する。一次熱交換器5は比較的伝熱性に劣るステンレス製であるから、空間S1に滞留する燃焼排気の熱は、フィン21や下壁部37を通じて、伝熱管22内の湯水まで伝熱されにくく、下壁部37にヒートスポットが生じやすい。また、下壁部37のうち最下段の通水管23に近い側は通水管23を流れる通水により冷却されるが、下壁部37のうち通水管23より下側に離れた側は空間S1に流れる燃焼排気により加熱されることから、下壁部37において大きな温度差が生じる。一次熱交換器5は熱伝導性に劣るステンレス材が用いられていることから、こうした下壁部37における温度差が解消されず、下壁部37にクラックが発生する場合がある。
一方、本実施形態では、図7に示すように、ガイド部材60が設けられることにより、上記の空間S1には燃焼排気が流れ込みにくくなり、代わりに燃焼排気は中ケーシング20の内方へと導かれる(破線矢印A1)。こうして、下壁部37が加熱されるのが抑制され、下壁部37に大きな温度差が生じるのが防止される。したがって、フィン21の前後両端の外縁部と伝熱管22の距離を小さくし、フィン21と下壁部37との間に隙間が形成される場合であっても、下壁部37にヒートスポットが生じることを抑制し、クラックが発生することを抑制することができる。
また、空間S1への燃焼排気の流れ込みが抑制されるから、その分だけ伝熱効率を向上させることができる。
本実施形態では、第1平板部62の下端部62Aは、折り返し部55の上端部55Aの近傍に配されている。これにより、破線矢印A2で示すように、第1平板部62により中ケーシング20の内方へとガイドされた燃焼排気を、フィン21の端縁部54と伝熱管22との間の空間S2に案内することができる。この空間S2には、本来、燃焼排気が通過しにくい。よって、伝熱管22への伝熱効率を向上させることができる。
また、左右方向に隣接するフィン21の折り返し部55は互いに重ねられている(図10)。これにより、空間S2へと案内された燃焼排気が隣接するフィン21の間から空間S1へと流れ込むことを抑制することができる。
[第2平板部]
前記第2平板部63は、第3壁部33及び第4壁部34の上壁部38の内壁面に重なるように固定されている。第2平板部63により、ガイド部材60をより安定して中ケーシング20に取り付けることができる。
図11に示すように、ガイド部材60は長辺方向D1に長い形態とされ、短辺方向D2に略3分割されている。短辺方向D2における中央部が円弧部61とされている。円弧部61の短辺方向D2における一方の端部に第1平板部62が設けられ、円弧部61の短辺方向D2における他方の端部に第2平板部63が設けられている。第1平板部62及び第2平板部63は、同形同大の平板状とされている。ガイド部材60には、円弧部61を貫通する複数のスリット部64が形成されている。複数のスリット部64は、ガイド部材60の長辺方向D1に間隔を空けて並んでいる。
ガイド部材60は、長辺方向D1が左右方向と一致するように配され、円弧部61が凸部36を覆うように中ケーシング20に固定される。
図12に示すように、ガイド部材60は、第1平板部62と第2平板部63との中間の位置と、円弧部61の周方向中心と、を通る仮想直線VLに対して対称に形成されている。すなわち、ガイド部材60において第1平板部62と第2平板部63とは構造的に同等となっている。これにより、ガイド部材60を第3壁部33及び第4壁部34に固定する際、燃焼排気を中ケーシング20の内方にガイドする第1平板部62と、第3壁部33及び第4壁部34に固定される第2平板部63と、を見分ける必要がない。したがって、ガイド部材60の中ケーシング20への組み付け効率が向上する。
[二次熱交換器]
二次熱交換器6は、図2に示すように、中ケーシング20と連通する四角筒状の下ケーシング80を備える。図示しないが、下ケーシング80の内部には、凹凸構造を有する複数の伝熱プレートが所定間隔をおいて重ねられており、伝熱プレート間に連続する内部流路が形成されている。内部流路には、給水管81が接続される入口と、接続管24が接続される出口と、が設けられている。
排気部7は、二次熱交換器6の下ケーシング80の下面に取り付けられるドレン受け82と、ドレン受け82の後部に立設される排気ダクト83と、を備える。ドレン受け82の底部は、ドレン排出管84を介して中和器85と接続される。
排気ダクト83は、合成樹脂製であり、横長角筒状をなしている。排気ダクト83の上端の開口には、外ケーシング2の上面に突出する円筒状の排気筒部87を備えた上カバー86が接合される。
[給湯器の動作説明]
以上のように構成された給湯器1においては、器具内に通水されると、リモコン等で要求される燃焼量に応じた回転数でコントローラ12がファンモータ17を駆動させてファンを回転させる。すると、ファンユニット8では、ファンの回転数に比例した空気が吸い込まれる。同時にガス導入管11からは燃料ガスが供給され、ガスガバナ9で調圧された後、ガス供給ユニット10でファンユニット8の吸込側に設けたベンチュリーを介して空気と混合されて混合気が生成される。生成された混合気は、ファンケース16の吐出口からバーナ4のチャンバ15に吐出され、上ケーシング14内に供給されて、炎孔板の各炎孔から噴出し、図示しない点火電極によって点火されて燃焼する。
バーナ4からの燃焼排気は、一次熱交換器5の中ケーシング20で各フィン21の間を上方から下方へ通過することで、伝熱管22内を流れる湯水と熱交換し、顕熱が回収される。
このとき、ガイド部材60により第3壁部33及び第4壁部34の内壁面に沿って下方に流れる燃焼排気が中ケーシング20の内方へガイドされるから、下壁部37とフィン21の前端部及び後端部との間の空間S1に燃焼排気が流れ込みにくい。よって、下壁部37においてヒートスポットが形成されることでクラックが発生することを抑制できる。
また、空間S1に流れ込んだ燃焼排気は、伝熱管22内の湯水へと熱が伝熱され難いが、本実施形態では、空間S1への燃焼排気の流れ込みが抑制されるから、その分だけ伝熱効率を向上させることができる。
一次熱交換器5からの燃焼排気は、二次熱交換器6の下ケーシング80内で各伝熱プレートの間を通過することで、伝熱プレートの内部流路を流れる水と熱交換し、潜熱が回収される。
下ケーシング80を通過した燃焼排気は、排気部7のドレン受け82内に進入し、ドレン受け82の後部に移動して排気ダクト83内を上昇して排気筒部87から外部に排出される。二次熱交換器6で発生したドレンは、ドレン受け82内に落下し、ドレン排出管84及び中和器85を介して器具の外部へ排出される。
[実施形態の作用効果]
このように、本実施形態においては、最下位に位置する凸部36にはガイド部材60が固定されるから、第3壁部33及び第4壁部34の内壁面に沿って下方に流れる燃焼排気を中ケーシング20の内方に向けてガイドすることができる。よって、凸部36の下側の第3壁部33及び第4壁部34と、複数のフィン21の端部との間の空間S1に燃焼排気が流れ込むのを防止し、凸部36の下側の第3壁部33及び第4壁部34にヒートスポットが生じることを抑制することができる。したがって、下壁部37において最下段の通水管23に近い部分と最下段の通水管23から離れている部分とで大きな温度差が生じることを抑制することができるから、第3壁部33及び第4壁部34の下部にクラックが生じることを抑制することができる。
本実施形態では、ガイド部材60の第1平板部62は下方に向かうほど中ケーシング20の内方に傾斜しているから、第1平板部62により第3壁部33及び第4壁部34の内壁面に沿って下方に流れる燃焼排気を中ケーシング20の内方に向けてガイドすることができる。
また、凸部36を上端から下端にわたって覆うように円弧部61が凸部36に固定され、凸部36は通水管23が取り付けられる凹み溝35に対応する位置にあるから、通水管23に燃焼排気の熱を効率的に伝熱させることができる。
本実施形態では、ガイド部材60は、円弧部61の上端から上方にのびる第2平板部63をさらに備えるから、第2平板部63によりガイド部材60を第3壁部33及び第4壁部34に安定的に固定できる。
また、ガイド部材60は第1平板部62と第2平板部63との中間の位置と、円弧部61の周方向中心と、を通る仮想直線VLに対して対称に形成されているから、第1平板部62と第2平板部63とを入れ替えても、入れ替えない場合と同様に、ガイド部材60を第3壁部33及び第4壁部34に固定し、かつ、燃焼排気を中ケーシング20の内方へガイドすることが可能である。よって、ガイド部材60を第3壁部33及び第4壁部34に固定する際に、ガイド部材60の向きに注意を払わなくてもよく、組み付け効率を向上させることができる。
本実施形態では、複数のフィン21は折り返し部55を備えるから、ガイド部材60により中ケーシング20の内方へとガイドされた燃焼排気を本来燃焼排気が通過しにくいフィン21の第3壁部33側の端部及び第4壁部34側の端部と伝熱管22との間の空間S2に案内することができる。よって、伝熱管22への伝熱効率を向上させることができる。
本実施形態の給湯器1は、バーナ4と、上記の一次熱交換器5と、を備えるから、伝熱効率が良好で破損しにくい一次熱交換器5を備えた給湯器1を提供することができる。
<他の実施形態>
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態を、次のように変更してもよい。
実施形態では、一次熱交換器5及び二次熱交換器6の2つの熱交換器を備えた形態を例示したが、給湯器は、一次熱交換器のみを備えた形態であってもよい。
実施形態では、熱交換器の一例として給湯に用いられる一次熱交換器5を例示したが、風呂やセントラルヒーティング等の循環用等、他の用途の熱交換器でもよい。
なお、本開示の範囲は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1…給湯器、2…外ケーシング、3…内胴、4…バーナ、5…一次熱交換器(熱交換器)、6…二次熱交換器、7…排気部、8…ファンユニット、9…ガスガバナ、10…ガス供給ユニット、11…ガス導入管、12…コントローラ、13…表示操作パネル、14…上ケーシング、15…チャンバ、16…ファンケース、17…ファンモータ
20…中ケーシング(筐体)、21,21A,21B…フィン、22…伝熱管、22A…流速調整部材、23…通水管、24…接続管、25…出湯管、26…樹脂シート、31…第1壁部、32…第2壁部、33…第3壁部、34…第4壁部、35…凹み溝、36…凸部、37…下壁部、38…上壁部
40…下側ヘッダ、41…ジョイント筒、42…前側ヘッダ、43…第1ヘッダ、44…ジョイント筒、45…第2ヘッダ
50…貫通孔、51…バーリング部、52…受熱部、53…連結部、54…端縁部、55…折り返し部、55A…上端部
60…ガイド部材、61…円弧部、62…第1平板部、62A…下端部、63…第2平板部、64…スリット部
80…下ケーシング、81…給水管、82…ドレン受け、83…排気ダクト、84…ドレン排出管、85…中和器、86…上カバー、87…排気筒部
A1,A2…破線矢印、D1…長辺方向、D2…短辺方向、S1…凸部の下側の第3壁部及び第4壁部と、複数のフィンの端部との間の空間、S2…フィンの第3壁部側の端部及び第4壁部側の端部と伝熱管との間の空間、VL…仮想直線

Claims (5)

  1. 互いに対向する第1壁部及び第2壁部と、前記第1壁部及び前記第2壁部の一端部同士及び他端部同士にそれぞれ接合される第3壁部及び第4壁部と、を備え、内部を燃焼排気が通過する角筒状の筐体と、
    前記第1壁部と前記第2壁部とが対向する対向方向を厚み方向として、前記筐体の内部かつ下部に前記対向方向に並べて配される複数のフィンと、
    前記筐体内の前記複数のフィンを前記対向方向に貫通する複数の伝熱管と、
    前記複数の伝熱管に接続される複数の通水管と、
    を備える熱交換器であって、
    さらに前記第3壁部及び前記第4壁部に固定されるガイド部材を備え、
    前記第3壁部及び前記第4壁部は、前記第3壁部及び前記第4壁部の外壁面から前記筐体の内方に凹むとともに、前記対向方向にのびる複数の凹み溝と、前記複数の凹み溝と対応する位置に、前記第3壁部及び前記第4壁部の内壁面から前記筐体の内方に突出するとともに、前記対向方向にのびる複数の凸部と、を有し、
    前記複数の通水管は、前記複数の伝熱管より上方に配され、前記筐体の前記複数の凹み溝内に取り付けられ、
    前記ガイド部材は、前記複数の凸部のうち少なくとも最下位に位置する前記凸部に固定され、前記第3壁部及び前記第4壁部の内壁面に沿って下方に流れる燃焼排気を前記筐体の内方へとガイドする熱交換器。
  2. 前記ガイド部材は、前記凸部の上端から下端にわたって前記凸部を覆うように固定される円弧部と、前記円弧部の下端からのびて設けられるとともに、下方に向かうほど前記筐体の内方に傾斜する第1平板部と、を備える、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記ガイド部材は、前記円弧部の上端から上方にのびるとともに、前記第3壁部及び前記第4壁部の内壁面に重なるように固定される第2平板部をさらに備え、
    前記第1平板部と前記第2平板部とは同形同大とされ、
    前記ガイド部材は、前記第1平板部と前記第2平板部との中間の位置と、前記円弧部の周方向中心と、を通る仮想直線に対して対称に形成されている、請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記複数のフィンは、前記第3壁部側の端部及び前記第4壁部側の端部の上部に配されて前記第1壁部側または前記第2壁部側に向けて折り返される折り返し部を備え、
    前記折り返し部は、上方に向かうほど前記筐体の内方に傾斜しており、
    前記第1平板部の下端部は、前記折り返し部の上端部の近傍に配されている、請求項2または請求項3に記載の熱交換器。
  5. バーナと、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の熱交換器と、を備える給湯器。
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