JP2023062901A - 継手およびその製造方法 - Google Patents

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治 村岸
Osamu Murakishi
太一郎 下田
Taichiro Shimoda
晴彦 冨永
Haruhiko Tominaga
麻子 三橋
Asako Mitsuhashi
邦彦 持田
Kunihiko Mochida
翔 樋渡
Sho Hiwatari
達也 今井
Tatsuya Imai
大地 加野
Daichi Kano
健太郎 奥村
Kentaro Okumura
直人 高梨
Naoto Takanashi
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Abstract

【課題】接合状態の維持の信頼性が高い継手を提供する。【解決手段】一態様に係る継手は、第1端面を有する第1継手部材および第2端面を有する第2継手部材を含む一対の継手部材であって、第1端面と第2端面とが直接または中間材を介して間接的に材料的接合または化学的接合により接合された部分である接合部を含む一対の継手部材と、接合部に圧縮応力が生じるように、第1継手部材および第2継手部材に対して外力を付与するように構成された外力付与構造と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、継手およびその製造方法に関する。
部材同士をつなぐ継手は、例えば液化天然ガスや液化水素などの低温流体を通流させる配管など、様々な分野で使用される(例えば特許文献1参照)。
国際公開2013/076884号公報
継手として、接合状態の維持の信頼性の高いものが望まれる。
そこで、本開示は、接合状態の維持の信頼性が高い継手およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る継手は、第1端面を有する第1継手部材および第2端面を有する第2継手部材を含む一対の継手部材であって、前記第1端面と前記第2端面とが直接または中間材を介して間接的に材料的接合または化学的接合により接合された部分である接合部を含む一対の継手部材と、前記接合部に圧縮応力が生じるように、前記第1継手部材および前記第2継手部材に対して外力を付与するように構成された外力付与構造と、を備える。
また、本開示の一態様に係る継手の製造方法は、金属製の第1板および金属製の第2板を含み、前記第1板と前記第2板との間に、前記第1板および前記第2板が直接または中間材を介して間接的に材料的接合または化学的接合により接合された部分である接合部が形成されるように製作された多層板を用意し、前記接合部に圧縮応力が生じるように、前記第1継手部材および前記第2継手部材に対して外力を付与し、前記第1継手部材および前記第2継手部材に対して前記外力が付与された状態を維持する。
本開示によれば、接合状態の維持の信頼性が高い継手およびその製造方法を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る継手を備えた配管の概略断面図である。 図2は、図1に示す継手の製造手順を説明するための図であり、多層板を示す図である。 図3は、図1に示す継手の製造手順を説明するための図であり、図2に示す多層板を切削加工した状態を示す図である。 図4は、図1に示す継手の製造手順を説明するための図であり、図3に示す多層板に更に貫通孔を形成した状態を示す図である。 図5は、第2実施形態に係る継手を備えた配管の概略断面図である。 図6Aは、第3実施形態に係る継手を備えた配管の概略断面図である。 図6Bは、図6AのVIB矢視断面図である。 図7は、第4実施形態に係る継手を備えた配管の概略断面図である。 図8は、第5実施形態に係る継手の斜視図である。 図9は、第6実施形態に係る継手を備えた配管の概略断面図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る継手10Aを備えた配管1の概略断面図である。配管1は、低温流体が流れる。低温流体は、例えば、低温の液化水素または液化水素が蒸発した低温の水素ガスである。ただし、低温流体は、例えば、液化エチレンガス、液化天然ガス、液化ヘリウムやそれらが気化したガスなど別の種類の流体でもよい。配管1は、管状の第1配管2と、管状の第2配管3と、第1配管2および第2配管3を接続する継手10Aとを備える。本実施形態において、第1配管2の端部2bは、円筒状であり、第2配管3の端部3aは、円筒状である。本実施形態において、第1配管2の端部2bおよび第2配管3の端部3aの中心軸は同一直線上にある。
以下の説明において、第1配管2の端部2bおよび第2配管3の端部3aの中心軸を通る直線を、中心軸Cと称し、図面では一点鎖線で示す。また、中心軸Cに垂直な方向を径方向と定義する。また、説明の便宜上、配管1を流れる低温流体の流れ方向において継手10Aに対して第1配管2が上流側にあり、第2配管3が下流側にあるものとして説明する。すなわち、継手10Aにおいて第1配管2に近い側を上流側と定義し、第2配管3に近い側を下流側と定義する。
本実施形態において、第1配管2と第2配管3とは、互いに異なる金属により製作されている。例えば、第1配管2は、ステンレス鋼により製作されており、第2配管3は、アルミ合金により製作されている。
継手10Aは、第1配管2の下流側端部2bと第2配管3の上流側端部3aとの間に介在して第1配管2と第2配管3とを接続する配管継手である。継手10Aは、一対の継手部材である第1継手部材11と第2継手部材21とを備える。本実施形態における継手10Aは、第1継手部材11および第2継手部材21が互いに異なる種類の金属により製作された異材金属継手である。
第1継手部材11は、第1配管2と同種金属で製作されている。すなわち、本実施形態では、第1継手部材11は、ステンレス鋼により製作されている。第1継手部材11は、第1本体12と、第1本体12から径方向外方に突出する第1突出部13とを有する。第1本体12と第1突出部13とは一体的に形成されている。第1本体12は、円筒状である。第1本体12は、低温流体が流れる配管1の一部をなす。第1本体12の中心軸は、中心軸Cに一致し、中心軸Cに沿った方向に見て、第1本体12の内周面は、第1配管2の下流側端部2bの内周面と概ね同形同大である。
第1継手部材11の上流側端部11aは、第1配管2の下流側端部2bと接合される。具体的には、第1本体12の上流側端部12aと、第1配管2の下流側端部2bとが、互いに溶接により接合されている。
第1突出部13は、第1本体12の下流側端部から径方向外方に突出している。第1突出部13は、第1本体12の軸心方向に見て円環状のフランジである。
第2継手部材21は、第2配管3と同種金属で製作されている。すなわち、本実施形態では、第2継手部材21は、アルミ合金により製作されている。第2継手部材21は、第2本体22と、第2本体22から径方向外方に突出する第2突出部23とを有する。第2本体22と第2突出部23とは一体的に形成されている。第2本体22は、円筒状である。第2本体22は、低温流体が流れる配管1の一部をなす。第2本体22の中心軸は、中心軸Cに一致し、中心軸Cに沿った方向に見て、第2本体22の内周面は、第2配管3の上流側端部3aの内周面と概ね同形同大である。
第2継手部材21の下流側端部21bは、第2配管3の上流側端部3aと接合される。具体的には、第2本体22の下流側端部22bと、第2配管3の上流側端部3aとが、互いに溶接により接合されている。
第2突出部23は、第2本体22の上流側端部から径方向外方に突出している。第2突出部23は、第2本体22の軸心方向に見て円環状のフランジである。
第1継手部材11は、第2継手部材21に近い側の端面である第1端面11bを有する。第2継手部材21は、第1継手部材11に近い側の端面である第2端面21aを有する。第1端面11bと第2端面21aとは、互いに対向して配置されている。なお、第1端面11bと第2端面21aとが互いに対向するとは、それらの間に他の部材が介在する場合も含む趣旨である。本実施形態では、第1端面11bと第2端面21aとは、互いに実質的に平行である。第1端面11bおよび第2端面21aは、いずれも中心軸Cに実質的に垂直である。第1端面11bおよび第2端面21aは、いずれも平面である。ただし、第1端面11bおよび第2端面21aは、平面に限られない。例えば、第1端面11bおよび第2端面21aは、複数の突起または凹凸を有する面であってもよい。
本実施形態では、第1端面11bは、第2継手部材21に近い側の第1本体12の面と、第2継手部材21に近い側の第1突出部13の面を含む。また、第2端面21aは、第1継手部材11に近い側の第2本体22の面と、第1継手部材11に近い側の第2突出部23の面を含む。なお、後述するように、第1突出部13における第1端面11bと反対側の面は、第1被押圧面13bを構成し、第2突出部23における第2端面21aと反対側の面は、第2被押圧面23bを構成する。
継手10Aにおいて、第1継手部材11と第2継手部材21とが、材料的接合または化学的接合により互いに接合されている。具体的には、第1端面11bと第2端面21aとが中間材31を介して間接的に材料的接合または化学的接合により接合されることにより接合部30が形成されている。接合部30は、第1端面11bと中間材31の面とが材料的接合または化学的接合により接合された部分である第1接合部30aと、第2端面21aと中間材31の端面とが材料的接合または化学的接合により接合された部分である第2接合部30bを含む。
材料的接合は、複数の母材間を材料的に結合する方法である。本願明細書において、材料的接合は、冶金的接合を含み、冶金的接合は、溶接を含む。溶接は、溶融溶接いわゆる融接、加圧溶接いわゆる圧接、およびろう接などを含む。融接は、ガス溶接、アーク溶接、エレクトロスラグ溶接、電子ビーム溶接、レーザービーム溶接などを含む。圧接は、抵抗溶接、拡散接合、超音波圧接、爆発圧接、摩擦圧接、摩擦攪拌溶接(FSW;Friction Stir Welding)などを含む。ろう接は、ろう付け、はんだ付けを含む。
また、化学的接合は、複数の母材間を化学的に結合する方法である。本願明細書において、化学的接合は、接着剤を媒介とする結合を含む。接着剤は、液体状の接着剤と、両面テープなどの固体状の接着剤を含む。
本実施形態では、材料的接合の一例として、爆発圧接、いわゆる爆着により第1継手部材11と第2継手部材21とが接合されて接合部30が形成された継手10Aが説明される。第1継手部材11と第2継手部材21との間に、中間材31が配置されている。中間材31は、中心軸Cに沿った方向に見て、第1端面11bや第2端面21aと同形同大の環状の板部材である。中間材31は、チタン、ニッケル、銀などの1以上の種類の金属を張り合わせた金属板により構成される。中間材31の一方主面と第1端面11bとが爆着されることにより第1接合部30aが形成されている。中間材31の他方主面と第2端面21aとが爆着されることにより第2接合部30bが形成されている。
また、継手10Aは、外力付与構造40を備える。外力付与構造40は、接合部30に圧縮応力が生じるように第1継手部材11および第2継手部材21に対して外力を付与するように構成されている。外力付与構造40は、第1継手部材11および第2継手部材21が互いに押圧するように外力を付与する。より詳しくは、第1継手部材11に対しては、第2継手部材21に向かう方向に外力を付与し、第2継手部材21に対しては、第1継手部材11に向かう方向に外力を付与する。
本実施形態では、外力付与構造40は、第1継手部材11および第2継手部材21が中間材31を介して互いに押圧する方向に第1継手部材11および第2継手部材21に対して外力を付与する。
外力付与構造40は、第1端面11bおよび第2端面21aに交差する方向(以下、「交差方向」と称する)に第1突出部13と第2突出部23とを一緒に挟持することにより、第1継手部材11および第2継手部材21に対して外力を付与するように構成されている。交差方向は、第1端面11bおよび第2端面21aに垂直な方向だけでなく、当該垂直方向から僅差のずれを有する実質的に垂直な方向も含み得る。例えば、交差方向は、中心軸Cに平行な方向である。
外力付与構造40は、第1押圧部と、第2押圧部と、接続部とを含む。第1押圧部は、第1突出部11に対して第2突出部21が位置する側とは反対側に配置される。第1押圧部は、第1突出部11を交差方向に押圧する。第1押圧部は、第1突出部13の第1被押圧面13bを直接または間接的に交差方向に押圧する。第2押圧部は、第2突出部21に対して第1突出部11が位置する側とは反対側に配置される。第2押圧部は、第2突出部21を押圧する。第2押圧部は、第2突出部23の第2被押圧面23bを直接または間接的に押圧する。接続部は、第1押圧部と第2押圧部とを交差方向に接続する。接続部は、交差方向に延在する。接続部は、第1押圧部と第2押圧部とを交差方向に接続する。
本実施形態では、外力付与構造40は、複数のボルト41および複数のナット42を含む。ボルト41およびナット42は、第1継手部材11および第2継手部材21が互いに押圧する方向に第1突出部13と第2突出部23とを一緒に挟持する。なお、本実施形態では、ボルト41の頭部41aが、上記の第1押圧部に対応し、ナット42が、上記の第2押圧部に対応し、ボルト41の軸部41bが、上記の接続部に対応している。
具体的には、第1突出部13は、中心軸Cに平行な方向に当該第1突出部13を貫通する複数の第1孔15を有する。複数の第1孔15は、周方向に互いに間隔をあけて配置されている。第2突出部23は、中心軸Cに平行な方向に当該第2突出部23を貫通する複数の第2孔25を有する。複数の第2孔25は、周方向に互いに間隔をあけて配置されている。中間材31は、中心軸Cに平行な方向に当該中間材31を貫通する複数の第3孔32を有する。複数の第3孔32は、周方向に互いに間隔をあけて配置されている。
第1孔15、第2孔25および第3孔32は、互いに対応する位置にある。つまり、第1孔15、第2孔25および第3孔32は、中心軸Cに平行な同一直線上にある。第1孔15、第2孔25および第3孔32により、1つの貫通孔43が構成されている。すなわち、継手10Aは、中心軸Cを中心に周方向に間隔をあけて並ぶ複数の貫通孔43を有している。ボルト41の軸部41bが貫通孔43の一方から挿入され、貫通孔43の他方から突き出たボルト41の軸部41bにナット42が螺合される。ボルト41の頭部41aが、第1突出部13における第1被押圧面13bに当接し、ナット42が第2被押圧面23bに当接しており、ボルト41の頭部41aとナット42とに挟まれることで、第1突出部13、中間材31、第2突出部23に外力が付与されている。
図2乃至4を参照して、継手10Aの製造方法を説明する。まず図2に示すように、多層板100を用意する。多層板100は、より詳しくは、第1配管2と同種金属で製作された第1板101と、第2配管3と同種金属で製作された第2板102と、第1配管2および第2配管3とは異なる種類の1以上の金属で製作された中間板103とを用意し、これら第1板101、第2板102、中間板103を用いて、第1板101と第2板102との間に中間板103が介在した多層板100を材料的接合により製作する。中間板103は、上記の中間材31に対応する金属板である。
次に、図3に示すように、多層板100を切削加工することにより、第1配管2と第2配管3の形状に合う管部201と、管部201の径方向外方に突出するフランジ部202を有する中間製品200を製作する。フランジ部202は、第1板101、第2板102、中間板103を含むように、言い換えれば、第1板101と中間板103との接合部および第2板102と中間板103との接合部を含むように形成する。
次に、これら接合部に圧縮応力が生じるように、中間製品200の厚み方向に外力を付与し、中間製品200に対して当該外力が付与された状態を維持する。具体的には、図4に示すように、中間製品200のフランジ部202に、厚み方向に貫通する複数の貫通孔43を形成する。複数の貫通孔43は、周方向に間隔をあけて形成する。貫通孔43は、例えばドリル加工により形成する。各貫通孔43は、ボルト41の軸部41bが通過可能で且つボルト41の頭部41aおよびナット42が通過不能な大きさである。第1板101側から各貫通孔43にボルト41の軸部41bを挿入し、第2板102側から各貫通孔43を通って突き出た軸部41bにナット42を螺合する。第1板101、中間板103および第2板102が互いに押圧するようにボルト41またはナット42を締める。なお、図4では簡略化のため、ボルト41とナット42を1つずつ示す。こうして、継手10Aが完成する。
以上に説明したように、本実施形態に係る継手10Aによれば、外力付与構造40により付与される外力によって、接合部30に圧縮応力が生じる。このため、継手10Aが液化水素に接触することにより第1継手部材11および第2継手部材21の各々が熱収縮した場合でも、第1端面11bと第2端面21aとを互いに離す方向の応力が接合部30にかかることを抑制できる。このため、接合部30である第1接合部30aと第2接合部30bの接合状態を強固にすることができる。
また、本実施形態では、第1継手部材11および第2継手部材21がそれぞれ第1突出部13および第2突出部23を有するため、第1突出部13および第2突出部23を一緒に挟持するというシンプルな構成で接合部30に圧縮応力が生じた状態を実現できる。また、本実施形態では、接合部30に圧縮応力が生じた状態を、ボルト41とナット42というシンプルな構成により実現できる。また、ボルト41が挿通される貫通孔43は、第1接合部30aおよび第2接合部30bを貫通するように形成されている。従って、ボルト41およびナット42による外力付与を、接合部30である第1接合部30aおよび第2接合部30bに伝えやすい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る継手10Bについて、図5を参照して説明する。なお、第2実施形態および後述の第3乃至第6実施形態について、第1実施形態と異なる部分を主に説明し、第1実施形態と共通または対応する要素については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、外力付与構造40が、更に複数の応力調整部44を備える。応力調整部44は、低温流体との接触により継手10Bが熱収縮する際に、接合部30に生じる圧縮応力が低下するのを抑制するためのものである。応力調整部44は、外力付与構造40における第1押圧部および第2押圧部により、第1突出部13および第2突出部23とともに挟まれる。つまり、応力調整部44は、第1押圧部と第1突出部13(より詳しくは第1被押圧面13b)との間に交差方向に挟まれる、または、第2押圧部と第2突出部23(より詳しくは第2被押圧面23b)との間に交差方向に挟まれる。
また、応力調整部44の線膨張係数は、外力付与構造40の接続部の線膨張係数と異なる。具体的には、応力調整部44は、外力付与構造40の接続部、第1突出部13および第2突出部23が熱収縮する際に、接合部30に生じる圧縮応力が低下するのを抑制するように熱収縮する線膨張係数と前記交差方向(本例では中心軸Cに平行な方向)における長さを有する。例えば、応力調整部44は、前記交差方向(本例では中心軸Cに平行な方向)における外力付与構造40の接続部の熱収縮量よりも、第1突出部13と中間材31と第2突出部23と応力調整部44の熱収縮量の総和の方が小さくなるように熱収縮する線膨張係数および前記交差方向(本例では中心軸Cに平行な方向)における長さを有する。
本実施形態では、応力調整部44は、第1押圧部であるボルト41の頭部41aと、第2押圧部であるナット42とにより、第1突出部13および第2突出部23とともに挟まれる。また、本実施形態では、図5に示すように、応力調整部44は、第1被押圧面13b上に配置される。また、本実施形態では、応力調整部材44は、接続部であるボルト41の軸部41bを挿通させる孔を有する管状体である。応力調整部44は、第1突出部13とボルト41の頭部との間の代わりにまたは加えて、第2突出部23とナット42との間に配置されてもよい。
本実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、応力調整部44は、ボルト41の軸部41b、第1突出部13および第2突出部23が熱収縮する際に、接合部30に生じる圧縮応力が低下するのを抑制するように熱収縮する線膨張係数と前記交差方向における長さとを有する。これにより、継手10Bが、低温流体と接触する前の状態である常温状態から、低温流体と接触した後の状態である低温状態となったときに、接合部30に生じる圧縮応力が低下するのを抑制することができる。
なお、継手10Bは、高温流体が流れる配管の継手として使用されてもよい。この場合、応力調整部44は、高温流体との接触により継手10Bが熱膨張する際に、材料的接合部30に生じる圧縮応力が低下するのを抑制してもよい。応力調整部44は、外力付与構造40の接続部、第1突出部13および第2突出部23が熱膨張する際に、接合部30に生じる圧縮応力が低下するのを抑制するように熱膨張する線膨張係数と長さを有してもよい。例えば、応力調整部44は、前記交差方向(本例では中心軸Cに平行な方向)における外力付与構造40の接続部の熱膨張量よりも第1突出部13と中間材31と第2突出部23と応力調整部44の熱膨張量の総和の方が大きくなるように熱膨張する線膨張係数および前記交差方向(本例では中心軸Cに平行な方向)における長さを有してもよい。これにより、継手10Bが、高温流体と接触する前の状態である常温状態から、高温流体と接触した後の状態である高温状態となったときに、接合部30に生じる圧縮応力が低下するのを抑制することができる。
<第3実施形態>
図6Aは、第3実施形態に係る継手を備えた配管の概略断面図である。図6Bは、図6AのVIB矢視断面図である。本実施形態では、第1被押圧面13bが、第1本体12から離れるほど第1端面11bに近づくように傾斜した第1テーパ面45を含む。また、第2被押圧面23bが、第2本体22から離れるほど第2端面21aに近づくように傾斜した第2テーパ面46を含む。また、本実施形態では、外力付与構造50は、第1突出部13、中間材31および第2突出部23を、径方向に締め付ける環状クランプである。外力付与構造50である環状クランプは、周方向に複数に分割された断面視凹状の分割体51を含み、これら分割体51が連結具52で連結されている。
分割体51は、第1突出部13および第2突出部23を一緒に挟持する。各分割体51が、第1テーパ面45に当接する第1押圧部53、第2テーパ面46に当接する第2押圧部54、第1押圧部53と第2押圧部54とを接続する接続部55を含む。外力付与構造50は、第1押圧部53を第1テーパ面45に径方向内方に押し付け、且つ、第2押圧部54を第2テーパ面46に径方向内方に押し付けた状態で、第1突出部13および第2突出部23に対して固定される。つまり、連結具52により各分割体51が第1テーパ面45および第2テーパ面46を径方向内方に押圧した状態で、各分割体51が第1継手部材11および第2継手部材21に対して固定される。これにより、接合部30に圧縮応力が生じる。
本実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、接合部30に圧縮応力が生じた状態を、第1突出部13、中間材31および第2突出部23を径方向に締め付けるシンプルな構成により実現できる。なお、図6Bに示された分割体51の数や連結具52の数や構成は、一例にすぎない。分割体51に対して他の分割体51が回動可能に連結されてもよいし、平行移動可能に連結されていてもよい。
<第4実施形態>
図7は、第4実施形態に係る継手10Dを備えた配管の概略断面図である。図7に示すように、外力付与構造60は、第1実施形態および第2実施形態と同様に、第1押圧部としての頭部61aおよび接続部としての軸部61bを有するボルト61と、ボルト61の軸部61bに螺合されるナット62を含む。また、外力付与構造60は、第1突出部13と第2突出部23とを交差方向に挟む部材63,64を備える。部材63,64は、それぞれ、例えば、中心軸Cに沿った方向に見て環状部材である。本実施形態では、第1実施形態および第2実施形態と異なり、ボルト61が挿通する貫通孔が、第1突出部13と第2突出部23に形成される代わりに、部材63,64にそれぞれ孔63a,64aが形成されている。これら孔63a,64aは、第1突出部13の外周縁および第2突出部23の外周縁より径方向外側に配置されている。孔63a,64aを挿通するようにボルト61を通し、ボルト61とナット62とで、部材63,64をさらに挟持してもよい。
なお、第1押圧部と第1突出部13との間に挟まれた部材63および第2押圧部と第2突出部23との間に挟まれた部材64の一方または双方は、接続部である軸部61b、第1突出部13および第2突出部23が熱収縮(または熱膨張)する際に、接合部30に生じる圧縮応力の変化を抑制するように熱収縮(または熱膨張)する線膨張係数と交差方向における長さを有してもよい。この場合、部材63,64の一方または双方は、継手10Dが熱膨張または熱収縮する際に接合部30に生じる圧縮応力が低下するのを抑制する応力調整部として機能し得る。
<第5実施形態>
図8は、第5実施形態に係る継手10Eの斜視図である。図8に示すように、第1継手部材11の第1突出部16と第2継手部材21の第2突出部26とが互いに離間してもよい。すなわち、第1突出部16は、複数の第1孔18を有し、第2突出部26は、複数の第1孔18にそれぞれ対応する複数の第2孔28を有する。外力付与構造70は、第1孔18および第2孔28を挿通するボルト71と、ボルト71に螺合されるナット72とを含む。
また、ボルト71は、その軸部の延在方向が、中心軸Cに平行となるように配置される代わりに、各ボルト71を、中心軸Cに対して交差する方向に延在させてナット72と締結してもよい。この場合、ねじれ方向の荷重に対して強固な継手を実現できる。
<第6実施形態>
図9は、第6実施形態に係る継手10Fを備えた配管の概略断面図である。本実施形態の外力付与構造80は、周方向に複数に分割された分割体81により、各分割体81は断面視凹状の内周面を有し、焼き嵌めまたは冷やし嵌めによって、当該凹状の内周面に第1突出部13および第2突出部23が嵌まり込んでいる。こうして、外力付与構造80は、第1突出部13および第2突出部23を挟持し、これにより接合部30に圧縮応力が生じる。すなわち、分割体81は、第1突出部13および第2突出部23を一緒に挟持する。なお、分割体81の数や形状は、一例にすぎない。複数の分割体81は、周方向に連なっていなくてもよく、周方向に互いに間隔をあけて並んでいてもよい。
<その他の実施形態>
本開示は前述した実施形態に限定されるものではなく、その構成を変更、追加、又は削除することができる。
また、上記実施形態では、第1継手部材と第2継手部材とは、互いに異なる種類の金属で製作されていたが、第1継手部材と第2継手部材とは、互いに同じ種類の金属で製作されていてもよい。また、第1継手部材と第2継手部材との間には、中間材は介在していてもよいし介在していなくてもよい。つまり、第1継手部材と第2継手部材とが互いに直接的に材料的接合により接合されていてもよい。
また、上記実施形態では、第1継手部材11は、ステンレス鋼により製作され、第2継手部材21は、アルミ合金により製作されたが、第1継手部材、第2継手部材の材料はこれに限定されない。また、その他の継手を構成する要素の材料についても、上記実施形態で説明されたものに限定されない。また、継手の製造方法も、図2乃至4を参照して説明された方法に限定されるものではない。
応力調整部の材質および接続部の材質、並びに、交差方向における応力調整部の長さおよび交差方向における接続部の長さは、特に制限されず、継手が常温状態から低温状態となったときに、接合部に生じる圧縮応力の変化を抑制することができるよう適宜選択される。例えば第2実施形態において、応力調整部44は、第1被押圧面13bまたは第2被押圧面23b上における各貫通孔43の周りに配置された、スリーブのような管状体でもよいし、ナットのような環状体でもよい。複数の貫通孔43に対して1つの応力調整部44が配置されてもよい。例えば応力調整部44は、複数の貫通孔43にそれぞれ対応する複数の孔を有する、第1被押圧面13bまたは第2被押圧面23bを覆う1つの環状部材でもよい。また、第4実施形態において、応力調整部を構成する別の部材が、ボルト61の頭部61aと部材63との間、または、ナット62と部材64との間に配置されてもよい。
また、上記実施形態では、低温流体が流れる配管に使用される継手が説明されたが、配管を流れる流体は、低温流体でなくてもよく、高温流体でもよい。継手が、低温流体が流れる配管継手であり、且つ、外力付与構造における接続部の線膨張係数が、第1突出部および第2突出部の線膨張係数のうちの小さい方の値以下である場合、応力調整部は、前記接続部の線膨張係数より小さい線膨張係数と必要長さを有していればよい。これにより、継手が、低温流体と接触する前の状態である常温状態から、低温流体と接触した後の状態である低温状態となったときに、接合部に生じる圧縮応力が低下するのを抑制することができる。また、継手が、高温流体が流れる配管継手であり、且つ、外力付与構造における接続部の線膨張係数が、第1突出部および第2突出部の線膨張係数のうちの大きい方の値以上である場合、応力調整部は、接続部の線膨張係数より大きい線膨張係数と必要長さを有していればよい。これにより、継手が、高温流体と接触する前の状態である常温状態から、高温流体と接触した後の状態である高温状態となったときに、接合部に生じる圧縮応力が低下するのを抑制することができる。さらに、応力調整部の線膨張係数と交差方向における長さは、接続部の線膨張係数などだけでなく別の要素も考慮して設定されてもよい。例えば応力調整部の線膨張係数は、中間材の熱ひずみを考慮して設定されてもよく、これにより、接合部に生じる圧縮応力の低下をより抑制することができる。
また、上記第1乃至第6実施形態における継手は、適宜組み合わせ可能である。また、本発明の継手は、配管以外の任意の継手構造にも適用可能である。
本開示の一態様に係る継手は、第1端面を有する第1継手部材および第2端面を有する第2継手部材を含む一対の継手部材であって、前記第1端面と前記第2端面とが直接または中間材を介して間接的に材料的接合または化学的接合により接合された部分である接合部を含む、一対の継手部材と、前記接合部に圧縮応力が生じるように、前記第1継手部材および前記第2継手部材に対して外力を付与するように構成された外力付与構造と、を備える。なお、中間材を介さず第1端面と第2端面とが互いに当接して接合される場合、接合部は、前記第1端面と前記第2端面とが材料的接合により接合されて形成された部分であり、また、中間材を介して第1端面と第2端面とが間接的に連結される場合、接合部は、前記第1端面と前記中間材の面とが材料的接合により接合されて形成された部分と前記第2端面と前記中間材の面とが材料的接合により接合されて形成された部分とを含む。
上記の構成によれば、外力付与構造により付与される外力によって、接合部に圧縮応力が生じる。このため、例えば継手が低温流体に接触することにより第1継手部材および第2継手部材の各々が熱収縮した場合でも、第1端面と第2端面とを引き離す方向の応力が接合部にかかることを抑制できる。このため、接合部の接合状態をより強固にすることができる。従って、接合状態の維持の信頼性が高い継手を提供することができる。
上記の継手は、前記第1継手部材および前記第2継手部材が互いに異なる種類の金属により製作された異材金属継手であってもよい。一般的に、異種金属同士の接合強度を高めることは難しい。上記構成によれば、異種金属同士の材料的接合により接合された部分の接合強度を高めることができ、好適である。
上記の継手において、前記第1端面および前記第2端面は、互いに対向して配置されており、前記第1継手部材は、前記第1端面の少なくとも一部を含む第1本体と、前記第1端面に沿った方向に前記第1本体から突出する第1突出部と、を含み、前記第2継手部材は、前記第2端面の少なくとも一部を含む第2本体と、前記第2端面に沿った方向に前記第2本体から突出する第2突出部と、を含み、前記外力付与構造は、前記第1端面および前記第2端面に交差する交差方向に前記第1突出部と前記第2突出部とを一緒に挟持することにより前記第1継手部材および前記第2継手部材に対して前記外力を付与するように構成されてもよい。上記構成によれば、第1突出部および第2突出部を一緒に挟持するというシンプルな構成で接合部に圧縮応力が生じた状態を実現できる。
上記の継手において、前記第1突出部は、第1孔を有し、前記第2突出部は、第2孔を有し、前記外力付与構造は、前記第1突出部に対して前記第2突出部が位置する側とは反対側に配置された頭部、および、前記頭部から前記交差方向に延び、前記第1孔および前記第2孔の双方を挿通する軸部を有するボルトと、前記第2突出部に対して前記第1突出部が位置する側とは反対側に配置され、前記ボルトの前記軸部に螺合されるナットとを含んでもよい。上記構成によれば、接合部に圧縮応力が生じた状態を、ボルトとナットというシンプルな構成により実現できる。
上記の継手において、前記外力付与構造は、前記第1突出部に対して前記第2突出部が位置する側とは反対側に配置され、前記第1突出部を押圧する第1押圧部と、前記第2突出部に対して前記第1突出部が位置する側とは反対側に配置され、前記第2突出部を押圧する第2押圧部と、前記第1押圧部と前記第2押圧部とを交差方向に接続する接続部と、前記第1押圧部と前記第1突出部との間または前記第2押圧部と前記第2突出部との間に配置され、前記接続部、前記第1突出部および前記第2突出部が熱膨張または熱収縮する際に、前記接合部に生じる圧縮応力が低下するのを抑制するように熱膨張または熱収縮する線膨張係数と前記交差方向における長さとを有する応力調整部と、を含んでもよい。上記構成によれば、低温流体と接触する前の状態である常温状態から、低温流体と接触した後の状態である低温状態となったときに、接合部に生じる圧縮応力が低下するのを抑制することができる。
上記の継手は、低温流体が流れる第1配管および第2配管を接続する配管継手であり、前記第1継手部材は、前記第1配管と同種金属で製作されており、前記第2継手部材は、前記第2配管と同種金属で且つ前記第1配管と異種金属で製作されてもよい。
また、本開示の一態様に係る継手の製造方法は、金属製の第1板および金属製の第2板を含み、前記第1板と前記第2板との間に、前記第1板および前記第2板が直接または中間材を介して間接的に材料的接合により接合された部分である接合部が形成されるように製作された多層板を用意し、前記接合部に圧縮応力が生じるように、前記第1継手部材および前記第2継手部材に対して外力を付与し、前記第1継手部材および前記第2継手部材に対して前記外力が付与された状態を維持することを特徴とする。
1 :配管
2 :第1配管
3 :第2配管
10A,10B,10C,10D,10E,10F :継手
11 :第1継手部材
11b :第1端面
12 :第1本体
13,16 :第1突出部
13b :第1被押圧面
14,17 :第1接合部
15,18 :第1孔
21 :第2継手部材
21a :第2端面
22 :第2本体
23,26 :第2突出部
23b :第2被押圧面
24,27 :第2接合部
25,28 :第2孔
30 :接合部
30a :第1接合部
30b :第2接合部
31 :中間材
40,50,60,70,80 :外力付与構造
41,61,71 :ボルト
41a,61a :頭部
41b,61b :軸部
42,62,72 :ナット
43 :貫通孔
44 :応力調整部
100 :多層板
101 :第1板
102 :第2板
103 :中間板

Claims (7)

  1. 第1端面を有する第1継手部材および第2端面を有する第2継手部材を含む一対の継手部材であって、前記第1端面と前記第2端面とが直接または中間材を介して間接的に材料的接合または化学的接合により接合された部分である接合部を含む、一対の継手部材と、
    前記接合部に圧縮応力が生じるように、前記第1継手部材および前記第2継手部材に対して外力を付与するように構成された外力付与構造と、を備える、継手。
  2. 前記継手は、前記第1継手部材および前記第2継手部材が互いに異なる種類の金属により製作された異材金属継手である、請求項1に記載の継手。
  3. 前記第1端面および前記第2端面は、互いに対向して配置されており、
    前記第1継手部材は、前記第1端面の少なくとも一部を含む第1本体と、前記第1端面に沿った方向に前記第1本体から突出する第1突出部と、を含み、
    前記第2継手部材は、前記第2端面の少なくとも一部を含む第2本体と、前記第2端面に沿った方向に前記第2本体から突出する第2突出部と、を含み、
    前記外力付与構造は、前記第1端面および前記第2端面に交差する交差方向に前記第1突出部と前記第2突出部とを一緒に挟持することにより前記第1継手部材および前記第2継手部材に対して前記外力を付与するように構成される、請求項1または2に記載の継手。
  4. 前記第1突出部は、第1孔を有し、
    前記第2突出部は、第2孔を有し、
    前記外力付与構造は、前記第1突出部に対して前記第2突出部が位置する側とは反対側に配置された頭部、および、前記頭部から前記交差方向に延び、前記第1孔および前記第2孔の双方を挿通する軸部を有するボルトと、前記第2突出部に対して前記第1突出部が位置する側とは反対側に配置され、前記ボルトの前記軸部に螺合されるナットとを含む、請求項3に記載の継手。
  5. 前記外力付与構造は、
    前記第1突出部に対して前記第2突出部が位置する側とは反対側に配置され、前記第1突出部を押圧する第1押圧部と、
    前記第2突出部に対して前記第1突出部が位置する側とは反対側に配置され、前記第2突出部を押圧する第2押圧部と、
    前記第1押圧部と前記第2押圧部とを前記交差方向に接続する接続部と、
    前記第1押圧部と前記第1突出部との間または前記第2押圧部と前記第2突出部との間に配置され、前記接続部、前記第1突出部および前記第2突出部が熱膨張または熱収縮する際に、前記接合部に生じる圧縮応力が低下するのを抑制するように熱膨張または熱収縮する線膨張係数と前記交差方向における長さとを有する応力調整部と、を含む、請求項3または4に記載の継手。
  6. 前記継手は、低温流体が流れる第1配管および第2配管を接続する配管継手であり、
    前記第1継手部材は、前記第1配管と同種金属で製作されており、
    前記第2継手部材は、前記第2配管と同種金属で且つ前記第1配管と異種金属で製作されている、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の継手。
  7. 金属製の第1板および金属製の第2板を含み、前記第1板と前記第2板との間に、前記第1板および前記第2板が直接または中間材を介して間接的に材料的接合または化学的接合により接合された部分である接合部が形成されるように製作された多層板を用意し、
    前記接合部に圧縮応力が生じるように、前記第1継手部材および前記第2継手部材に対して外力を付与し、前記第1継手部材および前記第2継手部材に対して前記外力が付与された状態を維持する、継手の製造方法。
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