JP2023057944A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】帳票又は申請書類等の作成における入力作業の簡素化を実現する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】ローコード開発Webサーバ装置装置2において、アクション設定部28は、表示画面内の領域のうち、保存対象とする保存領域を示す保存領域定義を設定し、コントロール設定部24は、保存領域設定部で設定された保存領域内に配置する少なくとも表示項目又は操作ボタンであるコントロールを示すコントロール定義を設定し、動的復元対象設定部26は、コントロールのうち、次回以降の画面表示時に値を動的に更新して表示するコントロールを、動的復元対象コントロール定義として設定し、記憶制御部27は、保存領域定義、コントロール定義及び動的復元対象コントロール定義を、保存領域定義の子要素として関連付け、保存領域定義、コントロール定義及び動的復元対象コントロール定義を階層化して記憶部に記憶する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
今日において、帳票等の自動作成を行うことで業務を支援する業務支援アプリケーションソフトウェアが知られている。例えば、特許文献1(特開2001-042854号公報)には、表の列の表示抑制の設定/解除を、簡易な操作で、即座に可能とした表示制御装置が開示されている。
この表示制御装置は、マウスボタン処理により、列名一覧コントロール上でマウスボタン操作がなされた列名の列番号を記憶する。また、マウスボタン&マウスムーブ処理により、列名一覧コントロール上でのマウスのドラッグ操作により選択された両端の列の列番号を記憶する。そして、マウスボタンアップ処理により、列名一覧コントロール上でマウスボタンアップ操作された列名の列の列番号を記憶する。また、マスタWクリック処理により、列名一覧コントロール上で選択された列の列表示フラグを反転させ、各列の列表示フラグ(列の表示/非表示(表示抑制)を指定するフラグ)に基づいて、表及び列名一覧コントロールの表示を行う。これにより、列表示フラグに基づいて、列の表示及び非表示を指定することができ、表の列の表示抑制の設定/解除を、簡易な操作で、即座に可能とすることができる。
特開2001-042854号公報
ここで、帳票又は申請書類等の作成において、なるべく入力作業は簡単な方が好ましい。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、例えば帳票又は申請書類等の作成における入力作業を簡素化できるような情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、表示画面内の領域のうち、保存対象とする保存領域を示す保存領域定義を設定する保存領域設定部と、保存領域設定部で設定された保存領域内に配置する少なくとも表示項目又は操作ボタンであるコントロールを示すコントロール定義を設定するコントロール設定部と、コントロールのうち、次回以降の画面表示時に、値を動的に更新して表示するコントロールを、動的復元対象コントロール定義として設定する動的復元対象設定部と、保存領域定義、コントロール定義及び動的復元対象コントロール定義を、保存領域定義の子要素として関連付けることで、保存領域定義、コントロール定義、及び、動的復元対象コントロール定義を階層化して記憶部に記憶する記憶制御部と、を有する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理方法は、保存領域設定部が、表示画面内の領域のうち、保存対象とする保存領域を示す保存領域定義を設定する保存領域設定ステップと、コントロール設定部が、保存領域設定ステップで設定された保存領域内に配置する少なくとも表示項目又は操作ボタンであるコントロールを示すコントロール定義を設定するコントロール設定ステップと、動的復元対象設定部が、コントロールのうち、次回以降の画面表示時に、値を動的に更新して表示するコントロールを、動的復元対象コントロール定義として設定する動的復元対象設定ステップと、記憶制御部が、保存領域定義、コントロール定義及び動的復元対象コントロール定義を、保存領域定義の子要素として関連付けることで、保存領域定義、コントロール定義、及び、動的復元対象コントロール定義を階層化して記憶部に記憶する記憶制御ステップと、を有する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理プログラムは、コンピュータを、表示画面内の領域のうち、保存対象とする保存領域を示す保存領域定義を設定する保存領域設定部と、保存領域設定部で設定された保存領域内に配置する少なくとも表示項目又は操作ボタンであるコントロールを示すコントロール定義を設定するコントロール設定部と、コントロールのうち、次回以降の画面表示時に、値を動的に更新して表示するコントロールを、動的復元対象コントロール定義として設定する動的復元対象設定部と、保存領域定義、コントロール定義及び動的復元対象コントロール定義を、保存領域定義の子要素として関連付けることで、保存領域定義、コントロール定義、及び、動的復元対象コントロール定義を階層化して記憶部に記憶する記憶制御部として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、例えば帳票又は申請書類等の作成における入力作業を簡素化できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態の業務支援システムのシステム構成を示す図である。 図2は、ローコードWeb開発装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、アプリケーションWebサーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、帳票アプリケーションプログラムの開発段階の概要を説明するための図である。 図5は、帳票アプリケーションプログラムの利用段階の概要を説明するための図である。 図6は、帳票アプリケーションプログラムにおける対象期間等の動的更新処理の概要を説明するための図である。 図7は、動的更新処理を行うための従来のプログラミングを示す図である。 図8は、帳票アプリケーション画面のデザインの仕方を説明するための図である。 図9は、帳票アプリケーションプログラムに基づいて業務オペレータの業務支援装置に表示されるWeb画面を示す図である。 図10は、画面保存アクション及び画面復元アクションの設定の仕方を説明するための図である。 図11は、画面保存アクションに対する詳細設定を説明するための図である。 図12は、画面保存アクションにおける関数設定動作を説明するための図である。 図13は、画面復元アクションに対する詳細設定を説明するための図である。 図14は、画面保存アクション及び画面復元アクションの設定例を示す図である。 図15は、マスタページ上に設けられたプレースホルダを説明するための図である。 図16は、画面保存アクションで保存対象とする領域の設定動作を説明するための図である。 図17は、画面保存アクションにおける動的復元対象の設定動作を説明するための図である。 図18は、画面保存アクションにおける関数対象の設定動作を説明するための図である。 図19は、アプリケーション定義データベースに記憶される画面保存アクションのアクション情報の一例を示す図である。 図20は、画面復元アクションにおける復元対象の設定動作を説明するための図である。 図21は、画面復元アクションにおける除外項目の設定動作を説明するための図である。 図22は、アプリケーション定義データベースに記憶される画面復元情報のアクション情報の一例を示す図である。 図23は、帳票アプリケーションプログラムに基づいてWeb画面が業務支援装置に表示される流れを示す図である。 図24は、帳票アプリケーションプログラムに基づいて業務支援装置に表示されるWeb画面の一例を示す図である。 図25は、帳票アプリケーションプログラムに基づいて行われる動的更新対象の動的更新処理を説明するための図である。 図26は、Web画面の保存ボタンが操作された際に表示される画像保存ダイアログの一例を示す図である。 図27は、画像保存ダイアログの動的更新対象の設定ボタンが操作された際に表示される動的更新設定画面の一例を示す図である。 図28は、動的更新対象の関数が設定された状態の画像保存ダイアログを示す図である。 図29は、画面保存ダイアログの保存ボタンが操作されことで業務データベースに記憶される各種データを示す図である。 図30は、使用可能な関数が一覧表示された動的更新設定画面の一例を示す図である。 図31は、画面項目関数による基準日の取得動作を説明するための図である。 図32は、通常関数の一例を示す図である。 図33は、解析部による関数の解析動作の流れを示す模式図である。 図34は、パターン化され関数式マスタに登録される関数を説明するための図である。 図35は、画面保存ダイアログに表示される関数式を示す図である。 図36は、画面保存ダイアログ上で、サジェスト形式で呼び出し可能とされた関数式を示す図である。 図37は、アプリケーション定義データベースに記憶されているUI情報及びアクション情報等に基づいて表示されるWeb画面(初期画面)の一例を示す図である。 図38は、画面復元時に業務データベースから取得される各種情報を説明するための図である。 図39は、指定された画面が復元される流れを示す図である。 図40は、業務関数を説明するための図である。 図41は、業務関数が業務データベースの業務関数マスタに登録される流れを示す図である。 図42は、業務関数を含む関数の一覧が表示された動的更新設定画面の一例を示す図である。 図43は、復元処理により復元されたWeb画面の一例を示す図である。 図44は、業務関数に基づく動的更新対象の動的更新処理を説明するための図である。 図45は、利用頻度の高い関数の上位表示機能を説明するための図である。 図46は、利用頻度の高い順に一覧表示された関数を示す図である。
以下、本発明を適用した実施の形態となる業務支援システムを、図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施の形態の説明により、本発明が限定されるものではない。
[システム構成]
図1は、実施の形態の業務支援システムのシステム構成を示す図である。この図1に示すように、実施の形態の業務支援システムは、開発者用コンピュータ装置1、ローコード開発Webサーバ装置2、アプリケーション定義データベース3、アプリケーションWebサーバ装置4、業務支援装置5、及び、業務データベース7を有している。
開発者用コンピュータ装置1は、Webブラウザ8により、例えばインターネット等の所定のネットワークを介してローコード開発Webサーバ装置2と通信を行う。ローコード開発Webサーバ装置2は、開発者用コンピュータ装置1に対してローコード開発ツールの一例として、帳票アプリケーション開発ツール(情報処理プログラムの一例)を提供している。開発者は、ローコード開発Webサーバ装置2で提供される帳票アプリケーション開発ツールを用いて、開発者用コンピュータ装置1を操作して帳票アプリケーションプログラムを作成する。これにより、開発者用コンピュータ装置1で作成された帳票アプリケーションプログラムは、ローコード開発Webサーバ装置2のアプリケーション定義データベース3に保存される。
なお、アプリケーション定義データベース3は、ローコード開発Webサーバ装置2に設けられていることとして説明を進めるが、ローコード開発Webサーバ装置2とは物理的に異なるサーバ装置に設けられていてもよい。
アプリケーションWebサーバ装置4は、開発者用コンピュータ装置1で作成された業務支援プログラムの定義データを、ローコード開発Webサーバ装置2のアプリケーション定義データベース3から取得する。また、アプリケーションWebサーバ装置4は、取得した定義データに基づいて、帳票アプリケーションプログラムを生成する。そして、アプリケーションWebサーバ装置4は、生成した帳票アプリケーションプログラムに基づいて、帳票の入力画面等を生成し、Webブラウザ9を介して業務支援装置5に送信する。
業務支援装置5は、アプリケーションWebサーバ装置4で生成された帳票アプリケーションプログラムを、Webブラウザ9を介して利用し、所望の帳票の入力処理等を行う。アプリケーションWebサーバ装置4は、業務支援装置5の入力処理に基づいて業務データを生成し、業務API(Application Programming Interface)6を介して業務サーバ装置10に送信する。業務サーバ装置10は、アプリケーションWebサーバ装置4から取得した業務データを、業務データベース7に記憶又は更新する。また。業務データベース7に記憶されている業務データは、業務支援装置5のリクエストに応じてアプリケーションWebサーバ装置4を介して取得され、Webブラウザ9を介して業務支援装置5に提供される。
(ローコード開発Webサーバ装置の構成)
図2は、ローコード開発Webサーバ装置2の構成を示す図である。この図2に示すように、ローコード開発Webサーバ装置2は、記憶部15、制御部16及び通信インターフェース部17を有している。
記憶部15には、帳票アプリケーション開発ツールが記憶されている。一例ではあるが、この帳票アプリケーション開発ツールは、いわゆるローコード開発ツールとなっている。なお、ローコード開発ツール以外の開発ツールを用いて帳票アプリケーション開発ツールを構築してもよい。また、ローコード開発ツールには、「事前にソースコードもしくはバイナリプログラムを生成したものを格納、提供する」タイプ、又は、「実行のタイミングで逐次的に解釈されランタイムコードとして実行される」タイプ、の2種類のタイプが存在するが、帳票アプリケーション開発ツールの作成に、いずれのタイプのローコード開発ツールを用いてもよい。
開発ユーザは、開発用コンピュータ装置1のWebブラウザ8及び所定のネットワーク13を介してローコード開発Webサーバ装置2に記憶される帳票アプリケーション開発ツールを利用し、所望の帳票アプリケーションプログラムを開発する。ネットワーク13をとしては、インターネット等の広域網又はLAN(Local Area Network)等のプライベート網等を用いることができる。開発ユーザにより開発された帳票アプリケーションプログラムのアプリケーション定義は、記憶部15のアプリケーション定義データベース3に記憶される。
制御部16は、帳票アプリケーション開発ツールに基づいて動作することで、通信制御部21、入力処理部22、パネル設定部23、コントロール設定部24、復元対象設定部25、動的復元対象設定部26、記憶制御部27及びアクション設定部28として機能する。
通信制御部21は、通信インターフェース部17、ネットワーク13及びWebブラウザ8を介して開発用コンピュータ装置1と通信を行い、開発ユーザの入力操作等を示す情報を取得する。入力処理部22は、取得された開発ユーザの入力操作等を示す情報に基づいて、開発ユーザの入力処理を行う。パネル設定部23は、開発ユーザの入力操作に応じて、帳票のユーザインターフェースとなるアプリケーション画面に所定領域のパネルを設定する。コントロール設定部24は、パネル上に、例えばテキストボックス及び所定のボタン等のコントロールを設定する。
復元対象設定部25は、アプリケーション画面のコントロールのうち、次回以降のパネル表示時に同じ値の表示を行うコントロール及び値を復元対象コントロール定義として設定する。動的復元対象設定部26は、アプリケーション画面のコントロールのうち、次回以降のパネル表示時に対応する値を動的に表示する(次回表示時に対応する値に変更して表示する)コントロールを、動的対象コントロール定義として設定する。
記憶制御部27は、パネル設定部23~動的復元対象設定部26により設定された設定情報をアプリケーション定義として、記憶部の一例であるアプリケーション定義データベース3に記憶する。これにより、アプリケーション定義データベース3に開発ユーザにより開発された帳票アプリケーションプログラムが形成される。アクション設定部28は、保存アクション及び復元アクションの詳細設定を行う。
(アプリケーションWebサーバ装置の構成)
図3は、アプリケーションWebサーバ装置4の構成を示す図である。この図3に示すように、アプリケーションWebサーバ装置4は、記憶部31、制御部32及び通信インターフェース部46を有している。
制御部32は、図示しないアプリケーション生成プログラムに基づいて動作することで、アプリケーション生成部40として機能する。アプリケーション生成部40は、通信制御部41を介して、ローコード開発Webサーバ装置2のアプリケーション定義データベース3に記憶されたアプリケーション定義を取得し、帳票アプリケーションプログラムを生成して記憶部31に記憶制御する。
また、制御部32は、生成された帳票アプリケーションプログラムに基づいて動作することで、通信制御部41、入力処理部42、画面制御部43、記憶制御部44及び解析部45として機能する。
通信制御部41は、上述のようにローコード開発Webサーバ装置2からアプリケーション定義を取得する他、Webブラウザ9を介して業務支援装置5と通信を行い、業務データを取得する。入力処理部42は、業務支援装置5から取得された業務データの入力処置を行う。画面制御部43は、業務データの入力画面等を業務支援装置5に提供する。記憶制御部44は、第2の記憶制御部の一例であり、通信制御部41を介して、業務データを業務サーバ装置10に送信し、第2の記憶部の一例である業務データベース7に記憶制御する。解析部45は、関数式の解析を行う。詳しくは、後述する。
(業務サーバ装置の構成)
業務サーバ装置10は、図3に示すように、業務API6、業務データベース7及び制御部19を有している。業務データベース7には、関数式マスタ61、決算期マスタ62、業務関数マスタ63及び優先表示関数データ64が記憶されている。
関数式マスタ61には、帳票のページ毎に、関数式と日本語での表示名とが関連付けて登録されている。決算期マスタ62には、決算期の期首となる日付、及び、期末となる日付が関連付けされて登録されている。業務関数マスタ63には、各業務に特化した関数式、表示名及びAPI処理等が関連付けされて登録されている。優先表示関数データ64は、利用頻度の高い関数の関数データであり、関数が一覧表示された際に、上位に表示される。詳しくは、後述する。
(ローコード開発における2つの段階)
実施の形態の業務支援システムのローコード開発基盤では、帳票アプリケーションプログラムの開発者側と、顧客となる企業の業務オペレータ側の、2種類の利用者を想定している。基本的に、開発者と業務オペレータは、開発者がローコード開発基盤を用いて帳票アプリケーションプログラムの開発を行い、業務オペレータは業務用途で帳票アプリケーションプログラムを利用する関係性にある。このため、帳票アプリケーションプログラムには、開発段階(開発者が操作)と、利用段階(オペレータが操作)との、2つの段階が存在する。
すなわち、開発段階では、開発者がローコード開発基盤を用いて帳票アプリケーションプログラムの開発を行う。この開発段階では、ユーザインターフェース(UI)の設定、フローによるアクション設定が行われる。この開発段階の設定内容は、アプリケーション定義データベース3に登録され、帳票アプリケーションプログラムに反映される。
これに対して、開発された帳票アプリケーションプログラムを、業務オペレータが利用する利用段階では、アプリケーション定義データベース3の定義に基づいて帳票アプリケーションプログラムが実行される。帳票アプリケーションプログラムの定義は、開発段階で行われ、業務オペレータは帳票アプリケーションプログラムの変更等は行うことができない。業務オペレータは、ボタンクリック等の操作を行うことで、そのボタンに対して開発段階で割り当てられたフロー定義に対応する処理が行われる。
(開発段階の概要)
図4は、開発段階の概要を説明するための図である。開発段階は、開発者が帳票アプリケーションプログラムを開発する段階である。開発段階では、開発者は、例えば図4(a)に示すUI開発画面に基づいて、パネルを配置すると共に、パネル上に所望のボタン等のコントロールを配置してユーザインターフェースをデザイン(開発)し、また、ユーザインターフェースと所望の動作を示すフローチャート(フロー)との割り付けを行う。
また、開発段階では、開発者は、例えば図4(b)に示すフロー開発画面において、図4(a)に示したUI開発画面で配置したボタン等のコントロール等に対して、一連のロジックの割り付けを行う。図4(b)の例は、保存フローに対して第1の画面保存アクションが割り付けられた例である。
また、開発段階では、開発者は、例えば図4(c)に示すアクション開発画面において、画面保存時の保存対象又は復元時の除外設定等を行う。図4(c)の例は、図4(b)に示したフロー開発画面で割り付けたアクションの編集例を示しており、画面の保存を行う際に、全画面を保存するように設定を行った例を示している。なお、図4(c)における「パネル」を選択することで、パネルが保存される。このアクション開発画面で設定された内容であるアプリケーション定義は、アプリケーションデータベース3に保存される。アプリケーションデータベース3に保存されるアプリケーション定義は、フロー情報、UI情報、アクション情報、ビジネスツール情報等である。詳しくは、後述する。このようなアプリケーション定義は、業務支援装置5を介してユーザが操作する帳票アプリケーションプログラムの挙動に反映される。
(利用段階の概要)
利用段階は、開発段階で開発者により開発された帳票アプリケーションプログラムを業務オペレータが利用する段階である。利用段階では、アプリケーションWebサーバ装置4が、アプリケーション定義データベース7に記憶されたアプリケーション定義に基づいて、図5(a)~図5(e)に示すように、業務オペレータが操作する業務支援装置5に対して、帳票アプリケーションプログラムに基づく動作を提供する。業務オペレータはボタンを操作することで、そのボタンに開発段階で割り付けられているフロー定義に従って処理が実行される。
図5(a)は、開発段階でデザインされたアプリケーション画面の一例を示している。この例の場合、パネル上に、社員コード、社員名、所属部署の入力欄、保存ボタン及び復元ボタンが表示された例である。保存ボタンが操作されると、図5(b)に示すように画面保存ダイアログが表示され、図5(e)に示すように保存名を付けて業務データとして業務データベース7(会計業務用又は販売業務用)に保存可能となっている。アプリケーションの定義自体は、開発段階で行う作業であり、業務オペレータからは変更不可となっている。
アプリケーション画面から登録される各業務データとしては、例えば仕訳データ(会計データベースに保存)及び売上データ及び仕入データ(販売データベースに保存)が登録される。また、アプリケーション画面から登録される各業務データとしては、例えば、画面保存パターンデータ(会計データベース及び販売データベースに共通)、及び画面保存パターン既定値(会計データベース及び販売データベースに共通)等が登録される。
また、図5(a)に示す復元ボタンが操作されると、図5(c)に示すように復元ダイアログが表示され、図5(b)に示した画面保存ダイアログで保存名を付けて保存した画面の復元(再表示)を指定可能となっている。
(画面項目入力内容の一部保存、復元の仕組み)
(画面保存機能の概要と課題)
次に、画面保存機能の概要と課題を、対象期間、事業所、部門を条件指定して、帳票を出力するような帳票画面を例に説明する。なお、画面上、帳票の検索条件(対象期間、事業所、部門)は同一パネル(第1の検索条件パネル)上に配置されているものとする。業務オペレータは、画面情報をパターン化して保存し、必要に応じてパターン(画面)を復元することで、帳票出力業務における入力の手間を下げることができる。画面情報を保存する際には、項目によって下記の要件が考えられる。
まず、画面項目入力内容を保存する場合として、画面上の全てのコントロール(テキストボックス及びボタン等)を対象に保存したい場合と、特定の領域(例:パネル)上のコントロールのみ対象に指定して保存したい場合とが考えられる。図6(a)に示す画面例は、業務オペレータがパターン化したい項目は帳票の検索条件であり、第1の検索条件パネル上にある項目のみをパターン化の対象とする例である。また、例えば事業所のみパターン化を行い、部門は数が多いため、その都度、業務オペレータが入力する等のように、パネル上の項目のうち、オペレータの運用によって一部の項目は保存対象から除外したい場合もある。また、検索条件の中で、対象期間のような日付項目は、時間の経過とともに必要な値が変化するため、画面情報を単純にパターン化して保存、復元するだけでは、保存した値が古くなり、結局オペレータによる手作業での値の修正が必要になる。
このように、単純な値の保存及び復元に適さない(変更頻度が高くパターン化が難しい)項目であっても、必要な値を動的に算出できる場合がある。例えば、図6(a)の画面例の場合、基準日には、常にサーバ日付(現在の日付)がセットされる。このため、この基準日の値を利用すれば、復元した画面上に、適切な日付を表示できる。例えば、図6(b)に示す日次での帳票出力画面(例:日計表)では、対象期間には基準日当日の値がセットされるケースが多い。また、図6(c)に示す月次での帳票出力画面(例:月次推移表)では、対象期間には、基準日の月初及び月末の値がセットされるケースが多い。このように動的な値の算出を行い、画面情報を復元することを、以下、「動的更新処理」と呼称する。
動的更新処理を行う場合、動的更新が必要な項目(対象期間)に対して、関数(画面上の基準日の値を取得し、その値を元に必要な値を返す)を設定しておく必要がある。
図7に例示する従来のプログラミングでは、パネル上にコントロールを配置する場合、各開発者がHTML(Hyper Text Markup Language)又はASP(Active Server Page)等のプログラミング言語により、このようなUIコントロールの階層構造を実現していた。図7の例は、HTMLでプログラミングされた例であり、第1の検索条件パネル上の基準日(KijunDate)は、復元対象外とし、対象期間の開始日(TaishouKikanFrom)及び対象期間の終了日(TaishouKikanTo)は動的な復元対象とする例である。また、図7の例は、事業所コード(ZigyoushoCD)は復元対象であり、部門コード(BumonCD)は復元対象外とする例である。
このようなHTMLの情報から、保存対象の要素を抽出するには別途プログラミングによる処理等が必要であり、保存対象の画一的な抽出特定、及び、保存対象の変更が困難となる問題がある。
(ローコード基盤の特徴(コントロール間の階層構造を明確化))
ローコード開発基盤では、開発者は、図8(a)に示すようにUI開発画面において、例えばパネル、テキストボックス及びボタン等のコントロールをドラッグアンドドロップ操作することで、帳票アプリケーション画面をデザインする。その際、ローコード基盤上では、パネル上にテキストボックスを配置した場合には、パネルのコントロールとテキストボックスのコントロールとの間で親子関係を示す階層構造を構築して保持する。
すなわち、図8(a)の例のように、パネル設定部23により設定されたパネル(第1の検索条件パネル)のコントロールの子要素として、コントロール設定部24により、対象期間開始、対象期間終了と事業所、部門の計4つのテキストボックス等が配置されたとする。このようなコントロールの配置を行った場合、復元対象設定部25及び動的復元対象設定部26は、パネルのコントロールを親要素とし、対象期間開始、終了、事業所、部門のテキストボックスのコントロールをパネルの子要素として関連付ける。そして、記憶制御部27が、階層構造化した情報を、アプリケーション定義データベース3に登録する。
このような、画面上のコントロールを整理した情報として保存する、汎用的な画面情報の保存及び復元の仕組みは、従来のHTML構造と比べて、各コントロールの親子関係の把握を容易化できる。
すなわち、図9(a)に示すアプリケーション定義データベース3には、図9(b)に示すように、第1のパネル(PanelNo.1)である第1の検索条件パネルに対して、対象期間の開始日(TaishouKikanFrom)、対象期間の終了日(TaishouKikanTo)、事業所コード(ZigyoushoCD)及び部門コード(BumonCD)が子要素として関連付けされて登録されている。アプリケーションWebサーバ装置4は、アプリケーション定義データベース3から取得した、このようなアプリケーション定義を、図9(c)に示すようにHTMLデータに変換し、業務支援装置5に提供する。
業務支援装置5は、Webブラウザ9を介してアプリケーションWebサーバ装置4からのHTMLデータを、図3に示す出力装置52に表示する。これにより、図9(d)に示すように、上述の親子関係(階層構造)に従って、対象期間、事業所及び部門の各入力項目、保存ボタン及び復元ボタン等を備えた、第1の保存条件パネルが表示される。
(コントロール間の階層構造を用いた画面の保存及び復元の仕組み)
(処理フローの設定と、コントロールと処理フローの関連付け動作)
次に、開発基盤上では、ボタン操作が行われた際に実行する処理を処理フローとして設定することができる。なお、フローチャート内に配置できる処理の単位を「アクション」と呼称する。上述のように、画面の保存及び復元には、いくつかの要件が存在する。このような要件を実現するために、ローコード開発基盤上では、図10(a)に示すように「画面保存アクション」及び「画面復元アクション」の2つのアクションが設定可能となっている。
図10(a)及び図10(b)の例は、第1の画面保存アクションを呼び出すフロー(保存フローと呼称)が作成され、このフロー定義がアプリケーション定義データベース3に登録された例を示している。図2に示すコントロール設定部24は、アプリケーション定義データベース3に登録されたフロー定義を、図10(c)に示すように、開発した画面上のコントロールイベントに割り付ける。これにより、フロー定義で指定される処理を実行できる。なお、保存ボタンには、画面保存アクションが含まれるフロー(保存フロー)割り当てられ、復元ボタンには、画面復元アクションが含まれるフロー(復元フロー)が割り当てられているものとする。
(画面保存アクションの詳細設定)
次に、図11(a)~図11(c)に示すように、フロー内に設定された画面保存アクションに対しては、その詳細な設定を行うことが可能となっている。図11(d)は、第1の画面保存アクションに対する編集画面(詳細設定画面)の一例である。この図11(d)に示すように第1の画面保存アクションに対する編集画面には、「対象領域」、「動的復元対象」及び「関数対象」の編集項目が設けられている。
開発者により、図11(d)に示すように「対象領域」の項目が選択されると、保存領域設定部の一例であるアクション設定部28は、「全画面」及び「パネル」の選択項目を、開発用コンピュータ装置1に表示する。開発者は、第1の画面保存アクションで保存対象とする対象領域を画面全体(全画面)とする場合は、図11(d)に示すように「全画面」の選択項目を選択操作する。
また、開発者は、第1の画面保存アクションで保存対象とする対象領域を、画面に配置したパネルの領域にする場合は、図11(e)に示すように「パネル」の選択項目を選択操作する。例えば、第1の検索条件パネル、第2の検索条件パネル等のように、図11(f)に示すアプリケーション定義データベース3に、保存候補となる「パネル」が複数存在する場合、アクション設定部28は、プルダウンメニュー等で各パネルを一覧表示する。開発者は、一覧表示された各パネルのうち、所望のパネルを選択操作する。図11(e)の例は、第1の画面保存アクションで保存対象とする対象領域として第1の検索条件パネルが選択された例である。
次に、開発者により、図11(g)に示すように「動的復元対象」の編集項目が選択されると、アクション設定部28は、図11(f)に示すアプリケーション定義データベース3から、画面上のコントロールの中で値を持つ要素(基準日、対象期間開始、対象期間終了、事業所、部門)を抽出して図11(g)に示すように一覧表示する。開発者は、図11(h)に示すように、一覧表示されたコントロールの中から、動的復元対象とするコントロールを選択する。選択したコントロールに対しては、例えば「開始日」又は「終了日」等ように項目名を付すことが可能となっている。
次に、開発者により、図12(a)に示すように「関数対象」の編集項目が選択されると、アクション設定部28は、図12(d)に示すように、コントロールの中で値を持つ要素(基準日、対象期間開始、対象期間終了、事業所、部門)をアプリケーション定義データベース3から抽出し、図12(a)に示すように一覧表示する。開発者は、図12(b)に示すように、一覧表示されたコントロールの中から、関数対象とする所望のコントロールを選択する。選択したコントロールに対しては、例えば「KIJUNFUNC」等ように関数名を付すことが可能となっている。
図12(c)は、対象領域、動的復元対象及び関数対象の詳細設定が完了した状態における、第1の画面保存アクションの編集画面の一例を示している。対象領域、動的復元対象及び関数対象の詳細設定が完了すると、記憶制御部27は、図12(e)に示すように、第1の画面保存アクションに対して対象領域(第1の検索条件パネル)、関数対象(基準日/KIJUNFUNC)及び動的復元対象(対象期間開始/開始日、対象期間終了/終了日)を関連付けてアプリケーション定義データベース3に登録する。
(画面復元アクションの詳細設定)
次に、図13(a)~図13(c)に示すように、フロー内に設定された画面復元アクションに対しても、その詳細な設定を行うことが可能となっている。図13(d)は、第
1の画面復元アクションに対する編集画面(詳細設定画面)の一例である。この図13(d)に示すように、第1の画面復元アクションに対する編集画面には、「復元対象」及び「除外対象」の編集項目が設けられている。
開発者により、図13(d)に示すように「復元対象」の項目が選択されると、アクション設定部28は、図13(e)に示すアプリケーション定義データベース3に登録されている上述の保存アクションを抽出し、図13(d)に示すように、プルダウンメニュー等で一覧表示する。
これに対して、図13(f)は、開発者により、「除外項目」の項目が選択された場合における、第1の画面復元アクションの編集画面の一例である。この場合、アクション設定部28は、図13(g)に示すアプリケーション定義データベース3から、画面上のコントロールの中で値を持つ要素(対象期間開始、対象期間終了、事業所、部門)を抽出し、図13(f)に示すように一覧表示する。開発者は、図13(f)に示すように、例えばチェックボックスに対してチェックを付すことで、一覧表示されたコントロールの中から、復元対象とはしないコントロールを選択する。この図13(f)の例は、復元対象とはしないコントロールとして、「部門コード」選択された例である。この場合、アクション設定部28は、除外コントロール設定部の一例として機能し、入力された値の復元を行わないコントロール(除外項目)を示す除外コントロール定義を設定する。
次に、図13(h)は、復元対象及び除外項目の詳細設定が完了した状態における、第1の画面復元アクションの編集画面の一例を示している。復元対象及び除外項目の詳細設定が完了すると、記憶制御部27は、図13(i)に示すように、第1の画面復元アクションに対して復元対象(第1の画面保存アクション)及び除外項目(部門コード)を関連付けてアプリケーション定義データベース3に登録する。
このようにローコード開発基盤では、コーディングを行うことなく、復元対象を柔軟に指定して、画面保存アクション及び画面復元アクションを設定することができる。これにより、復元すべき対象を特定できる。図14(a)の例は、第1の画面保存アクションの対象領域として「第1の検索条件パネル」が設定され、関数対象として「基準日」が設定され、動的復元対象として「対象期間開始、対象期間終了」が設定された例である。また、図14(a)の例は、第1の画面復元アクションの復元対象として「第1の画面保存アクション」が設定され、除外項目として「部門コード」が設定された例である。
これにより、業務支援装置5の出力装置52には、アプリケーションWebサーバ装置4により、図14(b)に示すように更新対象外とされた基準日及び第1の検索条件パネルが表示される。また、第1の検索条件パネルには、それぞれ第1の検索条件パネルの子要素である、動的復元対象とされた対象期間、更新対象とされた事業所、更新対象外とされた部門の各項目、保存ボタン及び復元ボタン等が、アプリケーションWebサーバ装置4により表示される。
(ページ間の階層構造を用いた画面保存及び復元)
次に、帳票アプリケーションプログラムにおける各画面のテンプレートの役割を果たす画面を「マスタページ」という。例えばマスタメンテ又は帳票等、各画面の特性に合うマスタページを利用することで、各画面での開発コストを下げることができる。マスタページを利用して作成される子画面では、以下に説明するように、マスタページのコントロール又はアクションを継承して利用することができる。以下、画面復元及び保存に必要とされる継承の仕組みについて説明する。マスタページから継承される内容は、各子画面間での統一感を持たせるために、変更できない部分と、各画面での裁量に合わせて変更可能な部分に分かれており、柔軟な画面設計が可能となっている。
(コントロール(UI情報)の継承)
図15(a)に示すように、マスタページでは、斜線の領域で示すように、子画面側でコントロールを追加可能な領域(以下、プレースホルダという)を設定することができる。マスタページのコントロール(基準日、第1の検索条件パネル、対象期間、事業所、部門)は、図15(b)及び図15(d)に示すように自動的に子画面に継承される。また、子画面側では、プレースホルダ上に各子画面で必要なコントロールの配置が可能となっている。
対象期間、事業所、部門のような項目は、どのような帳票でも使用する条件のため、マスタページ側に記載しており、個別設定の例として、日計表では取引先情報、月次推移表では勘定科目情報を検索条件に追加している。
図15(b)の例は、子画面において、プレースホルダ上に「取引先」のコントロールを配置した例である。これにより、アクション設定部28は、第1の検索条件パネルの子要素として、「取引先」のコントロール(TorihikisakiCD)を追加して設定する。記憶制御部27は、図15(c)に示すように、アプリケーション定義データベース3の第1の検索条件パネルの子要素として、「取引先」のコントロール(TorihikisakiCD)を追加して登録する。
同様に、図15(d)の例は、子画面において、プレースホルダ上に「総勘定科目」のコントロールを配置した例である。これにより、アクション設定部28は、第1の検索条件パネルの子要素として、「総勘定科目」のコントロール(KanjouCD)を追加して設定する。記憶制御部27は、図15(e)に示すように、アプリケーション定義データベース3の第1の検索条件パネルの子要素として、「総勘定科目」のコントロール(KanjouCD)を追加して登録する。
(画面保存アクションの継承)
次に、図16(a)に示す上述の画面保存アクションにおける「対象領域」の設定は、図16(b)に斜線で示すように、マスタページで設定した情報が子画面に継承され、子画面側からは変更できないようになっている。図15(a)を用いて説明したプレースホルダの仕組みを組み合わせることで、子画面側でコントロールを配置するだけで、所望のコントロールを画面保存の対象とすることができるため、コーディング不要で柔軟な保存対象の追加が可能となる。
また、図17(a)に示す上述の画面保存アクションにおける「動的復元対象」の設定は、図17(b)に示す斜線で示すように、マスタページで設定した情報が子画面に継承され、さらに子画面側から追加でコントロールの設定を行うことができる。図17(b)の例は、「取引先」のコントロールが子画面から追加された例である。
また、図18(a)に示す上述の画面保存アクションにおける「関数対象」の設定は、図18(b)に示す斜線で示すように、マスタページで設定した情報が子画面に継承され、さらに子画面側から追加で関数対象となるコントロールの設定を行うことができる。図18(b)の例は、関数対象として事業所(ZIGYOUSHOFUNC)が子画面から追加された例である。
このように継承された画面保存アクション設定は、記憶制御部27により、図19に示すようにアプリケーション定義データベース3に記憶される。
(画面復元アクションの継承)
次に、図20(a)に示す上述の画面復元アクションにおける「復元対象」の設定は、図20(b)に斜線で示すように、マスタページで設定した情報が子画面に継承され、子画面側から変更はできないようになっている。
これに対して、図21(a)に示す上述の画面復元アクションにおける「除外項目」の設定は、図21(b)に斜線で示すように、マスタページで設定した情報が子画面に継承され、さらに子画面側から追加で除外項目とするコントロールを設定可能となっている。図21(b)の例は、「取引先」のコントロールが、除外項目として子画面から追加された例である。
このように継承された画面復元アクション設定は、記憶制御部27により、図22に示すようにアプリケーション定義データベース3に記憶される。
(画面項目の保存、復元に関するデータ構造とその仕組み)
(業務オペレータから見た画面保存、復元アクション実行時の処理の流れ)
次に、図3に示すアプリケーションWebサーバ装置4のアプリケーション生成部40は、アプリケーション定義データベース3に記憶されているアプリケーション定義に基づいて帳票アプリケーションプログラムを生成する。そして、アプリケーションWebサーバ装置4は、生成した帳票アプリケーションプログラムに基づいて、例えば日計表の入力画面等を生成し、業務オペレータの業務支援装置5に提供する。
図23(a)は、上述の第1の検索条件パネルが業務支援装置5の出力装置52に表示された例である。業務オペレータにより、入力装置51を介して第1の検索条件パネルの各入力項目に所望の値が入力され、保存ボタンが操作されると、アプリケーションWebサーバ装置4の入力処理部42が、これを検出し、画面制御部43が、図23(b)に示す画面保存ダイアログを生成する。通信制御部41は、この画面保存ダイアログを、ネットワーク13を介して業務支援装置5に送信する。
業務オペレータは、画面保存ダイアログに対して、例えば「第1のサンプルデータ」等の保存名を付加し、保存ボタンを操作する。アプリケーションWebサーバ装置4の入力処理部42が、保存ダイアログの保存ボタンの操作を検出すると、記憶制御部44は、上述の対象領域、動的復元対象、関数対象、除外項目を反映させた第1のサンプルデータの画面パターン情報を生成する。そして、記憶制御部44は、第1のサンプルデータの画面パターン情報を、通信制御部41を介して業務サーバ装置10に送信し、図23(c)に示すように業務データベース7に記憶制御する。
次に、図23(a)に示す復元ボタンが操作されると、アプリケーションWebサーバ装置4の入力処理部42が、これを検出し、通信制御部41が、図23(d)に示すように業務サーバ装置10の業務データベース7から各サンプルデータの画面パターン情報を取得する。アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、取得された画面パターン情報に基づいて、図23(e)に示すように画面復元ダイアログを生成する。通信制御部41は、この画面復元ダイアログを、ネットワーク13を介して業務支援装置5に送信する。
画面復元ダイアログには、過去に保存された各サンプルデータの一覧が表示されている。業務オペレータは、復元する画面に対応するサンプルデータを画面復元ダイアログから選択し、画面復元ダイアログの復元ボタンを操作する。アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、画面復元ダイアログから選択されたサンプルデータに対応する画面を復元し、業務支援装置5に送信する。これにより、図23(a)に示すように、上述の対象領域、動的復元対象、関数対象、除外項目を反映された画面が、業務支援装置5の出力装置52上に復元される。
(画面情報の保存と復元時の処理)
次に、画面情報の保存と復元時の処理を説明する。以下に説明する例は、画面保存アクションで、第1の検索条件パネルが保存領域となっている例である。この場合、第1の検索条件パネルに対して子要素となるコントロール(対象期間開始、終了、事業所、部門)が保存対象となる。画面保存アクションの動的更新対象の設定により、対象期間開始、対象期間終了が動的更新対象となり、事業所コードと部門コードが通常の更新対象となる。
まず、業務オペレータが帳票アプリケーションプログラムの起動操作を行うと、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、アプリケーション定義データベース3から図24(b)に示すUI情報を取得すると共に、図24(c)に示すアクション情報を取得し、例えば図24(a)に示すようなWeb画面の一例である月次推移表を生成して業務支援装置5に表示する。
次に、業務オペレータは、図25に示すように、月次推移表に対して検索条件を入力し、保存ボタンを操作する。これにより、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、図24(c)に示した第1の画面保存アクションの関数対象設定に基づいて、画面上の基準日の値を取得し、図27を用いて説明する動的更新設定画面に渡す(動的更新設定画面で用いる)。
また、図24(c)に示した第1の画面保存アクションの動的更新対象設定により、対象期間開始及び対象期間終了が動的更新の対象となる。なお、図25は、例えば事業所「A1=東京事業所」及び部門「B1=営業部」のようなデータが業務データベース7に予め登録されている例である。
次に、業務オペレータにより、図25に示す月次推移表の保存ボタンが操作されると、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、図26に示す画像保存ダイアログを生成する。上述のように、第1の画面保存アクションの動的更新対象設定により、対象期間開始には開始日、対象期間終了には終了日という名称が付されている。このため、画面制御部43は、動的更新対象として開始日及び終了日の各名称を一覧表示した画像保存ダイアログを生成し、業務支援装置5に表示する。
業務オペレータは、この画像保存ダイアログにおいて、対象期間の開始日又は終了日等の動的更新対象のうち、関数設定を行う動的更新対象の設定ボタンを操作する。この設定ボタンが操作されると、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、図27(a)に示す動的更新設定画面を生成し、業務支援装置5に表示する。
図27(a)に示す動的更新設定画面は、対象期間の「開始日」に対応する動的更新設定画面の一例である。上述のように、第1の画面保存アクションの関数対象設定により、基準日に対しては「KIJUNFUNC」という名称が付加されている。このため、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、「KIJUNFUNC()」という関数を、使用可能な関数一覧の表示領域に表示した動的更新設定画面を生成する。この他、画面制御部43は、例えば引数に渡した日付の月初日付を取得する関数である「BEGINMONTH()」、及び、引数に渡した日付の月末日付を取得する関数である「ENDMONTH()」等を使用可能な関数一覧の表示領域に表示した動的更新設定画面を生成する。
ここで、関数式の値が変更されると、図3に示す解析部45により、関数式の検証処理が行われ、この検証結果が、図27(a)に示す関数式のプレビュー欄に表示される。図27(a)の例は、「BEGINMONTH(KIJUNFUNC())」の関数式が正当な検証結果であることを示すプレビュー表示の一例である。不当な関数式の場合、画面制御部43は、図27(b)に示すように、「BEGINMONTH(KIJUNFUNC(」等の不当な関数式と共に、「×」のマークをプレビュー欄に表示した動的更新設定画面を生成する。そして、不当な関数式の場合、画面制御部43は、図27(b)に示すように、プレビュー欄の下側に、「エラー:関数式が不正です」等のエラーメッセージを付加した動的更新設定画面を生成する。
次に、プレビュー欄に関数式の値が表示されているということは、その関数式は正当な関数式であることを意味する。このため、業務オペレータは、動的更新設定画面の確定ボタンを操作する。動的更新設定画面の確定ボタンが操作されると、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、図28に示すように、動的更新設定画面で設定された開始日の動的更新対象に、「BEGINMONTH(KIJUNFUNC())」の関数式を設定した画面保存ダイアログを生成し、業務支援装置5に表示する。
なお、図27に示す動的更新設定画面のパターン登録ボタンが、業務オペレータにより操作されると、アプリケーションWebサーバ装置4の記憶制御部44は、関数式自体を、画面情報とは別にパターン化して業務データベース7に登録する。これにより、一度設定した関数式の再利用を容易化できる。詳しくは、図36を用いて後述する。
次に、業務オペレータは、画面保存ダイアログに基づいて、終了日に対しても開始日と同様に所望の関数式の設定を行い、図28に示す画面保存ダイアログの保存ボタンを操作する。図24(a)に示した月次遷移表のアクション情報から、第1の検索条件パネルが保存対象領域であることを認識できる。このため、画面保存ダイアログの保存ボタンが操作されると、アプリケーションWebサーバ装置4の記憶制御部44は、第1の検索条件パネルを保存対象とし、図29(a)に示すように、業務オペレータにより入力された値をデータ化した入力項目情報を生成する。
次に、アプリケーションWebサーバ装置4の記憶制御部44は、生成した入力項目情報を業務データベース7に登録する。この登録の際、ユーザ毎、ページ毎、対象領域毎に入力項目情報を管理するために、記憶制御部44は、図29(b)に示すように、入力項目情報に、キー、保存名、ユーザID、ページ情報、対象領域情報を付与することで画面保存パターンデータを生成し、これを業務データベース7に登録する。図29(b)の例は、キーとして「ランダムなGuid値」、保存名として「第1のサンプルデータ」、ユーザIDとして「オペレータA」、ページ情報として「月次推移表」、及び、対象領域情報として「第1の検索条件パネル」が、それぞれ入力項目情報に付加されて生成された画面保存パターンデータの例である。
次に、記憶制御部44は、図29(c)に示すように動的更新設定された情報をデータ化して動的更新設定情報を生成する。図29(c)の例は、上述の関数式が設定された対象期間の開始日及び終了日をデータ化して生成した動的更新設定情報の例である。
次に、記憶制御部44は、データ化した動的更新設定情報を、図29(d)に示すように画面保存パターンデータと同一のGuid値(図29(b)参照)を付加して業務データベース7に登録する。
このように画面保存パターンデータ及び動的更新設定情報を業務データベース7に登録すると、画面制御部43は、図25に示した月次推移表の画面を、業務支援装置5に表示する。
(使用可能な関数の一覧)
次に、図30に示すように、動的更新設定画面には、使用可能な関数の一覧が表示される。関数には画面上のコントロールの値を取得できる画面項目関数と、画面上のコントロールに関わらず使用できる通常関数、各業務アプリケーション側で自由に追加できる業務関数の3種類が存在する。なお、業務関数の説明は、図40等を用いて後述する。
画面項目関数は、ローコード開発基盤におけるアクション設定で関数対象設定を行った項目に関連付けされてアプリケーション定義データベース3に登録される関数で、図30の例では、「KIJUNFUNC()」が、この画面項目関数に相当する。画面項目関数は、関数が実行されると、戻り値として対象のコントロールの値が取得される。すなわち、画面項目関数が画面上の基準日の値を取得する関数である場合、図31に示すように例えば「2021年8月16日(2021/8/16)」等の基準値が取得される。
通常関数は、画面上のコントロールに関連付けされない関数で、帳票アプリケーションプログラムのモジュールに組み込まれて表示される。図30の例では、「BEGINMONTH()」及び「ENDMONTH()」が、この通常関数に相当する。この通常関数が実行されると、戻り値として関数に応じた結果が取得される(引数を受け取る通常関数も存在する)。
図32は、通常関数の一例を示す図である。この図32に示すように、例えば「TODAY()」の通常関数は、サーバのシステム日付を取得する関数である。この「TODAY()」の通常関数が実行されることで、例えば「2021年8月20日」等のサーバのシステム日付が取得される。
「YEAR(引数1)」の通常関数は、引数1に渡した日付の年を取得する関数である。例えば、「YEAR(2021/8/20)」の通常関数が実行されると、引数1に渡した日付の年である「2021年」が取得される。
「MONTH(引数1)」の通常関数は、引数1に渡した日付の月を取得する関数である。例えば、「MONTH(2021/8/20)」の通常関数が実行されると、引数1に渡した日付の月である「8月」が取得される。
「DAY(引数1)」の通常関数は、引数1に渡した日付の日を取得する関数である。例えば、「DAY(2021/8/20)」の通常関数が実行されると、引数1に渡した日付の日である「20日」が取得される。
「BEGINMONTH(引数1)」の通常関数は、引数1に渡した日付の月初日付を取得する関数である。例えば、「BEGINMONTH(2021/8/20)」の通常関数が実行されると、引数1に渡した日付の月初日付である「2021年8月1日(2021/08/01)」が取得される。
「ENDMONTH(引数1)」の通常関数は、引数1に渡した日付の月末日付を取得する関数である。例えば、「ENDMONTH(2021/8/20)」の通常関数が実行されると、引数1に渡した日付の月末日付である「2021年8月31日(2021/08/31)」が取得される。
「BEGINMONTH(引数1、引数2)」の通常関数は、引数1に渡した日付の月初日付を、引数2に渡した数値だけ月をずらして取得する関数である。例えば、「BEGINMONTH(2021/8/20,1)」の通常関数が実行されると、2021年9月1日(2021/09/01)が取得される。
「ENDMONTH(引数1、引数2)の通常関数は、引数1に渡した日付の月末日付を、引数2に渡した数値だけ月をずらして取得する関数である。例えば、「ENDMONTH(2021/8/20,-1)」の通常関数が実行されると、「2021年7月31日(2021/07/31)」が取得される。
使用可能な関数は、帳票アプリケーションプログラム内のモジュールに予め組み込まれており、図3に示すアプリケーションWebサーバ装置4の解析部45が、関数式に入力された文字列を解析し、関数名に一致した文字列があれば関数が実行され戻り値が取得される。
関数の引数に別の関数を渡すことも可能で、例えば、図30に示す画面例の「BEGINMONTH(KIJUNFUNC())」の関数の場合、「KIJUNFUNC()」の関数で画面上の基準日が取得され、「BEGINMONTH」の関数で、引数の日付の月初日付が取得される。このため、この関数式では画面上の基準日の月初日付が取得される。このように、関数を組み合わせて使用することで、所望の入力項目に対する動的更新を可能としている。
(関数式の解析動作)
次に、図3に示すアプリケーションWebサーバ装置4の解析部45による関数の解析動作を説明する。「使用可能な関数一覧」で上述したように、使用可能な関数は、帳票アプリケーションプログラム内で管理されている。解析部45は、業務支援装置5のブラウザ画面で関数式に入力された文字列を解析する。この解析により、文字列が正しい関数である解析結果が得られた場合、画面制御部43が、関数を実行することで戻り値を取得し、画面上に反映する。解析部45は、関数名と直後の「()」を検出した場合に、その関数を正しい関数と判定する。
以下、「BEGINMONTH(KIJUNFUNC())」という関数式を例として、解析部45の解析動作を説明する。図33は、解析部45の解析動作の流れを示す模式図である。この図33において、解析部45は、「B」→「BE」→「BEG」→「BEGI」・・・等のように、関数式を一文字ずつ分解して、正当な関数であるか否かの解析を行う。
図33に示す「A]の時点で、「BEGINMONTH」という帳票アプリケーションプログラムに登録された関数名と一致する文字列が検出されることとなる。直後に「(」を検出した場合、解析部45は、「BEGINMONTH」の関数を検出する。反対に、直後に「(」を検出できない場合、解析部45は、ただの文字として判定し、関数とはみなさない。図33の例では、「B」の時点で、「BEGINMONTH」の直後に「(」を検出できたため、解析部45は、「BEGINMONTH」という文字列を、関数として判定する。
次に、「BEGINMONTH(」の直後に、「)」を検出した場合、解析部45は、「BEGINMONTH()」の文字列を、引数が設定されていない関数として判定する。図33の例の場合、「C」の時点で、「(」の直後に「K」の文字が検出されるため、解析部45は、この文字列を、引数が設定された関数として判定し、続けて引数の解析を行う。
次に、このように一文字ずつ文字列の解析を行うことで、図33の「D」の時点で「KIJUNFUNC」という帳票アプリケーションプログラムに登録された関数名に一致した文字列が検出できたとする。解析部45は、この「KIJUNFUNC」の文字列の直後に「(」を検出した場合は、この文字列を「KIJUNFUNC」の関数式として判定する。これに対して、「KIJUNFUNC」の文字列の直後に「(」を検出しない場合、解析部45は、単なる文字列と判定し、関数式の判定は行わない。
次に、図33の例は、「E」の時点で、「KIJUNFUNC」の文字列の直後に「(」が検出された例である。このため、解析部45は、「KIJUNFUNC」の文字列を関数式として判定する。
次に、図33の例は、「F」の時点で、「KIJUNFUNC(」の文字列の直後に「)」が検出され、「KIJUNFUNC」の関数が正しく完結しているため、解析部45は、正当な関数式として判定する。この解析結果に基づいて、画面制御部43は、例えば「2021/8/16」等の日付を取得して、月次推移表等の画面の基準日に反映させる。
これに対して、「KIJUNFUNC(」の文字列の直後に「,」が検出される場合は、第2の引数が設定されていることを意味するため、解析部45は、続けて引数の解析を行う。
最後に、図33に示す「G」の時点で、「KIJUNFUNC()」の文字列の直後に「)」が検出され、「BEGINMONTH(KIJUNFUNC())」の関数が正しく完結しているため、解析部45は、正当な関数式として判定する。この関数式が、「BEGINMONTH(2021/8/16)」の場合、画面制御部43は、例えば「2021/8/1」の日付を取得して、図25に示す月次推移表の対象期間の開始日に反映させる。
(関数式に対する名称設定機能)
次に、図3に示す業務サーバ装置10の業務データベース7には、ページ毎に関数式及び日本語での表示名を関連付けて登録する関数式マスタ61が設けられている。図34(a)に示す動的関数の設定画面(動的更新設定画面)のパターン登録ボタンが業務オペレータにより操作されると、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、図34(b)に示すように、パターン登録ボタンの操作時に選択されている関数式及び関数式名の入力欄を備えた関数式パターン登録画面を生成し、これを業務支援装置5に表示する。図34(b)の例は、「BEGINMONTH(KIJUNFUNC())」の関数式が選択され、業務オペレータにより、「基準日の月初日付を取得する」との関数名が入力された例である。
アプリケーションWebサーバ装置4の記憶制御部44は、選択された関数式及び関数名(表示名)を関連付けし、ID及びページ情報を付加してパターン化し、業務データベース7の関数式マスタ61に登録する。
アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、図35に示すように上述の画面保存ダイアログを表示する際に、関数式の表示名が関数式マスタ61に登録されている場合は、例えば「基準日の期首日付を取得する」との表示名で画面保存ダイアログ上に関数式を表示する。これに対して、関数式の表示名が関数式マスタ61に登録されていない場合は、例えば「ENDMONTH(KIJUNFUNC())」との関数式を画面保存ダイアログ上に表示する。
(過去に使用した関数のサジェスト機能)
次に、関数式マスタ61に登録されている関数式は、画面保存ダイアログ上で、サジェスト形式で呼び出すことができる。繰り返し使用する関数は、図36(a)に示すように関数式マスタ61に登録しておく。これにより、図36(b)に示すように、関数式マスタ61に登録された各関数式を一覧表示して、容易に再利用可能とすることができる。
また、開発者が、業務オペレータの利用が想定されるテンプレートを、予め初期提供することで、業務オペレータは、利用頻度の高い関数式を新たに作成することなく、帳票アプリケーションプログラムの導入開始段階から、図36(b)に示すように所望の関数式を、迅速に選択して使用可能とすることができる。
また、関数式の編集画面を使用するか否かを制御するフラグは、別マスタ上で管理しており、業務オペレータが新しく関数を作成する必要がない場合には、このフラグをオフに設定しておく。これにより、事前に関数式マスタ61に登録された関数式のみを選択可能とすることができる。
(画面復元アクション処理)
次に、過去に保存された画面情報を復元して再表示する画面復元アクション処理を説明する。まず、業務支援装置5により帳票アプリケーションプログラムの起動操作が行われると、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、アプリケーション定義データベース3に記憶されている図37(b)に示すUI情報、及び、図37(c)に示すアクション情報等を取得し、図37(a)に示すWeb画面(初期画面)を業務支援装置5に表示する。
このWeb画面が表示された状態において、業務オペレータが、図38(a)に示す復元ボタンを操作すると、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、図38(b)に示すような、画面の復元に必要なキー情報を業務データベース7から取得する。具体的には、画面制御部43は、ユーザID,ページ情報及び対象領域情報を、キー情報として取得する。ユーザIDは、操作しているユーザの情報である(例えば、ユーザA)。ページ情報は、操作しているジョブの情報である(例えば、月次推移表)。対象領域情報は、第1の画面復元アクションの復元対象より、第1の画面保存アクションの対象領域から取得する(例えば、第1の検索条件パネル)。
次に、画面制御部43は、図38(c)に示すように、上述のキー情報に基づいて業務データベース7から画面保存パターンデータの一覧を取得する。図38(c)の例は、上述のキー情報に基づいて、業務データベース7から第1のサンプルデータ及び第2のサンプルデータが取得された例である。
次に、画面制御部43は、取得した第1のサンプルデータ及び第2のサンプルデータを、図39(a)に示すように一覧表示した画面復元ダイアログを生成し、これを業務支援装置5に表示する。業務オペレータは、画面復元ダイアログ上に一覧表示されたサンプルデータのうち、復元する画面に対応するサンプルデータを選択し、復元ボタンを操作する。
復元ボタンが操作されると、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、選択された保存名(第1のサンプルデータ)に基づいて、図39(b)に示すように業務データベース7から画面保存パターンデータ(図38(c)に示す入力項目情報)を取得する。また、これと共に、画面制御部43は、図39(c)に示すように、選択された保存名(第1のサンプルデータ)と同一のキー情報を持つ動的更新設定データを抽出する。
次に、画面制御部43は、取得した動的更新設定データで設定されている値を検出する。この例の場合、基準日は「2021年9月12日」であるため、画面制御部43は、月初として「2021年9月1日」の日付を検出し、月末として「2021年9月30日」の日付を検出する。そして、画面制御部43は、図39(d)に示すように動的更新設定データの対象期間の開始日の日付を「2021年9月1日」の日付に更新処理すると共に、対象期間の開始日の日付を「2021年9月30日」の日付に更新処理する。
次に、画面制御部43は、図39(e)に示すように、基準日を「2021年9月12」とし、第1の検索条件パネルの対象期間の開始日を「2021年9月1日」とすると共に、対象期間の終了日を「2021年9月30日」とした月次推移表の画面を形成し、これを業務支援装置5に表示する。これにより、過去に保存された画面の中から、業務オペレータが希望する画面を復元して再表示することができる。この際、対象期間の開始日及び終了日等の動的更新対象は、例えば基準日等に基づいて動的に更新された状態で第1の検索条件パネル上に表示される。これにより、対象期間の開始日及び終了日を入力する手間を省略することができ、業務オペレータの入力作業を簡素化できる。
(業務関数の追加処理)
上述の動的更新設定画面の例では、例えば図40(a)に示すように使用できる関数として、画面項目関数及び通常関数の2種類の関数を一覧表示することとした。また、画面項目関数は、アプリケーション定義データベース3の設定に応じて表示され、通常関数は、帳票アプリケーションプログラムのモジュールに組み込まれた関数が表示されることとした。上述の対象期間の月初及び月末を取得する関数は、全ての業務で共通して使用できる関数であったが、各業務に特化したマスタ情報等を使用して動的更新を行いたい、というニーズも存在する。
例えば、図40(b)に示すA会社は、決算期の期首が2021年8月1日で、期末が2022年7月31日となる、いわゆる8月期首の会社である。これに対して、図40(c)に示すB会社は、決算期の期首が2021年4月1日で、期末が2022年3月31日となる、いわゆる4月期首の会社である。このような場合、各会社A,Bの決算開始日を起点に、月初、月末の日付を動的更新するには、各会社A、Bの業務データベース7A、7Bのマスタ情報を参照して動的更新を行う必要がある。なお、決算期の期間は、予め指定された期間の一例である。
このため、実施の形態の業務支援システムでは、各帳票アプリケーションプログラムの開発者が動的更新設定画面において、使用可能な関数の一覧に、各会社用の関数(業務関数)を、自由に追加可能となっている。すなわち、開発者は、例えば、各会社A,Bの決算期マスタの期首日付及び期末日付の、月初日付及び月末日付を取得する業務関数を作成する。これにより、動的更新設定画面の使用可能な関数の一覧中に、作成した業務関数を表示することができる。このように、実施の形態の業務支援システムは、各会社A,B等の業務に特化した業務関数を使用可能であるため、利便性を、より向上させることができる。
(開発者による業務関数の作成)
このような業務関数の作成動作を、具体的に説明する。まず、開発者は、図3に示す業務データベース7に設けられている業務関数マスタ63に対して、図41(a)に示すように、関数名と引数の個数をキー情報にして、業務関数に必要な情報を設定する。図41(a)の例は、「KISHUDATE()」の関数式の業務関数が、「期首日を取得する」との表示名、「1111XXX-XXX・・・」等のAPIのキー情報、及び、「引数として日付を受け取り、引数の日付が属する決算期の期首日付を返す関数」との説明に関連付けされて業務関数マスタ63に登録された例である。また、図41(a)の例は、「KIMATUDATE()」の関数式の業務関数が、「期末日を取得する」との表示名、「2222XXX-XXX・・・」等のAPIのキー情報、及び、「引数として日付を受け取り、引数の日付が属する決算期の期末日付を返す関数」との説明に関連付けされて業務関数マスタ63に登録された例である。
次に、開発者は、図41(b)に示すように、業務関数の実処理を記述したAPIを帳票アプリケーションプログラムに組み込む。図41(b)の例は、「1111XXX-XXX・・・」をキー情報とする「引数として日付を受け取り、引数の日付が属する決算期の期首日付を返す関数」の業務関数のAPIが帳票アプリケーションプログラムに組み込まれた例である。また、図41(b)の例は、「2222XXX-XXX・・・」をキー情報とする「引数として日付を受け取り、引数の日付が属する決算期の期末日付を返す関数」の業務関数のAPIが帳票アプリケーションプログラムに組み込まれた例である。
このような業務関数の設定を行うことで、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、動的更新設定画面で使用可能な関数の一覧を表示する際に、図42(a)に示すように上述の画面項目関数及び通常関数と共に、上述のように設定された業務関数を一覧に含めて表示する。図42(a)の例は、「KISHUDATE()」の関数式の業務関数、及び、「KIMATUDATE()」の関数式の業務関数が、画面項目関数及び通常関数と共に一覧表示された例である。
なお、この例では、画面項目関数、通常関数及び業務関数を一覧表示することとした。しかし、図42(b)に示すように、動的更新設定画面の使用可能な関数の一覧の表示欄に、画面項目関数用のタブ、通常関数用のタブ及び業務関数用のタブをそれぞれ設け、業務オペレータにより操作されたタブの関数を表示してもよい。業務関数を配置するタブは、開発者が自由に追加可能となっている。
(業務関数を反映させた画面の復元処理)
次に、開発者により設定された業務関数を反映させた画面の復元処理を説明する。まず、業務オペレータが帳票アプリケーションプログラムの起動操作を行うと、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43により、図43に示すWeb画面(初期画面)が生成され、業務支援装置5に表示される。業務オペレータが、このWeb画面の復元ボタンを操作すると、画面制御部43は、上述と同様に、図44(a)に示す画面復元ダイアログを業務支援装置5に表示する。
業務オペレータは、画面復元ダイアログから復元を希望する画面に対応するサンプルデータを選択し、画面復元ダイアログの復元ボタンを操作する。図44(a)の例は、業務オペレータにより、第1のサンプルデータが選択された例である。画面復元ダイアログの復元ボタンが操作されると、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、選択された第1のサンプルデータの画面保存パターンデータと同一のキーの動的更新設定情報を業務データベース7から検出して解析し、使用される関数を特定する。また、画面制御部43は、画面項目関数及び通常関数に一致する関数が存在しない場合、図44(c)に例示する業務関数マスタ63を参照する。
次に、業務関数マスタ63に記憶されている業務関数が、図44(d)に示すように、「引数として日付を受け取り、引数の日付が属する決算期の期首日付を返す関数」、及び、「引数として日付を受け取り、引数の日付が属する決算期の期末日付を返す関数」であったとする。この場合、画面制御部43は、図3に示す業務データベース7に記憶されている決算期マスタ62を参照する。この決算期マスタ62には、図44(e)に示すように、その会社の年毎の決算期の期首となる日付、及び、期末となる日付が登録されている。
画面制御部43は、この決算期マスタ62を参照することで、業務関数に基づく期首及び期末の日付として、例えば「2021年4月1日」の期首の日付、及び、「2021年3月31日」の期末の日付を検出する。そして、画面制御部43は、図44(f)に示すように第1の検索条件パネルの対象期間の開始日に対して「2021年4月1日」の期首の日付を動的に反映させ、対象期間の終了日に対して「2021年3月31日」の期末の日付を動的に反映させた月次推移表の画面を生成し、これを業務支援装置5に表示する。
このような業務関数により、企業毎に決算期の期首となる日付及び期末となる日付等を動的に反映させた画面を形成して業務オペレータに提供できる。
(利用頻度の高い関数の上位表示機能)
次に、実施の形態の業務支援システムは、動的更新設定画面に関数を一覧表示する際に、利用頻度の高い関数を上位に表示可能となっている。具体的には、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、上述の動的更新設定画面を表示する際に、図45(a)に示すように、使用可能な関数を一覧表示すると共に、関数毎チェックボックスを表示する。業務オペレータは、上位表示を希望する関数のチェックボックスにチェックを入れる。図45(a)の例は、「BEGINMONTH()」及び「KISHUDATE()」のチェックボックスに、それぞれチェックが入れられた例である。
アプリケーションWebサーバ装置4の記憶制御部44は、図45(b)に示すように、チェックボックスがチェックされている関数に対してユーザIDを付した優先表示関数データ64を生成し、これを図3に示す業務サーバ装置10の業務データベース7に登録する。この業務データベース7に登録されている優先表示関数データ64は、業務オペレータにより、チェックするチェックボックスが変更となる毎に更新される。なお、画面項目関数は、画面毎に異なる関数が表示されることから、チェックボックスによる上位表示を行うことは困難であり、一例として常に最上位に表示されるようになっている。
次に、このような優先表示関数データ64が業務データベース7に登録されると、アプリケーションWebサーバ装置4の画面制御部43は、動的更新設定画面の次回表示時において、図46(a)に示す使用可能な関数一覧に表示する各関数の表示順序を,図46(b)に示す優先表示関数データ64に基づいて並べ替えて表示する。
具体的には、画面制御部43は、画面項目関数を最上位に表示し、優先表示関数データ64で示される通常関数を次順位で表示し、優先表示関数データ64に登録されていない通常関数を、さらに次順位で表示する。優先表示関数データ64で示される通常関数が複数存在する場合、画面制御部43は、関数名又は関数式を昇順でソートして表示する。同様に、優先表示関数データ64に登録されていない通常関数が複数存在する場合も、画面制御部43は、関数名又は関数式を昇順でソートして表示する。
このように、使用頻度の高い関数を一覧の上位に表示することで、業務オペレータに対して、所望の関数を見つけ易くすることができる。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、実施の形態の業務支援システムは、画面情報をパターン化して登録する際に、値だけではなく関数を登録できるように機能を拡張し、ローコード開発基盤上で設定する。また、復元時には、登録した関数を実行し、結果の値を元画面に復元する。これにより、ユーザが希望する画面情報の保存及び復元を容易に行うことができ、利便性を向上させることができる。
また、実施の形態の業務支援システムは、画面情報を事前にパターン化してデータベースに保存し、また、復元できるため、帳票又は申請等、画面項目への入力が必要で、かつ、業務での入力内容が、ある程度パターン化されている処理における入力の手間を削減することができる。
また、実施の形態の業務支援システムは、オペレータの運用に応じて、パターン化する画面情報の対象を細かく指定でき、単純な値としてではなく、復元する値を自在に組み替えることができる。
また、実施の形態の業務支援システムは、ローコード開発基盤を用いることで、直接プログラミングを行うことなく、ツールの設定によって画面情報の保存、復元の複雑な要件にも柔軟に対応可能とすることができる。これにより、コストを抑えたシステム開発、及び必要に応じて柔軟に設定変更を加えることが可能になり、ユーザにとっての利便性を大幅に向上させることができる。
[国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[他の実施の形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、或いは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、業務支援システムに関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも図示の如く物理的に構成されていることを要しない。
例えば、業務支援システムが備える処理機能、特に制御部16,32及び制御部16,32にて行われる各処理機能については、その全部又は任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)及び当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。なお、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて機械的に読み取られる。すなわち、ROM又はHDD等の記憶部等には、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部16,32を構成する。
また、このコンピュータプログラムである帳票アプリケーションプログラムは、任意のネットワークを介して接続された他のサーバ装置に記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するための帳票アプリケーションプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコード又はバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部15,31は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、業務支援システムの各装置は、既知のパーソナルコンピュータ装置又はワークステーション等の情報処理装置で構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された情報処理装置で構成してもよい。また、本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラム又はデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部又は一部を、各種の付加等に応じて又は機能付加に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、例えば帳票又は申請書類等の作成業務に有用である。
1 開発用コンピュータ装置
2 ローコード開発Webサーバ装置
3 アプリケーション定義データベース
4 アプリケーションWebサーバ装置
5 業務支援装置
6 業務API
7 業務データベース
8 Webブラウザ
9 Webブラウザ
10 業務サーバ装置
13 ネットワーク
15 記憶部
16 制御部
21 通信制御部
22 入力処理部
23 パネル設定部
24 コントロール設定部
25 復元対象設定部
26 動的復元対象設定部
27 記憶制御部
28 アクション設定部
31 記憶部
32 制御部
40 アプリケーション生成部
41 通信制御部
42 入力処理部
43 画面制御部
44 記憶制御部
45 解析部
51 入力装置
52 出力装置
61 関数式マスタ
62 決算期マスタ
63 業務関数マスタ
64 優先表示関数データ

Claims (12)

  1. 表示画面内の領域のうち、保存対象とする保存領域を示す保存領域定義を設定する保存領域設定部と、
    前記保存領域設定部で設定された前記保存領域内に配置する少なくとも表示項目又は操作ボタンであるコントロールを示すコントロール定義を設定するコントロール設定部と、
    前記コントロールのうち、次回以降の画面表示時に、値を動的に更新して表示するコントロールを、動的復元対象コントロール定義として設定する動的復元対象設定部と、
    前記保存領域定義、前記コントロール定義及び前記動的復元対象コントロール定義を、前記保存領域定義の子要素として関連付けることで、前記保存領域定義、前記コントロール定義、及び、前記動的復元対象コントロール定義を階層化して記憶部に記憶する記憶制御部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記動的復元対象設定部は、前記動的復元対象コントロール定義として、前記コントロールの値を動的に更新するための関数を設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記動的復元対象コントロール定義の前記関数は、基準となる値に基づいて、前記コントロールの値を動的に更新するための関数であること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記基準となる値は、基準日となる現在の日付、又は、予め指定された期間であること
    を特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 複数の関数を一覧表示する画面制御部と、
    一覧表示された複数の前記関数の中から選択された関数を前記動的復元対象コントロール定義として第2の記憶部に記憶する第2の記憶制御部と、をさらに備えること
    を特徴とする請求項2から請求項4のうち、いずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記画面制御部は、予め指定された表示順序に従って複数の前記関数を一覧表示すること
    を特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記一覧表示する各関数の文字列を解析することで、各関数の正当性を解析する解析部を、さらに備え、
    前記画面制御部は、前記解析部により正当な関数であることを示す解析結果が得られた関数を前記一覧表示すること
    を特徴とする請求項5又は請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記コントロール設定部は、前記操作ボタンのコントロールとして、前記記憶部に対する前記保存領域定義、前記コントロール定義及び前記動的復元対象コントロール定義の記憶を指定するための保存ボタン、及び、前記記憶部に記憶された前記保存領域定義、前記コントロール定義、及び、前記動的復元対象コントロール定義に基づいて、過去の表示画面を復元する復元ボタンの設定を行うこと
    を特徴とする請求項1から請求項7のうち、いずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記コントロールのうち、入力された値の復元を行わないコントロールを指定するための除外コントロール定義を設定する除外コントロール設定部を、さらに備えること
    を特徴とする請求項1から請求項8のうち、いずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記階層化による上位画面は、下位画面において所望の前記コントロールのコントロール定義を設定可能な領域であるプレースホルダを備えること
    を特徴とする請求項1から請求項9のうち、いずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 保存領域設定部が、表示画面内の領域のうち、保存対象とする保存領域を示す保存領域定義を設定する保存領域設定ステップと、
    コントロール設定部が、前記保存領域設定ステップで設定された前記保存領域内に配置する少なくとも表示項目又は操作ボタンであるコントロールを示すコントロール定義を設定するコントロール設定ステップと、
    動的復元対象設定部が、前記コントロールのうち、次回以降の画面表示時に、値を動的に更新して表示するコントロールを、動的復元対象コントロール定義として設定する動的復元対象設定ステップと、
    記憶制御部が、前記保存領域定義、前記コントロール定義及び前記動的復元対象コントロール定義を、前記保存領域定義の子要素として関連付けることで、前記保存領域定義、前記コントロール定義、及び、前記動的復元対象コントロール定義を階層化して記憶部に記憶する記憶制御ステップと、
    を有する情報処理方法。
  12. コンピュータを、
    表示画面内の領域のうち、保存対象とする保存領域を示す保存領域定義を設定する保存領域設定部と、
    前記保存領域設定部で設定された前記保存領域内に配置する少なくとも表示項目又は操作ボタンであるコントロールを示すコントロール定義を設定するコントロール設定部と、
    前記コントロールのうち、次回以降の画面表示時に、値を動的に更新して表示するコントロールを、動的復元対象コントロール定義として設定する動的復元対象設定部と、
    前記保存領域定義、前記コントロール定義及び前記動的復元対象コントロール定義を、前記保存領域定義の子要素として関連付けることで、前記保存領域定義、前記コントロール定義、及び、前記動的復元対象コントロール定義を階層化して記憶部に記憶する記憶制御部として機能させること
    を特徴とする情報処理プログラム。
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