JP2023056816A - 建物 - Google Patents

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Atsushi Matsumoto
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Abstract

Figure 2023056816000001
【課題】折上げ天井部を備える居室と専用屋外空間との一体化、並びに、折上げ天井部を備える居室及び専用屋外空間でのプライバシー性の確保、の両立を実現可能な建物を提供する。
【解決手段】本発明に係る建物は、居室と、前記居室と外壁を挟んで隣接して配置されている専用屋外空間と、を備え、前記居室の天井面は、折上げ天井部を備え、前記外壁には開口部が形成されており、前記専用屋外空間は、前記居室内の前記折上げ天井部に覆われた位置から前記開口部を通じて視認可能な位置に、前記居室の床面に対して1700mm以上の高さを有する目隠し壁を備える。
【選択図】図2

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 1.旭化成ホームズ株式会社がYahoo!、Google、Facebook上でのバナー広告において、2021年4月27日より、出願に係る発明を公開。 2.https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/lineup/frex3/index.html/ 2021年4月27日付で、旭化成ホームズ株式会社が自社ホームページにおいて、出願に係る発明を公開。 3.2021年4月29日付で、旭化成ホームズ株式会社が、日本経済新聞において、出願に係る発明を公開。 4.2021年4月28日付で、旭化成ホームズ株式会社が、全国の自社各住宅展示所において、出願に係る発明を公開したカタログを配布することにより公開。
本発明は建物に関する。
従来から、例えば2階建て住宅や3階建ての住宅など、階床により互いに隔てられた複数の階層を有する建物として、下階に設けられたリビングルーム等の居室の天井を折上げ天井(二重天井)に構成したものが知られている。
折上げ天井は、天井面の一部分を段差状に折り上げて構成されるものである。このような折上げ天井を設けることにより、居室の天井高つまり床面から天井面までの高さを高くして居室を広く感じさせることができる。特許文献1には、この種の折上げ天井を採用した居室が開示されている。また、特許文献1には、折上げ天井を採用した居室にベランダを隣接させる構成が開示されている。
特開2017-106195号公報
特許文献1には、天井面に折上げ天井部を備える居室に専用屋外空間としてのベランダを隣接させる構成が開示されているが、特許文献1に記載の建物は、居室と専用屋外空間との一体化、並びに、居室及び専用屋外空間でのプライバシー性の確保、の両立の観点で、依然として改善の余地がある。
本発明は、折上げ天井部を備える居室と専用屋外空間との一体化、並びに、折上げ天井部を備える居室及び専用屋外空間でのプライバシー性の確保、の両立を実現可能な建物を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様としての建物は、居室と、前記居室と外壁を挟んで隣接して配置されている専用屋外空間と、を備え、前記居室の天井面は、折上げ天井部を備え、前記外壁には開口部が形成されており、前記専用屋外空間は、前記居室内の前記折上げ天井部に覆われた位置から前記開口部を通じて視認可能な位置に、前記居室の床面に対して1700mm以上の高さを有する目隠し壁を備える。
本発明の1つの実施形態として、前記開口部の正面視において、前記開口部の幅は、前記折上げ天井部の幅の1/2以上である。
本発明の1つの実施形態として、前記開口部の正面視において、前記開口部の幅は、前記折上げ天井部の幅と略等しい。
本発明の1つの実施形態として、前記開口部の正面視において、前記開口部の幅方向の配置領域と、前記折上げ天井部の幅方向の配置領域とは、少なくとも一部が重なっている。
本発明の1つの実施形態として、前記開口部は、前記外壁のうち前記居室に面する内面の、2/3以上の高さを有する。
本発明の1つの実施形態として、前記専用屋外空間は、前記居室内の前記折上げ天井部に覆われた位置から前記開口部を通じて視認可能な位置で、かつ、前記目隠し壁と重ならない位置に、前記目隠し壁より高さが低い手摺部を備える。
本発明の1つの実施形態として、前記居室の前記天井面は、平面視において前記折上げ天井部と前記開口部との間の位置に、前記折上げ天井部より低い基準天井部を備える。
本発明の1つの実施形態として、前記居室の前記天井面は、上階の床の下面により構成されており、前記床は、下面が前記基準天井部となる第1床部と、前記第1床部と略同一の厚みを有し、前記第1床部に対して上階側にずれて配置されて下面が前記折上げ天井部となる第2床部と、を備え、前記第1床部は、建物の第1躯体に支持され、前記第2床部は、建物の前記第1躯体の上方に平面視で重なるように配置された第2躯体に支持されている。
本発明の1つの実施形態としての建物は、前記外壁の前記開口部の上方の位置から平面視で前記専用屋外空間側に向かって突出する庇部を備える。
本発明の1つの実施形態として、前記専用屋外空間のうち、平面視で前記外壁と前記目隠し壁との間の空間は、前記庇部に覆われる第1空間と、前記庇部に覆われていない第2空間と、を含む。
本発明によれば、折上げ天井部を備える居室と専用屋外空間との一体化、並びに、折上げ天井部を備える居室及び専用屋外空間でのプライバシー性の確保、の両立を実現可能な建物を提供することができる。
本発明の一実施形態としての建物の側面図である。 図1に示す建物の図1とは異なる側面を示す側面図である。 図1に示す建物の2階の平面図である。 図1に示す建物の屋上階の平面図である。 図1に示す建物の折上げ天井部の構成の詳細を示す図である。
以下、本発明に係る建物の実施形態について図面を参照して例示説明する。各図において共通する構成には同一の符号を付している。
図1、図2は、本発明に係る建物の一実施形態としての建物100の側面図である。図2に示す建物100の側面は、図1に示す建物100の側面視で右側に位置する建物100の側面を示している。図3は、建物100の2階の平面図である。図4は、建物100の屋上階の平面図である。図5は、建物100の折上げ天井部21bの構成の詳細を示す図である。
まず、本実施形態の建物100の概要について説明する。本実施形態の建物100は、鉄骨造の軸組みを有する2階建ての戸建て住宅である。本実施形態の建物100は戸建て住宅であるが、例えば、複数の住戸を備える集合住宅であってもよい。また、本実施形態の建物100は、2階建てであるが、3階層以上の階層を備える構成であってもよい。
本実施形態の建物100は、鉄筋コンクリート造の基礎と、柱や梁などの軸組部材で構成された軸組架構を有し、基礎に支持される上部構造体と、を備える。本実施形態の上部構造体は、鉄骨造の軸組架構を有するが、例えば、木造の軸組みを有してもよく、その構造は特に限定されない。また、本実施形態の建物100の軸組架構を構成する軸組部材は、予め規格化(標準化)されたものであり、予め工場にて製造されたのち建築現場に搬入されて組み立てられる。
より具体的に、本実施形態の建物100の上部構造体は、上述の軸組架構と、外壁101と、床102と、を備える。
外壁101は、建物100の屋内空間と屋外空間とを区画する壁である。本実施形態の建物100の外壁101は、軽量気泡コンクリート(ALC)からなるパネル状の外装材が連接されて構成された外部仕上げ層を備える。但し、外装材は、金属系や窯業系のサイディング、押出成形セメント板、木質系パネルなどであってもよい。
また、外壁101は、フェノールフォーム等の発泡樹脂系のパネル状の断熱材が外装仕上げ層の内面に沿って連接されて構成された断熱層を備える。但し、断熱材は、ロックウール等の繊維系の構成であってもよい。
更に、外壁101は、石膏ボートと石膏ボード表面に貼設された壁クロス等の仕上げ材とで構成された内装材からなる内部仕上げ層を備える。但し、内装材の構成は本実施形態の構成に限られない。
図5に示すように、本実施形態の建物100の床102は、床スラブ材201a、201bを含む。詳細は後述するが、本実施形態の床スラブ材201aは、軸組架構の第1梁104a間に架設され、第1梁104aに支持されている。また、詳細は後述するが、本実施形態の床スラブ材201bは、軸組架構の第2梁104b間に架設され、第2梁104bに支持されている。床スラブ材201a、201bとしては、例えば、ALCパネルを用いることできるが、折板、押出成形セメント板、木質系パネルなどの別の部材を用いてもよい。床102は、床スラブ材201a、201bに加えて、例えば、床スラブ材201a、201bに対して直接的又は間接的に取り付けられる、下階の天井面を構成する天井仕上げ材202a、202bを含んでよい。また、床102は、床スラブ材201a、201b上に積層された、上階の床面を構成する床仕上げ材203a、203bを含んでよい。
本実施形態の建物100の屋根は陸屋根であり、その構成は上述した床102と同様である。陸屋根の床仕上げ材203a、203bは、例えば塩化ビニル樹脂から形成されている防水シートである。但し、建物100の屋根は、本実施形態の陸屋根に限られず、スレート等の屋根外装材を用いた勾配屋根であってもよい。
次に、図1~図5を参照して、本実施形態の建物100の2階の詳細について説明する。
建物100の2階には、廊下11、階段室12、洗面室13、トイレ14、居室としての書斎15、居室としての個室16、居室としてのリビング・ダイニング・キッチン17(以下、単に「LDK17」と記載する。)、及び、専用屋外空間としてのベランダ18、が設けられている。なお、「居室」とは、建築基準法第2条第4号に記載の「居住、執務、作業、集会、娯楽その他これらに類する目的のために継続的に使用する室」を意味する。また、「専用屋外空間」とは、例えば建物100が戸建て住宅の場合、この戸建て住宅の住人によって主に使用されるベランダ、テラス、バルコニーなどを言う。
LDK17の天井面は、折上げ天井である。具体的には、図5に示すように、LDK17の天井面は、基準天井部21aと、この基準天井部21aより高い位置にある折上げ天井部21bと、を備える。
本実施形態のLDK17では、リビング空間17aの中央部の上方に折上げ天井部21bが配置されている。また、本実施形態のLDK17では、リビング空間17aの外縁部の上方、ダイニング空間17bの上方、及び、キッチンセット17c1が備え付けられているキッチン空間17cの上方、に基準天井部21aが配置されている。なお、本実施形態のリビング空間17aには、ソファ、テレビなどの家具が配置されている。また、本実施形態のダイニング空間17bには、ダイニングテーブルが配置されている。
本実施形態のLDK17では、平面視(図3参照)で、リビング空間17a、ダイニング空間17b及びキッチン空間17cが、略L字状に配置されている。より具体的に、本実施形態のLDK17では、リビング空間17a及びダイニング空間17bが、図3の平面視で左右方向に並んで配置されている。そして、本実施形態のLDK17では、ダイニング空間17b及びキッチン空間17cが、図3の平面視で上下方向に並んで配置されている。本実施形態の建物100の軸組架構の柱105は、図3の平面視で左右方向及び上下方向に格子状に配置される通り芯の交点に配置されている。つまり、本実施形態において、図3の平面視での左右方向及び上下方向は、通り芯に平行な方向である。したがって、以下、説明の便宜上、図3の平面視でリビング空間17a及びダイニング空間17bが並ぶ左右方向を「第1通り芯方向A」と記載し、図3の平面視でダイニング空間17b及びキッチン空間17cが並ぶ上下方向を「第2通り芯方向B」と記載する。
ベランダ18は、LDK17と外壁101を挟んで隣接して配置されている。より具体的に、本実施形態のベランダ18は、平面視(図3参照)で略L字状に延在しており、LDK17の2面に面して配置されている。
LDK17とベランダ18とを区画する外壁101のうち図2に示す建物100の側面側の部分(以下、「第1外壁101a」と記載する。)には、第1開口部101a1が形成されている。本実施形態の第1開口部101a1には、折りたたんで開閉可能な建具106としての折れ戸が配置されている。建具106は、LDK17から外部を視通可能な視通部材を含むことが好ましい。具体的に、建具106は、例えば、視通部材としての透明なガラス板材と、このガラス板材の外縁部に取り付けられている框部と、を備える障子により構成されてよい。本実施形態の建具106としての折れ戸は、例えば、上述の障子を折りたたむことで開閉される構成とされてよい。建具106としてのこのような折れ戸を採用することで、第1開口部101a1の略全幅を開放することができる。
また、LDK17とベランダ18とを区画する外壁101のうち図1に示す建物100の側面側の部分(以下、「第2外壁101b」と記載する。)には、第2開口部101b1が形成されている。本実施形態の第2開口部101b1には、開閉可能な建具107としての引き違い戸が配置されている。建具107は、LDK17から外部を視通可能な視通部材を含むことが好ましい。本実施形態の建具107としての引き違い戸は、例えば、ガラス板材と、このガラス板材の外縁部に取り付けられている框部と、を備える障子により構成されてよい。
但し、第1開口部101a1に配置される建具106、及び、第2開口部101b1に配置される建具107、は本実施形態の構成に限られない。第1開口部101a1に配置される建具106は、例えば引き戸など、別の構成であってもよい。また、第2開口部101b1に配置される建具107は、例えば折れ戸など、別の構成であってもよい。更に、第1開口部101a1及び第2開口部101b1それぞれの一部又は全部には、開閉できない嵌め殺しタイプの視通部材が配置されていてもよい。
また、第1開口部101a1及び第2開口部101b1は、居室としてのLDK17内の折上げ天井部21bに覆われた位置(本実施形態ではリビング空間17aの中央部)から視認可能な位置に設けられている。このような配置とすることで、折上げ天井部21bの真下の位置から、第1開口部101a1及び第2開口部101b1を通じて、専用屋外空間側であるベランダ18側を視通することができる。すなわち、居室としてのLDK17を利用する者は、折上げ天井部21bの真下の位置で、折上げ天井部21bによる高さ方向の広がりを感じつつ、第1開口部101a1及び第2開口部101b1を通じた外部への広がりを感じ易くなる。
なお、第1開口部101a1の正面視(図2参照)において、第1開口部101a1の幅W1は、折上げ天井部21bの幅W2の1/2以上であることが好ましく、折上げ天井部21bの幅W2の2/3以上であることが、より好ましく、本実施形態のように、折上げ天井部21bの幅W2と略等しいことが、特に好ましい。このように、第1開口部101a1を広幅な構成とすることで、第1開口部101a1を通じて、居室としてのLDK17と、専用屋外空間としてのベランダ18と、の一体性を、より高めることができる。また、第1開口部101a1の幅W1を、折上げ天井部21bの幅W2より広幅としないことで、LDK17のプライバシー性をも確保できる。
更に、第1開口部101a1の正面視(図2参照)において、第1開口部101a1の幅方向(本実施形態では第2通り芯方向Bと同じ方向)の配置領域AR1と、折上げ天井部21bの幅方向(本実施形態では第2通り芯方向Bと同じ方向)の配置領域AR2とは、少なくとも一部が重なっていることが好ましい。このような配置とすることで、折上げ天井部21bの真下の位置(本実施形態ではリビング空間17aの中央部)から、第1開口部101a1を通じて、外部を視通し易くなる。すなわち、居室としてのLDK17を利用する者は、折上げ天井部21bの真下の位置で、折上げ天井部21bによる高さ方向の広がりを感じつつ、第1開口部101a1を通じた外部への広がりを、より感じ易くなる。
特に、本実施形態では、第1開口部101a1の正面視(図2参照)において、第1開口部101a1の配置領域AR1と、折上げ天井部21bの配置領域AR2とは、略全体が重なっている。換言すれば、本実施形態では、第1開口部101a1の正面視(図2参照)において、折上げ天井部21bの配置領域AR2の略全体が、第1開口部101a1の配置領域AR1と重なっている。このような配置とすることで、折上げ天井部21bの真下の位置(本実施形態ではリビング空間17aの中央部)から、第1開口部101a1を通じて、より外部を視通し易くなる。すなわち、居室としてのLDK17を利用する者は、折上げ天井部21bの真下の位置で、折上げ天井部21bによる高さ方向の広がりを感じつつ、第1開口部101a1を通じた外部への広がりを、より感じ易くなる。なお、本実施形態では、図3に示すように、第1開口部101a1の配置領域AR1、及び、折上げ天井部21bの配置領域AR2がいずれも、建物100の軸組架構の2本の柱105間の略全域に亘っている。
更に、第2開口部101b1の正面視(図1参照)において、第2開口部101b1の幅W3は、折上げ天井部21bの幅W4の1/2以上であることが好ましく、折上げ天井部21bの幅W4の2/3以上であることが、より好ましく、折上げ天井部21bの幅W4と略等しいことが、更に好ましく、本実施形態のように、折上げ天井部21bの幅W4より広幅であることが、特に好ましい。このように、第2開口部101b1を広幅な構成とすることで、第2開口部101b1を通じて、居室としてのLDK17と、専用屋外空間としてのベランダ18と、の一体性を、より高めることができる。
更に、第2開口部101b1の正面視(図1参照)において、第2開口部101b1の幅方向(本実施形態では第1通り芯方向Aと同じ方向)の配置領域AR3と、折上げ天井部21bの幅方向(本実施形態では第1通り芯方向Aと同じ方向)の配置領域AR4とは、少なくとも一部が重なっていることが好ましい。このような配置とすることで、折上げ天井部21bの真下の位置(本実施形態ではリビング空間17aの中央部)から、第2開口部101b1を通じて、外部を視通し易くなる。すなわち、居室としてのLDK17を利用する者は、折上げ天井部21bの真下の位置で、折上げ天井部21bによる高さ方向の広がりを感じつつ、第2開口部101b1を通じた外部への広がりを、より感じ易くなる。
特に、本実施形態では、第2開口部101b1の正面視(図1参照)において、折上げ天井部21bの配置領域AR4の略全体が、第2開口部101b1の配置領域AR3に重なっている。このような配置とすることで、折上げ天井部21bの真下の位置(本実施形態ではリビング空間17aの中央部)から、第2開口部101b1を通じて、より外部を視通し易くなる。すなわち、居室としてのLDK17を利用する者は、折上げ天井部21bの真下の位置で、折上げ天井部21bによる高さ方向の広がりを感じつつ、第2開口部101b1を通じた外部への広がりを、より感じ易くなる。
また、第1開口部101a1及び第2開口部101b1は、外壁101のうち居室に面する内面の、2/3以上の高さを有することが好ましく、同内面と略等しい高さを有することが、より好ましい。本実施形態において、外壁101のうち居室に面する内面とは、外壁101のLDK17に面する内面であり、その高さとは、LDK17の基準天井部21aの位置での天井高さL1(図1、図2、図5参照)を意味する。すなわち、本実施形態の第1開口部101a1及び第2開口部101b1は、LDK17の基準天井部21aの位置での天井高さL1の2/3以上の高さを有することが好ましく、LDK17の基準天井部21aの位置での天井高さL1と略等しい高さを有することが、より好ましい。このように、第1開口部101a1及び第2開口部101b1の高さを高くすることで、第1開口部101a1及び第2開口部101b1を通じて、居室としてのLDK17と、専用屋外空間としてのベランダ18と、の一体性を、より高めることができる。
なお、本実施形態では、第1開口部101a1及び第2開口部101b1の両方が、LDK17の基準天井部21aの位置での天井高さL1と略等しい高さを有するが、この構成に限られない。例えば、第1開口部101a1のみが、天井高さL1の2/3以上の高さを有していてもよい。
図3に示すように、専用屋外空間としてのベランダ18は、居室としてのLDK17内の折上げ天井部21bに覆われた位置(本実施形態ではリビング空間17a)から第1開口部101a1を通じて視認可能な位置に、居室としてのLDK17の床面に対して1700mm以上の高さL2(図1、図2参照)を有する目隠し壁31を備える。このような目隠し壁31を設けることで、ベランダ18のうち、第1外壁101aと目隠し壁31との間の空間は、外部から視認され難く、プライバシー性が確保される。更に、第1開口部101a1を通じて外部からLDK17内が視通されることを、目隠し壁31を設けることによって制限できる。すなわち、ベランダ18に目隠し壁31を設けることで、折上げ天井部21bを備える居室としてのLDK17、及び、専用屋外空間としてのベランダ18、でのプライバシー性を確保することできる。
このように、建物100では、第1開口部101a1を通じて、折上げ天井部21bを備える居室としてのLDK17と、専用屋外空間としてのベランダ18と、の一体化を実現しつつ、ベランダ18に目隠し壁31を設けることで、LDK17及びベランダ18でのプライバシー性を確保している。つまり、建物100によれば、折上げ天井部21bを備える居室(本実施形態ではLDK17)と専用屋外空間(本実施形態ではベランダ18)との一体化、並びに、折上げ天井部21bを備える居室(本実施形態ではLDK17)及び専用屋外空間(本実施形態ではベランダ18)でのプライバシー性の確保、の両立を実現できる。
なお、目隠し壁31の高さL2は、1800mm以上とすることが好ましく、1900mm以上とすることがより好ましい。このようにすることで、折上げ天井部21bを備える居室としてのLDK17、及び、専用屋外空間としてのベランダ18、でのプライバシー性を、より高めることができる。
その一方で、目隠し壁31の高さL2は、2300mm以下とすることが好ましく、2200mm以下とすることがより好ましく、2100mm以下とすることが特に好ましい。このようにすることで、専用屋外空間としてのベランダ18での目隠し壁31による圧迫感を緩和できる。
本実施形態のように、目隠し壁31は、外壁101と同様の構成とされてよい。また、本実施形態の目隠し壁31には開口部が形成されておらず、厚み方向で視通可能な部分を備えないが、目隠し壁31に開口部が形成されていてもよい。但し、目隠し壁31の開口部は、例えば、LDK17の床面から1400mm以上の高さとするなど、目隠し壁31の開口部を通じたプライバシー性の低下を抑制可能な位置とされることが好ましい。また、目隠し壁31の開口部は、例えば、目隠し壁31の面内方向の全体の面積に対して23%以下の占有面積にするなど、目隠し壁31において開口部の占める面積を小さくすることで、プライバシー性を確保してもよい。
なお、本実施形態の目隠し壁31は、平面視(図3参照)で第1外壁101aの延在方向(本実施形態では第2通り芯方向Bと同じ方向)に沿って延在する壁本体部31aと、平面視(図3参照)で壁本体部31aの一端から第1外壁101a側に向かって延設されている第1延設壁部31bと、平面視(図3参照)で壁本体部31aの他端から第1外壁101a側に向かって延設されている第2延設壁部31cと、を備える。本実施形態の第1延設壁部31bは、平面視(図3参照)で、第1開口部101a1に対向する位置に設けられている。第1延設壁部31bは、壁本体部31aの一端から、第1開口部101a1に向かって延在し、第1開口部101a1に対向する位置で終端している。これに対して、実施形態の第2延設壁部31cは、平面視(図3参照)で、第1開口部101a1に対向しない位置に設けられている。第2延設壁部31cは、壁本体部31aの他端から、第1外壁101aに向かって延在し、第1外壁101aに連なっている。換言すれば、壁本体部31a及び第2延設壁部31cは、ベランダ18の外縁に沿って延在している。
また、本実施形態の専用屋外空間としてのベランダ18は、居室としてのLDK17内の折上げ天井部21bに覆われた位置(本実施形態ではリビング空間17a)から第1開口部101a1を通じて視認可能な位置で、かつ、目隠し壁31と重ならない位置に、目隠し壁31より高さが低い手摺部32を備える。手摺部32の高さL3は、例えば、居室としてのLDK17の床面に対して、1000mm以上~1500mm以下とされている。このような手摺部32を、上述の目隠し壁31に加えて設けることで、LDK17内から第1開口部101a1を通じて、手摺部32越しに外部を視通できる。つまり、目隠し壁31を用いて外部からの視認性をコントロールし、LDK17及びベランダ18のプライバシー性を確保しつつ、目隠し壁31が設けられていない位置に手摺部32を設けることで、LDK17及びベランダ18から第1開口部101a1を通じて、手摺部32越しに外部を視通できるようになるため、LDK17及びベランダ18の開放感を高めることができる。すなわち、目隠し壁31及び手摺部32を設けることで、LDK17及びベランダ18のプライバシー性の確保と、LDK17及びベランダ18の開放感の向上と、を両立することができる。
より具体的に、本実施形態の手摺部32は、平面視(図3参照)で第1外壁101aの延在方向(本実施形態では第2通り芯方向Bと同じ方向)に沿って延在する第1手摺部32aと、平面視(図3参照)で第2外壁101bの延在方向(本実施形態では第1通り芯方向Aと同じ方向)に沿って延在する第2手摺部32bと、を備える。本実施形態の第1手摺部32a及び第2手摺部32bは、平面視(図3参照)で、ベランダ18の外縁に沿ってL字状に連なっている。
本実施形態において、目隠し壁31及び第1手摺部32aは、平面視(図3参照)で第1外壁101aの延在方向(本実施形態では第2通り芯方向Bと同じ方向)の異なる位置に、第1外壁101aと対向して立設されている。より具体的に、本実施形態の第1手摺部32aは、平面視(図3参照)で第1外壁101aの延在方向に沿って、目隠し壁31に隣接して配置されている。特に、本実施形態の第1手摺部32aは、第1外壁101aの延在方向沿って、目隠し壁31の壁本体部31aと直線状に連続するように配置されている。
図2、図3に示すように、本実施形態の目隠し壁31の一部及び第1手摺部32aの一部は、第1外壁101aの第1開口部101a1に対向して配置されている。つまり、図2に示す側面視で、目隠し壁31の一部は、第1開口部101a1に重なっている。また、図2に示す側面視で、第1手摺部32aの一部は、第1開口部101a1に重なっている。
なお、手摺部32の構成は特に限定されない。手摺部32は、例えば、外壁101と同様の構成を有する腰壁であってもよい。また、手摺部32は、例えば、手摺棒、手摺子及び支柱を含む構成であってもよい。更に、手摺部32は、本実施形態のように、ガラス製、樹脂製などの透明なパネル材を含む構成であってもよい。
また、図1等に示すように、本実施形態の建物100は、外壁101の第1開口部101a1及び第2開口部101b1の上方の位置から、平面視(図3参照)でベランダ18側に向かって突出する庇部41を備える。より具体的に、本実施形態の庇部41は、第1開口部101a1側のベランダ18を覆う第1庇部41aと、第2開口部101b1側のベランダ18を覆う第2庇部41bと、を備える。本実施形態の第1庇部41a及び第2庇部41bは、陸屋根の床102のうち、外壁101よりも突設されている部分により構成されているが、第1庇部41a及び第2庇部41bの構成は、この構成に限定されない。第1庇部41a及び第2庇部41bは、例えば、外壁101から突出する庇部材により構成されていてもよい。
庇部41を設けることで、居室としてのLDK17と、専用屋外空間としてのベランダ18との水平方向の連続性及び一体性を、より強調できる。
本実施形態の第1庇部41aは、目隠し壁31の上方を覆う位置まで突出している。より具体的に、本実施形態の第1庇部41aは、目隠し壁31の壁本体部31aの一部、及び、第1延設壁部31bの全体、の上方を覆う位置まで突出している。但し、第1庇部41aは、目隠し壁31を覆う位置まで突出していなくてもよい。
更に、本実施形態では、専用屋外空間としてのベランダ18のうち、平面視(図3参照)で第1外壁101aと目隠し壁31との間の空間は、第1庇部41aに覆われる第1空間18aと、第1庇部41aに覆われていない第2空間18bと、を含む。このような構成とすることで、第1外壁101aと目隠し壁31との間の空間において、開放感の強弱を演出できる。なお、本実施形態では、第1外壁101aと目隠し壁31との間の空間のうち、第1外壁101aの第1開口部101a1に面する部分は、第1空間18aとされており、第1外壁101aの第1開口部101a1に面しない部分に、第2空間18bが配置されている。
なお、本実施形態の第2庇部41bは、ベランダ18のうち、第2外壁101bに面する空間の全てを覆っているが、この構成に限定されない。第2庇部41bは、ベランダ18のうち、第2外壁101bに面する空間の一部のみを覆っていてもよい。
次に、本実施形態のLDK17の天井面の詳細について説明する。
上述したように、本実施形態の居室としてのLDK17の天井面は、基準天井部21a及び折上げ天井部21bを備える。基準天井部21aは、折上げ天井部21bより低い部分である。そして、図3に示すように、本実施形態の基準天井部21aは、平面視において折上げ天井部21bと第1開口部101a1及び第2開口部101b1との間の位置に配置されている。このような構成とすることで、居室としてのLDK17のうち折上げ天井部21bに覆われる位置(本実施形態ではリビング空間17a)から、専用屋外空間としてのベランダ18までの間に、基準天井部21aに覆われる位置を挟む。つまり、開放感を得られる、折上げ天井部21bに覆われる位置(本実施形態ではリビング空間17a)及びベランダ18の間に、基準天井部21aに覆われる位置を挟むため、開放感の強弱を演出できる。
また、図5に示すように、本実施形態の折上げ天井部21bは、上階の床102(本実施形態では陸屋根の床)を上下方向にずらすことで形成されている。具体的に、本実施形態のLDK17の天井面は、上階の床102の下面により構成されている。そして、この上階の床102は、下面が基準天井部21aとなる第1床部102aと、この第1床部102aに対して上階側にずれて配置されて下面が折上げ天井部21bとなる第2床部102bと、を備える。第1床部102a及び第2床部102bは、略同一の厚みを有している。
そして、第1床部102aは、建物100の第1躯体としての第1梁104aに支持されている。また、第2床部102bは、建物100の第1梁104aの上方に平面視で重なるように配置された第2躯体としての第2梁104bに支持されている。
より具体的に、本実施形態の第1床部102aは、第1梁104a間に架設されて支持されている床スラブ材201aと、基準天井部21aを構成する天井仕上げ材202aと、床仕上げ材203aと、を備える。また、本実施形態の第2床部102bは、第2梁104b間に架設されて支持されている床スラブ材201bと、折上げ天井部21bを構成する天井仕上げ材202bと、床仕上げ材203bと、を備える。
本実施形態の第1梁104a及び第2梁104bは、上下一対のフランジの中央部分をウェブにて連結してなるH型鋼により形成されており、連結金具110を介して、ボルト結合されている。第1床部102aの床スラブ材201a及び第2床部102bの床スラブ材201bはそれぞれ、第1梁104a及び第2梁104bに直接もしくは他の部材を介して間接的に支持されている。なお、図示は省略するが、第1床部102a及び第2床部102bの内部空間には、例えばフェノールフォーム等の気密性を有するプラスチック系断熱材や、例えばグラスウール等の繊維系断熱材、また、例えばロックウール等の遮音性(吸音性)を有する遮音材等を配置することができ、これにより、断熱性及び遮音性を高めることができる。このような構成とすることで、建物100の架構グリッドを構成する第1梁104aの高さを変更することなく、簡易な構成で第2床部102bを第1床部102aよりも上階側で確実に第2梁104bに支持させることができる。これにより、床102の高さを部分的に上方にずらして天井高を部分的に高くすることができる。
なお、本実施形態では、建物100の第1躯体及び第2躯体として、第1梁104a及び第2梁104bを例示しているが、建物100の梁以外の躯体を利用してもよく、本実施形態の構成に限られない。
以上のように、居室としてのLDK17の天井面を上述の構成とすることで、懐空間の内部に折上げ天井部を設ける構成と比較して、折上げ天井部21bの設置領域や高さについて、制約を受け難くなる。そのため、上述の構成とすることで、懐空間を狭めることなく、天井高の高い折上げ天井部21bを実現することができる。
また、居室としてのLDK17の天井面を上述の構成としつつ、本実施形態のように、第1庇部41a及び第2庇部41bが、陸屋根の床102のうち、外壁101よりも突設されている部分により構成されている場合には、図3に示すように、基準天井部21aは、平面視において折上げ天井部21bと第1開口部101a1及び第2開口部101b1との間の位置に配置されていることが好ましい。第1開口部101a1及び第2開口部101b1に隣接する位置に折上げ天井部21bを設けても、第1開口部101a1及び第2開口部101b1の上方にある第1梁104aの高さ位置で折上げ天井部21bを終端させる(基準天井部21aの位置まで下げる)必要があり、折上げ天井部21bの天井高から水平方向に連続するように第1庇部41a及び第2庇部41bを設けることができない。そのため、本実施形態のように、第1開口部101a1及び第2開口部101b1に隣接する位置に基準天井部21aを設けて、この基準天井部21aの天井高から水平方向に連続するように第1庇部41a及び第2庇部41bを設けることにより、LDK17とベランダ18との水平方向の連続性及び一体性を、より一層強調できる。
本発明は建物に関する。
11:廊下
12:階段室
13:洗面室
14:トイレ
15:書斎
16:個室
17:リビング・ダイニング・キッチン(LDK)(居室の一例)
17a:リビング空間
17b:ダイニング空間
17c:キッチン空間
17c1:キッチンセット
18:ベランダ(専用屋外空間の一例)
18a:ベランダの第1空間
18b:ベランダの第2空間
21a:基準天井部
21b:折上げ天井部
31:目隠し壁
31a:壁本体部
31b:第1延設壁部
31c:第2延設壁部
32:手摺部
32a:第1手摺部
32b:第2手摺部
41:庇部
41a:第1庇部
41b:第2庇部
100:建物
101:外壁
101a:第1外壁
101a1:第1開口部
101b:第2外壁
101b1:第2開口部
102:床
102a:第1床部
102b:第2床部
104a:第1梁(建物の第1躯体の一例)
104b:第2梁(建物の第2躯体の一例)
105:柱
106:第1開口部の建具
107:第2開口部の建具
110:連結金具
201a:第1床部の床スラブ材
201b:第2床部の床スラブ材
202a:第1床部の天井仕上げ材
202b:第2床部の天井仕上げ材
203a:第1床部の床仕上げ材
203b:第2床部の床仕上げ材
A:第1通り芯方向
B:第2通り芯方向
AR1:第1開口部の正面視での第1開口部の幅方向の配置領域
AR2:第1開口部の正面視での折上げ天井部の幅方向の配置領域
AR3:第2開口部の正面視での第2開口部の幅方向の配置領域
AR4:第2開口部の正面視での折上げ天井部の幅方向の配置領域
L1:基準天井部の位置での天井高さ(外壁のうち居室に面する内面の高さの一例)
L2:目隠し壁の高さ
L3:手摺部の高さ
W1:第1開口部の正面視での第1開口部の幅
W2:第1開口部の正面視での折上げ天井部の幅
W3:第2開口部の正面視での第2開口部の幅
W4:第2開口部の正面視での折上げ天井部の幅

Claims (10)

  1. 居室と、
    前記居室と外壁を挟んで隣接して配置されている専用屋外空間と、を備え、
    前記居室の天井面は、折上げ天井部を備え、
    前記外壁には開口部が形成されており、
    前記専用屋外空間は、前記居室内の前記折上げ天井部に覆われた位置から前記開口部を通じて視認可能な位置に、前記居室の床面に対して1700mm以上の高さを有する目隠し壁を備える、建物。
  2. 前記開口部の正面視において、前記開口部の幅は、前記折上げ天井部の幅の1/2以上である、請求項1に記載の建物。
  3. 前記開口部の正面視において、前記開口部の幅は、前記折上げ天井部の幅と略等しい、請求項2に記載の建物。
  4. 前記開口部の正面視において、前記開口部の幅方向の配置領域と、前記折上げ天井部の幅方向の配置領域とは、少なくとも一部が重なっている、請求項1から3のいずれか1つに記載の建物。
  5. 前記開口部は、前記外壁のうち前記居室に面する内面の、2/3以上の高さを有する、請求項1から4のいずれか1つに記載の建物。
  6. 前記専用屋外空間は、前記居室内の前記折上げ天井部に覆われた位置から前記開口部を通じて視認可能な位置で、かつ、前記目隠し壁と重ならない位置に、前記目隠し壁より高さが低い手摺部を備える、請求項1から5のいずれか1つに記載の建物。
  7. 前記居室の前記天井面は、平面視において前記折上げ天井部と前記開口部との間の位置に、前記折上げ天井部より低い基準天井部を備える、請求項1から6のいずれか1つに記載の建物。
  8. 前記居室の前記天井面は、上階の床の下面により構成されており、
    前記床は、
    下面が前記基準天井部となる第1床部と、
    前記第1床部と略同一の厚みを有し、前記第1床部に対して上階側にずれて配置されて下面が前記折上げ天井部となる第2床部と、を備え、
    前記第1床部は、建物の第1躯体に支持され、
    前記第2床部は、建物の前記第1躯体の上方に平面視で重なるように配置された第2躯体に支持されている、請求項7に記載の建物。
  9. 前記外壁の前記開口部の上方の位置から平面視で前記専用屋外空間側に向かって突出する庇部を備える、請求項1から8のいずれか1つに記載の建物。
  10. 前記専用屋外空間のうち、平面視で前記外壁と前記目隠し壁との間の空間は、前記庇部に覆われる第1空間と、前記庇部に覆われていない第2空間と、を含む、請求項9に記載の建物。
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