JP2023056327A - 枠装置及び枠装置の組立方法。 - Google Patents

枠装置及び枠装置の組立方法。 Download PDF

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富広 山下
Tomihiro Yamashita
裕紀子 小関
Yukiko Koseki
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Abstract

【課題】耐風圧強度を高めることができる枠装置を提供する。【解決手段】枠装置は、建物の開口Wに設けられる枠装置であって、建物の開口Wに固定されるアンカー2と、アンカー2に固定される補助部材3と、補助部材3に係止される建具枠11と、を備え、補助部材3とアンカーと2で、建具枠11の少なくとも一部を見込み方向に挟み、補助部材3の基部31には、係止片32が設けられ、係止片32は、建具枠11の被係止片117bを幅方向に挟み込んでいる。【選択図】図3

Description

本開示は、枠装置及び枠装置の組立方法に関するものである。
従来から、建物では、建具の枠体がアンカーを介して建物の開口に設置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-214842号公報
風圧が高いと、枠体が屋内外方向に動いてしまい、枠体が建物の開口から外れてしまうという問題点がある。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、耐風圧強度を高めることができる枠装置及び枠装置の組立方法を提供する。
本開示の一態様に係る枠装置は、建物の開口に設けられる枠装置であって、前記建物の開口に固定されるアンカーと、前記アンカーに固定される補助部材と、前記補助部材に係止される建具枠と、を備え、前記補助部材と前記アンカーとで、前記建具枠の少なくとも一部を見込み方向に挟んでいる。
本開示の一態様に係る枠装置の組立方法は、建具枠に補助部材を係止して、アンカーを前記建具枠に対して斜めに配置した状態で、前記建具枠に形成された溝部の屋外側に、前記アンカーの屋外側の第一係止片を係止して、前記アンカーを回転させて、前記溝部の屋内側に、前記アンカーの屋内側の第二係止片に係止して、前記補助部材と前記アンカーとを屋内外方向に螺子で締結する。
第一実施形態に係る建具の鉛直断面図。 第一実施形態に係る建具の水平断面図。 図2のA部拡大図。 図3のB部拡大図。 第一実施形態に係る枠装置の断面斜視図。 第二実施形態に係る枠装置の要部拡大図。 図6のC部拡大図。 第二実施形態に係る枠装置の組立方法を説明する図。 第二実施形態に係る枠装置の組立方法を説明する図。 第二実施形態に係る枠装置が組み立てられた状態を示す図。 第二実施形態に係る枠装置で、第二係止片と溝部との係止を示す図。
(第一実施形態)
以下、第一実施形態に係る建具について、図面に基づいて説明する。図1及び図2に示す建具100は、建物の開口Wに設置されている。建具100は、枠装置10と、2枚の障子8,8と、を有している。2枚の障子8が枠体1内に、スライド可能に納められている。
以下の説明では、屋外側と屋内側とを結び水平方向に沿う方向(図中の矢印Yの方向)を、屋内外方向(見込み方向)と称する。屋内外方向と直交し、水平方向に沿う方向(図中の矢印Xの方向)を、幅方向と称する。幅方向のうち建物の開口Wの中央側に向かう方向を、幅方向の内側と称する。幅方向のうち建物の開口Wの端部側に向かう方向を、幅方向の外側と称する。
枠装置10は、枠体1と、補助部材3(図2参照)と、アンカー2(図2参照)と、を備えている。枠体1は、正面視四方枠状をしている。
枠体1は、一対の縦枠(建具枠)11(図1参照。以下同じ。)と、上枠12(図2参照。以下同じ。)と、下枠13(図2参照。以下同じ。)と、を有している。枠体1は、アルミ合金等の金属材料で形成されている。
縦枠11は、上下方向に延びている。一対の縦枠11,11は、幅方向に離れて配置されている。上枠12は、一対の縦枠11,11の上部どうしを連結している。下枠13は、一対の縦枠11,11の下部どうしを連結している。上枠12及び下枠13は、幅方向に延びている。
縦枠11の固定構造について説明する。図3に示すように、縦枠11は、外側板部111と、内側板部112と、屋外側連結板部113と、中間連結板部114と、屋内側板部115と、を有している。
外側板部111及び内側板部112、板状に形成されている。外側板部111の板厚方向及び内側板部112の板厚方向は、幅方向を向いている。外側板部111は、内側板部112よりも幅方向の外側に配置されている。外側板部111の屋内側の端部は、内側板部112の屋内側の端部よりも屋外側に位置している。
屋外側連結板部113、中間連結板部114及び屋内側板部115は、板状に形成されている。屋外側連結板部113の板厚方向、中間連結板部114の板厚方向及び屋内側板部115の板厚方向は、屋内外方向を向いている。屋外側連結板部113は、外側板部111の屋外側の端部と内側板部112の屋外側の端部とを連結している。中間連結板部114は、外側板部111の屋内側の端部と内側板部112の屋内外方向の中間とを連結している。屋内側板部115は、中間連結板部114の屋内側の端部から幅方向に延びている。
図4に示すように、外側板部111の屋内側の端部と中間連結板部114の幅方向の外側に端部との連結部111aには、幅方向の外側に延びる屋外側延出片(第一枠壁部)117が設けられている。
屋外側延出片117の幅方向の外側の端部には、折曲片部(被係止片)117bが設けられている。折曲片部117bは、屋外側延出片117の幅方向の外側の端部から屋外側に向かって延びている。
中間連結板部114の幅方向の中間には、屋内側に向かって延びる第一係止片118が設けられている。第一係止片118の屋内側の端部には、幅方向の内側に向かって延びる第一係止突起118aが設けられている。
図3に示すように、屋内側板部115の幅方向の外側の端部には、屋外側に向かって延びる第二係止片119が設けられている。第二係止片119における屋外側の端部には、幅方向の内側に向かって延びる第二係止突起119aが設けられている。
内側板部112のおける屋内側の部分112a、中間連結板部114における幅方向の外側の部分114a、屋内側板部115における幅方向の外側の部分115a、第一係止片118及び第二係止片119によって、幅方向の外側に開口するアンカー係止溝(溝部)120が形成されている。
図5に示すように、補助部材3は、縦枠11の上下方向の略全長に設けられている。補助部材3は、固定板部(基部)31と、係止片32と、を有している。
固定板部31は、板状に形成されている。固定板部31の板厚方向は、屋内外方向を向いている。固定板部31の屋内側を向く面31cは、屋外側延出片117の屋内側を向く面117cと同一平面状に位置している。
図4に示すように、固定板部31には、屋内外方向に貫通する取付孔31aが複数箇所に形成されている。
係止片32は、第一係止片部(第一延出壁部)321と、第二係止片部(第二延出壁部)322と、第三係止片部(第三延出壁部)323と、を有している。第一係止片部321は、固定板部31の幅方向の内側の端部から屋外側に延びている。第二係止片部322は、第一係止片部321の屋外側の端部から幅方向の内側に延びている。第三係止片部323は、第二係止片部322の幅方向の内側の端部から屋内側に延びている。第三係止片部323における第一係止片部321側を向く面は、屋内側に向かうにしたがって次第に第一係止片部321から離れる傾斜面323aである。
係止片32は、縦枠11の折曲片部117bに係止されている。係止片32の第一係止片部321と第三係止片部323とで、折曲片部117bを幅方向(見付け方向)に挟み込んでいる。補助部材3と縦枠11との間で、幅方向の移動が規制されている。
アンカー2は、縦枠11の上下方向に対して複数箇所に設けられている。図5に示すように、アンカー2の屋内側の端部は、縦枠11の屋内側板部115よりも屋内側に突出している。アンカー2は、第一アンカー壁部21と、第二アンカー壁部22と、第三アンカー壁部23と、第四アンカー壁部24と、を有している。アンカー2は、鋼板等の金属材料で形成されている。
第一アンカー壁部21は、板状に形成されている。第一アンカー壁部21の板厚方向は、幅方向を向いている。第一アンカー壁部21は、第一係止片118における幅方向の外側を向く面及び第二係止片119における幅方向の外側を向く面に当たっている。
第二アンカー壁部22は、第一アンカー壁部21の上端部から幅方向の外側に延びている。第二アンカー壁部22は、板状に形成されている。第二アンカー壁部22の板厚方向は、上下方向を向いている。
第三アンカー壁部23は、板状に形成されている。第三アンカー壁部23の板厚方向は、屋内外方向を向いている。第三アンカー壁部23の上端部は、第二アンカー壁部22の屋外側の端部に接続されている。第三アンカー壁部23の幅方向の内側の端部は、第一アンカー壁部21の屋外側の端部に接続されている。第一アンカー壁部21、第二アンカー壁部22及び第三アンカー壁部23によって形成されて角部には、切欠き21aが形成されている。
第三アンカー壁部23には、屋内外方向に貫通するネジ孔23aが複数箇所に形成されている。図4に示すように、螺子31dが、補助部材3の取付孔31aに挿通されてネジ孔23aに螺合されている。螺子31dの締め付けによって、補助部材3の固定板部31とアンカー2の第三アンカー壁部23とが屋内外方向に離れないように固定されている。
補助部材3の係止片32は、縦枠11の折曲片部117bに係止されている。補助部材3の第三係止片部323には屋内側に向かうにしたがって次第に第一係止片部321から離れ傾斜面323aが形成されている。螺子31dで締結される前の状態で、折曲片部117bの先端部117d(二点鎖線参照)は、傾斜面323aに重なって配置されている。螺子31dを締付けることによって、補助部材3と縦枠11とは幅方向に近づくように互いに引き付けられ、補助部材3の係止片32と縦枠11の折曲片部117bとは、強固に係止される。
螺子31dで締め付ける前の状態で、折曲片部117bの長さL1を、縦枠11の屋外側延出片117の面117cから折曲片部117bの先端部117d(二点鎖線参照)までの長さとする。第一係止片部321の長さL2を、固定板部31の面31cから第一係止片部321における第二係止片部322の基端点321dまでの長さとする。折曲片部117bの長さL1は、第一係止片部321の長さL2よりも長い。螺子31dを締め付けることによって、折曲片部117bは弾性変形して、螺子31dによる締結力が高められる。
螺子31dによる締結によって、第三アンカー壁部23は、中間連結板部114の幅方向の外側の端部における屋内側を向く面114c、屋外側延出片117における屋内側を向く面117c及び補助部材3の固定板部31における屋内側を向く面31cに当たっている。
補助部材3の第二係止片部322とアンカー2の第三アンカー壁部23とで、縦枠11の屋外側延出片117から折曲片部117bを屋内外方向に挟み込んでいる。
螺子31dによる締結によって、第一アンカー壁部21は、縦枠11の第一係止片118における幅方向の外側を向く面118cに当たって、面118cの表面が削れて、素地が露出する。後述する溶接の際に、通電可能となる。
図5に示すように、第四アンカー壁部24は、第一アンカー壁部21の下端部から下方に延びている。第四アンカー壁部24の下端部には、屋外側に延びる屋外側延出片24aが設けられている。第四アンカー壁部24の下端部には、屋内側に延びる屋内側延出片24bが設けられている。屋外側延出片24aは、第一係止片118における幅方向の外側を向く面118cに当たっている。屋内側延出片24bは、第二係止片119における幅方向の外側を向く面119cに当たっている。
第四アンカー壁部24の上下方向の中間には、屋外側に向かって延びる第一アンカー係止片(第二係止片)25が設けられている。図3に示すように、第一アンカー係止片25は、延出片部25aと、折曲片部25bと、を有している。延出片部25aは、第四アンカー壁部24の屋内側の端部から屋内側に向かうにしたがって幅方向の内側に向かって延びている。折曲片部25bは、延出片部25aの屋内側の端部から屋内側に向かって延びている。折曲片部25bは、縦枠11の第二係止突起119aに係止されている。縦枠11とアンカー2との間で幅方向の移動が規制されている。
建物の開口Wの幅方向の縁部には、水平断面がL字状をする第一アングル91が固定されている。第一アングル91の幅方向に沿う第一片91aは、建物の壁部W1の屋内側を向く面81に固定されている。第一アングル91の屋内外方向に沿う第二片91bは、第一片91aから屋内側に延びている。
第二片91bには、溶接部92を介して第二アングル93が固定されている。第二アングル93は、アンカー2の上側に配置されている。第二アングル93は、幅方向に直交する鉛直断面がL字状をしている。第二アングル93の上下方向に沿う第一片93aは、溶接部92を介して第一アングル91の第二片91bに固定されている。第二アングル93の第二片93bは、第一片93aから幅方向の内側に延びている。
アンカー2の第二アンカー壁部22は、溶接部94を介して第二アングル93の第二片93bに固定されている。縦枠11は、建物の開口Wに固定されている。
建具100では、建物の開口Wには、第一アングル91及び第二アングル93を介して、アンカー2の第二アンカー壁部22が固定されている。補助部材3の第二係止片部322とアンカー2の第三アンカー壁部23とで、縦枠11の屋外側延出片117から折曲片部117bを屋内外方向に挟み込んでいる。縦枠11とアンカー2との屋内外方向の相対移動が規制され、縦枠11が建物の開口Wから外れることが抑制され、耐風圧強度を高めることができる。
建具100では、補助部材3の係止片32の第一係止片部321と第三係止片部323とで、縦枠11の折曲片部117bを幅方向に挟み込んでいる。アンカー2に固定された補助部材3と縦枠11との幅方向の相対移動が規制され、縦枠11が建物の開口Wから外れることがより一層抑制される。
建具100では、補助部材3の係止片32は、縦枠11の折曲片部117bに係止されている。補助部材3の第三係止片部323には屋内側に向かうにしたがって次第に第一係止片部321から離れ傾斜面323aが形成されている。螺子31dを締付けることによって、補助部材3と縦枠11とは幅方向に近接するように互いに引き付けられ、補助部材3の係止片32と縦枠11の折曲片部117bとは、強固に係止される。
建具100では、縦枠11の折曲片部117bの長さL1は、第一係止片部321の長さL2よりも長い。螺子31dを締め付けることによって、折曲片部117bは弾性変形して、螺子31dによる縦枠11と補助部材3との締結力が高められる。
(第二実施形態)
第二実施形態に係る建具100Aについて、主に図6~図11を用いて説明する。以下の実施形態おいて、前述した実施形態で用いた部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6に示すように、建具100Aでは、アンカー2Aの屋内外方向の長さが、第一実施形態のアンカー2の屋内外方向の長さよりも短い。アンカー2Aは、縦枠11よりも屋内側に突出していない。縦枠11の屋内側には、額縁83が取り付けられている。
図7に示すように、第四アンカー壁部24の上下方向の中間には、屋外側に向かって延びる第二アンカー係止片(係止片)26が設けられている。第二アンカー係止片26は、延出片部26aと、折曲片部26bと、を有している。延出片部26aは、第四アンカー壁部24の屋外側の端部から屋外側に向かうにしたがって幅方向の内側に向かって延びている。折曲片部26bは、延出片部26aの屋外側の端部から屋外側に向かって延びている。折曲片部26bは、縦枠11の第一係止突起118aに係止されている。縦枠11とアンカー2Aとの間で幅方向の移動が規制されているとともに、縦枠11がアンカー2Aに対して屋内側に移動することが規制される。
螺子31dで締め付ける前の状態で、縦枠11の第一係止突起118aの先端部118b(二点鎖線参照)と第二アンカー係止片26とが重なって配置されている。螺子31dを締め付けることによって、第一係止突起118aは弾性変形して、折曲片部26bは第一係止突起118aに強固に係止される。
第二係止片119の先端部と第一アンカー係止片25との間には、クリアランスY1が設けられている。クリアランスY1の幅方向の長さは、第二係止片119の先端部の幅方向の長さと略同一である。
縦枠11、補助部材3及びアンカー2Aの組立方法について説明する。縦枠11の折曲片部117bに補助部材3の係止片32を係止させる。図8に示すように、アンカー2Aを縦枠11の延在方向に対して斜めに配置する。
縦枠11のアンカー係止溝120にアンカー2Aの第二アンカー係止片26を挿入して、縦枠11の第一係止片118にアンカー2Aの第二アンカー係止片26を係止させる。
アンカー2Aの第三アンカー壁部23が補助部材3の固定板部31に近づくように、アンカー2Aを回転させる。縦枠11の第二係止片119にアンカー2Aの第一アンカー係止片25を係止させる。
補助部材3の取付孔31aとアンカー2Aのネジ孔23aとの位置がずれている場合には、アンカー2Aを建具枠11の延在方向(矢印Z1方向)にスライドさせて、取付孔31aとネジ孔23aとの位置を揃える。図8に実線で示すように、アンカー2AがクリアランスY1分屋内側寄っている状態で、第一アンカー係止片25は縦枠11の第二係止片119とわずかに重なって配置されているが、第二アンカー係止片26は第一係止片118との重なりが少ない。アンカー2Aは矢印Z1方向にスライド可能である。
図11に示すように、第一アンカー係止片25には、テーパー面25cが形成されている。テーパー面25cの幅方向(X方向)において、上部の幅W2は下部の幅W3よりも長い。テーパー面25cの幅方向の内側の端部25dは、縦枠11の第二係止片119と重なっている。
図9に示すように、アンカー2Aを回転させて、第一アンカー係止片25の一部及び第二アンカー係止片26の一部をアンカー係止溝120内に挿入した状態とする。第一アンカー係止片25の端部25dと第二係止片119とは、X方向から見て重ならなくなる。同時に、第一アンカー係止片25の端部25dと第二係止片119とは、Y方向から見ても重ならなくなる。アンカー2Aは矢印Z1方向にさらに容易にスライド可能である。
図10に示すように、螺子31dを補助部材3の取付孔31aに挿通して、アンカー2Aのネジ孔23aに螺合する。補助部材3の固定板部31とアンカー2Aの第三アンカー壁部23との間に隙間が生じないように、螺子31dで締結する。図6に示すように、第二係止片119の先端部と第一アンカー係止片25との間には、クリアランスY1がある。アンカー2Aが屋内側に寄っている場合には、クリアランスY1分屋外側に引き寄せることができる。
建具100Aでは、建物の開口Wには、第一アングル91及び第二アングル93を介して、アンカー2Aの第二アンカー壁部22が固定されている。補助部材3の第二係止片部322とアンカー2Aの第三アンカー壁部23とで、縦枠11の屋外側延出片117から折曲片部117bを屋内外方向に挟み込んでいる。縦枠11とアンカー2Aとの屋内外方向の相対移動が規制され、縦枠11が建物の開口Wから外れることが抑制され、耐風圧強度を高めることができる。
建具100Aでは、アンカー2Aを回転させることで、縦枠11の第二係止片119にアンカー2Aの第一アンカー係止片25を係止させることができる。アンカー係止溝120に対して、正面である幅方向の外側からアンカー2の第一アンカー係止片25及び第二アンカー係止片26を挿入できない場合でも、縦枠11にアンカー2を取り付けることができる。
上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本開示の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、縦枠11、補助部材3及びアンカー2の組立てる際にも、第二実施形態と同様に、アンカー2を縦枠11の延在方向に対して斜めに配置して、回転させて縦枠11の第二係止片119にアンカー2Aの第一アンカー係止片25を係止させるようにしてもよい。
1…枠体、2,2A…アンカー、3…補助部材、10…枠装置、11…縦枠(建具枠)、25…第一アンカー係止片(第二係止片)、26…第二アンカー係止片(係止片)、31…固定板部(基部)、32…係止片、100,100A…建具、117…屋外側延出片(第一枠壁部)、117b…折曲片部(被係止片)、120…アンカー係止溝(溝部)、321…第一係止片部(第一延出壁部)、322…第二係止片部(第二延出壁部)、323…第三係止片部(第三延出壁部)、323a…傾斜面、W…開口、W1…壁部

Claims (5)

  1. 建物の開口に設けられる枠装置であって、
    前記建物の開口に固定されるアンカーと、
    前記アンカーに固定される補助部材と、
    前記補助部材に係止される建具枠と、を備え、
    前記補助部材と前記アンカーとで、前記建具枠の少なくとも一部を見込み方向に挟んでいる枠装置。
  2. 前記補助部材の基部には、係止片が設けられ、
    前記係止片は、前記建具枠の被係止片を幅方向に挟み込んでいる請求項1に記載の枠装置。
  3. 前記補助部材の基部は、前記アンカーに螺子で見込み方向に固定され、
    前記建具枠は、幅方向の外側に延びる第一枠壁部を有し、
    前記被係止片は、前記第一枠壁部から屋外側に延びるように設けられ、
    前記係止片は、
    前記基部から屋外側に延びる第一延出壁部と、
    前記第一延出壁部から幅方向の内側に延びる第二延出壁部と、
    前記第二延出壁部から屋内側に延びる第三延出壁部と、を有し、
    前記第三延出壁部における前記第一延出壁部側を向く面には、屋内側に向かうにしたがって、次第に前記第一延出壁部から離れる傾斜面が形成されている請求項2に記載の枠装置。
  4. 前記被係止片の長さは、前記第一延出壁部の長さよりも長い請求項3に記載の枠装置。
  5. 建具枠に補助部材を係止して、
    アンカーを前記建具枠に対して斜めに配置した状態で、
    前記アンカーを回転させつつ、前記建具枠に形成された溝部の屋外側に、前記アンカーの屋外側の第一係止片を係止するとともに、前記溝部の屋内側に、前記アンカーの屋内側の第二係止片に係止して、
    前記補助部材と前記アンカーとを見込み方向に螺子で締結する枠装置の組立方法。
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