JP2023056023A - プログラム及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】課金アイテムを消費しても、プレイヤが損をしたと感じることを抑制する。【解決手段】プレイヤによる課金の支払いに基づき、プレイヤに課金アイテムを付与するゲームを提供するプログラムは、コンピュータを、プレイヤの実行指示に基づいて抽選を実行する抽選手段46、ゲームにおいてプレイヤが過去に課金を支払ったことがあり、且つ、プレイヤの課金アイテムの数が所定数と比較して少ない特定プレイヤかを判定する判定手段48、判定手段48により特定プレイヤと判定された場合、抽選の実行に応じて当該プレイヤに対して報酬を付与する報酬付与手段50、として機能させる。【選択図】図3

Description

本発明は、プログラム及び情報処理装置に関する。
従来から、プレイヤによる課金の支払いに基づいて当該プレイヤに課金アイテムを付与し、その課金アイテムの消費に基づき、抽選を実行するゲームが知られている。
これに関し、特許文献1には、グループ内のプレイヤの人数に基づいて抽選確率を変更する技術が開示されている。
特開2017-56209号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、例えばイベントで過去の報酬に比べてよい報酬が抽選できるようになった場合等において、課金アイテムを過去に積極的に消費していたプレイヤに対して損をしたと感じさせてしまい、この結果、ゲームに対する興味を薄れさせてしまうという問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、課金アイテムを消費しても、プレイヤが損をしたと感じることを抑制できるプログラム及び情報処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るプログラムは、プレイヤによる課金の支払いに基づき、当該プレイヤに課金アイテムを付与するゲームを提供するプログラムであって、コンピュータを、前記プレイヤの実行指示に基づいて抽選を実行する抽選手段、前記ゲームにおいて前記プレイヤが過去に課金を支払ったことがあり、且つ、前記プレイヤの前記課金アイテムの数が所定数と比較して少ない特定プレイヤであるかを判定する判定手段、前記判定手段により前記特定プレイヤと判定された場合、前記抽選の実行に応じて当該プレイヤに対して報酬を付与する報酬付与手段、として機能させる。
なお、「所定数と比較して少ない」とは、所定数以下である場合、所定数未満である場合の両方の意味を含む。
上記一態様では、プレイヤが、課金アイテムの数が所定数と比較して少ない特定プレイヤである場合、当該プレイヤに対して報酬を付与するので、課金アイテムを消費しても、プレイヤが損をしたと感じることを抑制できる。
本発明によれば、課金アイテムを消費しても、プレイヤが損をしたと感じることを抑制できる。
本実施形態に係る情報処理装置(コンピュータ)を含むゲームシステム1の全体構成の一例を示すブロック図である。 サーバ装置のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。 サーバ装置の機能手段の一例を概略的に示すブロック図である。 図3に示す各機能手段の処理の流れの概略を示すフローチャートである。 端末装置に表示される抽選前画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態(以下、「本実施形態」と称す。)について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<全体構成>
図1は、本実施形態に係る情報処理装置(コンピュータ)を含むゲームシステム1の全体構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、ゲームシステム1は、一又は複数のプレイヤにゲームを提供するシステムである。ゲームシステム1は、本実施形態に係る情報処理装置としてのサーバ装置10と、一又は複数の端末装置12と、を備える。これらサーバ装置10と端末装置12は、イントラネットやインターネット等の通信ネットワークNTを介して互いに通信可能に接続されている。
サーバ装置10は、ゲームプログラム14を実行して得られるゲーム、又はゲームプログラム14そのものを、通信ネットワークNTを介して各端末装置12に提供する情報処理装置である。本実施形態では、サーバ装置10は、ゲームプログラム14を実行し、その実行結果(画像データや音声データ等)を各端末装置12に送信し、出力させることで各端末装置12にゲームを提供する。なお、ゲームプログラム14は、端末装置12とサーバ装置10により協働して実行されてもよい。
各端末装置12は、プレイヤが所持する情報処理装置であって、サーバ装置10から受信したゲームプログラム14の実行結果を出力することで、プレイヤにゲームを提供する情報処理装置である。これらの端末装置12としては、ビデオゲーム機や携帯ゲーム機、アーケードゲーム機、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等の様々なものが挙げられる。各端末装置12は、通信ネットワークNTを介して、サーバ装置10に接続可能とされている。なお、各端末装置12は、サーバ装置10からゲームプログラム14をダウンロードして、自らゲームプログラム14を実行することで、プレイヤにゲームを提供してもよい。
<ハードウェア構成>
図2は、サーバ装置10のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。
図2に示すように、サーバ装置10は、制御装置20と、通信装置26と、記憶装置28と、を備える。制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)22及びメモリ24を主に備えて構成される。
制御装置20では、CPU22がメモリ24或いは記憶装置28等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能手段として機能する。この機能手段の詳細については後述する。
通信装置26は、外部の装置と通信するための通信インターフェース等で構成される。通信装置26は、例えば、端末装置12との間で各種の情報を送受信する。
記憶装置28は、ハードディスク等で構成される。記憶装置28は、ゲームプログラム14を含む、制御装置20における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び処理結果の情報を記憶する。
なお、サーバ装置10は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどの情報処理装置を用いて実現することができる。また、サーバ装置10は、単一の情報処理装置より構成されるものであっても、通信ネットワークNT上に分散した複数の情報処理装置より構成されるものであってもよい。また、図2は、サーバ装置10が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、サーバ装置10は、サーバが一般的に備える他の構成を備えることができる。また、複数の端末装置12のハードウェア構成も、例えば操作手段や表示装置、音出力装置を備える他は、サーバ装置10と同様の構成を備えることができる。
<ゲーム概要>
本実施形態に係るゲームは、プレイヤによる課金の支払い(金銭等価物である通貨や、クレジット、仮想通貨等の支払い)に基づき、当該プレイヤに課金アイテムを付与するゲームである。なお、本実施形態の説明では、課金の支払いをするとは、プレイヤが料金を支払うという意味を含む。この課金アイテムは、ゲームにおいて抽選を行う権利(抽選権)が設定されている。すなわち、プレイヤは、課金アイテムを消費することで抽選を行うことができる。また、この課金アイテムは、例えば、ゲームを実行するために必要なパラメータを回復したり、味方キャラクタを復活させたり、プレイヤのアイテム所持枠を増やす等、抽選以外の用途で消費可能であってもよい。課金アイテムは、ゲーム結果等に応じて付与されることはなく、課金の支払いでのみ付与されるものである。プレイヤは、この課金アイテムを一度に複数個所持することができる。課金アイテムとしては、特に限定されないが、宝石やチケット、コイン等の名称でゲーム内に設定される。なお、この宝石等を総称して、例えば「有償石」(または「有償アイテム」)等と呼ばれる場合がある。
また、本実施形態に係るゲームは、無課金アイテムを消費したときでも、抽選ができるようになっている。無課金アイテムは、ログイン回数やゲームのプレイ結果等に応じて無償で付与されるものである。なお、無課金アイテムは、課金の支払いによっても付与されてもよい。無課金アイテムとしては、課金アイテムと同様に、宝石やチケット、コイン等の名称でゲーム内設定される。無課金アイテムは課金アイテムとは別に管理され、それぞれの所持数をプレイヤが把握することができる。なお、この宝石等を総称して、例えば「無償石」(または「無償アイテム」)等と呼ばれる場合がある。
<機能手段>
図3は、サーバ装置10の機能手段の一例を概略的に示すブロック図である。
図3に示すように、サーバ装置10は、記憶手段40と、ゲーム進行手段42と、課金手段44と、抽選手段46と、判定手段48と、報酬付与手段50等の機能手段を備える。記憶手段40は、一又は複数の記憶装置28で実現される。記憶手段40以外の機能手段は、記憶装置28等に格納されたゲームプログラム14を制御装置20が実行することにより実現される。
記憶手段40は、プレイヤ毎のプレイデータ40Aや、抽選データとしての複数の抽選テーブル40B等を記憶する機能を有する。プレイデータ40Aには、プレイヤのゲームの進行状況やプレイヤ情報、プレイヤが所持するアイテム、プレゼントボックス内のアイテム、課金アイテムに関する閾値、課金履歴情報、課金の支払いに応じて増加する課金ランク等が記述されている。抽選テーブル40Bは、当選確率と、当選によりプレイヤに付与する抽選報酬の内容と、が記述されている。
ゲーム進行手段42は、プレイヤの操作に応じてゲームを進行する機能を有する。
課金手段44は、プレイヤによる課金の支払いに基づき、当該プレイヤに課金アイテムを付与する機能を有する。
抽選手段46は、プレイヤの実行指示に基づいて抽選テーブル40Bに基づき、抽選を実行し、当選した場合にはプレイヤに報酬(以下、「抽選報酬」という。)を付与する機能を有する。抽選報酬としては、ゲームアイテムやゲーム内キャラクタ、新たなクエスト等が挙げられる。なお、抽選手段46は、抽選の際に、プレイヤが所持している課金アイテムを消費しても、無課金アイテムを消費してもよい。また、抽選手段46は、抽選の際に、アイテムを消費しなくてもよい。
判定手段48は、本実施形態のゲームにおいてプレイヤが過去に課金を支払ったことがあり、且つ、プレイヤの課金アイテムの数が所定数(本実施形態では「閾値」)との比較で所定条件のプレイヤである場合、例えば閾値と比較して少ない特定プレイヤであるかを判定する機能を有する。なお、課金を支払ったか否かは、プレイデータ40Aに含まれる課金履歴情報等に基づいて判定できる。なお、「閾値と比較して少ない」とは、閾値以下である場合、閾値未満である場合の両方の意味を含む。また、課金アイテムの数がもともと閾値と比較して少ない場合には、消費報酬を付与する必要性が低いため、例えば報酬付与手段50は、課金アイテムの数が閾値以上のときから閾値未満となった場合、報酬を付与してもよい。また、「プレイヤの課金アイテムの数」とは、プレイヤが所持する課金アイテムの数であっても、プレイヤが消費した課金アイテムの数であってもよい。また、プレイヤが所持する課金アイテムとは、プレイヤに対応付けられている所持枠内の課金アイテムだけでなく、一時的に保管されているプレゼントボックス内の課金アイテムの数を含んでもよい。
閾値は、特に限定されないが、例えば10や5等、プレイヤが所持している課金アイテムの平均数より小さい値が好ましい。また、閾値は、プレイヤ毎に可変であっても、共通であってもよい。閾値が可変の場合、プレイヤに対応するプレイデータ40A内の例えばプレイヤのプレイ時間や、プレイレベル、購入又は消費した課金アイテムの数、課金履歴情報(課金量又は課金回数)で変化してもよい。例えば、課金量又は課金回数が多い場合には、閾値を、現在の値よりも下げてもよい。
報酬付与手段50は、判定手段48により特定プレイヤと判定された場合、抽選の実行に応じて当該プレイヤに対して報酬(以下、「消費報酬」という。)を付与する機能を有する。
消費報酬としては、特に限定されないが、プレイヤの利益となるように抽選テーブル40Bを変更する報酬や、課金アイテム、無課金アイテム、キャラクタ、経験値、ゲーム内通貨、ゲームを実行するために必要なパラメータの回復等が挙げられる。消費報酬としては、抽選で得られる抽選報酬とは異なるものであることが好ましい。「プレイヤの利益となるように抽選テーブル40Bを変更する報酬」とは、抽選テーブル40Bに記述されている当選確率を高くすることや、当選によりプレイヤに付与する内容(抽選報酬)の質を高めることや、抽選報酬の数を高くすることや、落選になった場合でも課金アイテム又は無課金アイテムを付与すること等が挙げられる。
<各機能手段の処理の流れ>
図4は、図3に示す各機能手段の処理の流れの概略を示すフローチャートである。この処理は、例えばゲームのメニュー画面において抽選ボタンが押下された場合に開始される。なお、以下のステップの順番及び内容は、適宜、変更することができる。
(ステップSP10)
ゲーム進行手段42は、画面データを端末装置12に送信することで、抽選前画面を端末装置12に表示する。
図5は、端末装置12に表示される抽選前画面100の一例を示す図である。
図5に示す抽選前画面100は、購入ボタン102と、第一抽選開始ボタン104と、第二抽選開始ボタン106と、が設けられている。購入ボタン102では、課金手段44の処理に基づき、プレイヤは、課金を支払うことにより、有償石を購入することができる。第一抽選開始ボタン104では、プレイヤは、課金アイテムとしての有償石を消費して抽選することができる。第二抽選開始ボタン106では、プレイヤは、無課金アイテムとしての無償石を消費して抽選することができる。なお、購入ボタン102が押下された場合や、第二抽選開始ボタン106が押下された場合の処理は、従来の処理と同様であるので、その説明は省略する。
図4に戻って、処理は、ステップSP12の処理に移行する。
(ステップSP12)
抽選手段46は、プレイヤに対応するプレイデータ40Aを取得し、当該プレイデータ40Aに基づき、課金ランクが予め定められたランク、例えばXランク以上であるか否かを判定する。なお、Xは、1以上の整数であり、本実施形態では4である。また、過去に一度も課金の支払いがないプレイヤは、課金ランクは0である。また、課金ランクが1以上であれば、プレイヤが過去に課金を支払ったことがあることを示す。なお、抽選手段46は、課金ランクの判定ではなく、プレイデータ40Aの課金履歴情報に基づき、所定の金額以上課金したことがあるプレイヤか否かを判定してもよい。
そして、上記判定が肯定判定された場合には処理はステップSP16の処理に移行し、上記判定が否定判定された場合には処理はステップSP14の処理に移行する。
(ステップSP14)
抽選手段46は、第一抽選開始ボタン104を非アクティブにする。そして、図4に示す一連の処理が終了する。
(ステップSP16)
抽選手段46は、プレイヤの1日における抽選回数がY回であるか否かを判定する。なお、Yは、2以上の整数であり、本実施形態では3である。そして、当該判定が肯定判定された場合には処理はステップSP18の処理に移行し、当該判定が否定判定された場合には処理はステップSP14の処理に移行する。
(ステップSP18)
抽選手段46は、第一抽選開始ボタン104をアクティブにする。そして、処理は、ステップSP20の処理に移行する。
(ステップSP20)
判定手段48は、有償石の数が所定数、例えばZ個未満であるか否かを判定する。言い換えれば、判定手段48は、端末装置12のプレイヤが、有償石の数がZ個未満である特定のプレイヤかを判定する。なお、Zは、1以上の整数であり、本実施形態では10である。そして、当該判定が肯定判定された場合には処理はステップSP22の処理に移行し、当該判定が否定判定された場合には処理はステップSP26の処理に移行する。なお、判定手段48は、抽選の際に判定するのではなく、1日や1週間等、予め定められた期間毎に判定してもよい。この場合、肯定判定した場合にのみフラグを立て、ステップSP20においては、判定手段48は、フラグが立っているか否かを判定してもよい。
(ステップSP22)
報酬付与手段50は、消費報酬をプレイヤに付与する。本実施形態では、報酬付与手段50は、消費報酬として、当選確率が高くなり、且つ、抽選結果が外れの場合にも抽選報酬を付与できるように、抽選テーブル40Bを変更する。そして、処理は、ステップSP24の処理に移行する。
(ステップSP24)
報酬付与手段50は、抽選テーブル40Bを変更した旨をプレイヤに報知する。報知方法としては、抽選前画面100に表示する方法(例えば課金アイテムを消費したプレイヤを救済する「救済モード」等と表示する。)や、音声で出力する方法等が挙げられる。そして、処理は、ステップSP26の処理に移行する。
(ステップSP26)
抽選手段46は、端末装置12から送信される操作データに基づき、第一抽選開始ボタン104が押下されたか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には処理はステップSP28の処理に移行し、当該判定が否定判定された場合には図4に示す一連の処理が終了する。
(ステップSP28)
抽選手段46は、プレイヤによる抽選が初回か否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には処理はステップSP32の処理に移行し、当該判定が否定判定された場合には処理はステップSP30の処理に移行する。なお、抽選手段46は、予め定められた期間(例えば特定プレイヤであるかを判定する期間と同じ又は異なっていいてもよい。)内に、プレイヤの抽選回数が予め定められた回数未満か否かを判定してもよい。なお、予め定められた期間を経過した場合には、プレイヤの抽選回数はリセットされる。
(ステップSP30)
抽選手段46は、有償石を例えば1個や10個等の予め定められた個数分、消費する。そして、処理は、ステップSP32の処理に移行する。
(ステップSP32)
抽選手段46は、抽選テーブル40B又は変更された抽選テーブルに基づき、抽選を実行する。すなわち、抽選手段46は、プレイヤの抽選回数が初回の場合、課金アイテムを消費せずに抽選を実行し、プレイヤの抽選回数が初回を超えている場合、課金アイテムを消費して抽選を実行する。そして、処理は、ステップSP34の処理に移行する。
(ステップSP34)
抽選手段46は、抽選結果に基づき、抽選報酬をプレイヤに付与する。そして、図4に示す一連の処理が終了する。
<作用>
以上、本実施形態によれば、プレイヤが、課金アイテムが消費されて課金アイテムの数が閾値と比較して少ない特定プレイヤである場合、当該特定プレイヤに対して消費報酬を付与するので、課金アイテムを消費しても、プレイヤが損をしたと感じることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、消費報酬として、プレイヤの利益となるように抽選テーブル40Bを変更するので、課金アイテムを消費して抽選しても、プレイヤが損をしたと感じることを抑制できる。
また、本実施形態によれば、抽選が実行される前に、抽選テーブル40Bを変更した旨をプレイヤに報知するので、プレイヤに対して抽選を促すことができる。
また、本実施形態によれば、抽選手段46は、予め定められた期間内に、プレイヤの抽選回数が予め定められた回数未満の場合、課金アイテムを消費せずに抽選を実行し、期間内に、プレイヤの抽選回数が予め定められた回数以上の場合、課金アイテムを消費して抽選を実行してもよい。この場合、プレイヤによる抽選の機会を増やし、もってゲームへの興味を維持することができる。
また、本実施形態によれば、プレイヤに対応付けられている課金ランクが予め定められたランク未満の場合には抽選を実行しないので(ステップSP12参照。)、課金アイテムを過去に積極的に消費していたプレイヤ対してのみ消費報酬を付与することができる。
<変形例>
なお、本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、前述した実施形態及び後述する変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
例えば、上記実施形態では、抽選報酬は、抽選開始の前に付与される場合を説明したが、抽選開始の後に付与されてもよい。この場合、抽選報酬は、抽選テーブル40Bの変更という報酬ではなく、例えば課金アイテム又は無課金アイテムとなる。
また、上記実施形態では、各機能手段40~50がサーバ装置10に設けられる場合を説明したが、各機能手段40~50の全部又は一部は端末装置12に設けられてもよい。
また、上記実施形態では、報酬付与手段50は、プレイヤが過去に課金を支払ったことがあり、且つ、プレイヤの課金アイテムの数が閾値未満である場合、当該プレイヤに対して報酬を付与する場合を説明したが、プレイヤの無課金アイテムの数が閾値未満の場合に、当該プレイヤに対して報酬を付与してもよい。
また、上記実施形態では、課金アイテムの数に関する閾値は一つ設定されている場合を説明したが、複数設定されていてもよい。例えば、第一閾値と当該第一閾値より低い第二閾値が設定されている場合、報酬付与手段50は、プレイヤの課金アイテムの数が第一閾値未満である場合、当該プレイヤに対して第一消費報酬を付与し、当該プレイヤの課金アイテムの数が第二閾値未満である場合、当該プレイヤに対して第二消費報酬を付与してもよい。この場合、第一消費報酬と第二消費報酬は同じであっても、異なっていてもよい。第一消費報酬と第二消費報酬が異なっている場合、第二消費報酬は第一消費報酬よりもよい報酬であることが好ましい。
10…サーバ装置(コンピュータ)
12…端末装置(コンピュータ)
14…ゲームプログラム(プログラム)
46…抽選手段
48…判定手段
50…報酬付与手段

Claims (6)

  1. プレイヤによる課金の支払いに基づき、当該プレイヤに課金アイテムを付与するゲームを提供するプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記プレイヤの実行指示に基づいて抽選を実行する抽選手段、
    前記ゲームにおいて前記プレイヤが過去に課金を支払ったことがあり、且つ、前記プレイヤの前記課金アイテムの数が所定数と比較して少ない特定プレイヤであるかを判定する判定手段、
    前記判定手段により前記特定プレイヤと判定された場合、前記抽選の実行に応じて当該プレイヤに対して報酬を付与する報酬付与手段、
    として機能させるためのプログラム。
  2. 前記抽選手段は、当選確率と当選により前記プレイヤに付与する内容とが記述された抽選データに基づき、抽選を実行し、
    前記報酬付与手段は、前記報酬として、前記プレイヤの利益となるように前記抽選データを変更する、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記報酬付与手段は、前記抽選が実行される前に、前記抽選データを変更した旨を前記プレイヤに報知する、
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記判定手段は、予め定められた期間毎に、前記特定プレイヤであるかを判定し、
    前記抽選手段は、前記期間内に、前記プレイヤの抽選回数が予め定められた回数未満の場合、前記課金アイテムを消費せずに前記抽選を実行し、前記期間内に、前記プレイヤの抽選回数が予め定められた回数以上の場合、前記課金アイテムを消費して前記抽選を実行する、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載のプログラム。
  5. 前記抽選手段は更に、前記プレイヤに対応付けられており、課金の支払いに応じて増加する課金ランクが予め定められたランク以上であるか否か判定し、肯定判定した場合には前記抽選を実行し、否定判定した場合には前記抽選を実行しない、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載のプログラム。
  6. プレイヤによる課金の支払いに基づき、当該プレイヤに課金アイテムを付与するゲームを提供する情報処理装置であって、
    前記プレイヤの実行指示に基づいて抽選を実行する抽選手段と、
    前記ゲームにおいて前記プレイヤが過去に課金を支払ったことがあり、且つ、前記プレイヤの前記課金アイテムの数が所定数と比較して少ない特定プレイヤであるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記特定プレイヤと判定された場合、前記抽選の実行に応じて当該プレイヤに対して報酬を付与する報酬付与手段と、
    を備える情報処理装置。
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