JP2023055033A - クレーン及びクレーンの稼働状況表示方法 - Google Patents

クレーン及びクレーンの稼働状況表示方法 Download PDF

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真弘 大槻
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Abstract

Figure 2023055033000001
【課題】クレーンの稼働情報からの異常時の解析を用意に行うことができ、また、情報保存部のコストを抑えることができるようにする。
【解決手段】
クレーンを、荷物を吊って上げ下げするとともに一方向に移動可能で予め設定した所定の期間の稼働情報を記憶する第1の記憶部と第1の異常検出部を備えた巻上・横行部と、この巻上・横行部を前記一方向に対して直角な方向に移動可能で予め設定した所定の期間の稼働情報を記憶する第2の記憶部と第2の異常検出部を備えた走行部と、第1の異常検出部または第2の異常検出部で異常を検出した信号を受けて第1の記憶部に記憶した所定の期間の稼働情報と第2の部に記憶した所定の期間の稼働情報とを処理するデータ処理部とを備えて構成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、クレーン及びクレーンの稼働状況表示方法に関する。
本技術分野の背景技術として、特許第5827113号公報(特許文献1)がある。この特許文献1には、「少なくとも人が手動で操作可能である、1つ又は複数の機械設備の時々刻々の位置情報を含む時々刻々の稼動情報が、ネットワークを介して前記機械設備から取得されて格納される第1記憶手段と、前記第1記憶手段に格納されている時々刻々の稼動情報に基づいて、前記機械設備の時々刻々の状態を判別する情報処理手段と、を備え、前記機械設備はクレーンであり、前記稼動情報は、クレーンの荷重情報と、クレーンの位置情報と、を含み、前記位置情報は、クレーンの巻上げ位置と、走行位置と、横行位置と、含むことを特徴とする機械設備の管理システム。」と記載されている。
特許第5827113号公報
クレーンの異常を検出した際、異常検出の内容を制御部の表示器にエラーコードとして表示させている。ユーザーは表示されたエラーコードをメンテナンス業者やクレーンメーカーに連絡し、連絡を受けた業者はエラーコードからエラー内容を読み解き、異常検出の要因分析を行い、必要に応じ復旧させるための部品準備を実施する。しかし、異常検出の要因分析のためには、ユーザーのクレーン使用方法の聞き取りの実施や、場合によっては現地に赴き調査するなど、復旧するまで時間を要することがあった。
この問題を解決するために、例えば特許文献1では、機械設備の状態を的確に把握することができる機械設備の管理システムとして、稼動情報記憶手段に格納されている時々刻々の稼動情報に基づいて、クレーンの時々刻々の状態を判別し、稼動情報と対応付けて状態情報記憶手段に格納し、この情報を基に稼働情報の時系列グラフを作成することで、使用者がどのように機械装置を日々使用しているかを把握できるので、異常検出の要因分析を行なうことができる。
しかし、迅速な要因分析を行なうために、異常検出した時刻を起点に前後の稼働情報を把握することが重要であるので、時々刻々の稼働情報を表示すると、解析に時間がかかる。
また、時々刻々の稼働情報を表示する場合、稼働情報の保存容量が膨大になるので、情報保存部のコストがかかる。
そこで、本発明は、上記した従来技術の課題を解決して、クレーンの稼働情報からの異常時の解析を用意に行うことができ、また、情報保存部のコストを抑えることができる、クレーン及びクレーンの稼働状況表示方法を提供する。
上記課題を解決するために、本発明では、クレーンを、荷物を吊って上げ下げするとともに一方向に移動可能で予め設定した所定の期間の稼働情報を記憶する第1の記憶部と第1の異常検出部を備えた巻上・横行部と、この巻上・横行部を前記一方向に対して直角な方向に移動可能で予め設定した所定の期間の稼働情報を記憶する第2の記憶部と第2の異常検出部を備えた走行部と、第1の異常検出部または第2の異常検出部で異常を検出した信号を受けて第1の記憶部に記憶した所定の期間の稼働情報と第2の部に記憶した所定の期間の稼働情報とを処理するデータ処理部とを備えて構成した。
また、上記課題を解決するために、本発明では、クレーンの稼働状況表示方法として、荷物を吊って上げ下げするとともに一方向に移動可能な巻上・横行部の予め設定した所定の期間の稼働情報を第1の記憶部に記憶し、巻上・横行部を前記一方向に対して直角な方向に移動可能な走行部の予め設定した所定の期間の稼働情報を第2の記憶部に記憶し、巻上・横行部で検出した異常検出信号または走行部で検出した異常検出信号を受けて第1の記憶部に記憶した所定の期間の稼働情報と前記第2の記憶部に記憶した所定の期間の稼働情報とをデータ処理部で処理し、このデータ処理部で処理した巻上・横行部の所定の期間の稼働情報と走行部の所定の期間の稼働情報とを画面上に表示するようにした。
本発明によれば、稼働情報からの解析を用意に行うことができ、また、情報保存部のコストを抑えることができる、異常検出時の稼働状況表示装置を提供することができる。
また、本発明によれば、クレーンの稼働情報からの異常時の解析を比較的早く、かつ、用意に行うことができるようになった。更に、異常解析を行うための情報保存部のコストを抑えることができるようになった。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例に係るインバータ式クレーン装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施例に係るインバータ式クレーン装置の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る異常検出時の稼働情報取得方法における信号を取得する時系列を示す時系列線図である。 本発明の実施例に係るカメラの取り付け箇所を示す巻上装置の正面図である。 本発明の実施例に係る各処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係るエラー検出情報を表示した画面の正面図である。 本発明の実施例に係るエラー情報の詳細を表示した画面の正面図である。 本発明の実施例に係るエラー情報の詳細を複数並べて表示した画面の正面図である。
本発明は、異常診断機能を備えたクレーンにおいて、異常検出時を起点にその前後の特定の時間間隔でクレーン各部の稼働情報を取得し、この取得したクレーン各部の稼働情報を一覧形式で画面に表示するようにしたものである。
また、異常検出時を起点に特定の時間間隔でクレーンの画像を画面上に表示するようにしたものである。
更に、このクレーン各部の稼働情報を、画面上で過去の同様なデータと並べて表示するようにした。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付すようにし、その繰り返しの説明は原則として省略する。
ただし、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
図1は本実施例によるクレーンの全体構成を示す。本実施例に係るクレーンは、故障診断装置を設置するインバータ式クレーン装置100である。
図2には、本実施例に係るインバータ式クレーン装置100の制御部の構成を示す。
図1に示すように、インバータ式クレーン装置100(以下、クレーン100と記す場合もある)は、クレーンフック1、ワイヤーロープ2、巻上誘導電動機(モータ)3、巻上用装置4、横行誘導電動機(モータ)5、横行用装置6、横行用ガーダー7、走行誘導電動機(モータ)8、走行用装置9、走行用ガーダー10、巻上・横行インバータ装置(主制御部とも称す。)11、操作入力装置13、走行用インバータ装置17、を備えて構成されている。
また図2に示すように、巻上誘導電動機3、横行誘導電動機5及び、走行誘導電動機8には誘導電動機用ブレーキ16が各々に内蔵される。また、巻上・横行インバータ装置11には、巻上・横行インバータ制御部12、巻上用インバータ14、横行用インバータ15が、走行用インバータ装置17には走行インバータ制御部18及び、走行用インバータ19が内蔵される。巻上誘導電動機3には、モータの回転数を検出してクレーンフック1の位置を求めるためのエンコーダ20が取付けられている。
インバータ式クレーン装置100は、クレーンフック1に取り付けた荷物を、巻上誘導電動機3を備えた巻上用装置4によりワイヤーロープ2を巻上巻下することでY方向(Y方向、-Y方向の矢印で示す。)即ち、上下方向に荷物を移動する。また、X方向(X方向、-X方向の矢印で示す。)には、横行用装置6にある車輪を、横行誘導電動機5が回転させ、横行用ガーダー7に沿ってX方向に移動する。また、Z方向(Z方向、-Z方向の矢印で示す。)には、走行用装置9にある車輪を、走行誘導電動機8が回転させ、走行用ガーダー10に沿ってZ方向に移動する。
巻上誘導電動機3と横行誘導電動機5は、巻上・横行インバータ装置11に格納された図2の巻上・横行インバータ制御部12により制御される。即ち、オペレータが操作入力装置13からの所定の指示を入力すると、巻上・横行インバータ制御部12は、巻上用インバータ14と横行用インバータ15を制御し、巻上用インバータ14と横行用インバータ15から制御に必要な周波数、電圧、電流を巻上誘導電動機3と横行誘導電動機5に加え、同時に誘導電動機用ブレーキ16を開放制御することで、巻上用装置4の場合、クレーンフック1に取り付けられた荷物を、落下することなくY方向又は-Y方向に移動させる。また、横行用装置6の場合、横行用ガーダー7に沿って巻上用装置4をX方向又は-X方向に移動させる。
同様に走行用装置9に取り付けてある走行誘導電動機8は、オペレータが操作入力装置13からの所定の指示を入力すると、走行用インバータ装置17に格納された図2の走行インバータ制御部18が走行用インバータ19を制御し、走行用インバータ19から制御に必要な周波数、電圧、電流を走行誘導電動機8に加え、同時に誘導電動機用ブレーキ16を開放制御することで、走行用ガーダー10に沿って巻上用装置4をZ方向又は-Z方向に移動させる。
クレーン100の異常検出時の稼働情報は巻上・横行インバータ制御部12または、走行インバータ制御部18から得られる情報から取得する。巻上・横行インバータ制御部12及び走行インバータ制御部18は異常検出時の稼働情報と、検出した異常内容から、一般的にアルファベットや数字で表すことが多いエラーコードを、データ通信21を介し、通信部22へ送り、通信部22は前記の稼働情報をクラウドシステム(以下、単にクラウドと記す)23へ送信する。
ここで、異常検出時に稼働情報を取得する概念を、図3に示す。図3は、本実施例に係る異常検出時の稼働情報取得方法における信号を取得する時系列を示す時系列線図である。クレーン100の異常検出は巻上・横行インバータ制御部12または、走行インバータ制御部18で実施する。巻上・横行インバータ制御部12と走行インバータ制御部18とは、例えば10ms間隔で稼働情報を取得している。巻上・横行インバータ制御部12または走行インバータ制御部18がこの稼働情報から異常を検出した際、図3に示すように、異常検出時刻301,302を起点に前後5秒間分の可動情報を取得させる。
取得させる稼働情報の一例として、表311に示すような操作情報、運転周波数、電流値、モータ回転数、また、表312に示すようなフック位置、ブレーキ状態、負荷時間率、始動頻度がある。
ここで、表311の操作情報は、操作入力装置13からの所定の指示のON/OFFの情報である。運転周波数は、巻上用インバータ14、横行用インバータ15、走行用インバータ19が出力している周波数である。電流値は、巻上用インバータ14、横行用インバータ15、走行用インバータ19が検出し、巻上・横行インバータ制御部12、または、走行インバータ制御部18が取得する電流値である。
表311のモータ回転数および、表312のフック位置は、エンコーダ20からの情報を巻上・横行インバータ制御部12で演算することで取得可能な情報である。
表312のブレーキ状態は、巻上・横行インバータ制御部12、および、走行インバータ制御部18が誘導電動機用ブレーキ16への解放制御信号のON/OFFの情報である。負荷時間率は、巻上・横行インバータ制御部12、および、走行インバータ制御部18が、1時間当たりにモータへ通電している時間割合を示した情報である。始動頻度は、巻上・横行インバータ制御部12、および、走行インバータ制御部18が、1時間当たりに何回モータを停止状態から駆動させたかを示す情報である。
また、稼働情報の一つとして、カメラ25による動画の情報を加えてもよい。図4にカメラ25の設置場所の一例を示す。吊り上げる荷物がカメラ25の画角に入るように、カメラ25を設置する。カメラ25の情報は前記異常検出時の稼働情報として、保存しても良いが、ドライブレコーダーのように、カメラ25自体に保存し、例えば、人身事故が発生したときの状況確認用として使用しても良い。
図2に示した構成において、クラウド23に送られた前記稼働情報を、表示端末24の画面上に表示する。なお、本実施例ではクラウド23を使用しているが、巻上・横行インバータ制御部12に前記稼働情報を表示しても良い。また、クラウドを介さず、通信部22と表示端末24を直接接続して、表示端末24に前記稼働情報を表示しても良い。
本実施例において異常検出時の可動情報を処理する構成例を図5に示す。図5は、図2に示した構成のうち、稼働情報から異常検出を行う巻上・横行インバータ制御部12及び走行インバータ制御部18と、通信部22、クラウド23、表示端末24の関係を示している。
まず、巻上・横行インバータ制御部12が異常検出処理部30で異常を検出したとき、情報送受信処理部36から通信部22にエラーコードを送信すると共に、稼働情報保存処理部31に保存されている稼働情報を情報送受信処理部36へ送信するよう指示を出す。送信指示を受けた稼働情報保存処理部31は、異常検出処理部30からの異常検出信号を受けた時点前後の所定の時間分(本実施例では、前後5秒間)の稼働情報をまとめ、情報送受信処理部36へ送信する。
このとき同時に、走行インバータ制御部18にも異常検出処理部30からの異常検出信号が送られる。この異常検出処理部30からの異常検出信号を受けて、稼働情報保存処理部34に保存されている稼働情報のうちこの異常検出信号を受けた時点時点前後の所定の時間分の稼働情報も情報送信処理部35を介して情報送受信処理部36に送られる。異常検出処理部30からの異常検出信号と対応付けられた稼働情報保存処理部31からの稼働情報と稼働情報保存処理部34からの稼働情報とを受けた情報送受信処理部36は、それらの情報を通信部22へ送る。通信部22は、これらの情報を情報送信処理部32からクラウド23の情報受信処理部37へ送る。
走行インバータ制御部18も前記と同様に、異常検出処理部33で異常を検出したとき、稼働情報保存処理部34に保存されている稼働情報を、巻上・横行インバータ制御部12へ送信するよう指示を出す。送信指示を受けた稼働情報保存処理部34は、異常検出処理部33からの異常検出信号を受けた時点前後の所定の時間分(本実施例では、前後5秒間)の稼働情報をまとめ、情報送信処理部35から巻上・横行インバータ制御部12の情報送受信処理部36へ送信する。
このとき同時に、巻上・横行インバータ制御部12にも異常検出処理部33からの異常検出信号が送られる。この異常検出処理部33からの異常検出信号を受けて、稼働情報保存処理部31に保存されている稼働情報のうちこの異常検出信号を受けた時点前後の所定の時間分の稼働情報も情報送受信処理部36に送られる。異常検出処理部33からの異常検出信号に対応付けられた稼働情報保存処理部31からの稼働情報と稼働情報保存処理部34からの稼働情報とを受けた情報送受信処理部36は、それらの情報を通信部22へ送る。通信部22は、これらの情報送信処理部32からクラウド23の情報受信処理部37へ送る。
このように、巻上・横行インバータ制御部12の異常検出処理部30又は走行インバータ制御部18の異常検出処理部33の何れかで異常を検出したときに、巻上・横行インバータ制御部12の稼働情報保存処理部31と走行インバータ制御部18の稼働情報保存処理部34とに保存されていた情報が共に通信部22からクラウド23に送られる。
ここで、巻上・横行インバータ制御部12の稼働情報保存処理部31、および、走行インバータ制御部18の稼働情報保存処理部34は、例えば10ms間隔で10秒間の前記稼働情報を保存し、古い稼働情報は順次削除していくことで、稼働情報保存処理部31と稼働情報保存処理部34とのそれぞれの保存領域を削減することができる。
クラウド23は稼働情報とエラーコードを情報受信処理部37で受信したら、情報保存処理部38に保存し、前記保存した情報から、表示作成処理部39で表示を作成し、表示内容出力処理部40より表示端末24へ表示データを出力する。
前記稼働情報より、表示端末24へ表示する例を図6、図7に示す。異常発生の情報は図6に示すように、表示端末24の画面200上に表50の形式で一覧にまとめて表示する。表示する内容は発生日時、エラーコード、エラー名称とし、最新のエラー情報をナンバリングの最初に表示させ、No.が大きくなるほど、古いエラー情報になる。
エラー情報の詳細を確認したいときは、画面200上で確認したい対象の行をクリックすると図7の表示に遷移する。ここで、詳細表示の遷移方法としては、例えば専用のボタンを設け、そのボタンをクリックすることで、表示を切り替えても良い。
図7はエラー情報の詳細を表示した画面200の例である。表60の領域には、エラー検出時に取得した稼働情報から、エラー検出日時、エラーコード、エラー名称、負荷時間率、始動頻度を表示する。表61の領域には、エラー検出前後の所定の時間においてオペレータが操作入力装置13を操作してクレーン100の上下、東西、南浦矩の各方向へ移動させたときの操作のオン・オフを時系列で表示する操作情報グラフを表示する。表62の領域には、エラー検出前後における巻上ブレーキ、横行ブレーキ、走行ブレーキの各ブレーキの状態を表示するブレーキ状態グラフを表示する。
表62の下側には、エラー検出前後の所定の時間において検出した巻上誘導電動機3に流れた電流値の変化を示す巻上電流グラフ63、横行誘導電動機5に流れた電流値の変化を示す横行電流グラフ64、走行誘導電動機8に流れた電流値の変化を示す走行電流グラフ65、巻上用インバータ14で巻上誘導電動機3を制御した周波数の変化を示す巻上運転周波数グラフ66、横行用インバータ15で横行誘導電動機5を制御した周波数の変化を示す横行運転周波数グラフ67、走行インバータ制御部18で走行誘導電動機8を制御した周波数の変化を示す走行運転周波数グラフ68を、それぞれのモータごとに上下で対応付けて表示する。
更にその下側には、エンコーダ20で検出した巻上誘導電動機3のモータの回転数の時間変化を示すモータ回転数グラフ69、巻上誘導電動機3のモータの回転に伴うクレーンフック1の高さ方向の位置の変化を示すフック位置グラフ70等を表示する。
また、図7の画面200の右側下の隅には、画像表示ボタン71と、表示切替ボタン72が表示されている。画像表示ボタン71を画面200上でクリックすることにより、図7に表示されている異常を検出した時点の前後においてカメラ25で撮像した画像(動画)を画面200に表示する。また、表示切替ボタン72をクリックすることにより、図6の表50を表示する画面に切替えることができる。
図7に示した画面200は、エラー情報の詳細を表示する画面の一例であって、各データを表示する配置を入替えたり、表示内容を追加または削除してもよい。また、表示したデータの一部を拡大して表示することもできる。
図8には、図6の表50で指定した異なる時点における異常情報を二つ並べて画面200に表示した例を示す。例えば、図6の表50で、検出日時が異なる同じエラーコードの欄を選択して上記した専用の切替えボタンをクリックすることにより、検出日時が異なる同じエラーコードの各種情報を画面200上で領域210と領域220に並べて標示することにより、対応するそれぞれのデータ(図8に示した例では、領域210の各データに対応する領域220のデータには、それぞれ-1を付けて表示してある)を比較することができる。
図8には、異なる時点における異常情報を画面200に二つ並べて表示した例を示したが、これに限らず、三つ以上の異常情報を並べて表示するようにしてもよい。また、それぞれの異常情報表示領域には、図7で説明したような画像表示ボタン71と、表示切替ボタン72が表示されているので、例えば、任意の異常情報の画像表示ボタン71をクリックすることにより、過去に遡って画像情報を確認することができる。
なお、上記した実施例においては、クレーン100の稼働情報を巻上・横行インバータ制御部12の稼働情報保存処理部31と走行インバータ制御部18の稼働情報保存処理部34に記憶しておき、異常検出処理部30または33で異常を検出したときにその時点の前後におけるデータをクラウド23に送る構成について説明したが、稼働情報保存処理部31及び34をクラウド23の側に設け、クレーン100の稼働情報を常時クラウド23に送ってクラウド23内部の稼働情報保存処理部31及び34に記憶し、異常検出処理部30または33で異常を検出したときにその時点の前後におけるデータをクラウド23に記憶しておいたデータの中から切り取るような構成にしてもよい。
本実施例により、エラー検出時の稼働情報が一目で分かるので、要因分析が容易になる。また、稼働情報を逐次全て保存しなくても、エラー発生時のみ、保存すれば良いので、保存領域が低減できるので、コスト削減につながる。さらに、図6の表示は紙等の媒体に出力可能であるので、要因分析の報告書作成時の説明資料として使用できるので、報告書作成の手間が削減できる異常検出時の稼働状況表示装置を提供することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 クレーンフック
2 ワイヤーロープ
3 巻上誘導電動機
4 巻上用装置
5 横行誘導電動機
6 横行用装置
7 横行用ガーダー
8 走行誘導電動機
9 走行用装置
10 走行用ガーダー
11 巻上・横行インバータ装置
12 巻上・横行インバータ制御部
13 操作入力装置
14 巻上用インバータ
15 横行用インバータ
16 誘導電動機用ブレーキ
17 走行用インバータ装置
18 走行インバータ制御部
19 走行用インバータ
20 エンコーダ
21 データ通信
22 通信部
23 クラウドシステム(クラウド)
24 表示端末
25 カメラ
30 異常検出処理部
31 稼働情報保存処理部
32 情報送信処理部
33 異常検出処理部
34 稼働情報保存処理部
35 情報送信処理部
36 情報送受信処理部
37 情報受信処理部
38 情報保存処理部
39 表示作成処理部
40 表示内容出力処理部
100 クレーン

Claims (9)

  1. 荷物を吊って上げ下げするとともに一方向に移動可能で予め設定した所定の期間の稼働情報を記憶する第1の記憶部と第1の異常検出部を備えた巻上・横行部と、
    前記巻上・横行部を前記一方向に対して直角な方向に移動可能で予め設定した所定の期間の稼働情報を記憶する第2の記憶部と第2の異常検出部を備えた走行部と、
    前記第1の異常検出部または前記第2の異常検出部で異常を検出した信号を受けて前記第1の記憶部に記憶した前記所定の期間の稼働情報を含む前記異常を検出した信号を受けた前後の前記巻上・横行部の可動情報と前記第2の記憶部に記憶した前記所定の期間の稼働情報を含む前記異常を検出した信号を受けた前後の前記走行部の可動情報とを処理するデータ処理部と
    を備えたことを特徴とするクレーン。
  2. 請求項1記載のクレーンであって、
    前記データ処理部は画面を有し、前記画面に前記異常を検出した信号を受けた前後の前記巻上・横行部の前記稼働情報の時系列データと前記異常を検出した信号を受けた前後の前記走行部の前記稼働情報の時系列データとを表示することを特徴とするクレーン。
  3. 請求項2記載のクレーンであって、
    前記データ処理部は前記画面に、前記巻上・横行部の複数の前記稼働情報の時系列データと前記走行部の複数の前記稼働情報の時系列データとを並べて表示することを特徴とするクレーン。
  4. 請求項1記載のクレーンであって、
    前記巻上・横行部の動画を撮像するカメラを更に備えることを特徴とするクレーン。
  5. 請求項4記載のクレーンであって、
    前記データ処理部は画面を有し、前記画面に前記異常を検出した信号を受けた時点前後の前記クレーンの動きを前記カメラで撮像して得た動画を表示することを特徴とするクレーン。
  6. 荷物を吊って上げ下げするとともに一方向に移動可能な巻上・横行部の予め設定した所定の期間の稼働情報を第1の記憶部に記憶し、
    前記巻上・横行部を前記一方向に対して直角な方向に移動可能な走行部の予め設定した所定の期間の稼働情報を第2の記憶部に記憶し、
    前記巻上・横行部で検出した異常検出信号または前記走行部で検出した異常検出信号を受けて前記第1の記憶部に記憶した前記所定の期間の稼働情報を含む前記巻上・横行部の稼働情報と前記第2の記憶部に記憶した前記所定の期間の稼働情報を含む前記走行部の稼働情報とをデータ処理部で処理し、
    前記データ処理部で前記巻上・横行部の前記稼働情報と前記走行部の前記稼働情報とを処理した結果を画面上に表示する
    ことを特徴とするクレーンの稼働状況表示方法。
  7. 請求項6記載のクレーンの稼働状況表示方法であって、
    前記データ処理部の前記画面上に、前記巻上・横行部の複数の前記稼働情報の時系列データと前記走行部の複数の前記稼働情報の時系列データとを並べて表示することを特徴とするクレーンの稼働状況表示方法。
  8. 請求項7記載のクレーンの稼働状況表示方法であって、
    前記データ処理部の前記画面上に、異なる時期に受けた前記異常検出信号に対応するそれぞれの前記巻上・横行部の複数の前記稼働情報の前記時系列データと前記走行部の複数の前記稼働情報の前記時系列データとを、並べて表示することを特徴とするクレーンの稼働状況表示方法。
  9. 請求項6記載のクレーンの稼働状況表示方法であって、
    前記巻上・横行部の動作をカメラで撮像し、
    前記データ処理部は画面上に前記異常検出信号を受けた時点前後の前記クレーンの動き前記カメラで撮像して得た画像を表示することを特徴とするクレーンの稼働状況表示方法。
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