JP2023051442A - 電力変換装置及び冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コモンモードノイズの検出信号に電力変換器のスイッチングノイズが重畳することによるコモンモードノイズに対する補償性能の悪化を抑制する。【解決手段】スイッチング素子を用いた電力変換器と、電力変換器の動作に応じて電力ラインに発生するコモンモードノイズ電流又はコモンモードノイズ電圧を検出するノイズ検出手段と、ノイズ検出手段による検出信号に基づき補償電流を生成する増幅器と、増幅器が生成した補償電流を電力ラインに出力する出力回路とを有するノイズ低減回路とを備え、電力変換器を搭載した電力変換基板と、増幅器を搭載したキャンセラ基板とは、異なる基板である、電力変換装置。【選択図】図2

Description

本開示は、電力変換装置及び冷凍装置に関する。
特許文献1には、交流電源と整流回路と平滑用コンデンサとインバ-タ回路とから成るインバ-タ装置に負荷として電動機を接続し、交流電源と整流回路との間に洩れ電流検出器を接続し、平滑用コンデンサの一端と電動機のケ-スとの間にNPN型の第1のトランジスタを接続し、電動機のケ-スと平滑用コンデンサの他端との間にPNP型の第2のトランジスタを接続し、第1及び第2のトランジスタを洩れ電流検出器の出力で駆動してコモンモ-ドノイズを打ち消すための電流を注入する、電力変換装置のノイズ低減装置が記載されている。
特許第3044650号公報
スイッチング素子を用いた電力変換器と、電力変換器の動作に応じて電力ラインに発生するコモンモードノイズの検出信号に基づき補償電流を生成する増幅器とを、同一基板に実装することが、通常の実装方法として考えられる。しかしながら、そのような実装方法では、コモンモードノイズの検出信号に電力変換器のスイッチングノイズが重畳してコモンモードノイズに対する補償性能が悪化する虞がある。
本開示は、コモンモードノイズの検出信号に電力変換器のスイッチングノイズが重畳することによるコモンモードノイズに対する補償性能の悪化を抑制することを目的とする。
本開示の電力変換装置は、スイッチング素子を用いた電力変換器と、前記電力変換器の動作に応じて電力ラインに発生するコモンモードノイズ電流又はコモンモードノイズ電圧を検出するノイズ検出手段と、当該ノイズ検出手段による検出信号に基づき補償電流を生成する増幅器と、当該増幅器が生成した補償電流を当該電力ラインに出力する出力回路とを有するノイズ低減回路とを備え、前記電力変換器を搭載した電力変換基板と、前記増幅器を搭載したキャンセラ基板とは、異なる基板である、電力変換装置である。
この電力変換装置によれば、コモンモードノイズの検出信号に電力変換器のスイッチングノイズが重畳することによるコモンモードノイズに対する補償性能の悪化を抑制することができる。
本開示の電力変換装置は、交流電源が接続される電源端子台を備え、前記ノイズ検出手段は、前記電力変換基板よりも前記電源端子台の近くに配置されている、ものであってよい。
このようにすれば、コモンモードノイズの補償効果が大きくなる。
本開示の電力変換装置は、交流電源が接続される電源端子台を備え、前記キャンセラ基板は、前記電力変換基板よりも前記電源端子台の近くに配置されている、ものであってよい。
このようにすれば、電力変換器による熱の影響を抑えつつ、コモンモードノイズを補償することができる。
本開示の電力変換装置は、前記ノイズ低減回路と前記電力変換器との間にノイズフィルタを備える、ものであってよい。
このようにすれば、電力変換器からのスイッチングノイズを低減することができる。
本開示の電力変換装置は、前記電力変換基板と前記キャンセラ基板とを収容し、アース線が接続されるアース端子と、当該アース端子と同電位となる導電部とを有する筐体を備え、前記ノイズ低減回路から補償電流を出力する端子である補償経路接続端子と、前記ノイズフィルタのアース端子とが、別々に前記筐体の前記導電部に接続されている、ものであってよい。
このようにすれば、ノイズフィルタで回収した電流から補償電流へのノイズの混入を抑制することができる。
前記補償経路接続端子が接続される前記筐体側の端子は、前記筐体のアース端子に、前記ノイズフィルタのアース端子が接続される前記筐体側の端子よりも近い、ものであってよい。
このようにすれば、補償経路のインピーダンスを低下させることができる。
前記ノイズフィルタの負荷側に、前記電力変換器とは並列に、他の電力変換器が接続されている、ものであってよい。
このようにすれば、他の電力変換器からのスイッチングノイズも併せてキャンセルすることができる。
前記ノイズフィルタが前記キャンセラ基板に実装されている、ものであってよい。
このようにすれば、補償経路のインピーダンスを低下させることができる。
前記ノイズ低減回路の電源が他の基板から前記キャンセラ基板に供給され、当該電源の供給経路にノイズ低減素子が設けられている、ものであってよい。
このようにすれば、電力変換器のスイッチングノイズのノイズキャンセラを介しての外部への流出を抑制することができる。
前記ノイズ低減回路の電源が他の基板から前記キャンセラ基板に供給される、ものであってよい。
このようにすれば、ノイズ低減回路を動作させる際のコストを低下させることができる。
前記ノイズ検出手段は、前記コモンモードノイズ電流を検出する検出コアであってよい。
このようにすれば、検出したコモンモードノイズ電流をそのまま増幅してコモンモードノイズを補償することができる。
本開示の冷凍装置は、上記の何れかの電力変換装置を備える、冷凍装置である。
この冷凍装置によれば、コモンモードノイズの検出信号に電力変換器のスイッチングノイズが重畳することによるコモンモードノイズに対する補償性能の悪化を抑制することができる。
第1の実施形態における電力変換システムの回路構成を示す図である。 第1の実施形態における電力変換システムの回路構成の変形例を示す図である。 第1の実施形態における電力変換システムの構成を模式的に示す図である。 第2の実施形態における電力変換システムの回路構成を示す図である。 第2の実施形態における電力変換システムの構成を模式的に示す図である。 第3の実施形態における電力変換システムの構成を模式的に示す図である。 第4の実施形態における電力変換システムの構成を模式的に示す図である。 第5の実施形態における電力変換システムの構成を模式的に示す図である。 第6の実施形態における電力変換システムの構成を模式的に示す図である。 第7の実施形態における電力変換システムの構成を模式的に示す図である。 本実施形態における冷凍装置の配管系統の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1-1は、第1の実施形態における電力変換システム1の回路構成を示す図である。図示するように、電力変換システム1は、交流電源100と、モータ200と、電力変換装置300とを含む。
交流電源100は、例えば、三相3線式の商用の交流電源であり、電力変換装置300に交流を供給する。ここでは、第一相から第三相を、R相、S相、T相と表記する。また、R相、S相及びT相を供給する電力ラインを、R相、S相、T相の電力ラインと表記する。相を区別しない場合は電力ラインと表記する。尚、以下では、三相3線式交流を用いる場合について説明するが、三相4線式や単相交流を用いる場合であっても同様の考え方で構成できる。
モータ200は、電力変換装置300に接続され、負荷として三相交流で制御されるモータである。モータ200は、例えば、DCブラシレスモータであってよい。或いは、モータ200は、他の三相交流モータであってもよい。
電力変換装置300は、電源端子台10と、電力変換器20と、ノイズ低減回路30とを含む。
電源端子台10は、交流電源100から交流を入力するための配線を接続する部分である。電源端子台10は、図示しないR相入力端子、S相入力端子及びT相入力端子を備える。また、電源端子台10は、図中、電源端子台10から離れた位置に示しているが、外部アース線が接続されるアース端子E0も備えている場合もある。
電力変換器20は、整流部21と、インバータ部23とを備える。電力変換器20において、交流電源100側から整流部21、インバータ部23の順に接続されている。そして、インバータ部23がモータ200に接続されている。
整流部21は、交流電源100から供給される交流を直流に整流する。インバータ部23は、整流部21から出力された直流を三相交流に変換して、モータ200に供給する。インバータ部23は、図示しないが、スイッチング素子を備える。スイッチング素子としては、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor))等を用いるとよい。尚、整流部21とインバータ部23との間には、整流部21から出力された直流を平滑化する平滑化部を設けてもよい。
ノイズ低減回路30は、コモンモードノイズを検出し、フィードバックして抑制するアクティブ型のコモンモードノイズ低減回路である。ノイズ低減回路30は、ノイズ検出部31と、カップリングコンデンサ部32と、直流電源部33と、検出回路34と、増幅器35と、出力コンデンサ部36とを備える。
ノイズ検出部31は、コモンモードノイズ電流を検出する。ノイズ検出部31の一例として検出コアがある。検出コアは、トロイダルコアに貫通させるための導線を備えるものでもよいが、ここでは、コイル(巻線)L1r、L1s、L1t、L1aを備えるものを例にとって説明する。
コイルL1r、L1s、L1tは、R相、S相、T相の電力ライン毎に直列に接続されたコイルである。ここで、コイルとは、インダクタを構成するように螺旋(ループ)状に巻かれた導線をいう。
これらのコイルL1r、L1s、L1tは、電力ラインの一部を構成する導線(ワイヤ)であって、1個のトロイダルコアに巻き回されて構成されている。トロイダルコアは、例えば、断面が円形の円環状(ドーナツ形状)のフェライト等の磁性体で構成されている。トロイダルコアは鉄心と呼ばれることがある。尚、トロイダルコアは、円環状でなくともよく、四角形、三角形等の多角形の枠状であってもよい。また、断面形状も四角形、三角形等の形状であってもよい。
コイルL1r、L1s、L1tは、1個のトロイダルコアに互いに隣接するように巻き回されている。よって、コイルL1r、L1s、L1tは、相互に磁気的に結合(磁気結合)している。尚、コイルL1r、L1s、L1tは、図1-1に“・”で示す極性になるように巻き回されている。
コイルL1aは、コイルL1r、L1s、L1tに磁気的に結合(磁気結合)するように設けられている。例えば、コイルL1aは、1個のトロイダルコアにコイルL1r、L1s、L1tと隣接するよう巻き回されている。また、1個のトロイダルコアにコイルL1r、L1s、L1tが互いに隣接するように巻き回され、コイルL1aがコイルL1r、L1s、L1tに重なるように巻き回されてもよい。尚、コイルL1aは、図1-1に“・”で示す極性になるように巻き回されている。
コイルL1r、L1s、L1tに例えば図の右方向に電流が流れた場合に、コイルL1aに図の左方向に電流が流れるように、コイルL1r、L1s、L1t、L1aは巻き回されている。よって、上記の“・”で示す極性とは、電流が流れ込む向きに従った極性である。
コモンモードノイズ電流は、インバータ部23のスイッチング素子Stのスイッチングにより、モータ200等の浮遊容量を介して、接地に対して漏れた高周波の電流である。よって、コモンモードノイズ電流は、R相、S相、T相の電力ラインと接地(アース)との間で流れる。
コモンモードノイズ電流がコイルL1r、L1s、L1tに流れると、トロイダルコアを介してコイルL1aにコモンモードノイズ電流に比例した電流を誘起する。この場合、コイルL1r、L1s、L1tとコイルL1aとは、電流トランスとして機能し、コモンモードノイズ電流を検出する検出トランスを構成する。
カップリングコンデンサ部32は、カップリングコンデンサCcと、コンデンサC1、C2とを備える。コンデンサC1、C2は直列接続され、直流電源部33及び増幅器35に並列接続されている。カップリングコンデンサCcの一方の3つの端子はそれぞれR相、S相、T相の電力ラインに接続されている。カップリングコンデンサCcの他方の端子は、直列接続されたコンデンサC1、C2の接続点に接続されている。そして、カップリングコンデンサ部32は、カップリングコンデンサCc及びコンデンサC1、C2を介して、R相、S相、T相の電力ラインと増幅器35との間に補償電流を流す経路となる。
或いは、カップリングコンデンサ部32は、図1-2に示すように、カップリングコンデンサCc1、Cc2を備えるものであってもよい。この場合、カップリングコンデンサCc1の一方の3つの端子はそれぞれR相、S相、T相の電力ラインに接続され、カップリングコンデンサCc1の他方の端子は、直流電源部33及び増幅器35に接続されている。カップリングコンデンサCc2の一方の3つの端子はそれぞれR相、S相、T相の電力ラインに接続され、カップリングコンデンサCc2の他方の端子は、直流電源部33及び増幅器35に接続されている。
直流電源部33は、直流電源Vを含む。直流電源Vは、増幅器35に直流電圧を供給する。
検出回路34は、ベース抵抗Rbを備える。ベース抵抗Rbは、増幅器35に流れるベース電流を制限するための抵抗である。ここでは、検出コアの接続部からベース抵抗Rbの間に接続される回路を検出回路とする。
増幅器35は、第1及び第2の電流制御素子の一例としての第1及び第2のトランジスタTr1、Tr2と、第1及び第2のダイオ-ドD1、D2とを備える。
第1のトランジスタTr1は、直流電源Vの一端と出力コンデンサ部36との間に接続されている。第2のトランジスタTr2は、直流電源Vの他端と出力コンデンサ部36との間に接続されている。第1のトランジスタTr1はPNP型であり、第2のトランジスタTr2はNPN型であり、第1及び第2のトランジスタTr1、Tr2は互いに逆の極性を有する。第1及び第2のトランジスタTr1、Tr2のベ-ス(制御端子)はコイルL1aの一方の出力ラインに接続され、第1及び第2のトランジスタTr1、Tr2の相互接続点はコイルL1aの他方の出力ラインに接続されている。これにより、第1及び第2のトランジスタTr1、Tr2は互いに逆に動作する。
第1及び第2のダイオ-ドD1、D2は、第1及び第2のトランジスタTr1、Tr2を保護するためにこれ等に逆並列に接続されている。尚、第1及び第2のダイオ-ドD1、D2は、設けられていなくてもよい。
尚、ここでは、増幅器35として、トランジスタを含むものを用いたが、トランジスタに限らず、オペアンプを含むものを用いてもよい。
出力コンデンサ部36は、出力コンデンサCoを備える。出力コンデンサCoは、一端は第1及び第2のトランジスタTr1、Tr2のエミッタ側にある接続点に接続され、他端は補償経路接続端子Ecを介して筐体のアース端子E1に接続されている。尚、出力コンデンサ部36が存在しない形態や、出力コンデンサ部36が出力コンデンサCoに加えてこれと直接に接続された抵抗を有する形態を採用してもよい。或いは、出力コンデンサ部36が電力ラインに接続され、直流電源部33が直接又はカップリングコンデンサを介してアースに接続される形態を採用してもよい。
第1の実施形態では、検出回路34と増幅器35と出力コンデンサ部36とがノイズキャンセラを構成する。
ここで、第1の実施形態における電力変換システム1の動作を説明する。
商用の交流電源100は、電源端子台10を介して、交流電圧を電力変換器20に供給する。電力変換器20において、整流部21は、交流電源100から供給された交流電圧を直流電圧に整流する。インバータ部23は、スイッチング素子のオンオフの制御により、モータ200に対して交流電圧を供給する。
その際、インバータ部23からパルス的に電圧が印加される毎に、図示するように、モータ200からコモンモードノイズ電流Icが流れる。ノイズ検出部31は電力変換器20に入力する電力ラインにおいてコモンモードノイズ電流を検出し、第1及び第2のトランジスタTr1、Tr2を駆動する。ノイズ検出部31による検出電流が第1及び第2のトランジスタTr1、Tr2のベ-スに流入すると、これが第1及び第2のトランジスタTr1、Tr2で増幅される。
第1のトランジスタTr1がオンの時(正のコモンモードノイズ電流Icが発生した時)には、補償電流Ioは、直流電源Vから供給され、直流電源Vのプラス側端子から、コンデンサC2、カップリングコンデンサCc、交流電源100、出力コンデンサCo、第1のトランジスタTr1を経由して直流電源Vのマイナス側端子へと繋がる電流経路(補償経路)を流れる。この場合、コモンモードノイズ電流Ic、補償電流Io及び補償後のコモンモードノイズ電流Igは、図の矢印の方向に流れる。そして、補償電流Ioは、モータ200からのコモンモードノイズ電流Icからマイナスされることでコモンモードノイズ電流Icを低減する。言い換えれば、補償電流Ioは、コモンモードノイズ電流Icを補償する。
第2のトランジスタTr2がオンの時(負のコモンモードノイズ電流Icが発生した時)には、補償電流Ioは、直流電源Vから供給され、直流電源Vのプラス側端子から、第2のトランジスタTr2、出力コンデンサCo、交流電源100、カップリングコンデンサCc、コンデンサC1を経由して直流電源Vのマイナス側端子へと繋がる電流経路(補償経路)を流れる。この場合、コモンモードノイズ電流Ic、補償電流Io及び補償後のコモンモードノイズ電流Igは、図の矢印とは逆の方向に流れる。そして、負の補償電流Ioは、モータ200からの負のコモンモードノイズ電流Icからマイナスされることでコモンモードノイズ電流Icを低減する。言い換えれば、補償電流Ioは、コモンモードノイズ電流Icを補償する。
以上説明したように、第1のトランジスタTr1がオンの場合及び第2のトランジスタTr2がオンの場合の何れにおいても、交流電源100には、補償後のコモンモードノイズ電流Igが流れる。
尚、第1の実施形態では、ノイズ検出部31がコモンモードノイズ電流を検出することとしたが、ノイズ検出部31がコモンモードノイズ電圧を検出することとしてもよい。その場合、ノイズ低減回路30は、ノイズ検出部31が検出したコモンモードノイズ電圧から経路に流れるコモンモードノイズ電流を推定し、そのコモンモードノイズ電流を打ち消すように補償電流を流すとよい。
図2は、第1の実施形態における電力変換システム1の構成を模式的に示す図である。
第1の実施形態では、図示するように、電力変換器20を搭載した電力変換基板510と、検出回路34、増幅器35及び出力コンデンサ部36を搭載したキャンセラ基板520とを、異なる基板で構成している。
このように、第1の実施形態では、スイッチングノイズの発生源であるインバータ部23と、ノイズキャンセラとを、別の基板に実装することで、インバータ部23とノイズキャンセラとの距離が離れることとなる。これにより、コモンモードノイズの検出信号に対するインバータ部23のスイッチングノイズの重畳が低減し、ノイズキャンセラが安定して動作するようになる。また、補償電流に対するインバータ部23のスイッチングノイズの重畳も低減できるので、補償性能が向上する。
アクティブノイズキャンセラでは、検出信号を増幅して補償するため、外乱ノイズに対する感度が高く、通常のパッシブノイズフィルタよりも、基板を分ける効果が大きい。
更に、第1の実施形態では、実装位置の自由度が増し、低インピーダンスな補償経路を構成することが可能となる。また、電力変換基板510の仕様(入力電源電圧、負荷容量等)に関わらず、ノイズ低減回路30を共通化し、コストダウンすることができる。
尚、図では、ノイズ検出部31、カップリングコンデンサ部32及び直流電源部33はキャンセラ基板520に搭載していないが、ノイズ検出部31、カップリングコンデンサ部32及び直流電源部33をキャンセラ基板520に搭載してもよい。また、図では、検出回路34及び出力コンデンサ部36をキャンセラ基板520に搭載しているが、検出回路34及び出力コンデンサ部36はキャンセラ基板520に搭載しなくてもよい。少なくとも増幅器35をキャンセラ基板520に搭載すればよい。
また、第1の実施形態では、図示するように、ノイズ検出部31を、電力変換基板510よりも、電源端子台10の近くに配置している。
このように、第1の実施形態では、ノイズ検出部31を電源端子台10の近くに配置することにより、電源端子台10でコモンモードノイズを補償することが可能となる。これにより、コモンモードノイズの補償効果が大きくなる。
更に、第1の実施形態では、図示するように、キャンセラ基板520を、電力変換基板510よりも、電源端子台10の近くに配置している。具体的には、図中の距離DS1よりも図中の距離DS2が短くなるように、電力変換基板510及びキャンセラ基板520が配置されている。
このように、第1の実施形態では、キャンセラ基板520を電力変換器20から離すことにより、キャンセラ基板520に対する電力変換基板510からの熱の影響を小さくすることが可能となる。これにより、ノイズキャンセラは、安定的に動作することが可能となる。
尚、ノイズキャンセラの電源を低電圧化した場合、補償経路のインピーダンスを小さくしなければ、十分な補償電流を流すことができない。ノイズキャンセラを電源端子台の近くに置くことで、補償経路のインピーダンスを下げることができるため、低電圧化したノイズキャンセラに、より大きな効果がある。
[第2の実施形態]
図3は、第2の実施形態における電力変換システム2の回路構成を示す図である。図示するように、電力変換システム2は、交流電源100と、モータ200と、電力変換装置400とを含む。
交流電源100及びモータ200は、第1の実施形態で述べたものと同様なので説明を省略する。
電力変換装置400は、電源端子台10と、電力変換器20と、ノイズ低減回路30と、ノイズフィルタ40とを含む。
電源端子台10、電力変換器20及びノイズ低減回路30は、第1の実施形態で述べたものと同様なので説明を省略する。
ノイズフィルタ40は、電力変換器20とノイズ低減回路30と間に接続される。ノイズフィルタ40は、コモンモードノイズを低減させる。ノイズフィルタ40は、コモンモードチョークコイルL2r、L2s、L2tと、YコンデンサCyとを備えている。コモンモードチョークコイルL2r、L2s、L2tは、R相、S相、T相の電力ラインのそれぞれに接続された一対のコイルである。YコンデンサCyは、R相、S相、T相の電力ラインとアースとの間に設けられたコンデンサである。YコンデンサCyは、ノイズフィルタ40のアース端子Efを介して筐体のアース端子E2に接続されている。
ここで、第2の実施形態における電力変換システム2の動作は、ノイズフィルタ40が電力変換器20からのスイッチングノイズを低減させる以外は、第1の実施形態における電力変換システム1の動作と同様なので、説明を省略する。
尚、第2の実施形態では、ノイズ検出部31がコモンモードノイズ電流を検出することとしたが、ノイズ検出部31がコモンモードノイズ電圧を検出することとしてもよい。その場合、ノイズ低減回路30は、ノイズ検出部31が検出したコモンモードノイズ電圧から経路に流れるコモンモードノイズ電流を推定し、そのコモンモードノイズ電流を打ち消すように補償電流を流すとよい。
図4は、第2の実施形態における電力変換システム2の構成を模式的に示す図である。
第2の実施形態では、図示するように、ノイズ低減回路30と電力変換基板510との間にノイズフィルタ40が接続されている。
これにより、第2の実施形態では、電力変換器20からのスイッチングノイズが低減され、ノイズキャンセラの安定動作が見込める。
尚、図4では、ノイズフィルタ40は、ノイズ低減回路30と電力変換基板510との間に接続されることとしたが、ノイズ低減回路30と電力変換器20との間に接続されることとしてもよい。例えば、ノイズフィルタ40は、電力変換基板510に搭載されていてもよい。
[第3の実施形態]
第3の実施形態における電力変換システム3の回路構成は、第2の実施形態における電力変換システム2の回路構成と同じである。
図5は、第3の実施形態における電力変換システム3の構成を模式的に示す図である。
第3の実施形態では、図示するように、電力変換装置400を収容する筐体600が設けられている。筐体600は、外部からアース線が接続されるアース端子E0を備えている。そして、キャンセラ基板520の補償経路接続端子Ecと、ノイズフィルタ40のアース端子Efとが、別々に筐体600に接続されている。
このように、第3の実施形態では、パッシブ型のノイズフィルタ40で回収した電流と、補償電流とを分離するようにしたので、補償電流へのノイズの混入を防ぐことが可能となった。
尚、上記では、筐体600は、その全体がアース端子E0と同電位となる導電部であるものとしたが、これには限らない。筐体600は、その一部がアース端子E0と同電位となる導電部であってもよい。その場合、キャンセラ基板520の補償経路接続端子Ecが接続される筐体600側のアース端子E1と、ノイズフィルタ40のアース端子Efが接続される筐体600側のアース端子E2とは、この導電部に配置するとよい。
また、第3の実施形態では、図示するように、アース端子E1を、アース端子E2よりも、アース端子E0の近くに配置している。具体的には、図中の距離DE1が図中の距離DE2よりも短くなるように、アース端子E1、E2が配置されている。
これにより、第3の実施形態では、補償経路のインピーダンスを低下させることが可能となる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態における電力変換システム4の回路構成は、第2の実施形態における電力変換システム2の回路構成と基本的には同じである。
図6は、第4の実施形態における電力変換システム4の構成を模式的に示す図である。
第4の実施形態では、図示するように、電力変換基板510に加え、複数の電力変換基板510a、510b、…がノイズフィルタ40の負荷側に並列に接続されている。ここで、複数の電力変換基板510a、510b、…はそれぞれ、電力変換器20a、20b、…を搭載するとよい。
或いは、電力変換器20a、20b、…の何れかは、アクティブフィルタであってもよい。この場合、アクティブフィルタは、電源ラインにおけるノイズフィルタ40と電力変換器20との間に並列接続される。アクティブフィルタは、電力ライン上のカレントトランス(図示せず)によって検出された電力変換器20に流れる電流値に基づいて、電力変換器20で発生する高調波電流と逆位相の高調波電流を補償することで、電力変換器20から電源ラインへ流出する高調波電流を低減するものである。
これにより、第4の実施形態では、複数の電力変換基板510からのノイズをまとめてキャンセルすることができる。
尚、上記では、複数の電力変換基板510、510a、510b、…がそれぞれ電力変換器20、20a、20b、…を搭載するようにしたが、これには限らない。1つの電力変換基板が電力変換器20、20a、20b、…を搭載してもよい。換言すれば、電力変換器20とは並列に、他の電力変換器20a、20b、…がノイズフィルタ40の負荷側に接続されているものであってもよい。
[第5の実施形態]
第5の実施形態における電力変換システム5の回路構成は、第2の実施形態における電力変換システム2の回路構成と同じである。
図7は、第5の実施形態における電力変換システム5の構成を模式的に示す図である。
第5の実施形態では、図示するように、検出回路34、増幅器35及び出力コンデンサ部36を搭載したキャンセラ基板520に代えて、カップリングコンデンサ部32、直流電源部33及びノイズフィルタ40を更に搭載したキャンセラ基板530が設けられている。
これにより、第5の実施形態では、電力ラインとカップリングコンデンサ部32、及びカップリングコンデンサ部32と増幅器35を接続する配線を短くすることができるので、補償経路のインピーダンスを低下させることができる。
尚、図では、直流電源部33、検出回路34及び出力コンデンサ部36をキャンセラ基板530に搭載しているが、直流電源部33、検出回路34及び出力コンデンサ部36はキャンセラ基板530に搭載しなくてもよい。少なくともカップリングコンデンサ部32、増幅器35及びノイズフィルタ40をキャンセラ基板530に搭載すればよい。
[第6の実施形態]
第6の実施形態における電力変換システム6の回路構成は、第1の実施形態における電力変換システム1の回路構成と同じである。
図8は、第6の実施形態における電力変換システム6の構成を模式的に示す図である。
第6の実施形態では、図示するように、電力変換基板510とキャンセラ基板520との間に電源供給ハーネス540が設けられている。電源供給ハーネス540は、電力変換基板510のスイッチング電源からキャンセラ基板520に電源を供給する。
これにより、第6の実施形態では、電力変換器20で使用している電源回路を用いてキャンセラ基板520に電源を供給することができ、コストダウンにつながる。
尚、キャンセラ基板520への電源供給は、電力変換基板510以外の基板から行われてもよい。
[第7の実施形態]
第7の実施形態における電力変換システム7の回路構成は、第2の実施形態における電力変換システム2の回路構成と同じである。
図9は、第7の実施形態における電力変換システム7の構成を模式的に示す図である。
第7の実施形態の構成でも、図示するように、電力変換基板510とキャンセラ基板520との間に電源供給ハーネス550が設けられている。電源供給ハーネス550は、電力変換基板510のスイッチング電源からキャンセラ基板520に電源を供給する。
ところが、ノイズフィルタ40を基準として電力変換基板510とは反対側にキャンセラ基板520を配置した場合は、電源供給ハーネス550がノイズフィルタ40の交流電源100側の回路と電力変換器20側の回路とを接続することになる。そのため、ノイズフィルタ40よりも低いインピーダンスの経路が構成され、電力変換器20のノイズが電源供給ハーネス550を介して交流電源100側に流出することになる。そこで、第7の実施形態では、電源供給ハーネス550にノイズ低減素子551を設けている。ノイズ低減素子551は、例えば、フェライトコア等であってよい。
これにより、第7の実施形態では、電力変換器20のスイッチングノイズのノイズキャンセラを介しての外部への流出を抑制することができる。
尚、キャンセラ基板520への電源供給は、電力変換基板510以外の基板から行われてもよい。
[冷凍装置]
図10は、本実施形態における冷凍装置9の配管系統の一例を示す図である。冷凍装置9は、冷媒回路90において冷媒を循環させて、冷凍サイクルを行う。冷媒回路90では、図示するように、圧縮機91と、凝縮器92と、膨張機構93と、蒸発器94とが順に配管接続されている。
圧縮機91は、モータ200の動力を用いて、低圧のガス冷媒を圧縮し、高圧のガス冷媒を吐出する。モータ200は第1乃至第7の実施形態における電力変換システム1~7に含まれ、電力変換装置300、400が交流電源100を電源としてモータ200を駆動する。
凝縮器92は、圧縮機91が吐出した高圧のガス冷媒を凝縮し、高圧の液冷媒を吐出する。膨張機構93は、凝縮器92が吐出した高圧の液冷媒を膨張させ、低圧の気液混合状態の冷媒を吐出する。蒸発器94は、膨張機構93が吐出した膨張させた低圧の気液混合状態の冷媒液冷媒を蒸発させ、低圧のガス冷媒を吐出する。
[実施形態の作用効果]
本実施形態の電力変換装置300、400は、スイッチング素子を用いた電力変換器20と、電力変換器20の動作に応じて電力ラインに発生するコモンモードノイズ電流又はコモンモードノイズ電圧を検出するノイズ検出部31と、ノイズ検出部31による検出信号に基づき補償電流を生成する増幅器35と、増幅器35が生成した補償電流を電力ラインに出力するカップリングコンデンサ部32とを有するノイズ低減回路30とを備える。そして、電力変換器20を搭載した電力変換基板510と、増幅器35を搭載したキャンセラ基板520とは、異なる基板である。
この電力変換装置300、400によれば、コモンモードノイズの検出信号に電力変換器のスイッチングノイズが重畳することによるコモンモードノイズに対する補償性能の悪化を抑制することができる。
本実施形態の電力変換装置300、400は、交流電源100が接続される電源端子台10を備え、ノイズ検出部31は、電力変換基板510よりも電源端子台10の近くに配置されている、ものであってよい。
このようにすれば、コモンモードノイズの補償効果が大きくなる。
本実施形態の電力変換装置300、400は、交流電源100が接続される電源端子台10を備え、キャンセラ基板520は、電力変換基板510よりも電源端子台10の近くに配置されている、ものであってよい。
このようにすれば、電力変換器20による熱の影響を抑えつつ、コモンモードノイズを補償することができる。
本実施形態の電力変換装置400は、ノイズ低減回路30と電力変換器20との間にノイズフィルタ40を備える、ものであってよい。
このようにすれば、電力変換器20からのスイッチングノイズを低減することができる。
本実施形態の電力変換装置400は、電力変換基板510とキャンセラ基板520とを収容し、アース線が接続されるアース端子と、アース端子と同電位となる導電部とを有する筐体600を備え、ノイズ低減回路30から補償電流を出力する端子である補償経路接続端子と、ノイズフィルタ40のアース端子とが、別々に筐体600の導電部に接続されている、ものであってよい。
このようにすれば、ノイズフィルタ40で回収した電流から補償電流へのノイズの混入を抑制することができる。
本実施形態において、補償経路接続端子が接続される筐体600側の端子は筐体600のアース端子に、ノイズフィルタ40のアース端子が接続される筐体600側の端子よりも近い、ものであってよい。
このようにすれば、補償経路のインピーダンスを低下させることができる。
本実施形態では、ノイズフィルタ40の負荷側に、電力変換器20とは並列に、他の電力変換器20a、20b、…が接続されている、ものであってよい。
このようにすれば、他の電力変換器20a、20b、…からのスイッチングノイズも併せてキャンセルすることができる。
本実施形態では、ノイズフィルタ40がキャンセラ基板530に実装されている、ものであってよい。
このようにすれば、補償経路のインピーダンスを低下させることができる。
本実施形態では、ノイズ低減回路30の電源が電力変換基板510からキャンセラ基板520に供給され、電源の供給経路にノイズ低減素子551が設けられている、ものであってよい。
このようにすれば、電力変換器20のスイッチングノイズのノイズキャンセラを介しての外部への流出を抑制することができる。
本実施形態では、ノイズ低減回路30の電源が電力変換基板510からキャンセラ基板520に供給される、ものであってよい。
このようにすれば、ノイズ低減回路30を動作させる際のコストを低下させることができる。
本実施形態において、ノイズ検出部31は、コモンモードノイズ電流を検出する検出コアであってよい。
このようにすれば、検出したコモンモードノイズ電流をそのまま増幅してコモンモードノイズを補償することができる。
本実施形態の冷凍装置9は、上記の何れかの電力変換装置300、400を備える。
この冷凍装置9によれば、コモンモードノイズの検出信号に電力変換器20のスイッチングノイズが重畳することによるコモンモードノイズに対する補償性能の悪化を抑制することができる。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1~7…電力変換システム、10…電源端子台、20…電力変換器、21…整流部、23…インバータ部、30…ノイズ低減回路、31…ノイズ検出部、32…カップリングコンデンサ部、33…直流電源部、34…検出回路、35…増幅器、36…出力コンデンサ部、40…ノイズフィルタ、100…交流電源、200…モータ、300、400…電力変換装置、510…電力変換基板、520、530…キャンセラ基板、540、550…電源供給ハーネス、551ノイズ低減素子、600…筐体

Claims (12)

  1. スイッチング素子を用いた電力変換器と、
    前記電力変換器の動作に応じて電力ラインに発生するコモンモードノイズ電流又はコモンモードノイズ電圧を検出するノイズ検出手段と、当該ノイズ検出手段による検出信号に基づき補償電流を生成する増幅器と、当該増幅器が生成した補償電流を当該電力ラインに出力する出力回路とを有するノイズ低減回路と
    を備え、
    前記電力変換器を搭載した電力変換基板と、前記増幅器を搭載したキャンセラ基板とは、異なる基板である、電力変換装置。
  2. 交流電源が接続される電源端子台を備え、
    前記ノイズ検出手段は、前記電力変換基板よりも前記電源端子台の近くに配置されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 交流電源が接続される電源端子台を備え、
    前記キャンセラ基板は、前記電力変換基板よりも前記電源端子台の近くに配置されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記ノイズ低減回路と前記電力変換器との間にノイズフィルタを備える、請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記電力変換基板と前記キャンセラ基板とを収容し、アース線が接続されるアース端子と、当該アース端子と同電位となる導電部とを有する筐体を備え、
    前記ノイズ低減回路から補償電流を出力する端子である補償経路接続端子と、前記ノイズフィルタのアース端子とが、別々に前記筐体の前記導電部に接続されている、請求項4に記載の電力変換装置。
  6. 前記補償経路接続端子が接続される前記筐体側の端子は、前記筐体のアース端子に、前記ノイズフィルタのアース端子が接続される前記筐体側の端子よりも近い、請求項5に記載の電力変換装置。
  7. 前記ノイズフィルタの負荷側に、前記電力変換器とは並列に、他の電力変換器が接続されている、請求項4に記載の電力変換装置。
  8. 前記ノイズフィルタが前記キャンセラ基板に実装されている、請求項4に記載の電力変換装置。
  9. 前記ノイズ低減回路の電源が他の基板から前記キャンセラ基板に供給され、当該電源の供給経路にノイズ低減素子が設けられている、請求項4に記載の電力変換装置。
  10. 前記ノイズ低減回路の電源が他の基板から前記キャンセラ基板に供給される、請求項1に記載の電力変換装置。
  11. 前記ノイズ検出手段は、前記コモンモードノイズ電流を検出する検出コアである、請求項1に記載の電力変換装置。
  12. 請求項1乃至請求項11の何れかに記載の電力変換装置を備える、冷凍装置。
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