JP2023051092A - 分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送手段上のワークの存否を事前に把握し、その把握した情報に基づいて光照射位置を判定し、ワークの存在する位置に光を正確に照射できる分析装置を提供すること【解決手段】ワークを光照射により分析する分析装置であって、前記ワークを搬送する搬送手段と、第1センサと、第2センサと、光照射ユニットを有し、前記第1センサは、前記ワークの上面に第1のセンシング波を照射するように前記搬送手段の上方に設けられており、前記第2センサは、前記ワークの側面に第2のセンシング波を照射する位置に設けられており、前記光照射ユニットは、前記第1センサおよび前記第2センサよりも搬送手段の進行方向下流側に設けられており、前記ワークに対して前記第1センサから照射されるセンシング波の照射位置と、前記ワークに対して前記光照射ユニットから照射される光の照射位置とが、前記搬送手段の進行方向に対して平行な同軸上に配置されている分析装置。【選択図】図1

Description

本発明は分析装置、及び分析方法に関し、詳細には搬送されるワークに光を照射する分析装置、及び該分析装置を用いた分析方法に関するものである。
従来からワーク(被分析対象物)の分析手段としてレーザーやX線などの光をワークに照射して分析を行う非接触型の分析装置が汎用されている。また短期間に大量のワークを分析するためにはコンベアなどの搬送手段上に分析装置を設置して、搬送されるワークを順次分析することが行われている。このような搬送手段を伴う分析装置によって精度よくワークを分析するには、分析装置からの光照射位置を通過する物体に光を照射する必要がある。しかしながらワークの形状が不均一、またはワークの向きや傾きが異なる、ワーク間が不等間隔などによって、ワークに対するセンシング波の照射タイミングがずれてしまい、ワークを正確に分析できないことがあった。
そのため、ワークの形状を把握する手段として例えば特許文献1や特許文献2にはワークの上表面をカメラなどで撮影して画像データを取得する技術が提案されている。
特開2012-58134号公報 再公表2018-12345号公報
上記のようにカメラによりワークの画像データを取得する場合、例えばサイズが小さいワークなど、ワークのサイズや形状、照明の反射などによってワークにカメラレンズのピントがあわず、正確なデータが取得できない場合があった。またワークの画像化には取得した膨大なデータを処理する必要があるため、次々に搬送されるワークの画像データを遅延なく処理するためには高性能なコンピュータ(演算装置)が必要になるだけでなく、膨大なデータのストレージも必要となり、運用コストが高くなる。
本発明は上記のような事情に着目してなされたものであって、その目的は、搬送手段上のワークの存否、具体的には搬送手段上のワークが存在する位置だけでなく、ワークを上から見たときにワークに穴等の空隙があってワークが存在していない位置を事前に把握し、その把握した情報に基づいて光照射可能位置を判定し、ワークの存在する位置に光を正確に照射できる分析装置、及び分析方法を提供することである。
上記課題を解決し得た本発明は以下の構成を有する。
[1] ワークを光照射により分析する分析装置であって、
前記ワークを搬送する搬送手段と、
第1センサと、
第2センサと、
光照射ユニットを有し、
前記第1センサは、前記搬送手段上を搬送される前記ワークの上面に第1のセンシング波を照射するように前記搬送手段の上方に設けられており、
前記第2センサは、前記搬送手段の進行方向と交差する幅方向から前記ワークの側面に第2のセンシング波を照射する位置に設けられており、
前記光照射ユニットは、前記第1センサおよび前記第2センサよりも搬送手段の進行方向下流側に設けられており、
前記ワークに対して前記第1センサから照射されるセンシング波の照射位置と、前記ワークに対して前記光照射ユニットから照射される光の照射位置とが、前記搬送手段の進行方向に対して平行な同軸上に配置されている分析装置。
[2] 前記第1センサから得られた前記ワークの上面情報と、前記第2センサから得られた前記ワークの側面情報に基づき、前記光照射ユニットにおいて前記ワークに対する光照射可能範囲を決定する第1の演算手段と、
前記光照射可能範囲に基づき、前記光照射ユニットにおける光の照射回数および照射時間を決定する第2の演算手段と、
前記照射回数および前記照射時間に基づき、前記光照射ユニットにおける前記ワークに対する光の照射を制御する手段と、
を備えた[1]に記載の分析装置。
[3] 前記第1センサはセンシング波を発信する発信部と、前記センシング波の反射波を受信する受信部とを有するものである[1]または[2]に記載の分析装置。
[4] 前記第2センサは照射したセンシング波を受信する第2センサ受信器を有しており、
前記第2センサ受信器は、搬送される前記ワークを挟んで前記第2センサと前記搬送手段の幅方向で対向するように設けられている[1]~[3]のいずれかに記載の分析装置。
[5] 前記ワークが前記第1センサの照射位置を通過するように前記第1センサ、及び前記第2センサの上流側に搬送手段の幅方向における前記ワークの位置を調整する搬送位置調整手段が設けられている[1]~[4]のいずれかに記載の分析装置。
[6] 前記光照射ユニットから照射された光に基づいて前記ワークの元素組成を分析するものである[1]~[5]のいずれかに記載の分析装置。
[7]前記光照射ユニットから照射する光がX線またはレーザーである[1]~[6]のいずれかに記載の分析装置。
[8] [1]~[7]のいずれかに記載の分析装置を用いたワークの分析方法であって、
前記光照射ユニットはX線またはレーザーを照射する手段であり、
前記搬送手段上を搬送される前記ワークの上面の異なる位置にX線またはレーザーを2回以上照射する分析方法。
[9] 前記X線またはレーザーを、搬送中の前記ワークに対して照射する[8]に記載の分析方法。
[10] 前記2回以上の前記X線または前記レーザーの照射によって得られたワークの情報を照射回毎に分析して特定の値が最も高い分析結果、または全照射回の分析結果から算出した平均値、に基づいてワークを分析するものである[8]または[9]に記載の分析方法。
本発明の分析装置によれば、搬送されるワークを分析する光の照射位置を事前に判定し、該判定に基づいて光をワークに照射することができるため、高精度でワークを分析できる。また本発明の分析方法によれば、光照射ユニットからワークの適切な位置に光を照射できる。例えば搬送手段上のワークが存在する位置だけでなく、ワークを上から見たときにワークに穴等の空隙があってワークが存在していない位置も把握できる。特に本発明によれば搬送されるワークの形状が不均一であったり、ワークの向きや傾きが異っていても事前に取得した情報に基づいて光照射ユニットから該ワークに対する光の照射可能範囲を判定できる。したがってワークの適切な位置に光を照射できるため分析精度を向上できる。
図1は本発明の構成例を示す斜視図である。 図2は本発明の第1センサの構成例であり、(a)は側面図、(b)は上面図である。 図3は本発明の第2センサの構成例であり、(a)は斜視図、(b)は上面図である。 図4は本発明の第2センサの他の構成例であり、(a)は斜視図、(b)は上面図である。 図5は搬送位置調整手段を備えた本発明の構成例を示す斜視図である。 図6は光照射手段を備えた本発明の構成例を示す斜視図である。 図7は第1センサ、第2センサのON/OFF状態の説明図である。 図8は第1の演算手段、第2の演算手段、制御手段における各処理の説明図である。
本発明の分析装置は、光照射ユニットの上流側に備えた第1センサと第2センサで光照射ユニットにおける光の照射に必要なワークの情報を把握する。本発明ではワークの側面情報を取得する第2センサと、ワークの上面情報を取得する第1センサとを併用することで、一方のセンサのみで測定した場合に生じる測定エラーを解消できる。例えばナットなどのように開口部を有するワークに対して第1センサからセンシング波をワーク上面に照射した場合、該ワークの開口部前後のワークの存在は検出できるが、開口部にはワークが存在しないため、1個のワークであるにもかかわらず、開口部の前後で別個のワーク、すなわち、2個のワークが存在すると誤検出する可能性がある。しかしながら第2センサを設けてワークの側面からセンシング波を照射すれば、上記のような開口部を有していても同一のワークであると判断できる。このように一つのワークに対して異なる方向からセンシング波を照射し、第1センサから得られた情報と第2センサから得られた情報を統合することでワークに対する光の照射可能範囲を正確に把握できる。
更にワークに対して第1センサから照射されたセンシング波の照射位置と、ワークに対して光照射ユニットから照射された光の照射位置とが、搬送手段の進行方向と平行する同軸上となるように配置することで、第1センサで得たワーク上面の情報を光照射ユニットでの光照射位置の決定に利用できる。
以下、本発明の分析装置、及び該分析装置を用いた分析方法について、図1~8を参照しながら説明する。
図1に示すように本発明の分析装置3は、第1センサ1、第2センサ2、搬送手段4、光照射ユニット7を備えている。
搬送手段4は上流側で供給されたワーク5を第1センサ1、第2センサ2(以下、まとめて「センサユニット」ということがある。)、光照射ユニット7を介して下流側に搬送する手段である。
搬送手段4はワーク5を一方向xに運搬する。搬送手段4には各種公知のコンベアを使用でき、一定間隔で設置したローラーを回転させてワーク5を搬送するローラコンベア、ベルトの終始点を繋げてループ状にしたベルトを駆動させてワーク5を搬送するベルトコンベア等が例示され、ワーク5の大きさ等によって適宜選択すればよい。本発明では比較的小さなワーク5も搬送できるベルトコンベアが好ましい。
搬送手段4はワーク5を一定のスピードで搬送する連続稼働方式、ワーク5を一時的に静止状態にできるSTOP/GO方式のいずれも採用可能である。本発明の分析装置3ではワーク5を静止状態にしなくても光照射ユニット7においてワーク5に光7cを照射して分析できるため、搬送手段4は連続稼働方式が好ましいが、ワーク5に光7cを照射するタイミングに合わせてワーク5を静止状態にするSTOP/GO方式を採用してもよい。
ワーク5を搬送手段4に供給する手段は特に限定されず、人手、コンベア、振動フィーダ、シューター、ロボットアームフィードなど任意の供給手段を採用できる。搬送手段4上の各ワーク5は進行方向の前後で搬送される他のワークとの間に間隔が開いていればよい。ワーク間の間隔は均等、不均等のいずれでもよい。また搬送手段4上のワーク5は進行方向と交差する幅方向yに複数のワーク5が並置しないように搬送手段4上に供給することが好ましい。
第1センサ1と第2センサ2は、ワーク5に夫々第1のセンシング波1c、第2のセンシング波2cを照射する照射ユニットを有するセンサである。第1センサ1と第2センサ2を併用すると搬送手段4上のワーク5の形状が不均一であったり、ワーク5の向きや傾き、サイズなどが夫々異っていても光照射ユニット7における光の照射可能範囲の判定に必要な情報を取得できる。第1センサ1と第2センサ2は夫々センシング波1c、2cをワーク5に照射してワーク5の有無に関する情報を取得する。センシング波1c、2cとしてはワーク5の有無を測定可能な各種センサ媒体を使用でき、例えば光、超音波などを使用できる。第1センサ1と第2センサ2は同一、または異なるセンサ媒体を使用できる。第1センサ1と第2センサ2は好ましくは変位センサである。
変位センサとしては、好ましくは光学式変位センサ、超音波式変位センサであり、より好ましくは光学式変位センサである。
また光学式変位センサとしては、三角距離方式、PSD方式、正反射方式、拡散反射方式など各種公知の測定方式を採用できる。
第1センサ1の照射方式はスポットビーム方式が好ましい。光照射ユニット7から照射される光7cはスポット光であるため、第1センサ1から照射されるセンシング波1cがスポットビーム方式でも必要な情報を取得できる。またスポットビーム方式はラインビーム方式と比べて処理情報量が少ないため短時間で光7cの照射可能範囲を決定できる。
第1センサ1はセンシング波1cの発信部1aと受信部1bとを備えた反射型センサでもよいし、発信部1aと受信部1bを別々に備えた透過型センサのいずれでもよく、好ましくは反射型センサである。
透過型センサを使用する場合、例えばローラコンベアなどのようにローラー間に隙間を有するコンベアのローラー間の隙間の下方にセンシング波1cの受信器を設ける。
反射型センサを使用する場合、例えば図2に示すようにセンシング波1cを照射する発信部1aと物体(ワーク5、または搬送手段4)に当たって反射する反射波1dを受光する受信部1bとを同一の装置に有する第1センサ1を使用する。
第1センサ1は、搬送手段4上を搬送されるワーク5の上面5aにセンシング波1cを照射するように搬送手段4の上方に設けられている。稼働中、第1センサ1は固定した角度1eでセンシング波1cを照射するように固定設置される。発信部1aからのセンシング波1cの角度1eは例えば搬送手段4の表面に対して略垂直でもよいが、これに限定されず、ワーク5の高さ、形状、特にワーク5の上面5aの凹凸の状態や受信部1bの受信状況など考慮して、ワーク5の上面5aに照射漏れやセンシング波1cの受信に不具合が生じないように適宜設定すればよい。
また発信部1aからのセンシング波1cの照射角度1eは光照射ユニット7の光7cの照射角度と同じにすることも好ましい実施態様である。センシング波1cの照射角度1eを光照射ユニット7の光7cの照射角度と同じにすることで、第1センサ1で得られた情報に基づいてワークの上面5aのより適切な位置に光7cを照射できる。
搬送手段4の幅方向における第1センサ1の設置位置も特に限定されず、搬送される各ワーク5の上面5aにセンシング波1cを照射できるように適宜設定すればよい。
ただし、第1センサ1の設置位置は、ワーク5に対して第1センサ1から照射されるセンシング波1cの照射位置1gと、該センシング波1cが照射された該ワーク5が搬送されて前記光照射ユニット7から該ワーク5に対して照射される光7cの照射位置7gとが、搬送手段4の進行方向xに対して平行な同軸4e上となるように配置する。第1センサ1の照射位置1gと光照射ユニット7の照射位置7gとが、同軸上、すなわち、搬送手段4の幅方向yにおける端部からの位置1fと位置7fとが同じ距離となるように第1センサ1と光照射ユニット7とを配置する。ワーク5は搬送手段4により一直線上に移動するため、ワーク5の上面のセンシング波1cの照射位置上の照射可能範囲に光照射ユニット7から光7cを照射できる。一方、ワーク5に対する光照射ユニット7の光照射範囲は第1センサ1で得られた情報に基づいて決定するため、両者の照射位置が同軸4e上にない場合、適切な位置に光7cを照射できなくなる。
第2センサ2は、搬送手段4上のワーク5の有無を判定するセンサであり、搬送されるワーク5が第2センサ2のセンシング波2cによってワーク5の有無を判断できる。
第2センサ2の照射方式はラインビーム方式、スポットビーム方式のいずれも採用可能であるが、高さ方向により広範囲に測定できるラインビーム方式が好ましい。特に第2センサ2はワーク5の存否に関する情報取得を目的としているためラインビーム方式であれば、ワーク5の側面に空隙があってもワーク5が存在すると判定できる。第2センサ2がスポットビーム方式の場合、該スポット照射箇所に空隙があると該空隙前後のワーク5の同一性の判断精度が低下することがある。
第2センサ2は、搬送手段4の進行方向xと交差する幅方向yからワークの側面5bにセンシング波を照射する位置に設けられている。稼働中、第2センサ2は固定した角度2eにセンシング波2cを照射するように固定設置される。上から見たときの発信部2aからのセンシング波2cの照射角度2eは例えば搬送手段4の進行方向中心線4gに対して略直交方向でもよいが、これに限定されず、ワーク5aの高さ、形状、特にワーク5の側面5bの凹凸の状態や受信部2bの受信状況など考慮して、ワーク5の側面5bに照射漏れやセンシング波の受信に不具合が生じないように適宜設定すればよい。
第2センサ2は、少なくともセンシング波2cを照射する発信部2aを有する。発信部2aから照射されたセンシング波2cを受ける受信部2bを第2センサ2に設けて反射型センサとしてもよいし、あるいは第2センサ2とは別途第2センサ受信器2gを設けて透過型センサとしてもよい。第2センサ2はワーク5の有無の判断を目的としているため好ましくは透過型センサである。
第2センサ2を例えば図3に示すような反射型センサとする場合は、第1センサ1と同様、変位センサが好ましい。反射型センサとする場合、第2センサ2は、搬送手段4の進行方向xと交差する幅方向yにセンシング波2cを照射する位置に設けると共に、搬送されるワーク5を挟んで搬送手段4の幅方向yで第2センサ2と対向する位置にセンシング波2cを反射するリフレクタなどの反射板2fを設けて、反射するセンシング波(反射波)2dを受信部2bで受信できるように設けることが好ましい。
また反射型センサの場合、搬送手段4の表面から第2センサ2のセンシング波2cまでの高さは通過するワーク5がセンシング波2cを遮断するようにワーク5の高さに応じて適宜調整すればよいが、異なる高さのワーク5が混在する場合は、高さできるだけ低くして搬送手段4の表面近くとすることが好ましい。反射型センサを用いる場合、より確実にワーク5を検出するためには第2センサ2に複数の発信部2a、受信部2bを設けて異なる高さ方向の位置でセンシング波2cを発射、受信するラインビーム方式センサを用いることも好ましい。
また第2センサ2を図4に示すような透過型センサとする場合は、第2センサ受信部2bはワーク5を間に挟むように第2センサ2に対向配置することが好ましい。例えば第2センサ2は、搬送手段4の進行方向xと交差する幅方向yにセンシング波2cを照射する位置に設けられており、第2センサ受信部2bは、搬送されるワーク5を搬送手段4の幅方向yで挟んで第2センサ2と対向するように配置することが好ましい。
透過型センサの場合も反射型センサと同様、搬送手段4の表面から第2センサ2のセンシング波2cまでの高さは通過するワーク5がセンシング波2cを遮断するようにワーク5の高さに応じて適宜調整すればよいが、異なる高さのワーク5が混在する場合は、できるだけ搬送手段4の表面に近い方が好ましい。透過型センサの場合、より確実にワーク5を検出するために発信部2aを複数設けて異なる高さでセンシング波2cを発射するラインビーム型センサが好ましい。透過型センサとしてラインビーム型センサを用いるとスポットビーム型センサと比べてより確実にワーク5を検出できるため好ましい。
第1センサ1に対する第2センサ2の設置位置は特に限定されないが、搬送手段4の上方から発射されたセンシング波1cがワーク5の上面5aに照射されたとき、第2センサ2から発射されたセンシング波2cも該ワーク5の側面5bに照射されるように配置することが好ましい。より好ましくは図1に示すように第1センサ1からのセンシング波1cと第2センサ2からのセンシング波2cとが同一地点で交差するように第1センサ1と第2センサ2を設けることが好ましい。
また本発明では第1センサ1と第2センサ2は、各センシング波が交差しないように第1センサ1、または第2センサ2が搬送手段4の上流側に設けられていてもよい。この場合は各センサで得られた情報と搬送速度とをコンピュータに入力し、ワークに照射された第1センサ1のセンシング波照射時間と第2センサ2のセンシング波照射時間をリンクさせて搬送手段4上のワークの存否状態を把握できるように処理することが好ましい。
本発明では図5に示すように、ワーク5が第1センサ1の照射位置1gを通過するように第1センサ1、及び第2センサ2の上流側に搬送手段4の幅方向yにおけるワーク5の位置を調整する手段、例えば搬送位置調整手段6を設けたり、あるいは直進フィーダー(リニアフィーダー)のようにワーク5を整列させて搬送手段4に供給する手段を用いてもよい。
搬送されるワーク5は搬送位置調整手段6と衝突すると軌道が変化し、照射位置1gのライン4g上に移動するので、より確実にワーク5に第1センサ1からのセンシング波1cを照射できる。特に搬送位置調整手段6はワーク5が不定形であり、互いに異なる形状を有している場合や、ホッパーなどのように搬送手段4の定位置にワーク5を載置できないような供給手段と組み合わせる場合に有効である。
搬送位置調整手段6としては板状、棒状など各種形状の整流手段を採用でき、好ましくは板状(整流板)である。
搬送位置調整手段6は必要に応じて適宜設置すればよく、設置数は1または2以上である。複数の搬送位置調整手段6を用いる場合、搬送手段4の幅方向yで対向するように設けてもよい。
搬送位置調整手段6の設置角度や位置はワーク5が第1センサ1の照射位置1g上となるように適切に調整することが好ましい。
本発明の分析装置3は、センサユニットの下流側でワーク5に光7cを照射する光照射ユニット7を有する。
光照射ユニット7はワーク5に光7cを照射する手段であり、好ましくはX線またはレーザーを照射する手段である。光照射ユニット7から照射された光に基づいてワーク5の元素組成や含有物質等を分析できる。照射した光7cの分析には各種公知の分析機器を使用できる。この分析結果に基づいて光照射ユニット7の下流側でワーク5を選別する手段を設けることも好ましい実施態様である。
光照射ユニット7を有する分析機器としてはラマン分光法やレーザー誘起ブレークダウン分光法など、分析対象にレーザーを照射する分析機器、紫外・可視・赤外の各種分光分析方法などの光を照射する分析機器、蛍光X線分析法などのX線を照射する分析機器が例示される。光照射ユニット7から照射される光7cは例えばX線、紫外線、可視光線、赤外線などである。
第1センサ1と第2センサ2によって得られた搬送手段4上のワーク5の位置、およびワーク5の上面の開口部5cの位置情報などに基づいて光7cの照射範囲、具体的には発射タイミングを調節することで例えば不定形かつ開口部5cを有するようなワーク5が複数搬送されても、複数のワーク5を夫々個別に区別し、更にワーク5の開口部5cを避けてワーク5に確実に光7cを照射できる。
本発明では更にローラーエンコーダ8を設けてコンベアの移動距離あたりのセンシング波発信数を設定し、第1センサ1、第2センサ2でワーク5を検知した後の距離情報を取得することも好ましい。ローラーエンコーダ8、第1センサ1、第2センサ2からの情報をコンピュータなどの演算手段に入力してワーク5の存否、隣接するワーク5間の距離、ワーク5の上面5aの情報を統合し、得られた情報に基づいて各ワーク5に照射できる光7cの照射可能範囲、照射回数を決定できる。
上記本発明の構成によれば、搬送されるワーク5が空隙を有していても1個のワークと判断できると共に、各ワークの上面5aの情報を把握できるため、光7cの照射位置、照射回数の把握が容易であり、高精度で分析できる。
本発明の分析装置3は、第1センサ1から得られたワーク5の上面情報と、第2センサ2から得られた該ワーク5の側面情報に基づき、光照射ユニット7において該ワーク5に対する光照射可能範囲を決定する第1の演算手段と、
第1の演算手段によって決定された光照射可能範囲に基づき、光照射ユニット7における光7cの照射回数および照射時間を決定する第2の演算手段と、
第2の演算手段によって決定された照射回数および前記照射時間に基づき、光照射ユニット7における該ワーク5に対する光7cの照射を制御する手段と、を備えていることも好ましい実施態様である。
第1の演算手段と第2の演算手段は入力されたデータを処理するコンピュータなどの演算装置であり、光7cの照射を制御手段は、該演算装置から受領した演算結果に基づいて光照射ユニット7における光照射のタイミング、回数等を制御する手段である。
また例えば第1センサ1、第2センサ2で検出したワークの進行方向長さと、光照射位置とをPLC(Programmable Logic Controller)内部に記録し、該記録に基づいて光の照射動作を制御してもよい。そして光の照射動作はPLC内部の高速タイマーで制御してもよい。
本発明の分析装置3の分析方法では、ワーク5が第1センサ1のセンシング波1cの照射位置1gに到達すると、センシング波1cによって通過するワーク5の上面5aの情報、例えばワーク5の開口部5cの有無や凹凸の状態などに関する情報が例えば照射したセンシング波1cと受信したセンシング波1dとを比較してセンシング波の減衰量、強度変化、干渉縞の間隔変化、散乱、或いは受信の有無などを公知の方法で分析することで得ることができる。これらの情報が第1の演算手段に入力されたデータから得られる。また同様にワーク5が第2センサ2のセンシング波照射位置に到達すると、センシング波2cによって通過するワーク5の側面5bの情報、例えばワーク5の有無などに関する情報が第1の演算手段に入力されたデータ入力から得られる。好ましくはローラーエンコーダ8から移動距離に関する情報も第1演算手段にデータ入力される。移動距離はローラーエンコーダ8から出力されるローラ1回転当たりのパルス数により算出してもよいが、光照射位置の精度を高めるには、分解能の高いローラーエンコーダを用いることが好ましい。第1演算手段ではこれら入力されたデータに基づいてデータ入力された対象ワーク5に対する光照射ユニット7における光照射可能範囲を決定する。
例えば図7は図1に示すような構成において、第1センサ1のセンシング波1c(図中省略)と、第2センサ2のセンシング波2c(図中省略)をワーク5に照射し、センシング波が遮断されない場合をOFF、遮断される場合をONとして得られたON/OFF情報に関する説明図である。図7では各ワーク5-1とワーク5-2間の間隔5dでは第1センサ1、第2センサ2ともにセンシング波が遮断されないため、OFF状態であることを示すデータが各センサから第1演算手段に入力される。このとき第1センサ1と第2センサ2から入力されたデータはいずれもOFFであることを示しているため(C)、第1の演算手段ではワーク5が存在していないと判断する。
そしてワーク5-2の移動方向先端部分が第1センサ1の照射位置1gを通過するとセンシング波1cが遮断されてON状態であることを示すデータが第1の演算手段に入力される。これにより第1の演算手段ではワーク5-2が存在すると判断される。このとき、第2のセンサ2から入力されるデータはON/OFFのいずれでもよい。すなわち、第1の演算手段では第1センサ1からの入力データがON/第2センサ2からの入力データがONまたはOFFの場合、または第1センサからの入力データがOFF/第2センサ2からの入力データがONの場合にワーク5-2が存在すると判断(B)する。
更に第1センサ1からの入力データがOFF/第2センサ2からの入力データがONの場合、この区間はワーク5上面に開口部5cがあり(B2)、ワーク5-2が存在していないと判断する。
そしてワーク5-2の移動方向後端部分が第1センサ1の照射位置1gを通過すると再び第1センサ1のセンシング波1cは遮断されなくなるためOFF状態であることを示すデータが第1の演算手段に入力される。同様に該ワーク5-2が第2センサ2を通過すると第2センサ2のセンシング波2cは遮断されなくなるためOFF状態であることを示すデータが第1の演算手段に入力される。このとき第1センサ1と第2センサ2から入力されたデータはいずれもOFFであることを示しているため(A)、第1の演算手段ではワーク5-2が存在していないと判断する。
上記入力情報に基づいて第1の演算手段では、区間Bが1個のワーク5-2であること、また該区間Bのワーク5-2にはワーク5-2が存在しない区間B2とワーク5-2が存在する区間B1(B1-1~B1-3)があり、したがって同一ワーク5-2における光照射可能範囲は各区間B1(B1-1~B1-3)であると決定できる。
第2の演算手段では、第1の演算手段により決定された区間Bの光照射可能範囲である各区間B1-1~B1-3に対して光照射ユニット7において照射する光7cの照射回数、及び照射時間が決定される。
例えば光照射ユニット7を有する分析装置が蛍光X線分析法などのX線を照射する分析装置である場合、ワーク5-2の上面区間B中の照射可能区間B1~B3の少なくとも1以上の区間においてX線を照射する。同一ワーク5-2に対してX線の照射時間が長くなる程、分析精度が向上するため、照射可能な区間を合計した全区間において照射回数は少なくとも2回以上とすると共に各照射時間もできるだけ長くなるように設定してX線を照射することが好ましい。照射回数、及び照射時間は第1の演算手段から入力された各区間B1-1~B1-3の長さに関するデータに加えて、ワーク5-2の移動速度に関するデータ、光照射ユニット7の照射インターバルに関するデータなどに基づいて第2の演算手段で決定される。例えば図7の場合、区間B1-1、区間B1-2、区間B1-3において照射可能であるため、照射回数は3回に決定される。照射時間は、区間B1-1、区間B1-2、区間B1-3におけるワーク5-2のx軸方向の長さとコンベアの移動速度により演算される。具体的には、ワーク5-2の区間B1-1の長さが1cm、区間B1-2の長さが3cm、区間B1-3の長さが2cmの場合、コンベアの移動速度が1cm/秒であれば、照射時間は区間B1-1が1秒、区間B1-2が3秒、区間B1-3が2秒であり、合計照射時間は6秒と決定される。
また例えば光照射ユニット7を有する分析装置がレーザー誘起ブレークダウン分光法などのレーザーを照射する分析装置の場合も同様に同一ワーク5-2に対してX線の照射回数が多くなる程、分析精度が向上するため、区間B中の区間B1-1~B1-3の少なくとも1以上、好ましくは少なくとも2以上の区間にレーザーを照射する。
照射回数、及び照射時間は、第1の演算手段から入力された各区間B1-1~B1-3の長さに関するデータに加えて、ワーク5-2の移動速度に関するデータ、光照射ユニット7のレーザーパルス幅とレーザー照射インターバルに関するデータなどに基づいて第2の演算手段で決定される。図7の場合、レーザーパルス幅とレーザー照射インターバル、区間B1-1、区間B1-2、区間B1-3におけるワーク5-2のx軸方向の長さとコンベアの移動速度により演算される。具体的にはワーク5-2の区間B-1の長さが0.2cm、区間B-2の長さが0.6cm、区間B-3の長さが0.4cm、コンベアの移動速度が1cm/秒、レーザーパルス幅が5m秒、レーザー照射間隔が50m秒の場合、照射回数は、区間B-1は3回、区間B-2は10回、区間B-3の7回に決定される。照射時間は、区間B-1が15m秒、区間B-2が50m秒、区間B-3が35m秒であり、合計照射時間は100m秒と決定される。
第2の演算手段で決定された照射回数および照射時間が光照射ユニット7の光を照射する装置を制御する手段(図中省略)に送られる。例えばワーク5-2が光照射位置に到達するタイミングで第2の演算手段から光照射の制御手段に射出信号が伝達されると、予め決定されたワーク5の照射位置に向けて光照射ユニット7から光が照射される。この照射を決定された照射回数、照射時間繰り返すことで光照射ユニット7においてワーク5-2の分析に必要な情報、例えばワークが放射または吸収する光のスペクトルや、ワークから発せられる蛍光X線のエネルギーなど照射毎に入手できる。そして得られた情報を処理することでワークを分析できる。得られたワークの情報を照射回毎に分析して特定の値が最も高い分析結果、または全照射回の分析結果から算出した平均値、に基づいてワークを分析することも好ましい。例えばワーク5を構成する合金等の組成元素分析は、得られた複数の分析データを平均化したり、あるいは複数の情報から検出強度から最大値を示したデータを選択することで、照射が1回のみの分析と比べて分析精度を向上できる。
本発明では搬送手段4上を搬送されるワーク5の上面5aの異なる位置にX線またはレーザーを2回以上照射することで分析精度を向上できる。特に本発明の装置を用いると、連続稼働方式で搬送中のワーク5、すなわち光照射時にワーク5を止めることなく、光照射できるためワーク5の分析処理効率が高い。
第1の演算手段、第2の演算手段、制御手段における各処理の一例、および分析方法を図8に基づいて説明する。
第1の演算手段に入力された第2センサ2から取得したデータ(図中、第2センサ)に基づいて、第2センサ2が反応し続けている区間(ON状態)を1個のワークとして固有の識別番号を付与すると共に、該ON状態の区間の長さに基づいて該ワークの進行方向長さを測定する。また第1センサ1から取得したデータ(図中、第1センサ)から、第1センサ1が反応し続けている区間(ON状態)をワークに対する光照射可能範囲とする。この際、第1センサがワークのON状態となった区間に対して第1センサ1の該最小区間(図中、T1:検出サイズ設定値)、すなわち光照射可能範囲の最小限の長さを決めておき、T1よりもON状態が短い場合を光照射可能範囲から排除してもよい。これにより、ワーク以外のゴミや不純物などに対する光照射や光照射可能範囲が不十分な箇所に対する誤照射を排除できる。
第2の演算手段では、レーザーを同一ワークに対して複数回照射する場合に必要となるレーザーの待機時間であるレーザー照射最短間隔(図中、T2)と、光照射可能範囲(第1センサON区間)に基づいてレーザー照射回数(図中、照射回数カウント)、及び照射時間を決定する。図示例では照射時間は示していないが照射可能範囲内において照射時間を適宜調整する。光照射ユニット7からのレーザー照射最短間隔(例えば50ms)を考慮して、第1センサ1で所定時間ON状態となった光照射可能範囲の中からレーザー照射位置(図中、照射位置1~4)を決定すると共に、同一ワークにおけるレーザー照射回数をカウントする(図中、照射回数カウント)。
次に第2の演算手段の結果に基づいてレーザー照射の制御手段にレーザーの射出信号を送信する(図中、光照射処理)。第1センサ1におけるセンシング波照射に関する取得データに基づいてセンシング波照射から所定時間経過したタイミング、例えばワーク5が光照射ユニット7の光照射位置7gに移動したタイミングでレーザー照射を制御する手段例えば光照射ユニット7を有する分析装置にレーザー射出信号が送信され、該信号を受信したレーザー照射制御手段からレーザー1がワーク5の所定の位置に向けて照射される。そして該レーザー照射によりワーク分析に必要な情報が例えば分光器受光手段を経由して収集される。図示例では同一ワークに対してレーザーが4回照射されている。レーザー照射回数は適宜設定できるが、分析精度を高めるためには少なくとも2回以上、レーザーを照射することが好ましい。
分析機器では取得したワーク分析に必要な情報に基づいてワークを分析する。なお、ワークの分析方法は特に限定されず、例えば情報入手後次のレーザー照射までに各情報を分析してもよいし、ワーク毎にまとめて情報を分析してもよい。
またワークの分析は、同一ワークに対する照射毎の分析結果を平均して判断してもよいし、特定の値に注目して最も高い値を検出した分析結果のみに基づいて判断してもよい。
以上のように本発明の分析装置、及び該分析装置を用いた分析方法によれば従来と比べて高い精度でワークを分析することができる。
本発明で分析対象となるワークは各種工業製品の製造工程で使用される部品類だけでなく、各種廃棄物も対象とできる。
部品類としてはネジ、ボルト、ナットなどの固定具、コンデンサ、コイル、抵抗などの電子部品;その他各種製品製造部品;製造中間品などが例示される。
廃棄物としては貴金属、鉄、非鉄などの有価金属材料;ゴム、プラスチック、木などの有機物材料;ガラス、シリコン、セラミックスなどの無機非金属材料などが挙げられる。また廃棄物は溶解、燃焼、物理選別などの前処理が施されたものであってもよい。廃棄物の具体例としては上記部品類の他、指輪等の宝飾品類、歯科廃棄物、廃電子基板などが挙げられる。
1 第1センサ
1a 発信部
1b 受信部
1c 第1センサからのセンシング波
1d 反射波
1e 第1センサから照射されたセンシング波の角度
1f 第1センサから照射されたセンシング波の搬送手段端部からの位置
1g センシング波照射位置
2 第2センサ
2a 発信部
2b 受信部
2c 第2センサからのセンシング波
2d 反射波
2g 第2センサ受信器
2e 第2センサから照射されたセンシング波の角度
2f 反射板
3 分析装置
4 搬送手段
4e 進行方向に対して平行な同軸
4g 搬送手段の進行方向中心線
5 ワーク
5a ワークの上面
5b ワークの側面
5c ワークの開口部
5d ワーク間の間隔
6 搬送位置調整手段
7 光照射ユニット
7a 発信部
7b 受信部
7c 光照射ユニットから照射された光
7d 反射波
7f センシング波照射手段から照射されたセンシング波の搬送手段端部からの位置
7g 光照射位置
8 ローラーエンコーダ
x 搬送手段の移動・進行方向(ワーク搬送方向)
y 搬送手段の幅方向
z 高さ方向
B、D ワークが存在する区間
A、C、E ワークが存在しない区間
B2 空隙区間
B1(B1-1~B1-3) ワーク存在区間
T1 検出サイズ設定値
T2 照射最短間隔
T3 移動時間

Claims (10)

  1. ワークを光照射により分析する分析装置であって、
    前記ワークを搬送する搬送手段と、
    第1センサと、
    第2センサと、
    光照射ユニットを有し、
    前記第1センサは、前記搬送手段上を搬送される前記ワークの上面に第1のセンシング波を照射するように前記搬送手段の上方に設けられており、
    前記第2センサは、前記搬送手段の進行方向と交差する幅方向から前記ワークの側面に第2のセンシング波を照射する位置に設けられており、
    前記光照射ユニットは、前記第1センサおよび前記第2センサよりも搬送手段の進行方向下流側に設けられており、
    前記ワークに対して前記第1センサから照射されるセンシング波の照射位置と、前記ワークに対して前記光照射ユニットから照射される光の照射位置とが、前記搬送手段の進行方向に対して平行な同軸上に配置されている分析装置。
  2. 前記第1センサから得られた前記ワークの上面情報と、前記第2センサから得られた前記ワークの側面情報に基づき、前記光照射ユニットにおいて前記ワークに対する光照射可能範囲を決定する第1の演算手段と、
    前記光照射可能範囲に基づき、前記光照射ユニットにおける光の照射回数および照射時間を決定する第2の演算手段と、
    前記照射回数および前記照射時間に基づき、前記光照射ユニットにおける前記ワークに対する光の照射を制御する手段と、
    を備えた請求項1に記載の分析装置。
  3. 前記第1センサはセンシング波を発信する発信部と、前記センシング波の反射波を受信する受信部とを有するものである請求項1または2に記載の分析装置。
  4. 前記第2センサは照射したセンシング波を受信する第2センサ受信器を有しており、
    前記第2センサ受信器は、搬送される前記ワークを挟んで前記第2センサと前記搬送手段の幅方向で対向するように設けられている請求項1~3のいずれかに記載の分析装置。
  5. 前記ワークが前記第1センサの照射位置を通過するように前記第1センサ、及び前記第2センサの上流側に搬送手段の幅方向における前記ワークの位置を調整する搬送位置調整手段が設けられている請求項1~4のいずれかに記載の分析装置。
  6. 前記光照射ユニットから照射された光に基づいて前記ワークの元素組成を分析するものである請求項1~5のいずれかに記載の分析装置。
  7. 前記光照射ユニットから照射する光がX線またはレーザーである請求項1~6のいずれかに記載の分析装置。
  8. 請求項1~7のいずれかに記載の分析装置を用いたワークの分析方法であって、
    前記光照射ユニットはX線またはレーザーを照射する手段であり、
    前記搬送手段上を搬送される前記ワークの上面の異なる位置に前記X線または前記レーザーを2回以上照射する分析方法。
  9. 前記X線またはレーザーを、搬送中の前記ワークに対して照射する請求項8に記載の分析方法。
  10. 前記2回以上の前記X線または前記レーザーの照射によって得られたワークの情報を照射回毎に分析して特定の値が最も高い分析結果、または全照射回の分析結果から算出した平均値、に基づいてワークを分析するものである請求項8または9に記載の分析方法。
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