JP2023048071A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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智也 田中
Tomoya Tanaka
勝敏 高瀬
Katsutoshi Takase
俊彦 山内
Toshihiko Yamauchi
篤史 岩瀬
Atsushi Iwase
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Abstract

Figure 2023048071000001
【課題】回生効率を向上させることができるハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】本開示の一態様は、エンジン11と、モータ13と、モータ13に接続するバッテリ14と、エンジン11とモータ13との間に配置されるトランスミッション12と、モータ13に接続する後方タイヤ16と、を有し、トランスミッション12は、前記エンジン11に接続する入力軸12aと、モータ13に接続する出力軸12bと、入力軸12aと出力軸12bとを係合および開放するクラッチ機構12cとを備えるハイブリッド車両10の制御装置1において、後方タイヤ16から伝達される回転動力を利用してモータ13を発電させる回生発電を行うときに、トランスミッション12に備わるクラッチ機構12cを開放状態にする。
【選択図】図3

Description

本開示は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
特許文献1には、発電機の回生発電時にスロットルバルブが開き側に制御される技術が開示されている。
特開2019-183794号公報
特許文献1に開示される技術において、発電機は、ベルト機構を介してエンジンのクランク軸に連結している。そのため、発電機の回生発電時に、エンジンフリクションにより効率よく回生発電を行えず、回生効率が低下するおそれがある。
そこで、本開示は上記した課題を解決するためになされたものであり、回生効率を向上させることができるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、エンジンと、発電機と、前記発電機に接続するバッテリと、前記エンジンと前記発電機との間に配置される変速機と、前記発電機に接続する車輪と、を有し、前記変速機は、前記エンジンに接続する入力軸と、前記発電機に接続する出力軸と、前記入力軸と前記出力軸とを係合および開放するクラッチ機構とを備えるハイブリッド車両の制御装置において、前記車輪から伝達される回転動力を利用して前記発電機を発電させる回生発電を行うときに、前記変速機に備わる前記クラッチ機構を開放状態にすること、を特徴とする。
この態様によれば、回生発電を行うときに、変速機のクラッチ機構を開放状態にして、エンジンと発電機とを非連結状態にする。そのため、回生発電を行うときに、エンジンフリクションが発電機に作用しないので、車輪から伝達される回転動力が、エンジンフリクションによって消費されず、効率的に発電機に回収されて、発電機の回生発電に利用される。したがって、効率よく発電機を発電させてバッテリを充電させることができるので、回生効率を向上させることができる。そして、効率よく回生発電を行ってバッテリに充電した電力を利用してハイブリッド車両を走行させることにより、ハイブリッド車両における燃料の消費を抑えることができるので、ハイブリッド車両の燃費が向上する。
また、既存の変速機を利用してエンジンと発電機とを非連結状態にできるので、エンジンと発電機とを非連結状態にするための専用の部品が不要になる。そのため、ハイブリッド車両の構造を簡易にできる。したがって、ハイブリッド車両のコストと体格を抑えることができる。
上記の態様においては、前記変速機内の油圧を保つためのオイルポンプを有し、前記オイルポンプは、前記エンジンの動力と接続されていないこと、が好ましい。
この態様によれば、オイルポンプは、エンジンの動力と接続されていないので、エンジンが稼働していなくても駆動できる。そのため、回生発電を行うときに、エンジンを停止させているときに、変速機内の油圧を保つためオイルポンプを駆動させるためにエンジンを稼働させる必要がなくなる。したがって、長時間に亘って回生発電を行うときであってもエンジンを停止させることができるので、エンジンを稼働させるための燃料の消費量を低減できる。
上記の態様においては、前記オイルポンプは、電動のオイルポンプであること、が好ましい。
この態様によれば、オイルポンプは、電動のオイルポンプであるので、制御し易い。そのため、変速機内の油圧に応じてオイルポンプを応答性よく制御できる。
上記の態様においては、前記回生発電を行うときに、前記エンジンを停止させ、かつ、前記油圧が所定油圧以下である場合には前記オイルポンプを駆動させて前記油圧を前記所定油圧よりも大きい圧力に保つこと、が好ましい。
この態様によれば、回生発電を行うときに、エンジンを停止させながら、変速機内の油圧を必要な圧力に保つことができる。そのため、エンジンを稼働するための燃料の消費量を低減しながら、変速機内の油圧を維持できる。
上記の態様においては、前記バッテリの充電率を監視する充電率監視部を有し、前記回生発電を行うときに、前記充電率監視部にて監視される前記バッテリの充電率が所定充電率以上である場合には、前記クラッチ機構を係合状態にすること、が好ましい。
この態様によれば、回生発電を行うときに、変速機のクラッチ機構を開放状態にして、エンジンと発電機とを非連結状態にする。そのため、回生発電を行うときに、エンジンフリクションが発電機に作用しないので、車輪から伝達される回転動力が、エンジンフリクションによって消費されず、効率的に発電機に回収されて、発電機の回生発電に利用される。したがって、効率よく発電機を発電させてバッテリを充電させることができるので、回生効率を向上させることができる。
本開示のハイブリッド車両の制御装置によれば、回生効率を向上させることができる。
第1実施形態のハイブリッド車両の制御装置の構造図である。 第1実施形態にて行われる制御の内容を示すフローチャートの図である。 第1実施形態にて回生発電を行うときを示す図である。 従来の問題点を示す図である。 第2,3実施形態のハイブリッド車両の制御装置の構造図である。 第2実施形態にて行われる制御の内容を示すフローチャートの図である。 第3実施形態にて行われる制御の内容を示すフローチャートの図である。
以下、本開示のハイブリッド車両の制御装置の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
まず、第1実施形態について説明する。
<ハイブリッド車両の概要>
まず、本実施形態のハイブリッド車両の制御装置1におけるハイブリッド車両10の概要について説明する。図1に示すように、ハイブリッド車両10は、エンジン11と、トランスミッション12と、モータ13と、バッテリ14と、前方タイヤ15と、後方タイヤ16と、ECU17などを有する。
エンジン11は、モータ13の動力源であり、クランク軸11aを備えている。このクランク軸11aは、トランスミッション12の入力軸12aに接続している。
トランスミッション12は、エンジン11とモータ13との間に配置されている。このトランスミッション12は、エンジン11のクランク軸11aに接続する入力軸12aと、モータ13に接続する出力軸12bと、入力軸12aと出力軸12bとを係合および開放するクラッチ機構12cと、を備えている。なお、トランスミッション12は、本開示の「変速機」の一例である。
モータ13は、トランスミッション12よりも後方タイヤ16側の位置、すなわち、トランスミッション12に対してエンジン11とは反対側の位置に配置されている。このモータ13は、電気エネルギから機械的な動力を発生させる発動機としての機能、及び、機械的なエネルギから電気エネルギを発生させる発電機としての機能を有する。すなわち、モータ13は、バッテリ14から供給される電力(すなわち、電気エネルギ)によりハイブリッド車両10を走行させるための動力(すなわち、機械的な動力)を発生させる発動機として機能する。また、モータ13は、後方タイヤ16から伝達される回転動力(すなわち、機械的なエネルギ)を利用して発電して(すなわち、回生発電を行って)、その電力(すなわち、電気エネルギ)をバッテリ14に充電させる発電機としても機能する。なお、モータ13は、本開示の「発電機」の一例である。
バッテリ14は、モータ13に接続している。このバッテリ14は、モータ13に電力を供給して放電したり、モータ13から電力を受給して充電したりする。
前方タイヤ15は、非駆動輪である。一方、後方タイヤ16は、駆動輪であって、車軸21とデファレンシャルギヤ19と駆動軸18とを介して、モータ13に接続している。なお、後方タイヤ16は、本開示の「車輪」の一例である。
ECU17は、ハイブリッド車両10の構成要素(例えば、エンジン11やトランスミッション12やモータ13など)を制御する制御部であり、中央処理装置(CPU)、各種メモリ、外部入力回路及び外部出力回路等を備えている。
<ハイブリッド車両の制御装置で行われる制御について>
次に、ハイブリッド車両の制御装置1で行われる制御、すなわち、ECU17が行う制御について説明する。
図4に示すように、従来、ハイブリッド車両10の減速時においてモータ13が回生発電を行うときに、トランスミッション12を介してエンジン11と連結状態にあるモータ13にエンジンフリクションが作用していた。そのため、後方タイヤ16から伝達される回転動力(すなわち、機械的なエネルギ、図中「エネルギ」と表記)が、エンジンフリクションにより消費されてしまい、モータ13の回生発電に利用できる量が少なくなるので、回生効率が低下していた。なお、「エンジンフリクション」とは、エンジン11を構成する部品間にて生じる摩擦損失である。また、「回生効率」とは、モータ13が回生発電を行うときの発電効率であり、すなわち、モータ13が回生発電を行うときに回転動力から電力へ変換するときの変換効率である。
そこで、本実施形態では、回生効率を向上させるために、ECU17は、ハイブリッド車両10の減速時に図2に示す制御を行う。図2に示すように、ECU17は、回生条件が成立したか否かを判断する(ステップS1)。ここで、「回生条件が成立した」とは、例えば、ハイブリッド車両10に備わるアクセルペダル(不図示)がOFFになったり、ハイブリッド車両10に備わるブレーキペダル(不図示)がONになったりして、ハイブリッド車両10が減速し、モータ13の回生発電を行う条件が成立したということである。
そして、ECU17は、回生条件が成立したと判断した場合(ステップS1:YES)には、トランスミッション12へNレンジに設定するように指示して(ステップS2)、トランスミッション12に備わるソレノイド(不図示)を操作し、トランスミッション12へNレンジに設定する(ステップS3)。
このようにして、ハイブリッド車両10の減速時に、トランスミッション12がNレンジに設定されることにより、図3に示すように、トランスミッション12のクラッチ機構12cが開放状態にされて、トランスミッション12にて入力軸12aと出力軸12bとが開放される。そして、これにより、トランスミッション12におけるエンジン11側とモータ13側との間の動力伝達経路が遮断されることにより、エンジン11とモータ13とが非連結状態になる。すなわち、エンジン11とモータ13との間の動力伝達が、物理的に遮断される。なお、「クラッチ機構12cが開放状態にされて」とは、例えば、クラッチ機構12cが複数のクラッチ(不図示)を備える場合には、複数のクラッチを開放状態にされて、ということである。
次に、ECU17は、回生発電を行う(ステップS4)。すなわち、ECU17は、後方タイヤ16から伝達される回転動力を利用してモータ13を発電させて、モータ13で発電した電力をバッテリ14に充電させる。
このようにして、エンジン11とモータ13とが非連結状態にされたうえで、モータ13により回生発電が行われる。
以上のように本実施形態によれば、ECU17は、後方タイヤ16から伝達される回転動力を利用してモータ13を発電させる回生発電を行うときに、図3に示すように、トランスミッション12に備わるクラッチ機構12cを開放状態にする。
このようにして、回生発電を行うときに、トランスミッション12のクラッチ機構12cを開放状態にして、エンジン11とモータ13とを非連結状態にする。そのため、回生発電を行うときに、エンジンフリクションがモータ13に作用しないので、図3に示すように、後方タイヤ16から伝達される回転動力(すなわち、機械的なエネルギ、図3にて「エネルギ」と表記)が、エンジンフリクションによって消費されず、効率的にモータ13に回収されて、モータ13の回生発電に利用される。したがって、効率よくモータ13を発電させてバッテリ14を充電させることができるので、回生効率を向上させることができる。そして、効率よく回生発電を行ってバッテリ14に充電した電力を利用してハイブリッド車両10を走行(例えば、EV走行やHEV走行)させることにより、ハイブリッド車両10における燃料(例えば、ガソリン)の消費を抑えることができるので、ハイブリッド車両10の燃費が向上する。
なお、出願人が回生効率についての解析とハイブリッド車両10の燃費についての解析を行ったところ、本実施形態の発明によれば、図4に示す従来技術や、特許文献1のようにエンジンのスロットルバルブを開弁させた場合よりも、回生効率およびハイブリッド車両10の燃費についていずれも向上する解析結果を得ることができた。
また、本実施形態によれば、既存のトランスミッション12を利用してエンジン11とモータ13とを非連結状態にできるので、エンジン11とモータ13とを非連結状態にするための専用の部品(例えば、クラッチなど)が不要になる。そのため、ハイブリッド車両10の構造を簡易にできる。したがって、ハイブリッド車両10のコストと体格を抑えることができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態について、第1実施形態と異なる点を説明する。
本実施形態において、図5に示すように、ハイブリッド車両の制御装置1は、変速機内の油圧を保つための電動オイルポンプ31を有する。この電動オイルポンプ31は、電動のオイルポンプであり、エンジン11の動力と接続されていない。
そして、本実施形態では、ECU17は、ハイブリッド車両10の減速時に図6に示す制御を行う。図6に示すように、アクセルペダルがOFFになり(ステップS101)、ハイブリッド車両10が減速して回生発電が行われると、ECU17は、トランスミッション12(図中、「T/M」と表記)をNレンジに設定し、かつ、エンジン11を停止させる(ステップS102)。
このように、本実施形態では、ECU17は、回生発電を行うときに、エンジン11を停止させる。これにより、回生発電を行うときに、エンジン11を稼働するための燃料の消費量を低減できる。
このようにしてエンジン11が停止させている状況下で、次に、ECU17は、トランスミッション12内の油圧が所定油圧P(例えば、0.5MPa)以下であるか否かを判断する(ステップS103)。なお、トランスミッション12内の油圧は、不図示の圧力センサにより検出される。
そして、トランスミッション12内の油圧が所定油圧P以下である場合(ステップS103:YES)には、ECU17は、電動オイルポンプ31を駆動させて(ステップS104)、トランスミッション12内の油圧を上げて所定油圧Pよりも高い圧力になるように制御する。
一方、トランスミッション12内の油圧が所定油圧Pよりも高い場合(ステップS103:NO)には、ECU17は、電動オイルポンプ31を停止させる(ステップS105)。
このようにして、ECU17は、電動オイルポンプ31を制御して、トランスミッション12内の油圧を所定油圧Pよりも大きい圧力に保つように制御する。
その後、アクセルペダルがONとなり(ステップS106)、ハイブリッド車両10が加速すると、ECU17は、トランスミッション12をDレンジに設定する(ステップS107)。
以上のように本実施形態によれば、ハイブリッド車両の制御装置1は、トランスミッション12内の油圧を保つための電動オイルポンプ31を有する。そして、この電動オイルポンプ31は、エンジン11の動力と接続されていない。
このように、電動オイルポンプ31は、エンジン11の動力と接続されていないので、エンジン11が稼働していなくても駆動できる。そのため、回生発電を行うときに、エンジン11を停止させているときに、トランスミッション12内の油圧を保つため電動オイルポンプ31を駆動させるためにエンジン11を稼働させる必要がなくなる。したがって、長時間に亘って回生発電を行うときであってもエンジン11を停止させることができるので、エンジン11を稼働させるための燃料の消費量を低減できる。
また、電動オイルポンプ31は、電動であるので、制御し易い。そのため、トランスミッション12内の油圧に応じて電動オイルポンプ31を応答性よく制御できる。
また、ECU17は、回生発電を行うときに、エンジン11を停止させ、かつ、トランスミッション12内の油圧が所定油圧P以下である場合には電動オイルポンプ31を駆動させて、トランスミッション12内の油圧を所定油圧Pよりも大きい圧力に保つように制御を行う。
これにより、回生発電を行うときに、エンジン11を停止させながら、トランスミッション12内の油圧を必要な圧力に保つことができる。そのため、エンジン11を稼働するための燃料の消費量を低減しながら、トランスミッション12内の油圧を維持できる。
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態について、第1,2実施形態と異なる点を説明する。
本実施形態では、図5に示すように、ハイブリッド車両の制御装置1は、バッテリ14の充電率を監視する充電率監視部32を有する。この充電率監視部32は、例えば、バッテリ14の充電率を検出する充電率センサである。そして、充電率監視部32で監視(検出)されたバッテリ14の充電率の情報(信号)は、ECU17に入力される。
そして、本実施形態では、ECU17は、ハイブリッド車両10の減速時に図7に示す制御を行う。図7に示すように、アクセルペダルがOFFになり(ステップS201)、ハイブリッド車両10が減速して回生発電が行われると、ECU17は、電池状態を確認する(ステップS202)。具体的には、ステップS202では、ECU17は、充電率監視部32にて監視されるバッテリ14の充電率を確認する。
次に、ECU17は、回生制限判定があるか否かを判断する(ステップS203)。具体的には、ステップS203では、ECU17は、バッテリ14の充電率が所定充電率以上であるので回生発電を制限する必要があるとの判定がなされたか否かを判断する。
そして、回生制限判定がある場合(ステップS203:YES)、具体的には、バッテリ14の充電率が所定充電率以上であるので回生発電を制限する必要があるとの判定がなされた場合には、ECU17は、トランスミッション12をDレンジに設定して、トランスミッション12の動力を結合する(ステップS204)。そして、回生トルクが出力される(ステップS205)。
このようにして、本実施形態では、ECU17は、回生発電を行うときに、充電率監視部32にて監視されるバッテリ14の充電率が所定充電率以上である場合には、トランスミッション12をDレンジに設定して、トランスミッション12のクラッチ機構12cを係合状態にする。
これにより、バッテリ14が十分に充電されている状況で回生発電を行うときに、エンジンフリクションがモータ13に作用するようにして、後方タイヤ16から伝達される回転動力を、エンジンフリクションによって消費させて、モータ13の回生発電に利用されないようにする。そのため、バッテリ14が十分に充電されている状況にて、モータ13で発電させてバッテリ14を充電させることを抑制できる。したがって、バッテリ14が過充電にならないので、バッテリ14の寿命を延ばすことができる。
一方、回生制限判定がない場合(ステップS203:NO)、具体的には、バッテリ14の充電率が所定充電率未満であるので回生発電を制限する必要がないとの判定がなされた場合には、ECU17は、トランスミッション12をNレンジに設定して、トランスミッション12の動力を切り離す(ステップS204)。そして、回生トルクが出力される(ステップS205)。
このようにして、本実施形態では、ECU17は、回生発電を行うときに、充電率監視部32にて監視されるバッテリ14の充電率が所定充電率未満である場合には、トランスミッション12をNレンジに設定して、トランスミッション12のクラッチ機構12cを開放状態にする。
これにより、回生発電を行うときに、トランスミッション12のクラッチ機構12cを開放状態にして、エンジン11とモータ13とを非連結状態にする。そのため、回生発電を行うときに、エンジンフリクションがモータ13に作用しないので、後方タイヤ16から伝達される回転動力が、エンジンフリクションによって消費されず、効率的にモータ13に回収されて、モータ13の回生発電に利用される。したがって、効率よくモータ13を発電させてバッテリ14を充電させることができるので、回生効率を向上させることができる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本開示を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
1 ハイブリッド車両の制御装置
10 ハイブリッド車両
11 エンジン
11a クランク軸
12 トランスミッション
12a 入力軸
12b 出力軸
12c クラッチ機構
13 モータ
14 バッテリ
15 前方タイヤ
16 後方タイヤ
17 ECU
18 駆動軸
19 デファレンシャルギヤ
21 車軸
31 電動オイルポンプ
32 充電率監視部

Claims (5)

  1. エンジンと、
    発電機と、
    前記発電機に接続するバッテリと、
    前記エンジンと前記発電機との間に配置される変速機と、
    前記発電機に接続する車輪と、
    を有し、
    前記変速機は、前記エンジンに接続する入力軸と、前記発電機に接続する出力軸と、前記入力軸と前記出力軸とを係合および開放するクラッチ機構とを備えるハイブリッド車両の制御装置において、
    前記車輪から伝達される回転動力を利用して前記発電機を発電させる回生発電を行うときに、前記変速機に備わる前記クラッチ機構を開放状態にすること、
    を特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 請求項1のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記変速機内の油圧を保つためのオイルポンプを有し、
    前記オイルポンプは、前記エンジンの動力と接続されていないこと、
    を特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  3. 請求項2のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記オイルポンプは、電動のオイルポンプであること、
    を特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  4. 請求項2または3のハイブリッド車両の制御装置において、
    前記回生発電を行うときに、
    前記エンジンを停止させ、
    かつ、前記油圧が所定油圧以下である場合には前記オイルポンプを駆動させて前記油圧を前記所定油圧よりも大きい圧力に保つこと、
    を特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つのハイブリッド車両の制御装置において、
    前記バッテリの充電率を監視する充電率監視部を有し、
    前記回生発電を行うときに、前記充電率監視部にて監視される前記バッテリの充電率が所定充電率以上である場合には、前記クラッチ機構を係合状態にすること、
    を特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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