JP2023046756A - コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
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Abstract

Figure 2023046756000001
【課題】相手コネクタとの嵌合完了の確実な検知と作業効率の向上とを両立できるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、相手コネクタ70と嵌合可能なハウジング10と、ハウジング10に組み付けられ、待機位置と嵌合保証位置との間で変位可能なCPA部材50と、ハウジング10の外表面に視認可能に配置された第1二次元コード60Aと、CPA部材50の外表面に視認可能に配置され、第1二次元コード60Aとは異なる情報を含むとともに、CPA部材50が待機位置にあるときに第1二次元コード60Aと隣り合って配され、CPA部材50の嵌合保証位置への変位に伴ってCPA部材50が待機位置にあるときよりも第1二次元コード60Aから離れて配置される第2二次元コード60Bと、を備える。
【選択図】図14

Description

本明細書によって開示される技術は、コネクタに関する。
従来、雄ハウジングと雌ハウジングとが正規嵌合されているか否かを検知する嵌合検知機能を備えたコネクタが知られている。このようなコネクタは、例えば、コネクタハウジングと、コネクタハウジングと相手コネクタとの嵌合を補助するレバーと、レバーが嵌合完了位置にあるときに解放位置から係合位置へ変位可能な位置保証ロックと、コネクタハウジングに付された識別子とを備えている。識別子は、位置保証ロックが解放位置にあるときには位置保証ロックによって覆われており、位置保証ロックが係合位置にあるときには位置保証ロックから露出されて、読み取り装置等によってアクセス可能となる。露出された識別子にアクセスすることで、コネクタハウジングと相手コネクタとの嵌合が完了したことが検知され、記録される。
特開2017-162797号公報
上記の構成では、位置保証ロックが解放位置にあるときには、識別子の全体が覆われているため、当該コネクタの嵌合作業を行う作業者が、識別子がどこにあるか分からず戸惑ってしまい、作業効率が低下することがある。
本明細書によって開示されるコネクタは、相手コネクタと嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに組み付けられ、第1位置と第2位置との間で変位可能な組付部材と、前記ハウジングの外表面に視認可能に配置された第1識別子と、前記組付部材の外表面に視認可能に配置され、前記第1識別子とは異なる情報を含むとともに、前記組付部材が前記第1位置にあるときに前記第1識別子と隣り合って配され、前記組付部材の前記第2位置への変位に伴って前記組付部材が前記第1位置にあるときよりも前記第1識別子から離れて配置される第2識別子と、を備える。
本明細書によって開示されるコネクタによれば、相手コネクタとの嵌合完了の確実な検知と作業効率の向上とを両立できる。
図1は、実施形態のコネクタの斜視図である。 図2は、実施形態のコネクタの分解斜視図である。 図3は、実施形態のコネクタの側面図である。 図4は、図3のA-A線断面図である。 図5は、実施形態のハウジングの正面図である。 図6は、実施形態のハウジングの部分拡大斜視図である。 図7は、実施形態のハウジングを図6とは異なる方向から示す部分拡大斜視図である。 図8は、実施形態のハウジングの平面図である。 図9は、実施形態のCPA部材の斜視図である。 図10は、実施形態のコネクタと相手コネクタとの嵌合初期の状態を示す平面図である。 図11は、図10のB-B線断面図である。 図12は、実施形態のコネクタと相手コネクタとの嵌合が完了し、CPA部材が待機位置にある状態を示す平面図である。 図13は、図12のC-C線断面図である。 図14は、実施形態のコネクタと相手コネクタとの嵌合が完了し、CPA部材が嵌合保証位置にある状態を示す平面図である。 図15は、図14のD-D線断面図である。 図16は、実施形態において、相手コネクタと嵌合されたコネクタが読取装置にセットされた状態を示す概略側面図である。
[実施形態の概要]
(1)本明細書によって開示されるコネクタは、相手コネクタと嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに組み付けられ、第1位置と第2位置との間で変位可能な組付部材と、前記ハウジングの外表面に視認可能に配置された第1識別子と、前記組付部材の外表面に視認可能に配置され、前記第1識別子とは異なる情報を含むとともに、前記組付部材が前記第1位置にあるときに前記第1識別子と隣り合って配され、前記組付部材の前記第2位置への変位に伴って前記組付部材が前記第1位置にあるときよりも前記第1識別子から離れて配置される第2識別子と、を備える。
上記の構成によれば、組付部材をハウジングに対して第1位置に組み付けておき、ハウジングを相手コネクタと嵌合させた後、組付部材をハウジングに対して第2位置に変位させることができる。組付部材が第1位置にあるときには、第1識別子と第2識別子とが隣り合って配されているため、読取装置によって第1識別子を読み取ろうとすると第2識別子も読み取られてしまう。組付部材が第2位置にあるときには、2つの識別子が離れて配置されているため、一方の識別子のみを読取装置によって読み取ることができる。これにより、一方の識別子のみが読み取られたときに、ハウジングの相手コネクタとの嵌合が完了したとことが検知され、記録されるようにすることが可能となる。また、第1識別子と第2識別子とは、外部から視認可能に配置されているため、作業者が、これらの識別子を目視で確認しつつ作業を行うことができる。以上より、相手コネクタとの嵌合完了の確実な検知と作業効率の向上とを両立できる。
(2)上記(1)のコネクタにおいて、前記組付部材が、前記ハウジングが前記相手コネクタに対する嵌合が完了した状態にあるときにのみ前記第1位置から前記第2位置へ変位可能な嵌合保証部材であっても構わない。
このような構成によれば、組付部材が嵌合保証部材であるから、この嵌合保証部材を第1位置から第2位置に移動できることをもって嵌合完了状態であることを保証できる。
[実施形態の詳細]
本明細書によって開示される技術の具体例を、以下に図1から図16を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[コネクタ1の全体構造]
実施形態のコネクタ1は、図1および図2に示すように、CPA保持部31を備えて相手コネクタ70と嵌合するハウジング10と、ハウジング10に組み付けられるフロントホルダ40と、CPA保持部31に組み付けられてコネクタ1と相手コネクタ70との嵌合状態を保証するCPA(connector position assurance)部材50(組付部材、嵌合保証部材の一例)と、を備えている。以下の説明において、コネクタ1と相手コネクタ70の嵌合方向(図10の左右方向)を前後方向とし、相手コネクタ70が組み付けられる側(図10の左側)を前側とする。
[ハウジング10]
ハウジング10は、合成樹脂製であって、図1および図2に示すように、端子収容部11と、フード部13と、ロックアーム21と、CPA保持部31と、を備えている。
端子収容部11は、前後方向に延びる細長いブロック状をなす収容部本体11Aと、収容部本体11Aに沿って配される保持壁11Bとを備えている。収容部本体11Aは、図5および図11に示すように、雌端子金具T1を内部に収容可能な複数のキャビティ12を有している。フード部13は、図2、図5および図11に示すように、収容部本体11Aの外周面から外側に延びる奥壁14と、奥壁14から前方に延びて収容部本体11Aを囲む周壁15とを備えている。周壁15は、図5に示すように、端子収容部11の両側に配されるフード側壁15Aと、2つのフード側壁15Aを繋ぐハーフパイプ状のフード底壁15Bとを備えて全体としてU字状をなしており、相手コネクタ70の進入を許容する嵌合口16を有している。保持壁11Bは、図2および図3に示すように、奥壁14の後方に、収容部本体11Aに沿って配される平板状の壁部であって、2つのフード側壁15Aに対して垂直に配されている。
端子収容部11は、フード部13から前方に突出する部分を備えており、この突出部分に、雌端子金具T1を抜け止めするためのフロントホルダ40が組み付けられている。
[ロックアーム21]
ロックアーム21は、図6および図7に示すように、2つのロック基部22と、ロック本体23と、を備えている。
2つのロック基部22は、図6および図11に示すように、板ばね状をなし、保持壁11Bから、後方に行くほど保持壁11Bから離れるように斜めに延びている。2つのロック基部22は、並んで配されている。
ロック本体23は、図6および図7に示すように、受入筒部24と、2つのロック側壁25と、係止部27と、2つの撓み規制片28と、を備えている。
受入筒部24は、図7および図11に示すように、角筒状をなし、2つのロック基部22の後端に連なる受入底壁24Aと、受入底壁24Aの両側縁から立ち上がる2つの受入側壁24Bと、2つの受入側壁24B間を接続し、受入底壁24Aと対向して配される受入天壁24Cと、受入天壁24Cの後端縁に沿って配されるすじ状のロック操作部26と、を備えている。受入天壁24Cの外表面においてロック操作部26に隣接する領域の一部は、図7および図11に示すように、第1コード配置面24Dとなっている。
2つのロック側壁25は、図7に示すように、2つの受入側壁24Bからそれぞれ前方に延び、互いに対向して配置されている。係止部27は、図6に示すように、棒状をなし、2つのロック側壁25の間に架設されている。2つの撓み規制片28のうち一方は、一方のロック側壁25から外側に突出し、他方は、他方のロック側壁25から外側に突出している。
ロックアーム21は、ロック基部22が保持壁11Bに対して近接-離間する方向に撓むことで、端子収容部11に対して近接-離間する方向に変位可能となっている。
[CPA保持部31]
CPA保持部31は、図5、図6および図7に示すように、2つの保護側壁32と、2つの保護側壁32を繋ぐ接続壁33と、2つの撓み規制突部37と、2つの保持突部38と、2つのサイドリブ39と、を備えている。
2つの保護側壁32は、ロックアーム21の両側に、保持壁11Bに対して垂直に、互いに対向して配されている。一方の保護側壁32は、周壁15の一端および保持壁11Bの2つの側縁のうち一方に接続されており、他方の保護側壁32は、周壁15の他端および保持壁11Bの他方の側縁に接続されている。接続壁33は、2つの保護側壁32間を繋ぐ壁であり、2つの保護側壁32からそれぞれ内側に延びる2つの段差部34と、2つの段差部34の延出端からそれぞれ立ち上がり、ロックアーム21の両側に配される2つの立設壁35と、2つの立設壁35を接続し、保持壁11Bに対向して配される保護天壁36とを備えている。接続壁33は、ロックアーム21の前側の約半分を覆っており、ロックアーム21の意図しない変形を規制してロックアーム21を保護している。なお、ロックアーム21の後端に配され、第1コード配置面24Dを有する受入筒部24は、保護天壁36によって覆われず、外部から視認可能に配されている。保護天壁36は、図7および図8に示すように、後端縁から凹む凹部36Aを有している。
2つの撓み規制突部37は、図6に示すように、2つの立設壁35からそれぞれ内側に突出する突起である。ロックアーム21が過度に撓み変形しようとした場合には、2つの撓み規制片28が2つの撓み規制突部37にそれぞれ当接することで、ロックアーム21のそれ以上の撓みが規制され、ロックアーム21の破損が回避される。
2つの保持突部38は、図5および図7に示すように、2つの保護側壁32の後端縁からそれぞれ内側に突出する突起である。2つのサイドリブ39は、図7に示すように、2つの保護側壁32からそれぞれ突出し、前後方向に延びるすじ状の突部であって、接続壁33の後方に配されている。
[CPA部材50]
CPA部材50は、合成樹脂製であって、図9に示すように、押込操作部51と、押込操作部51から前方に延びるCPA本体52および2つのアーム53と、CPA本体52から突出する規制突起54と、を備えている。
CPA本体52は、全体として細長い板状をなし、押込操作部51に隣接する部分がCPA基部52Aとなっており、CPA基部52Aよりも先端側の一部が、CPA基部52Aよりも細く、撓み変形を許容された撓み部52Bとなっている。2つのアーム53は、厚みのある板状をなしており、CPA本体52の両側に、互いに対向して配置されている。規制突起54は、撓み部52Bの先端から突出している。CPA基部52Aの表面には、第2コード配置面55Aを有するコード配置台55が配されている。
CPA部材50は、2つのアーム53からそれぞれ外側に突出する2つのガイドリブ56と2つの係止突起57とを備えている。ガイドリブ56は、前後方向に延びるすじ状の突部である。係止突起57は、アーム53の前縁に沿って延びる突起である。
CPA部材50がCPA保持部31に組み付けられた状態では、CPA基部52Aの大部分が受入筒部24の内部に挿通され、撓み部52Bが2つのロック側壁25の間に配置される。2つのアーム53は、2つの保護側壁32とロックアーム21との間にそれぞれ配置される。CPA部材50は、待機位置(図1、図3、図10および図12に示す位置:第1位置の一例)と嵌合保証位置(図14に示す位置:第2位置の一例)との間で変位可能となっている。
[二次元コード60A、60B]
第1コード配置面24Dおよび第2コード配置面55Aには、それぞれ、第1二次元コード60A(第1識別子の一例)、および第2二次元コード60B(第2識別子の一例)が配されている。2つの二次元コード60A、60Bは、例えば、コード配置面24D、55Aの表面にレーザ印刷を行うことにより形成することができる。第1二次元コード60Aには、例えば、「嵌合完了」や「ロットナンバー」等の情報が記録されている。また、第2二次元コード60Bには、例えば、「嵌合未完了」等の情報が記録されている。
[相手コネクタ70]
相手コネクタ70は、図10および図11に示すように、雌端子金具T1と接続される雄端子金具T2を保持するブロック状の端子保持部71と、端子保持部71から延びる筒状の相手フード部72と、相手フード部72の外周面から突出するロック突部73と、を備えている。
[コネクタ1と相手コネクタ70との嵌合]
ハウジング10が相手コネクタ70と嵌合していない状態では、CPA部材50は、待機位置に保持されており、押込操作部51の全体と、CPA本体52およびアーム53のうち押込操作部51に隣接する一部とが、CPA保持部31の後端から後方に突出している。係止突起57は、図4に示すように、保持突部38に係合して、CPA部材50がCPA保持部31から一定以上飛び出すことを規制し、CPA部材50がCPA保持部31から脱落することを規制する。規制突起54は、図11に示すように、係止部27に係合して、CPA部材50が嵌合保証位置に変位しようとすることを規制する。
ハウジング10が相手コネクタ70と嵌合される際には、図11に示すように、端子収容部11が相手フード部72の内部に進入するとともに、相手フード部72がフード部13の内部に進入する。ハウジング10が相手コネクタ70に対して嵌合完了位置に近づくと、係止部27がロック突部73に押されることで、ロックアーム21が端子収容部11から離間する方向に撓む。ハウジング10が相手コネクタ70に対して正規の嵌合完了位置に達すると、図13に示すように、係止部27がロック突部73を乗り越えてロック突部73の前方に移動し、ロックアーム21が弾性復帰する。係止部27がロック突部73に係合することで、ハウジング10が相手コネクタ70に対して嵌合完了位置に保持される。
ハウジング10が嵌合完了位置に達した状態では、図13に示すように、規制突起54がロック突部73に乗り上げた状態となり、撓み部52Bが端子保持部71から離間する方向に撓む。これにより、規制突起54が係止部27を乗り越えて移動できるようになり、CPA部材50の待機位置から嵌合保証位置への移動が許容された状態となる。これに対し、ハウジング10が相手コネクタ70に対して正規の嵌合完了位置に至っていない場合には、図11に示すように、係止部27が規制突起54に干渉しており、CPA部材50の嵌合保証位置への移動が規制されている。このように、CPA部材50を嵌合保証位置へ押し込むことができるか否かによって、ハウジング10が相手コネクタ70に対して正規の嵌合完了位置に至っているか否かを判断することができる。
ハウジング10が嵌合完了位置に至った後、CPA部材50が待機位置から嵌合保証位置に押し込まれる。CPA部材50が嵌合保証位置に達すると、図15に示すように、規制突起54が係止部27を乗り越えて係止部27の前方へ移動し、CPA本体52が弾性復帰する。規制突起54が係止部27に係合することにより、CPA部材50が待機位置への移動を規制され、嵌合保証位置に保持される。CPA部材50は、嵌合保証位置にあるときには、ほぼ全体がCPA保持部31に収容される。
[二次元コード60A、60Bの読み取り]
CPA部材50が嵌合保証位置に押し込まれた後、図16に示すように、互いに嵌合されたコネクタ1と相手コネクタ70とが読取装置80にセットされる。読取装置80は、コネクタ1と相手コネクタ70とが載置される読取台81と、読取台81から立設され、相手コネクタ70に当接してコネクタ1と相手コネクタ70とを読取台81上で位置決めする位置決め部82と、位置決め部82から延びるリーダ支持部83と、リーダ支持部83に保持され、二次元コード60A、60Bを読み取るためのセンサを備えたコードリーダ84とを備える。コードリーダ84は、図示しない記録装置と接続されており、二次元コード60A、60Bに含まれる情報がコードリーダ84によって読み取られ、記録装置に記録されるようになっている。
相手コネクタ70と嵌合されたコネクタ1は、第1コード配置面24Dおよび第2コード配置面55Aがコードリーダ84と対向する向きで読取台81上に設置される。位置決め部82によって、コネクタ1がコードリーダ84に対して位置決めされる。コードリーダ84は、あらかじめ定められた読取領域Ar内に二次元コード60A、60Bが配されているときに二次元コード60A、60Bを読み取ることができるようになっている。コネクタ1がコードリーダ84に対して位置決めされた状態では、図12および図14に示すように、第1コード配置面24Dと、CPA本体52の外表面のうち第1コード配置面24Dに隣接する領域とが読取領域Ar内に入るようになっている。
CPA部材50が待機位置にある状態では、図12および図13に示すように、第2コード配置面55Aが、第1コード配置面24Dに隣り合って配置されており、第2二次元コード60Bが、第1二次元コード60Aに隣り合って配置されている。なお、図13に示すように、第1コード配置面24Dと第2コード配置面55Aの高さ(コードリーダ84からの距離)は揃っている必要はなく、多少の高低差があっても構わない。一方、CPA部材50が嵌合保証位置にある状態では、図14および図15に示すように、第2コード配置面55Aが、CPA部材50が待機位置にあるときよりも第1コード配置面24Dから離れて配置されており、第2二次元コード60Bが、CPA部材50が待機位置にあるときよりも第1二次元コード60Aから離れて配置されている。読取領域Arの範囲は、CPA部材50が待機位置にある状態では、第1二次元コード60Aと第2二次元コード60Bとの双方が読取領域Ar内に位置し、CPA部材50が嵌合保証位置にある状態では、第1二次元コード60Aは読取領域Ar内に入るが、第2二次元コード60Bが読取領域Ar内に入らなくなるように設定されている。これにより、CPA部材50が待機位置にある状態では、第1二次元コード60Aと第2二次元コード60Bとの双方がコードリーダ84によって読み取られるが、CPA部材50が嵌合保証位置にある状態では、第1二次元コード60Aのみがコードリーダ84によって読み取られることとなる。
第1二次元コード60Aと第2二次元コード60Bとの双方がコードリーダ84によって読み取られた場合には、ハウジング10が相手コネクタ70に対して嵌合完了位置に至っていないと判断される。第1二次元コード60Aのみがコードリーダ84によって読み取られた場合には、ハウジング10が相手コネクタ70に対して嵌合完了位置に至っていると判断され、第1二次元コード60Aに含まれる情報が記録装置に記録される。
図12および図14に示すように、ロックアーム21において、第1コード配置面24Dを有する受入筒部24は、接続壁33の外部に配されている。第1二次元コード60Aは、CPA部材50が待機位置にあるときと、嵌合保証位置にあるときとの双方において、外部から視認可能となっている。また、コード配置台55は、CPA部材50が待機位置にあるときには、接続壁33の外部に配されている。CPA部材50が嵌合保証位置に移動すると、コード配置台55は接続壁33の内側へ移動するが、保護天壁36が凹部36Aを有しており、第2コード配置面55Aが凹部36Aから外部に露出される。第2二次元コード60Bは、CPA部材50が待機位置にあるときと、嵌合保証位置にあるときとの双方において、外部から視認可能となっている。これにより、作業者が、第1二次元コード60Aおよび第2二次元コード60Bを目視で確認しつつ作業を行うことができ、作業効率が向上する。
[作用効果]
以上のように本実施形態によれば、コネクタ1は、相手コネクタ70と嵌合可能なハウジング10と、ハウジング10に組み付けられ、待機位置と嵌合保証位置との間で変位可能なCPA部材50と、ハウジング10の外表面に視認可能に配置された第1二次元コード60Aと、CPA部材50の外表面に視認可能に配置され、第1二次元コード60Aとは異なる情報を含むとともに、CPA部材50が待機位置にあるときに第1二次元コード60Aと隣り合って配され、CPA部材50の嵌合保証位置への変位に伴ってCPA部材50が待機位置にあるときよりも第1二次元コード60Aから離れて配置される第2二次元コード60Bと、を備える。
上記の構成によれば、CPA部材50をハウジング10に対して待機位置に組み付けておき、ハウジング10を相手コネクタ70と嵌合させた後、CPA部材50をハウジング10に対して嵌合保証位置に変位させることができる。CPA部材50が待機位置にあるときには、第1二次元コード60Aと第2二次元コード60Bとが隣り合って配されているため、読取装置80によって第1二次元コード60Aを読み取ろうとすると第2二次元コード60Bも読み取られてしまう。CPA部材50が嵌合保証位置にあるときには、2つの二次元コード60A、60Bが離れて配置されているため、第1二次元コード60Aのみを読取装置80によって読み取ることができる。これにより、第1二次元コード60Aのみが読み取られたときに、ハウジング10の相手コネクタ70との嵌合が完了したとことが検知され、記録されるようにすることが可能となる。また、第1二次元コード60Aと第2二次元コード60Bとは、外部から視認可能に配置されているため、作業者が、二次元コード60A、60Bを目視で確認しつつ作業を行うことができる。以上より、相手コネクタ70との嵌合完了の確実な検知と作業効率の向上とを両立できる。
また、CPA部材50が、ハウジング10が相手コネクタ70に対する嵌合が完了した状態にあるときにのみ待機位置から嵌合保証位置へ変位可能となっている。このような構成によれば、CPA部材50を待機位置から嵌合保証位置に移動できることをもって嵌合完了状態であることを保証できる。
<他の実施形態>
(1)上記実施形態では、識別子が二次元コード60A 、60Bであったが、識別子は、例えばバーコード等の一次元コード、文字、数字、図柄、凹凸、またはこれらの組み合わせであっても構わない。
(2)上記実施形態では、第1二次元コード60Aに「嵌合完了」の情報が記録され、第2二次元コード60Bに「嵌合未完了」の情報が記録されている例を示したが、例えば、第1識別子に「完了未完了」の情報が記録され、第2識別子に「嵌合完了」の情報が記載され、組付部材が第2位置にあるときには、第2識別子のみが読み取られるようになっていても構わない。
(3)上記実施形態では、第1二次元コード60Aがロックアーム21に配されていたが、第1識別子の配置位置は上記実施形態の限りではなく、例えばCPA保持部に配されていても構わない。
(4)上記実施形態では、CPA部材50が嵌合保証位置にあるときに、第2二次元コード60Bの全体が読取領域Arから外れていたが、第2識別子の一部が読取領域から外れて読み取り不能となっていても構わない。
(5)上記実施形態では、位置決め部82が相手コネクタ70に当接することでコネクタ1が位置決めされていたが、コネクタが直接位置決め部に当接して位置決めされていても構わない。
1:コネクタ
10:ハウジング
11:端子収容部
11A:収容部本体
11B:保持壁
12:キャビティ
13:フード部
14:奥壁
15:周壁
15A:フード側壁
15B:フード底壁
16:嵌合口
21:ロックアーム
21:CPA保持部
22:ロック基部
23:ロック本体
24:受入筒部
24A:受入底壁
24B:受入側壁
24C:受入天壁
24D:第1コード配置面
25:ロック側壁
26:ロック操作部
27:係止部
28:撓み規制片
30:ロックアーム
31:CPA保持部
32:保護側壁
33:接続壁
34:段差部
35:立設壁
36:保護天壁
36A:凹部
37:撓み規制突部
38:保持突部
39:サイドリブ
40:フロントホルダ
50:CPA部材(組付部材、嵌合保証部材)
51:押込操作部
52:CPA本体
52A:CPA基部
52B:撓み部
53:アーム
54:規制突起
55:コード配置台
55A:第2コード配置面
56:ガイドリブ
57:係止突起
60A:第1二次元コード(第1識別子)
60B:第2二次元コード(第2識別子)
70:相手コネクタ
71:端子保持部
73:ロック突部
80:読取装置
81:読取台
82:位置決め部
83:リーダ支持部
84:コードリーダ
Ar:読取領域
T1:雌端子金具
T2:雄端子金具

Claims (2)

  1. 相手コネクタと嵌合可能なハウジングと、
    前記ハウジングに組み付けられ、第1位置と第2位置との間で変位可能な組付部材と、
    前記ハウジングの外表面に視認可能に配置された第1識別子と、
    前記組付部材の外表面に視認可能に配置され、前記第1識別子とは異なる情報を含むとともに、前記組付部材が前記第1位置にあるときに前記第1識別子と隣り合って配され、前記組付部材の前記第2位置への変位に伴って前記組付部材が前記第1位置にあるときよりも前記第1識別子から離れて配置される第2識別子と、を備えるコネクタ。
  2. 前記組付部材が、前記ハウジングが前記相手コネクタに対する嵌合が完了した状態にあるときにのみ前記第1位置から前記第2位置へ変位可能な嵌合保証部材である、請求項1に記載のコネクタ。
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