JP2023044786A - 空気調和システム - Google Patents

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Junya Mitsui
竜一 豊田
Ryuichi Toyoda
晋一 石関
Shinichi Ishizeki
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Abstract

Figure 2023044786000001
【課題】室内をより良好に換気する。
【解決手段】 本開示の空気調和システム1は、室内S1から吸引した空気を熱交換器22によって熱交換した調和空気をファン23によって室内S1に供給する室内機2と、室内S1の二酸化炭素濃度を計測するセンサ24と、センサ24により計測した情報を表示する表示部26と、センサ24の計測濃度に基づいてファン23及び表示部26を制御する制御部5と、を備え、制御部5は、センサ24の計測濃度が所定値を超えた場合に、表示部26にユーザに換気を促す第1表示を実行させ、前記第1表示の後にファン23の回転数を増加させる第1制御を行う、空気調和システム1である。
【選択図】図1

Description

本開示は、空気調和システムに関する。
従来より、二酸化炭素濃度を計測するセンサを備える空気調和装置が知られている。例えば、特許文献1には、換気用のファンが備わった空気調和機において、センサにより計測された二酸化炭素濃度が所定濃度より高いときに当該ファンを運転させることで室内の換気を行う技術が開示されている。
特開2005-233484号公報
特許文献1のように換気機能を有する空気調和システムでは、換気のタイミングを判断するために二酸化炭素濃度を計測するセンサを備える場合がある。一方で、換気機能を有さない空気調和システムでは、従来より換気のタイミングを判断する必要がなかったため、一般に、二酸化炭素濃度を計測するセンサは設けられていない。
近年、新型コロナウイルス(COVID-19)等の感染症対策のために、こまめな換気が推奨されている。従来より、換気機能を有さない空気調和システムが設置された室内の換気は、空気調和システムとは別個に設けられた換気設備(例えば、窓、換気扇等)をユーザの手動により操作することで行われている。このため、室内を換気するタイミングはユーザに委ねられており、室内を良好に換気できない場合があった。
本開示は、室内をより良好に換気することができる空気調和システムを提供することを目的とする。
(1)本開示の空気調和システムは、室内から吸引した空気を熱交換器によって熱交換した調和空気をファンによって前記室内に供給する室内機と、前記室内の二酸化炭素濃度を計測するセンサと、前記センサにより計測した情報を表示する表示部と、前記センサの計測濃度に基づいて前記ファン及び前記表示部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記センサの計測濃度が所定値を超えた場合に、前記表示部にユーザに換気を促す第1表示を実行させ、前記第1表示の後に前記ファンの回転数を増加させる第1制御を行う、空気調和システムである。
このような構成によれば、センサの計測濃度に基づいて、ユーザに室内を換気する好適なタイミングを知らせることができ、その際にファンの回転数を増加させることによって風量を上げて室内の換気を促進することができる。これにより、二酸化炭素濃度の計測結果に連動する換気設備を有さない空気調和システムであっても、室内をより良好に換気することができる。
(2)好ましくは、前記熱交換器に供給される冷媒を圧縮する圧縮機をさらに備え、前記制御部は、前記第1制御において、前記圧縮機の回転数を増加させる。
このような構成によれば、圧縮機の回転数を増加させることによって冷媒の熱交換能力を向上させ、換気の際に室温が外気によって変化することを抑制することができる。これにより、室内環境を保ちつつ、室内をより良好に換気することができる。
(3)好ましくは、前記制御部は、前記第1制御の後、前記センサの計測濃度が前記所定値を下回った場合に前記ファンの回転数を減少させる第2制御を行う。
このような構成によれば、計測濃度が所定値を下回り、換気が完了していると判断できる状態において、換気促進のために一時的に上昇させた風量を減少させることができる。ユーザの操作を待つことなく、センサの計測濃度に基づいて風量を減少できるため、ユーザの操作の手間を減らすことができる。
(4)好ましくは、前記室内機が稼働中であっても停止中であっても、前記センサは二酸化炭素濃度の計測を行い、前記表示部は前記情報を表示し、前記制御部は前記表示部に前記第1表示を実行させる。
このような構成によれば、室内機が稼働中であっても停止中であっても、ユーザに二酸化炭素濃度を計測した情報及び室内を換気する好適なタイミングを知らせることができる。
(5)好ましくは、前記制御部は、前記表示部に前記第1表示を実行させている間に前記センサの計測濃度が前記所定値を下回った場合、ユーザに換気の完了を知らせる第2表示を前記表示部に実行させる。
このような構成によれば、ユーザに室内の換気を終了する好適なタイミングを知らせることができる。
実施形態に係る空気調和システムの構成を示す図である。 実施形態に係る空気調和システムの機能ブロック図である。 実施形態に係る空気調和システムの動作を説明するフローチャートである。 実施形態に係る空気調和システムの動作を説明するタイムチャートである。 実施形態に係る表示部における表示例を示す図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本開示の実施形態を説明する。
[実施形態]
[空気調和システムの構成]
図1は、実施形態に係る空気調和システム1の構成を概略的に示す図である。
図2は、実施形態に係る空気調和システム1の機能ブロック図である。
以下、図1及び図2を参照して、空気調和システム1の構成を説明する。
空気調和システム1は、室内S1の空調を行うシステムである。空気調和システム1は、室内S1に設置される室内機2、センサ24及びリモートコントロールユニット25(以下、「リモコン25」と称する。)と、室外に設置される室外機3と、内部を冷媒が循環する冷媒回路4と、制御部5とを備える。冷媒は、例えばR32である。
制御部5は、互いに通信線によって接続された室内制御部5a及び室外制御部5bを有する。図2に示すように、室内制御部5aはプロセッサ51a及びメモリ52aを有する。メモリ52aに含まれているプログラムに基づいてプロセッサ51aが各種の演算及び制御を行うことで、室内制御部5aは室内機2を制御する。室外制御部5bはプロセッサ51b及びメモリ52bを有する。メモリ52bに含まれているプログラムに基づいてプロセッサ51bが各種の演算及び制御を行うことで、室外制御部5bは室外機3を制御する。
室内機2は、筐体21と、熱交換器22と、室内ファン23とを有する。室内ファン23は、本開示の「ファン」の一例であり、以下では単にファン23と適宜称する。熱交換器22及びファン23は、筐体21に収容されている。筐体21には、室内制御部5aがさらに収容されている。
熱交換器22は、例えばクロスフィンチューブ型の熱交換器である。ファン23は、例えばクロスフローファンである。ファン23が稼働すると、室内S1の空気が筐体21の吸込口(図示省略)から吸い込まれ、熱交換器22において冷媒と熱交換した調和空気が筐体21の吹出口(図示省略)から室内S1へ供給される。
センサ24は、室内機2から電力を供給されている状態で、室内S1に設置されている。なお、センサ24は、リモコン25から電力を供給されてもよい。また、センサ24は筐体21に収容されていてもよい。
センサ24は、二酸化炭素濃度を計測するセンサである。センサ24は、例えばNDIR(Non Dispersive InfraRed:非分散型赤外線)方式の光学センサであるが、その他の方式を採用した二酸化炭素センサであってもよい。センサ24は、室内制御部5aと電気的に接続し、検出信号を室内制御部5aへ出力する。
リモコン25は、室内制御部5aと有線又は無線により通信可能な状態で室内S1に設けられている。リモコン25は、空気調和システム1の状態をユーザに表示する表示部26と、空気調和システム1に各種の指示を行うための1又は複数のスイッチ27とを有する。
表示部26は、例えばディスプレイとスピーカを含む。表示部26は、現在の室温、設定温度、運転モード、及びセンサ24により計測した情報(二酸化炭素濃度など)をユーザに表示する。
スイッチ27は、例えば空気調和システム1の運転と停止を切り換えるための運転スイッチと、空気調和システム1の運転モード(例えば、自動、冷房、除湿又は暖房)を切り換えるための運転切換スイッチと、空気調和システム1の設定温度を変更するための温度設定スイッチとを含む。スイッチ27は、室内S1を換気するタイミングを監視するための監視モードのオンオフを切り換えるための監視切換スイッチをさらに含む。リモコン25は、ユーザによるスイッチ27の操作に応じて、室内制御部5aに制御信号を送信する。
室外機3は、筐体31と、熱交換器32と、室外ファン33と、圧縮機34とを有する。熱交換器32、室外ファン33及び圧縮機34は、筐体31に収容されている。筐体31には、室外制御部5bがさらに収容されている。
熱交換器32は、例えばクロスフィンチューブ型の熱交換器である。室外ファン33は、例えばプロペラファンである。室外ファン33が稼働すると、室外の空気(外気)が筐体31の吸込口(図示省略)から吸い込まれ、熱交換器32において冷媒と熱交換した後の空気が筐体31の排気口(図示省略)から室外空間へ排出される。
圧縮機34は、例えば容量可変式圧縮機である。圧縮機34は、インバータ回路を介して制御部5(具体的には、室外制御部5b)と電気的に接続している。圧縮機34の回転数は、制御部5の動作指令に基づいて、インバータ制御される。
冷媒回路4は、熱交換器22,32及び圧縮機34を接続する冷媒配管を含む。図1では冷媒回路4を単純化して示しているが、冷媒回路4には、さらに膨張弁及び四路切換弁(いずれも図示省略)等のその他の構成が含まれる。
[換気設備について]
図1を参照する。室内S1には、空気調和システム1とは別に、換気設備61,62が設けられている。換気設備61は、例えば換気扇であり、機械的に室内S1を換気するための設備である。換気設備61の運転及び停止を切り換えるためのスイッチは、空気調和システム1のスイッチ27とは別個に設けられており、空気調和システム1と換気設備61は連動しない。
換気設備62は、例えば窓であり、開放により室内S1を自然に換気するための設備である。換気設備62の開け閉めはユーザの手動により行われるため、空気調和システム1と換気設備62は連動しない。
[室内の換気について]
空気調和システム1の室内機2は、室内S1の空気を取り込んで室内S1へ調和空気を吹き出すため、換気機能を有さない。室内S1の換気は、換気設備61,62をユーザが手動で操作することにより実行される。このため、従来、室内S1を換気するタイミングはユーザに委ねられており、室内S1を良好に換気できない場合があった。
そこで、発明者らは、室内S1を換気する好適なタイミングを空気調和システム1によってユーザに知らせるとともに、空気調和システム1を室内S1の換気を補助するように動作させることを着想した。
具体的には、制御部5は、センサ24による二酸化炭素の計測濃度が所定値Vthを超えた場合に、表示部26にユーザに換気を促すための第1表示を実行させる。所定値Vthは、例えば1000ppm以上1500ppm以下の範囲にある値である。第1表示は、例えばディスプレイに表示される「換気が必要です」等の文字であってもよいし、スピーカから発されるアラーム音でもよい。ユーザは表示部26に表示された第1表示に基づいて、換気設備61,62を操作することで、室内S1を好適なタイミングで換気することができる。
さらに、制御部5は第1表示の後にファン23の回転数を増加させる第1制御を行う。例えばファン23の設定可能な回転数が、4段階(弱風、中風、強風、パワフル)である場合、制御部5は第1表示の後にファン23の回転数を1段階以上増加させる。なお、ファン23の回転数が表示部26に第1表示を実行させる時点ですでに最大回転数(例えば、パワフル)である場合、制御部5は第1表示の後にファン23の回転数をその最大回転数に維持する。
ユーザに第1表示を行った後、ファン23の風量を上げることで、室内S1の空気が拡散されやすくなる。このため、換気設備61,62による室内S1の換気を空気調和システム1が補助することができる。これにより、空気調和システム1が二酸化炭素濃度の計測結果に連動する換気設備を有さない場合であっても、室内S1をより良好に換気することができる。
[空気調和システムの制御例]
以下、空気調和システム1の具体的な制御例を図3から図5を適宜参照して説明する。
図3は、空気調和システム1の動作を説明するフローチャートである。
図4は、空気調和システム1の動作を説明するタイムチャートである。図4は、最上段から順に、センサ24の計測濃度と、表示部26の表示状態と、室内ファン23の回転数と、圧縮機34の回転数とを示している。
図5は、リモコン25の表示部26における表示例を示す図である。図5中の(a)はユーザに換気を促す第1表示の一例であり、(b)はユーザに換気の完了を知らせる第2表示の一例である。
図3を参照する。はじめに、制御部5はリモコン25のスイッチ27によってユーザが監視モードを指示したか否かを確認する(ステップST10)。ユーザは、例えばスイッチ27に含まれる監視切換スイッチを操作することで、監視モードを無効から有効に切り換える。このときに、ユーザはスイッチ27によって所定値Vth(換気を必要とする二酸化炭素濃度の閾値)を設定する。本制御例では、所定値Vthは、例えば1000ppmに設定される。
監視モードが有効になると、次に制御部5はセンサ24の計測濃度を表示部26に表示させる(ステップST11)。本制御例では、図4に示すように時刻t1に監視モードが有効となり、表示部26において計測濃度の表示が開始される。表示部26における計測濃度の表示は、図5(a)の画面26aのように、例えば「CO2濃度:1200ppm」と示される。当該表示は、単に「1200」と数字のみが表示されてもよい。当該表示は、監視モードが無効になるまで継続される。
ステップST11の後、制御部5はセンサ24の計測濃度が所定値Vth以上か否かを監視する(ステップST12)。制御部5は、センサ24の計測濃度が所定値Vth未満の場合には監視を継続する(ステップST12の「NO」のルート)。
図4の例では、時刻t1における計測濃度は所定値Vthよりも低い濃度V1(例えば、800ppm)であるため、この時点において室内S1の換気は特に必要とされていない。このため、室内ファン23は通常通りの回転数F1(例えば、弱風)にて駆動し、圧縮機34は通常通りの回転数F3(通常出力)にて駆動する。
センサ24の計測濃度が所定値Vth以上となった場合(ステップST12の「YES」のルート)、制御部5は、表示部26に第1表示を実行させる(ステップST13)。第1表示は、後述の第2表示が開始されるまで継続される。なお、第1表示は、第2表示が開始される前であっても、ユーザがスイッチ27を操作することで、終了されてもよい。
図4の例では、時刻t1の後、室内S1の二酸化炭素濃度が上昇し、時刻t2においてセンサ24の計測濃度が所定値Vth以上となる。このため、制御部5は時刻t2以降、表示部26に第1表示を実行させる。
表示部26の第1表示は、ユーザに換気が必要であることを知らせる表示である。第1表示は、図5(a)の画面26bのような「換気が必要です」等のメッセージであってもよいし、図5(a)の画面26cのようなピクトグラムであってもよいし、異常を示す色(例えば、赤色)であってもよい。また、第1表示は、図5(a)の音声26dのように音声(例えば、「換気が必要です」等)であってもよいし、アラーム音(例えば、ピーピー等)であってもよい。
ユーザは、第1表示に基づいて、手動により室内S1の換気を行う。具体的には、ユーザは換気設備61(換気扇)のスイッチをオンにし、換気設備62(窓)を開放する。ユーザによる換気は、換気設備61,62の少なくとも一方によって行われればよい。
制御部5は、第1表示の後、室内S1の換気を補助するために第1制御を行う(ステップST14)。第1制御は、ファン23の回転数を増加させる制御を含む。第1表示によってユーザが換気設備61,62を操作し、室内S1の換気が開始された後、制御部5がファン23の回転数を増加させることで、室内S1の空気をより拡散させることができる。これにより、より短時間で室内S1の換気を行うことができる。
第1制御は、圧縮機34の回転数を増加させる制御をさらに含んでもよい。室内S1の換気を行うと、室温が外気によって変化する。例えば夏季に空気調和システム1を冷房運転させている間に換気を行うと、調和空気によって冷却されていた室温が外気によって上昇し、ユーザに不快感が生じるおそれがある。
本制御例では、制御部5が圧縮機34の回転数を増加させることによって、冷媒の熱交換能力(空気調和システム1の出力)を向上させ、換気の際に室温が外気によって変化することを抑制することができる。これにより、室内S1の環境を保ちつつ、室内S1をより良好に換気することができる。
図4の例では、制御部5は時刻t2以降にファン23の回転数を回転数F1から回転数F2(例えば、パワフル)に増加させ、圧縮機34の回転数を回転数F3から回転数F4に増加させる。
第1制御の後、制御部5はセンサ24の計測濃度が所定値Vth未満に戻ったか否かを監視する(ステップST15)。制御部5は、センサ24の計測濃度が所定値Vth以上の場合には第1表示の実行及び計測濃度の監視を継続する(ステップST15の「NO」のルート)。
センサ24の計測濃度が所定値Vth未満となった場合(ステップST15の「YES」のルート)、制御部5は、表示部26に第2表示を実行させる(ステップST16)。第2表示は、ユーザがスイッチ27を操作して第2表示を終了させる指示がなされるまで、又は、後述のステップST19が実行されるまで継続される。
図4の例では、時刻t2の後、センサ24の計測濃度が所定値Vthよりも高い濃度V2(例えば1200ppm)となり、その後に室内S1の二酸化炭素濃度が下降して、時刻t3において測定濃度が所定値Vth未満となる。このため、制御部5は時刻t2から時刻t3までステップST15の監視を継続し、時刻t3以降に表示部26に第2表示を実行させる。
表示部26の第2表示は、ユーザに換気の完了を知らせる表示である。第2表示は、例えば図5(b)の画面26bのような「換気が完了しました」等のメッセージであってもよいし、図5(b)の画面26cのようなピクトグラムであってもよいし、異常がないことを示す色(例えば、緑色)であってもよい。また、第2表示は、図5(b)の音声26dのように音声(例えば、「換気が完了しました」等)であってもよいし、第1表示とは異なるアラーム音(例えば、ピッピッピ等)であってもよい。
ユーザは、第2表示に基づいて、手動により室内S1の換気を終了する。具体的には、ユーザは換気設備61(換気扇)のスイッチをオフにし、換気設備62(窓)を閉鎖する。このように空気調和システム1によれば、センサ24の計測濃度に基づいて、ユーザに室内S1の換気を終了する好適なタイミングを知らせることができる。
制御部5は、第2表示の後、換気補助のために一時的に増加させていたファン23及び圧縮機34の回転数を元に戻す第2制御を行う(ステップST17)。図4の例では、制御部5は時刻t3以降にファン23の回転数を回転数F2から回転数F1に減少させ、圧縮機34の回転数を回転数F4から回転数F3に減少させる。
センサ24の計測濃度が所定値Vthを下回れば、室内S1の換気が完了していると判断できる。このような状態において、制御部5は、換気促進のために一時的に上昇させたファン23の風量を減少させるとともに、換気中の室内環境を維持するために一時的に上昇させた圧縮機34の出力を減少させる。これにより、空気調和システム1は、ユーザの操作を待つことなく、センサ24の計測濃度に基づいてファン23の風量と、圧縮機34の出力とをそれぞれ好適な値に制御することができるため、ユーザの操作の手間を減らすことができる。
ステップST17の後、制御部5は第2表示(ステップST16)から所定時間が経過したか否かを監視する(ステップST18)。所定時間は、特に限定されないが、例えば10分程度である。制御部5は、所定時間が経過するまで第2表示を継続する(ステップST18の「NO」のルート)。
所定時間が経過すると(ステップST18の「YES」のルート)、制御部5は表示部26に第2表示を終了させる(ステップST19)。これにより、第2表示は所定時間の経過により自動的に終了されるため、ユーザの操作の手間を減らすことができる。
図4の例では、時刻t4に所定時間が経過するため、時刻t4以降、制御部5は表示部26に第2表示を終了させる。制御部5は、時刻t4以降も表示部26に濃度表示を継続させる。このため、表示部26は、時刻t4以降、図5(b)の画面26aの濃度表示は継続され、画面26b,26c及び音声26dは表示されない状態となる。
[変形例]
本開示は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。以下の変形例において、上記の実施形態と同じ構成については同じ符号を付して説明を適宜省略する。
[表示部の変形例]
上記の実施形態において、表示部26は、リモコン25に設けられている。しかしながら、表示部26は、室内機2の筐体21に設けられてもよい。また、ユーザ所有の移動端末(例えば、スマートフォン、タブレット)が表示部26として機能しても良い。この場合、移動端末は、例えばサーバ及びインターネット回線を介して制御部5と通信可能に設けられている。
[濃度表示の変形例]
上記の実施形態では、室内機2が稼働中である例を示している。空気調和システム1は、室内機2が停止中である場合にも、センサ24は二酸化炭素濃度の計測を行い、表示部26は計測濃度に関する情報を表示し、制御部5はセンサ24の計測濃度に基づいて表示部26に第1表示又は第2表示を実行させる。この場合、ファン23及び圧縮機34は稼働していないため、図3のフローチャートにおいて第1制御(ステップST14)及び第2制御(ステップST17)は省略される。
このような構成によれば、室内機2が稼働中であっても停止中であっても、ユーザに二酸化炭素濃度を計測した情報及び室内S1を換気する好適なタイミングを知らせることができる。このため、冷房や暖房を使用しない季節(例えば、春季、秋季)においても室内S1をより良好に換気することができる。
ここで、「室内機2の稼働中」とは、室内機2のいずれかの運転モード(例えば、自動、冷房、除湿又は暖房運転)が有効(オン)になっている状態をいい、「室内機2の停止中」とは、室内機2のいずれの運転モードも無効(オフ)になっている状態をいう。室内機2の稼働及び停止は、例えばリモコン25のスイッチ27に含まれる運転スイッチによって切り換えられる。
[制御部の変形例]
上記の実施形態において、制御部5は、センサ24の計測濃度に基づいて、第2表示及び第2制御を行う。しかしながら、本開示において、制御部5が第2表示及び第2制御を行うことは必須ではない。例えば、第1表示の実行後、制御部5は表示部26に第2表示を実行させなくてもよい。この場合、ユーザが表示部26に表示されている二酸化炭素濃度を見て、ユーザが所望する任意のタイミングで、手動により室内S1の換気を終了すればよい。
第2表示を経ずにユーザが室内S1の換気を終了した場合において、制御部5は第2制御を実行してもよいし、実行しなくてもよい。第2制御を実行する場合、制御部5は、例えば上記の実施形態と同様に、センサ24の計測濃度が所定値Vthを下回った場合に、第2制御を実行する。第2制御を実行しない場合、例えばユーザが室内S1の換気を終了する際に、ユーザのリモコン51操作によってファン23の回転数が下げられてもよい。
[その他]
上記の各実施形態及び変形例については、その少なくとも一部を、相互に任意に組み合わせてもよい。
[実施形態の作用効果]
(1)実施形態に係る空気調和システム1は、室内S1から吸引した空気を熱交換器22によって熱交換した調和空気をファン23によって室内S1に供給する室内機2と、室内S1の二酸化炭素濃度を計測するセンサ24と、センサ24により計測した情報を表示する表示部26と、センサ24の計測濃度に基づいてファン23及び表示部26を制御する制御部5と、を備え、制御部5は、センサ24の計測濃度が所定値を超えた場合に、表示部26にユーザに換気を促す第1表示を実行させ、前記第1表示の後にファン23の回転数を増加させる第1制御を行う、空気調和システム1である。
このような構成によれば、センサ24の計測濃度に基づいて、ユーザに室内S1を換気する好適なタイミングを知らせることができ、その際にファン23の回転数を増加させることによって風量を上げて室内S1の換気を促進することができる。これにより、二酸化炭素濃度の計測結果に連動する換気設備を有さない空気調和システム1であっても、室内S1をより良好に換気することができる。
(2)実施形態に係る空気調和システム1は、熱交換器22に供給される冷媒を圧縮する圧縮機34をさらに備え、制御部5は、前記第1制御において、圧縮機34の回転数を増加させる。
このような構成によれば、圧縮機34の回転数を増加させることによって冷媒の熱交換能力を向上させ、換気の際に室温が外気によって変化することを抑制することができる。これにより、室内S1の環境を保ちつつ、室内S1をより良好に換気することができる。
(3)実施形態に係る制御部5は、前記第1制御の後、前記センサ24の計測濃度が前記所定値を下回った場合にファン23の回転数を減少させる第2制御を行う。
このような構成によれば、計測濃度が所定値を下回り、換気が完了していると判断できる状態において、換気促進のために一時的に上昇させた風量を減少させることができる。ユーザの操作を待つことなく、センサ24の計測濃度に基づいて風量を減少できるため、ユーザの操作の手間を減らすことができる。
(4)実施形態に係る空気調和システム1において、室内機2が稼働中であっても停止中であっても、センサ24は二酸化炭素濃度の計測を行い、表示部26は前記情報を表示し、制御部5は表示部26に前記第1表示を実行させる。
このような構成によれば、室内機2が稼働中であっても停止中であっても、ユーザに二酸化炭素濃度を計測した情報及び室内S1を換気する好適なタイミングを知らせることができる。
(5)実施形態に係る制御部5は、表示部26に前記第1表示を実行させている間にセンサ24の計測濃度が前記所定値を下回った場合、ユーザに換気の完了を知らせる第2表示を表示部26に実行させる。
このような構成によれば、ユーザに室内S1の換気を終了する好適なタイミングを知らせることができる。
[補記]
以上、実施形態について説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1:空気調和システム、2:室内機、21:筐体、22:熱交換器、23:室内ファン(本開示の「ファン」の一例)、24:センサ、25:リモートコントロールユニット(リモコン)、26:表示部、26a:画面、26b:画面、26c:画面、26d:音声、27:スイッチ、3:室外機、31:筐体、32:熱交換器、33:室外ファン、34:圧縮機、4:冷媒回路、5:制御部、5a:室内制御部、5b:室外制御部、51a:プロセッサ、51b:プロセッサ、52a:メモリ、52b:メモリ、61:換気設備、62:換気設備、S1:室内、t1:時刻、t2:時刻、t3:時刻、t4:時刻、V1:濃度、V2:濃度、Vth:所定値、F1:回転数、F2:回転数、F3:回転数、F4:回転数

Claims (5)

  1. 室内(S1)から吸引した空気を熱交換器(22)によって熱交換した調和空気をファン(23)によって前記室内(S1)に供給する室内機(2)と、
    前記室内(S1)の二酸化炭素濃度を計測するセンサ(24)と、
    前記センサ(24)により計測した情報を表示する表示部(26)と、
    前記センサ(24)の計測濃度に基づいて前記ファン(23)及び前記表示部(26)を制御する制御部(5)と、
    を備え、
    前記制御部(5)は、
    前記センサ(24)の計測濃度が所定値を超えた場合に、前記表示部(26)にユーザに換気を促す第1表示を実行させ、
    前記第1表示の後に前記ファン(23)の回転数を増加させる第1制御を行う、
    空気調和システム(1)。
  2. 前記熱交換器(22)に供給される冷媒を圧縮する圧縮機(34)をさらに備え、
    前記制御部(5)は、前記第1制御において、前記圧縮機(34)の回転数を増加させる、
    請求項1に記載の空気調和システム(1)。
  3. 前記制御部(5)は、前記第1制御の後、前記センサ(24)の計測濃度が前記所定値を下回った場合に前記ファン(23)の回転数を減少させる第2制御を行う、
    請求項1又は請求項2に記載の空気調和システム(1)。
  4. 前記室内機(2)が稼働中であっても停止中であっても、前記センサ(24)は二酸化炭素濃度の計測を行い、前記表示部(26)は前記情報を表示し、前記制御部(5)は前記表示部(26)に前記第1表示を実行させる、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空気調和システム(1)。
  5. 前記制御部(5)は、前記表示部(26)に前記第1表示を実行させている間に前記センサ(24)の計測濃度が前記所定値を下回った場合、ユーザに換気の完了を知らせる第2表示を前記表示部(26)に実行させる、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空気調和システム(1)。
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