JP2023044466A - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023044466A
JP2023044466A JP2021152511A JP2021152511A JP2023044466A JP 2023044466 A JP2023044466 A JP 2023044466A JP 2021152511 A JP2021152511 A JP 2021152511A JP 2021152511 A JP2021152511 A JP 2021152511A JP 2023044466 A JP2023044466 A JP 2023044466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump device
casing
casing cover
air
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021152511A
Other languages
English (en)
Inventor
大寛 笹山
Daikan Sasayama
道夫 大和田
Michio Owada
哲也 野村
Tetsuya Nomura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Global Life Solutions Inc
Original Assignee
Hitachi Global Life Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Global Life Solutions Inc filed Critical Hitachi Global Life Solutions Inc
Priority to JP2021152511A priority Critical patent/JP2023044466A/ja
Publication of JP2023044466A publication Critical patent/JP2023044466A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】自吸性能を向上させる。【解決手段】ポンプ装置100は、ケーシングカバー14と、ケーシングカバーに対向配置されたガイドベーン13と、ケーシングカバーとガイドベーンを内蔵するケーシング11と、を有し、ガイドベーンは、ケーシングカバーの内壁14aとの対向面SU1に複数の吐出開口部13aを有しており、複数の吐出開口部からケーシングカバーの内壁に向けて流体(気水混合液32)を吐き出してケーシングカバーの内壁に衝突させる。【選択図】図6

Description

本発明は、ポンプ装置に関する。
従来のポンプ装置として特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載された従来のポンプ装置は、吸込側にジェットポンプが接続された自吸式の渦巻ポンプとして構成されている。この種のポンプ装置は、運転中、渦巻ポンプから吐出される圧力水の一部をジェットポンプに供給する。また、この種のポンプ装置は、浅井戸用として使用する場合に、逆止弁を有するジェットポンプを渦巻ポンプの吸込側(すなわちポンプ装置の吸込側)に接続することで、圧力水を効果的に増圧作用する。この種のポンプ装置は、仮に据付初期や落水により吸込配管内に空気が混入した場合であっても、安定した自吸性能を得ることができ、確実に揚水を行うことができるとされている。
特開2020-112053号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来のポンプ装置は、ガイドベーンの吐出開口部が円周側面に設けられており、吐出開口部から吐出された流体(気水混合液)がケーシング内で旋回流として一定方向に流動し易くなっていた。そのため、ケーシング内で流体(気水混合液)を十分に減速することができず、気水分離を十分に行えない場合があった。その結果、自吸性能が低下してしまい、自吸性能を向上させることが望まれていた。
本発明は、自吸性能を向上させたポンプ装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、ポンプ装置であって、ケーシングカバーと、前記ケーシングカバーに対向配置されたガイドベーンと、前記ケーシングカバーと前記ガイドベーンを内蔵するケーシングと、を有し、前記ガイドベーンは、前記ケーシングカバーの内壁との対向面に複数の吐出開口部を有しており、前記複数の吐出開口部から前記ケーシングカバーの内壁に向けて流体を吐き出して前記ケーシングカバーの内壁に衝突させる構成とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、自吸性能を向上させることができる。
実施形態に係るポンプ装置の内部構成図である。 外かくカバーを外した状態の実施形態に係るポンプ装置の斜視図である。 外かくカバーを外して吸込側にジェットポンプを接続した状態の実施形態に係るポンプ装置の斜視図である。 吸込側にジェットポンプを接続した状態の実施形態に係るポンプ装置の側断面図である。 実施形態に係るポンプ装置のケーシングの斜視図である。 ケーシングカバー側から見た実施形態に係るポンプ装置のガイドベーンの斜視図である。 ケーシング側から見た実施形態に係るポンプ装置のガイドベーンの斜視図である。 ケーシング側から見た実施形態に係るポンプ装置のケーシングカバーの断面斜視図である。 ケーシングカバーを取り外した状態の比較例のポンプ装置の斜視図である。 ケーシングカバー側から見た比較例のポンプ装置のガイドベーンの斜視図である。 ケーシング側から見た比較例のポンプ装置のガイドベーンの斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)について詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示しているに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
<ポンプ装置の全体構成>
以下、図1乃至図4を参照して、本実施形態に係るポンプ装置100の全体構成について説明する。本実施形態では、ポンプ装置100が吸込側にジェットポンプが接続可能になっている自吸式のポンプ装置であるものとして説明する。図1は、本実施形態に係るポンプ装置100の内部構成図である。図2は、外かくカバー4を外した状態のポンプ装置100の斜視図である。図3は、外かくカバー4を外して吸込側にジェットポンプ70を直接接続した状態のポンプ装置100の斜視図である。図4は、吸込側にジェットポンプ70を直接接続した状態のポンプ装置100の側断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るポンプ装置100は、空気式圧力タンク1と、この空気式圧力タンク1の横に配置されたポンプ駆動用モータ2と、ポンプ駆動用モータ2の回転速度を変速させる速度制御装置が搭載された制御基板3と、それらを覆う外かくカバー4とを備える。
ポンプ駆動用モータ2のシャフト2aは、ケーシング11の内部に挿入され、その先端に羽根車12が螺着される。ケーシング11は、中空状の形状を呈している。ケーシング11の中空な内部空間は、流体を流動させる渦巻室として機能する。羽根車12の外周には、ガイドベーン13が取り付けられている。ガイドベーン13は、ケーシング11の内部に配置され、ねじ等でケーシング11に固定される。
ケーシング11の前面には、ケーシングカバー14が取り付けられ、ポンプ装置100はケーシングカバー14でケーシング11に蓋をする構成になっている。このような構成により、ケーシングカバー14とガイドベーン13は対向配置される。ガイドベーン13は、ケーシングカバー14の内壁14aとの対向面SU1に複数の吐出開口部13a(図5乃至図7参照)を有している。吐出開口部13a(図5乃至図7参照)の詳細については後記する。
ケーシングカバー14には、揚水の吸込口となる吸込フランジ15が取り付けられる。ケーシング11と吸込フランジ15との間にはフランジパッキン(図示せず)が取り付けられ、ケーシング11と吸込フランジ15との間を水封する。
図2に示すように、吸込フランジ15には、羽根車12とガイドベーン13によって圧力が高められた揚水の一部を吸込側(ジェットポンプ70側)に戻すための圧力フランジ16が取り付けられる。
ケーシング11の上部には、ねじ込み式の呼び水給水用栓17が設けられている。ポンプ装置100は、据付初期時に、この呼び水給水用栓17を取り外されて、呼び水が注水される。
ポンプ装置100は、電源が投入されて、ポンプ駆動用モータ2が駆動されると、揚水し、吐出フランジ5を介して吐出管(図示せず)から外部に揚水された水を送り出す。また、ポンプ装置100は、吐出管(図示せず)につながる外部の流路が閉じられると、吐出管(図示せず)よりも下流側の圧力が上がるため、圧力センサー6(図1参照)が作動して、ポンプ駆動用モータ2を停止する。
ポンプ装置100は、浅井戸で使用する場合に吸込側にジェットポンプ70(図3参照)が接続される。図3は、吸込側にジェットポンプ70を直接接続した状態のポンプ装置100の構成を示している。ポンプ装置100の吸込側にジェットポンプ70が直接接続される場合に、前記した吸込フランジ15(図2参照)と圧力フランジ16(図2参照)はポンプ装置100から取り外される。ジェットポンプ70は、本体部であるジェットボディ71を備えている。ジェットボディ71には吸込配管(図示せず)を接続するための接続部72が取り付けられ、接続部72にはポンプ停止時に汲み上げた水の逆流を防ぐための逆止弁73が取り付けられる。
図4に示すように、ケーシングカバー14の内部には、ジェットポンプ70(図3参照)に供給される圧力水74を流すための流路が形成されている。図4に示す矢印は、圧力水74等の流れる方向を示している。ケーシングカバー14は、流路の途中にノズル76とベンチュリー77とを備えるとともに、水源部78側の水を引き込んで流路に導く引き込み路をノズル76の近傍に備えている。圧力水74はノズル76からベンチュリー77に向けて噴流水として高速噴射される。このときノズル76の周囲の圧力が下がるため、水源部78側の水も一緒にベンチュリー77の中へ引き込まれる(吸い上げられる)。その結果、増圧された75aがケーシングカバー14の内部から外部に送り出される。
<ケーシングとガイドベーンの構成>
以下、図5乃至図7を参照して、ケーシング11とガイドベーン13の構成について説明する。図5は、ケーシングカバー14を取り外した状態のポンプ装置100のケーシング11の斜視図であり、ケーシング11の内部を示している。図6は、ケーシングカバー14側(前側)から見たポンプ装置100のガイドベーン13の斜視図である。図7は、ケーシング11側(後側)から見たポンプ装置100のガイドベーン13の斜視図である。
図5に示すように、ケーシング11の内部空間には、回転自在な羽根車12と、羽根車12を保護するガイドベーン13とが配置されている。また、ケーシング11の内部空間の比較的高い場所には、空気が吐き出されるケーシング吐出口11aが設けられている。
図5乃至図7に示すように、ガイドベーン13では、複数の吐出開口部13aがケーシングカバー14の内壁14aとの対向面SU1に設けられている。つまり、ガイドベーン13は、対向面SU1が開口していて、円周側面SU2(図7参照)が開口していない構成になっている。したがって、ポンプ装置100は、ガイドベーン13の吐出開口部13aがケーシングカバー14側を向く構造になっている。なお、吐出開口部13aは、羽根車12(図1及び図5参照)の回転により吸い上げられた吸込側の空気とケーシング11内の呼び水とが混合された流体(気水混合液32(図5参照))をケーシング11とケーシングカバー14との間の空間に吐き出すために設けられた開口部である。
また、ガイドベーン13では、各吐出開口部13aに整流板13bが形成されている。整流板13bは、正面視でL字の突起形状を呈しており、正面方向(つまり、ケーシングカバー14の内壁14aの方向)に向けて流体(気水混合液32(図5参照))を誘導し易い構造になっている。
ポンプ装置100は、ガイドベーン13の吐出開口部13aがケーシングカバー14側に向く構造になっているため、ガイドベーン13の吐出開口部13aから吐き出された流体(気水混合液32(図5参照))をケーシングカバー14の内壁14aに衝突させる。これにより、ポンプ装置100は、流体(気水混合液32)の流れを分散させること(つまり、旋回流として一定方向に流動しないように流体(気水混合液32)の流れを乱流化させること)ができる。その結果、ポンプ装置100は、ケーシング11内で流体(気水混合液32)の速度を十分に減速させることができる。また、流体(気水混合液32)をケーシングカバー14の内壁14aに衝突させることで、流体(気水混合液32)内における空気の泡の表面張力を破ることができる。これにより、気水分離を活性化させることができ、自吸性能を向上させることができる。
<ケーシングカバーの構成>
以下、図8を参照して、ケーシングカバー14の内壁14a側の構成について説明する。図8は、ケーシング11側から見たポンプ装置100のケーシングカバー14の断面斜視図である。
図8に示すように、ケーシングカバー14は、ポンプ駆動用モータ2(図1参照)のシャフト2aに対向する位置に、流体(気水混合液32)が吸い込まれる吸込口79が設けられている。また、ケーシングカバー14は、内壁14aに、ケーシングカバー14の強度を補強する複数の補強リブ14bを有している。複数の補強リブ14bは、格子状に配置されており、ケーシングカバー14の内壁14aに複数の凹状空間14cを形成している。
<ポンプ装置の自吸作用>
ここで、図1乃至図8を参照して、ポンプ装置100の自吸作用について説明する。ポンプ据付初期に、作業者は、ポンプ装置100から呼び水給水用栓17(図2参照)を外してケーシング11内に呼び水を注入する。この後、作業者は、呼び水給水用栓17(図2参照)をポンプ装置100に取り付け、電源を投入して、ポンプ駆動用モータ2(図1参照)を駆動させる。すると、ポンプ装置100は、羽根車12を回転させて、吸込側の空気とケーシング11内の呼び水とを吸い上げて自吸を開始する。このとき、羽根車12の回転により吸い上げられた吸込側の空気とケーシング11内の呼び水とを混合した流体(気水混合液32(図8参照))が生成される。図8に示すように、ポンプ装置100は、空気と呼び水とを混合した流体(気水混合液32)をガイドベーン13の吐出開口部13aからケーシングカバー14の内壁14aに向けて吐き出す。吐き出れた流体(気水混合液32)は、ケーシングカバー14の内壁14aに衝突して減速することで、気水分離が促進される。気水分離により分離された空気は、ケーシング吐出口11aからポンプ装置100の外部に排気される。また、気水分離が完了しなかった一部の水は、ケーシング11の下部に戻され、ケーシングカバー14の圧力口75(図4参照)を経てジェットポンプ70(図3参照)へ供給される圧力水74(図4参照)となり、自吸作用に用いられる。
<ガイドベーンの作用効果>
ここで、図9乃至図11に示す比較例のポンプ装置100comのガイドベーン53と比較して、本実施形態のポンプ装置100のガイドベーン13の作用効果について説明する。図9乃至図11に示す比較例のポンプ装置100comは、従来のポンプ装置に相当する装置である。図9は、ケーシングカバー14を取り外した状態の比較例のポンプ装置100comの斜視図である。図10は、ケーシングカバー14側から見た比較例のポンプ装置100comのガイドベーン53の斜視図である。図11は、ケーシング11側から見た比較例のポンプ装置100comのガイドベーン53の斜視図である。
図9乃至図11に示すように、比較例のポンプ装置100comは、本実施形態のポンプ装置100と比較すると、ガイドベーン13(図5乃至図7参照)の代わりに、ガイドベーン53を備えている点で相違する。
比較例のポンプ装置100comのガイドベーン53(図9乃至図11参照)は、本実施形態のポンプ装置100のガイドベーン13(図5乃至図7参照)と比較すると、比較例のものは、本実施形態のもののように対向面SU1が開口されておらず(対向面SU1に複数の吐出開口部13aが設けられておらず)、円周側面SU2(図11参照)に複数の吐出開口部53aが設けられている点で相違する。つまり、比較例のポンプ装置100comは、ガイドベーン53の吐出開口部53aがケーシングカバー14側を向かない構造になっている。
このような比較例のポンプ装置100comは、ガイドベーン53の吐出開口部53aから吐き出された流体(気水混合液32)がケーシング11内で旋回流として一定方向に流動し易くなる。そのため、比較例のポンプ装置100comは、ガイドベーン53の吐出開口部53aから吐出された流体(気水混合液32)がケーシング11内で十分に減速することができず、気水分離を十分に行えない可能性があった。
これに対し、本実施形態のポンプ装置100のガイドベーン13(図5乃至図7参照)は、円周側面SU2(図7参照)が開口されておらず、対向面SU1に複数の吐出開口部13aが設けられている。つまり、本実施形態のポンプ装置100は、ガイドベーン13の吐出開口部13aがケーシングカバー14側を向く構造になっている。
このような本実施形態のポンプ装置100は、ガイドベーン13の吐出開口部13aから吐き出された流体(気水混合液32)がケーシングカバー14の内壁14aに衝突する。これにより、ポンプ装置100は、流体(気水混合液32)の流れを分散させること(つまり、旋回流として一定方向に流動しないように流体(気水混合液32)の流れを乱流化させること)ができる。その結果、ポンプ装置100は、ケーシング11内で流体(気水混合液32)の速度を十分に減速させることができる。また、流体(気水混合液32)をケーシングカバー14の内壁14aに衝突させることで、流体(気水混合液32)内における空気の泡の表面張力を破ることができる。これにより、流体(気水混合液32)中の空気と水の気水分離を活性化させることができ、自吸性能を向上させることができる。
特に、本実施形態のポンプ装置100は、ガイドベーン13の吐出開口部13aからケーシングカバー14の内壁14aに設けられた凹状空間14c(図8参照)に流体(気水混合液32)を吐き出す構成になっている。このような本実施形態のポンプ装置100は、凹状空間14c(図8参照)内で、流体(気水混合液32)内における空気の泡の表面張力を破ることができる。また、流体(気水混合液32)の流れを凹状空間14c内で分散させることができ、流体(気水混合液32)の速度をさらに大きく減速させることができる。これにより、自吸性能をさらに大きく向上させることができる。
なお、本実施形態のポンプ装置100は、ガイドベーン13の対向面SU1に複数の整流板13bを有している。このような本実施形態のポンプ装置100は、複数の整流板13bでガイドベーン13の吐出開口部13aから吐き出された流体(気水混合液32)をケーシングカバー14の内壁14a(特に、内壁14aに設けられた凹状空間14c(図8参照))に誘導することができる。これに対して、比較例のポンプ装置100comは、整流板13bを有していない。このような比較例のポンプ装置100comは、流体(気水混合液32)をケーシングカバー14の内壁14aに誘導することができない。なお、本実施形態では、複数の整流板13bがガイドベーン13に一体に形成されているが、整流板13bは、ガイドベーン13とは別体に構成してもよく、また、個数も問わない。
<ポンプ装置の主な特徴>
(1)図1に示すように、本実施形態に係るポンプ装置100は、ケーシングカバー14と、ケーシングカバー14に対向配置されたガイドベーン13と、ケーシングカバー14とガイドベーン13を内蔵するケーシング11と、を有し、吸込側にジェットポンプ70(図3参照)が接続可能な自吸式の装置である。図5乃至図7に示すように、ガイドベーン13は、ケーシングカバー14の内壁14aとの対向面SU1に複数の吐出開口部13aを有しており、複数の吐出開口部13aからケーシングカバー14の内壁14aに向けて流体(気水混合液32(図5参照))を吐き出してケーシングカバー14の内壁14aに衝突させる構成になっている。
このような本実施形態に係るポンプ装置100は、ガイドベーン13の吐出開口部13aから吐き出された流体(気水混合液32)をケーシングカバー14の内壁14aに衝突させる。これにより、本実施形態に係るポンプ装置100は、流体(気水混合液32)の流れを分散させること(つまり、旋回流として一定方向に流動しないように流体(気水混合液32)の流れを乱流化させること)ができる。その結果、本実施形態に係るポンプ装置100は、ケーシング11内で流体(気水混合液32)の速度を十分に減速させることができる。また、流体(気水混合液32)をケーシングカバー14の内壁14aに衝突させることで、流体(気水混合液32)内における空気の泡の表面張力を破ることができる。これにより、気水分離を活性化させることができ、自吸性能を向上させることができる。
(2)図8に示すように、本実施形態に係るポンプ装置100のケーシングカバー14の内壁14aには、複数の凹状空間14cが設けられている。ガイドベーン13は、複数の吐出開口部13aからケーシングカバー14の内壁14aの凹状空間14cに向けて流体(気水混合液32)を吐き出す構成になっている。
このような本実施形態に係るポンプ装置100は、凹状空間14c(図8参照)内で、流体(気水混合液32)内における空気の泡の表面張力を破ることができる。また、流体(気水混合液32)の流れを凹状空間14c内で分散させることができ、流体(気水混合液32)の速度をさらに大きく減速させることができる。これにより、自吸性能をさらに大きく向上させることができる。
(3)図6に示すように、本実施形態に係るポンプ装置100のガイドベーン13は、複数の吐出開口部13aに、整流板13bを有している。整流板13bは、好ましくは、正面視でL字の突起形状を呈しているとよい。
このような本実施形態に係るポンプ装置100は、整流板13bで正面方向(つまり、ケーシングカバー14の内壁14a(特に、内壁14aに設けられた凹状空間14c(図8参照)))に向けて流体(気水混合液32))を効率よく誘導することができる。そのため、本実施形態に係るポンプ装置100は、流体(気水混合液32)をケーシングカバー14の内壁14aに衝突させることで、流体(気水混合液32)内における空気の泡の表面張力を破ることができる。また、流体(気水混合液32)の流れを凹状空間14c内で効率よく分散させることができ、流体(気水混合液32)の速度をさらに大きく減速させることができる。これにより、自吸性能をさらに大きく向上させることができる。
以上の通り、本実施形態に係るポンプ装置100によれば、自吸性能を向上させることができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成を加えることも可能である。また、各構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、前記した実施形態では、空気式圧力タンク1付のポンプ装置100を例にして本発明を説明したが、本発明は、アキュムレータ式の圧力タンク付のポンプ装置の他、圧力タンクの無い、いわゆる非自動式ポンプにも適用することができる。
1 空気式圧力タンク
2 ポンプ駆動用モータ
2a シャフト
3 制御基板
4 外かくカバー
5 吐出フランジ
6 圧力センサー
11 ケーシング
11a ケーシング吐出口
12 羽根車
13 ガイドベーン
13a 吐出開口部
13b 整流板
14 ケーシングカバー
14a 内壁
14b 補強リブ
14c 凹状空間
15 吸込フランジ
16 圧力フランジ
17 呼び水給水用栓
32 気水混合液
53 ガイドベーン(比較例)
53a 吐出開口部(比較例)
70 ジェットポンプ
71 ジェットボディ
72 接続部
73 逆止弁
74 圧力水
75 圧力口
75a 増圧された水
76 ノズル
77 ベンチュリー
78 水源部
79 吸込口
100 ポンプ装置
100com ポンプ装置(比較例)
SU1 対向面
SU2 円周側面

Claims (3)

  1. ケーシングカバーと、前記ケーシングカバーに対向配置されたガイドベーンと、前記ケーシングカバーと前記ガイドベーンを内蔵するケーシングと、を有し、
    前記ガイドベーンは、前記ケーシングカバーの内壁との対向面に複数の吐出開口部を有しており、前記複数の吐出開口部から前記ケーシングカバーの内壁に向けて流体を吐き出して前記ケーシングカバーの内壁に衝突させる
    ことを特徴とするポンプ装置。
  2. 前記ケーシングカバーの内壁には、複数の凹状空間が設けられており、
    前記ガイドベーンは、前記複数の吐出開口部から前記ケーシングカバーの内壁の前記凹状空間に向けて流体を吐き出す
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 前記ガイドベーンは、前記複数の吐出開口部に、整流板を有している
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のポンプ装置。
JP2021152511A 2021-09-17 2021-09-17 ポンプ装置 Pending JP2023044466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021152511A JP2023044466A (ja) 2021-09-17 2021-09-17 ポンプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021152511A JP2023044466A (ja) 2021-09-17 2021-09-17 ポンプ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023044466A true JP2023044466A (ja) 2023-03-30

Family

ID=85725901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021152511A Pending JP2023044466A (ja) 2021-09-17 2021-09-17 ポンプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023044466A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5252409B2 (ja) 微細気泡発生装置
US9726181B2 (en) Centrifugal pump
KR20100045422A (ko) 다단펌프를 이용한 마이크로버블 장치
US7059824B2 (en) Self priming centrifugal pump
KR101292601B1 (ko) 미세기포 발생장치
JP2023044466A (ja) ポンプ装置
KR101596902B1 (ko) 흡입성능을 개선한 펌프의 흡입커버 및 이를 구비한 펌프
JP2018003638A (ja) 自吸式ポンプ
JP2001073993A (ja) 遠心式流体機械
JP2005240624A (ja) 自吸ポンプ
JP2013057275A (ja) 遠心ポンプ
JP6947761B2 (ja) ポンプ装置
KR102316724B1 (ko) 원심펌프
JP2009270579A (ja) 排水ポンプ
JP3696953B2 (ja) 渦巻きポンプ
JP4104965B2 (ja) 水中曝気装置
TWI698590B (zh) 再生式泵
JP7398405B2 (ja) 立軸ポンプ
US2348246A (en) Centrifugal pump
JP2007239598A (ja) 自吸ポンプ
JP3216740B2 (ja) 機械式水中曝気装置
WO2021187217A1 (ja) 渦流ポンプ
KR102418767B1 (ko) 압력제어형 미세기포 발생장치 여과기
JP2003120577A (ja) リバーシブルポンプ
CN108869312B (zh) 一种自吸泵