JP2007239598A - 自吸ポンプ - Google Patents

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Minoru Namimatsu
実 並松
Koichi Nakanishi
浩一 中西
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】自吸時間が長くなっても溜水温度の上昇が抑制されて必要な性能が確保される自吸ポンプを提供する
【解決手段】モータ1により回転する羽根車3、該羽根車を格納し羽根車の回転により前記羽根車から噴射された流体の動圧を静圧に変換するケーシング7、ケーシングに装着されポンプ内水温を検知する温度検知手段12、ケーシングとモータの回転軸2との間の漏水を防ぐ軸シール部13、流体をポンプ内に取り入れる吸込口5と流体をポンプ外へ出す吐出口23とを備えたケーシングカバー14、ケーシングカバーとこのケーシングとを隔離する仕切板15、ケーシングカバーには羽根車の吸込口へと流体を導く通路6を設け、前記通路は吐き出し側とは隔離した構造とし、また前記軸シール部周囲のケーシングを分割構造とする案内羽根8が設けられ、その案内羽根8の裏面に溜水部11を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自吸性能を有する自吸ポンプに関する。
従来より、自吸性能を有するポンプが提案されている(例えば、特許文献1など参照)。かかる自吸ポンプは、図4に示すようにモータ101及びモータの回転軸102があり、回転軸102と一体となって回転する羽根車103、その羽根車103を格納し、該羽根車103の回転により前記羽根車103から噴射された水の動圧を静圧に変換するケーシング104、ケーシング104とモータの回転軸102との間の漏水を防ぐ軸シール部105、流体をポンプ内に取り入れる吸込口と流体をポンプ外へ出す吐出口とを備えたケーシングカバー106、ケーシングカバー106とケーシング104とを隔離する仕切板107から構成されている。
特開2005−240624号公報
しかしながら上記従来の構成では、自吸時間が長くなった場合、ポンプ内溜水の温度がモータ熱により上昇し、キャビテーションが発生し自吸が困難となるという課題があった。
そこで本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、自吸時間の長短に影響なく自吸が正常に作動する自吸ポンプを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、自吸ポンプにおいて、モータ及び前記モータの回転軸と一体となって回転する羽根車、前記羽根車を格納し前記羽根車の回転により前記羽根車から噴射された流体の動圧を静圧に変換するケーシング、前記ケーシングに装着されポンプ内水温を検知する温度検知手段、前記ケーシングと前記モータの回転軸との間の漏水を防ぐ軸シール部、流体をポンプ内に取り入れる吸込口と流体をポンプ外へ出す吐出口とを備えたケーシングカバー、前記ケーシングカバーと前記ケーシングとを隔離する仕切板、前記ケーシングカバーには前記羽根車の吸込口(マウス)へと流体を導く通路が設けられ、前記通路は吐き出し側とは完全に隔離した構造とし、また前記軸シール部周囲のケーシングを分割構造とするケーシング分割部品が設けられ、そのケーシング分割部品の裏面に溜水部を設けたことを特徴としている。
このように、従来一体型であったケーシングを分割し、その分割したケーシング分割部品の裏面に従来構造では無かった溜水部を設けたことで、ポンプ内溜水量を増やすことができ、溜水温度の上昇を抑制できるという作用が達成できる。
本発明は、自吸時間が長くなっても溜水温度の上昇が抑制されることにより、必要な性能が確保される自吸ポンプを提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態は、モータ及び前記モータの回転軸と一体となって回転する羽根車、前記羽根車を格納し前記羽根車の回転により前記羽根車から噴射された流体の動圧を静圧に変換するケーシング、前記ケーシングに装着されポンプ内水温を検知する温度検知手段、前記ケーシングと前記モータの回転軸との間の漏水を防ぐ軸シール部、流体をポンプ内に取り入れる吸込口と流体をポンプ外へ出す吐出口とを備えたケーシングカバー、前記ケーシングカバーと前記ケーシングとを隔離する仕切板、前記ケーシングカバーには前記羽根車の吸込口(マウス)へと流体を導く通路が設けられ、前記通路は吐き出し側とは完全に隔離された構造とし、また前記軸シール部周囲のケーシングを分割構造とし、その分割された部品(ケーシング分割部品)の裏面に溜水部を設けたものである。
これにより、溜水温度の上昇が抑制され必要な自吸性能を確保することができる。
また、本実施の形態では、前記ケーシング分割部品の上方及び下方を開口した構造としてもよい。
この場合は、前記ケーシング分割部品の上部が気液分離室となり、一部の水が前記ケーシング分割部品の上部開口から前記ケーシング分割部品の裏面へ戻り十分な溜水が確保されることにより、自吸性能をさらに改善することができる。
さらに、本実施の形態では、前記温度検出手段を前記ケーシング分割部品の裏面に配置してもよい。
この場合は、ポンプ内の溜水部を形成する部品の中で最も温度が上昇する前記軸シール部近傍の温度を検知でき、さらにポンプ内での主要な水の流れから外れた場所への設置となるため、主要な水の流れを阻害することなく必要な揚水性能を確保することができる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1から図3に示すように、モータ1及びモータの回転軸2と一体となって回転する羽根車3、羽根車3の吸込口(マウス)である羽根車入口4、羽根車入口4と吸込口5とを結ぶ吐き出し側から完全に隔離した通路6、ケーシング7、羽根車3から噴射された気液相の動圧を静圧に変換する案内羽根(ケーシング分割部品に相当する)8、案内羽根8には上方開口部9及び下方開口部10があり、案内羽根8の裏面とケーシング7との間には溜水部11を設け、溜水部11内(案内羽根8の裏面)にはポンプ内溜水(ポンプ内水温)の温度を検知するための温度検知手段12が設けられている。案内羽根8は、図4で示す従来構造の一体型ケーシング構造とは異なり、軸シール部13周囲におけるケーシング部分を分割した構造とされている。
また、ケーシング7とモータの回転軸2との間の漏水を防ぐ軸シール部13、ケーシング7とケーシングカバー14とを隔離(分離)する仕切板15、案内羽根8と仕切板15の間には案内羽根8で生成された圧力の漏れを防止する案内羽根蓋16を配置し、ケーシングカバー14に取り付けられたノズル17、負圧を発生させ且つ還流水を供給するベンチュリー18、案内羽根8から流出した気液相をケーシング7外へ導く水路19、水路19を導かれてきた気液相が再び水路19へ戻ることを防止する戻り防止リブ20、ケーシング7からケーシングカバー14へ水を流すための仕切板15に形成された開口部21、ケーシング7から流出した気液相を気液分離する気液分離室22及び気体を排出する吐出口23とから構成されている。
以上の構成において、本実施例における自吸ポンプの動作を図1から図3を用いて説明する。
ポンプに呼び水が満たされた状態で、モータ1に通電すると回転軸2が回転し始め、回転軸2に固定された羽根車3が回転し始める。羽根車入口4には負圧が発生し、羽根車入口4と吸込口5とを結ぶ通路6を通して気泡を吸い上げ始める。但しこの通路6は吐き出し側とは完全に隔離された構造である。また、ケーシングカバー14の内圧及び羽根車3の吸込圧の差圧によりノズル17から噴出した水がベンチュリー18を通って羽根車3の中心にスムーズに水が流入するので更に高い負圧を発生する。
羽根車3は回転することにより気泡を含有した水を噴出し、噴出された水は案内羽根8に入り、動圧を静圧に変換され、その後、案内羽根8より吐き出された気液2相流は案内羽根8の外周の水路19に沿って流れる。この時、水路19への戻り防止リブ20により案内羽根8を出た流れは仕切板15の開口部21へ向かって流れ、開口部21を経てケーシングカバー14側に流出する。その後、流れはケーシングカバー14の気液分離室22へと導かれ、そこで気液分離された空気は吐出口23より排出される。この動作を繰り返すことにより自吸が進行し、効率よく揚水することができる。
この時、案内羽根8の裏面にも溜水部11を設け溜水量を増やしているため、モータ熱による溜水温度上昇が少なくキャビティーション発生が抑制され、効率の良い自吸運転が行われることになる。
また、案内羽根8には上方開口部9及び下方開口部10があり、案内羽根8を出た気液2相流は案内羽根8上部にてケーシング7壁面に衝突し、渦を形成して比重の小さな空気が渦中心に集まり効率よく気液分離され、水の一部が案内羽根8の上方開口部9から案内羽根8裏面の溜水部11に戻り下方開口部10からの還流水となるため、さらに効率の良い自吸運転が行われることになる。
また、案内羽根8裏面に形成した溜水部11に温度検知手段12を設けることで、ポンプ内の溜水部を形成する部品の中で最も温度が上昇する軸シール部13近傍の温度を検知でき、さらに案内羽根8から仕切板15の開口部21へ向かう主要な水の流れから外れた場所への設置となるため、主要な水の流れを阻害することなく必要な揚水性能を確保することができる。
以上のように本実施例によれば、効率良く空気を吸い上げることができ、自吸効率がよい自吸ポンプを提供することができる。
本発明の自吸ポンプは、自吸効率の向上に有用な技術である。
本発明を適用した実施例におけるポンプの断面図である。 本発明を適用した実施例におけるポンプのケーシング内部を示す平面図である。 本発明を適用した実施例におけるポンプのケーシングカバーを示す平面図である。 本発明の背景技術に示す従来ポンプの断面図である。
符号の説明
1 モータ
2 モータの回転軸
3 羽根車
4 羽根車入口
5 吸込口
6 通路
7 ケーシング
8 案内羽根
9 上方開口部
10 下方開口部
11 溜水部
12 温度検知手段
13 軸シール部
14 ケーシングカバー
15 仕切板
16 案内羽根蓋
17 ノズル
18 ベンチュリー
19 水路
20 戻り防止リブ
21 仕切板開口部
22 気液分離室
23 吐出口

Claims (3)

  1. 自吸ポンプにおいて、
    モータ及び前記モータの回転軸と一体となって回転する羽根車、前記羽根車を格納し前記羽根車の回転により前記羽根車から噴射された流体の動圧を静圧に変換するケーシング、前記ケーシングに装着されポンプ内水温を検知する温度検知手段、前記ケーシングと前記モータの回転軸との間の漏水を防ぐ軸シール部、流体をポンプ内に取り入れる吸込口と流体をポンプ外へ出す吐出口とを備えたケーシングカバー、前記ケーシングカバーと前記ケーシングとを隔離する仕切板、前記ケーシングカバーには前記羽根車の吸込口へと流体を導く通路を設け、
    前記通路は吐き出し側とは隔離した構造とし、また前記軸シール部周囲のケーシングを分割構造とするケーシング分割部品が設けられ、そのケーシング分割部品の裏面に溜水部を設けた
    ことを特徴とする自吸ポンプ。
  2. 請求項1に記載の自吸ポンプであって、
    前記ケーシング分割部品の上方と下方を開口した構造とした
    ことを特徴とする自吸ポンプ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自吸ポンプであって、
    前記温度検知手段を前記ケーシング分割部品裏面に配置した
    ことを特徴とする自吸ポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106481566A (zh) * 2016-11-30 2017-03-08 江苏振华泵业股份有限公司 自控式船用自吸离心泵
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