JP2023044300A - 調湿装置または大気造水機 - Google Patents

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Abstract

【課題】水分を吸着する吸着材の再生時の加熱による吸着材の損傷が抑制される、調湿装置または大気造水機を提供する。【解決手段】調湿装置100は、吸湿材11aと、ヒータ12とを備える。吸湿材11aは、水分を吸着する。ヒータ12は、吸湿材11aを加熱して、吸湿材11aに吸着された水分を吸湿材11aから脱離させる。吸湿材11aは、基材と、金属有機構造体とを有する。金属有機構造体は、金属イオンと有機配位子とを含む。基材の耐熱温度は、150℃以上である。【選択図】図1

Description

調湿装置または大気造水機に関する。
特許文献1(国際公開第2018/118377号)に記載のように、金属有機構造体を有する吸着材に大気中の水分を吸着させ、吸着材から脱離した水分を凝縮させて凝縮水を得る大気造水機が知られている。
金属有機構造体を有する吸着材を加熱して吸着材から水分を脱離させる場合、吸着材の耐熱温度が低いと、熱により吸着材が損傷するおそれがある。
第1観点の調湿装置または大気造水機は、吸着部と、加熱部とを備える。吸着部は、水分を吸着する。加熱部は、吸着部を加熱して、吸着部に吸着された水分を吸着部から脱離させる。吸着部は、基材と、金属有機構造体とを有する。金属有機構造体は、金属イオンと有機配位子とを含む。基材の耐熱温度は、150℃以上である。
この調湿装置または大気造水機では、吸着された水分を吸着材から脱離させるための吸着材の加熱による吸着材の損傷が抑制される。
第2観点の調湿装置または大気造水機は、第1観点の調湿装置または大気造水機であって、吸着部は、金属イオンとしてジルコニウムイオンと、有機配位子としてフマル酸とを含む金属有機構造体、または、金属イオンとしてアルミニウムイオンと、有機配位子として3,5-ピラゾール-ジ-カルボン酸とを含む金属有機構造体、を有する。
この調湿装置または大気造水機では、吸着された水分を吸着材から脱離させるための吸着材の加熱による吸着材の損傷が抑制される。
第3観点の調湿装置または大気造水機は、第1観点または第2観点の調湿装置または大気造水機であって、金属有機構造体の密度と、金属有機構造体の90%RH含水率とを乗じた値は、430L/m以上である。
この調湿装置または大気造水機では、水分の吸着効率が高い吸着材が用いられる。
第4観点の調湿装置または大気造水機は、第1乃至第3観点のいずれか1つの調湿装置または大気造水機であって、基材は、耐熱繊維を含む。
この調湿装置または大気造水機では、耐熱性が高い吸着材が用いられる。
第5観点の調湿装置または大気造水機は、第4観点の調湿装置または大気造水機であって、耐熱繊維は、アラミド繊維を含む。
この調湿装置または大気造水機では、耐熱性が高い吸着材が用いられる。
第6観点の調湿装置または大気造水機は、第4観点の調湿装置または大気造水機であって、耐熱繊維は、PBO繊維を含む。
この調湿装置または大気造水機では、耐熱性が高い吸着材が用いられる。
第7観点の調湿装置または大気造水機は、第4観点の調湿装置または大気造水機であって、耐熱繊維は、ガラス繊維を含む。
この調湿装置または大気造水機では、耐熱性が高い吸着材が用いられる。
第8観点の調湿装置または大気造水機は、第4観点の調湿装置または大気造水機であって、耐熱繊維は、炭素繊維を含む。
この調湿装置または大気造水機では、耐熱性が高い吸着材が用いられる。
第9観点の調湿装置または大気造水機は、第1乃至第8観点のいずれか1つの調湿装置または大気造水機であって、加熱部を通過して加熱された気体を吸着部に供給する供給部をさらに備える。
この調湿装置または大気造水機では、吸着材は直接加熱されないので、加熱による吸着材の劣化が抑制される。
第10観点の調湿装置または大気造水機は、第1乃至第9観点のいずれか1つの調湿装置または大気造水機であって、吸着部の単位面積当たりの金属有機構造体の含有量は、70重量%以上である。
この調湿装置または大気造水機では、金属有機構造体の含有量が所定値以上の吸着材が用いられる。
第11観点の調湿装置または大気造水機は、第1乃至第10観点のいずれか1つの調湿装置または大気造水機であって、吸着部から脱離する水分の量を調整する調整部をさらに備える。
この調湿装置または大気造水機では、吸着材から水分を脱離させる能力を調整することができる。
第12観点の調湿装置は、第1乃至第11観点のいずれか1つの調湿装置であって、吸着部から脱離した水分を用いて対象空間を加湿する加湿部をさらに備える。
この調湿装置では、吸着された水分を吸着材から脱離させるための吸着材の加熱による吸着材の損傷が抑制される。
第13観点の大気造水機は、第1乃至第11観点のいずれか1つの大気造水機であって、吸着部から脱離した水分を凝縮させて凝縮水を得る凝縮部をさらに備える。
この大気造水機では、吸着された水分を吸着材から脱離させるための吸着材の加熱による吸着材の損傷が抑制される。
実施形態に係る調湿装置100の模式図である。 調湿装置100の機能ブロック図である。 吸湿ロータ11の平面図である。 変形例Dに係る大気造水機200の模式図である。 大気造水機200の機能ブロック図である。 変形例Eに係る空気調和装置300の概略外観図である。 空気調和装置300の概略構成図である。 加湿ユニット350の分解斜視図である。 上面視における加湿ロータ52の領域の説明図である。 加湿ユニット350の機能ブロック図である。
(1)調湿装置100の全体構成
本実施形態の調湿装置100は、対象空間S1を加湿する加湿運転を行う。図1に示されるように、対象空間S1は、例えば、天井壁91、側壁92、および、図示しない床壁により仕切られた部屋内の空間である。
調湿装置100は、屋外の空気を導入して加湿し、その加湿された空気を対象空間S1に放出する。調湿装置100は、吸湿ロータ11と、ヒータ12と、第1ファン13と、第2ファン14と、湿度センサ15と、制御装置16と、これらの機器を収容するケーシング17と、給気ダクト18と、排気ダクト19と、を備える。
ケーシング17は、ケーシング本体21と、パネル22と、給気接続管23と、排気接続管24と、を有する。
ケーシング本体21の大部分は、天井壁91の上方に形成された天井裏空間S2に配置されている。ケーシング本体21の下端部は、天井壁91を貫通している。
パネル22は、ケーシング本体21の下面に対して着脱自在に取り付けられる。パネル22には、ケーシング本体21の内部と対象空間S1とを連通し、ケーシング本体21から対象空間S1に空気を放出するための放出口25が形成されている。
給気接続管23の一端、および、排気接続管24の一端は、ケーシング本体21に設けられている。給気接続管23の他端は、屋外の空気を吸い込むための給気口26である。排気接続管24の他端は、屋外に空気を排出するための排気口27である。
ケーシング17は、屋外から導入された空気が流れる第1通風路P1および第2通風路P2を有している。第1通風路P1は、屋外の空気が給気口26からケーシング本体21内に導入されて排気口27まで流れる通風路である。第2通風路P2は、屋外の空気が給気口26からケーシング本体21内に導入されて放出口25まで流れる通風路である。
給気ダクト18の一端は、ケーシング17の給気接続管23に接続される。給気ダクト18の他端は、側壁92を貫通して屋外と連通している。給気ダクト18は、屋外の空気を給気口26から第1通風路P1に導入するための第1給気ダクト、および、屋外の空気を給気口26から第2通風路P2に導入するための第2給気ダクトを兼ねている。
排気ダクト19の一端は、ケーシング17の排気接続管24に接続される。排気ダクト19の他端は、側壁92を貫通して屋外と連通している。第1通風路P1を流れる空気は、排気口27から排気ダクト19を介して屋外に排出される。
吸湿ロータ11は、第1通風路P1の途中に配置されるとともに、第2通風路P2の途中に配置されている。吸湿ロータ11は、第1通風路P1を流れる空気から水分を奪い、第2通風路P2を流れる空気に水分を放出して当該空気を加湿するように構成されている。ヒータ12は、第2通風路P2の途中に設けられ、第2通風路P2を流れる空気を加熱する。
第1ファン13は、第1通風路P1において排気口27付近に配置されており、第1通風路P1内に空気の流れを発生させる。具体的には、第1ファン13は、屋外の空気を、給気ダクト18を介して第1通風路P1に導入することができる位置であって、吸湿ロータ11により水分が奪われた空気を、排気ダクト19を介して屋外に排出することができる位置に配置されている。
第2ファン14は、第2通風路P2において放出口25付近に配置されており、第2通風路P2内に空気の流れを発生させる。具体的には、第2ファン14は、屋外の空気を、給気ダクト18を介して第2通風路P2に導入することができる位置であって、吸湿ロータ11により加湿された空気を、放出口25から対象空間S1に放出することができる位置に配置されている。
湿度センサ15は、ケーシング本体21内の放出口25付近に設けられ、対象空間S1の湿度を検出する。湿度センサ15の検出値は制御装置16に出力される。
制御装置16は、マイクロコントローラ等のコンピュータである。制御装置16は、所定のデータを用いて所定のプログラムを実行することにより様々な機能を実現するためのハードウェアである。
制御装置16は、図2に示されるように、加湿運転時において、湿度センサ15の検出値等に基づいて、吸湿ロータ11、ヒータ12、第1ファン13および第2ファン14を制御する。これにより、屋外の空気は、給気ダクト18を通過してケーシング本体21の第1通風路P1および第2通風路P2に導入される。第1通風路P1に導入された空気中の水分は吸湿ロータ11に奪われ、水分を奪われた空気は、排気ダクト19を通過して屋外に排出される。一方、第2通風路P2に導入された空気は、吸湿ロータ11により加湿されて、加湿された空気は、放出口25から対象空間S1に放出される。
(2)吸湿ロータ11の構成
吸湿ロータ11は、円板形状を有し、当該円板の中心を軸として回転可能に構成されている。吸湿ロータ11は、略環状に形成された吸湿材11aを有する。吸湿ロータ11は、その厚さ方向に空気を通過させて、通過する空気と吸湿材11aとを接触させるように構成されている。吸湿材11aの温度が低いとき、吸湿ロータ11を空気が通過する際に、吸湿材11aは、水分を当該空気から吸着する。吸湿材11aの温度が高いとき、吸湿ロータ11を空気が通過する際に、吸湿材11aは、吸着している水分を当該空気に放出する。
吸湿ロータ11は、図3に示されるように、平面視において、第1領域D1および第2領域D2を順に通過して第1領域D1に戻るように回転する。第1領域D1は、第2領域D2と隣接している。第1領域D1は、例えば、平面視において、吸湿ロータ11の回転軸を中心として、中心角が240°の扇形を有している。第2領域D2は、例えば、平面視において、吸湿ロータ11の回転軸を中心として、中心角が120°の扇形を有している。第1通風路P1は、第1領域D1を通過する。第2通風路P2は、第1領域D1および第2領域D2を順に通過する。
第1領域D1は、給気口26から導入された屋外の空気が通過する領域である。第1領域D1において、吸湿材11aは、通過する空気で冷却されて、通過する空気中の水分を吸着する。吸湿材11aの、水分を吸着した部分は、第1領域D1から第2領域D2に移動する。
第2領域D2は、第1領域D1を通過してヒータ12で加熱された空気が通過する領域である。第2領域D2において、吸湿材11aは、通過する空気で加熱されて、通過する空気に水分を放出して当該空気を加湿する。吸湿材11aの、水分を放出した部分は、第2領域D2から第1領域D1に移動する。
ヒータ12は、第2通風路P2において、第1領域D1の下流側、かつ、第2領域D2の上流側に配置される。第2通風路P2において、第1領域D1を通過した空気は、ヒータ12を通過する際に加熱される。ヒータ12を通過して加熱された空気は、第2領域D2において吸湿材11aを加熱する。これにより、ヒータ12は、第2領域D2において吸湿材11aを間接的に加熱して、吸湿材11aに吸着された水分を吸湿材11aから脱離させて吸湿材11aを再生する。この場合、第2ファン14は、第2通風路P2内に空気の流れを発生させることにより、ヒータ12を通過して加熱された空気を吸湿材11aに供給する。第2領域D2において加熱された吸湿材11aの温度は、100℃~130℃であることが好ましい。この場合、吸湿材11aの温度は、局所的に250℃を超えないことが好ましい。
ヒータ12は、第2領域D2において吸湿材11aを直接加熱してもよい。その場合、例えば、ヒータ12の輻射熱によって吸湿材11aを加熱してもよい。
(3)調湿装置100の制御
制御装置16は、図2に示されるように、調整部16aと、加湿部16bと、を有する。調整部16aおよび加湿部16bは、それぞれ、制御装置16が所定のプログラムを実行することによって実現される機能に相当する。
調整部16aは、ヒータ12の出力を制御することで、第2領域D2において加熱される吸湿材11aの温度を調節する。第2領域D2における吸湿材11aの温度を高くすると、吸湿材11aから脱離する水分の量が増加する。第2領域D2における吸湿材11aの温度を低くすると、吸湿材11aから脱離する水分の量が減少する。これにより、調整部16aは、吸湿材11aから脱離させる水分の量を調整する。
加湿部16bは、吸湿材11aから脱離した水分を用いて、対象空間S1の湿度が所定の値になるように対象空間S1を加湿する。加湿部16bは、第2ファン14の出力を制御して、吸湿材11aを通過して加湿された空気の、対象空間S1への供給量を調整する。第2ファン14の出力を高くすると、対象空間S1の湿度が増加する。第2ファン14の出力を低くすると、対象空間S1の湿度が減少する。これにより、加湿部16bは、対象空間S1の湿度を調整する。
(4)吸湿材11aの構成
吸湿材11aは、例えば、ハニカム状に形成された基材に、金属有機構造体を担持させて構成される吸着素子である。
金属有機構造体(MOF:Metal-Organic Framework)とは、金属イオンと有機配位子との反応により得られる、非常に大きな比表面積を有する多孔性材料である。金属有機構造体では、有機配位子が金属イオンと連結することにより、内部に無数の開口を有する高分子構造体が得られる。金属有機構造体は、金属イオンと有機配位子とをそれぞれ選択して組み合わせることにより、開口径やトポロジーを調節することが可能である。金属有機構造体は、金属イオンと有機配位子の選択、組み合わせにより、開口径を調節でき、対象を選択的に吸着することが可能となる。金属有機構造体は、例えば、分子およびイオンの選択的貯蔵および分離の機能を有する多孔性材料として用いられる。本実施形態において、金属有機構造体は、空気中の水分を吸着および脱着するための吸着材として用いられる。
金属有機構造体は、様々な方法で合成することができる。最もシンプルな合成法である溶液法は、常温・常圧下で金属塩と有機配位子とを溶液中で混合することにより、金属有機構造体を生成する方法である。溶液法では、混合する速度を調節することにより、生成される結晶のサイズを制御できる。金属有機構造体は、溶液法の他に、拡散法、水熱法、マイクロ波法、超音波法、および、固相合成法等の既知の方法から選択される任意の方法によって合成されてもよい。
金属有機構造体の性能は、有効吸着量で測定される。本実施形態において、有効吸着量とは、単位質量(1g)の金属有機構造体が、1回の吸着サイクルで吸着および脱着することができる水分の質量である。1回の吸着サイクルでは、吸湿材11aは、1回の吸着過程および1回の脱着過程を行う。
本実施形態において、吸湿材11aに用いられる金属有機構造体は、MOF-801またはMOF-303である。MOF-801は、金属イオンであるジルコニウムイオンが、有機配位子であるフマル酸によって配位結合される金属有機構造体である。MOF-303は、金属イオンであるアルミニウムイオンが、有機配位子である3,5-ピラゾール-ジ-カルボン酸によって配位結合される金属有機構造体である。MOF-801は、以下の組成式A-1で表される。MOF-303は、以下の組成式A-2で表される。
・組成式A-1:[Zr6(O)4(OH)4(fumarate)6]n
・組成式A-2:[Al(OH)(3,5-pyrazoledicarboxylate)(H2O)]n
MOF-801のCAS登録番号は、1355974-78-5である。MOF-303のCAS登録番号は、2050043-41-7である。
本実施形態において、吸湿材11aが乾燥状態にある場合、吸湿材11aの単位面積当たりの金属有機構造体の含有量は、70重量%以上であることが好ましい。
本実施形態において、金属有機構造体を担持する基材の耐熱温度は、150℃以上である。基材の耐熱温度とは、基材を加熱する過程において、基材の燃焼または炭化が開始する温度である。基材は、例えば、紙、または、耐熱繊維を含む繊維構造体である。耐熱繊維は、例えば、アラミド繊維、PBO繊維、ガラス繊維または炭素繊維である。
(5)金属有機構造体の特徴
次の表は、MOF-801、MOF-303およびゼオライトの物性に関する。
Figure 2023044300000002
上記のデータは、各物質のサンプルの測定および評価により得られた結果である。ゼオライトは、空気中の水分を吸着および脱着するために従来用いられている吸着材であり、MOF-801およびMOF-303との比較対象物質である。ゼオライトは、ゼオライト13Xの粉末品が用いられた。
上記の表において、「密度」は、結晶構造データ(cif)から算出した結晶密度である。「90%RH含水率」は、相対湿度(RH)が90%の時における測定値である。「密度×含水率」は、密度と90%RH含水率とを乗じた値である。
上記の表から、MOF-801およびMOF-303に関して、密度と90%RH含水率とを乗じた値は、430L/m以上であり、より具体的には600L/m以上である。そのため、MOF-801およびMOF-303の単位体積あたりの水分吸着量は、ゼオライトの単位体積あたりの水分吸着量よりも高いことが確認された。言い換えると、MOF-801およびMOF-303は、ゼオライトと比較して、水分吸着性能に優れていることが確認された。
次の表は、MOF-801、MOF-303およびゼオライト(ゼオライト13X)の水分吸着性能に関する。
Figure 2023044300000003
上記のデータは、温度298Kの環境下において水分吸着測定を実施し、吸着速度解析および吸着エンタルピー解析を行った結果から得られた値である。
上記の表において、物質移動係数は、サンプルの水分吸着速度に関連する指標である。物質移動係数が高いほど、水分吸着速度が大きい。MOF-801の物質移動係数は、ゼオライトの物質移動係数の約120倍であり、MOF-303の物質移動係数は、ゼオライトの物質移動係数の約32倍である。そのため、MOF-801およびMOF-303の水分吸着速度は、ゼオライトの水分吸着速度より大きいことが確認された。また、MOF-801およびMOF-303の吸着エンタルピーは、ゼオライトの吸着エンタルピーより低い。そのため、MOF-801およびMOF-303の水分吸着エネルギーは、ゼオライトの水分吸着エネルギーよりも小さいことが確認された。
さらに、MOF-801、MOF-303およびゼオライトの耐熱性が測定された。耐熱性は、サンプルとしてφ2mmの錠剤を作製して、空気中で室温から500℃まで加熱する条件下で熱重量・示差熱同時測定(TG-DTA測定)を行うことで測定された。その結果、MOF-303は、500℃まで加熱しても燃焼熱がほとんど変化せず、耐熱性に優れていることが確認された。MOF-801は、350℃まで加熱しても燃焼熱がほとんど変化せず、300℃付近までの耐熱性に優れていることが確認された。
以上の測定および評価の結果より、本実施形態において、吸湿材11aに用いられるMOF-801およびMOF-303は、従来の水分の吸着材であるゼオライト(ゼオライト13X)と比較して、以下の特性を備えることが確認された。
(a)MOF-801およびMOF-303は、ゼオライトと比較して、単位体積あたりの水分吸着量が大きい。
(b)MOF-801およびMOF-303は、ゼオライトと比較して、水分吸着速度が大きい。特に、MOF-801は、水分吸着速度が大きく、水分の吸着材として適している。
(c)MOF-801およびMOF-303は、ゼオライトと比較して、吸着エネルギーが同程度または小さい。特に、MOF-801は、吸着エネルギーが小さく、水分の吸着材として適している。
(d)MOF-801およびMOF-303は、ゼオライトと同様に、300℃付近までの耐熱性に優れている。特に、MOF-303は、ゼオライトと同程度の優れた耐熱性を有する。
(6)効果
(6-1)
調湿装置100では、吸湿材11aの基材に担持されている金属有機構造体として、吸着した水分が脱離する温度が比較的低いMOF-801およびMOF-303が用いられる。具体的には、水分を吸着したMOF-801およびMOF-303は、100℃付近まで加熱すると、吸着した水分が脱離して再生する。また、調湿装置100では、吸湿材11aの基材の耐熱温度は、150℃以上である。そのため、調湿装置100では、吸着した水分を吸湿材11aから脱離させるために、基材の耐熱温度以上に吸湿材11aを加熱する必要がないので、吸湿材11aの損傷または発火が抑制される。
(6-2)
調湿装置100では、吸湿材11aの基材に担持されている金属有機構造体として、300℃付近まで高い耐熱性を有するMOF-801およびMOF-303が用いられる。そのため、調湿装置100では、吸着した水分を吸湿材11aから脱離させるために吸湿材11aを加熱することによる、吸湿材11aの損傷または発火が抑制される。
(6-3)
調湿装置100では、基材に担持されている金属有機構造体の密度と90%RH含水率とを乗じた値が430L/m以上である吸湿材11aが用いられる。そのため、調湿装置100では、単位体積あたりの水分の吸着量が高い金属有機構造体が吸着素子に用いられるので、吸湿材11aの水分の吸着性能を向上させることができる。
(6-4)
調湿装置100では、ヒータ12を通過して加熱された空気を吸湿材11aに供給することで、吸湿材11aが加熱される。そのため、吸湿材11aはヒータ12によって直接加熱されないので、吸湿材11aが過熱されて、吸湿材11aに含まれる基材および金属有機構造体が劣化することが抑制される。
(6-5)
調湿装置100では、ヒータ12および第2ファン14の出力を調整することで、吸湿材11aから水分を脱離させる能力を調整することができる。そのため、調湿装置100は、ヒータ12および第2ファン14の出力を調整することで、対象空間S1の湿度を容易に制御することができる。
(7)変形例
以下に本実施形態の変形例を示す。各変形例の内容の一部または全部は、互いに矛盾しない範囲で他の変形例の内容と組み合わされてもよい。
(7-1)変形例A
実施形態において、吸湿材11aが有する基材の耐熱温度は、150℃以上である。好ましくは、基材の耐熱温度は、300℃以上である。具体的には、基材が紙である場合、基材の耐熱温度は、紙の発火点である300℃以上であることが好ましい。
本変形例では、例えば、ヒータ12で吸湿材11aを直接加熱する場合、加熱された吸湿材11aに温度ムラが発生する可能性がある。その場合、吸湿材11a全体が、吸湿材11aから水分が脱離する温度以上となるまで吸湿材11aを加熱しても、吸湿材11aの最も高温の部分の温度が、吸湿材11aの基材の耐熱温度を超えることが抑制される。そのため、ヒータ12により加熱された吸湿材11aに温度ムラが発生しても、吸湿材11aの損傷または発火が抑制される。
(7-2)変形例B
実施形態において、吸湿材11aは、基材に、金属有機構造体を担持させて構成される吸着素子である。しかし、吸湿材11aは、紙パルプに金属有機構造体を混ぜ合わせて抄くことで製造される混抄紙であってもよい。
本変形例の混抄紙の耐熱性が、空気中で室温から500℃まで加熱する条件下で熱重量・示差熱同時測定(TG-DTA測定)を行うことで測定された。その結果、本変形例の混抄紙は、紙の種類、および、金属有機構造体の種類や添加量に関わらず、300℃以上で燃焼または炭化が進行することが確認された。また、本変形例の混抄紙は、水分を吸着させた場合、紙の種類、および、金属有機構造体の種類や添加量に関わらず、100℃付近で、金属有機構造体から水分が脱離して再生されることが確認された。一方、水分を吸着したゼオライト(ゼオライト13X)は、一般的に、250℃付近まで加熱しないと、水分が脱離して再生しない。そのため、本変形例の混抄紙は、吸湿材11aとして用いることができ、かつ、ゼオライトと比較して、水分の吸着性能、および、低温(100℃付近)での再生性能に優れていることが確認された。さらに、本変形例の混抄紙は、110℃~170℃の温度で6時間加熱しても、燃焼または炭化が進行せず、かつ、再生性能が低下しないことが確認された。
(7-3)変形例C
実施形態において、調湿装置100は、対象空間S1を加湿する加湿運転を行う。しかし、調湿装置100は、加湿運転の代わりに、または、加湿運転に加えて、対象空間S1の空気を入れ替える換気運転、または、対象空間S1を除湿する除湿運転を行ってもよい。
(7-4)変形例D
実施形態の吸湿材11aは、調湿装置100以外の装置に用いられてもよい。次に、吸湿材11aの他の利用例である大気造水機200について説明する。
本変形例の大気造水機200は、空気中の水分を吸着させた吸着材に加熱空気を通過させ、得られた湿り空気を冷却して凝縮水を生成することで造水する。
大気造水機200は、図4に示されるように、吸湿ロータ31と、ヒータ32と、第1ファン33と、第2ファン34と、凝縮器35と、制御装置36と、貯水タンク37と、これらの機器を収容するケーシング(図示省略)と、を備える。
大気造水機200のケーシングは、第1空気が流れる第1通風路R1と、第2空気が流れる第2通風路R2とを有している。吸湿ロータ31は、実施形態の吸湿ロータ11と同様に、図3に示されるような第1領域D1および第2領域D2を有する。第1領域D1は、第1空気が通過する領域である。第2領域D2は、第2空気が通過する領域である。吸湿ロータ31は、実施形態の吸湿材11aと同様の吸湿材31aを有する。
第1通風路R1において、第1空気は、第1ファン33により大気中から吸引されて、凝縮器35、および、第1領域D1にある吸湿材31aを順に通過した後、大気中へ排出される。吸湿材31aの上流側には、凝縮器35が配置されている。
第2通風路R2において、第2空気は、第2ファン34により吸引されて、ヒータ32、第2領域D2にある吸湿材31a、および、凝縮器35を順に通過しつつ循環する。第2通風路R2において、吸湿材31aの上流側には、乾いた第2空気を加熱するためのヒータ32が配置され、吸湿材31aの下流側には、湿った第2空気を冷却して凝縮させる凝縮器35が配置されている。
第1ファン33によって第1通風路R1に吸引された第1空気は、凝縮器35を通過した後、吸湿ロータ31を通過する。このとき、第1空気に含まれる水分は、第1領域D1にある吸湿材31aに吸着される。吸湿ロータ31を通過した第1空気は、大気中に排出される。吸湿材31aの、水分を吸着した部分は、第1領域D1から第2領域D2に移動する。
第2ファン34によって第2通風路R2を循環する第2空気は、ヒータ32で加熱されて、吸湿ロータ31を通過する。このとき、加熱した第2空気によって、第2領域D2にある吸湿材31aから水分が脱離する。吸湿材31aの、水分を放出した部分は、第2領域D2から第1領域D1に移動する。吸湿ロータ31を通過した第2空気は、吸湿材31aから脱離した水分を含む湿り空気になる。その後、第2空気は、凝縮器35において第1空気と熱交換される。これにより、第2空気は冷却されて凝縮され、その結果、凝縮器35において凝縮水が得られる。凝縮水は、凝縮器35の下方に配置される貯水タンク37に貯留される。凝縮器35は、例えば、吸湿ロータ31を通過した後の第2空気が流れる配管と、吸湿ロータ31を通過する前の第1空気が流れる配管とから構成される。この場合、第1空気および第2空気の流れ方向は、向流でも並流でもよい。
制御装置36は、実施形態の制御装置16と同様に、マイクロコントローラ等のコンピュータである。制御装置36は、図5に示されるように、吸湿ロータ31、ヒータ32、第1ファン33および第2ファン34を制御する。
制御装置36は、例えば、図5に示されるように、調整部36aと、造水部36bと、を有する。調整部36aおよび造水部36bは、それぞれ、制御装置16が所定のプログラムを実行することによって実現される機能に相当する。
調整部36aは、ヒータ32の出力を制御することで、第2領域D2において加熱される吸湿材31aの温度を調節する。第2領域D2における吸湿材31aの温度を高くすると、吸湿材31aから脱離する水分の量が増加する。第2領域D2における吸湿材31aの温度を低くすると、吸湿材31aから脱離する水分の量が減少する。これにより、調整部36aは、吸湿材31aから脱離させる水分の量を調整する。
造水部36bは、第2ファン34の出力を制御して、凝縮器35において生成される凝縮水の量を調整する。第2ファン34の出力を高くすると、凝縮水の生成量が増加する。第2ファン34の出力を低くすると、凝縮水の生成量が減少する。これにより、造水部36bは、例えば、貯水タンク37に貯留されている水の量を検知する水位センサ(図示省略)の検出値に基づいて凝縮水の生成量を調整して、貯水タンク37に貯留されている水の量を所定の範囲内にすることができる。
(7-5)変形例E
実施形態の吸湿材11aは、調湿装置100以外の装置に用いられてもよい。次に、吸湿材11aの他の利用例である空気調和装置300について、図6~9を参照しながら説明する。
(7-5-1)空気調和装置
図6に、空気調和装置300の概略外観図を示す。図7に、空気調和装置300の概略構成図を示す。
空気調和装置300は、1台の室外機311と、1台の室内機312とが、液冷媒配管317とガス冷媒配管318と給排気ダクト315を介して接続された、ペア型の空気調和装置である。この空気調和装置300は、室外機311と室内機312が、ガス冷媒配管318および液冷媒配管317を介して接続されることで構成された冷媒回路310を有している。また、給排気ダクト315が、室外機311における加湿ユニット350と室内機312との間を接続している。
空気調和装置300は、冷房運転、暖房運転、除湿運転、加湿運転、給気運転および排気運転等の運転を行うことが可能である。なお、空気調和装置としては、これに限定されるものではなく、例えば、1台の室外機に対して、複数台の室内機が互いに並列に接続されたマルチ型の空気調和装置であってもよい。
(7-5-2)室内機の構成
室内機312は、例えば、室内の壁面等に設置される壁掛け型の室内機である。また、室内機312は、室内機ケーシング316、室内熱交換器313、および、室内ファン314等を備えている。室内熱交換器313および室内ファン314は、室内機ケーシング316内に収納されている。
室内機ケーシング316は、左右方向に延びた略直方体形状であり、上部に設けられた空気取込口316aと、正面下部に設けられた空気吹出口316bと、を有している。
室内熱交換器313は、互いに接続された複数本の伝熱管と、複数本の伝熱管に対して挿入固定された複数のフィンと、を有している。室内熱交換器313は、内部を流れる冷媒と、外部を通過する空気との間で熱交換を行わせる空気熱交換器である。
室内ファン314は、例えば、回転駆動することによって、回転軸と交わる方向に空気流を生成するクロスフローファンである。室内ファン314は、室内の空気を室内機ケーシング316内に吸い込ませるとともに、室内熱交換器313との間で熱交換を行った後の空気を室内に吹き出させる。
室内機ケーシング316の内部空間のうち、室内ファン314が形成する空気流れにおいて、空気取込口316aの下流側でかつ室内熱交換器313の上流側の部分には、給排気ダクト315の室内側の端部が連通している。
(7-5-3)室外機の構成
室外機311は、下部の室外空調ユニット320と、上部の加湿ユニット350と、から構成されている。加湿ユニット350は、実施形態の調湿装置100と類似の機能を有する、調湿装置の一種である。
(7-5-4)室外空調ユニットの構成
室外空調ユニット320内には、圧縮機321と、圧縮機321の吐出側に接続される四路切換弁322と、圧縮機321の吸入側に接続されるアキュムレータ323と、四路切換弁322に接続された室外熱交換器324と、室外熱交換器324に接続された室外膨張弁325と、室外熱交換器324に空気流れを供給する室外ファン329と、が収容されている。室外膨張弁325は、液閉鎖弁327を介して液冷媒配管317に接続されている。四路切換弁322は、ガス閉鎖弁328を介してガス冷媒配管318に接続されている。室外空調ユニット320は、液冷媒配管317とガス冷媒配管318を介して、室内機312と接続されている。具体的には、液冷媒配管317は、室内機312における室内熱交換器313の一端と接続されている。ガス冷媒配管318は、室内機312における室内熱交換器313の他端と接続されている。
(7-5-5)加湿ユニットの構成
図8に、加湿ユニット350の分解斜視図を示す。図9に、上面視における加湿ロータ352の領域の説明図を示す。
加湿ユニット350は、加湿ユニットケーシング351と、加湿ロータ352と、ヒータ360と、吸着用ファン355と、流路切換装置353と、給排気ファン354と、を備えている。加湿ユニット350は、給排気ダクト315を介して室内から取り込まれた空気を室外へと排気することが可能であり、室外から取り込まれた室外空気を加湿して給排気ダクト315を介して室内へと供給することが可能である。
(7-5-5-1)加湿ユニットケーシング
加湿ユニットケーシング351は、加湿ロータ352、ヒータ360、給排気ファン354、流路切換装置353および吸着用ファン355等を収納している。
加湿ユニットケーシング351の前面には、複数のスリット状の開口からなる吸湿用吹出口351aと、第1吸湿用取込口351bと、が並んで設けられている。第1吸湿用取込口351bは、水分を含んだ室外の空気を加湿ロータ352に供給するために、加湿ユニットケーシング351の外部の室外から取り込まれる空気が通る開口である。吸湿用吹出口351aは、吸湿用流路358aを流れて加湿ロータ352の一部である吸着領域Xによって水分が吸着された後の空気を、加湿ユニットケーシング351外に排出するための開口である。
加湿ユニットケーシング351の背面には、複数のスリット状の開口からなる第2吸湿用取込口351cおよび給排気口351dが設けられている。第2吸湿用取込口351cは、第1吸湿用取込口351bと同様に、水分を含んだ室外の空気を加湿ロータ352の吸着領域Xに供給するために、加湿ユニットケーシング351の外部の室外から取り込まれる空気が通る開口である。給排気口351dは、加湿運転時または給気運転時に、室外の空気を加湿用流路358bに取り込むための開口である。加湿用流路358bに流入した室外の空気は、加湿ロータ352の一部である冷却領域Zを通過した後、ヒータ360で加熱される。ヒータ360で加熱された空気は、加湿ロータ352の別の一部である加熱領域Yを通過して、給排気ファン354へ向かって流れる。また、排気運転時には、室内機312から取り込まれて給排気ダクト315を流れた空気が、加湿ユニット350内の加湿用流路358bに流入し、給排気口351dを介して室外へと排気される。
(7-5-5-2)加湿ロータ
加湿ロータ352は、略円柱形状の外形を有し、図7に示されるように、実施形態の吸湿材11aと同様の吸湿材352aを有する。この略円柱形状の加湿ロータ352は、上下方向に延びる軸を中心として回転可能に支持されており、ロータ駆動用のモータによって回転駆動される。加湿ロータ352は、接触する空気中の水分を吸着可能であるとともに、加熱されることで吸着した水分を脱離可能である。
(7-5-5-3)吸着用ファン355
吸着用ファン355は、吸着用ファンモータによって回転駆動され、加湿ロータ352のうちのヒータ360と対向しない吸着領域Xを通過する空気の流れを生成する。具体的には、吸着用ファン355は、第1吸湿用取込口351bおよび第2吸湿用取込口351cから吸い込まれ、吸湿用流路358aを流れて、吸湿用吹出口351aから室外へ排出される空気の流れを生成する。
(7-5-5-4)ヒータ
ヒータ360は、加湿ロータ352のうち加湿用流路358b内に位置する一部の上方に位置しており、加湿ロータ352の上面に対向して配置されている。ヒータ360は、加湿ロータ352から水分を脱離させるために加湿ロータ352へ送られる空気を加熱する。加湿ロータ352は、ヒータ360によって加熱された空気が送られることで加熱されることになる。
ヒータ360は、発熱体としての複数の電熱線を有している。ヒータ360を通過する空気は、この電熱線によって加熱される。
ヒータ360は、実施形態のヒータ12と同様の機能を有する。
(7-5-5-5)給排気ファン
給排気ファン354は、加湿ロータ352の側方に配置されており、流路切換装置353による流路の切り換えにより、室外から取り込まれ室内機312へと送られる空気の流れを生成する状態と、室内から室内機312内に取り込まれ室外へと送られる空気の流れを生成する状態と、に切り換えて用いられる。給排気ファン354は、例えば、ターボファン等の遠心ファンで構成することができる。
給排気ファン354は、室外から取り入れた空気を室内機312へと送る場合には、給排気口351dから室外の空気を加湿用流路358bに流入させ、加湿ロータ352を通過させた後、矢印A1で示すように、流路切換装置353および給排気ダクト315を介して室内機312へと流れる空気流を生成する。給排気ファン354は、室内の空気を室内機312から室外へと排出する場合には、矢印A2で示すように、室内機312から給排気ダクト315、加湿用流路358bを介して給排気口351dから室外へと流れる空気流を生成する。
給排気ファン354は、実施形態の第2ファン14と同様の機能を有する。
(7-5-5-6)流路切換装置
流路切換装置353は、給排気ファン354と給排気ダクト315との間に配置されている。流路切換装置353は、給排気ファン354と給排気ダクト315との接続状態を、加湿用流路358bと給排気ダクト315とを接続した状態の供給状態と、加湿用流路358bと給排気ダクト315との接続を解除した供給停止状態と、に切り換えることが可能である。また、流路切換装置353は、供給状態において、給排気ダクト315を通過させる空気流れ方向を切り換えることも可能である。
供給状態では、加湿用流路358bから給排気ダクト315への空気の流れ、または、給排気ダクト315から加湿用流路358bへの空気の流れが許容される。このため、供給状態では、加湿用流路358bを流れ給排気ファン354から吹き出された空気を給排気ダクト315においてA1方向に流す状態と、室内機312から給排気ダクト315をA2方向に通過して給排気ファン354に吸い込まれた空気が加湿用流路358bに送られる状態と、が切り換え可能となる。なお、加湿ロータ352の回転駆動を停止させ、ヒータ360を停止させた状態で、A1方向に空気を流すことで、室外の空気を室内に取り込む給気運転を行うことができる。また、加湿ロータ352の回転駆動を停止させ、ヒータ360を停止させた状態で、A2方向に空気を流すことで、室内の空気を室外に排出する排気運転を行うことができる。
供給停止状態では、加湿用流路358bから給排気ダクト315への空気の流れ、または、給排気ダクト315から加湿用流路358bへの空気の流れが遮断される。このため、供給停止状態では、室外の空気が室内機312内に供給されたり、室内機312内の空気が室外に排気されたりすることはない。
(7-5-6)加湿運転時の空気の流れ
加湿運転時には、加湿ユニット350内において、吸着用ファン355が駆動し、吸湿用流路358aを矢印A11-12方向に空気が流れ、かつ、給排気ファン354が駆動し、加湿用流路358bを矢印A21-23方向に空気が流れる。なお、加湿運転時には、加湿ロータ352は、矢印R方向に回転する。具体的には、加湿ロータ352では、矢印R方向に回転することにより、吸着領域Xに位置していた部分が加熱領域Yに移動し、加熱領域Yに位置していた部分が冷却領域Zに移動し、冷却領域Zに位置していた部分が再び吸着領域Xに移動し、これが繰り返えされる。
第1吸湿用取込口351bおよび第2吸湿用取込口351cから取り込まれて矢印A11方向に流れる空気は、加湿ロータ352の吸着領域Xを下から上に向けて通過した後、ベルマウス357の上方近傍へと向かう。このように第1吸湿用取込口351bおよび第2吸湿用取込口351cから取り込まれた空気に含まれる水分は、加湿ロータ352の吸着領域Xを通過する際に、加湿ロータ352において吸着される。
ベルマウス357の上方近傍からベルマウス357を下方に通過した空気は、吸着用ファン355内に入り、吸着用ファン355から吹き出されることで、矢印A12方向に流れ、吸湿用吹出口351aから室外に排出される。
給排気口351dから取り込まれて矢印A21方向に流れる空気は、加湿ロータ352の冷却領域Zを下から上に向けて通過してヒータ360に向かう。加湿ロータ352の冷却領域Zでは、室外の空気が供給されることにより、加湿ロータ352が冷却される。なお、加湿ロータ352の冷却領域Zを通過する空気は、含まれている水分の一部が冷却領域Zにおいて吸着されうる。
ヒータ360で加熱された空気は、矢印A22-23方向に流れる空気として、加湿ロータ352の加熱領域Yを上から下に向けて通過し、流路切換装置353に向かう。なお、ヒータ360で加熱された空気は、加湿ロータ352の加熱領域Yを通過する際に、加湿ロータ352に吸着されていた水分を脱離させ、加湿空気となる。そして、流路切換装置353に到った加湿空気は、給排気ファン354を経由して再び流路切換装置353に戻され、給排気ダクト315を経て室内機312へと送られる。これにより、室内が加湿される。
(7-5-7)冷房運転、除湿運転、暖房運転
本実施形態の空気調和装置300では、冷媒回路310において室内熱交換器313を冷媒の蒸発器として機能させ、室外熱交換器324を冷媒の凝縮器として機能させるように四路切換弁322が切り換えられた状態で、圧縮機321を駆動させることで、室内の空気を冷却させる冷房運転を行うことができる。冷房運転では、室内ファン314、室外ファン329が駆動制御される。
また、冷房運転時と同じ冷媒流れにおいて、室内ファン314の駆動を弱めるまたは停止させることにより、室内熱交換器313の表面に凝縮水を生じさせることで、室内の湿度を下げる除湿運転を行うことができる。これにより、本実施形態の空気調和装置300では、加湿運転と除湿運転が可能となり、室内の湿度の調整が可能となる。
また、冷媒回路310において室内熱交換器313を冷媒の凝縮器として機能させ、室外熱交換器324を冷媒の蒸発器として機能させるように四路切換弁322が切り換えられた状態で、圧縮機321を駆動させることで、室内の空気を暖める暖房運転を行うことができる。暖房運転では、室内ファン314、室外ファン329が駆動制御される。
なお、冷房運転、暖房運転は、上述の加湿運転、給気運転および排気運転のそれぞれと同時に行うことも可能である。また、除湿運転は、上述の給気運転および排気運転のそれぞれと同時に行うことも可能である。
(7-5-8)加湿ユニットの制御
加湿ユニット350は、図7に示されるように、実施形態の制御装置16と同様の制御装置356をさらに有する。制御装置356は、図10に示されるように、加湿ロータ352、ヒータ360、給排気ファン354、流路切換装置353および吸着用ファン355を制御する。
制御装置356は、実施形態の制御装置16と同様に、調整部356aと、加湿部356bと、を有する。
調整部356aは、ヒータ360の出力を制御することで、吸湿材352aの温度を調節する。吸湿材352aの温度を高くすると、吸湿材352aから脱離する水分の量が増加する。吸湿材352aの温度を低くすると、吸湿材352aから脱離する水分の量が減少する。これにより、調整部356aは、吸湿材352aから脱離させる水分の量を調整する。
加湿部356bは、吸湿材352aから脱離した水分を用いて、室内の湿度が所定の値になるように室内を加湿する。加湿部356bは、例えば、給排気ファン354の出力を制御して、加湿ロータ352を通過して加湿された空気の、室内への供給量を調整する。これにより、加湿部356bは、室内の湿度を調整する。
なお、加湿ユニット350の代わりに、室外空調ユニット320が、制御装置356に相当する部材を有してもよい。
(7-5-9)空気調和装置の特徴
空気調和装置300によれば、室内の湿度を上げることと、室内の湿度を下げることが可能になる。これにより、室内の湿度を調節することができる。特に、ヒータ360の加熱程度や給排気ファン354の送風量を調節することにより、加湿の程度を調整することができる。ここで、ヒータ360の加熱程度を高めた場合であっても、加湿ロータ352の吸湿材352aの基材の耐熱温度が高く、かつ、吸湿材352aの基材に担持されている金属有機構造体の耐熱性が高いので、ロータの劣化や吸放湿能力の低下が抑制される。
また、空気調和装置300によれば、室内の湿度の調節だけでなく、室内の温度の調節を行うことができる。
―むすび―
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
11a :吸湿材(吸着部)
12 :ヒータ(加熱部)
14 :第2ファン(供給部)
16a :調整部
16b :加湿部
31a :吸湿材(吸着部)
32 :ヒータ(加熱部)
34 :第2ファン(供給部)
35 :凝縮器(凝縮部)
100 :調湿装置
200 :大気造水機
350 :加湿ユニット(調湿装置)
352a :吸湿材(吸着部)
354 :給排気ファン(供給部)
356a :調整部
356b :加湿部
360 :ヒータ(加熱部)
S1 :対象空間
国際公開第2018/118377号

Claims (13)

  1. 水分を吸着する吸着部(11a,31a,352a)と、
    前記吸着部を加熱して、前記吸着部に吸着された水分を前記吸着部から脱離させる加熱部(12,32,360)と、
    を備え、
    前記吸着部は、
    基材と、
    金属イオンと有機配位子とを含む金属有機構造体と、
    を有し、
    前記基材の耐熱温度は、150℃以上である、
    調湿装置(100,350)または大気造水機(200)。
  2. 前記吸着部は、
    前記金属イオンとしてジルコニウムイオンと、前記有機配位子としてフマル酸とを含む前記金属有機構造体、または、
    前記金属イオンとしてアルミニウムイオンと、前記有機配位子として3,5-ピラゾール-ジ-カルボン酸とを含む前記金属有機構造体、
    を有する、
    請求項1に記載の調湿装置または大気造水機。
  3. 前記金属有機構造体の密度と、前記金属有機構造体の90%RH含水率とを乗じた値は、430L/m以上である、
    請求項1または2に記載の調湿装置または大気造水機。
  4. 前記基材は、耐熱繊維を含む、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の調湿装置または大気造水機。
  5. 前記耐熱繊維は、アラミド繊維を含む、
    請求項4に記載の調湿装置または大気造水機。
  6. 前記耐熱繊維は、PBO繊維を含む、
    請求項4に記載の調湿装置または大気造水機。
  7. 前記耐熱繊維は、ガラス繊維を含む、
    請求項4に記載の調湿装置または大気造水機。
  8. 前記耐熱繊維は、炭素繊維を含む、
    請求項4に記載の調湿装置または大気造水機。
  9. 前記加熱部を通過して加熱された気体を前記吸着部に供給する供給部(14,34,354)をさらに備える、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の調湿装置または大気造水機。
  10. 前記吸着部の単位面積当たりの前記金属有機構造体の含有量は、70重量%以上である、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の調湿装置または大気造水機。
  11. 前記吸着部から脱離する水分の量を調整する調整部(16a,356a)をさらに備える、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の調湿装置または大気造水機。
  12. 前記吸着部から脱離した水分を用いて対象空間(S1)を加湿する加湿部(16b,356b)をさらに備える、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の調湿装置。
  13. 前記吸着部から脱離した水分を凝縮させて凝縮水を得る凝縮部(35)をさらに備える、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の大気造水機。
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