JP2023042914A - 自動搬送装置 - Google Patents

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Yusuke Hamachi
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    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

【課題】構成部品の数を減らすとともに高価な部品を不要にして装置全体のコストを低減することのできる自動搬送装置を提供する。【解決手段】自動搬送装置1は、施設内で搬送物を積載して、充電されたバッテリ7による電力で走行し、圧縮空気で駆動されるアクチュエータ19と、アクチュエータ19に圧縮空気を供給する空気供給装置9~17とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自動搬送装置に関する。
従来では、バッテリからの電力で走行する無人搬送車として、特許文献1が開示されている。特許文献1に開示された無人搬送車では、バンパを伸縮させるために電動のアクチュエータを回転させていた。
特開2021-37776号公報
従来の無人搬送車では、車両が電動であるために、車両に搭載されたアクチュエータも電動のアクチュエータが使用されていた。しかしながら、電動のアクチュエータを駆動するためには、ギアやコントローラを設置する必要があるので、構成部品が多くなるとともに高価な部品も必要になり、装置全体のコストが増大してしまうという問題点があった。
本発明の一態様に係る自動搬送装置は、施設内で搬送物を積載して、充電されたバッテリによる電力で走行する自動搬送装置であって、圧縮空気で駆動されるアクチュエータと、前記アクチュエータに圧縮空気を供給する空気供給装置とを備える。
上述した構成の自動搬送装置は、空気供給装置から供給される圧縮空気でアクチュエータを駆動するので、電動のアクチュエータを用いる必要がなくなり、ギアやコントローラを設置する必要をなくすことができる。
本発明の一態様に係る自動搬送装置によれば、電動のアクチュエータを駆動するためのギアやコントローラを設置する必要がないので、構成部品の数を減らすとともに高価な部品を不要にして装置全体のコストを低減することができる。
図1は、第1実施形態に係る自動搬送装置の構造を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る自動搬送装置に搬送物を積載した状態を示す斜視図である。 図3は、第1実施形態に係る自動搬送装置に備えられた空気供給装置の構成を示すブロック図である。 図4は、第1実施形態に係る自動搬送装置の動作を説明するための図である。 図5は、第1実施形態に係る自動搬送装置の変形例の構造を示す斜視図である。 図6は、第1実施形態に係る自動搬送装置の変形例の構造を示す斜視図である。 図7は、第1実施形態に係る自動搬送装置の変形例の構造を示す斜視図である。 図8は、第2実施形態に係る自動搬送装置に備えられた空気供給装置の構成を示すブロック図である。
[第1実施形態]
以下、本発明を適用した第1実施形態について図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
[自動搬送装置の構造]
図1は、本実施形態に係る自動搬送装置の構造を示す斜視図である。図1に示すように、自動搬送装置1は、駆動輪3を備えた自律走行型の自動搬送車両(AGV:Automated Guided Vehicle)である。具体的に、自動搬送装置1は、工場や倉庫などの施設内で搬送物を積載し、充電器5で充電されたバッテリ7による電力で走行する無人搬送車である。
充電器5は、バッテリ7をワイヤレス充電するための受電器であり、工場側に設置された電源からの電力を、給電器を介して受電する。ただし、ワイヤレス充電でなくてもよく、直接端子を接続してバッテリ7を充電してもよい。
バッテリ7は、自動搬送装置1を駆動するために必要な電力を供給する。自動搬送装置1は、施設内に設置された充電ステーションへ移動してバッテリ7の充電を行う。
尚、図示していないが、自動搬送装置1は、通常の自動搬送車両に搭載されている各種のコントローラやセンサ等を搭載している。例えば、走行用のコントローラや搬送物を昇降させるためのコントローラ、カメラやレーザ等の周囲の物体を検出するセンサ、充電ユニット、搬送物を昇降させる昇降機構、無線ユニット等を搭載している。
また、自動搬送装置1は、圧縮空気で駆動されるアクチュエータと、アクチュエータに圧縮空気を供給する空気供給装置を備えている。図1では、自動搬送装置1に搭載された構成のうちアクチュエータと空気供給装置を記載している。
図1に示すように、空気供給装置は、カプラ9と、残圧排出弁11と、圧力タンク13と、レギュレータ15と、方向制御弁17を含んでいる。また、圧縮空気で駆動されるアクチュエータは、空圧シリンダ19である。本実施形態では、空気供給装置からの圧縮空気で空圧シリンダ19を駆動して、ずれ防止ガード21を動作させる場合について説明する。
図2に示すように、ずれ防止ガード21は、自動搬送装置1に製品やワーク等の搬送物23を積載したときに、搬送物23がずれないようにL字型の金具で搬送物23の角を押さえる装置である。自動搬送装置1が移動するときには、L字型の金具が上昇して搬送物23がずれないように搬送物23の角を押さえている。一方、自動搬送装置1が目的の搬送先に到着すると、L字型の金具が下降して自動搬送装置1の上面が平たんになるので、搬送物23を自由に移動させることができる。
次に、図3を参照して、空気供給装置の具体的な構成を説明する。カプラ9は、工場等の施設側に設置されたコンプレッサから圧縮空気が供給される供給口31に接続され、圧力タンク13に圧縮空気を充填する充填口である。
ここで、充電器5とカプラ9の位置は、施設の電源に接続された給電器の位置と施設に設置された圧縮空気の供給口31の位置にそれぞれ対応して配置されている。したがって、充電器5とカプラ9は、施設側の給電器と圧縮空気の供給口31にそれぞれ同時に接続することができる。例えば、図1に示すように、充電器5とカプラ9を自動搬送装置1の同じ側面に配置し、工場側も給電器と圧縮空気の供給口31を並べて配置するとともに、充電器5とカプラ9の間隔と同じ間隔で設置する。これにより、自動搬送装置1を充電ステーションの所定の位置に停車させることで、バッテリ7の充電と圧力タンク13の充填を同時に行うことができる。
残圧排出弁11は、自動搬送装置1のメンテナンスを行う場合に、不意に動くことを防ぐため、メンテナンスの前に手動で圧力タンク13内の圧力を抜くための弁である。
圧力タンク13は、圧縮空気を収容する容器であり、搬送物23を搬送するための一つの工程で必要となる圧縮空気の容量を有している。例えば、工場内でワークを搬送する場合には、自動搬送装置1が待機している充電ステーションから加工機へ移動し、加工機でワークを積載して、次の工程を行う加工機にワークを搬送して充電ステーションに戻るまでが一つの工程となる。この工程内でずれ防止ガード21を上下させるために必要となる圧縮空気を収容できるように、圧力タンク13の容量を設定する。これにより、圧力タンク13の容量を最小限に抑えることができるので、圧力タンク13を小型化することができる。
また、圧力タンク13の容量は、バッテリ7を充電する間隔の間に必要となる圧縮空気を収容できる容量としてもよい。例えば、自動搬送装置1が30分間隔で充電する場合には、30分の間にずれ防止ガード21を上下させるために必要となる圧縮空気を収容できるように、圧力タンク13の容量を設定してもよい。これにより、バッテリ7を充電する時間を利用して圧力タンク13を充填することができるので、時間を節約することができる。
さらに、圧力タンク13の容量は、一つの工程で必要となる圧縮空気の容量よりも大きくしてもよい。この場合には、圧力タンク13に圧力センサを設置して、圧力センサの検出値が所定値以下に低下したタイミングで、圧縮空気を補充するようにすればよい。
レギュレータ15は、圧力タンク13から排出された圧縮空気の圧力を、空圧シリンダ19で使用される圧力まで減圧する。
方向制御弁17は、空圧シリンダ19へ送る圧縮空気の流れる方向を切り替える弁である。ずれ防止ガード21を上昇させる場合と下降させる場合で、方向制御弁17は空圧シリンダ19へ送る圧縮空気の方向を切り替えている。ずれ防止ガード21を動作させるタイミングになると、自動搬送装置1に搭載されているコントローラによって、方向制御弁17が切り替えられて、ずれ防止ガード21が上昇または下降する。
空圧シリンダ19は、圧縮空気で駆動されるアクチュエータであり、ずれ防止ガード21に接続され、ロッドを出し入れすることによって、ずれ防止ガード21を上下に動作させる。尚、空圧シリンダ19にはスピードコントローラが設けられており、ロッドの動作速度を調整している。
[自動搬送装置の動作]
次に、図4を参照して、自動搬送装置1の動作を説明する。図4に示すように、自動搬送装置1は、充電ステーションで停車した状態で待機しており、搬送工程が開始すると、移動する。例えば、搬送工程では、自動搬送装置1は、充電ステーションから工場内に設置された加工機まで移動し、加工機でワークを積載して、次の工程を行う加工機へと搬送し、そこで搬送物を下ろすと、搬送工程が完了する。搬送工程中には、必要に応じて、圧力タンク13から圧縮空気を送って、ずれ防止ガード21を上下に動作させている。また、自動搬送装置1は自律走行型であるため、搬送工程中には自己位置を推定しながら予め設定されたルートを所定の速度で自動走行して移動する。
搬送工程が完了すると、自動搬送装置1は充電ステーションへ移動し、充電ステーションに停車すると、圧縮空気の補充とバッテリ7の充電を行う。圧力タンク13の容量が搬送工程の1回分の容量である場合には、充電ステーションに戻る毎に圧縮空気の補充を行う。バッテリ7の充電は、毎回の搬送工程後に行う必要はなく、充電量が所定値以下に低下したタイミングで充電すればよい。
尚、圧力タンク13の容量が搬送工程の1回分の容量より大きい場合には、圧縮空気の残量が低下したタイミングで圧縮空気を補充すればよい。例えば、圧力タンク13の容量がバッテリ7を充電する間隔の間に必要となる圧縮空気の容量である場合には、バッテリ7を充電するのと同時に圧縮空気を補充すればよい。また、圧力タンク13に圧力センサが設置されている場合には、圧力センサの検出値が所定値以下に低下したときに圧縮空気を補充すればよい。
[変形例]
本実施形態では、空圧シリンダ19でずれ防止ガード21を動作させているが、ずれ防止ガード21以外のものを空圧シリンダ19で動作させることも可能である。例えば、図5に示すように、自動搬送装置1でかご型の台車51を牽引するときに使用される接続金具53を動作させることも可能である。この場合には、台車51を連結するときに、空圧シリンダ19で接続金具53を上昇させ、台車51の連結を解除するときに、空圧シリンダ19で接続金具53を下降させる。
また、図6に示すように、自動搬送装置1にローラーコンベア61を搭載する場合には、空圧シリンダ19をストッパとして設置してもよい。この場合、空圧シリンダ19のロッドを上昇させれば、ローラーコンベア61のストッパとして利用することができる。
さらに、図7に示すように、空圧シリンダ19をエアジャッキとして利用してもよい。このエアジャッキは、自動搬送装置1をメンテナンスする場合に、空圧シリンダ19のロッドを下方に伸ばすことによって、自動搬送装置1の車体をジャッキアップする。
[第1実施形態の効果]
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る自動搬送装置1では、圧縮空気で駆動されるアクチュエータと、アクチュエータに圧縮空気を供給する空気供給装置とを備えている。これにより、電動のアクチュエータの代わりに圧縮空気で駆動されるアクチュエータを備えたので、ギアやコントローラを設置する必要がなくなり、構成部品の数を減らすとともに高価な部品を不要にして装置全体のコストを低減することができる。
特に、ずれ防止ガード21のような単純な往復運動のために電動のアクチュエータを設置すると、電動のアクチュエータでは、ギアを設ける必要があるとともに、アクチュエータの動作を制御するためのコントローラも設置する必要がある。そのため、構成部品が多くなるとともに高価な部品も必要になり、装置全体のコストが増大してしまう。しかし、圧縮空気で駆動されるアクチュエータであれば、ギアやコントローラを設置する必要がなくなり、構成部品の数を減らすとともに高価な部品を不要にして装置全体のコストを低減することが可能となる。
また、本実施形態に係る自動搬送装置1では、空気供給装置が圧力タンク13を含んでいる。これにより、圧力タンク13に充填された圧縮空気でアクチュエータを駆動できるので、簡単な構成によって構成部品の数を減らすとともに高価な部品を不要にして装置全体のコストを低減することができる。
さらに、本実施形態に係る自動搬送装置1では、圧力タンク13の容量を、搬送物を搬送するための一つの工程で必要となる圧縮空気の容量としている。これにより、圧力タンク13の容量を最小限に抑えることができるので、圧力タンク13を小型化することができる。
また、本実施形態に係る自動搬送装置1では、圧力タンク13の容量を、バッテリ7を充電する間隔の間に必要となる圧縮空気の容量としている。これにより、バッテリ7を充電する時間を利用して圧力タンク13を充填することができる。
さらに、本実施形態に係る自動搬送装置1では、充電器5とカプラ9の位置を、施設の電源に接続された給電器の位置と施設の圧縮空気の供給口の位置にそれぞれ対応して配置している。これにより、バッテリ7の充電と圧力タンク13の補充を同じ場所で同時に行うことができる。
また、本実施形態に係る自動搬送装置1では、圧縮空気で駆動されるアクチュエータとして空圧シリンダを利用する。これにより、安価な構成でアクチュエータを実現できるので、装置全体のコストを低減することができる。
[第2実施形態]
以下、本発明を適用した第2実施形態について図面を参照して説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
[自動搬送装置の構造]
第1実施形態では空気供給装置に圧力タンク13が含まれていたが、本実施形態では、圧力タンク13の代わりにコンプレッサを備えている。図8を参照して、本実施形態の空気供給装置の具体的な構成を説明する。ただし、空気供給装置以外の構成については、第1実施形態と同一なので、詳細な説明は省略する。
図8に示すように、空気供給装置は、コンプレッサ81と、レギュレータ15と、方向制御弁17を含んでいる。コンプレッサ81は、自動搬送装置1が始動すると、予め設定された圧力の圧縮空気を吐出する。コンプレッサ81から吐出された圧縮空気をレギュレータ15で減圧し、方向制御弁17を切り替えることによって、空圧シリンダ19を駆動して、第1実施形態と同様にずれ防止ガード21を動作させる。
[第2実施形態の効果]
以上、詳細に説明したように、本実施形態に係る自動搬送装置1では、空気供給装置がコンプレッサ81を含んでいる。これにより、コンプレッサ81から吐出された圧縮空気でアクチュエータを駆動できるので、簡単な構成によって構成部品の数を減らすとともに高価な部品を不要にして装置全体のコストを低減することができる。
なお、上述の実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 自動搬送装置
3 駆動輪
5 充電器
7 バッテリ
9 カプラ
11 残圧排出弁
13 圧力タンク
15 レギュレータ
17 方向制御弁
19 空圧シリンダ
21 ずれ防止ガード
23 搬送物
31 供給口
51 台車
53 接続金具
61 ローラーコンベア
81 コンプレッサ

Claims (7)

  1. 施設内で搬送物を積載して、充電されたバッテリによる電力で走行する自動搬送装置であって、
    圧縮空気で駆動されるアクチュエータと、
    前記アクチュエータに圧縮空気を供給する空気供給装置と
    を備えた自動搬送装置。
  2. 前記空気供給装置は、圧力タンクを含む請求項1に記載の自動搬送装置。
  3. 前記圧力タンクの容量は、前記搬送物を搬送するための一つの工程で必要となる前記圧縮空気の容量である請求項2に記載の自動搬送装置。
  4. 前記圧力タンクの容量は、前記バッテリを充電する間隔の間に必要となる前記圧縮空気の容量である請求項2に記載の自動搬送装置。
  5. 前記バッテリを充電する充電器と前記圧力タンクに前記圧縮空気を充填する充填口の位置は、前記施設の電源に接続された給電器の位置と前記施設の前記圧縮空気の供給口の位置にそれぞれ対応して配置されている請求項2~4のいずれか1項に記載の自動搬送装置。
  6. 前記空気供給装置は、コンプレッサを含む請求項1に記載の自動搬送装置。
  7. 前記アクチュエータは、空圧シリンダである請求項1~6のいずれか1項に記載の自動搬送装置。
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