JP2023039356A - 可食性容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】おかずとして食することが可能で、また、その中の空洞部にご飯やサラダ、フライドチキン、魚介類等のおかずを入れた新たな商品を生み出すことを可能にする可食性容器を提供する。【解決手段】可食性容器1は、焼き海苔を用いて、上端が開口した略逆円錐状に形成して得られたものである。この可食性容器1は、矩形シート状の焼き海苔3を、下端が頂点となるように略逆円錐状に丸め、重ね合わせる部分3aを接着して形成される。この場合、焼き海苔3の重ね合わせる部分3aに「焼酎」を塗布して重ね合わせ、この重ね合わせた部分3bを、圧着器具を用いて加熱圧着する。これにより、焼き海苔3の重ね合わせる部分3aが接着される。【選択図】図2

Description

本発明は、可食性容器に関する。さらに詳細には、本発明は、焼き海苔を用いて形成された可食性容器に関する。
従来、略逆円錐(台)状の乾燥したペイストリーであって、それにアイスクリームを載せて食べるコーン(cone)が知られている(例えば、非特許文献1等を参照)。
この可食性容器としてのコーンは、通常、ワッフルの生地に似たウエハース(焼き菓子)で作られ、アイスクリームとの相性が良いため、好んで用いられている。
インターネットフリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)「アイスクリーム・コーン」[online],[令和3年6月8日検索],インターネット〈URL;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B3〉
ところで、従来、弁当のおかず等を入れる容器として、「シリコンおかずカップ」等が使用されているが、使用後にプラスチックゴミが発生することから、これに代わる容器の出現が望まれていた。
しかし、非特許文献1等に開示された、焼き菓子で作られた可食性容器としてのコーンは、弁当のおかず等を入れるのには適当でない。
そこで、本発明者は、鋭意研究を重ね、可食性容器を、焼き菓子ではなく、焼き海苔を用いて形成することで、おやつではなく、おかずとして食することが可能となり、また、この可食性容器の中の空洞部にご飯やサラダ、フライドチキン、魚介類等のおかずを入れた新たな商品が生まれることを着想し、本発明を完成させるに至った。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、おかずとして食することが可能で、また、その中の空洞部にご飯やサラダ、フライドチキン、魚介類等のおかずを入れた新たな商品を生み出すことを可能にする可食性容器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る可食性容器の構成は、
(1)焼き海苔を用いて、上端が開口した略逆円錐状又は略逆円錐台状に形成して得られたことを特徴とする。
本発明において、「焼き海苔」とは、乾燥海苔をもっと乾燥させ焼き上げた物であり、それに味付けした「味付け海苔」も含まれる。
本発明の可食性容器の構成にあっては、中心軸を鉛直にして配置した場合に、上端開口面が傾斜した状態にあってもよく、略水平な状態にあってもよい。また、略逆円錐台状のものにあっては、下端面の大きさにもよるが、当該下端面は開口していてもよい。
また、本発明の可食性容器の構成にあっては、高さ方向の途中に1つ又は複数の段差が設けられていてもよい(多段構造)。
さらに、本発明の可食性容器の構成にあっては、外周面が高さ方向に若干外に凸の丸みを帯びていてもよい。
本発明の可食性容器の上記(1)の構成は、次のような作用効果を奏する。
すなわち、上記(1)の構成によれば、可食性容器が、焼き菓子ではなく、焼き海苔を用いて形成されているため、おやつではなく、おかずとして食することが可能となる。特に、略逆円錐台状の可食性容器は、「シリコンおかずカップ」の代わりとして用いることができる。そして、この場合、可食性容器ごと食することができるため、ゴミを極力減らすことが可能となる。さらに、焼き海苔を用いて形成された当該可食性容器の中の空洞部にご飯やサラダ、フライドチキン、魚介類等のおかずを入れた新たな商品を生み出すことも可能となる。
本発明の可食性容器の上記(1)の構成においては、以下の(2),(3)のような構成にすることが好ましい。
(2)上記(1)の構成において、前記可食性容器は、シート状の前記焼き海苔を略逆円錐状又は略逆円錐台状に丸め、重ね合わせる部分を接着して形成されている。
なお、シート状の焼き海苔の重なり部分の接着は、例えば、重ね合わせる部分に飲用アルコール、好ましくは「焼酎」を塗布して重ね合わせ、この重ね合わせた部分を加熱圧着することによって行うことができる。
上記(2)の好ましい構成によれば、シート状の焼き海苔を丸め、接着するだけで簡単に製造することができる。
(3)上記(1)の構成において、前記可食性容器は、粉々の前記焼き海苔を略逆円錐状又は略逆円錐台状に繋ぎ合わせて形成されている。
なお、この可食性容器の形成は、例えば、粉々にした粉末状の焼き海苔を雌金型に入れた後、当該雌金型に飲用アルコール、好ましくは「焼酎」を流し込み、雌金型と雄金型を加熱しつつ互いを近接させる(粉末状の焼き海苔を加熱圧着する)ことによって行うことができる。
上記(3)の好ましい構成によれば、焼き海苔を用いた有底の可食性容器を簡単に製造することができる。
本発明によれば、おかずとして食することが可能で、また、その中の空洞部にご飯やサラダ、フライドチキン、魚介類等のおかずを入れた新たな商品を生み出すことを可能にする可食性容器を提供することができる。
図1は、本発明の実態形態1における可食性容器の構成を示す斜視図((a)は上端開口面が傾斜した状態のもの、(b)は上端開口面が略水平な状態のもの)である。 図2は、本発明の実態形態1における、上端開口面が傾斜した状態の可食性容器の製造方法を説明するための模式図である。 図3は、本発明の実態形態1における、上端開口面が略水平な状態の可食性容器の製造方法を説明するための模式図である。 図4は、本発明の実態形態1における可食性容器の使用態様を示す斜視図((a),(b)は上端開口面が傾斜した状態の可食性容器の場合、(c),(d)は上端開口面が略水平な状態の可食性容器の場合)である。 図5は、本発明の実態形態2における可食性容器の構成を示す斜視図((a)はシンプルな略逆円錐台状のもの、(b)は多段構造の略逆円錐台状のもの)である。 図6は、本発明の実態形態2における、シンプルな略逆円錐台状の可食性容器の製造方法を説明するための模式図である。 図7は、本発明の実態形態2における可食性容器の使用態様を示す斜視図((a),(b)はシンプルな略逆円錐台状の可食性容器の場合、(c),(d)は多段構造の略逆円錐台状の可食性容器の場合)である。
以下、好適な実施形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し、下記の実施形態は本発明を具現化した例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。
[実施形態1]
(可食性容器の構成)
まず、本発明の実施形態1における可食性容器の構成について、図1を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実態形態1における可食性容器の構成を示す斜視図((a)は上端開口面が傾斜した状態のもの、(b)は上端開口面が略水平な状態のもの)である。
図1(a)に示す本実施形態の可食性容器1は、焼き海苔を用いて、上端が開口した略逆円錐状に形成して得られたものである(海苔コーン)。この可食性容器1は、中心軸を鉛直にして配置した場合に、上端開口面1aが傾斜した状態となっている。
図1(b)に示す本実施形態の可食性容器2も同様に、焼き海苔を用いて、上端が開口した略逆円錐状に形成して得られたものである(海苔コーン)。但し、この可食性容器2は、中心軸を鉛直にして配置した場合に、上端開口面2aが略水平な状態となっている。
可食性容器2は、例えば、可食性容器1の上端部を、中心軸に垂直な面でカットすることによって得ることができる(図3を参照)。
本実施形態の可食性容器1又は可食性容器2のかかる構成は、次のような作用効果を奏する。
すなわち、かかる構成によれば、可食性容器1,2が、焼き菓子ではなく、焼き海苔を用いて形成されているため、おやつではなく、おかずとして食することが可能となる。また、焼き海苔を用いて形成された当該可食性容器1,2の中の空洞部にご飯やサラダ、フライドチキン、魚介類等のおかずを入れた新たな商品を生み出すことも可能となる。
したがって、かかる構成によれば、おかずとして食することが可能で、また、その中の空洞部にご飯やサラダ、フライドチキン、魚介類等のおかずを入れた新たな商品を生み出すことをも可能にする可食性容器を提供することができる。
(可食性容器の製造方法)
次に、本実態形態における可食性容器の製造方法について、図2,図3をも参照しながら説明する。
図2は、本発明の実態形態1における、上端開口面が傾斜した状態の可食性容器の製造方法を説明するための模式図、図3は、本発明の実態形態1における、上端開口面が略水平な状態の可食性容器の製造方法を説明するための模式図である。
まず、図2(a)に示す矩形シート状の焼き海苔3を準備する。
次いで、図2(b)に示すように、この矩形シート状の焼き海苔3を、下端が頂点となるように略逆円錐状に丸める。
次いで、図2(b),(c)に示すように、焼き海苔3の重ね合わせる部分3aに「焼酎」を塗布して重ね合わせ、この重ね合わせた部分3bを、図示しない圧着器具を用いて加熱圧着する。これにより、焼き海苔3の重ね合わせる部分3aが接着される。
以上の工程を経ることにより、図2(c)に示すような、矩形シート状の焼き海苔3を用いた、上端開口面1aが傾斜した状態にある、略逆円錐状の可食性容器1が得られる(図1(a)を参照)。
また、図3(a)に示すように、可食性容器1の上端部を、中心軸に垂直な面4でカットすれば、図3(b)に示すような、矩形シート状の焼き海苔3を用いた、上端開口面2aが略水平な状態にある、略逆円錐状の可食性容器2を得ることができる(図1(b)を参照)。
なお、このような、上端開口面2aが略水平な状態にある、略逆円錐状の可食性容器2は、例えば、矩形シート状の焼き海苔3を、中心角約130°の扇状に切り出し、それを下端が頂点となるように略逆円錐状に丸めることによっても得ることができる。この場合の、重ね合わせる部分の接着は、例えば、上記と同様の方法を用いて行うことができる。
以上の製造方法によれば、シート状の焼き海苔3を丸め、接着(し、カット)するだけで、可食性容器1,2を簡単に製造することができる。
(可食性容器の使用態様)
次に、本実態形態における可食性容器の使用態様について、図4を参照しながら説明する。
図4は、本発明の実態形態1における可食性容器の使用態様を示す斜視図((a),(b)は上端開口面が傾斜した状態の可食性容器の場合、(c),(d)は上端開口面が略水平な状態の可食性容器の場合)である。
図4(a)は、可食性容器1の中の空洞部にご飯5を入れたものを示している。ご飯5は、例えば、白飯であっても酢飯であってもよく、また、具材が入った炊き込みご飯等であってもよい。
かかる使用態様のものであれば、焼き海苔3や具材をおかずとして、単体で食することができる。また、ご飯5が、焼き海苔3を用いた可食性容器1の中の空洞部に入れられているため、弁当箱等にそのまま収容しても、当該弁当箱等をそれほど汚すことはない。また、可食性容器1ごと食することができるため、ゴミを極力減らすことが可能となる。
図4(b)は、可食性容器1の中の空洞部にフライドチキン6を入れたものを示している。可食性容器1の中の空洞部に入れるものとしては、フライドチキン6の他、例えば、サラダや魚介類等が挙げられる。
かかる使用態様のものであれば、焼き海苔3とフライドチキン6、サラダ、魚介類等をおかずとして、ご飯と共に食することができる。また、フライドチキン6等が焼き海苔3を用いた可食性容器1の中の空洞部に入れられているため、弁当箱等にそのまま収容しても、当該弁当箱等をそれほど汚すことはない。また、可食性容器1ごと食することができるため、ゴミを極力減らすことが可能となる。
図4(c)は、可食性容器2の中の空洞部にご飯5を入れたものを示している。
また、図4(d)は、可食性容器2の中の空洞部にフライドチキン6を入れたものを示している。
以上のように、本実施形態の可食性容器1,2を用いれば、その中の空洞部にご飯5やサラダ、フライドチキン6、魚介類等のおかずを入れた新たな商品を生み出すことが可能となる。
なお、本実施形態においては、シンプルな略逆円錐状の可食性容器1,2を例に挙げて説明した。しかし、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。
本発明の可食性容器の構成にあっては、高さ方向の途中に1つ又は複数の段差が設けられていてもよい(多段構造 図5(b)を参照)。かかる構成のものであれば、当該可食性容器の中の空洞部にご飯5等を入れたときに、手で持ちやすくなる。
また、本発明の可食性容器の構成にあっては、外周面が高さ方向に若干外に凸の丸みを帯びていてもよい(図5を参照)。
[実施形態2]
(可食性容器の構成)
次に、本発明の実施形態2における可食性容器の構成について、図5を参照しながら説明する。
図5は、本発明の実態形態2における可食性容器の構成を示す斜視図((a)はシンプルな略逆円錐台状のもの、(b)は多段構造の略逆円錐台状のもの)である。
図5(a)に示す本実施形態の可食性容器7は、焼き海苔を用いて、上端が開口した有底の略逆円錐台状に形成して得られたものである(海苔コーン)。この可食性容器7の外周面は、高さ方向に若干外に凸の丸みを帯びている。
図5(b)に示す本実施形態の可食性容器8も同様に、焼き海苔を用いて、上端が開口した有底の略逆円錐台状に形成して得られたものである(海苔コーン)。但し、この可食性容器8の外周面には、高さ方向の略中央に1つの段差8aが設けられており、当該段差8a部分に断面半円のリング状の凸部8bが形成されている。また、この可食性容器8の外周面は、凸部8bよりも上の部分が高さ方向に若干外に凸の丸みを帯びている。
本実施形態の可食性容器7又は可食性容器8のかかる構成は、次のような作用効果を奏する。
すなわち、かかる構成によれば、可食性容器7,8が、焼き菓子ではなく、焼き海苔を用いて形成されているため、おやつではなく、おかずとして食することが可能となる。特に、シンプルな略逆円錐台状の可食性容器7は、「シリコンおかずカップ」の代わりとして用いることができる。そして、この場合、可食性容器7ごと食することができるため、ゴミを極力減らすことが可能となる。さらに、焼き海苔を用いて形成された当該可食性容器7,8の中の空洞部にご飯やサラダ、フライドチキン、魚介類等のおかずを入れた新たな商品を生み出すことも可能となる。
したがって、かかる構成によれば、おかずとして食することが可能で、また、その中の空洞部にご飯やサラダ、フライドチキン、魚介類等のおかずを入れた新たな商品を生み出すことをも可能にする可食性容器を提供することができる。
特に、可食性容器8の構成によれば、外周面の高さ方向の略中央に1つの段差8aが設けられ、当該段差8a部分に断面半円のリング状の凸部8bが形成されているため、当該可食性容器8の中の空洞部にご飯5、フライドチキン6等を入れたときに(図7(c),(d)を参照)、手で持ちやすくなる。
(可食性容器の製造方法)
次に、本実態形態における可食性容器の製造方法について、図6をも参照しながら説明する。
図6は、本発明の実態形態2における、シンプルな略逆円錐台状の可食性容器の製造方法を説明するための模式図である。
まず、図6(a)に示すような、雌金型9と雄金型10を備えた成形装置を準備する。また、矩形シート状の焼き海苔を粉々にした、粉末状の焼き海苔11と、焼酎12も準備する。
次いで、図6(a)に示すように、粉末状の焼き海苔11を雌金型9に入れた(図6(a)の矢印Aを参照)後、当該雌金型9に焼酎12を流し込む(図6(a)の矢印Bを参照)。
次いで、図6(b)に示すように、雌金型9と雄金型10を加熱しつつ互いを近接させる(図6(a)の矢印Cを参照)。これにより、粉末状の焼き海苔11が加熱圧着され、当該粉末状の焼き海苔11が焼酎12の作用によって略逆円錐台状に繋ぎ合わされる。
最後に、型抜きを行う。
以上の工程を経ることにより、図6(c)に示すような、粉末状の焼き海苔11を用いた、上端が開口したシンプルな略逆円錐台状の可食性容器7が得られる(図5(a)を参照)。
なお、図5(b)に示す可食性容器8についても、ほぼ同様の工程を経ることによって得ることができる。
以上の製造方法によれば、焼き海苔を用いた有底の可食性容器7,8を簡単に製造することができる。
(可食性容器の使用態様)
次に、本実態形態における可食性容器の使用態様について、図7を参照しながら説明する。
図7は、本発明の実態形態2における可食性容器の使用態様を示す斜視図((a),(b)はシンプルな略逆円錐台状の可食性容器の場合、(c),(d)は多段構造の略逆円錐台状の可食性容器の場合)である。
図7(a)は、可食性容器7の中の空洞部にご飯5を入れたものを示している。ご飯5は、例えば、白飯であっても酢飯であってもよく、また、具材が入った炊き込みご飯等であってもよい。
かかる使用態様のものであれば、焼き海苔や具材をおかずとして、単体で食することができる。また、ご飯5が、焼き海苔を用いた可食性容器7の中の空洞部に入れられているため、弁当箱等にそのまま収容しても、当該弁当箱等をそれほど汚すことはない。また、可食性容器7ごと食することができるため、ゴミを極力減らすことが可能となる。
図7(b)は、可食性容器7の中の空洞部にフライドチキン6を入れたものを示している。可食性容器7の中の空洞部に入れるものとしては、フライドチキン6の他、例えば、サラダや魚介類等が挙げられる。
かかる使用態様のものであれば、焼き海苔とフライドチキン6、サラダ、魚介類等をおかずとして、ご飯と共に食することができる。また、フライドチキン6等が焼き海苔を用いた可食性容器7の中の空洞部に入れられているため、弁当箱等にそのまま収容しても、当該弁当箱等をそれほど汚すことはない。すなわち、シンプルな略逆円錐台状の可食性容器7は、「シリコンおかずカップ」の代わりとして用いることができる。そして、この場合、可食性容器7ごと食することができるため、ゴミを極力減らすことが可能となる。
図7(c)は、可食性容器8の中の空洞部にご飯5を入れたものを示している。
また、図7(d)は、可食性容器8の中の空洞部にフライドチキン6を入れたものを示している。
ここで、可食性容器8は、上端が開口した有底の略逆円錐台状に形成され、外周面の高さ方向の略中央に1つの段差8aが設けられ、当該段差8a部分にリング状の凸部8bが形成されているため、ソフトクリーム用コーンと同じように可食性容器8を手で持って、フライドチキン6、サラダ、魚介類等を可食性容器8ごと食することができる。
以上のように、本実施形態の可食性容器7,8を用いれば、その中の空洞部にご飯5やサラダ、フライドチキン6、魚介類等のおかずを入れた新たな商品を生み出すことが可能となる。
なお、本実施形態においては、上端が開口した有底の略逆円錐台状に形成された可食性容器7,8を例に挙げて説明した。しかし、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。下端面の大きさにもよるが、当該下端面は開口していてもよい。
また、本実施形態においては、可食性容器8の外周面の高さ方向の略中央に1つの段差8aが設けられている場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。段差は複数設けられていてもよい。
また、本実施形態においては、可食性容器7,8の外周面が高さ方向に若干外に凸の丸みを帯びている場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明は必ずしもこのような構成に限定されるものではない。外周面の高さ方向に外に凸の丸みを帯びせるか否かは任意である。
1,2,7,8 可食性容器(海苔コーン)
1a,2a 上端開口面
3 矩形シート状の焼き海苔
3a 重ね合わせる部分
3b 重ね合わせた部分
4 中心軸に垂直な面
5 ご飯
6 フライドチキン
8a 段差
8b 断面半円のリング状の凸部
9 雌金型
10 雄金型
11 粉末状の焼き海苔
12 焼酎

Claims (3)

  1. 焼き海苔を用いて、上端が開口した略逆円錐状又は略逆円錐台状に形成して得られたことを特徴とする可食性容器。
  2. シート状の前記焼き海苔を略逆円錐状又は略逆円錐台状に丸め、重ね合わせる部分を接着して形成された、請求項1に記載の可食性容器。
  3. 粉々の前記焼き海苔を略逆円錐状又は略逆円錐台状に繋ぎ合わせて形成された、請求項1に記載の可食性容器。
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