JP2023038457A - X線コンピュータ断層撮影装置および状態変化制御方法 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置および状態変化制御方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023038457000001

【課題】臥位撮影および立位撮影において、位置関係の精度が高い撮影を実現すること。
【解決手段】本実施形態に係るX線CT装置は、ガントリと、支持体と、搭載フレームと、支持スタンドとを備える。ガントリは、被検体の撮像に関する撮像系を有する。支持体は、撮像において被検体の支持に関する支持プレートを支持する。搭載フレームは、支持プレートの長手方向に関して支持プレートとガントリとの相対的な位置関係を変更可能に、前記支持体と、前記ガントリと、を搭載する。支持スタンドは、少なくとも鉛直方向と水平方向との間において搭載フレームの姿勢を変更可能に、搭載フレームを支持する。
【選択図】図6

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、X線コンピュータ断層撮影装置および移動回転制御方法に関する。
従来、臥位状態または立位状態の被検体を撮影可能なX線コンピュータ断層撮影装置(以下、X線CT(computed tomography)装置と呼ぶ)が知られている。臥位状態の被検体に対する撮影(以下、臥位撮影と呼ぶ)と立位状態の被検体に対する撮影(以下、立位撮影と呼ぶ)との間において、当該X線CT装置では、撮像系を備えた架台本体を回転させる機構を有する。
臥位撮影の状態から立位撮影の状態へ移行する際の架台本体の回転、または立位撮影の状態から臥位撮影の状態へ移行する際の架台本体の回転により、臥位撮影により得られた画像と立位撮影により得られた画像との間において、位置関係の精度が低くなることがある。
特開2017-77322号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、臥位撮影および立位撮影において、位置関係の精度が高い撮影を実現することにある。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、ガントリと、支持体と、搭載フレームと、支持スタンドとを備える。ガントリは、被検体の撮像に関する撮像系を有する。支持体は、前記撮像において前記被検体の支持に関する支持プレートを支持する。搭載フレームは、前記ガントリと前記支持プレートとの相対的な位置関係を変更可能に、前記支持体と前記ガントリとを搭載する。支持スタンドは、前記撮像における前記被検体の姿勢に応じて、鉛直方向に垂直な回転軸周りに前記搭載フレームを回転可能に支持する。
図1は、実施形態に係るX線CT装置の構成例を示す図。 図2は、実施形態に係り、立位撮影状態において、架台装置と被検体支持装置との位置関係の一例を示す図。 図3は、実施形態に係り、臥位撮影状態において、架台装置と被検体支持装置との位置関係の一例を示す図。 図4は、実施形態に係り、変形処理の手順の一例を示すフローチャート。 図5は、実施形態に係り、回転基準位置に移動された架台装置の一例を示す図。 図6は、実施形態に係り、搭載フレームがX軸周りに回転しながら、鉛直方向下向きに下降する様子の一例を示す図。 図7は、実施形態に係り、搭載装置が臥位撮影状態に到達した時点の一例を示す図。 図8は、実施形態の第1変形例に係り、臥位撮影状態において、架台装置と被検体支持装置との位置関係の一例を示す図。 図9は、実施形態の第1変形例に係り、臥位撮影状態において、架台装置と被検体支持装置との位置関係の一例を示す図。 図10は、実施形態の第2変形例に係り、立位撮影状態において被検体の頭部を撮影するときの架台装置と被検体支持装置との位置関係の一例を示す図。 図11は、実施形態の第2変形例に係り、図10における架台装置と搭載フレームとのXY断面の一例を示す斜視図。 図12は、実施形態の第2変形例に係り、立位撮影状態において被検体の下肢を撮影するときの架台装置と被検体支持装置との位置関係の一例を示す図。 図13は、実施形態の第2変形例に係り、立位撮影状態と臥位撮影状態との切り替えの途中におけるX線CT装置の外観の一例を示す図。 図14は、実施形態の第2変形例に係り、搭載装置が臥位撮影状態に到達した時点の一例を示す図。 図15は、実施形態の第2変形例に係り、支持プレートにおける他端を支持する支持ローラの一例を示す図。 図16は、実施形態の第2変形例に係り、臥位撮影状態において被検体の頭部を撮影するときの架台装置と被検体支持装置との位置関係の一例を示す図。 図17は、実施形態の第2変形例に係り、臥位撮影状態において被検体の下肢を撮影するときの架台装置と被検体支持装置との位置関係の一例を示す図。
以下、図面を参照しながら、X線コンピュータ断層撮影装置(以下、X線CT(computed tomography)装置と呼ぶ)と状態変化制御方法との実施形態について説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。
(実施形態)
図1は、実施形態に係るX線CT装置1の構成例を示す図である。図1に示すように、X線CT装置1は、ガントリとも称される架台装置10と、被検体を支持する被検体支持装置30と、コンソール装置40とを有する。本実施形態におけるX線CT装置1は、被検体を立位または座位で撮影可能な立位撮影状態と、被検体を臥位で撮影可能な臥位撮影状態との間で、後述の搭載装置の姿勢を変更可能な構造を有する。
以下、立位撮影状態および臥位撮影状態において、回転フレーム13の回転軸をZ方向とし、Z方向に直交し、かつ互いに直交する2軸を、それぞれX軸およびY軸とする。図1に示すX軸、Y軸、およびZ軸は、臥位撮影状態における直交3軸に対応する、図1に示すように、Y軸は、鉛直方向に対応する。また、図1に示すX軸は、Y軸およびZ軸に直交する方向に相当する。臥位撮影状態において、被検体支持装置30は、図1に示すように、被検体Pを載置する支持プレート33を有する。このとき、支持プレート33は、天板に相当する機能を有するものとなり、被検体支持装置30は、寝台に相当する機能を有するものとなる。
架台装置10及び被検体支持装置30は、コンソール装置40を介した操作者からの操作、或いは架台装置10、又は被検体支持装置30に設けられた操作部を介した操作者からの操作に基づいて動作する。架台装置10と、被検体支持装置30と、コンソール装置40とは互いに通信可能に有線または無線で接続されている。
架台装置10は、被検体Pの撮像に関する撮像系を有する。例えば、架台装置10は、被検体PにX線を照射し、被検体Pを透過したX線の検出データから投影データを収集する撮影系を有する。また、架台装置10は、支持プレート33の一部が配置される開口を有する。具体的には、架台装置10は、X線を発生するX線管11と、X線検出器12と、回転フレーム13と、X線高電圧装置14と、制御装置15と、ウェッジ16と、コリメータ17と、DAS(Data Acquisition System)18とを有する。
X線管11は、X線高電圧装置14からの高電圧の印加及びフィラメント電流の供給により、陰極(フィラメント)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射することでX線を発生する真空管である。熱電子がターゲットに衝突することによりX線が発生される。X線管11における管球焦点で発生したX線は、X線管11におけるX線放射窓を通過して、ウェッジ16およびコリメータ17を介して例えばコーンビーム形に成形されかつX線の線質が調整され、被検体Pに照射される。X線管11には、例えば、回転する陽極に熱電子を照射することでX線を発生させる回転陽極型のX線管がある。
X線検出器12は、X線管11から照射され、被検体Pを通過したX線を検出し、当該X線量に対応した電気信号をDAS18へと出力する。X線検出器12は、例えば、X線管11の管球焦点を中心として1つの円弧に沿ってチャネル方向に複数の検出素子が配列された複数の検出素子列を有する。X線検出器12は、例えば、当該検出素子列がスライス方向(列方向、row方向)に複数配列された構造を有する。なお、X線CT装置1には、例えば、X線管11とX線検出器12とが一体として被検体Pの周囲を回転するRotate/Rotate-Type(第3世代CT)、リング状にアレイされた多数のX線検出素子が固定され、X線管11のみが被検体Pの周囲を回転するStationary/Rotate-Type(第4世代CT)等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本実施形態へ適用可能である。
また、X線検出器12は、例えば、グリッドと、シンチレータアレイと、光センサアレイとを有する間接変換型の検出器である。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有し、シンチレータは入射X線量に応じた光子量の光を出力するシンチレータ結晶を有する。グリッドは、シンチレータアレイのX線入射側の面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽板を有する。なお、グリッドはコリメータ(1次元コリメータ又は2次元コリメータ)と呼ばれる場合もある。光センサアレイは、シンチレータからの光量に応じた電気信号に変換する機能を有し、例えば、光電子増倍管(フォトマルチプライヤー:PMT)等の光センサを有する。なお、X線検出器12は、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であっても構わない。また、X線検出器12は、光子計数型X線検出器であってもよい。また、X線検出器12は、X線検出部の一例である。
回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12とを対向支持し、後述する制御装置15によってX線管11とX線検出器12とを回転させる円環状のフレームである。なお、回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12に加えて、X線高電圧装置14やDAS18を更に備えて支持する。回転フレーム13は、架台装置10内における非回転部分(例えば固定フレーム。図1での図示は省略している)により回転可能に支持される。回転機構は例えば回転駆動力を生ずるモータと、当該回転駆動力を回転フレーム13に伝達して回転させるベアリングとを含む。モータは例えば当該非回転部分に設けられ、ベアリングは回転フレーム13及び当該モータと物理的に接続され、モータの回転力に応じて回転フレーム13が回転する。
回転フレーム13と非回転部分にはそれぞれ、非接触方式または接触方式の通信回路が設けられ、これにより回転フレーム13に支持されるユニットと当該非回転部分あるいは架台装置10の外部装置との通信が行われる。例えば非接触の通信方式として光通信を採用する場合、DAS18が生成した検出データは、回転フレーム13に設けられた発光ダイオード(LED)を有する送信機から光通信によって架台装置10の非回転部分に設けられた、フォトダイオードを有する受信機に送信され、さらに送信器により当該非回転部分からコンソール装置40へと転送される。なお通信方式としては、この他に容量結合式や電波方式などの非接触型のデータ伝送の他、スリップリングと電極ブラシを使った接触型のデータ伝送方式を採用しても構わない。また、回転フレーム13は、回転部の一例である。
X線高電圧装置14は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路を有し、X線管11に印加する高電圧及びX線管11に供給するフィラメント電流を発生する機能を有する高電圧発生装置と、X線管11が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置とを有する。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。なお、X線高電圧装置14は、回転フレーム13に設けられてもよいし、架台装置10の固定フレーム側に設けられても構わない。また、X線高電圧装置14は、X線高電圧部の一例である。
制御装置15は、CPU(Central Processing Unit)等を有する処理回路と、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構とを有する。処理回路は、ハードウェア資源として、CPUやMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサとROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリとを有する。また、制御装置15は、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)やフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されてもよい。制御装置15は、コンソール装置40からの指令に従い、X線高電圧装置14及びDAS18等を制御する。当該プロセッサは、当該メモリに保存されたプログラムを読み出して実現することで上記制御を実現する。
制御装置15は、コンソール装置40若しくは架台装置10に取り付けられた入力インターフェースからの入力信号を受けて、架台装置10及び被検体支持装置30の動作制御を行う機能を有する。例えば、制御装置15は、入力信号を受けて回転フレーム13を回転させる制御や、架台装置10をチルトさせる制御、及び被検体支持装置30及び支持プレート33を動作させる制御などを行う。なお、架台装置10をチルトさせる制御は、架台装置10に取り付けられた入力インターフェースによって入力される傾斜角度(チルト角度)情報により、制御装置15がX軸方向に平行な軸を中心に回転フレーム13を回転させることによって実現される。また、架台装置10をチルトさせる代わりに、支持プレート33がチルトされてもよい。
制御装置15は、状態変化制御機能151により、架台装置10と被検体支持装置30とを搭載する搭載装置(搭載部)に関する各種動作を制御する。例えば、状態変化制御機能151は、コンソール装置40、架台装置10に取り付けられた入力インターフェース、または不図示の外部の入力装置(例えば、タブレット、PCなど)の指示により、立位撮影状態と臥位撮影状態との間の状態移行期間において、搭載装置を変形させる。状態変化制御機能151の実行に関するプログラムは、制御装置15におけるメモリに記憶される。搭載装置、被検体支持装置30、状態変化制御機能151による処理手順、および当該搭載装置の変形などについては、後ほど説明する。なお、状態変化制御機能151は、コンソール装置40における処理回路44により実現されてもよい。状態変化制御機能151を実現する処理回路44は、状態変化制御部の一例である。
なお、制御装置15は架台装置10に設けられてもよいし、コンソール装置40に設けられても構わない。また、制御装置15は、当該メモリにプログラムを保存する代わりに、当該プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、当該プロセッサは、当該回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで上記制御を実現する。また、制御装置15は制御部の一例であって、制御部は、状態変化制御部を有する。
ウェッジ16は、X線管11から照射されたX線のX線量を調節するためのフィルタである。具体的には、ウェッジ16は、X線管11から被検体Pへ照射されるX線が、予め定められた分布になるように、X線管11から照射されたX線を透過して減衰するフィルタである。ウェッジ16は、例えばウェッジフィルタ(wedge filter)またはボウタイフィルタ(bow-tie filter)であり、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウムを加工したフィルタである。
コリメータ17は、ウェッジ16を透過したX線をX線照射範囲に絞り込むための鉛板等であり、複数の鉛板等の組み合わせによってスリットを形成する。コリメータ17は、被検体PへのX線の照射範囲において、画像生成に不要な範囲のX線を遮蔽する。このX線の遮蔽により、コリメータは、X線に関する散乱線を低減する。X線の照射範囲は、例えば、X線管11の管球焦点において発生したX線がX線検出器12に到達するまでの到達するまでに、X線管11とX線検出器12との間の空間を通過する領域に相当する。
DAS18は、X線検出器12の各X線検出素子から出力される電気信号に対して増幅処理を行う増幅器と、電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換器とを有し、検出データを生成する。DAS18が生成した検出データは、第1処理回路36へ転送される。検出データは、純生データと称されてもよい。また、DAS18はデータ収集部の一例である。
コンソール装置40は、メモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、処理回路44とを有する。メモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、処理回路44との間のデータ通信は、例えば、バス(BUS)を介して行われる。なお、コンソール装置40は、架台装置10とは別体として説明するが、架台装置10および/または搭載装置に、コンソール装置40またはコンソール装置40の各構成要素の一部が含まれてもよい。
メモリ41は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク、SSD(Solid State Drive)等により実現される。メモリ41は、例えば、DAS18から出力された検出データ、前処理機能442により生成された投影データ、再構成処理機能443により再構成された医用画像のデータ、画像処理機能444により画像処理された画像のデータ、被検体Pへのスキャンに関する撮影条件などを記憶する。医用画像のデータは、例えば3次元的なCT画像データあって、再構成画像データやボリュームデータとも称される。また、前処理機能442による前処理前のデータ(検出データもしくは純生データ)と投影データとを総称して、生データと呼ぶ。すなわち、生データは、純生データであってもよいし投影データであってもよい。メモリ41は、処理回路44により実行されるシステム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443、画像処理機能444各々の実行に関するプログラムを記憶する。メモリ41は、記憶部の一例である。
ディスプレイ42は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ42は、処理回路44によって生成された医用画像(CT画像)や、撮影条件の設定や再構成リトライなどの各種操作を操作者から受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を出力する。例えば、ディスプレイ42としては、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro Luminescence Display)、プラズマディスプレイ又は他の任意のディスプレイが、適宜、使用可能となっている。また、ディスプレイ42は、架台装置10に設けられてもよい。また、ディスプレイ42は、デスクトップ型でもよいし、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。ディスプレイ42は、表示部の一例である。
入力インターフェース43は、操作者からの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路44および制御装置15に出力する。例えば、入力インターフェース43は、投影データを収集する際の撮影条件や、CT画像データを再構成する際の再構成条件、CT画像データに対する後処理に関する画像処理条件等を操作者から受け付ける。当該後処理は、コンソール装置40又は外部のワークステーションのどちらで実施することにしても構わない。また、コンソール装置40とワークステーションの両方で同時に処理することにしても構わない。ここで定義される後処理とは、再構成処理機能443によって再構成された画像に対する処理を指す概念である。例えば、後処理は、医用画像のMulti Planar Reconstruction(MPR)表示やボリュームデータのレンダリング等を含む。
また、入力インターフェース43は、立位撮影状態と臥位撮影状態との間における状態の変化の指示を受け付ける。このとき、入力インターフェース43は、当該指示を、制御装置15へ出力する。入力インターフェース43としては、例えば、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等が適宜、使用可能となっている。
なお、本実施形態において、入力インターフェース43は、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等の物理的な操作部品を備えるものに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路44へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェース43の例に含まれる。また、入力インターフェース43は、入力部の一例である。また、入力インターフェース43は、架台装置10に設けられてもよい。また、入力インターフェース43は、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。入力インターフェース43は、入力部の一例である。
処理回路44は、例えば、入力インターフェース43から出力される入力操作の電気信号に応じて、X線CT装置1全体の動作を制御する。例えば、処理回路44は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。処理回路44は、メモリに展開されたプログラムを実行するプロセッサにより、システム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443、画像処理機能444を実行する。なお、各機能441~444は、単一の処理回路で実現される場合に限らない。複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより各機能441~444を実現するものとしても構わない。
システム制御機能441は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、処理回路44の各機能を制御する。また、システム制御機能441は、メモリ41に記憶されている制御プログラムを読み出して処理回路44内のメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従ってX線CT装置1の各部を制御する。システム制御機能441は、システム制御部の一例である。
前処理機能442は、DAS18から出力された検出データに対して対数変換処理やオフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、ビームハードニング補正等の前処理を施したデータを生成する。上述のように、前処理前のデータを純生データ、前処理後のデータを投影データと称する。前処理機能442は、前処理部の一例である。
再構成処理機能443は、被検体Pに対するスキャンにより生成された生データに対して再構成処理を実行し、医用画像を再構成する。具体的には、再構成処理機能443は、前処理機能442にて生成された投影データに対して、フィルタ補正逆投影法(FBP法:Filtered Back Projection)等を用いた再構成処理を行って医用画像のデータを生成する。再構成処理には、散乱性補正およびビームハードニング補正などの各種補正処理、および再構成条件における再構成関数の適用など、各種処理を有する。再構成処理機能443は、再構成された医用画像のデータをメモリ41に格納する。再構成処理機能443は、再構成処理部の一例である。
画像処理機能444は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、医用画像のデータを公知の方法により、任意断面の断層像データや3次元画像データに変換する。なお、3次元画像データの生成は再構成処理機能443が直接行なっても構わない。また、画像処理機能444は、画像処理部の一例である。
図2は、立位撮影状態において、架台装置10と被検体支持装置30との位置関係の一例を示す図である。図2に示すように、架台装置10と被検体支持装置30とは、搭載装置50に搭載される。すなわち、架台装置10と被検体支持装置30とは一体的に搭載装置50に搭載される。被検体支持装置30は、図2に示すように、支持プレート33と、載置台35と、支持体37とを備える。また、搭載装置50は、搭載フレーム51と、床面に配置される支持スタンド55とを有する。
支持プレート33は、立位状態の被検体を支持する。すなわち、支持プレート33は、立位状態の被検体に対する撮影(以下、立位撮影と呼ぶ)において、被検体の支持に関するプレート(例えば、背もたれなど)として機能する。支持プレート33は、載置台35を支持プレート33の長手方向に沿って移動可能に支持する。支持プレート33の長手方向351は、例えば、図2に示すようにZ軸に沿った方向である。
載置台35は、支持プレート33の長手方向の一端に当該長手方向351に沿って移動可能に設置される。載置台35は、立位状態の被検体の足底または座位状態の被検体の臀部を載置可能である。載置台35に被検体の足底が配置される場合、当該被検体に対して立位撮影が実施される。また、載置台35に被検体の臀部が配置される場合、当該被検体に対して座位撮影が実施される。例えば、載置台35は、支持プレート33の側面および/または背面において当該長手方向に沿って設けられた直動ガイドに沿って移動可能なブロックに配置される。ブロックは、制御装置15またはシステム制御機能441によるモータの駆動により、直動ガイドに沿って移動する。これにより、被検体が載置された載置台35は、被検体に対する立位撮影に先立って、Z軸の方向に沿って、予め設定された撮像位置まで移動する。
支持体37は、被検体の撮像において被検体の支持に関する支持プレート33の長手方向における両端のうち少なくとも一つを支持する。支持体37は、支持プレート33の長手方向と互いに直交する2方向のうち少なくとも一つの方向(鉛直方向に垂直な回転軸と長手方向とに垂直な方向と、当該回転軸に平行な方向とのうち少なくとも一つの方向)に沿って、支持プレート33を移動可能に支持する。例えば、支持体37は、Y軸に沿った方向に支持プレート33を移動可能に、支持プレート33を支持する。図2では支持体37は、2本の支柱で示されているが、支柱の本数は、2本に限定されず、1本または3本以上であってもよい。支持体37には、Y軸の方向に沿って直動ガイドが設けられる。当該直動ガイドに沿って移動可能なブロックには、支持プレート33の一端が接続される。ブロックは、またはシステム制御機能441によるモータの駆動により、直動ガイドに沿って移動する。
これにより、支持プレート33は、図2に示すように、被検体に対する立位撮影に先立って、Y軸の方向371に沿って、予め設定された撮像位置まで移動する。なお、ブロックと支持プレート33との間には、Z軸を回転軸として支持プレート33をチルト可能な歯車などの回転機構が設けられてもよい。なお、支持体37は、支持体37における直動ガイドとブロックの代わりに、モータの駆動により伸縮可能な伸縮バーにより実現されてもよい。
搭載フレーム51は、支持プレート33の長手方向に関して支持プレート33と架台装置10との相対的な位置関係を変更可能に、支持体37と、架台装置10と、を搭載する。搭載フレーム51は、架台装置10と支持体37とのベースプレートとして機能する。具体的には、搭載フレーム51には、搭載フレーム51における長軸方向(Z軸の方向)に沿って直動ガイドが設けられる。当該直動ガイドに沿って移動可能なブロックには、架台装置10が設けられる。ブロックは、制御装置15の状態変化制御機能151または制御装置15の状態変化制御機能151によるモータの駆動により、直動ガイドに沿って移動する。これらにより、搭載フレーム51は、架台装置10を、搭載フレーム51の長軸方向に沿って移動可能に支持する。
これにより、架台装置10は、図2に示すように、被検体に対する立位撮影に先立って、および/または立位撮影に伴って、Z軸の方向101に沿って移動する。また、搭載フレーム51の長軸方向の端部には、支持体37の一端が接続される。支持体37の長軸方向(Y軸の方向)に沿った支持プレート33の移動および/または搭載フレーム51の長軸方向(Z軸の方向)に沿った架台装置10の移動により、架台装置10と支持プレート33との相対的な位置関係は、変更可能となる。
搭載フレーム51の短軸方向(X軸の方向)における側面には、旋回座軸受(旋回部)53が設けられる。旋回座軸受53における歯車(内歯)と嵌合する歯車は、所定のトルクを生じさせる各種歯車等を介してモータの回転軸と接続される。旋回座軸受53における内歯は、制御装置15の状態変化制御機能151によるモータの駆動により、回転する。これにより、搭載フレーム51は、矢印533に示すように、X軸を回転軸として回転する。すなわち、旋回座軸受53は、搭載フレーム51に対する支点として機能する。
支持スタンド55は、少なくとも鉛直方向と水平方向との間において搭載フレーム51の姿勢を変更可能に、搭載フレーム51を支持する。支持スタンド55は、例えば、撮像における被検体の姿勢(立位、座位、臥位)に応じて、鉛直方向に垂直な回転軸(X軸)周りに搭載フレーム51を回転可能に支持する。具体的には、支持スタンド55は、旋回座軸受53を介して回転可能に搭載フレーム51支持する。また、支持スタンド55は、Z軸に沿った方向531に旋回座軸受53を移動可能に、旋回座軸受53を支持する。すなわち、支持スタンド55は、搭載フレーム51を鉛直方向に沿って移動可能に支持する。図2では支持スタンド55は、2本の支柱で示されているが、支柱の本数は、2本に限定されず、1本または3本以上であってもよい。支持スタンド55には、鉛直方向に沿って直動ガイドが設けられる。当該直動ガイドに沿って移動可能なブロックには、旋回座軸受53が搭載される。ブロックは、制御装置15の状態変化制御機能151によるモータの駆動により、直動ガイドに沿って移動する。
図3は、臥位撮影状態において、架台装置10と被検体支持装置30との位置関係の一例を示す図である。図2及び図3に示すように、搭載フレーム51は、旋回座軸受53を介して、立位撮影状態と臥位撮影状態との間で移動および90°回転する。図2および図3に示すように、搭載フレーム51の移動および回転により、立位撮影状態と臥位撮影状態との間において、搭載装置50の姿勢は、変形する。なお、架台装置10、支持プレート33、載置台35、および搭載フレーム51の移動に関する機構、および搭載フレーム51の回転に関する機構についての上記説明は一例にすぎず、モータの代わりにアクチュエータなどの既知の技術が適宜利用されてもよい。図3において、支持プレート33の端部における2つの支持体37は、Y軸の方向の高さが異なっていてもよい。このとき、架台装置10は、被検体に対して、チルト撮影を実行することが可能となる。
以上のように構成された本実施形態に係るX線CT装置1において、図2に示す立位撮影状態から図3に示す臥位撮影状態に至るまでの搭載装置50の姿勢の変形の処理(以下、変形処理と呼ぶ)の手順について、図2乃至図7を用いて説明する。図4は、変形処理の手順の一例を示すフローチャートである。
(変形処理)
(ステップS401)
入力インターフェース43等の各種入力装置を介して、搭載装置50の姿勢を変形させる指示(以下、変形指示と呼ぶ)が入力される。なお、変形指示の入力は、例えば、支持スタンド55などに設けられた「変形」のボタンの押下であってもよい。変形指示の入力直前の搭載装置50の姿勢は、図2に示すものとする。
(ステップS402)
制御装置15は、状態変化制御機能151により、架台装置10を回転基準位置へ移動させる。回転基準位置とは、例えば、図2において、支持スタンド55における旋回座軸受53で挟まれた位置である。すなわち、状態変化制御機能151は、搭載フレーム51の回転前において、架台装置10を、鉛直方向に垂直な回転軸(例えばX軸)上に移動させる。図5は、回転基準位置RBPに移動された架台装置10の一例を示す図である。このとき、状態変化制御機能151は、架台装置10を支持するブロックと、載置台35を支持するブロックと、支持プレート33を支持するブロックとを、ロックする。当該ロックにより、架台装置10と載置台35と支持プレート33とは、これらの部材を支持する部材に対して固定される。
当該固定により、架台装置10と載置台35と支持プレート33とは、不動となる。また、状態変化制御機能151は、回転基準位置RBPへの架台装置10の到達に応答して、旋回座軸受53におけるロックと、旋回座軸受53を支持するブロックにおけるロックとを解除する。これにより、旋回座軸受53は回転可能な状態となり、旋回座軸受53を支持するブロックは、直動ガイドに沿って移動可能な状態となる。
(ステップS403)
制御装置15は、状態変化制御機能151により、支持プレート33の長手方向と鉛直方向とに垂直な回転軸(X軸)周りに搭載フレーム51を回転させる。すなわち、状態変化制御機能151は、被検体を立位または座位で撮影可能な立位撮影状態から被検体を臥位で撮影可能な臥位撮影状態までの状態移行期間において、搭載フレーム51を、鉛直方向に垂直な回転軸(例えばX軸)周りに回転させる。加えて、状態変化制御機能151は、搭載フレーム51を鉛直方向に沿って、搭載フレーム51において床面に対向する端部が床面に接触しない位置まで移動させる。
図6は、搭載フレーム51がX軸周りに回転しながら、鉛直方向下向きに下降する様子の一例を示す図である。図6に示すように、状態変化制御機能151は、X軸周りに搭載フレーム51を回転させながら、鉛直方向下向きに搭載フレーム51を下降させる。すなわち、状態変化制御機能151は、搭載フレーム51の回転に伴って、搭載フレーム51を鉛直方向に沿って移動させる。なお、状態変化制御機能151は、X軸周りに搭載フレーム51を90°回転させたのちに、90°回転させた搭載フレーム51を、鉛直方向下向きに下降させてもよい。
(ステップS404)
制御装置15は、状態変化制御機能151により、臥位撮影状態に搭載装置50の姿勢が変形したか否かを判定する。具体的には、状態変化制御機能151は、搭載フレーム51が床面に到達した否かを判定する。搭載フレーム51が床面に到達した否かの判定は、例えば、搭載フレーム51における架台装置10および被検体支持装置30の搭載面とは反対側の面に設けられた接触センサの反応の有無などにより検知される。搭載装置50が臥位撮影状態でなければ(ステップS404のNo)、ステップS403の処理が繰り返される。
搭載装置50が臥位撮影状態であれば(ステップS404のYes)、ステップS405の処理が実行される。図7は、本ステップS404において搭載装置50が臥位撮影状態に到達した時点の一例を示す図である。このとき、状態変化制御機能151は、旋回座軸受53における歯車をロックし、旋回座軸受53を支持するブロックをロックする。これにより、旋回座軸受53は回転可能な状態となり、旋回座軸受53を支持するブロックは、直動ガイドに沿って移動可能な状態となる。当該ロックにより、旋回座軸受53による搭載フレーム51の回転と、旋回座軸受53を支持するブロックの移動とは、不能となる。加えて、状態変化制御機能151は、架台装置10を支持するブロックと、載置台35を支持するブロックと、支持プレート33を支持するブロックとに対するロックを解除する。これにより、架台装置10を支持するブロックと、載置台35を支持するブロックと、支持プレート33を支持するブロックとは、それぞれの直動ガイドに沿って移動可能な状態となる。
(ステップS405)
制御装置15は、状態変化制御機能151により、架台装置10を臥位撮影の初期位置へ移動させる。臥位撮影の初期位置は、例えば図3に示す架台装置10の位置である。臥位撮影の初期位置への架台装置10の移動は、図7に示す矢印に沿った方向となる。以上により、変形処理は完了する。
なお、図3に示す臥位撮影状態から図2に示す立位撮影状態に至るまでの搭載装置50の変形処理については、ステップS403において、Z軸の方向に沿って搭載フレーム51を上昇させて、回転軸周りに搭載フレーム51を回転することとなる。また、ステップS404の処理では、制御装置15は、状態変化制御機能151により、立位撮影状態に搭載装置50が変形したか否かを判定する。
具体的には、状態変化制御機能151は、搭載フレーム51の長軸方向が、鉛直方向に到達した否かを判定する。搭載フレーム51の長軸方向が鉛直方向に到達した否かの判定は、例えば、搭載フレーム51に設けられた角度センサなどからの出力により実施される。具体的には、角度センサからの出力により搭載フレーム51の長軸方向が鉛直方向でなければ、すなわち搭載装置50が立位撮影状態でなければ、Z軸の方向に沿って搭載フレーム51を上昇させて、回転軸周りに搭載フレーム51を回転することが繰り返される。角度センサからの出力により搭載装置50が立位撮影状態であると判定されれば、臥位撮影状態から立位撮影状態に至るまでの搭載装置50の変形処理は終了する。
以上に述べた実施形態に係るX線CT装置1は、被検体の撮像に関する撮像系を有するガントリ10と、被検体の撮像において被検体の支持に関する支持プレート33を支持する支持体37と、支持プレート33の長手方向に関して支持プレート33とガントリ10との相対的な位置関係を変更可能に、支持体37とガントリ10とを搭載する搭載フレーム51と、少なくとも鉛直方向と水平方向との間において搭載フレーム51の姿勢を変更可能に、搭載フレーム51を支持する支持スタンド55と、を備える。また、本X線CT装置1における搭載フレーム51は、ガントリ10を、搭載フレーム51の長軸方向に沿って移動可能に支持する。
また、本X線CT装置1における支持体37は、支持プレート33の長手方向における両端のうち少なくとも一つを支持し、当該長手方向と搭載フレーム51の回転軸とに垂直な方向と、搭載フレーム51の回転軸に平行な方向とのうち少なくとも一つの方向に沿って、支持プレート33を移動可能に支持する。また、本X線CT装置1における支持スタンド55は、搭載フレーム51を鉛直方向に沿って移動可能に支持する。また、本X線CT装置1は、立位状態の被検体の足底または座位状態の被検体の臀部を載置可能な載置台35をさらに備える。また、本X線CT装置1における支持プレート33は、載置台35を支持プレート33の長手方向に沿って移動可能に支持する。
また、本X線CT装置1は、被検体を立位または座位で撮影可能な立位撮影状態から被検体を臥位で撮影可能な臥位撮影状態までの状態移行期間において、搭載フレーム51を炎色方向に垂直な回転軸周りに回転させる。また、本X線CT装置1は、搭載フレーム51の回転前において、ガントリ10を鉛直方向に垂直な当該回転軸上に移動させる。また、本X線CT装置1における支持スタンド55は、搭載フレーム51を鉛直方向に沿って移動可能に支持し、本X線CT装置1は、搭載フレーム51の回転に伴って、搭載フレーム51を鉛直方向に沿って移動させる。
これらのことから、本X線CT装置1によれば、立位撮影状態と臥位撮影状態との間の状態移行期間において、架台装置10と被検体支持装置30とを、一体的に共通の回転軸(旋回座軸受53の回転軸)で回転させることができる。これにより、本X線CT装置1によれば、立位撮影状態と臥位撮影状態とにおいて、架台装置10と被検体支持装置30との相対的な位置関係は維持される。このため、本X線CT装置1によれば、臥位撮影および立位撮影における撮影位置への被検体の移動に関して、架台装置10と被検体支持装置30との相対的な位置関係の精度を向上させることができる。以上のことから、本X線CT装置1によれば、臥位撮影および立位撮影において、位置関係の精度が高い撮影を実現することができる。
(第1変形例)
第1変形例と実施形態とは、搭載装置50の構成が異なることにある。具体的には、搭載フレーム51は、架台装置10と支持体37とを固定した状態で搭載する。支持体37は、支持プレート33の長手方向と互いに直交する2方向と前記長手方向とのうち少なくとも一つの方向に沿って、支持プレート33を移動可能に支持する。以下、図8と図9とを用いて第1変形例における搭載装置50について説明する。
図8および図9は、臥位撮影状態において、架台装置10と被検体支持装置30との位置関係の一例を示す図である。図8および図9に示すように、支持体37は、例えば、2つの支持スタンド55の間の回転基準位置RBPに固定される。なお、搭載フレーム51において支持体37が固定される位置は、回転基準位置RBPに限定されず、任意の位置に設定可能である。支持体37は、支持プレート33を支持するベース(支持ベースと称されてもよい)に相当する。図8および図9に示すように、支持体37は、支持プレート33の長手方向(Z軸の方向)に沿って、支持プレート33を移動可能(図8に示す矢印331)に支持する。
支持プレート33には、支持プレート33の長手方向(Z軸の方向)直方向に沿って直動ガイドが設けられる。また、当該直動ガイドに沿って移動可能なブロックには、支持体37が設けられる。また、支持体37は、支持プレート33の短手方向に沿って、支持プレート33を、移動可能に支持する。このとき、支持プレート33には、支持プレート33の短手方向(X軸の方向)直方向に沿って直動ガイドが設けられる。また、当該直動ガイドに沿って移動可能なブロックには、支持体37が設けられる。システム制御機能441によるブロックに搭載されたモータの駆動により、支持プレート33は、上記直動ガイドに沿って移動する。
支持体37は、搭載フレーム51における表面に垂直な方向(Y軸の方向)に沿って、支持プレート33を移動可能に支持する。例えば、支持体37は、Y軸の方向に沿って伸縮可能な構造を有する。当該構造は既知の構成を適宜利用できるため、説明は省略する。以上のことから、支持体37は、立位撮影状態および臥位撮影状態において、システム制御機能441などに指示に従って支持プレート33を移動させることで、ユーザが所望する撮像位置へ、被検体を移動させることができる。
架台装置10は、支持体37に隣接して、搭載フレーム51に固定される。なお、搭載フレーム51における架台装置10の位置は、図8に限定されない。例えば、架台装置10は、支持体37と離間して、搭載フレーム51に固定されてもよいし、2つの支持スタンド55の間の回転基準位置RBPに固定されてもよい。
本変形例における変形処理においては、ステップS402とステップS405との処理は不要となる。また、ステップS401における処理後、状態変化制御機能151は、支持プレート33を支持するブロックと、載置台35を支持するブロックと、支持プレート33の回転に関する旋回座軸受53とを、ロックする。これらにより、被検体支持装置30における各種移動機構は、ロックされる。
また、搭載装置50が臥位撮影状態であれば(ステップS404のYes)、状態変化制御機能151は、支持プレート33を支持するブロックと、載置台35を支持するブロックと、支持プレート33の回転に関する旋回座軸受53とに対するロックを解除する。これにより、支持プレート33及び載置台35は移動可能な状態となる。他の処理内容は、実施形態と同様なため、説明は省略する。
実施形態の第1変形例に係るX線CT装置1によれば、搭載フレーム51はガントリ10と支持体37とを固定した状態で搭載し、支持体37は、支持プレート33の長手方向と鉛直方向に垂直な回転軸とに垂直な方向と、鉛直方向に垂直な回転軸に平行な方向と、支持プレート33の長手方向とのうち少なくとも一つの方向に沿って、支持プレート33を移動可能に支持する。本変形例における効果は、実施形態と同様なため、説明は省略する。
(第2変形例)
実施形態と本変形例との相違は、支持スタンド55に旋回座軸受53が固定されていることにある。具体的には、支持スタンド55は、旋回座軸受53を介して、X軸の方向を回転軸として搭載フレーム51を回転可能に支持する。また、支持体37は、支持プレート33の一端を、X軸およびY軸の方向に移動可能に支持する。すなわち、支持体37は、支持プレート33の一端を、片持ち梁形式で支持する。支持体37による支持プレート33の移動に関する構造および他の構成は、実施形態と同様なため、説明は省略する。また、架台装置10において開口を形成する外装の一部には、支持プレート33の他端を支持する支持ローラが設けられる。支持ローラについては後ほど説明する。以下、図10乃至図17を用いて第2変形例の一例を説明する。
図10は、立位撮影状態において被検体の頭部を撮影するときの架台装置10と被検体支持装置30との位置関係の一例を示す図である。本変形例においては、図10に示すように、支持体37は、支持プレート33の一端を片持ち梁形式で支持する。なお、本変形例において、支持体37は、支持プレート33の両端を支持してもよい。撮影時において、被検体と支持プレート33とは、例えばボディバンドにより巻きつけられる。これにより、被検体は、支持プレート33に固定される。当該固定により、支持プレート33は、被検体を支持する。
図11は、図10における架台装置10と搭載フレーム51とのXY断面の一例を示す斜視図である。図11に示すように、架台装置10は、架台装置10の左右一対のブロックと直動ガイド103とを介して、搭載フレーム51に連結される。また、架台装置10は、駆動軸105における当該ブロックが駆動にされ、Z軸の方向に沿って移動される。
図12は、立位撮影状態において被検体の下肢を撮影するときの架台装置10と被検体支持装置30との位置関係の一例を示す図である。図10と図12との相違は、Z軸の方向における架台装置10の位置である。被検体の下肢の撮影時においては、架台装置10は、載置台35の近傍まで移動(下降)される。
図13は、変形処理の途中、すなわち立位撮影状態と臥位撮影状態との切り替えの途中におけるX線CT装置1の外観の一例を示す図である。図13に示すように、回転基準位置RBPへの架台装置10の到達後、搭載フレーム51はX軸の方向を回転軸として、旋回座軸受53により回転される。本変形例における変形処理は、第1変形例と同様なため、説明は省略する。
図14は、搭載装置50が臥位撮影状態に到達した時点の一例を示す図である。具体的には、図14は、臥位撮影状態において被検体の腹部を撮影するときの架台装置10と被検体支持装置30との位置関係の一例を示している。
図15は、支持プレート33における他端を支持する支持ローラ60の一例を示す図である。図15に示すように、支持ローラ60は、Z軸の方向に直交する方向を回転軸として、回転可能な回転体である。また、図15に示すように、支持ローラ60は、支持プレート33のダレを抑制するように支持プレート33の中間部分を支持する中間支持部品に相当する。支持ローラ60と支持体37との間の距離は、搭載フレーム51においてZ軸の方向に沿った架台装置10の移動により変化する。
なお、支持ローラ60は、支持体37による支持プレート33の移動に合わせて移動可能に、架台装置10の外装に搭載されてもよい。例えば、支持ローラ60の回転軸は、架台装置10の開口近傍の外装に設けられた移動支持機構により支持される。移動支持機構は、支持プレート33の回転軸を、XY平面において自在に移動させる構造を有する。具体的には、移動支持機構は、Y軸の方向に沿って支持ローラ60の回転軸を移動可能なアクチュエータと、当該アクチュエータをX軸の方向に沿って移動可能なブロックと、当該ブロックをX軸の方向に沿って配置された直動ガイドとにより実現される。
アクチュエータおよびブロックの動作を実現するモータ等は、制御装置15またはシステム制御機能441により指示により駆動する。これらにより、支持ローラ60の回転軸は、XY平面において自在に移動する。なお、支持ローラ60の回転軸の一端は、開口の形状に合わせて、XY平面から突出してもよい。また、移動支持機構の構造は、上記説明に限定されず、既知の技術が適宜利用可能である。
図16は、臥位撮影状態において被検体の頭部を撮影するときの架台装置10と被検体支持装置30との位置関係の一例を示す図である。図16に示すように、架台装置10は、被検体の頭部の撮影に先立って、回転基準位置RBPから支持体37に向けて移動される。
図17は、臥位撮影状態において被検体の下肢を撮影するときの架台装置10と被検体支持装置30との位置関係の一例を示す図である。図17に示すように、架台装置10は、被検体の下肢の撮影に先立って、回転基準位置RBPから載置台35に向けて移動される。
実施形態の第2変形例に係るX線CT装置1によれば、支持プレート33の一部が配置される開口と、支持プレート33を移動可能に支持し、当該開口を形成するガントリ10の外装の一部に設けられた支持ローラ60とを備える。これにより、本変形例のX線CT装置1によれば、によれば、支持プレート33のダレを低減することができるため、臥位撮影および立位撮影において、位置関係の精度が高い撮影を実現することができる。本変形例における他の効果は、実施形態と同様なため、説明は省略する。
(第3変形例)
本変形例は、搭載装置50が可搬性を有することにある。例えば、支持スタンド55は、支持スタンド55の底面において床面に突出可能なキャスタをさらに備える。具体的には、支持スタンド55の下面において、支持スタンド55に格納可能な少なくとも一つのキャスタが設けられる。図2、図3、および図5乃至図17などの搭載装置50の設置状態において、キャスタは、格納機構により、支持スタンド55の内部に格納される。なお、キャスタは、搭載装置50の設置状態において、支持スタンド55の内部に格納される代わりに、キャスタが床面に設置する状態から退避されてもよい。
支持スタンド55は、格納機構と、モータと、キャスタと、ハンドルと、バッテリーとを有する。キャスタは、例えば、ベアリングを内蔵した車輪部及び旋回部とそれらに付属するストッパー等とを有する。車輪部における車軸には、車輪部を駆動するモータと、退避機構と、支持スタンド55とが搭載される。モータは、ハンドルによる操作に応じて、バッテリーから供給された電力により駆動し、キャスタおよび/または旋回部を回転させる。
また、格納機構は、入力インターフェース43、ハンドル、または不図示の外部の入力装置などによる指示に応じたバッテリーから電力の供給により、支持スタンド55へのキャスタの格納と支持スタンド55からのキャスタの突出とを実行する。これにより、キャスタは、支持スタンド55の移動時において床面に向けて支持スタンド55から突出し、支持スタンド55の設置時において支持スタンド55に格納される。キャスタの突出およびキャスタの格納を実行する格納機構は、既知の技術により適宜実現可能であるため、説明は省略する。
図3、図7乃至図9、図14、図15などに示すように、臥位撮影状態において回転基準位置RBPに架台装置10が位置しているとき、入力インターフェース43、ハンドルまたは不図示の外部の入力装置などから搭載装置50の移動指示が入力されると、制御装置15による制御により、キャスタが支持スタンド55から突出する。このとき、キャスタには、ストッパーが掛けられている。ハンドルの操作に応じて、ストッパーによるキャスタの固定状態が解除され、支持スタンド55は、ユーザによるハンドルの操作に応じて移動可能となる。
これらにより、X線CT装置1の可搬性が実現される。また、搭載装置50の移動後、入力インターフェース43、ハンドルまたは不図示の外部の入力装置などから搭載装置50の設置指示が入力されると、キャスタにストッパーが掛けられて、支持スタンド55に格納される。以上により、搭載装置50の移動が完了する。このとき、別途カートに搭載された電源装置が搭載装置50の近傍に設置される。電源装置は、搭載装置50と商用電源とに電気的接続される。電源装置は、商用電源から供給された電力を所定の電力に変換し、変換された電力を搭載装置50に供給する。このとき、バッテリーへの充電が開始される。加えて、搭載装置50において、変形処理、および各種可動部の動作が可能となる。さらに、架台装置10による撮像が可能となる。
実施形態の第3変形例に係るX線CT装置1によれば、支持スタンド55の底面において床面に突出可能なキャスタをさらに備え、キャスタは、支持スタンド55の移動時において床面に向けて支持スタンド55から突出し、支持スタンド55の設置時において支持スタンド55に格納される。これにより、X線CT装置1は、臥位撮影状態において搬送可能となり、簡便に移動させることができる。このため、本X線CT装置1によれば、多様な場所で、精度の高い立位撮影と臥位撮影とを実行することができ、可搬型のX線CT装置1の操作性および検査能率を向上させることができる。本変形例における他の効果は、実施形態と同様なため、説明は省略する。
実施形態などにおける技術的思想を状態変化制御方法で実現する場合、状態変化制御方法は、被検体の撮像に関する撮像系を有するガントリ10と、被検体の撮像において被検体を支持する支持プレート33を支持する支持体37とを搭載する搭載フレーム51において、鉛直方向に垂直な回転軸上にガントリ10を移動し、少なくとも鉛直方向と水平方向との間において搭載フレーム51の姿勢を変更させる。状態変化制御方法における変形処理の手順および効果は、実施形態などと同様なため、説明は省略する。
以上説明した少なくとも1つの実施形態、変形例などによれば、臥位撮影および立位撮影において、位置関係の精度が高い撮影を実現することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 X線CT装置
10 架台装置
11 X線管
12 X線検出器
13 回転フレーム
14 X線高電圧装置
15 制御装置
16 ウェッジ
17 コリメータ
18 DAS(Data Acquisition System)
30 被検体支持装置
33 支持プレート
35 載置台
37 支持体
40 コンソール装置
41 メモリ
42 ディスプレイ
43 入力インターフェース
44 処理回路
50 搭載装置
51 搭載フレーム
53 旋回座軸受
55 支持スタンド
60 支持ローラ
151 状態変化制御機能
441 システム制御機能
442 前処理機能
443 再構成処理機能
444 画像処理機能

Claims (13)

  1. 被検体の撮像に関する撮像系を有するガントリと、
    前記撮像において前記被検体の支持に関する支持プレートを支持する支持体と、
    前記支持プレートの長手方向に関して前記支持プレートと前記ガントリとの相対的な位置関係を変更可能に、前記支持体と、前記ガントリと、を搭載する搭載フレームと、
    少なくとも鉛直方向と水平方向との間において前記搭載フレームの姿勢を変更可能に、前記搭載フレームを支持する支持スタンドと、
    を備えるX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記搭載フレームは、前記ガントリを、前記搭載フレームの長軸方向に沿って移動可能に支持する、
    請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記支持体は、
    前記支持プレートの長手方向における両端のうち少なくとも一つを支持し、
    前記長手方向と互いに直交する2方向のうち少なくとも一つの方向に沿って、前記支持プレートを移動可能に支持する、
    請求項1または2に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記搭載フレームは、前記ガントリと前記支持体とを固定した状態で搭載し、
    前記支持体は、前記支持プレートの長手方向と互いに直交する2方向と前記長手方向とのうち少なくとも一つの方向に沿って、前記支持プレートを移動可能に支持する、
    請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記支持スタンドは、前記搭載フレームを鉛直方向に沿って移動可能に支持する、
    請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 立位状態の前記被検体の足底または座位状態の前記被検体の臀部を載置可能な載置台をさらに備える、
    請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記支持プレートは、前記載置台を前記支持プレートの長手方向に沿って移動可能に支持する、
    請求項6に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  8. 前記ガントリは、前記支持プレートの一部が配置される開口をさらに備え、
    前記支持プレートを移動可能に支持し、前記開口を形成する前記ガントリの外装の一部に設けられた支持ローラをさらに備える、
    請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  9. 前記被検体を立位または座位で撮影可能な立位撮影状態から前記被検体を臥位で撮影可能な臥位撮影状態までの状態移行期間において、前記搭載フレームを、前記長手方向と前記鉛直方向とに垂直な回転軸周りに回転させる状態変化制御部をさらに備える、
    請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. 前記状態変化制御部は、前記搭載フレームの回転前において、前記ガントリを前記回転軸上に移動させる、
    請求項9に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  11. 前記支持スタンドは、前記搭載フレームを鉛直方向に沿って移動可能に支持し、
    前記状態変化制御部は、前記搭載フレームの回転に伴って、前記搭載フレームを前記鉛直方向に沿って移動させる、
    請求項9または10に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  12. 前記支持スタンドは、前記支持スタンドの底面において床面に突出可能なキャスタをさらに備え、
    前記キャスタは、
    前記支持スタンドの移動時において、前記床面に向けて前記支持スタンドから突出し、
    前記支持スタンドの設置時において、前記支持スタンドに格納される、
    請求項1乃至10のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  13. 被検体の撮像に関する撮像系を有するガントリと、前記撮像において前記被検体を支持する支持プレートを支持する支持体とを搭載する搭載フレームにおいて、鉛直方向に垂直な回転軸上に前記ガントリを移動し、
    少なくとも鉛直方向と水平方向との間において前記搭載フレームの姿勢を変更させる、
    状態変化制御方法。
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