JP2022158420A - X線コンピュータ断層撮影装置、医用画像表示装置、および医用画像表示方法 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置、医用画像表示装置、および医用画像表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スキャンにおける被検体の姿勢に関する情報と関連付けて、当該スキャンにより生成された医用画像を表示すること。【解決手段】本実施形態に係るX線CT装置は、再構成処理部と、決定部と、表示部とを備える。再構成処理部は、被検体に対するスキャンにより生成された生データに対して再構成処理を実行し、医用画像を再構成する。決定部は、前記スキャンに関する検査オーダが反映された撮影条件に基づいて、スキャン時における前記被検体の姿勢を決定する。表示部は、前記医用画像を、前記姿勢に関する情報と関連付けて表示する。【選択図】図3

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、X線コンピュータ断層撮影装置、医用画像表示装置、および医用画像表示方法に関する。
従来、X線コンピュータ断層撮影装置(以下、X線CT(computed tomography)装置と呼ぶ)によるスキャンは、寝台に載置された被検体に対して実行される。このとき、寝台に載置された被検体の基本的な体位は、仰臥位や腹臥位などとなる。スキャンにより得られたデータには、被検体の体位として臥位を前提として考えられていた付帯情報が付帯される。また、当該X線CT装置により得られた医用画像の表示においても、被検体の体位として臥位が前提として考えられている。
一方、近年、立位状態で被検体をスキャン可能なX線CT装置が開発されている。さらに、例えば、X線CT装置における架台等を変形させることで、臥位や立位、座位など様々な体位でのスキャンが混在する可能性もある。これらの場合、スキャンにより得られたデータや、従来臥位が前提で考えられていた付帯情報や画像表示に対しても、撮影された被検体の体位・姿勢情報を、操作者の入力等により新たに記憶させる必要がある。すなわち、従来のX線CT装置では臥位が前提の体位情報を有しており、立位や座位などの臥位とは異なる体位情報を有していない。立位と臥位、座位といった体位・姿勢が混在するようなスキャンが可能なX線CT装置の場合、当該CT装置により生成された医用画像に関して、操作者は、どのような体位や姿勢でスキャンが実行されたものなのか把握することができない問題がある。
特開2020-121104号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、スキャンにおける被検体の姿勢に関する情報と関連付けて、当該スキャンにより生成された医用画像を表示することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
本実施形態に係るX線コンピュータ断層撮影装置は、再構成処理部と、決定部と、表示部とを備える。再構成処理部は、被検体に対するスキャンにより生成された生データに対して再構成処理を実行し、医用画像を再構成する。決定部は、前記スキャンに関する検査オーダが反映された撮影条件に基づいて、スキャン時における前記被検体の姿勢を決定する。表示部は、前記医用画像を、前記姿勢に関する情報と関連付けて表示する。
図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置の構成例を示す図。 図2は、第1の実施形態に係り、姿勢関連情報の一例を示す図。 図3は、第1の実施形態に係る姿勢表示処理の手順の一例を示すフローチャート。 図4は、第1の実施形態に係り、スキャンプランのリストとともに表示された姿勢関連情報の一例を示す図。 図5は、第1の実施形態に係り、ディスプレイに表示された医用画像と臥位に関する姿勢関連情報との一例を示す図。 図6は、第1の実施形態に係り、臥位スキャンにより生成された複数の医用画像がシリーズまたはボリュームごとに模式的に配列され、かつ操作者により選択可能に表示された一例を示す図。 図7は、第1の実施形態に係り、立位スキャンにより生成された複数の医用画像がシリーズまたはボリュームごとに模式的に配列され、かつ操作者により選択可能に表示された一例を示す図。 図8は、第1の実施形態に係り、臥位スキャンおよび立位スキャンにより生成された複数の医用画像がシリーズまたはボリュームごとに模式的に配列され、かつ操作者により選択可能に表示された一例を示す図。 図9は、第1実施形態に係り、スキャンプランのリストとともに表示された姿勢関連情報の他の例を示す図。 図10は、第1の実施形態に係り、再構成された医用画像に関する再構成条件と異なる再構成条件を入力可能な表示態様の一例を示す図。 図11は、第1の実施形態に係り、医用画像と姿勢変換画像とともに表示された変換情報と姿勢関連情報との一例を示す図。 図12は、第2の実施形態に係り、X線CTシステムの構成の一例を示す構成図。 図13は、第2の実施形態に係り、読影ビューアとして用いられた医用画像表示装置のディスプレイに表示された過去画像と姿勢関連情報(姿勢アイコン)との一例を示す図。
以下、図面を参照しながらX線コンピュータ断層撮影装置(以下、X線CT(computed tomography)装置と呼ぶ)、医用画像表示装置、および医用画像表示方法の実施形態について説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置1の構成例を示す図である。図1に示すように、X線CT装置1は、ガントリとも称される架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを有する。なお、本実施形態では、非チルト状態での回転フレーム13の回転軸の長手方向をZ軸方向、Z軸方向に直交しかつ回転中心から回転フレーム13を支持する支柱に向かう方向をX軸、当該Z軸及びX軸と直交する方向をY軸とそれぞれ定義するものとする。図1では、説明の都合上、架台装置10を複数描画しているが、実際のX線CT装置1の構成としては、架台装置10は、一つである。
なお、図1に示すX線CT装置1は、被検体Pを臥位状態でスキャン可能なように寝台装置30を有しているが、第1の実施形態におけるX線CT装置1は、寝台装置30を有していなくてもよい。例えばX線CT装置1における架台装置10の開口が鉛直方向に延びる略円筒形状を呈する場合、被検体Pを立位状態でスキャンすることとなるため、寝台装置30は不要となる。このときのX線CT装置を立位CT装置と呼ぶ。また、架台装置10の状態は、被検体Pの体位が臥位状態や立位状態などいずれの状態であってもスキャン可能なように、例えば、回転フレーム13の回転軸が水平方向と鉛直方向との間で、変形可能であってもよい。このとき、寝台装置30は、例えば、架台装置10の状態の変形に応じて、立位状態および変形期間中では退避され、臥位状態では図1に示す位置に移動される。また、架台装置10の状態は、被検体Pの体位が水平面に対して斜めに傾く斜位状態であってもスキャン可能なように、例えば、回転フレーム13の回転軸が水平方向と鉛直方向との間で、変形可能であってもよい。このとき、寝台装置30は、例えば、架台装置10の状態の変形に応じて、架台装置10とい干渉することなく適宜傾けられることとなる。上述のように、本実施形態におけるX線CT装置1は、いずれの形態の架台装置10を有していてもよい。
架台装置10及び寝台装置30は、コンソール装置40を介した操作者からの操作、或いは架台装置10、又は寝台装置30に設けられた操作部を介した操作者からの操作に基づいて動作する。架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とは互いに通信可能に有線または無線で接続されている。
架台装置10は、被検体PにX線を照射し、被検体Pを透過したX線の検出データから投影データを収集する撮影系を有する装置である。架台装置10は、X線管11と、X線検出器12と、回転フレーム13と、X線高電圧装置14と、制御装置15と、ウェッジ16と、コリメータ17と、DAS(Data Acquisition System)18とを有する。
X線管11は、X線高電圧装置14からの高電圧の印加及びフィラメント電流の供給により、陰極(フィラメント)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射することでX線を発生する真空管である。熱電子がターゲットに衝突することによりX線が発生される。X線管11における管球焦点で発生したX線は、X線管11におけるX線放射窓を通過して、コリメータ17を介して例えばコーンビーム形に成形され、被検体Pに照射される。X線管11には、例えば、回転する陽極に熱電子を照射することでX線を発生させる回転陽極型のX線管がある。
X線検出器12は、X線管11から照射され、被検体Pを通過したX線を検出し、当該X線量に対応した電気信号をDAS18へと出力する。X線検出器12は、例えば、X線管11の焦点を中心として1つの円弧に沿ってチャネル方向に複数の検出素子が配列された複数の検出素子列を有する。X線検出器12は、例えば、当該検出素子列がスライス方向(列方向、row方向)に複数配列された構造を有する。なお、X線CT装置1には、例えば、X線管11とX線検出器12とが一体として被検体Pの周囲を回転するRotate/Rotate-Type(第3世代CT)、リング状にアレイされた多数のX線検出素子が固定され、X線管11のみが被検体Pの周囲を回転するStationary/Rotate-Type(第4世代CT)等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本実施形態へ適用可能である。
また、X線検出器12は、例えば、グリッドと、シンチレータアレイと、光センサアレイとを有する間接変換型の検出器である。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有し、シンチレータは入射X線量に応じた光子量の光を出力するシンチレータ結晶を有する。グリッドは、シンチレータアレイのX線入射側の面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽板を有する。なお、グリッドはコリメータ(1次元コリメータ又は2次元コリメータ)と呼ばれる場合もある。光センサアレイは、シンチレータからの光量に応じた電気信号に変換する機能を有し、例えば、光電子増倍管(フォトマルチプライヤー:PMT)等の光センサを有する。なお、X線検出器12は、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であっても構わない。また、X線検出器12は、光子計数型X線検出器であってもよい。また、X線検出器12は、X線検出部の一例である。
回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12とを対向支持し、後述する制御装置15によってX線管11とX線検出器12とを回転させる円環状のフレームである。なお、回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12に加えて、X線高電圧装置14やDAS18を更に備えて支持する。回転フレーム13は架台装置10の非回転部分(例えば固定フレーム。図1での図示は省略している)により回転可能に支持される。回転機構は例えば回転駆動力を生ずるモータと、当該回転駆動力を回転フレーム13に伝達して回転させるベアリングとを含む。モータは例えば当該非回転部分に設けられ、ベアリングは回転フレーム13及び当該モータと物理的に接続され、モータの回転力に応じて回転フレーム13が回転する。
回転フレーム13と非回転部分にはそれぞれ、非接触方式または接触方式の通信回路が設けられ、これにより回転フレーム13に支持されるユニットと当該非回転部分あるいは架台装置10の外部装置との通信が行われる。例えば非接触の通信方式として光通信を採用する場合、DAS18が生成した検出データは、回転フレーム13に設けられた発光ダイオード(LED)を有する送信機から光通信によって架台装置10の非回転部分に設けられた、フォトダイオードを有する受信機に送信され、さらに送信器により当該非回転部分からコンソール装置40へと転送される。なお通信方式としては、この他に容量結合式や電波方式などの非接触型のデータ伝送の他、スリップリングと電極ブラシを使った接触型のデータ伝送方式を採用しても構わない。また、回転フレーム13は、回転部の一例である。
X線高電圧装置14は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路を有し、X線管11に印加する高電圧及びX線管11に供給するフィラメント電流を発生する機能を有する高電圧発生装置と、X線管11が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置とを有する。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。なお、X線高電圧装置14は、回転フレーム13に設けられてもよいし、架台装置10の固定フレーム側に設けられても構わない。また、X線高電圧装置14は、X線高電圧部の一例である。
制御装置15は、CPU(Central Processing Unit)等を有する処理回路と、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構とを有する。制御装置15は、コンソール装置40若しくは架台装置10に取り付けられた入力インターフェースからの入力信号を受けて、架台装置10及び寝台装置30の動作制御を行う機能を有する。例えば、制御装置15は、入力信号を受けて回転フレーム13を回転させる制御や、架台装置10をチルトさせる制御、及び寝台装置30及び天板33を動作させる制御を行う。なお、架台装置10をチルトさせる制御は、架台装置10に取り付けられた入力インターフェースによって入力される傾斜角度(チルト角度)情報により、制御装置15がX軸方向に平行な軸を中心に回転フレーム13を回転させることによって実現される。なお、制御装置15は架台装置10に設けられてもよいし、コンソール装置40に設けられても構わない。なお、制御装置15は、当該メモリにプログラムを保存する代わりに、当該プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。また、制御装置15は、制御部の一例である。
ウェッジ16は、X線管11から照射されたX線のX線量を調節するためのフィルタである。具体的には、ウェッジ16は、X線管11から被検体Pへ照射されるX線が、予め定められた分布になるように、X線管11から照射されたX線を透過して減衰するフィルタである。ウェッジ16は、例えば、ウェッジフィルタ(wedge filter)またはボウタイフィルタ(bow-tie filter)であり、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウムを加工したフィルタである。
コリメータ17は、ウェッジ16を透過したX線をX線照射範囲に絞り込むための鉛板等であり、複数の鉛板等の組み合わせによってスリットを形成する。なお、コリメータ17は、X線絞りと呼ばれる場合もある。
DAS18は、X線検出器12の各X線検出素子から出力される電気信号に対して増幅処理を行う増幅器と、電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換器とを有し、検出データを生成する。DAS18が生成した検出データは、第1処理回路36へ転送される。検出データは、純生データと称されてもよい。また、DAS18はデータ収集部の一例である。
寝台装置30は、スキャン対象の被検体Pを載置、移動させる装置であり、基台31と、寝台駆動装置32と、天板33と、支持フレーム34とを備えている。基台31は、支持フレーム34を鉛直方向に移動可能に支持する筐体である。寝台駆動装置32は、被検体Pが載置された天板33を天板33の長軸方向に移動するモータあるいはアクチュエータである。支持フレーム34の上面に設けられた天板33は、被検体Pが載置される板である。なお、寝台駆動装置32は、天板33に加え、支持フレーム34を天板33の長軸方向に移動してもよい。
コンソール装置40は、メモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、処理回路44とを有する。メモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、処理回路44との間のデータ通信は、例えば、バス(BUS)を介して行われる。なお、コンソール装置40は、架台装置10とは別体として説明するが、架台装置10に、コンソール装置40またはコンソール装置40の各構成要素の一部が含まれてもよい。
メモリ41は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク、SSD(Solid State Drive)等により実現される。メモリ41は、例えば、DAS18から出力された検出データ、前処理機能442により生成された投影データ、再構成処理機能443により再構成された医用画像のデータ、画像処理機能444により画像処理された画像のデータ、被検体Pへのスキャンに関する撮影条件などを記憶する。医用画像のデータは、例えば3次元的なCT画像データあって、再構成画像データやボリュームデータとも称される。また、前処理機能442による前処理前のデータ(検出データもしくは純生データ)と投影データとを総称して、生データと呼ぶ。すなわち、生データは、純生データであってもよいし投影データであってもよい。メモリ41は、処理回路44により実行されるシステム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443、画像処理機能444、決定機能445、付帯機能446各々の実行に関するプログラムを記憶する。メモリ41は、記憶部の一例である。
ディスプレイ42は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ42は、処理回路44によって生成された医用画像(CT画像)や、撮影条件の設定や再構成リトライなどの各種操作を操作者から受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を出力する。例えば、ディスプレイ42としては、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro Luminescence Display)、プラズマディスプレイ又は他の任意のディスプレイが、適宜、使用可能となっている。また、ディスプレイ42は、架台装置10に設けられてもよい。また、ディスプレイ42は、デスクトップ型でもよいし、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。ディスプレイ42は、表示部の一例である。
入力インターフェース43は、操作者からの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路44に出力する。例えば、入力インターフェース43は、投影データを収集する際の撮影条件や、CT画像データを再構成する際の再構成条件、CT画像データに対する後処理に関する画像処理条件等を操作者から受け付ける。当該後処理は、コンソール装置40又は外部のワークステーションのどちらで実施することにしても構わない。また、コンソール装置40とワークステーションの両方で同時に処理することにしても構わない。ここで定義される後処理とは、再構成処理機能443によって再構成された画像に対する処理を指す概念である。例えば、医用画像のMulti Planar Reconstruction(MPR)表示やボリュームデータのレンダリング等を含む。入力インターフェース43としては、例えば、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等が適宜、使用可能となっている。
なお、本実施形態において、入力インターフェース43は、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等の物理的な操作部品を備えるものに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路44へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェース43の例に含まれる。また、入力インターフェース43は、入力部の一例である。また、入力インターフェース43は、架台装置10に設けられてもよい。また、入力インターフェース43は、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。入力インターフェース43は、入力部の一例である。
処理回路44は、例えば、入力インターフェース43から出力される入力操作の電気信号に応じて、X線CT装置1全体の動作を制御する。例えば、処理回路44は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。処理回路44は、メモリに展開されたプログラムを実行するプロセッサにより、システム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443、画像処理機能444、決定機能445、付帯機能446を実行する。なお、各機能441~446は、単一の処理回路で実現される場合に限らない。複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより各機能441~446を実現するものとしても構わない。
システム制御機能441は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、処理回路44の各機能を制御する。また、システム制御機能441は、メモリ41に記憶されている制御プログラムを読み出して処理回路44内のメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従ってX線CT装置1の各部を制御する。システム制御機能441は、制御部の一例である。
前処理機能442は、DAS18から出力された検出データに対して対数変換処理やオフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、ビームハードニング補正等の前処理を施したデータを生成する。上述のように、前処理前のデータを純生データ、前処理後のデータを投影データと称する。前処理機能442は、前処理部の一例である。
再構成処理機能443は、被検体Pに対するスキャンにより生成された生データに対して再構成処理を実行し、医用画像を再構成する。具体的には、再構成処理機能443は、前処理機能442にて生成された投影データに対して、フィルタ補正逆投影法(FBP法:Filtered Back Projection)等を用いた再構成処理を行って医用画像のデータを生成する。再構成処理には、散乱性補正およびビームハードニング補正などの各種補正処理、および再構成条件における再構成関数の適用など、各種処理を有する。再構成処理機能443は、再構成された医用画像のデータをメモリ41に格納する。再構成処理機能443は、再構成処理部の一例である。
画像処理機能444は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、医用画像のデータを公知の方法により、任意断面の断層像データや3次元画像データに変換する。なお、3次元画像データの生成は再構成処理機能443が直接行なっても構わない。また、画像処理機能444は、画像処理部の一例である。
決定機能445は、スキャンに関する検査オーダが反映された撮影条件に基づいて、スキャン時における被検体Pの姿勢を決定する。なお、決定機能445は、放射線科情報システム(以下、RIS(Radiology Information System)と呼ぶ)または病院情報システム(以下、HIS(Hospital Information System)と呼ぶ)から出力された検査オーダに基づいて撮影条件を決定してもよい。例えば、スキャン時における被検体Pの姿勢が検査オーダに記載されている場合、決定機能445は、検査オーダに記載されている姿勢を用いて、撮影条件を決定する。被検体Pの姿勢とは、例えばスキャン時における被検体Pの体位であって、例えば、立位、臥位、座位などである。なお、被検体Pの姿勢は、上記体位に限定されず、例えば、天板33を水平面から傾けた斜めの体位(以下、斜位と呼ぶ)などであってもよい。撮影条件は、例えば、線量、管電圧、管電流、スキャン速度、スライス厚、撮影モードなどのスキャン毎の設定の他、撮影範囲を設定するためのプリスキャンやヘリカルスキャン/ステップアンドシュートスキャンなどの本スキャンを行う撮影順序を示すフェーズが記述されたものであって、撮影プロトコルとも称される。撮影モードとは、例えば、ヘリカルスキャン(H)、ステップアンドシュートスキャン(S&S)、スキャンアンドビュー(S&V)、ダイナミックスキャンなどの各種スキャンのモードに対応する。なお、撮影条件には、検査オーダに記載されている姿勢の情報を有していてもよい。また、決定機能445は、入力インターフェース43を介した操作者の指示により、撮影条件や上記姿勢を決定してもよい。決定機能445は、決定部の一例である。なお、スキャン時における被検体Pの姿勢は、撮影条件における当該姿勢に関する各種項目の組み合わせと、当該組み合わせに対する姿勢の対応表との照合により、処理回路44により推定されてもよい。
付帯機能446は、決定機能445により決定された姿勢に関する情報(以下、姿勢関連情報と呼ぶ)を、生データと医用画像とに付帯させる。姿勢関連情報とは、例えば、スキャン時における被検体Pの体位や姿勢を示す文字列、これらの文字列を模式的に示すアイコン(以下、姿勢アイコンと呼ぶ)、臥位、立位、斜位などにおいて水平面に対する角度情報、重力方向を示す情報などである。付帯機能446は、医療用画像管理システム(以下、PACS(Picture Archiving and Communication Systems)のサーバへ姿勢に応じて医用画像を送信するときや、医用画像を姿勢に応じて検索するときにおいて、姿勢に関する情報を参照する。付帯機能446は、付帯部の一例である。
以上のように構成された本実施形態に係るX線CT装置1において、スキャンにおける被検体Pの姿勢に関する情報と関連付けて、当該スキャンにより生成された医用画像を表示する処理(以下、姿勢表示処理と呼ぶ)について、図2乃至図11を用いて説明する。姿勢表示処理の実行に先立って、メモリ41は、姿勢関連情報を記憶する。
図2は、姿勢関連情報PRIの一例を示す図である。図2に示すように、メモリ41は、スキャン時における被検体Pの姿勢や体位を模式的かつ視覚的に示す文字列や姿勢アイコンなどを記憶する。スキャン時における被検体Pの姿勢や体位を模式的かつ視覚的に示す姿勢アイコンは、被検体Pの姿勢や体位に応じた色相の違い(図2ではハッチングの違い)で表現されてもよい。例えば、臥位では緑色、立位では赤色、座位では黄色などである。図2における矢印ARの矢先は被検体Pの頭側が示し、矢印の下方に位置する水平線HLは、床面を示している。なお、床面を示す水平線HLの代わりに、鉛直方向を示す記号が被検体Pの姿勢を示す矢印とともに姿勢アイコンとして構成されてもよい。また、被検体Pの姿勢として人体を視覚的かつ模式的に示す視覚記号PGには、床面を示す水平線HLや鉛直方向を示す記号がともに提示されてもよい。また、姿勢関連情報PRIは、図2に示す例に限定されず、被検体Pの姿勢に応じて、適宜、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせなどで表現されてもよい。
図3は、姿勢表示処理の手順の一例を示すフローチャートである。
(姿勢表示処理)
(ステップS301)
決定機能445は、RISまたはHISから出力された検査オーダに基づいて、被検体Pに対する撮影条件を決定する。具体的には、決定機能445は、入力インターフェース43を介した操作者の指示により、検査オーダに従って撮影条件を決定する。なお、撮影条件の決定において、入力インターフェース43を介した操作者の指示により、スキャン時における被検体Pの姿勢や体位などが入力されてもよい。なお、検査オーダにスキャンの実施時における被検体Pの姿勢や体位などが記載されている場合、決定機能445は、検査オーダに記載されている姿勢や体位などを用いて、撮影条件を決定してもよい。このとき、ディスプレイ42は、決定された撮影条件を、検査オーダにおける姿勢に関する情報とともに表示する。
(ステップS302)
決定機能445は、ステップS301において決定されたスキャンに関する撮影条件に基づいて、スキャン時における被検体Pの姿勢を決定する。具体的には、撮影条件を使用したスキャンが立位状態でのスキャン(以下、立位スキャンと呼ぶ)である場合、決定機能445は、被検体Pの姿勢が立位であると決定する。また、撮影条件を使用したスキャンが臥位状態でのスキャン(以下、臥位スキャンと呼ぶ)である場合、決定機能445は、被検体Pの姿勢が臥位であると決定する。また、撮影条件を使用したスキャンが座位状態でのスキャン(以下、座位スキャンと呼ぶ)である場合、決定機能445は、被検体Pの姿勢が座位であると決定する。撮影条件を使用したスキャンが斜位状態でのスキャン(以下、斜位スキャンと呼ぶ)である場合、決定機能445は、被検体Pの姿勢が斜位であると決定する。
なお、決定機能445は、検査オーダに対して言語解析処理を実行することにより、検査オーダに記載された姿勢や体位を検出し、スキャンの実施時における被検体Pの姿勢を決定してもよい。また、決定機能445は、X線CT装置1が設置された検査室に設けられた各種カメラなどの外部デバイスからの出力、架台装置10に設けられた加速度センサなどによる機械的な角度の検出、または被検体Pに対する位置決め撮影(位置決めスキャン)に関する内部の情報などに基づいて、自動的に被検体Pの姿勢を決定してもよい。ディスプレイ42は、撮影条件を、姿勢に関する情報とともに表示する。
図4は、スキャンプランのリストPLとともに表示された姿勢関連情報PRIの一例を示す図である。スキャンプランとは、例えば、スキャンの識別番号801ごとに、当該スキャンにおける撮影条件(管電圧802、管電流803、スキャン時間804など)を配列させたものであって、図4に示すリストPLにおける行に対応する。このとき、リストPLの各行には、姿勢関連情報PRIとして、体位情報の項目において姿勢アイコンがともに表示される。
図4に示すように、姿勢アイコンRIの変更指示が、入力インターフェース43を介して入力されてもよい。姿勢アイコンRIの変更指示は、例えば、姿勢アイコンRIへのクリック等の操作である。このとき、決定機能445は、撮影条件とともに表示されている姿勢に関する情報において当該姿勢を他の姿勢に変更する指示に応答して、当該他の姿勢を用いて当該他の姿勢に対応する撮影条件を決定する。すなわち、姿勢アイコンが他の姿勢アイコンに変更されると、決定機能445は、他の姿勢アイコンと検査オーダとに基づいて、他の姿勢アイコンに対応する撮影条件に変更する。次いで、ディスプレイ42は、変更された撮影条件を、当該他の姿勢に関する情報(他の姿勢アイコン)とともに表示する。
(ステップS303)
システム制御機能441は、撮影条件に基づいて被検体Pに対してスキャンを実行する。システム制御機能441は、スキャンの実行により生成された生データを、メモリ41に記憶させる。
(ステップS304)
再構成処理機能443は、生データに基づいて医用画像を再構成する。再構成処理機能443は、再構成された医用画像をメモリ41に記憶させる。
(ステップS305)
付帯機能445は、ステップS303におけるスキャンにより生成された生データと、ステップS304において再構成された医用画像とに対して、姿勢関連情報を付帯させる。具体的には、付帯機能445は、決定機能445により決定された姿勢に対応する姿勢関連情報をメモリ41から読み出し、読み出された姿勢関連情報を生データと医用画像とに付帯させる。
(ステップS306)
ディスプレイ42は、医用画像を、姿勢関連情報PRIと関連付けて表示する。例えば、ディスプレイ42は、姿勢関連情報PRIを用いることにより、姿勢の種別(臥位、立位、座位、斜位など)を識別可能に、医用画像を表示する。架台装置10が変形可能である場合、すなわち本X線CT装置1が立位および臥位のいずれの状態の被検体に対してスキャン可能なX線CT装置(以下、ユニバーサルCT装置と呼ぶ)である場合、ディスプレイ42は、姿勢関連情報として架台装置10の回転角度を、角度情報として表示してもよい。
具体的には、ディスプレイ42は、決定された姿勢が立位である場合、姿勢関連情報PRIにおける立位を示す情報を医用画像とともに表示すること、決定された姿勢が臥位である場合、姿勢関連情報PRIにおける臥位を示す情報を前記医用画像とともに表示することと、決定された姿勢が座位である場合、姿勢関連情報PRIにおける座位を示す情報を医用画像とともに表示することとのうち少なくとも一つを表示する。例えば、ディスプレイ42は、例えば、標準的な臥位によるスキャンについては姿勢関連情報を表示せず、立位や座位などによりスキャンが実行された場合は、姿勢関連情報を表示する。重力方向を示す情報を姿勢関連情報として表示する場合、実質的に被検体Pの姿勢を示す情報と等価な情報として提示することができることがある。ただし、重力方向を示す情報では立位と座位との判別は不可能である。このため、立位と座位で被検体の状態が変わるという状況下では、例えば、ユニバーサルCT装置などでは、重力方向を示す情報の代わりに図2に示す姿勢関連情報PRIを表示することは、重要な意味を有することとなる。以下、図5乃至図11を用いて、姿勢関連情報PRIの表示例について説明する。
図5は、ディスプレイ42に表示された医用画像MIと臥位に関する姿勢関連情報DIとの一例を示す図である。図5に示すように、医用画像MIは臥位スキャンにより生成されたため、ディスプレイ42は、臥位を示す情報DIを姿勢関連情報として、医用画像MIとともに表示する。
図6は、臥位スキャンにより生成された複数の医用画像がシリーズまたはボリュームごとに模式的に配列され、かつ操作者により選択可能に表示された一例を示す図である。図6に示すように、代表的な医用画像AIは、操作者が臥位スキャンを視覚的に認識しやすいように、姿勢関連情報としてアキシャル断面で表示される。
図7は、立位スキャンにより生成された複数の医用画像がシリーズまたはボリュームごとに模式的に配列され、かつ操作者により選択可能に表示された一例を示す図である。図7に示すように、代表的な医用画像CIは、操作者が立位スキャンを視覚的に認識しやすいように、姿勢関連情報としてコロナル断面で表示される。また、図7に示すように、代表的な医用画像SIは、操作者が立位スキャンを視覚的に認識しやすいように、姿勢関連情報としてサジタル断面で表示される。なお、立位スキャンとして識別可能な代表的な画像は、コロナル断面とサジタル断面とのうちいずれの断面であってもよい。
図8は、臥位スキャンおよび立位スキャンにより生成された複数の医用画像がシリーズまたはボリュームごとに模式的に配列され、かつ操作者により選択可能に表示された一例を示す図である。図8に示すように、代表的な医用画像CIは、操作者が立位スキャンを視覚的に認識しやすいように、姿勢関連情報としてコロナル断面で表示される。また、図8に示すように、代表的な医用画像AIは、操作者が臥位スキャンを視覚的に認識しやすいように、姿勢関連情報としてアキシャル断面で表示される。加えて、スキャンのアイコン(3/Vol.、および4/BM)には、それぞれのスキャンに関する姿勢関連情報が、関連するスキャンに対応する代表的な医用画像とともに、姿勢アイコンとして表示される。図8に示す姿勢アイコンRIは、図2に示すように臥位スキャンであることを示している。また、図8に示す姿勢アイコンSIは、図2に示すように立位スキャンであることを示している。
図9は、スキャンプランのリストPLとともに表示された姿勢関連情報PRIの他の例を示す図である。図9に示すように、ディスプレイ42は、スキャンプランのリストPLの近傍に、識別番号801ごとに撮影モードを示すアイコン(H、S&S、S&Vなど)SMIを表示する。例えば、ディスプレイ42は、スキャンにおける撮影モードを示すアイコンSMIと撮影条件とをスキャンごとに配列したリストを第1表示領域1DAに表示する。また、ディスプレイ42は、リストPLにおいて操作者により選択されたスキャンプランを強調表示する。このとき、ディスプレイ42は、選択されたスキャンプランに対応する医用画像を第2表示領域2DAに表示する。また、ディスプレイ42は、スキャンに対応する姿勢関連情報PRIを、撮影モードを示すアイコンSMIに隣接して第1表示領域に表示する。
図9では、識別番号「1」のスキャンプランが選択されているため、識別番号「1」に対応するスキャンプランが強調表示され、識別番号「1」のスキャンプランにおける代表的な医用画像PMIが第2表示領域2DAに表示されている。また、図9に示すように、識別番号「1」のスキャンプランにおける撮影モードはヘリカルスキャンであるため、撮影モードを示すアイコン「H」が、第1表示領域における識別番号「1」のスキャンプランの近傍に、当該スキャンプランのアイコンとして表示される。また、ディスプレイ42は、選択されたスキャンに対応する姿勢関連情報RIを、撮影モードを示すアイコン「H」に隣接して第1表示領域1DAに表示する。なお、ディスプレイ42は、第2表示領域2DAにおいて、医用画像PMIとともに姿勢関連情報RIを表示してもよい。
図10は、再構成された医用画像に関する再構成条件と異なる再構成条件を入力可能な表示態様の一例を示す図である。当該表示態様は、再構成条件を変えて再度再構成を実行する再構成リトライの表示画面に相当する。入力インターフェース43を介した操作者の指示により、再構成リトライの指示が入力されると、ディスプレイ42は、図10に示すような表示態様を表示する。図10に示すように、ディスプレイ42は、再構成リトライにおける再構成条件の入力画面において、既に再構成された医用画像MIを、臥位を示す姿勢関連情報DIとともに表示する。また、図10に示すように、ディスプレイ42は、再構成条件が入力される領域IAおよび画像選択の領域SAにおいて、臥位を示す姿勢関連情報RIを表示する。
画像処理機能444は、異なる姿勢に対応する複数の医用画像の間の変換処理を実行する。例えば、画像処理機能444は、ステップS302において決定された姿勢と異なる他の姿勢とステップS304において再構成された医用画像とに基づいて、当該他の姿勢に対応する姿勢変換画像に当該医用画像を変換する。画像変換処理は、例えば、立位と座位、立位と臥位、座位と臥位の画像をペアにしたDCNN(Deep Convolutional Neural Network)をトレーニングすることにより生成された複数の画像フィルタにより実現される。すなわち、スキャン実行時における被検体Pの姿勢・体位に応じて、医用画像における臓器の位置の変更(以下、臓器ダレと呼ぶ)が生ずる。例えば、立位状態でのスキャンにより再構成された医用画像(以下、立位画像と呼ぶ)における臓器の位置は、臥位状態でのスキャンにより再構成された医用画像(以下、臥位画像と呼ぶ)における臓器の位置に比べて、重力により垂れる。複数の画像フィルタは、医用画像における臓器ダレの再現、または臓器ダレの低減を実現するフィルタに相当する。
画像処理機能444は、複数の画像フィルタに医用画像を入力することで、立位画像と臥位画像、座位状態でのスキャンにより再構成された医用画像(以下、座位画像と呼ぶ)と臥位画像、および立位画像と座位画像とにおいて、相互に変換する。例えば、画像処理機能444は、ステップS304において再構成された臥位画像を、臥位画像から立位画像へ変換する画像フィルタに入力することで、立位画像に相当する姿勢変換画像を生成する。ディスプレイ42は、姿勢変換画像が医用画像から変換されたことを示す情報(以下、変換情報と呼ぶ)と他の姿勢に関する情報(姿勢関連情報)とともに、姿勢変換画像を表示する。
図11は、医用画像MIと姿勢変換画像PTIとともに表示された変換情報と姿勢関連情報との一例を示す図である。図11に示す撮影体位は、被検体Pに対するスキャンの実施時における当該被検体の体位を示している。また、画像体位は、表示された医用画像および姿勢変換画像に関する体位を示している。撮影体位および画像体位は、姿勢関連情報に対応する。また、図11における「(変換)」の文字列は、姿勢変換画像PTIが医用画像MIから変換されたことを示している。
ステップS306で表示された医用画像は、入力インターフェース43を介した操作者の指示により、例えば、PACSサーバに送信される。このとき、医用画像には姿勢関連情報が付帯されているため、操作者は、スキャン時における被検体Pの姿勢や体位に応じて、PACSサーバへ医用画像を送信することができる。また、システム制御機能441は、入力インターフェース43を介した操作者の指示により、スキャン時における被検体の姿勢や体位に応じて、姿勢関連情報に紐づく医用画像を検索する。ディスプレイ42は、検索により特定された医用画像を、姿勢関連情報や撮影条件とともに表示する。これにより、操作者は、例えば、スキャン時における被検体の姿勢や体位に応じた撮影条件を簡便に参照することができる。このため、本X線CT装置1によれば、被検体に対する検査効率や検査のスループットを向上させることができる。
以上に述べた第1の実施形態に係るX線CT装置1によれば、被検体Pに対するスキャンにより生成された生データに対して再構成処理の実行により医用画像を再構成し、スキャンに関する撮影条件に基づいて、スキャンの実施時における被検体Pの姿勢を決定し、医用画像を、姿勢に関する情報と関連付けて表示する。例えば、本X線CT装置1によれば、姿勢の種別(臥位、立位、座位、斜位など)を識別可能に、医用画像を表示する。具体的には、本X線CT装置1によれば、姿勢が立位である場合、立位を示す情報を医用画像とともに表示することと、姿勢が臥位である場合、臥位を示す情報を医用画像とともに表示することと、姿勢が座位である場合、座位を示す情報を前記医用画像とともに表示することとのうち少なくとも一つを実行する。これらのことから、本X線CT装置1によれば、再構成された医用画像が表示される場合において、当該医用画像の詳細な情報(プロパティ等)にアクセスすることなく、当該医用画像に関するスキャンがどのような姿勢で実行されたのかを操作者は簡便に判断することができる。これにより、例えば、スキャン時の被検体Pの姿勢に応じて医用画像をPACSサーバ等へ転送することや、読影時における医用画像に関する被検体Pの姿勢・体位を容易に把握することができる。以上のことから、本X線CT装置1によれば、検査効率や読影効率を向上させることができる。
また、第1の実施形態に係るX線CT装置1によれば、スキャンにおける撮影モードを示すアイコンと撮影条件とをスキャンごとに配列したリストを第1表示領域に表示し、リストにおいて選択されたスキャンに対応する医用画像を第2表示領域に表示し、スキャンに対応する前記姿勢に関する情報を、アイコンに隣接して前記第1表示領域に表示する。また、本X線CT装置1によれば、医用画像に関する再構成条件と異なる再構成条件を入力可能な表示態様において、医用画像を当該姿勢に関する情報とともに表示する。これらのことから、本X線CT装置1によれば、スキャンプランのリストPLの表示時や再構成リトライの入力画面において、当該医用画像の詳細な情報にアクセスすることなく、当該医用画像に関するスキャンがどのような姿勢で実行されたのかを、操作者は混乱なく簡便に判断することができる。このため、本X線CT装置1によれば、検査効率や再構成リトライなどの後処理の効率を向上させることができる。
また、第1の実施形態に係るX線CT装置1によれば、被検体Pに関する検査オーダに当該姿勢が記載されている場合、記載されている姿勢を用いて撮影条件を決定し、決定された撮影条件を、検査オーダにおける姿勢に関する情報とともに表示する。また、本X線CT装置1によれば、撮影条件とともに表示されている姿勢に関する情報において姿勢を他の姿勢に変更する指示に応答して、他の姿勢を用いて当該他の姿勢に対応する撮影条件に変更し、変更された撮影条件を、他の姿勢に関する情報とともに表示する。これらにより、本X線CT装置1によれば、スキャンの実行前において、スキャンにおける被検体Pの姿勢を簡便に把握することができ、撮影条件の変更を容易に実行することができる。例えば、被検体Pに対するスキャンを立位で実行する検査オーダを受け、高齢、ケガ、疲れ等の影響で当該被検体Pを立位でスキャンできない場合、操作者は、容易に、座位や臥位で被検体Pをスキャンする撮影条件に変更することができる。また、被検体Pに対するスキャンを臥位で実行する検査オーダを受け、被検体Pが元気なため簡便な立位でスキャンを実行させる場合についても、容易に撮影条件に変更することができる。以上のことから、本X線CT装置1によれば、検査効率を向上させることができる。
また、第1の実施形態に係るX線CT装置1によれば、姿勢と異なる他の姿勢と医用画像とに基づいて、他の姿勢に対応する姿勢変換画像に医用画像を変換し、姿勢変換画像が医用画像から変換されたことを示す情報と他の姿勢に関する情報とともに、姿勢変換画像を表示する。これらのことから、本X線CT装置1によれば、再構成された医用画像が表示される場合において、当該医用画像の詳細な情報(設定や属性に関する情報を示すプロパティ等)にアクセスすることなく、表示された医用画像に関して被検体Pの姿勢・体位との関連を操作者は簡便に判断することができる。これにより、本X線CT装置1によれば、例えば、被検体Pの姿勢に応じて医用画像をPACSサーバ等へ転送することができ、検査効率を向上させることができる。
また、第1の実施形態に係るX線CT装置1によれば、生データと医用画像とに姿勢に関する情報を付帯させる。これにより、本X線CT装置1によれば、姿勢に関する情報、例えば、立位、臥位、座位などに応じた医用画像の検索や医用画像の転送等を容易に実行することができ、検査効率を向上させることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、過去の医用画像に対して姿勢関連情報を付与する処理などを医用画像表示装置で実現することにある。なお、医用画像処理装置は、姿勢表示処理を実現することも可能である。
図12は、X線CTシステム2の構成の一例を示す構成図である。X線CTシステム2は、X線CT装置3と医用画像表示装置5とを備える。X線CT装置3は、例えば、図1に示すX線CT装置1において決定機能445および付帯機能446を有さない既存のX線CT装置に相当する。このため、X線CT装置3の説明は省略する。医用画像表示装置5は、例えば、PACSやHISに組み込まれてもよいし、PACSサーバやHISサーバに接続された端末装置として実現されてもよい。例えば、医用画像表示装置5は、読影端末として機能してもよい。
医用画像表示装置5は、メモリ51と、ディスプレイ52と、入力インターフェース53と、処理回路54とを有する。メモリ51と、ディスプレイ52と、入力インターフェース53と、処理回路54との間のデータ通信は、例えば、バス(BUS)を介して行われる。メモリ51と、ディスプレイ52と、入力インターフェース53と、処理回路54とにおけるハードウェア構成は、第1の実施形態におけるメモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、処理回路44とそれぞれ同様なため説明は省略する。また、処理回路44における複数の機能における処理内容は、第1の実施形態と同様な機能を有するため、第1の実施形態と異なる処理内容について説明する。
メモリ51は、X線CT装置3により過去に生成された複数の医用画像(以下、過去画像と呼ぶ)を記憶する。過去画像には、当該過去画像の生成に関するX線CT装置3におけるソフトウェアのバージョン情報、当該X線CT装置3の型番、当該X線CT装置3の名称などの付帯情報が付帯される。
決定機能445は、付帯情報に基づいて、過去画像に関するスキャンの実施時における被検体Pの姿勢を決定する。例えば、決定機能445は、バージョン情報が所定のバージョンより過去であれば、当該姿勢として「臥位」に関する情報を決定する。なお、決定機能445は、X線CT装置3の型番や当該X線CT装置3の名称などに基づいて、当該姿勢として「臥位」に関する情報を決定してもよい。また、決定機能445は、付帯情報に基づいて姿勢を決定できなければ、過去画像に関するスキャンの実施時における被検体Pの姿勢として「不明」を決定する。
付帯機能446は、決定機能445により決定された姿勢に関する姿勢関連情報を、過去画像に付帯させる。なお、付帯機能446は、付けられる限り一括で、姿勢関連情報を、過去画像に付帯させてもよい。
ディスプレイ52は、過去画像を、姿勢関連情報PRIと関連付けて表示する。例えば、ディスプレイ52は、医用画像や過去画像の読影時において、医用画像や過去画像を姿勢関連情報PRIと関連付けて表示する。なお、過去画像に付帯された姿勢関連情報が「不明である場合、ディスプレイ42は、「不明」または不明を示す記号(?)などを姿勢関連情報として、過去画像とともに表示してもよい。また、例えば、本医用画像表示装置5が接続された院内のネットワークや病院連携におけるネットワークにおいてユニバーサルCT装置や立位CT装置が1台も接続されていない場合、ディスプレイ52は、医用画像および過去画像の表示において、姿勢関連情報を非表示としてもよい。
図13は、読影ビューアとして用いられた医用画像表示装置5のディスプレイ52に表示された過去画像PIと姿勢関連情報(姿勢アイコンRI)との一例を示す図である。図13に示すように、読影時において表示された医用画像の近傍には、姿勢アイコンRIが表示される。
以上に述べた第2実施形態に係る医用画像表示装置5によれば、被検体Pに対するスキャンに関する撮影条件に基づいて、スキャンの実施時における被検体Pの姿勢を決定し、スキャンにより再構成された医用画像を、姿勢に関する情報と関連付けて表示する。これにより、再構成された医用画像が表示される場合において、当該医用画像の詳細な情報(プロパティ等)にアクセスすることなく、当該医用画像に関するスキャンがどのような姿勢で実行されたのかを操作者は混乱なく簡便に判断することができ、例えば、読影効率を向上させることができる。スキャンの実行を除く姿勢表示処理の手順および効果は、第1の実施形態と同様なため、説明は省略する。
実施形態における技術的思想を医用画像表示方法で実現する場合、当該医用画像表示方法は、被検体Pに対するスキャンに関する検査オーダが反映された撮影条件に基づいて、スキャンの実施時における被検体の姿勢を決定し、スキャンにより再構成された医用画像を、姿勢に関する情報と関連付けて表示する。医用画像処理方法により実行される姿勢表示処理の手順および効果は、第1の実施形態と同様なため、説明は省略する。
実施形態における技術的思想を医用画像表示プログラムで実現する場合、医用画像表示プログラムは、コンピュータに、被検体Pに対するスキャンに関する検査オーダが反映された撮影条件に基づいて、スキャンの実施時における被検体の姿勢を決定し、スキャンにより再構成された医用画像を、姿勢に関する情報と関連付けてディスプレイ52に表示すること、を実現させる。例えば、医用画像表示処理に関する各種サーバ装置(処理装置)に医用画像表示プログラムをインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても、姿勢表示処理を実現することができる。このとき、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(ハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することも可能である。医用画像表示プログラムにおける処理手順および効果は、第1の実施形態および第2の実施形態と同様なため、説明は省略する。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、スキャンにおける被検体の姿勢に関する情報と関連付けて、当該スキャンにより生成された医用画像を表示することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 X線CT装置
2 X線CTシステム
3 X線CT装置
5 医用画像表示装置
10 架台装置
11 X線管
12 X線検出器
13 回転フレーム
14 X線高電圧装置
15 制御装置
16 ウェッジ
17 コリメータ
18 DAS(Data Acquisition System)
30 寝台装置
31 基台
32 寝台駆動装置
33 天板
34 支持フレーム
40 コンソール装置
41 メモリ
42 ディスプレイ
43 入力インターフェース
44 処理回路
51 メモリ
52 ディスプレイ
53 入力インターフェース
54 処理回路
441 システム制御機能
442 前処理機能
443 再構成処理機能
444 画像処理機能
445 決定機能
446 付帯機能

Claims (11)

  1. 被検体に対するスキャンにより生成された生データに対して再構成処理を実行し、医用画像を再構成する再構成処理部と、
    前記スキャンに関する検査オーダが反映された撮影条件に基づいて、スキャン時における前記被検体の姿勢を決定する決定部と、
    前記医用画像を、前記姿勢に関する情報と関連付けて表示する表示部と、
    を備えるX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記表示部は、
    前記姿勢が立位である場合、前記立位を示す情報を前記医用画像とともに表示することと、
    前記姿勢が臥位である場合、前記臥位を示す情報を前記医用画像とともに表示することと、
    前記姿勢が座位である場合、前記座位を示す情報を前記医用画像とともに表示することと、のうち少なくとも一つを実行する、
    請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記表示部は、前記姿勢の種別を識別可能に、前記医用画像を表示する、
    請求項1または2に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 前記表示部は、
    前記スキャンにおける撮影モードを示すアイコンと前記撮影条件とをスキャンごとに配列したリストを第1表示領域に表示し、
    前記リストにおいて選択されたスキャンに対応する医用画像を第2表示領域に表示し、
    前記スキャンに対応する前記姿勢に関する情報を、前記アイコンに隣接して前記第1表示領域に表示する、
    請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記表示部は、前記医用画像に関する再構成条件と異なる再構成条件を入力可能な表示態様において、前記医用画像を前記姿勢に関する情報とともに表示する、
    請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記決定部は、前記被検体に関する検査オーダに前記姿勢が記載されている場合、前記記載されている姿勢を用いて、前記撮影条件を決定し、
    前記表示部は、前記決定された撮影条件を、前記検査オーダにおける前記姿勢に関する情報とともに表示する、
    請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 前記決定部は、前記撮影条件とともに表示されている姿勢に関する情報において前記姿勢を他の姿勢に変更する指示に応答して、前記他の姿勢を用いて前記他の姿勢に対応する撮影条件に変更し、
    前記表示部は、前記変更された撮影条件を、前記他の姿勢に関する情報とともに表示する、
    請求項6に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  8. 前記姿勢と異なる他の姿勢と前記医用画像とに基づいて、前記他の姿勢に対応する姿勢変換画像に前記医用画像を変換する画像処理部をさらに備え、
    前記表示部は、前記姿勢変換画像が前記医用画像から変換されたことを示す情報と前記他の姿勢に関する情報とともに、前記姿勢変換画像を表示する、
    請求項1乃至7のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  9. 前記生データと前記医用画像とに前記姿勢に関する情報を付帯させる付帯部をさらに備える、
    請求項1乃至8のうちいずれか一項に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  10. 被検体に対するスキャンに関する検査オーダが反映された撮影条件に基づいて、スキャン時における前記被検体の姿勢を決定する決定部と、
    前記スキャンにより再構成された医用画像を、前記姿勢に関する情報と関連付けて表示する表示部と、
    を備える医用画像表示装置。
  11. 被検体に対するスキャンに関する検査オーダが反映された撮影条件に基づいて、スキャン時における前記被検体の姿勢を決定し、
    前記スキャンにより再構成された医用画像を、前記姿勢に関する情報と関連付けて表示すること、
    を備える医用画像表示方法。
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