JP2023035503A - モバイル装置、コンピュータプログラム、および認証システム - Google Patents

モバイル装置、コンピュータプログラム、および認証システム Download PDF

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Abstract

【課題】モバイル装置を用いる認証システムの利便性を高める。【解決手段】制御装置12は、ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置11を認証する認証処理に基づいて施解錠装置31の動作制御を行なう。短距離無線通信装置13は、モバイル装置11と短距離無線通信が可能である。近接無線通信装置14は、モバイル装置11と近接無線通信が可能である。モバイル装置11は、近接無線通信装置14から近接無線通信を通じて確認情報CFを取得する。モバイル装置11は、制御装置12にモバイル装置11を認証させる処理を実行するアプリケーションを自動的に起動する。モバイル装置11は、確認情報CFの取得とモバイル装置11の認証の双方がなされた場合に、施解錠装置31の状態に応じた動作制御を制御装置12に指示する指示信号ISを、短距離無線通信を通じて送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザによる携帯が可能なモバイル装置を用いる認証システムに関連する。本発明は、当該認証システムの一部を構成しうるモバイル装置、および当該モバイル装置に搭載された処理部により実行可能なコンピュータプログラムにも関連する。
特許文献1は、移動体の一例としての車両に搭載される認証システムを開示している。当該システムにおいては、車両のドアの施解錠装置の動作を制御する制御装置とユーザに携帯されたモバイル装置との間で、電波による通信を通じて認証が行なわれる。ドアハンドルに設けられたタッチセンサにユーザが触れた状態で認証が成立すると、制御装置による施解錠装置の動作制御が許可される。
特開2016-211334号公報
本発明の目的は、モバイル装置を用いる認証システムの利便性を高めることである。
上記の目的を達成するための一態様は、ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置であって、
短距離無線通信および近接無線通信を実行可能である通信部と、
近接無線通信装置から前記近接無線通信を通じて情報を取得し、被制御装置の動作制御を行なう制御装置に前記モバイル装置を認証させる処理を実行するアプリケーションを自動的に起動し、前記情報の取得と前記モバイル装置の認証の双方がなされた場合に、前記被制御装置の状態に応じた動作制御を前記制御装置に指示する指示信号を、前記短距離無線通信を通じて送信する処理部と、
を備えている。
上記の目的を達成するための一態様は、ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置に搭載された処理部により実行可能なコンピュータプログラムであって、
実行されることにより、前記モバイル装置は、
近接無線通信装置から近接無線通信を通じて情報を取得し、
被制御装置の動作制御を行なう制御装置に前記モバイル装置を認証させる処理を実行するアプリケーションを自動的に起動し、
前記情報の取得と前記モバイル装置の認証の双方がなされた場合に、前記被制御装置の状態に応じた動作制御を前記制御装置に指示する指示信号を、短距離無線通信を通じて送信する。
上記の目的を達成するための一態様は、認証システムであって、
ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置と、
前記モバイル装置を認証する認証処理に基づいて被制御装置の動作制御を行なう制御装置と、
前記モバイル装置と短距離無線通信が可能である短距離無線通信装置と、
前記モバイル装置と近接無線通信が可能である近接無線通信装置と、
を備えており、
前記モバイル装置は、
前記近接無線通信装置から前記近接無線通信を通じて情報を取得し、
前記制御装置に前記モバイル装置を認証させる処理を実行するアプリケーションを自動的に起動し、
前記情報の取得と前記モバイル装置の認証の双方がなされた場合に、前記被制御装置の状態に応じた動作制御を前記制御装置に指示する指示信号を、前記短距離無線通信装置へ送信するように構成されている。
上記の各態様に係る構成によれば、制御装置にモバイル装置を認証させる処理を実行するアプリケーションを起動する操作や、制御装置に被制御装置の動作制御を指示する操作を自動化できる。ユーザは、携帯しているモバイル装置を近接無線通信装置に近づけるという最小限の動作で被制御装置の動作制御を遂行できるので、ユーザに与えうる煩わしさを軽減できる。他方、指示信号の出力にはモバイル装置と近接無線通信装置の間で近接無線通信を成立させることが条件とされるので、上記のような操作の自動化に伴うセキュリティ性の低下を抑制できる。したがって、モバイル装置を用いる認証システムの利便性を高めることができる。
一実施形態に係る認証システムの構成を例示している。 図1の認証システムの機能構成を例示している。 図2のモバイル装置の処理部により実行される処理の一例を示している。 図2の制御装置の処理部により実行される処理の一例を示している。 別例に係る認証システムにより実行される処理を説明するための図である。 図2のモバイル装置の処理部により実行される処理の別例を示している。
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。各図においては、例示される各要素を認識可能な大きさとするために、縮尺を適宜に変更している。
図1は、一実施形態に係る認証システム10の構成を例示している。認証システム10は、モバイル装置11を含んでいる。モバイル装置11は、ユーザ20による携帯が可能な装置である。認証システム10は、例えば、モバイル装置11を認証することにより、モバイル装置11を携帯しているユーザ20による車両30の利用を許可するために使用されうる。車両30の形状は、例示に過ぎない。車両30は、移動体の一例である。
認証システム10は、制御装置12を含んでいる。本例においては、制御装置12は、車両30に搭載されている。制御装置12は、モバイル装置11を認証する認証処理に基づいて、車両30に搭載された施解錠装置31の動作制御を行なうように構成されている。施解錠装置31は、車両30のドア32を施解錠する装置である。施解錠装置31は、被制御装置の一例である。ドア32は、開閉体の一例である。
認証システム10は、短距離無線通信装置13を含んでいる。本例においては、短距離無線通信装置13は、車両30における適宜の位置に搭載されている。短距離無線通信装置13は、モバイル装置11と短距離無線通信を実行可能なアンテナを備えている。
本明細書で用いられる「短距離無線通信」という語は、標準規格であるIEEE802.15またはIEEE802.11に準拠しつつ電波を用いて行なわれる非接触通信を意味する。短距離無線通信を実行可能な技術としては、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth Low Energy(登録商標)、超広帯域無線通信(Ultra Wide Band; UWB)、ZigBee(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)などが挙げられる。
認証システム10は、近接無線通信装置14を含んでいる。本例においては、近接無線通信装置14は、車両30における適宜の位置に搭載されている。
図2に例示されるように、近接無線通信装置14は、モバイル装置11と近接無線通信を実行可能なアンテナ141を備えている。
本明細書で用いられる「近接無線通信」という語は、電磁誘導による結合を通じて情報の送信を行なう非接触通信を意味する。近接無線通信を実行可能な技術としては、NFC(Near Field Communication)やRF-IDやなどが挙げられる。
他方、モバイル装置11は、通信部111と処理部112を備えている。通信部111は、近接無線通信を実行可能なアンテナを備えている。処理部112は、当該アンテナに電力を供給することにより、当該アンテナから近接無線通信で使用される周波数の磁場を搬送波として放射させるように構成されている。
近接無線通信装置14は、処理部142を備えている。ユーザ20がモバイル装置11を近接無線通信装置14に近づけると(図1参照)、通信部111から放射された磁場により、近接無線通信装置14のアンテナ141に電流が流れ、処理部142へ電力が供給される。処理部142は、不図示の記憶部から確認情報CFを読み出し、アンテナ141から送信するように構成されている。確認情報CFは、モバイル装置11の通信部111により受信される。
確認情報CFは、モバイル装置11と近接無線通信装置14との間で近接無線通信が成立したことを確認できれば、任意の情報でありうる。確認情報CFは、車両30と近接無線通信装置14のいずれかを特定するものであってもよい。
このような機能を有する処理部142は、専用の集積回路により実現されうる。当該機能に係る処理を実行するためのコンピュータプログラムは、当該集積回路に含まれる記憶素子にプリインストールされる。確認情報CFは、当該記憶素子に格納されてもよい。
モバイル装置11の処理部112は、通信部111により適切な確認情報CFが受信されたことを確認すると、制御装置12にモバイル装置11を認証させるアプリケーションを自動的に起動するように構成されている。
具体的には、当該アプリケーションが起動されることにより、モバイル装置11と短距離無線通信装置13との間で通信リンクが確立される。すなわち、通信部111は、短距離無線通信を実行可能なアンテナも備えている。通信リンクを確立する手法自体は、使用される短距離無線通信の規格に応じた周知のものであるので、詳細な説明を省略する。
通信リンクが確立されると、処理部112は、不図示の記憶部に記憶されている認証情報AUを、通信部111から送信する。認証情報AUは、モバイル装置11とユーザ20の少なくとも一方を認証するための情報を含んでいる。認証情報AUは、アナログデータの形態でもよいし、デジタルデータの形態でもよい。認証情報AUは、短距離無線通信装置13により受信される。
制御装置12は、受付部121を備えている。受付部121は、短距離無線通信装置13を通じて認証情報AUを受け付け可能なインターフェースとして構成されている。認証情報AUがアナログデータの形態である場合、受付部121は、A/Dコンバータを含む適宜の変換回路を備える。
制御装置12は、処理部122を備えている。処理部122は、不図示の記憶部に格納された認証情報AUの読出しまたは参照を行なう処理を実行可能に構成されている。処理部122は、受付部121により受け付けられた認証情報AUと、記憶装置に記憶された認証情報AUとの照合を行ない、両者の一致度が閾値を上回る場合に認証を成立させる。
制御装置12は、出力部123を備えている。出力部123は、状態情報STを出力可能なインターフェースとして構成されている。状態情報STは、現時点において施解錠装置31がドア32を施錠しているのか解錠しているのかを示す情報である。状態情報STは、アナログデータの形態でもよいし、デジタルデータの形態でもよい。状態情報STがアナログデータの形態である場合、出力部123は、D/Aコンバータを含む適宜の変換回路を備える。
処理部122は、認証処理が成立すると、出力部123から状態情報STを出力するように構成されている。状態情報STは、短距離無線通信装置13を通じてモバイル装置11へ送信される。
モバイル装置11の処理部112は、通信部111により状態情報STが受信されると、状態情報STが示す施解錠装置31の状態に応じた指示信号ISを生成するように構成されている。具体的には、施解錠装置31がドア32を施錠していることを状態情報STが示している場合、処理部112は、施解錠装置31にドア32を解錠させる指示信号ISを生成する。施解錠装置31がドア32を解錠していることを状態情報STが示している場合、処理部112は、施解錠装置31にドア32を施錠させる指示信号ISを生成する。
処理部112は、生成された指示信号ISを、通信部111を通じて短距離無線通信装置13へ送信するように構成されている。指示信号ISは、アナログ信号であってもよいし、デジタル信号であってもよい。すなわち、処理部112は、確認情報CFの取得とモバイル装置11の認証の双方がなされた場合に、施解錠装置31の状態に応じた動作制御を制御装置12に指示する指示信号ISを、短距離無線通信を通じて送信するように構成されている。
制御装置12の受付部121は、短距離無線通信装置13を通じて指示信号ISも受け付け可能なインターフェースとして構成されている。指示信号ISがアナログ信号である場合、受付部121は、A/Dコンバータを含む適宜の変換回路を備える。
制御装置12の処理部122は、指示信号ISに対応する動作を施解錠装置31に行なわせる制御信号CTを、出力部123から出力するように構成されている。すなわち、出力部123は、制御信号CTも出力可能なインターフェースとして構成されている。制御信号CTは、アナログ信号でもよいし、デジタル信号でもよい。制御信号CTがアナログ信号である場合、出力部123は、D/Aコンバータを含む適宜の変換回路を備える。
図3と図4を参照しつつ、上記のように構成された認証システム10において実行される処理の流れの一例について説明する。図3は、モバイル装置11の処理部112により実行される処理の流れを例示している。図4は、制御装置12の処理部122により実行される処理の流れを例示している。
図3に例示されるように、モバイル装置11の処理部112は、近接無線通信装置14との間で近接無線通信が成立したかを判断する(STEP11)。具体的には、処理部112は、通信部111により適切な確認情報CFが受信されたかを判断する。近接無線通信が成立したと判断されるまで当該処理が繰り返される(STEP11においてNO)。
近接無線通信が成立したと判断されると(STEP11においてYES)、処理部112は、制御装置12にモバイル装置11を認証させるアプリケーションを自動的に起動する(STEP12)。
続いて、処理部112は、短距離無線通信装置13との間で通信リンクが確立したかを判断する(STEP13)。通信リンクが確立したと判断されるまで、当該処理が繰り返される(STEP13においてNO)。所定の時間が経過しても通信リンクの確立が確認できない場合、処理部112は、モバイル装置11にエラーを示す報知を行なわせ、処理をSTEP11に戻してもよい。
短距離無線通信装置13との間で通信リンクが確立したと判断されると(STEP13においてYES)、処理部112は、通信部111から短距離無線通信装置13へ認証情報AUを送信する(STEP14)。
図4に例示されるように、制御装置12の処理部122は、短距離無線通信装置13を通じて受付部121により認証情報AUが受け付けられたかを判断する(STEP21)。受付部121により認証情報AUが受け付けられたと判断されるまで、当該処理が繰り返される(STEP21においてNO)。
受付部121により認証情報AUが受け付けられたと判断されると(STEP21においてYES)、処理部122は、認証情報AUに基づくモバイル装置11の認証処理が成立したかを判断する(STEP22)。
認証処理が成立しなかった場合(STEP22においてNO)、処理部122は、認証不成立を示す報知信号を、短距離無線通信装置13からモバイル装置11へ送信する。処理部122は、処理をSTEP21に戻し、再び認証情報AUの受信を待機する。
認証処理が成立した場合(STEP22においてYES)、処理部122は、施解錠装置31の現状を示す状態情報STを、短距離無線通信装置13からモバイル装置11へ送信する(STEP23)。
図3に例示されるように、モバイル装置11の処理部112は、通信部111により状態情報STが受信されたかを判断する(STEP15)。通信部111により状態情報STが受信されたと判断されるまで、当該処理が繰り返される(STEP15においてNO)。認証情報AUが送信されてから所定の時間が経過しても状態情報STの受信が確認できない場合、処理部112は、処理をSTEP14に戻して認証情報AUを再送信してもよい。
通信部111により状態情報STが受信されたと判断されると(STEP15においてYES)、処理部112は、状態情報STに応じた指示信号ISを、通信部111から短距離無線通信装置13へ送信する(STEP16)。
図4に例示されるように、制御装置12の処理部122は、短距離無線通信装置13を通じて受付部121により指示信号ISが受け付けられたかを判断する(STEP24)。受付部121により指示信号ISが受け付けられたと判断されるまで、当該処理が繰り返される(STEP24においてNO)。状態情報STが送信されてから所定の時間が経過しても指示信号ISの受け付けが確認できない場合、処理部122は、処理をSTEP23に戻して状態情報STを再送信してもよい。
受付部121により指示信号ISが受け付けられたと判断されると(STEP24においてYES)、処理部122は、出力部123から指示信号ISに対応する制御信号CTを出力し、施解錠装置31の動作制御を行なう(STEP25)。
上記のような構成によれば、制御装置12にモバイル装置11を認証させる処理を実行するアプリケーションを起動する操作や、制御装置12に施解錠装置31の動作制御を指示する操作を自動化できる。ユーザ20は、携帯しているモバイル装置11を近接無線通信装置14に近づけるという最小限の動作で施解錠装置31の動作制御を遂行できるので、ユーザ20に与えうる煩わしさを軽減できる。他方、指示信号ISの出力にはモバイル装置11と近接無線通信装置14の間で近接無線通信を成立させることが条件とされるので、上記のような操作の自動化に伴うセキュリティ性の低下を抑制できる。したがって、モバイル装置50を用いる認証システム10の利便性を高めることができる。
モバイル装置11は、スマートフォンなどの汎用携帯情報端末でありうる。この場合、汎用携帯情報端末を車両30のキーとしても利用できるので、専用のモバイル装置を別途に用意する必要がなく、前述した利便性をさらに高めることができる。
近接無線通信装置14は、無線給電型のタグ装置でありうる。この場合、近接無線通信装置14の車両30における搭載箇所に係る制約が緩和され、認証システム10の設計自由度を高めることができる。
図2に例示されるように、モバイル装置11は、加速度センサ113を備えうる。加速度センサ113は、モバイル装置11に加わる加速度を検出し、検出された加速度に対応する信号を出力するように構成されている。
この場合、モバイル装置11の処理部112は、加速度センサ113により検出された加速度が所定の条件を満足した場合に、制御装置12にモバイル装置11を認証させるアプリケーションを自動的に起動するように構成されうる。
所定の条件としては、検出された加速度が閾値を上回ること、検出された加速度の経時変化と所定の経時変化パターンとの一致度が閾値を上回ることなどが挙げられる。所定の経時変化パターンの例としては、ユーザ20が歩行している場合に得られる加速度の経時変化に対応するパターンが挙げられる。
加えて、処理部112は、モバイル装置11の認証処理が成立し、かつ近接無線通信装置14から適切な確認情報CFをした場合に、施解錠装置31の状態に応じた指示信号ISを通信部111から送信するように構成されうる。
図4から図6を参照しつつ、このように構成された認証システム10において実行されうる処理の流れの別例について説明する。図6は、加速度センサ113を備えるモバイル装置11の処理部112により実行される処理の流れを例示している。
処理部112は、加速度センサ113により検出された加速度が所定の条件を満足するかを判断する(STEP31)。加速度が所定の条件を満足するまで、当該処理が繰り返される(STEP31においてNO)。
例えば図5に示されるようにモバイル装置11を携帯したユーザ20が車両30に向かって歩行することにより、加速度センサ113により検出された加速度が所定の条件を満足しうる(図6のSTEP31においてYES)。この場合、処理部112は、制御装置12にモバイル装置11を認証させるアプリケーションを自動的に起動する(STEP32)。
続いて、処理部112は、短距離無線通信装置13との間で通信リンクが確立したかを判断する(STEP33)。通信リンクが確立したと判断されるまで、当該処理が繰り返される(STEP33においてNO)。所定の時間が経過しても通信リンクの確立が確認できない場合、処理部112は、モバイル装置11にエラーを示す報知を行なわせ、処理をSTEP31に戻してもよい。
短距離無線通信装置13との間で通信リンクが確立したと判断されると(STEP33においてYES)、処理部112は、通信部111から短距離無線通信装置13へ認証情報AUを送信する(STEP34)。
図4に例示されるように、制御装置12の処理部122は、短距離無線通信装置13を通じて受付部121により認証情報AUが受け付けられたかを判断する(STEP21)。受付部121により認証情報AUが受け付けられたと判断されるまで、当該処理が繰り返される(STEP21においてNO)。
受付部121により認証情報AUが受け付けられたと判断されると(STEP21においてYES)、処理部122は、認証情報AUに基づくモバイル装置11の認証処理が成立したかを判断する(STEP22)。
認証処理が成立しなかった場合(STEP22においてNO)、処理部122は、認証不成立を示す報知信号を、短距離無線通信装置13からモバイル装置11へ送信する。処理部122は、処理をSTEP21に戻し、再び認証情報AUの受信を待機する。
認証処理が成立した場合(STEP22においてYES)、処理部122は、施解錠装置31の現状を示す状態情報STを、短距離無線通信装置13からモバイル装置11へ送信する(STEP23)。
図6に例示されるように、モバイル装置11の処理部112は、通信部111により状態情報STが受信されたかを判断する(STEP35)。通信部111により状態情報STが受信されたと判断されるまで、当該処理が繰り返される(STEP35においてNO)。認証情報AUが送信されてから所定の時間が経過しても状態情報STの受信が確認できない場合、処理部112は、処理をSTEP34に戻して認証情報AUを再送信してもよい。
通信部111により状態情報STが受信されたと判断されると(STEP35においてYES)、処理部112は、近接無線通信装置14との間で近接無線通信が成立したかを判断する(STEP36)。具体的には、処理部112は、通信部111により適切な確認情報CFが受信されたかを判断する。近接無線通信が成立したと判断されるまで当該処理が繰り返される(STEP36においてNO)。なお、STEP35の判断とSTEP36の判断が行なわれる順序は、逆でもよい。
図5に例示されるように、ユーザ20が近接無線通信装置14にモバイル装置11を近づけると、近接無線通信が成立したと判断される(図6のSTEP36においてYES)。この場合、処理部112は、状態情報STに応じた指示信号ISを、通信部111から短距離無線通信装置13へ送信する(STEP37)。本例においても、処理部112は、確認情報CFの取得とモバイル装置11の認証の双方がなされた場合に、施解錠装置31の状態に応じた動作制御を制御装置12に指示する指示信号ISを、短距離無線通信を通じて送信するように構成されている。
図4に例示されるように、制御装置12の処理部122は、短距離無線通信装置13を通じて受付部121により指示信号ISが受け付けられたかを判断する(STEP24)。受付部121により指示信号ISが受け付けられたと判断されるまで、当該処理が繰り返される(STEP24においてNO)。状態情報STが送信されてから所定の時間が経過しても指示信号ISの受け付けが確認できない場合、処理部122は、処理をSTEP23に戻して状態情報STを再送信してもよい。
受付部121により指示信号ISが受け付けられたと判断されると(STEP24においてYES)、処理部122は、出力部123から指示信号ISに対応する制御信号CTを出力し、施解錠装置31の動作制御を行なう(STEP25)。
上記のような構成によっても、ユーザ20は、携帯しているモバイル装置11を近接無線通信装置14に近づけるという最小限の動作で施解錠装置31の動作制御を遂行できるだけでなく、操作の自動化に伴うセキュリティ性の低下を抑制できる。加えて、制御装置12にモバイル装置11を認証させる処理を、近接無線通信が実行される前に開始できるので、近接無線通信を実行してから施解錠装置31の動作がなされるまでの待ち時間を短縮できる。
これまで説明した様々な機能を有するモバイル装置11の処理部112は、汎用メモリと協働して動作する汎用マイクロプロセッサにより実現されうる。汎用マイクロプロセッサとしては、CPU、MPU、GPUが例示されうる。汎用メモリとしては、ROMやRAMが例示されうる。この場合、ROMには、上述した処理を実行するコンピュータプログラムが記憶されうる。ROMは、コンピュータプログラムを記憶している非一時的なコンピュータ可読媒体の一例である。汎用マイクロプロセッサは、ROM上に記憶されたコンピュータプログラムの少なくとも一部を指定してRAM上に展開し、RAMと協働して上述した処理を実行する。上記のコンピュータプログラムは、汎用メモリにプリインストールされてもよいし、不図示の無線通信ネットワークを介して不図示の外部サーバ装置からダウンロードされた後、汎用メモリにインストールされてもよい。この場合、当該外部サーバ装置は、コンピュータプログラムを記憶している非一時的なコンピュータ可読媒体の一例である。
処理部112は、マイクロコントローラ、ASIC、FPGAなどの上記のコンピュータプログラムを実行可能な専用集積回路によって実現されてもよい。この場合、当該専用集積回路に含まれる記憶素子に上記のコンピュータプログラムがプリインストールされる。当該記憶素子は、コンピュータプログラムを記憶している非一時的なコンピュータ可読媒体の一例である。各プロセッサは、汎用マイクロプロセッサと専用集積回路の組合せによっても実現されうる。
これまで説明した様々な機能を有する制御装置12の処理部122は、汎用メモリと協働して動作する汎用マイクロプロセッサにより実現されうる。汎用マイクロプロセッサとしては、CPU、MPU、GPUが例示されうる。汎用メモリとしては、ROMやRAMが例示されうる。この場合、ROMには、上述した処理を実行するコンピュータプログラムが記憶されうる。ROMは、コンピュータプログラムを記憶している非一時的なコンピュータ可読媒体の一例である。汎用マイクロプロセッサは、ROM上に記憶されたコンピュータプログラムの少なくとも一部を指定してRAM上に展開し、RAMと協働して上述した処理を実行する。上記のコンピュータプログラムは、汎用メモリにプリインストールされてもよいし、不図示の無線通信ネットワークを介して不図示の外部サーバ装置からダウンロードされた後、汎用メモリにインストールされてもよい。この場合、当該外部サーバ装置は、コンピュータプログラムを記憶している非一時的なコンピュータ可読媒体の一例である。
処理部122は、マイクロコントローラ、ASIC、FPGAなどの上記のコンピュータプログラムを実行可能な専用集積回路によって実現されてもよい。この場合、当該専用集積回路に含まれる記憶素子に上記のコンピュータプログラムがプリインストールされる。当該記憶素子は、コンピュータプログラムを記憶している非一時的なコンピュータ可読媒体の一例である。各プロセッサは、汎用マイクロプロセッサと専用集積回路の組合せによっても実現されうる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための例示にすぎない。上記の実施形態に係る構成は、本発明の趣旨を逸脱しなければ、適宜に変更・改良されうる。
図6を参照して説明した処理においては、加速度センサ113により検出された加速度が所定の条件を満足した場合に、制御装置12にモバイル装置11を認証させる処理が自動的に実行されている。しかしながら、加速度が所定の条件を満足した場合に短距離無線通信用アプリケーションの起動のみが行なわれ、近接無線通信装置14から適切な確認情報CFが取得されたことを契機として認証処理の実行がなされる構成も採用されうる。
図1においては、制御装置12、短距離無線通信装置13、および近接無線通信装置14は、車両30における別々の位置に独立して搭載された複数の装置として例示されている。しかしながら、短距離無線通信装置13と近接無線通信装置14の少なくとも一方は、制御装置12の一部として提供されうる。
制御装置12の処理部122により行なわれる認証処理の少なくとも一部は、不図示の無線通信ネットワークを介してモバイル装置11と通信可能な不図示の外部サーバ装置において行なわれうる。
認証処理の結果として制御装置12により制御される被制御装置は、施解錠装置31に限られない。他の被制御装置の例としては、車両30に搭載されたイグニッション電源、エンジン、空調装置、音響映像機器、照明装置、シートやステアリングホイールの位置調節機構などが挙げられる。
認証システム10は、車両30以外の移動体にも適用されうる。他の移動体の例としては、鉄道、航空機、船舶などが挙げられる。当該移動体は、運転者を必要としなくてもよい。
施解錠装置31により施解錠される開閉体は、移動体のドアに限られない。住宅や施設における扉や窓もまた開閉体の一例になりうる。また、住宅や施設における各種設備もまた、被制御装置の一例になりうる。すなわち、制御装置12、短距離無線通信装置13、および近接無線通信装置14は、移動体に搭載されることを要しない。
10:認証システム、11:モバイル装置、111:通信部、112:処理部、113:加速度センサ、12:制御装置、13:短距離無線通信装置、14:近接無線通信装置、20:ユーザ、30:車両、31:施解錠装置、32:ドア、CF:確認情報、IS:指示信号

Claims (9)

  1. ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置であって、
    短距離無線通信および近接無線通信を実行可能である通信部と、
    近接無線通信装置から前記近接無線通信を通じて情報を取得し、被制御装置の動作制御を行なう制御装置に前記モバイル装置を認証させる処理を実行するアプリケーションを自動的に起動し、前記情報の取得と前記モバイル装置の認証の双方がなされた場合に、前記被制御装置の状態に応じた動作制御を前記制御装置に指示する指示信号を、前記短距離無線通信を通じて送信する処理部と、
    を備えている、
    モバイル装置。
  2. 前記処理部は、前記情報の取得に応答して前記アプリケーションを起動する、
    請求項1に記載のモバイル装置。
  3. 前記モバイル装置に加わる加速度を検出するセンサを備えており、
    前記処理部は、検出された前記加速度が所定の条件を満足すると前記アプリケーションを起動する、
    請求項1に記載のモバイル装置。
  4. 汎用携帯情報端末である、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のモバイル装置。
  5. ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置に搭載された処理部により実行可能なコンピュータプログラムであって、
    実行されることにより、前記モバイル装置は、
    近接無線通信装置から近接無線通信を通じて情報を取得し、
    被制御装置の動作制御を行なう制御装置に前記モバイル装置を認証させる処理を実行するアプリケーションを自動的に起動し、
    前記情報の取得と前記モバイル装置の認証の双方がなされた場合に、前記被制御装置の状態に応じた動作制御を前記制御装置に指示する指示信号を、短距離無線通信を通じて送信する、
    コンピュータプログラム。
  6. ユーザによる携帯が可能であるモバイル装置と、
    前記モバイル装置を認証する認証処理に基づいて被制御装置の動作制御を行なう制御装置と、
    前記モバイル装置と短距離無線通信が可能である短距離無線通信装置と、
    前記モバイル装置と近接無線通信が可能である近接無線通信装置と、
    を備えており、
    前記モバイル装置は、
    前記近接無線通信装置から前記近接無線通信を通じて情報を取得し、
    前記制御装置に前記モバイル装置を認証させる処理を実行するアプリケーションを自動的に起動し、
    前記情報の取得と前記モバイル装置の認証の双方がなされた場合に、前記被制御装置の状態に応じた動作制御を前記制御装置に指示する指示信号を、前記短距離無線通信装置へ送信するように構成されている、
    認証システム。
  7. 前記近接無線通信装置は、無線給電型のタグ装置である、
    請求項6に記載の認証システム。
  8. 前記被制御装置は、開閉体を施解錠する施解錠装置である、
    請求項6または7に記載の認証システム。
  9. 前記被制御装置、前記制御装置、前記短距離無線通信装置、および前記近接無線通信装置は、移動体に搭載されている、
    請求項6から8のいずれか一項に記載の認証システム。
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