JP2023032321A - 搬送装置、搬送装置を備えた検体分析システム、および、搬送装置を備えた検体前処理装置 - Google Patents

搬送装置、搬送装置を備えた検体分析システム、および、搬送装置を備えた検体前処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023032321A
JP2023032321A JP2021138374A JP2021138374A JP2023032321A JP 2023032321 A JP2023032321 A JP 2023032321A JP 2021138374 A JP2021138374 A JP 2021138374A JP 2021138374 A JP2021138374 A JP 2021138374A JP 2023032321 A JP2023032321 A JP 2023032321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
teeth
yoke
sample
magnetic
additional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021138374A
Other languages
English (en)
Inventor
康明 青山
Yasuaki Aoyama
遼佑 星
Ryosuke Hoshi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Tech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Tech Corp filed Critical Hitachi High Tech Corp
Priority to JP2021138374A priority Critical patent/JP2023032321A/ja
Priority to CN202280050467.XA priority patent/CN117651872A/zh
Priority to PCT/JP2022/029470 priority patent/WO2023026777A1/ja
Publication of JP2023032321A publication Critical patent/JP2023032321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G54/00Non-mechanical conveyors not otherwise provided for
    • B65G54/02Non-mechanical conveyors not otherwise provided for electrostatic, electric, or magnetic
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/02Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor using a plurality of sample containers moved by a conveyor system past one or more treatment or analysis stations
    • G01N35/04Details of the conveyor system

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

【課題】搬送装置の各巻線のインダクタンスが場所によって異なるのを抑制する。【解決手段】磁性体を有する被搬送体を搬送する搬送装置は、磁性体からなる複数のティース20a、20b及び20cと、ティース20a、20b及び20cの各々に巻かれた複数の巻線30と、ティース20a、20b及び20cに磁気的に接続された磁性体であってティース20a、20b及び20cを支持する格子状のヨーク40と、ヨーク40の外端部に磁気的に接続される磁性体からなる追加ヨーク45と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、血液や尿などの生体試料(以下、検体と記載)の分析を行う検体分析システムや分析に必要な前処理を行う検体前処理装置に好適な搬送装置、搬送装置を備えた検体分析システムや検体前処理装置に関する。
特許文献1には、永久磁石を有する被搬送体と、コアおよびコアの外周に巻かれた巻線を有する磁極と、巻線に電圧を印加する駆動回路と、巻線に流れる電流値を検出する電流検出部と、電流検出部によって検出された電流値を基に、永久磁石の位置を演算する演算部と、を備えた搬送装置が記載されている。
特開2020-106354号公報
臨床検査のための検体分析システムでは、血液、血漿、血清、尿、その他の体液等の検体に対し、指示された分析項目の検査を実行する。検体分析システムでは、複数の機能の装置をつなげ、自動的に各工程を処理することができる。つまり、検査室の業務合理化のために、生化学や免疫など複数の分析分野の分析部や分析に必要な前処理を行う前処理部を搬送ラインで接続して、1つのシステムとして運用している。
従来の検体分析システムで用いられている搬送ラインは、主にベルト駆動方式がメインである。このようなベルト駆動方式では、搬送途中でなんらかの異常により搬送が停止してしまうと、それより下流側の装置に検体を供給できなくなる、との問題がある。このため、ベルトの摩耗について十分に注意を払う必要があった。
医療の高度化及び高齢化社会の進展により、検体処理の重要性が高まってきている。そこで、検体分析システムの分析処理の能力の向上のために、検体の高速搬送や大量同時搬送、および、複数方向への搬送が望まれている。そのような搬送を実現する技術の一例として、磁力を使って被搬送体を搬送する技術(特許文献1参照)がある。
上記した特許文献1のシステムでは、永久磁石の位置に応じて変化する巻線のインダクタンスを検知し、永久磁石の位置を推定している。また、推定された位置を基に永久磁石に推力を発生するように各巻線に印加される電圧を制御している。しかしながら、この方式では、縦横に複数並べた巻線を有する搬送装置において、各巻線のインダクタンスが、搬送装置の中央部と、縦方向の端部と、横方向の端部とで異なる。したがって、永久磁石の位置の推定精度が場所によって変化する。または、場所によって永久磁石の位置を推定するための特性を場所毎に設定する必要があった。さらに、場所によって巻線のインダクタンスが異なるため、各場所に対する電流‐推力特性(一定の推力を得るのに必要な電流の大きさ)が異なるため、推力のばらつきや推力制御が煩雑になるなどの課題があった。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、磁性体を有する被搬送体を搬送する搬送装置であって、磁性体からなる複数のティースと、複数のティースの各々に巻かれた複数の巻線と、複数のティースに磁気的に接続された磁性体であって、複数のティースを支持する格子状のヨークと、ヨークの外端部に磁気的に接続される磁性体からなる追加ヨークと、を備える。
本発明によれば、外端部に磁気的に接続される磁性体からなる追加ヨークを備えることによって、巻線のインダクタンスが場所によって異なるのを抑制することができる。そのため、被搬送体の搬送時および停止時の推力の大きさが被搬送体の位置に依存するのを小さくすることができる。また、被搬送体の位置の検出に必要な電流の検出値および変化値が安定した搬送装置を提供することができる。つまり、被搬送体の制御性が高く、被搬送体の推定位置精度の高い搬送装置を実現することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1の搬送装置の構成を示す図である。 実施例1の搬送装置の磁気回路部を示す斜視図である。 実施例1の搬送装置の磁気回路部及び追加ヨークを示す斜視図である。 実施例2の搬送装置の磁気回路部及び追加ヨークを示す斜視図である。 実施例3の搬送装置の磁気回路部及び追加ヨークを示す斜視図である。 実施例4の搬送装置の磁気回路部及び追加ヨークを示す斜視図である。 実施例4の変形例の搬送装置の磁気回路部及び追加ヨークを示す斜視図である。 実施例5の搬送装置の磁気回路部の断面を示した斜視図である。 実施例5の搬送装置の磁気回路部の効果を示す図である。 搬送システムの構成を示す図である。 検体分析システムの構成を示す図である。 検体前処理装置の構成を示す図である。
以下に、本発明の搬送装置、搬送装置を備えた検体分析システム、及び、搬送装置を備えた検体前処理装置の実施例を、図面を用いて説明する。
<実施例1>
実施例1の搬送装置について説明する。図1は、実施例1の搬送装置の構成を示す図である。搬送装置1は、被搬送体10をX方向及びY方向に搬送する搬送装置である。図2は、実施例1の搬送装置の磁気回路部を示す斜視図である。長い距離を搬送する場合、図1に示した搬送装置1をX方向及び/又はY方向に複数接続して、被搬送体10の長距離搬送を実現する。磁気回路部2の上には、搬送面15が設置されており、搬送面15の上を被搬送体10に埋め込まれた磁性体の永久磁石11(図8参照)が移動する。図2(a)に示した磁気回路部2は、X方向に被搬送体10を搬送する3つの搬送ラインと、Y方向に被搬送体10を搬送する3つの搬送ラインと、を有する。磁性体の円筒形の複数のティース20の各々には、巻線30が巻かれている。なお、ティース20は、ティース20a~cの総称である。複数のティース20は、搬送面15と反対側(-Z側)で磁性体のヨーク40によって磁気的に結合されている。
図2(b)は、磁気回路部2のヨーク40を抜粋した図である。ヨーク40は、X方向に沿って形成された3つの搬送ライン及びY方向に沿って形成された3つの搬送ラインに対応して形成されており、格子状である。ヨーク40は、磁性体からなり、複数のティース20と磁気的に結合されている。ヨーク40は、複数のティース20がZ方向に延びるように、複数のティース20を支持する。
ティース20は、隣接するティースが1つのティース20aと、隣接するティースが2つのティース20bと、隣接するティースが4つのティース20cと、を有する。ティース20aは、最も外部側に配置されたティースである。ティース20aは、X方向またはY方向の一方のサイドでのみティースに隣り合う。ティース20bは、X方向又はY方向の両サイドでティースに隣り合う。ティース20cは、X方向の両サイドおよびY方向の両サイドでティースに隣り合う。
上記したティース20a、20b及び20cは、磁気回路的に異なる特性を有する。ティースに隣り合うティースの数の違いにより、各ティースのインダクタンス特性が異なる。外部側のティース20aは、内部側のティース20bや20cに比べて、隣り合うティースの数が少ない。そのため、巻線30に一定の電流を流した際の発生する磁束量が、ティース20bや20cに比べて少ない。このため、ティース20aにおける被搬送体10に作用する推力が小さくなる。また、外部側のティース20aの巻線30と、内部側のティース20bや20cの巻線30とでは、一定電圧を印加した際の電流値も変化するので、磁気飽和の程度も変化する。このため、磁気飽和を活用した被搬送体の位置検出の精度が悪化するという問題も生じる。
図3(a)は、実施例1の搬送装置の磁気回路部を示す斜視図である。また、図3(b)は、実施例1の搬送装置の追加ヨークを示す斜視図である。磁気回路部2の外部側のティース20aは、隣り合うティースの数が少なく、磁気的な特性が低下する。そこで、ヨーク40の外周部に磁性体からなる追加ヨーク45を設置することで、外部側のティース20aの磁気的な特性を改善することができる。実施例1では、追加ヨーク45をヨーク40の外周部に接続したが、ヨーク40の外端部であれば、外周部でなくても良い。図3(a)では、1つの磁気回路部2に1つの追加ヨーク45を接続したが、複数の磁気回路部2に1つの追加ヨーク45を接続しても良い。例えば、磁気回路部2をX方向又は/及びY方向に複数配置した場合でも、磁気的に性能が低下する外部側のティースが複数配置した磁気回路部2の外部側に存在する。このとき、複数の磁気回路部2を設置した後に、追加ヨーク45を設置したり、追加ヨーク45の大きさを変えたりすることによって、複数配置した磁気回路部2の磁気特性の調整が容易になる。磁気回路部2の内側の作業に比べて、外側から作業は容易であるから、追加ヨーク45による磁気特性の調整は容易である。また、寸法の異なる追加ヨーク45を交換することによって、磁気回路部2の磁気的な特性を変更することができる。その結果、被搬送体10の質量や対象が変わった場合に、被搬送体10に合わせて磁気回路部2の磁気的な特性の変更が容易となる。
<実施例2>
実施例2の搬送装置について、図4を用いて説明する。実施例1と同様の部分の説明は省略する。図4(a)は、実施例2の搬送装置の磁気回路部を示す斜視図である。図4(b)は、実施例2の搬送装置の追加ヨークを示す斜視図である。磁気回路部2の外部側のティース20aは、X方向又はY方向の1方向のみに隣り合うティースが1つ存在する。そこで、外部側のティース20aの磁気的な特性を改善するため、実施例2の磁気回路部2は、外部側のティース20aと外部側のティース20aのXY方向(斜め方向)に存在するティースとを磁気的に接続する追加ヨーク45を有する。このように構成することで、外部側のティース20aは、3つのティースと隣接することになり、外部側のティース20aの磁気的な特性が改善される。
また、磁気回路部2の端部は、自重による撓みなどが発生しやすい。XY方向(斜め方向)に沿って追加ヨーク45を設けることによって、磁気回路部2の撓みも抑制することができる。
<実施例3>
実施例3の搬送装置について、図5を用いて説明する。実施例1と同様の部分の説明は省略する。図5(a)は、実施例3の搬送装置の磁気回路部を示す斜視図である。図5(b)は、実施例3の搬送装置の追加ヨークを示す斜視図である。磁気回路部2の外部側のティース20aは、X方向又はY方向の1方向のみに隣り合うティースが1つ存在する。そこで、外部側のティース20aの磁気的な特性を改善するため、実施例3の磁気回路部2は、外部側のティース20aと外部側のティース20aのXY方向(斜め方向)に存在するティースとを磁気的に接続するT字形状の追加ヨーク45を有する。このように構成することで、外部側のティース20aは、3つのティースと隣接することになり、外部側のティース20aの磁気的な特性が改善される。
また、追加ヨーク45をT字形状にすることで、ヨーク40の外側部分に存在するコの字状の領域に、T字形状の追加ヨーク45を後からはめ込むことができる。例えば、搬送装置1の設置後に、しまり嵌めの精度で構成したT字形状の追加ヨーク45を、外周側からハンマなどでたたいて挿入することができる。したがって、搬送装置1の設置後に、磁気的な特性の調整が容易になる。また、磁気回路部2の角部には、L字状の追加ヨーク46を結合する。この追加ヨーク46は、ヨーク40に初めから一体的に成形してもよい。
<実施例4>
実施例4の搬送装置について、図6を用いて説明する。実施例3と同様の部分の説明は省略する。図6(a)は、実施例4の搬送装置の磁気回路部を示す斜視図である。図6(b)は、実施例4の搬送装置の追加ヨークを示す斜視図である。磁気回路部2の外部側のティース20aは、X方向又はY方向の1方向のみに隣り合うティースが1つ存在する。そこで、外部側のティース20aの磁気的な特性を改善するため、実施例4の磁気回路部2は、外部側のティース20aと外部側のティース20aのXY方向(斜め方向)に存在するティースとを磁気的に接続するT字形状の追加ヨーク45を有する。このように構成することで、外部側のティース20aは、3つのティースと隣接することになり、外部側のティース20aの磁気的な特性が改善される。
また、磁気回路部2の角部には、L字状の追加ヨーク46を結合する。さらに、磁気回路部2の中央部には、十字状の追加ヨーク47を結合する。
実施例4の搬送装置は、巻線が巻かれていない磁性体からなる補助ティース21を備える。補助ティース21は、略四辺形の搬送装置の四辺に沿って複数配置されている。この補助ティース21は、追加ヨーク45及び46に磁気的に接続されている。補助ティース21は、外部側のティース20aの間に配置されている。補助ティース21は、巻線30が巻かれたティース20よりも、Z方向の長さが短い。外部側のティース20a間に補助ティース21を設けることによって、外部側のティース20aに隣接するティースが増える。また、補助ティース21が、外部側のティース20a間に配置されるので、ティースの搬送面(図1参照)側(Z方向)の磁束のリターンパスを設置することが可能となり、より磁気的な特性を改善することができる。
図7に実施例4の変形例を示す。図7の変形例に係る搬送装置は、巻線が巻かれていない磁性体からなる補助ティース21aおよび21bを備える。補助ティース21aは、T字形状の追加ヨーク45に磁気的に接続されており、補助ティース21bは、L字形状の追加ヨーク46に磁気的に接続されている。補助ティース21aは、外部側のティース20aの間に配置されている。補助ティース21bは、磁気回路部2の角部に配置されている。補助ティース21a及び21bは、略四辺形の四辺に沿って複数配置されており、ある一辺の中央部から角部に向かうにつれて、太く及び/又は長くなる。つまり、磁気回路部2の角部に設置される補助ティース21bの径は、補助ティース21aより大きい。また、補助ティース21bのZ方向の長さは、補助ティース21aより長い。
実施例4の変形例の磁気回路部2は、X方向に被搬送体10を搬送する3つの搬送ラインと、Y方向に被搬送体10を搬送する3つの搬送ラインと、を有する。X方向に被搬送体10を搬送する3つの搬送ラインの中でも、内側の搬送ラインを構成するティースと、外側の搬送ラインを構成するティースとでは、磁気的な特性が異なる。また、Y方向に被搬送体10を搬送する3つの搬送ラインの中でも、内側の搬送ラインを構成するティースと、外側の搬送ラインを構成するティースとでは、磁気的な特性が異なる。そこで、搬送ラインの内側と外側とでの磁気的な特性を改善するために、補助ティース21a及び21bの長さ及び径の少なくとも一方を異ならせる。また、追加ヨーク45及び46の断面の寸法及び体積の少なくとも一方を異ならせることができる。
外部側のティース20aに関して、X方向またはY方向の内側から外側に向かって、外部側のティース20aのインダクタンスが小さくなる。そのため、X方向またはY方向の内側から外側に向かって、補助ティース21a及び21bの長さ及び径の少なくとも一方を大きくすることで、磁気的な特性を改善することができる。また、X方向またはY方向内側から外側に向かって、追加ヨーク45及び46の断面の寸法及び体積の少なくとも一方を大きくすることで、磁気的な特性を改善することができる。径及び長さの少なくとも一方が異なる補助ティース21a及び21bを用いて、磁気回路部2の磁気的な特性を調整することが可能となる。また、断面の寸法及び体積の少なくとも一方が異なる追加ヨーク45及び46を用いて、磁気回路部2の磁気的な特性を調整することが可能となる。また、補助ティース21を追加ヨーク45にねじ込む方式やピンのように差し込む構成にすることによって、磁気的な特性を調整する作業の作業性が向上する。
<実施例5>
実施例5の搬送装置1について、図8を用いて説明する。実施例1と同様の部分の説明は省略する。図8は、実施例5の搬送装置の磁気回路部の断面を示した斜視図である。図8では、磁気回路部2の外部側のティース20aと、内部側のティース20bや20cの断面が見えるように切り取ってある。磁気回路部2の外部側のティース20aと、内部側のティース20bや20cは、ヨーク40を介して結合されている。また、被搬送体10は、永久磁石11と、永久磁石11を保持し且つ磁束の漏れを抑制する磁性体で構成されたホルダカバー12と、を含む。また、外部側のティース20aの外端部の下部には、磁性体で構成された追加ヨーク45が設けられている。このように、外部側のティース20aの下部にのみ追加ヨーク45を設置することで、磁気回路部2の磁気的な特性を改善することができる。本実施例では、外部側のティース20aの下部に追加ヨーク45を設置することで、ヨーク全体としてのZ方向の厚みを増やした。しかし、磁路の断面積を増やすことで同様の効果が得られるので、追加ヨーク45により、ヨーク全体として厚みを増やしても良いし、幅を増やしたりしても良い。例えば、コの字状の追加ヨーク45を、ヨーク40に下からはめ込むような構成にしても良いし、上からかぶせる構成にしても良い。また、追加ヨーク45をヨーク40にねじ止めや溶接で結合しても良い。
本実施例の磁気的な特性の改善効果を図9に示す。図9の横軸は、対象となるティースの巻線に流した電流値(定格の値を1.0p.u.と表記)、縦軸は、その電流値における微小電流変化時のインダクタンス特性(p.u.表記)している。内部側のティース20b又は20cのインダクタンス特性60に対して、外部側のティース20aのインダクタンス特性61は、隣接するティースの数が異なるため、異なる。そこで、外部側のティース20aと内部側のティース20b又は20cとの磁気的な結合度合を強めるために、追加ヨーク45を設ける。追加ヨーク45を設置した場合における外部側のティース20aのインダクタンス特性62は、外部側のティース20aのインダクタンス特性61に比べて、内部側のティース20b又は20cのインダクタンス特性60に近似する。追加ヨーク45の厚さは、ヨーク40と同等である。つまり、ヨーク40と追加ヨーク45とで、ヨーク40のみの箇所に比べて、厚さが2倍になっている。また、追加ヨーク45の形状、幅、厚さ、材質、加工方法などを変えることにより、追加ヨーク45による磁気回路部2の磁気的な特性の改善を調整することができる。
<搬送システム>
図10は、被搬送体10を搬送する搬送システムの構成の一例を示す図である。被搬送体10の永久磁石11は、磁気回路部2上に設置された搬送面15の上で搬送される。図10に示した搬送システムは、巻線に印加した電圧と巻線に流れる電流との関係から被搬送体10の搬送面上の場所を推定するシステムである。本システムでは、巻線30の各々に電流検出部55を接続し、複数の電流検出部55からの情報に基づいて、被搬送体10の位置を推定する。駆動回路50は、コイルに電圧を印加して、被搬送体10に加わる推力を発生させる。演算部53は、検出した電流値に基づいて、駆動回路50を制御する。
永久磁石11には、例えば、ネオジムやフェライトなどの永久磁石11が使用される。永久磁石11の代わりに、その他の磁石や軟磁性体を使用してもよい。また、永久磁石11の代わりに、永久磁石11と軟磁性体とを組み合わせて、使用してもよい。なお、ここで「磁性体」とは、永久磁石11、その他の磁石や軟磁性体、又は、永久磁石11と軟磁性体との組み合わせなどを、意味することとする。ここでは、磁性体の一例として、永久磁石11を使用する。
搬送システムでは、被搬送体10と巻線30との相対的な位置情報が必要となる。これは、巻線30に電流を流すことによりティース20に発生させた電磁力を効率よく被搬送体10に作用させるためであり、また、被搬送体10を目的の方向に移動させるためである。例えば、被搬送体10が、2つの巻線30の一方の上方(直上)にある場合を想定する。被搬送体10の直下にある巻線30に電圧を印加しても、被搬送体10には、搬送方向への力(推力)が発生しない。一方、被搬送体10が上方(直上)にない(被搬送体10の直下にない)巻線30に電圧を印加すると、被搬送体10をその巻線30に引き寄せる力が発生し、搬送方向への力(推力)が発生する。つまり、所望の巻線30に電圧を印加することによって、被搬送体10に効率よく搬送方向への力を発生させることができる。そして、電圧を印加する巻線30を選択することによって、搬送方向への力の向き(方向)を制御することができる。
<搬送容器の位置検出の原理>
被搬送体10の位置検出について説明する。図10の手前側の巻線30の上に被搬送体10があった場合、永久磁石11が作る磁場が巻線30に作用する。ここで、被搬送体10に近い側の巻線30と、遠い側の巻線30とでは、作用する磁場の大きさが異なる。つまり、被搬送体10と巻線30の相対位置によって巻線30に作用する磁場の大きさが変わることになる。
ティース20は磁性体で構成されており、ティース20を通る磁束は、磁束が大きくなると通りにくくなる、という性質がある。ここで、巻線30に電圧を印加して電流を流すと、その電流によって生じた磁束(磁場)がティース20に発生する。したがって、ティース20には、永久磁石11による磁束(磁場)と、巻線30に流した電流によって生じる磁束(磁場)と、が発生する。一般的に、巻線30に電流を流すと、その周りに磁場が発生し、生じる磁束は流した電流値に比例する。この比例定数はインダクタンスとよばれる。永久磁石11からの磁場が存在すると、巻線30に磁気飽和が起こって透磁率が小さくなるため、巻線30に流れる電流に変化が生じることになる。
巻線30に電圧を印加した場合、巻線30に流れる電流とその流れ方を検出することにより、インダクタンスLを演算で求めることができる。つまり、永久磁石11の位置によって変化する巻線30のインダクタンスLを検出すれば、そのインダクタンスLに影響を与える永久磁石11の位置が求められることになる。そのため、巻線30に駆動回路50を接続するとともに、巻線30に流れる電流値を検出する電流検出部55(例えば、抵抗を配置)を設ける。そして、駆動回路50により巻線30に電圧を印加し、その電圧によって生じる電流値を電流検出部55で検出し、その値を演算部53で読み取る。
内部側のティース20bや20cと外部側のティース20aとでインダクタンス特性が異なると、永久磁石11の位置の推定や推力の発生に影響を及ぼす。つまり、被搬送体10の安定した搬送や搬送に必要な動作要件(例えば、搬送の速度、搬送速度のむら、加減速特性など)に影響を及ぼす。そこで、上記した実施例では、追加ヨーク45や46を設けた。追加ヨーク45や46の設置例に関しては、実施例1乃至実施例5に示した通りである。内部側のティース20bや20cと外部側のティース20aとのインダクタンスのわずかな差が、大きな推定位置誤差や推力制御の遅れなどを発生させる。このため、搬送システムでは、各ティースのインダクタンス特性や推力特性差を小さくすることが、安定搬送の実現に向けて重要なポイントになる。したがって、ティースの位置毎の磁気的な特性を改善および調整できることが、高性能な搬送装置の実現につながる。
<検体分析システム及び検体前処理装置>
検体分析システム100の全体構成について、図11を用いて説明する。図11は、検体分析システム100の全体構成を概略的に示す図である。
図11において、検体分析システム100は、反応容器に検体と試薬を各々分注して反応させ、この反応させた液体を測定する装置である。検体分析システム100は、搬入部101、緊急ラック投入口113、搬送ライン102、バッファ104、分析部105、収納部103、表示部118、及び、制御部120を備える。
搬入部101は、血液や尿などの生体試料を収容する検体容器122が複数収納された検体ラック111を設置する場所である。緊急ラック投入口113は、標準液を搭載した検体ラック(キャリブラック)や緊急で分析が必要な検体が収容された検体容器122を収納する検体ラック111を装置内に投入するための場所である。
バッファ104は、検体ラック111中の検体の分注順序を変更可能なように、搬送ライン102によって搬送された複数の検体ラック111を保持する。分析部105は、バッファ104からコンベアライン106を経由して搬送された検体を分析する。収納部103は、分析部105で分析が終了した検体を収容する検体容器122が収納された検体ラック111を保持する。搬送ライン102は、搬入部101に設置された検体ラック111を搬送するラインであり、上述した実施例1乃至実施例5で説明した搬送装置のいずれかと同等の構成である。検体分析システムでは、永久磁石11は、検体ラック111の裏面側に設けられている。つまり、検体ラック111が、被搬送体10である。
分析部105は、コンベアライン106、反応ディスク108、検体分注ノズル107、試薬ディスク110、試薬分注ノズル109、洗浄機構112、試薬トレイ114、試薬IDリーダー115、試薬ローダ116、分光光度計121を備える。コンベアライン106は、バッファ104中の検体ラック111を分析部105に搬入するラインである。
反応ディスク108は、複数の反応容器を備えている。検体分注ノズル107は、回転駆動や上下駆動により検体容器122から反応ディスク108の反応容器に検体を分注する。試薬ディスク110は、複数の試薬ボトルを保持する。試薬分注ノズル109は、試薬ディスク110内の試薬ボトルから反応ディスク108の反応容器に試薬を分注する。洗浄機構112は、反応ディスク108の反応容器を洗浄する。分光光度計121は、光源(図示省略)から反応容器の反応液を介して得られる透過光を測定することにより、反応液の吸光度を測定する。
試薬トレイ114は、検体分析システム100内への試薬登録を行う場合に、試薬を設置する部材である。試薬IDリーダー115は、試薬トレイ114に設置された試薬に付された試薬IDを読み取ることで試薬情報を取得するための機器である。試薬ローダ116は、試薬を試薬ディスク110へ搬入する機器である。
表示部118は、血液や尿等の液体試料中の所定の成分の濃度の分析結果を表示するための表示機器である。制御部120は、CPU、ROM、RAM、ストレージなどを有するコンピュータであって、検体分析システム100内の各機構の動作を制御する。制御部120は、血液や尿等の検体中の所定の成分の濃度を求める演算処理を行う。
検体分析システム100による検体の分析処理は、以下の通りである。まず、検体ラック111が搬入部101または緊急ラック投入口113に設置され、搬送ライン102によって、ランダムアクセスが可能なバッファ104に搬入される。検体分析システム100は、バッファ104に格納されたラックの中で、優先順位のルールに従い、最も優先順位の高い検体ラック111をコンベアライン106によって、分析部105に搬入する。
分析部105に到着した検体ラック111は、コンベアライン106によって反応ディスク108近くの検体分取位置まで移送される。検体分注ノズル107は、検体ラック111の検体容器122から検体を反応ディスク108の反応容器に分取する。検体分注ノズル107は、当該検体に依頼された分析項目に応じて、必要回数だけ検体の分取を行う。検体分注ノズル107は、検体ラック111に搭載された全ての検体容器122から検体を分取する。全ての検体容器122に対する分取処理が終了した検体ラック111は、バッファ104に移送される。さらに、自動再検査を含め、全ての検体分取処理が終了した検体ラック111は、コンベアライン106および搬送ライン102によって収納部103へと移送される。
また、分析に使用する試薬は、試薬ディスク110上の試薬ボトルから試薬分注ノズル109により分取される。そして、分取された試薬は、先に検体が分注された反応容器に対して分注される。続いて、撹拌機構(図示省略)は、反応容器内の検体と試薬との混合液の撹拌を行う。光源から発生させた光は、撹拌後の混合液の入った反応容器を透過し、透過光の光度が分光光度計121により測定される。分光光度計121により測定された光度は、A/Dコンバータおよびインターフェイスを介して制御部120に送信される。そして、制御部120は、演算を行い、血液や尿等の液体試料中の所定の成分の濃度を求め、結果を表示部118等にて表示させたり、記憶部(図示省略)に記憶させたりする。
なお、検体分析システム100は、図11に示したすべての構成を備えている必要はなく、前処理用のユニットを適宜追加したり、一部ユニットや一部構成を削除したりすることができる。また、分析部105は、生化学分析用に限られず、免疫分析用であってもよい、更に1つである必要はなく、2以上備えても良い。
次に、検体前処理装置150の全体構成について、図12を用いて説明する。図12は、検体前処理装置150の全体構成を示す図である。図12において、検体前処理装置150は、検体の分析に必要な各種前処理を実行する装置である。検体前処理装置150は、閉栓ユニット152、検体収納ユニット153、空きホルダスタッカー154、検体投入ユニット155、遠心分離ユニット156、液量測定ユニット157、開栓ユニット158、子検体容器準備ユニット159、分注ユニット160、及び、移載ユニット161と、これら複数のユニットの動作を制御する操作部PC163、を備えている。
検体前処理装置150には、検体前処理装置150で処理された検体の移送先として、検体の成分の定性・定量分析を行うための検体分析システム100が接続されている。検体投入ユニット155は、検体が収容された検体容器122を検体前処理装置150内に投入するためのユニットである。遠心分離ユニット156は、投入された検体容器122に対して遠心分離を行うためのユニットである。液量測定ユニット157は、検体容器122に収容された検体の液量測定を行うユニットである。開栓ユニット158は、投入された検体容器122の栓を開栓するユニットである。子検体容器準備ユニット159は、投入された検体容器122に収容された検体を次の分注ユニット160において分注するために必要な準備を行うユニットである。分注ユニット160は、遠心分離された検体を、検体分析システムなどで分析するために小分けを行うとともに、小分けされた検体容器122(以下、小分けされた検体容器122を子検体容器122とする)にバーコード等を貼り付けるユニットである。移載ユニット161は、分注された子検体容器122の分類を行い、検体分析システム100への移送準備を行うユニットである。閉栓ユニット152は、検体容器122や子検体容器122に栓を閉栓するユニットである。検体収納ユニット153は、閉栓された検体容器122を収納するユニットである。
これら各ユニット間や検体前処理装置150と検体分析システム100との間で検体容器122を保持する検体ホルダや検体ラックを搬送する機構として、実施例1乃至実施例5のいずれかの搬送装置を用いることができる。なお、検体前処理装置150は、上述したすべての構成を備えている必要はなく、一部ユニットや一部構成を削除したりすることができる。また、検体前処理装置150は、上述したユニット以外のユニットを備えていても良い。
また、本実施例の検体分析システムは、図12に示すような検体前処理装置150と検体分析システム100を含むシステム200であっても良い。この場合は、各システム内だけではなく、システム200とシステム200との間を上述した実施例1乃至実施例5の搬送装置1で接続しても良い。
なお、上記した実施例では、検体が収容された検体容器122を5本保持する検体ラック111を被搬送体として搬送する場合について例示した。検体容器122を5本保持する検体ラック111以外にも、検体容器122を2本保持する検体ホルダを被搬送体として搬送することができる。
検体分析システム100、200及び検体前処理装置150は、実施例1乃至実施例5の搬送装置1を備えている。これにより、検体ラック111や検体ホルダの搬送時および停止時の推力の大きさが検体ラック111や検体ホルダの位置に依存するのを小さくすることができる。また、検体ラック111や検体ホルダの位置の検出に必要な電流の検出値および変化値が安定した搬送装置1を提供することができる。つまり、検体ラック111や検体ホルダの制御性が高く、検体ラック111や検体ホルダの推定位置精度の高い搬送装置1を実現することができる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
例えば、実施例1乃至実施例5では、搬送装置1で搬送する被搬送体が検体ラック111や検体ホルダである場合について説明した。被搬送体は、検体容器122を保持するラック、ホルダ等に限られず、大規模に搬送することが求められる様々な物体を被搬送体とすることができる。
また、実施例1乃至実施例4では、追加ヨーク45をヨーク40と別体としたが、追加ヨーク45とヨーク40とを一体的に成形しても良い。
1…搬送装置
2…磁気回路部
10…被搬送体
11…永久磁石
12…ホルダカバー
15…搬送面
20…ティース
20a…外部側のティース
20b、20c…内部側のティース
21…補助ティース
21a、21b…補助ティース
30…巻線
40…ヨーク
45、46、47…追加ヨーク
50…駆動回路
53…演算部
55…電流検出部
60…内部側のティースのインダクタンス特性
61…外部側のティースのインダクタンス特性
62…追加ヨークを設置した場合における外部側のティースのインダクタンス特性
100…検体分析システム
101…搬入部
102…搬送ライン
103…収納部
104…バッファ
105…分析部
106…コンベアライン
107…検体分注ノズル
108…反応ディスク
109…試薬分注ノズル
110…試薬ディスク
111…検体ラック
112…洗浄機構
113…緊急ラック投入口
114…試薬トレイ
115…試薬IDリーダー
116…試薬ローダ
118…表示部
120…制御部
121…分光光度計
122…検体容器、子検体容器
150…検体前処理装置
152…閉栓ユニット
153…検体収納ユニット
154…ホルダスタッカー
155…検体投入ユニット
156…遠心分離ユニット
157…液量測定ユニット
158…開栓ユニット
159…子検体容器準備ユニット
160…分注ユニット
161…移載ユニット
163…操作部PC
200…検体分析システム

Claims (14)

  1. 磁性体を有する被搬送体を搬送する搬送装置であって、
    磁性体からなる複数のティースと、
    前記複数のティースの各々に巻かれた複数の巻線と、
    前記複数のティースに磁気的に接続された磁性体であって、前記複数のティースを支持する格子状のヨークと、
    前記ヨークの外端部に磁気的に接続される磁性体からなる追加ヨークと、を備える搬送装置。
  2. 請求項1に記載の搬送装置であって、前記追加ヨークは、前記ヨークの外周部に結合される、搬送装置。
  3. 請求項1に記載の搬送装置であって、前記追加ヨークは、前記ヨークと一体的に成形される、搬送装置。
  4. 請求項1に記載の搬送装置であって、前記追加ヨークは、外部側のティースと他のティースとを磁気的に接続する、搬送装置。
  5. 請求項4に記載の搬送装置であって、前記追加ヨークは、外部側のティースと内側のティースとを磁気的に接続する、搬送装置。
  6. 請求項4に記載の搬送装置であって、前記追加ヨークは、前記外部側のティースと少なくとも2つの他のティースとを磁気的に接続する、搬送装置。
  7. 請求項4に記載の搬送装置であって、前記追加ヨークは、少なくとも2つの前記外部側のティースを磁気的に接続する、搬送装置。
  8. 請求項1に記載の搬送装置であって、前記追加ヨークには、巻線が巻かれていない磁性体の補助ティースが磁気的に接続される、搬送装置。
  9. 請求項8に記載の搬送装置であって、前記補助ティースの高さは、巻線が巻かれたティースよりも短い、搬送装置。
  10. 請求項8に記載の搬送装置であって、前記補助ティースは、略四辺形の前記搬送装置のある一辺に沿って複数配置されており、前記一辺の中央部から角部にいくにつれて太く又は/及び長くなる、搬送装置。
  11. 請求項1に記載の搬送装置であって、前記追加ヨークの幅は、略四辺形の前記搬送装置のある一辺の中央部から角部にいくにつれて大きくなる、搬送装置。
  12. 請求項1~請求項11の何れか1項に記載の搬送装置であって、各巻線の電流値に基づいて被搬送体の位置を検出する、ことを特徴とする搬送装置。
  13. 請求項1に記載の搬送装置を備えたことを特徴とする検体分析システム。
  14. 請求項1に記載の搬送装置を備えたことを特徴とする検体前処理装置。
JP2021138374A 2021-08-26 2021-08-26 搬送装置、搬送装置を備えた検体分析システム、および、搬送装置を備えた検体前処理装置 Pending JP2023032321A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021138374A JP2023032321A (ja) 2021-08-26 2021-08-26 搬送装置、搬送装置を備えた検体分析システム、および、搬送装置を備えた検体前処理装置
CN202280050467.XA CN117651872A (zh) 2021-08-26 2022-08-01 输送装置、具备输送装置的检体分析系统以及具备输送装置的检体预处理装置
PCT/JP2022/029470 WO2023026777A1 (ja) 2021-08-26 2022-08-01 搬送装置、搬送装置を備えた検体分析システム、および、搬送装置を備えた検体前処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021138374A JP2023032321A (ja) 2021-08-26 2021-08-26 搬送装置、搬送装置を備えた検体分析システム、および、搬送装置を備えた検体前処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023032321A true JP2023032321A (ja) 2023-03-09

Family

ID=85322993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021138374A Pending JP2023032321A (ja) 2021-08-26 2021-08-26 搬送装置、搬送装置を備えた検体分析システム、および、搬送装置を備えた検体前処理装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2023032321A (ja)
CN (1) CN117651872A (ja)
WO (1) WO2023026777A1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1169764A (ja) * 1997-08-21 1999-03-09 Nikon Corp 位置決め装置及び該装置を備えた露光装置
JP2001008431A (ja) * 1999-06-18 2001-01-12 Yaskawa Electric Corp リニアモータ
JP2001217183A (ja) * 2000-02-04 2001-08-10 Nikon Corp モータ装置、ステージ装置、露光装置及びデバイス製造方法
JP2006304438A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Iai:Kk リニアモータ
EP3006943B1 (en) * 2014-10-07 2020-04-22 Roche Diagniostics GmbH Module for a laboratory sample distribution system, laboratory sample distribution system and laboratory automation system
JP7325184B2 (ja) 2018-12-27 2023-08-14 株式会社日立ハイテク 搬送装置、およびそれを備えた検体分析システム、検体前処理装置
JP7319096B2 (ja) * 2019-06-12 2023-08-01 株式会社日立ハイテク 搬送装置
JP7236981B2 (ja) * 2019-10-28 2023-03-10 株式会社日立ハイテク 被搬送体、容器キャリア及び搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN117651872A (zh) 2024-03-05
WO2023026777A1 (ja) 2023-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7325184B2 (ja) 搬送装置、およびそれを備えた検体分析システム、検体前処理装置
JP7300281B2 (ja) 搬送装置、およびそれを備えた検体分析システム、検体前処理装置、ならびに被搬送体の搬送方法
JP7107866B2 (ja) 搬送装置および被搬送物の搬送方法
JP7319096B2 (ja) 搬送装置
WO2023026777A1 (ja) 搬送装置、搬送装置を備えた検体分析システム、および、搬送装置を備えた検体前処理装置
WO2023026711A1 (ja) 搬送装置、搬送装置を備えた検体分析システム、および、搬送装置を備えた検体前処理装置
WO2020255538A1 (ja) 搬送装置および搬送方法
WO2022219975A1 (ja) 搬送装置、及び検体分析システム
WO2022034711A1 (ja) 検体搬送装置、検体分析システムおよび検体前処理装置
WO2020183889A1 (ja) 搬送装置、およびそれを備えた検体分析システム、検体前処理装置
JP2022104723A (ja) 搬送装置、それを備えた検体分析システム、および検体前処理装置
WO2022239377A1 (ja) 検体搬送装置、および検体分析システム、並びに検体の搬送方法
WO2021157280A1 (ja) 検体搬送システム、および検体の搬送方法
JP2022104725A (ja) 搬送装置、検体分析システム、および検体前処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240209