JP2023031035A - 医用機器制御装置、医用画像診断システムおよびx線コンピュータ断層撮影システム - Google Patents

医用機器制御装置、医用画像診断システムおよびx線コンピュータ断層撮影システム Download PDF

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Abstract

【課題】医療従事者の負担を軽減すること。【解決手段】実施形態に係る医用機器制御装置は、被検体に医用撮像を施して医用画像を収集する医用画像診断装置が設置されている室内の圧力を調整する医用空調装置を、医用撮像の進行状況に応じて制御する。【選択図】 図1

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用機器制御装置、医用画像診断システムおよびX線コンピュータ断層撮影システムに関する。
近年、院内感染防止の観点から、検査室を陰圧状態にすることが増えてきている。検査室を陰圧状態にするため、医療従事者は、例えば、検査室内外に設けられたスイッチを手動で押す必要がある。検査室の大きさによっては空調の騒音による検査への支障から、医療従事者の入室時または退室時は陰圧制御をONにし、それ以外では陰圧制御をOFFにする場合もある。検査ごとの入退室前後において医療従事者が手動で陰圧制御をONまたはOFFすることは、余分な作業増加による効率悪化や、操作をし忘れるなどの懸念もある。また、治療にCT装置を用いるIVR-CT装置の需要も増加している。IVR-CT装置を用いた透視手技下では、処置室を陽圧状態にする場合もある。
従来、検査室などの陰圧または陽圧の制御は、医療従事者がスイッチを操作することによって行われている。このような、スイッチの操作は、手での接触による制御であるため、スイッチにウイルスが付着していた場合、これを拡散させる可能性があり、院内感染のリスクになりうる。また、上述のように、手動による操作が必要となるため、医療従事者にとって負担となっていることが予想される。
特開2005-205193号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、医療従事者の負担を軽減することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係る医用機器制御装置は、被検体に医用撮像を施して医用画像を収集する医用画像診断装置が設置されている室内の圧力を調整する医用空調装置を、医用撮像の進行状況に応じて制御する。
図1は、第1の実施形態に係る医用画像診断システムと、医用機器と、RISとの構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るX線CTシステムと、医用空調装置と、RISとの構成例を示す図である。 図3は、図2のX線CT装置の構成例を示す図である。 図4は、図2の医用空調制御装置の構成例を示す図である。 図5は、第1の実施形態における陰圧制御処理を説明するためのフローチャートである。 図6は、図5の陰圧制御処理に関するユーザ状態と、CT情報と、陰圧制御との関係を例示するテーブルである。 図7は、第1の実施形態における陽圧制御処理を説明するためのフローチャートである。 図8は、図7の陽圧制御処理に関するユーザ状態と、CT情報と、陽圧制御との関係を例示するテーブルである。 図9は、図7の陽圧制御処理に関するユーザ状態と、IVR-CT情報と、陽圧制御との関係を例示するテーブルである。 図10は、第2の実施形態に係る医用画像診断システムと、医用機器と、RISとの構成例を示す図である。 図11は、第2の実施形態に係るX線CTシステムと、医用空調装置と、RISとの構成例を示す図である。 図12は、図11の医用空調制御装置の構成例を示す図である。 図13は、第2の実施形態における切替処理を含む圧力制御処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、医用画像診断システムの実施形態について詳細に説明する。尚、医用画像診断システムは、少なくとも医用画像診断装置および医用機器制御装置を含む。
実施形態に係る医用機器制御装置は、医用画像診断装置から出力された動作情報を処理するコンピュータまたはプロセッサである。医用機器制御装置は、動作情報を処理することによって医用機器の動作を制御する。尚、医用機器の動作の制御には、医用機器の電源をオンまたはオフに切り替える制御に限らず、動作の実行に関するオンまたはオフの制御も含む。以降では、医用機器制御装置は、これらの制御のいずれか、或いは両方を行えることとする。
医用機器制御装置は、医用機器の動作を制御するために、スイッチングユニットを有してもよい。スイッチングユニットは、例えば、医用機器の電源ラインに設けられ、医用機器のオンまたはオフを制御する。
実施形態に係る医用画像診断装置は、種々の撮像原理により被検体に医用撮像を施して医用画像を収集するものである。医用画像診断装置としては、例えば、磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置、X線コンピュータ断層撮影装置(X線CT(Computed Tomography)装置)IVR(Interventional Radiology)-CT装置、超音波診断装置、核医学診断装置、X線診断装置、光干渉断層計、光超音波装置、および内視鏡がある。
実施形態に係る医用機器は、例えば、医用画像診断装置が設置されている部屋(検査室、処置室、および手術室など)において用いられる装置である。医用機器としては、例えば、医用空調装置および空間殺菌装置がある。また、医用機器には、ユーザが操作可能なスイッチが設けられてもよい。これにより、ユーザがスイッチを操作することによっても、医用機器を制御することができる。尚、この医用機器を制御するスイッチは、医用機器と別体でもよい。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る医用画像診断システム1と、医用機器13と、放射線部門情報管理システム(RIS:Radiology Information Systems)14との構成例を示す図である。図1に示すように、医用画像診断システム1は、医用画像診断装置11と、医用機器制御装置12とを含む。
RIS14は、放射線検査業務に係る検査予約情報を管理するシステムである。RIS14は、例えば、病院情報システム(HIS:Hospital Information Systems)に含まれるオーダシステムにおいて、診療医から入力される検査オーダに各種設定情報を付加して蓄積し、蓄積した情報を検査予約情報として管理する。RIS14は、検査予約情報に従って、検査オーダ情報を医用画像診断装置11へ送信する。また、RIS14は、検査が実施された後に、医用画像診断装置11により生成される検査実施情報を、HISに含まれる電子カルテシステムに送信する。
医用画像診断装置11は、例えば、MRI装置、X線CT装置、IVR-CT装置、核医学診断装置、およびX線診断装置である。これらの装置は、いずれも被検体を載置する寝台を有する。医用画像診断装置11は、例えば、RIS14から送信される検査オーダ情報に基づいて検査を実施する。医用画像診断装置11は、検査が実施された後、検査実施情報を生成し、RIS14に送信する。
また、医用画像診断装置11は、医用撮像の進行状況に対応する動作情報を医用機器制御装置12へと出力する。動作情報には、例えば、医用撮像に関する情報(医用撮像情報)、寝台の高さに関する情報(寝台情報)が含まれる。医用撮像情報には、個々の装置特有の情報が含まれる。例えば、医用画像診断装置11がX線CT装置である場合、医用撮像情報には、X線管の動作に関する情報(X線管情報)、および架台に収容されるX線管およびX線検出器などを回転させる回転フレームの動作に関する情報(回転フレーム情報)が含まれる。また例えば、医用画像診断装置11がIVR-CT装置である場合、医用撮像情報には、X線管情報、回転フレーム情報、およびIVRで用いられるX線アンギオ装置の透視卓の動作に関する情報(透視卓情報)が含まれる。
なお、動作情報には、X線検出器のデータ収集信号の情報、光学ユニットが有するスリット動作信号の情報、およびエラー発生時やエマージェンシースイッチ押下時の緊急信号の情報などが含まれてもよい。
医用機器制御装置12は、医用画像診断装置11における医用撮像の進行状況に応じて、医用機器13を制御する。具体的には、医用機器制御装置12は、医用画像診断装置11から、進行状況に対応する動作情報を受け取り、動作情報に基づいて、医用機器13を制御するか否かを判定する。そして、医用機器制御装置12は、医用機器13を制御すると判定した場合、医用機器13を制御する。尚、医用機器制御装置12は、メモリおよびCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを有する処理回路を備えたコンピュータでもよいし、CPUの代わりにFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いたデバイスでもよい。
医用機器13は、医用機器制御装置12の制御に従って動作する。また、医用機器13は、ユーザの操作に従って動作してもよい。
以上、第1の実施形態に係る医用画像診断システム1と、医用機器13と、RIS14との構成について説明した。次に、具体例として、医用画像診断システム1がX線CTシステム、医用画像診断装置11がX線CT装置、医用機器制御装置12が医用空調制御装置、医用機器13が医用空調装置である場合について説明する。
図2は、第1の実施形態に係るX線CTシステム2と、医用空調装置23と、RIS24との構成例を示す図である。図2に示すように、X線CTシステム2は、X線CT装置21と、医用空調制御装置22とを含む。尚、RIS24は、RIS14と略同様のため、説明を省略する。
図3は、図2のX線CT装置21の構成例を示す図である。尚、図3には説明の都合上、複数台の架台31を示しているが、典型的にはX線CT装置21の備える架台31は一台である。
X線CT装置21は、架台31と、寝台32と、医用データ処理装置33(コンソール)とを含む。架台31は、被検体PをX線CT撮影するための構成を有するスキャン装置である。寝台32は、X線CT撮影の対象となる被検体Pを載置し、被検体Pを位置決めするための搬送装置である。医用データ処理装置33は、架台31を制御するコンピュータである。例えば、架台31および寝台32は検査室に設置され、医用データ処理装置33は検査室に隣接する制御室に設置される。架台31、寝台32、および医用データ処理装置33は互いに通信可能に有線または無線で接続されている。
架台31は、X線管311、X線検出器312、回転フレーム313、X線高電圧装置314、制御装置315、ウェッジフィルタ316、コリメータ317、およびデータ収集回路(DAS:Data Acquisition System)318を有する。尚、架台31は、医用空調制御装置22と接続するための出力インタフェースを有してもよい。
X線管311は、X線を発生する。具体的には、X線管311は、熱電子を発生する陰極と、陰極から飛翔する熱電子を受けてX線を発生する陽極と、陰極と陽極とを保持する真空管とを含む。X線管311は、高圧ケーブルを介してX線高電圧装置314に接続されている。陰極には、X線高電圧装置314によりフィラメント電流が供給される。フィラメント電流の供給により陰極から熱電子が発生する。陰極と陽極との間には、X線高電圧装置314により管電圧が印加される。管電圧の印加により陰極から陽極に向けて熱電子が飛翔して陽極に衝突し、X線が発生する。発生されたX線は、被検体Pに照射される。陰極から陽極に向けて熱電子が飛翔することにより管電流が流れる。
X線検出器312は、X線管311から発生され被検体Pを通過したX線を検出し、検出されたX線の線量に対応した電気信号をDAS318に出力する。X線検出器312は、チャネル方向に複数のX線検出素子が配列されたX線検出素子列がスライス方向(列方向)に複数配列された構造を有する。X線検出器312は、例えば、グリッド、シンチレータアレイ、および光センサアレイを有する間接変換型の検出器である。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有する。シンチレータは、入射X線量に応じた光量の光を出力する。グリッドは、シンチレータアレイのX線入射面側に配置され、散乱X線を吸収するX線遮蔽板を有する。なお、グリッドは、コリメータ(1次元コリメータ又は2次元コリメータ)と呼ばれることもある。光センサアレイは、シンチレータからの光の光量に応じた電気信号に変換する。光センサとしては、例えば、フォトダイオードが用いられる。
回転フレーム313は、X線管311とX線検出器312とを回転軸Z回りに回転可能に支持する円環状のフレームである。具体的には、回転フレーム313は、X線管311とX線検出器312とを対向支持する。回転フレーム313は、固定フレーム(図示せず)に回転軸Z回りに回転可能に支持される。制御装置315により回転フレーム313が回転軸Z回りに回転することによりX線管311とX線検出器312とを回転軸Z回りに回転させる。回転フレーム313の開口部OPには、画像視野(FOV:Field Of View)が設定される。
なお、本実施形態では、非チルト状態での回転フレーム313の回転軸または寝台32の天板322(後述される)の長手方向をZ方向、Z方向に直交し床面に対し水平である方向をX方向、Z方向に直交し床面に対し垂直である方向をY方向と定義する。
X線高電圧装置314は、高電圧発生装置とX線制御装置とを有する。高電圧発生装置は、変圧器(トランス)および整流器などの電気回路を有し、X線管311に印加する高電圧およびX線管311に供給するフィラメント電流を発生する。X線制御装置は、X線管311に印加する高電圧と、X線管311に供給するフィラメント電流とを制御する。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であってもよい。X線高電圧装置314は、架台31内の回転フレーム313に設けられてもよいし、架台31内の固定フレーム(図示しない)に設けられても構わない。
ウェッジフィルタ316は、被検体Pに照射されるX線の線量を調節する。具体的には、ウェッジフィルタ316は、X線管311から被検体Pへ照射されるX線の線量が予め定められた分布になるようにX線を減衰する。例えば、ウェッジフィルタ316としては、アルミニウムなどの金属が加工されることにより形成された金属フィルタが用いられる。ウェッジフィルタ316は、所定のターゲット角度や所定の厚みを有するように加工される。尚、ウェッジフィルタ316はボウタイフィルタ(bow-tie filter)とも呼ばれる。
コリメータ317は、ウェッジフィルタ316を透過したX線の照射範囲を限定する。コリメータ317は、X線を遮蔽する複数の鉛板をスライド可能に支持し、複数の鉛板により形成されるスリットの形態を調節する。尚、コリメータ317は、X線絞りとも呼ばれる。
DAS318は、X線検出器312により検出されたX線の線量に応じた電気信号をX線検出器312から読み出し、読み出した電気信号を増幅し、ビュー期間に亘り電気信号を積分することにより当該ビュー期間に亘るX線の線量に応じたデジタル値を有する投影データを収集する。DAS318は、例えば、投影データを生成可能な回路素子を搭載したASICにより実現される。DAS318により生成された投影データは、回転フレーム313に設けられた発光ダイオード(LED)を有する送信機から光通信によって架台31の非回転部(例えば、固定フレーム)に設けられたLEDを有する受信機に送信され、受信機から医用データ処理装置33に伝送される。尚、回転フレーム313から架台31の非回転部への投影データの送信方式は、前述の光通信に限定されず、非接触型のデータ伝送であれば如何なる方式であってもよい。
寝台32は、基台321および天板322を備える。基台321は、床面に設置される。基台321は、支持フレームを、床面に対して垂直方向(Y方向)に移動可能に支持する構造体である。支持フレームは、基台321の上部に設けられるフレームである。支持フレームは、天板322を中心軸Zに沿ってスライド可能に支持する。天板322は、被検体Pが載置される柔軟性を有する板状構造体である。寝台駆動装置は、寝台32に収容される。寝台駆動装置は、被検体Pが載置された天板322を移動させるための動力を発生するモータまたはアクチュエータである。寝台駆動装置は、制御装置315または医用データ処理装置33などによる制御に従い作動する。
制御装置315は、医用データ処理装置33の処理回路331(後述される)による撮影制御に従いX線CT撮影を実行するために、X線高電圧装置314、DAS318、および寝台32を制御する。制御装置315は、CPUなどを有する処理回路と、モータおよびアクチュエータなどの駆動装置とを有する。制御装置315が有する処理回路は、ハードウェア資源として、CPUなどのプロセッサと、ROMやRAMなどのメモリとを有する。制御装置315は、例えば、医用データ処理装置33、架台31、および寝台32などに設けられた入力インタフェース334(後述される)からの操作信号に従い架台31および寝台32を制御する。例えば、制御装置315は、回転フレーム313の回転、架台31のチルト、天板322、および寝台32の動作を制御する。
なお、制御装置315は、架台31に設けられた出力インタフェース(図示せず)を介してX線CT装置21の撮影制御に関する情報(これはCT情報、或いは動作情報ともいう)を医用空調制御装置22へと出力してもよい。動作情報には、例えば、医用撮像情報および寝台情報が含まれる。医用撮像情報には、前述のように、例えば、X線管情報および回転フレーム情報が含まれる。
医用データ処理装置33は、処理回路331、メモリ332、ディスプレイ333、入力インタフェース334、出力インタフェース335、および通信インタフェース336を有するコンピュータである。
処理回路331は、例えば、X線コンピュータ断層撮影装置21の中枢として機能するプロセッサである。処理回路331は、メモリ332に記憶されているプログラムを実行することで、当該プログラムに対応する機能を実現する。処理回路331は、例えば、撮像制御機能、再構成処理機能、画像処理機能、および表示制御機能を有する。
撮像制御機能において処理回路331は、CT撮像を行うためX線高電圧装置314と制御装置315とDAS318とを制御する。処理回路331は、入力インタフェース334を介したユーザ指示または自動的に設定された撮像条件(CT撮像パラメータ)に従いX線高電圧装置314と制御装置315とDAS318とを制御する。CT撮像パラメータについては後述される。
再構成処理機能において処理回路331は、DAS318から出力された投影データに基づいてCT画像を生成する。具体的には、処理回路331は、DAS318から出力された投影データに対して対数変換処理やオフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、ビームハードニング補正などの前処理を施す。そして処理回路331は、前処理後の投影データに対して、フィルタ補正逆投影法や逐次近似再構成法などを用いた再構成処理を施しCT画像を生成する。
画像処理機能において処理回路331は、入力インタフェース334を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、再構成処理機能によって生成されたCT画像を、任意断面の断層像や3次元画像に変換する。
表示制御機能において処理回路331は、種々の情報をディスプレイ333に表示する。例えば、処理回路331は、CT撮像パラメータ、当該CT撮像パラメータを用いて撮像された被検体PのCT画像などをディスプレイ333に表示する。
メモリ332は、種々の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、集積回路記憶装置などの記憶装置である。また、メモリ332は、CD-ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリなどの可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置などであってもよい。例えば、メモリ332は、CT画像データおよび各種プログラムを記憶する。
ディスプレイ333は、表示制御機能により種々の情報を表示する。例えば、ディスプレイ333は、CT撮像パラメータおよびCT画像を表示する。ディスプレイ333としては、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
入力インタフェース334は、ユーザからの各種指令を受け付ける入力機器を含む。入力機器としては、キーボードやマウス、各種スイッチ、タッチスクリーン、タッチパッドなどが利用可能である。尚、入力機器は、マウス、キーボードなどの物理的な操作部品を備えるものだけに限らない。例えば、X線CT装置21とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、受け取った電気信号を種々の回路へ出力するような電気信号の処理回路も入力インタフェース334の例に含まれる。
出力インタフェース335は、医用空調制御装置22へ動作情報を出力するためのインタフェースである。出力インタフェース335は、例えば、医用空調制御装置22とケーブルで接続される。尚、出力インタフェース335は、医用空調制御装置22と無線で接続されてもよい。
通信インタフェース336は、LAN(Local Area Network)などを介してX線CT装置21と、ワークステーションや医用画像管理システム(PACS:Picture Archiving and Communication Systems)、HIS、RIS24とを接続するインタフェースである。ネットワークIFは、各種情報を接続先のワークステーション、PACS、HIS、およびRIS24との間で送受信する。
なお、上記の構成は一例であって、これに限定されない。例えば、処理回路331が実行する各種機能は、ネットワーク上に配置されたサーバによって行われてもよい。この場合、医用データ処理装置33は、上記サーバとデータをやりとりするクライアント装置に相当する。クライアント装置は、例えば、タブレット端末およびPC(Personal Computer)である。これらのことは、他のモダリティでも同様であり、いわゆる分散処理を行う医用画像診断装置に相当する。
医用空調制御装置22は、X線CT装置21における医用撮像の進行状況に応じて、医用空調装置23を制御する。具体的には、医用空調制御装置22は、X線CT装置21から、動作情報(CT情報)を受け取り、動作情報に基づいて、医用空調装置23を制御するか否かを判定する。そして、医用空調制御装置22は、医用空調装置23を制御すると判定した場合、X線CT装置21が設置されている室内の圧力を陰圧または陽圧になるように医用空調装置23を制御する。
図4は、図2の医用空調制御装置22の構成例を示す図である。図4に示すように、医用空調制御装置22は、処理回路41と、メモリ42と、入力インタフェース43(第1のインタフェース)と、出力インタフェース44(第2のインタフェース)と、通信インタフェース45(第3のインタフェース)とを含む。以下では、まず入力インタフェース43と、出力インタフェース44と、通信インタフェース45とについて説明する。
入力インタフェース43は、X線CT装置21から動作情報を入力するためのインタフェースである。入力インタフェース43は、例えば、X線CT装置21とケーブルで接続される。尚、入力インタフェース43は、X線CT装置21と無線で接続されてもよい。
出力インタフェース44は、医用空調装置23へ制御信号(後述される)を出力するためのインタフェースである。出力インタフェース44は、例えば、医用空調装置23とケーブルで接続される。尚、出力インタフェース44は、医用空調装置23と無線で接続されてもよい。
なお、出力インタフェース44は、スイッチングユニットであってもよい。スイッチングユニットは、医用空調装置23の電源ラインに設けられ、医用空調装置23のオンまたはオフを制御する。この場合、制御信号は、スイッチングユニットを動作させるために用いられてもよい。
通信インタフェース45は、USB(Universal Serial Bus)ケーブルなどを介して、医用空調制御装置22とメンテナンス用の外部装置とを接続するためのインタフェースである。外部装置は、例えば、サービスマンが所持するPCである。医用空調制御装置22は、通信インタフェース45を介して、医用空調制御装置22の設定を変更するコマンドをPCから入力する。
処理回路41は、例えば、医用空調制御装置22の中枢として機能するプロセッサである。処理回路41は、メモリ42に記憶されているプログラムを実行することで、当該プログラムに対応する機能を実現する。処理回路41は、取得機能411(取得部)、判定機能412(判定部)、および圧力制御機能413(圧力制御部)を有する。尚、これらの機能は、FPGAによって実現されてもよい。
取得機能411において処理回路41は、入力インタフェース43を介して、X線CT装置21から動作情報を受け取る。
判定機能412において処理回路41は、動作情報に基づいて、医用空調装置23を制御するか否かを判定する。具体的には、処理回路41は、例えば、動作情報に含まれる医用撮像情報および寝台情報に基づいて、医用撮像の進行状況を判定する。医用撮像の進行状況は、少なくとも検査中か否かに関する。処理回路41は、検査中か否かによって、医用空調装置23を制御するか否かを判定する。
圧力制御機能413において処理回路41は、出力インタフェース44を介して、医用空調装置23に制御信号を出力することにより、医用空調装置23を制御する。制御信号は、例えば、医用空調装置23のオンまたはオフを制御する信号である。具体的には、処理回路41は、医用空調装置23を制御すると判定した場合、医用空調装置23の機能に沿った制御をする。医用空調装置23の機能には、例えば、陰圧制御機能および陽圧制御機能がある。よって、処理回路41は、医用空調装置23が陰圧制御機能を実行する場合には、陰圧制御処理を行い、医用空調装置23が陽圧制御機能を実行する場合には、陽圧制御処理を行う。尚、これらの機能および処理については後述される。
メモリ42は、種々の情報を記憶するHDDやSSD、集積回路記憶装置などの記憶装置である。また、メモリ42は、CD-ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリなどの可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置などであってもよい。例えば、メモリ42は、動作情報および各種プログラムを記憶する。
医用空調装置23は、X線CT装置21が設置されている部屋において用いられる空調装置である。空調装置の機能には、例えば、温度調節機能、湿度調節機能、空気質調節機能、および気流調節機能がある。医用空調装置23は、少なくとも気流調節機能を有し、これを実行するものとする。気流調節とは、気流方向を維持することによって、室内を陰圧、或いは陽圧にすることである。よって、気流調節機能には、室内を陰圧に制御する機能(陰圧制御機能)と、室内を陽圧に制御する機能(陽圧制御機能)とのうちの少なくともいずれかが含まれる。
以上、第1の実施形態に係るX線CTシステム2と、医用空調装置23と、RIS24との構成について説明した。次に、陰圧制御処理を実行する医用空調制御装置22の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(陰圧制御処理)
図5は、第1の実施形態における陰圧制御処理を説明するためのフローチャートである。図5のフローチャートは、医用空調装置23において陰圧制御機能を実行させるための、医用空調制御装置22による動作を示す。また、図5のフローチャートは、例えば、X線CT装置21の電源がONになったことを契機として、或いは電源がONになって医用空調制御装置22がCT情報を受け付けたことを契機として、医用空調制御装置22の処理回路41が陰圧制御プログラムを実行することにより開始する。
(ステップST510)
陰圧制御プログラムが実行されると、処理回路41は、圧力制御機能413を実行する。圧力制御機能413を実行すると、処理回路41は、医用空調装置23を制御することによって、室内を陰圧にする。以降では、陰圧にすることを、陰圧ONと表現する。同様に、陰圧を解除することを、陰圧OFFと表現する。尚、陰圧制御プログラムが実行された際、既に陰圧ONになっている場合、このステップST510は省略されてもよい。
(ステップST520)
室内を陰圧ONにした後、処理回路41は、取得機能411を実行する。取得機能411を実行すると、処理回路41は、X線CT装置21から動作情報(CT情報)を受け付ける。
(ステップST530)
CT情報を受け付けた後、処理回路41は、判定機能412を実行する。判定機能412を実行すると、処理回路41は、CT情報が陰圧OFFの条件であるか否かを判定する。陰圧OFFの条件の具体例は後述される。CT情報が陰圧OFFの条件である場合、処理はステップST540へと進む。CT情報が陰圧OFFの条件でない場合、処理はステップST520へと戻る。
(ステップST540)
CT情報が陰圧OFFの条件であると判定された後、処理回路41は、圧力制御機能413により、医用空調装置23を制御することによって、室内の陰圧を解除する(陰圧OFF)。
(ステップST550)
陰圧OFFの状態で、処理回路41は、取得機能411により、X線CT装置21からCT情報を受け付ける。
(ステップST560)
CT情報を受け付けた後、処理回路41は、判定機能412により、CT情報が陰圧ONの条件であるか否かを判定する。陰圧ONの条件の具体例は後述される。CT情報が陰圧ONの条件である場合、処理はステップST570へと進む。CT情報が陰圧ONの条件でない場合、処理はステップST550へと戻る。
(ステップST570)
CT情報が陰圧ONの条件であると判定された後、処理回路41は、圧力制御機能413により、医用空調装置23を制御することによって、室内を陰圧にする(陰圧ON)。ステップST570の後、陰圧制御プログラムは終了する。尚、陰圧制御プログラムは、例えば、X線CT装置21の電源がOFFになるまで実行され続けてもよい。この場合、ステップST570の後、処理はステップST520へ戻る。
なお、図5のフローチャートでは、ステップST510において、陰圧制御プログラムが実行されたことを契機として、処理回路41が陰圧ONにしたがこれに限らない。例えば、ステップST510の前に、ステップST550およびステップST560と同様の処理が行われてもよい。
次に、陰圧ONの条件および陰圧OFFの条件の具体例について図6を用いて説明する。これらの条件は、例えば、CT情報に含まれる寝台情報、X線管情報、および回転フレーム情報のうちの少なくとも一つに関する。
図6は、図5の陰圧制御処理に関するユーザ状態と、CT情報と、陰圧制御との関係を例示するテーブル600である。ユーザ状態には、例えば、「入室」「検査中」および「退室」がある。ユーザ状態「入室」とは、被検体が検査室へ入ってから検査を受ける前までの状態を示す。ユーザ状態「検査中」とは、被検体が検査中の状態を示す。ユーザ状態「退室」とは、被検体が検査を受けてから検査室を退室するまでの状態を示す。尚、ユーザ状態は、医用撮像の進行状況に置き換えられてもよい。この場合、ユーザ状態「入室」「退室」は、例えば「検査前」「検査後」に置き換えられる。
陰圧制御処理では、ユーザ状態「入室」「退室」の場合に陰圧制御をON(即ち、陰圧ON)とし、ユーザ状態「検査中」の場合に陰圧制御をOFF(即ち、陰圧OFF)となるように設定されている。これらの設定をCT情報と対応付けることによって、医用空調制御装置22は医用空調装置23を制御する。
陰圧ONの条件は、例えば、寝台の高さが閾値未満(寝台高さ:設定値未満)、X線管がX線非照射(X線照射:OFF)、および回転フレームが停止中(回転部:停止)を全て満たす場合である。
他方、陰圧OFFの条件は、例えば、寝台の高さが閾値以上(寝台高さ:設定値以上)、X線管がX線照射中(X線照射:ON)、および回転フレームが回転中(回転部:回転)を全て満たす場合である。
なお、陰圧ONの条件および陰圧OFFの条件は上記に限らない。例えば、陰圧ONの条件は、寝台の高さが閾値未満、X線管がX線非照射、および回転フレームが停止中の少なくとも一つを満たす場合でもよい。このことは陰圧OFFの条件も同様である。
また、医用空調制御装置22は、緊急時には、特定の制御が行われてもよい。例えば、医用空調制御装置22は、動作情報に緊急信号の情報が含まれる場合、検査中であっても医用空調装置23を陰圧ONにしてもよい。
以上、陰圧制御処理を実行する医用空調制御装置22の動作について説明した。次に、陽圧制御処理を実行する医用空調制御装置22の動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(陽圧制御処理)
図7は、第1の実施形態における陽圧制御処理を説明するためのフローチャートである。図7のフローチャートは、医用空調装置23において陽圧制御機能を実行させるための、医用空調制御装置22による動作を示す。また、図7のフローチャートは、例えば、X線CT装置21の電源がONになったことを契機として、或いは電源がONになって医用空調制御装置22がCT情報を受け付けたことを契機として、医用空調制御装置22の処理回路41が陽圧制御プログラムを実行することにより開始する。
(ステップST710)
陽圧制御プログラムが実行されると、処理回路41は、圧力制御機能413を実行する。圧力制御機能413を実行すると、処理回路41は、医用空調装置23を制御することによって、室内の陽圧を解除する。以降では、陽圧を解除することを、陽圧OFFと表現する。同様に、陽圧にすることを、陽圧ONと表現する。尚、陽圧制御プログラムが実行された際、既に陽圧OFFになっている場合、このステップST710は省略されてもよい。
(ステップST720)
室内を陽圧OFFにした後、処理回路41は、取得機能411を実行する。取得機能411を実行すると、処理回路41は、X線CT装置21からCT情報を受け付ける。
(ステップST730)
CT情報を受け付けた後、処理回路41は、判定機能412を実行する。判定機能412を実行すると、処理回路41は、CT情報が陽圧ONの条件であるか否かを判定する。陽圧ONの条件の具体例は後述される。CT情報が陽圧ONの条件である場合、処理はステップST740へと進む。CT情報が陽圧ONの条件でない場合、処理はステップST720へと戻る。
(ステップST740)
CT情報が陽圧ONの条件であると判定された後、処理回路41は、圧力制御機能413により、医用空調装置23を制御することによって、室内を陽圧にする(陽圧ON)。
(ステップST750)
陽圧ONの状態で、処理回路41は、取得機能411により、X線CT装置21からCT情報を受け付ける。
(ステップST760)
CT情報を受け付けた後、処理回路41は、判定機能412により、CT情報が陽圧OFFの条件であるか否かを判定する。陽圧OFFの条件の具体例は後述される。CT情報が陽圧OFFの条件である場合、処理はステップST770へと進む。CT情報が陽圧OFFの条件でない場合、処理はステップST750へと戻る。
(ステップST770)
CT情報が陽圧OFFの条件であると判定された後、処理回路41は、圧力制御機能413により、医用空調装置23を制御することによって、室内の陽圧を解除する(陽圧OFF)。ステップST770の後、陽圧制御プログラムは終了する。尚、陽圧制御プログラムは、例えば、X線CT装置21の電源がOFFになるまで実行され続けてもよい。この場合、ステップST770の後、処理はステップST720へ戻る。
なお、図7のフローチャートでは、ステップST710において、陽圧制御プログラムが実行されたことを契機として、処理回路41が陽圧OFFにしたがこれに限らない。例えば、ステップST710の前に、ステップST750およびステップST760と同様の処理が行われてもよい。
次に、陽圧OFFの条件および陽圧ONの条件の具体例について図8を用いて説明する。これらの条件は、例えば、CT情報に含まれる寝台情報、X線管情報、および回転フレーム情報のうちの少なくとも一つに関する。
図8は、図7の陽圧制御処理に関するユーザ状態と、CT情報と、陽圧制御との関係を例示するテーブル800である。ユーザ状態は、図6のテーブル600と同様のため説明を省略する。
陽圧制御処理では、ユーザ状態「入室」「退室」の場合に陽圧制御をOFF(即ち、陽圧OFF)として、ユーザ状態「検査中」の場合に陽圧制御をON(即ち、陽圧ON)となるように設定されている。これらの設定をCT情報と対応付けることによって、医用空調制御装置22は医用空調装置23を制御する。
陽圧OFFの条件は、例えば、寝台の高さが閾値未満(寝台高さ:設定値未満)、X線管がX線非照射(X線照射:OFF)、および回転フレームが停止中(回転部:停止)を全て満たす場合である。
他方、陽圧ONの条件は、例えば、寝台の高さが閾値以上(寝台高さ:設定値以上)、X線管がX線照射中(X線照射:ON)、および回転フレームが回転中(回転部:回転)を全て満たす場合である。
なお、陽圧OFFの条件および陽圧ONの条件は上記に限らない。例えば、陽圧ONの条件は、寝台の高さが閾値以上、X線管がX線照射中、および回転フレームが回転中の少なくとも一つを満たす場合でもよい。このことは陽圧OFFの条件も同様である。
以上説明したように、第1の実施形態に係る医用機器制御装置は、被検体に医用撮像を施して医用画像を収集する医用画像診断装置が設置されている室内の圧力を調整する医用空調装置を、医用撮像の進行状況に応じて制御する。
従って、第1の実施形態に係る医用機器制御装置は、医用空調装置を自動制御することにより、医療従事者の負担を軽減することができる。
(第1の実施形態の他の具体例)
第1の実施形態では、X線CT装置21から出力されるCT情報を用いて医用空調制御装置22が医用空調装置23を制御することについて説明したがこれに限らない。例えば、医用空調制御装置22は、IVR-CT装置から出力される動作情報(IVR-CT情報)を用いて医用空調装置23を制御してもよい。尚、この例では、医用空調制御装置22は陽圧制御処理を実行することとする。
なお、陽圧制御処理の流れはCT情報を用いた時と略同様のため省略し、IVR-CT情報による陽圧OFFおよび陽圧ONの条件の具体例について図9を用いて説明する。これらの条件は、例えば、IVR-CT情報に含まれる寝台情報、X線管情報、回転フレーム情報、および透視卓情報のうちの少なくとも一つに関する。
図9は、図7の陽圧制御処理に関するユーザ状態と、IVR-CT情報と、陽圧制御との関係を例示するテーブル900である。ユーザ状態には、例えば、「入室」「透視手技中」および「退室」がある。ユーザ状態「透視手技中」とは、被検体が透視手技を受けている状態を示す。尚、ユーザ状態は、医用撮像の進行状況に置き換えられてもよい。この場合、ユーザ状態「入室」「退室」は、例えば「検査前」「検査後」に置き換えられる。
陽圧制御処理では、ユーザ状態「入室」「退室」の場合に陽圧制御をOFF(即ち、陽圧OFF)として、ユーザ状態「透視手技中」の場合に陽圧制御をON(即ち、陽圧ON)となるように設定されている。これらの設定をIVR-CT情報と対応付けることによって、医用空調制御装置22は医用空調装置23を制御する。
陽圧OFFの条件は、例えば、寝台の高さが閾値未満(寝台高さ:設定値未満)および透視卓の電源がOFF(透視卓:OFF)を満たす場合である。
他方、陽圧ONの条件は、例えば、寝台の高さが閾値以上(寝台高さ:設定値以上)および透視卓の電源がON(透視卓:ON)を満たす場合である。
なお、陽圧OFFの条件および陽圧ONの条件は上記に限らない。例えば、陽圧ONの条件は、寝台の高さが閾値以上または透視卓の電源がONのいずれかでもよい。このことは陽圧OFFの条件も同様である。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、医用画像診断装置の動作情報に基づいて、医用機器制御装置が医用機器を制御することについて説明した。他方、第2の実施形態では、RISからの検査オーダ情報に基づいて、医用機器制御装置が医用機器の機能を切り替えることについて説明する。
図10は、第2の実施形態に係る医用画像診断システム1Aと、医用機器13と、RIS14Aとの構成例を示す図である。図10に示すように、医用画像診断システム1Aは、医用画像診断装置11と、医用機器制御装置12Aとを含む。
RIS14Aは、第1の実施形態のRIS14と略同様の構成を有する。RIS14Aは、更に、検査オーダ情報を医用機器制御装置12Aへ送信する。本実施形態では、検査オーダ情報には、手術用の医用撮像に関する情報が付帯されているものとする。
医用機器制御装置12Aは、第1の実施形態の医用機器制御装置12と略同様の構成を有する。医用機器制御装置12Aは、更に、RIS14Aから検査オーダ情報を受け取り、検査オーダ情報に基づいて、医用機器13の機能を決定する。
以上、第2の実施形態に係る医用画像診断システム1Aと、医用機器13と、RIS14Aとの構成について説明した。次に、具体例として、医用画像診断システム1AがX線CTシステム、医用画像診断装置11がX線CT装置、医用機器制御装置12Aが医用空調制御装置、医用機器13が医用空調装置である場合について説明する。
図11は、第2の実施形態に係るX線CTシステム2Aと、医用空調装置23と、RIS24Aとの構成例を示す図である。図11に示すように、X線CTシステム2Aは、X線CT装置21と、医用空調制御装置22Aとを含む。尚、RIS24Aは、RIS14Aと略同様のため、説明を省略する。
医用空調制御装置22Aは、第1の実施形態の医用空調制御装置22と同様に、X線CT装置21における医用撮像の進行状況に応じて、医用空調装置23を制御する。更に、医用空調制御装置22Aは、RIS24Aから検査オーダ情報を受け取り、検査オーダ情報に基づいて医用空調装置23の機能を切り替える。医用空調装置23の機能は、前述の通り、例えば、陰圧制御機能および陽圧制御機能である。
図12は、図11の医用空調制御装置22Aの構成例を示す図である。図12に示すように、医用空調制御装置22Aは、処理回路41Aと、メモリ42Aと、入力インタフェース43Aと、出力インタフェース44と、通信インタフェース45とを含む。以下では、まず入力インタフェース43Aについて説明する。
入力インタフェース43Aは、第1の実施形態の入力インタフェース43と略同様の構成を有する。入力インタフェース43Aは、更に、RIS24と接続され、RIS24Aから検査オーダ情報を入力する。尚、入力インタフェース43Aは、複数設けられてもよい。入力インタフェース43Aが複数設けられる場合、一方の入力インタフェースは、X線CT装置21と接続され、他方の入力インタフェースはRIS24Aと接続されてもよい。
処理回路41Aは、第1の実施形態の処理回路41と略同様の構成を有する。処理回路41Aは、取得機能411A(取得部)、判定機能412(判定部)、圧力制御機能413(圧力制御部)、および切替機能1201(切替部)を有する。
取得機能411Aにおいて処理回路41Aは、入力インタフェース43Aを介して、X線CT装置21から動作情報を受け取る。さらに、処理回路41Aは、入力インタフェース43Aを介して、RIS24Aから検査オーダ情報を受け取る。
切替機能1201において処理回路41Aは、検査オーダ情報に基づいて、陰圧制御処理および陽圧制御処理を相互に切り替える。例えば、処理回路41Aは、検査オーダ情報に手術用の医用撮像に関する情報を含むか否かを判定する。検査オーダ情報に手術用の医用撮像に関する情報を含む場合、処理回路41Aは、医用空調装置23に対する制御を陰圧の制御から陽圧の制御へと切り替える。
メモリ42Aは、第1の実施形態のメモリ42と略同様の構成を有する。メモリ42Aは、更に、検査オーダ情報を記憶してもよい。
以上、第2の実施形態に係るX線CTシステム2Aと、医用空調装置23と、RIS24Aとの構成について説明した。次に、切替処理を含む圧力制御処理を実行する医用空調制御装置22Aの動作について、図13のフローチャートを用いて説明する。
(圧力制御処理)
図13は、第2の実施形態における切替処理を含む圧力制御処理を説明するためのフローチャートである。図13のフローチャートは、医用空調装置23において圧力制御機能(陰圧制御機能および陽圧制御機能)を実行させるための、医用空調制御装置22Aによる動作を示す。また、図13のフローチャートは、例えば、X線CT装置21の電源がONになったことを契機として、或いは電源がONになって医用空調制御装置22AがCT情報を受け付けたことを契機として、医用空調制御装置22Aの処理回路41Aが圧力制御プログラムを実行することにより開始する。
(ステップST1310)
圧力制御プログラムが実行されると、処理回路41Aは、取得機能411Aを実行する。取得機能411Aを実行すると、処理回路41Aは、RIS24Aから検査オーダ情報を受け付ける。
(ステップST1320)
検査オーダ情報を受け付けた後、処理回路41Aは、切替機能1201を実行する。切替機能1201を実行すると、処理回路41Aは、検査オーダ情報が手術に関する検査オーダか否かを判定する。具体的には、処理回路41Aは、検査オーダ情報に手術用の医用撮像に関する情報を含むか否かを判定する。検査オーダ情報に手術用の医用撮像に関する情報を含む場合、処理はステップST1330へと進む。検査オーダ情報に手術用の医用撮像に関する情報を含まない場合、処理はステップST1340へと進む。
(ステップST1330)
検査オーダ情報に手術用の医用撮像に関する情報を含むと判定された後、処理回路41Aは、圧力制御機能413により陽圧制御処理を実行する。陽圧制御処理は、図7のフローチャートの処理と同様のため説明を省略する。ステップST1330の後、圧力制御プログラムは終了する。
(ステップST1340)
検査オーダ情報に手術用の医用撮像に関する情報を含まないと判定された後、処理回路41Aは、圧力制御機能413により陰圧制御処理を実行する。陰圧制御処理は、図5のフローチャートの処理と同様のため説明を省略する。ステップST1340の後、圧力制御プログラムは終了する。
なお、圧力制御プログラムは、例えば、X線CT装置21の電源がOFFになるまで実行され続けてもよい。この場合、ステップST1330およびステップST1340の後、処理はステップST1310へ戻る。
以上説明したように、第2の実施形態に係る医用機器制御装置は、被検体に医用撮像を施して医用画像を収集する医用画像診断装置が設置されている室内の圧力を調整する医用空調装置を、医用撮像の進行状況に応じて制御する。さらに、本医用機器制御装置は、検査オーダ情報に基づいて、医用空調装置の機能を切り替えることができる。
従って、第2の実施形態に係る医用機器制御装置は、医用空調装置の機能を自動で切り替えることにより、医療従事者の負担を軽減することができる。
なお、第2の実施形態では、医用空調制御装置は、RISから検査オーダを取得したがこれに限らない。例えば、医用空調制御装置は、X線CT装置から検査オーダを取得してもよい。この場合、医用空調制御装置とRISとは必ずしも接続されなくてよい。
また、第2の実施形態では、検査オーダ情報に予め手術用の医用撮像に関する情報が含まれていることを前提としたがこれに限らない。例えば、X線CT装置が検査オーダ情報に手術用の医用撮像に関する情報を付帯させて医用空調制御装置に出力してもよい。この場合、X線CT装置は、検査オーダの種別を示すID(種別ID)と、手術用の医用撮像か否かを示す情報とを対応付けたテーブルを記憶してもよい。
(他の実施形態)
第2の実施形態では、医用機器制御装置がRISからの検査オーダ情報に基づいて医用機器の機能を切り替えることについて説明した。他方、他の実施形態では、医用画像診断装置からの撮像条件に基づいて医用機器の機能を切り替えることについて説明する。本実施形態では、撮像条件には、プロトコル情報およびスキャンプランのいずれかが含まれるものとする。プロトコル情報は、例えば、複数のスキャンを含む一連の検査の流れを規定する情報である。スキャンプランは、複数のスキャンのうちの個々のスキャンにおける条件を定義している情報である。
医用機器制御装置は、医用画像診断装置から、医用撮像に関する撮像条件を取得する。医用機器制御装置は、撮像条件に基づいて、医用機器の機能を切り替える。具体的には、医用機器制御装置は、撮像条件を解析することによって、或いは撮像条件に含まれる(付帯されている)情報に応じて、医用機器の機能を切り替える。
例えば、医用画像診断装置、医用機器制御装置、および医用機器が、それぞれX線CT装置、医用空調制御装置、および医用空調装置である場合、医用空調制御装置は、X線CT装置から取得した撮像条件に基づいて、医用空調装置の機能を切り替える。具体的には、医用空調制御装置は、撮像条件に手術用の医用撮像に関する情報を含む場合、医用空調装置を陰圧の制御から陽圧の制御へ切り替える。
上述の手術用の医用撮像には、例えば、CT透視および血管造影などがある。CT透視は、例えば、穿刺を行う指定範囲における一つ以上のスライスを一定のフレームレートで生成し続ける撮影方法である。
また別の例として、医用機器制御装置は、HISから取得した患者情報に基づいて、医用機器の機能を切り替えてもよい。具体的には、例えば、医用機器制御装置は、患者情報を参照することによって、空気感染の可能性のある感染症に罹患している患者であるか否かを判定し、当該感染症に罹患している患者であれば医用空調装置を陰圧に制御することが考えられる。
以上のように、医用機器の機能の切り替えには、RISからの情報に基づく方法や医用画像診断装置からの情報に基づく方法などがある。医用機器制御装置は、これら複数の方法を組み合わせて、医用機器の機能を切り替えてもよい。
なお、上記各実施形態では、ユーザ自身による医用機器の操作は、医用機器に設けられたスイッチによって実現可能であったがこれに限らない。例えば、医用画像診断装置のコンソール画面上に医用機器を操作可能なソフトウェアスイッチが設けられてもよい。この場合、コンソール画面上には、例えば、医用機器制御装置によって医用機器が自動制御されていることを示す表示がされてもよい。この表示は、例えば、医用機器の機能に関する情報が含まれてもよい。また、ユーザ操作が上記自動制御に反する操作であった場合に、コンソール画面上にその旨を知らせる表示がされてもよい。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、医療従事者の負担を軽減することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1A 医用画像診断システム
2,2A X線CTシステム
11 医用画像診断装置
12,12A 医用機器制御装置
13 医用機器
14,14A,24,24A RIS
21 X線CT装置
22,22A 医用空調制御装置
23 医用空調装置
31 架台
32 寝台
33 医用データ処理装置
41,41A 処理回路
42,42A メモリ
43,43A 入力インタフェース
44 出力インタフェース
45 通信インタフェース
311 X線管
312 X線検出器
313 回転フレーム
314 X線高電圧装置
315 制御装置
316 ウェッジフィルタ
317 コリメータ
318 データ収集回路
321 基台
322 天板
331 処理回路
332 メモリ
333 ディスプレイ
334 入力インタフェース
335 出力インタフェース
336 通信インタフェース
411 取得機能
411A 取得機能
412 判定機能
413 圧力制御機能
600 テーブル
800 テーブル
900 テーブル
1201 切替機能
OP 開口部
P 被検体

Claims (22)

  1. 被検体に医用撮像を施して医用画像を収集する医用画像診断装置が設置されている室内の圧力を調整する医用空調装置を、前記医用撮像の進行状況に応じて制御する、医用機器制御装置。
  2. 前記医用画像診断装置から、前記進行状況に対応する動作情報を取得する取得部と、
    前記動作情報に基づいて、前記医用空調装置を制御するか否かを判定する判定部と、
    前記医用空調装置を制御すると判定した場合、前記圧力が陰圧または陽圧になるように前記医用空調装置を制御する圧力制御部と
    を具備する、
    請求項1に記載の医用機器制御装置。
  3. 前記動作情報は、前記被検体を載置する寝台の高さに関する寝台情報、X線管の動作に関するX線管情報、架台に収容される前記X線管を回転させる回転フレームの動作に関する回転フレーム情報、およびX線アンギオ装置の透視卓の動作に関する透視卓情報のうちの少なくとも一つを含む、
    請求項2に記載の医用機器制御装置。
  4. 前記動作情報は、前記寝台情報を含み、
    前記判定部は、前記寝台の高さが閾値未満である場合、前記医用空調装置を制御すると判定し、
    前記圧力制御部は、前記圧力が陰圧となるように前記医用空調装置を制御する、
    請求項3に記載の医用機器制御装置。
  5. 前記動作情報は、前記X線管情報を含み、
    前記判定部は、前記X線管がX線非照射である場合、前記医用空調装置を制御すると判定し、
    前記圧力制御部は、前記圧力が陰圧となるように前記医用空調装置を制御する、
    請求項3に記載の医用機器制御装置。
  6. 前記動作情報は、前記回転フレーム情報を含み、
    前記判定部は、前記回転フレームが停止中である場合、前記医用空調装置を制御すると判定し、
    前記圧力制御部は、前記圧力が陰圧となるように前記医用空調装置を制御する、
    請求項3に記載の医用機器制御装置。
  7. 前記動作情報は、前記寝台情報、前記X線管情報、および前記回転フレーム情報を含み、
    前記判定部は、前記寝台の高さが閾値未満、前記X線管がX線非照射、および前記回転フレームが停止中の全てを満たす場合、前記医用空調装置を制御すると判定し、
    前記圧力制御部は、前記圧力が陰圧となるように前記医用空調装置を制御する、
    請求項3に記載の医用機器制御装置。
  8. 前記動作情報は、前記寝台情報を含み、
    前記判定部は、前記寝台の高さが閾値以上である場合、前記医用空調装置を制御すると判定し、
    前記圧力制御部は、前記圧力が陽圧となるように前記医用空調装置を制御する、
    請求項3に記載の医用機器制御装置。
  9. 前記動作情報は、前記X線管情報を含み、
    前記判定部は、前記X線管がX線照射中である場合、前記医用空調装置を制御すると判定し、
    前記圧力制御部は、前記圧力が陽圧となるように前記医用空調装置を制御する、
    請求項3に記載の医用機器制御装置。
  10. 前記動作情報は、回転フレーム情報を含み、
    前記判定部は、前記回転フレームが回転中である場合、前記医用空調装置を制御すると判定し、
    前記圧力制御部は、前記圧力が陽圧となるように前記医用空調装置を制御する、
    請求項3に記載の医用機器制御装置。
  11. 前記動作情報は、前記寝台情報、前記X線管情報、および前記回転フレーム情報を含み、
    前記判定部は、前記寝台の高さが閾値以上、前記X線管がX線照射中、および前記回転フレームが回転中の全てを満たす場合、前記医用空調装置を制御すると判定し、
    前記圧力制御部は、前記圧力が陽圧となるように前記医用空調装置を制御する、
    請求項3に記載の医用機器制御装置。
  12. 前記動作情報は、前記透視卓情報を含み、
    前記判定部は、前記透視卓の電源がオンの場合、前記医用空調装置を制御すると判定し、
    前記圧力制御部は、前記圧力が陽圧となるように前記医用空調装置を制御する、
    請求項3に記載の医用機器制御装置。
  13. 前記取得部は、前記医用撮像に関する検査オーダ情報をさらに取得し、
    前記検査オーダ情報に基づいて、前記陰圧の制御および前記陽圧の制御を相互に切り替える切替部
    を更に具備する、
    請求項2から請求項12までのいずれか一項に記載の医用機器制御装置。
  14. 前記検査オーダ情報は、手術用の医用撮像に関する情報を含み、
    前記切替部は、前記検査オーダ情報に前記手術用の医用撮像に関する情報を含む場合、前記陰圧の制御から前記陽圧の制御へ切り替える、
    請求項13に記載の医用機器制御装置。
  15. 前記取得部は、前記医用画像診断装置から、前記医用撮像に関する撮像条件をさらに取得し、
    前記撮像条件に基づいて、前記陰圧の制御および前記陽圧の制御を相互に切り替える切替部
    を更に具備する、
    請求項2から請求項12までのいずれか一項に記載の医用機器制御装置。
  16. 前記撮像条件は、手術用の医用撮像に関する情報を含み、
    前記切替部は、前記撮像条件に前記手術用の医用撮像に関する情報を含む場合、前記陰圧の制御から前記陽圧の制御へ切り替える、
    請求項15に記載の医用機器制御装置。
  17. 前記医用画像診断装置と接続される第1のインタフェースと、
    前記医用空調装置と接続される第2のインタフェースと
    を更に具備し、
    前記取得部は、前記第1のインタフェースを介して、前記動作情報を取得し、
    前記圧力制御部は、前記第2のインタフェースを介して、前記医用空調装置を制御する、
    請求項2から請求項16までのいずれか一項に記載の医用機器制御装置。
  18. メンテナンス用の外部装置と接続される第3のインタフェースを更に具備し、
    前記取得部は、前記第3のインタフェースを介して、前記外部装置から出力されたコマンドを取得し、
    前記判定部は、前記コマンドに応じて判定の基準を変更する、
    請求項17に記載の医用機器制御装置。
  19. 前記進行状況に応じて、前記室内に設置されている空間殺菌装置を制御する、
    請求項1から請求項18までのいずれか一項に記載の医用機器制御装置。
  20. 前記医用画像診断装置は、X線コンピュータ断層撮影装置である、
    請求項1から請求項19までのいずれか一項に記載の医用機器制御装置。
  21. 請求項1から請求項20までのいずれか一項に記載の医用機器制御装置と、
    前記医用画像診断装置と
    を具備する、医用画像診断システム。
  22. 架台と寝台とコンソールとを有し、被検体に医用撮像を施して医用画像を収集するX線コンピュータ断層撮影装置と、
    前記X線コンピュータ断層撮影装置が設置されている室内に設置される医用機器を、前記医用撮像の進行状況に応じて制御する医用機器制御装置と
    を具備し、
    前記医用機器制御装置は、
    前記架台および前記コンソールの少なくとも一方と接続される第1のインタフェースと、
    前記医用機器と接続される第2のインタフェースと、
    メンテナンス用の外部装置と接続される第3のインタフェースと、
    前記第1のインタフェースを介して、前記架台および前記コンソールの少なくとも一方から、前記進行状況に対応する動作情報を取得する取得部と、
    前記動作情報に基づいて、前記医用機器を制御するか否かを判定する判定部と、
    前記医用機器を制御すると判定した場合、前記第2のインタフェースを介して、前記医用機器を制御する制御部と
    を具備し、
    前記取得部は、前記第3のインタフェースを介して、前記外部装置から出力されたコマンドを取得し、
    前記制御部は、前記コマンドに応じて判定の基準を変更する、
    X線コンピュータ断層撮影システム。
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