JP2023030834A - 外気処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
空気調和機を長期間使用する場合にはそれらすべての部品を、定期的に点検や交換を行う必要がある。
<<実施形態1>>
図1に、本発明の実施形態1に係る空気調和機Kの外観図を示す。なお、図1では、筐体の天板を省略して示している。
実施形態1の空気調和機Kは、室内の給排気を強制的に行う強制給排気送風機と、排気される室内の空気から熱を回収して新しく取り入れた外気に熱を移す機能を有している。
空気調和機Kは、全熱交換器1、熱交換器2、加湿器3、給気送風機4、および排気送風機5を備えている。
加湿器3は、図示しない風路内に水が置かれる。そして、加湿器3の風路内を空気が流れることで、水が蒸発して空気を加湿する。
全熱交換器1は、屋外への排気の熱を室内への給気の熱として回収する。
加湿器3は、暖房時、室内への給気を相対湿度40~70%程度となるように加湿する。
給気送風機4は、外気を室内に送る。
排気送風機5は、還気のために室内の空気を屋外に排出する。
ここで、空気調和機Kのメンテナンススペース側とは、図1に示す空気調和機Kの幅寸法wの中心面Omを基準に、メンテナンススペースt1、t2の側をいう。一方、空気調和機Kの反メンテナンススペース側とは、図1に示す空気調和機Kの幅寸法wの中心面Omを基準に、メンテナンススペースt1、t2の反対側をいう。
図2に、実施形態に係る空気調和機Kの全熱換気時の模式的機能図を示す。
「OA」は外気の取り込みを表す。「SA」は室内への給気を表す。「RA」は還気のために室内の空気の排出を表す。「EA」は室内の空気の屋外への排気を表す。
空気調和機Kの換気は、全熱換気と普通換気とがある。ダンパー装置6(図2参照)で還気(RA)の風路が切り換えられる。
全熱換気は、ダンパー装置6(図2参照)で風路切替しない。
空気調和機Kの換気に際しては、給気送風機4を稼働して、屋外から外気(OA)を取り込み(図2の矢印α11)、室内に給気(SA)する(図2の矢印α12)。また、排気送風機5を稼働して、室内から還気(RA)を取り込み(図2の矢印α21)、屋外に排気(EA)する(図2の矢印α22)。
図3に、実施形態に係る空気調和機Kの普通換気時の模式的機能図を示す。
普通換気は、ダンパー装置6で風路切替する。普通換気は、全熱換気と同様、給気送風機4と排気送風機5とが稼働される。
普通換気は、図3に示すように、室内から排出する還気(RA)(図3の矢印α41)を全熱交換器1を通さず、屋外に排気(EA)する(図3の矢印α42)。屋外から取り込んだ外気(OA) (図3の矢印α31)は全熱交換器1で熱交換が行われることなく、室内に給気(SA)される(図3の矢印α32)。
空気調和機Kにおいて還気口8a内には、室内の還気(RA)の空気が流れるRA風路9が形成されている。
RA風路9内には、RA風路9を流れる還気(RA)の空気の温度と湿度を測定するRA温湿度センサ10が設置されている。
加湿器3は、図1に示す空気調和機Kにおける反メンテナンススペース側まで横断する構造となっている。そして、加湿器3は、メンテナンススペースt1側から容易にメンテナンスが可能なように、引き出せる構造となっている。
加湿器3のメンテナンススペース側とは、図4に示す加湿器3の幅寸法w1の中心面O1を境に、加湿器3のメンテナンススペースt1、t2の側をいう(図4において左側半分)。一方、加湿器3の反メンテナンススペース側とは、図4に示す加湿器3の幅寸法w1の中心面O1を境に、メンテナンススペースt1、t2に対して反対側をいう(図4において右側半分)。
RA温湿度センサ10は、加湿器3のメンテナンス側の端部3aの反対側の反メンテナンス側の端部3bに設置されている。温湿度センサ10は、メンテンナンススペースt1側から容易にメンテンナンスが可能でかつ空気調和機Kの反メンテナンススペースまで横断する構造の加湿器3に取り付けられ、一体化されている。
そして、加湿器3に供給される水の給水弁(図示せず)を閉じて配管を外すことで、加湿器3をRA温湿度センサ10とともにメンテナンススペースt1側に引き出すことができる。
この構成により、空気調和機Kにおけるサービスの困難な反メンテナンススペースのRA風路9内にRA温湿度センサ10を設置しながらも、加湿器3と同等の容易なメンテナンス性を、RA温湿度センサ10に持たせることができる。
前記したように、加湿器3における反メンテナンス側の端部3bにRA温湿度センサ10が設置されている。RA温湿度センサ10の周囲には、パッキン11が設けられている。RA温湿度センサ10の周囲のパッキン11は、図1に示すように、加湿器3が空気調和機Kに設置された際、RA温湿度センサ10の周囲からRA風路9の空気が漏出することを抑制している。
RA温湿度センサ10の電気的接続の集合体であるハーネス10aを、RA温湿度センサ10を一体化させる部品の加湿器3に、ハーネス固定部10bを用いて固定している。そして、ハーネス10aは固定部品の加湿器3の移動方向に沿った経路で引き回される構造としている。図5に示すように、RA温湿度センサ10のハーネス10aは、加湿器3の反メンテナンス側の端部3bのRA温湿度センサ10から加湿器3のメンテナンス側の端部3aまでの方向に沿った経路で引き回される構造としている。これにより、ハーネス10aに必要以上の余分なハーネスを使用しないで済む。そのため、ハーネス10aの長さを最短にできる。
また、加湿器3は、空気調和機Kにおいて反対側の反メンテナンススペース側まで横断するような構造となっている。そのため、RA温湿度センサ10をメンテナンスサービスの困難な反メンテナンス側のスペースにある還気(RA)の空気にも近接または接触させることができる。
したがって、本空気調和機Kの構成により、高い施工自由度と容易なメンテナンス性を両立させることができる。
図6に、本発明の実施形態2に係る空気調和機K2の外観図を示す。
図7に、実施形態2の熱交換器2の反メンテナンス側の端部2bの斜め上方から見た斜視図を示す。
実施形態2の空気調和機K2は、実施形態1で加湿器3に設置していたRA温湿度センサ10を熱交換器2に設置した構成である。その他の構成は、実施形態1と同様であるから同様な構成要素には同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
熱交換器2は、空気調和機K2における反メンテナンススペース側まで横断する構造となっている。空気調和機K2の反メンテナンススペース側とは、図6に示す空気調和機K2の幅寸法wの中心面Omを基準に、メンテナンススペースt1、t2の反対側をいう。
熱交換器2の反メンテナンススペース側の端部2bには、RA温湿度センサ20が設置されている。
上記構成によれば、熱交換器2は、メンテナンススペースt1の近傍に位置するため、メンテナンスが容易である。
そのため、空気調和機K2の片側に規定されたメンテナンススペースt1、t2から離れた箇所に位置するRA温湿度センサ20を容易に取り外すことができる。
したがって、空気調和機K2の構成により、高い施工自由度と容易なメンテナンス性を両立させることができる。
熱交換器2における反メンテナンス側の端部2bにRA温湿度センサ20が設置されている。RA温湿度センサ20の周囲には、パッキン21が設けられている。RA温湿度センサ20の周囲のパッキン21は、図6に示すように、熱交換器2が空気調和機K2に設置された際、RA温湿度センサ20の周囲からRA風路9の空気が漏出することを抑制している。
これにより、必要以上の余分なハーネス20aを使用しないで済む。そのため、ハーネス20aの長さを最短にできる。
1.本発明は、前記した実施形態、変形例の構成に限られることなく、添付の特許請求の範囲内で様々な変形形態、具体的形態が可能である。
2 熱交換器
3 加湿器
10、20 温度センサ(RA温湿度センサ)
10、20 湿度センサ(RA温湿度センサ)
10a、20a ハーネス
K1、K2 空気調和機(外気処理装置)
9 RA風路(還気の風路)
Claims (4)
- 全熱交換器と、加湿器と、室内の空気を屋外に排出する風路のうち前記全熱交換器の上流側に位置する還気の風路と、前記還気の風路内に設置される温度センサ又は湿度センサとを備え、
前記加湿器は前記還気の風路に面しており、前記加湿器のうち前記還気の風路を構成する面に前記温度センサ又は前記湿度センサが取り付けられている
ことを特徴とする外気処理装置。 - 請求項1に記載の外気処理装置において、
前記温度センサ又はおよび前記湿度センサのハーネスは、
前記加湿器に固定され、前記加湿器の取り出し、入れる方向に沿って配置され、前記加湿器のメンテナンス時に前記加湿器と一体に移動するように構成されている
ことを特徴とする外気処理装置。 - 全熱交換器と、熱交換器と、室内の空気を屋外に排出する風路のうち前記全熱交換器の上流側に位置する還気の風路と、前記還気の風路内に設置される温度センサ又は湿度センサとを備え、
前記熱交換器は前記還気の風路に面しており、前記熱交換器のうち前記還気の風路を構成する面に前記温度センサ又は前記湿度センサが取り付けられている
ことを特徴とする外気処理装置。 - 請求項3に記載の外気処理装置において、
前記温度センサ又は前記湿度センサのハーネスは、前記熱交換器に固定され、前記熱交換器の取り出し、入れる方向に沿って配置され、前記熱交換器のメンテナンス時に前記熱交換器と一体に移動するように構成されている
ことを特徴とする外気処理装置。
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- 2021-08-24 JP JP2021136184A patent/JP7209057B1/ja active Active
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