JP2023029034A - 設備の設置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】設備を傾斜面に安定して設置することができる上、設置状態の見た目も良い設備の設置構造を提供する。【解決手段】ボックス装置1に下方へ突出する筒部3を設け、該筒部3内に設置金具5、5を溶接する一方、傾斜面Lに、該傾斜面Lの傾斜方向に沿って架台10、10をアンカー固定するとともに、各架台10の上流側の端部と下流側の端部とに、設置金具5と架台10とを連結するための調整ボルト20を夫々取り付けた。そして、各調整ボルト20の架台10への螺入度合いを調整することによって、該調整ボルト20の位置での設置金具5の取付高さを夫々調整可能とした。したがって、ボックス装置1の設置にあたり、筒部3内に溶接されている設置金具5、5を傾斜面Lにアンカー固定された架台10、10に調整ボルト20、20・・を利用して連結するようになっているため、ボックス装置1を傾斜面Lに安定して設置することができる。【選択図】図8

Description

本発明は、たとえば機器収納用箱体等の設備を傾斜面に設置するための設置構造に関するものである。
従来、たとえば機器収納用箱体等の設備を所定の設置面に設置するための設置構造としては、たとえば特許文献1に記載されているように、設備の底部に高さを調節可能な脚部を設けるという設置構造が知られている。
登録実用新案第3229945号公報
しかしながら、特許文献1に記載の設置構造では、脚部の高さを調節することで傾斜面への設備の設置は可能となるものの、設置面への強固な設置は望めず、設置状態が不安定になりやすいという問題がある。また、脚部が露出しているため、設置状態における設備の見た目が悪いという問題もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、設備を傾斜面に安定して設置することができる上、設置状態の見た目も良い設備の設置構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、所定の設備を傾斜面に設置するための設置構造であって、前記設備側に、下方へ突出する被覆部が設けられているとともに、前記被覆部に覆われる位置に第1の金具が設けられている一方、前記傾斜面側に、第2の金具が設けられ、当該第2の金具の少なくとも傾斜方向で上流側となる位置と下流側となる位置とに、前記第1の金具を取付可能なネジ部が設けられており、前記被覆部に覆われた位置において、前記上流側のネジ部での前記第1の金具の取付高さと、前記下流側のネジ部での前記第1の金具の取付高さとが夫々調整可能であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ネジ部が、前記第2の金具に対して着脱可能な調整ボルトであり、前記調整ボルトが、下方へ突出して前記第2の金具に螺入可能な下ネジ部と、前記下ネジ部の上側に設けられ、径方向外側へ突出するフランジ部と、前記フランジ部から上方へ突出する上ネジ部と、前記上ネジ部の更に上側に設けられたボルト操作部とを備えている一方、前記第1の金具に、前記上ネジ部及び前記ボルト操作部を挿通可能な挿通孔が穿設されているとともに、前記第2の金具に、前記下ネジ部が螺入されるネジ止め部が設けられており、前記下ネジ部を前記ネジ止め部に螺入させた状態で、前記上ネジ部及び前記ボルト操作部を前記挿通孔に挿通させ、前記第1の金具を前記フランジ部上に載置した状態で前記上ネジ部にナットを螺着することによって、前記第1の金具と前記第2の金具とが一体化されるとともに、前記ボルト操作部を回転操作し、前記下ネジ部の前記第2の金具への螺入度合いを調整することによって、前記フランジ部上に載置されている前記第1の金具の取付高さを調整可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記第2の金具が、前記傾斜面の傾斜方向に交差する方向へ所定の間隔を隔てた位置に、前記傾斜方向に沿って配される2つの架台であり、各前記架台における前記上流側のネジ部での前記第1の金具の取付高さと、前記下流側のネジ部での前記第1の金具の取付高さとが夫々調整可能であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記第2の金具が、前記傾斜面の傾斜方向に所定の間隔を隔てた位置に、前記傾斜方向に交差するように配される2つの架台であり、上流側に配される前記架台のネジ部での前記第1の金具の取付高さと、前記下流側に配される前記架台のネジ部での前記第1の金具の取付高さとが夫々調整可能であることを特徴とする。
本発明によれば、設備側に、下方へ突出する被覆部を設けるとともに、被覆部に覆われる位置に第1の金具を設ける一方、傾斜面側に、第2の金具を設け、当該第2の金具の少なくとも傾斜方向で上流側となる位置と下流側となる位置とに、第1の金具を取付可能なネジ部を設けている。そして、被覆部に覆われた位置において、上流側のネジ部での第1の金具の取付高さと、下流側のネジ部での第1の金具の取付高さとを夫々調整可能としている。したがって、設備の設置にあたり、設備側に設けられる第1の金具を傾斜面側に設けられる第2の金具にネジ部を利用して連結するようになっているため、設備を傾斜面に安定して設置することができる。また、傾斜面側に第2の金具を設置するにあたり、第2の金具の設置面を水平にならす必要がなく、設置に係る作業性の良い設備の設置構造とすることができる。さらに、第1の金具や第1の金具と第2の金具との連結箇所が被覆部によって覆われるため、設置状態の見た目も良い設備の設置構造とすることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、ネジ部を、第2の金具に対して着脱可能な調整ボルトとし、調整ボルトに、下方へ突出して第2の金具に螺入可能な下ネジ部と、下ネジ部の上側に設けられ、径方向外側へ突出するフランジ部と、フランジ部から上方へ突出する上ネジ部と、上ネジ部の更に上側に設けられたボルト操作部とを備えた。一方、第1の金具に、上ネジ部及びボルト操作部を挿通可能な挿通孔を穿設するとともに、第2の金具に、下ネジ部が螺入されるネジ止め部を設けた。そして、下ネジ部をネジ止め部に螺入させた状態で、上ネジ部及びボルト操作部を挿通孔に挿通させ、第1の金具をフランジ部上に載置した状態で上ネジ部にナットを螺着することによって、第1の金具と第2の金具とが一体化されるようにするとともに、ボルト操作部を回転操作し、下ネジ部の第2の金具への螺入度合いを調整することによって、フランジ部上に載置されている第1の金具の取付高さを調整可能とした。したがって、第2の金具、調整ボルト、及び第1の金具の順で組み上げながら設備の水平を調整して設置することができ、設置に係る作業性が非常に良い設備の設置構造とすることができる。
さらに、請求項3及び4に記載の発明によれば、第2の金具を、傾斜面の傾斜方向に交差する方向へ所定の間隔を隔てた位置に、傾斜方向に沿って配される2つの架台としたり(請求項3)、傾斜面の傾斜方向に所定の間隔を隔てた位置に、傾斜方向に交差するように配される2つの架台としたり(請求項4)しているため、第2の金具の小型化を図ることができ、設置に係る作業性の一層良い設備の設置構造とすることができる。
ボックス装置を示した斜視説明図である。 筒部内におけるボックス装置の設置構造を示した斜視説明図である。 図2中の領域Aを拡大して示した斜視説明図である。 筒部を上方から示した斜視説明図である。 設置金具を示した斜視説明図である。 架台を示した斜視説明図である。 調整ボルトを示した斜視説明図である。 傾斜面の傾斜方向に沿って架台を配した際の設置状態を示した説明図である。 図8中のB-B線断面を示した説明図である。 傾斜面の傾斜方向に交差するように架台を配した際の設置状態を示した説明図である。 架台を傾斜面に埋設した際の設置状態を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるボックス装置の設置構造について、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、ボックス装置1を示した斜視説明図である。図2は、筒部3内におけるボックス装置1の設置構造を示した斜視説明図である。図3は、図2中の領域Aを拡大して示した斜視説明図である。図4は、筒部3を上方から示した斜視説明図である。図5は、設置金具5を示した斜視説明図である。図6は、架台10を示した斜視説明図である。図7は、調整ボルト20を示した斜視説明図である。図8は、傾斜面Lの傾斜方向に沿って架台10を配した際の設置状態を示した説明図である。図9は、図8中のB-B線断面を示した説明図である。
ボックス装置1は、2つの荷物受取ボックス2、2と、設備側の設置構造としての筒部3とを備えている。各荷物受取ボックス2は、前面に開口する箱状の本体と、本体の前面開口を開閉する前扉とを備えてなり、そのような荷物受取ボックス2、2は、前扉を同方向へ向けた姿勢で上下に積み重ねられている。また、下側の荷物受取ボックス2の下面に、筒部3が取り付けられている。筒部3は、上下に延びる角筒状に形成されており、上端には、荷物受取ボックス2の下面に取り付けるための取付部4が設けられている。また、筒部3の下端は、筒部3内側へ折り曲げられているとともに、筒部3の左右両側面における下端では、折り曲げ箇所の先端が夫々上方に折り返されていて、後述する設置金具5を設置するための金具収納部6とされている。設置金具5は、前後方向へ延びる金属板の上下両縁を同方向へ折り曲げてなるもので、下側の折り曲げ部5Cの左右幅は金具収納部6の左右幅と略同じとされており、該折り曲げ部5Cを金具収納部6内に収納させ、且つ、筒部3の側面における前後長さと略同じ長さとされた帯状の本体5Bを筒部3内面に当接させた状態で、筒部3の内面に溶接されている。また、上側の折り曲げ部5Aは、下側の折り曲げ部5Cよりも幅広とされていて、折り曲げ部5Aの前後両部には、後述する調整ボルト20の上ネジ部23及びボルト操作部24を挿通させるための挿通孔7が夫々穿設されている。設置金具5(特に折り曲げ部5A)は弾性を有しており、後述する架台10との一体化に際して弾性変形するようになっている。
一方、傾斜面L側の設置構造としては、架台10、10が備えられる。各架台10は、設置金具5同様に前後方向へ延びる金属板の上下両縁を同方向に折り曲げてなり、帯状の本体10Bと、本体10Bの上縁側に位置する天板部10Aと、本体10Bの下縁側に位置する底板部10Cとを備えてなる。本体10Bの前後長さは、設置金具5の前後長さ(本体5Bの前後長さ)よりも短くなっている一方、本体10Bの上下高さは、設置金具5の上下高さ(本体5Bの上下高さ)よりも短く成形されている。また、天板部10Aの前後両部には、設置金具5の挿通孔7、7の前後間隔と同じ間隔だけ前後に離されて丸孔11、11が穿設されている。さらに、天板部10Aの下面で各丸孔11の下側となる箇所にはネジ止め部12が夫々設けられていて、丸孔11の下側にネジ止め部12のネジ孔が連通した状態となっており、丸孔11を介してネジ止め部12へ調整ボルト20の下ネジ部22を螺入可能となっている。加えて、底板部10Cの前後両部には、架台10をアンカー固定するためのアンカー孔13、13が穿設されている。
さらに、設置構造を構成する調整ボルト20について説明する。調整ボルト20は、上下方向に長い円柱状に形成されており、上下方向での中央部分には、径方向外側へ張り出した円板状の鍔部21が設けられている。また、調整ボルト20における鍔部21から下方へ突出する箇所の周面(下端まで)には、図示しないネジ溝が刻設されており、上述したネジ止め部12へ螺入可能な下ネジ部22とされている。一方、調整ボルト20における鍔部21から上方へ突出する箇所の周面にも図示しないネジ溝が刻設されており、ナット30を螺着可能な上ネジ部23とされている。さらに、調整ボルト20の上端部(上ネジ部23よりも上側)には、周面に面取りが施されて六角状とされたボルト操作部24が設けられている。
ここで、上記設置構造によるボックス装置1の傾斜面Lへの設置について説明すると、まず傾斜面Lの傾斜方向に沿って2つの架台10、10を、筒部3の設置金具5、5の間隔に対応させて左右方向に離して配置し、傾斜面Lにアンカー固定する。このとき各架台10は、天板部10A及び底板部10Cが左右方向で内側へ突出する姿勢(言い換えれば、本体10Bが左右方向で外側に位置する姿勢)とする。次に、各架台10のネジ止め部12、12に調整ボルト20、20の下ネジ部22、22を適度に螺入させた上で、アンカー固定された架台10、10の上方から筒部3を被せ、各設置金具5の挿通孔7、7に調整ボルト20、20の上ネジ部23、23及びボルト操作部24、24を挿通させて、各設置金具5が鍔部21、21上に載置された状態とする。さらに、当該状態で各調整ボルト20のボルト操作部24を回転操作し、下ネジ部22のネジ止め部12への螺入度合いを調整することによって、各架台10における前後の調整ボルト20、20の鍔部21、21が同一水平線上に位置するように調整する。それから、各調整ボルト20の上ネジ部23にナット30を締め付けて固定して設置金具5、5と架台10、10とを一体化(筒部3を架台10、10に固定)するとともに、筒部3上に荷物受取ボックス2、2を設置すれば、ボックス装置1の傾斜面Lへの設置は完了となる。
なお、ナット30を締め付けた際、設置金具5の特に上側の折り曲げ部5Aが弾性変形し、全体として設置金具5の姿勢は水平姿勢となる。また、図9に示すように、筒部3を架台10、10に固定した際、各金具収納部6の折り返し部が架台10の本体10Bの表面(左右方向で外面)に当接し、固定状態の安定化が図られている。さらに、架台10、10の大部分、特に設置金具5、5との連結箇所は、筒部3内に位置することになる。
以上のような構成を有するボックス装置1の設置構造によれば、ボックス装置1に下方へ突出する筒部3を設け、該筒部3内に設置金具5、5を溶接する一方、傾斜面Lに、該傾斜面Lの傾斜方向に沿って架台10、10をアンカー固定するとともに、各架台10の上流側の端部と下流側の端部とに、設置金具5と架台10とを連結するための調整ボルト20を夫々取り付けている。そして、各調整ボルト20の架台10への螺入度合いを調整することによって、該調整ボルト20の位置での設置金具5の取付高さを夫々調整可能としている。したがって、ボックス装置1の設置にあたり、筒部3内に溶接されている設置金具5、5を傾斜面Lにアンカー固定された架台10、10に調整ボルト20、20・・を利用して連結するようになっているため、ボックス装置1を傾斜面Lに安定して設置することができる。また、傾斜面L側に架台10、10をアンカー固定するにあたり、架台10、10の設置面を水平にならす必要がないため、設置に係る作業性の良い設備の設置構造とすることができる。さらに、設置金具5、5、及び設置金具5、5と架台10、10との連結箇所が筒部3により被覆されているため、設置状態の見た目も良い設備の設置構造とすることができる。
また、調整ボルト20は、架台10に対して着脱可能であるとともに、該調整ボルト20に、下方へ突出して架台10のネジ止め部12に螺入可能な下ネジ部22と、下ネジ部22の上側に設けられ、径方向外側へ突出する円板状の鍔部21と、鍔部21から上方へ突出する上ネジ部23と、上ネジ部23の更に上側に設けられたボルト操作部24とを備えた。一方、設置金具5に、上ネジ部23及びボルト操作部24を挿通可能な挿通孔7、7を穿設するとともに、架台10に、下ネジ部22が螺入されるネジ止め部12、12を設けた。そして、各ネジ止め部12において下ネジ部22をネジ止め部12に夫々螺入させた状態で、各挿通孔7に上ネジ部23及びボルト操作部24を夫々挿通させ、設置金具5を鍔部21、21上に載置した状態で上ネジ部23、23にナット30、30を螺着することによって、設置金具5と架台10とが一体化されるようにするとともに、ボルト操作部24を回転操作し、下ネジ部22のネジ止め部12への螺入度合いを調整することによって、鍔部21の上下高さ、ひいては鍔部21上に載置されている設置金具5の取付高さを調整可能とした。したがって、架台10、調整ボルト20、20、及び設置金具5の順で組み上げながらボックス装置1の水平を調整して設置することができ、設置に係る作業性が非常に良い設備の設置構造とすることができる。
なお、本発明に係る設備の設置構造は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、設備の全体的な構成は勿論、設置構造に係る構成等についても必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、架台10、10を傾斜面Lの傾斜方向に沿って配しているが、図10に示すように架台10、10を、傾斜面Lの傾斜方向に所定の間隔を隔てた位置に、傾斜方向に交差するように配して設備を設置することも可能である。このように架台10、10を配すると、各架台10での調整ボルト20、20の螺入度合いは同じとするものの、上流側の架台10における調整ボルト20、20の螺入度合いと、下流側の架台10における調整ボルト20、20の螺入度合いとを調整し、上流側の架台10での鍔部21と下流側の架台10での鍔部21とが同一水平線上に位置させることで、設備を水平に設置することができる。このように架台10、10を配して設置したとしても、設備の傾斜面への安定した設置、傾斜面側を水平にならす必要がない、設置金具5、5、及び設置金具5、5と架台10、10との連結箇所を筒部3により被覆することができる等、上記実施形態の設備構造と同様の効果を奏することができる。
また、図11に示すように架台10を傾斜面Lにアンカー固定するのではなく、埋設して設置するとしても何ら問題はない。
さらに、上記実施形態では、ボルト部として調整ボルト20を採用しているが、調整ボルト20ではなく、架台10から雄ねじ部を上方へ突出させるとともに、該雄ねじ部に上下逆さにした2つのナットを螺合させ、それらのナットの螺合位置を上下方向で調整することにより、設置金具の取付高さを調整可能に構成してもよい。
加えて、上記実施形態では、調整ボルトに設けられるフランジ部として円板状の鍔部を設けているが、円板状の鍔部に代えて、調整ボルトの周面に沿って断続的にフランジ部を突設する等してもよく、どのようなフランジ部を設けるかについては適宜設計変更可能である。
さらにまた、上記実施形態では、被覆部として筒部を設けているが、一枚板状の被覆リブを設けるとしてもよく、どのような被覆部を設けるかについては適宜設計変更可能である。
またさらに、上記実施形態では、第2の金具として2つの架台10、10を採用しているが、たとえば2つの架台10、10を連結して1つの金具により第2の金具を構成してもよく、第2の金具の具体的な構造は設計変更可能であるし、言うまでもなく第1の金具についても第2の金具に合わせて設計変更可能である。
加えて、上記実施形態では、設備を荷物受取ボックスとしているが、配電設備等の他の設備についても本発明は好適に採用することができる。
1・・ボックス装置、2・・荷物受取ボックス(設備)、3・・筒部(被覆部)、5・・設置金具(第1の金具)、7・・挿通孔、10・・架台(第2の金具)、11・・丸孔、12・・ネジ止め部(ネジ部)、13・・アンカー孔、20・・調整ボルト(ネジ部)、21・・鍔部(フランジ部)、22・・下ネジ部、23・・上ネジ部、24・・ボルト操作部、30・・ナット。

Claims (4)

  1. 所定の設備を傾斜面に設置するための設置構造であって、
    前記設備側に、下方へ突出する被覆部が設けられているとともに、前記被覆部に覆われる位置に第1の金具が設けられている一方、
    前記傾斜面側に、第2の金具が設けられ、当該第2の金具の少なくとも傾斜方向で上流側となる位置と下流側となる位置とに、前記第1の金具を取付可能なネジ部が設けられており、
    前記被覆部に覆われた位置において、前記上流側のネジ部での前記第1の金具の取付高さと、前記下流側のネジ部での前記第1の金具の取付高さとが夫々調整可能であることを特徴とする設備の設置構造。
  2. 前記ネジ部が、前記第2の金具に対して着脱可能な調整ボルトであり、
    前記調整ボルトが、下方へ突出して前記第2の金具に螺入可能な下ネジ部と、前記下ネジ部の上側に設けられ、径方向外側へ突出するフランジ部と、前記フランジ部から上方へ突出する上ネジ部と、前記上ネジ部の更に上側に設けられたボルト操作部とを備えている一方、
    前記第1の金具に、前記上ネジ部及び前記ボルト操作部を挿通可能な挿通孔が穿設されているとともに、前記第2の金具に、前記下ネジ部が螺入されるネジ止め部が設けられており、
    前記下ネジ部を前記ネジ止め部に螺入させた状態で、前記上ネジ部及び前記ボルト操作部を前記挿通孔に挿通させ、前記第1の金具を前記フランジ部上に載置した状態で前記上ネジ部にナットを螺着することによって、前記第1の金具と前記第2の金具とが一体化されるとともに、
    前記ボルト操作部を回転操作し、前記下ネジ部の前記第2の金具への螺入度合いを調整することによって、前記フランジ部上に載置されている前記第1の金具の取付高さを調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の設備の設置構造。
  3. 前記第2の金具が、前記傾斜面の傾斜方向に交差する方向へ所定の間隔を隔てた位置に、前記傾斜方向に沿って配される2つの架台であり、
    各前記架台における前記上流側のネジ部での前記第1の金具の取付高さと、前記下流側のネジ部での前記第1の金具の取付高さとが夫々調整可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の設備の設置構造。
  4. 前記第2の金具が、前記傾斜面の傾斜方向に所定の間隔を隔てた位置に、前記傾斜方向に交差するように配される2つの架台であり、
    上流側に配される前記架台のネジ部での前記第1の金具の取付高さと、前記下流側に配される前記架台のネジ部での前記第1の金具の取付高さとが夫々調整可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の設備の設置構造。
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