JP2023027599A - 電気コネクタ - Google Patents

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Koji Wada
昭人 小▲柳▼
Akito Koyanagi
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Abstract

【課題】信号の伝送特性を向上することができる電気コネクタを提供する。【解決手段】リセプタクルコネクタにおいて、導電コンタクト11は、板厚方向の幅が均一、かつ、板厚方向に直交する直交面内を屈曲しながら延びる線状の部材である。導電コンタクト11は、板厚方向に延びる線分を含む第1面30でプラグコンタクト21と接触するコンタクト接触部11aと、板厚方向に延びる線分を含む第2面31で基板2の信号電極2bと接続する基板接続部11bと、長手方向の第1端32がコンタクト接触部11aと接続されるとともに長手方向の第2端33が基板接続部11bと接続され、第1端32と第2端33との間に直交面4a内で折り返された形状を有する折り返し部11cと、を備える。折り返し部11cの頂部34が絶縁ハウジングに圧入されて係止する。【選択図】図4

Description

本発明は、電気コネクタに関する。
特許文献1には、基板の信号電極と相手コネクタの信号伝送部材とを接続し、平板から形成され、平板の板厚方向に配列された複数の導電コンタクトを備えた電気コネクタが開示されている。この電気コネクタでは、導電コンタクトにおいて、絶縁ハウジングで形成された2つの隔壁の間に配置される部分と、隔壁の間に配置されていない部分とで、信号の伝送線路の幅を変更することにより、インピーダンスの調整が可能となっている。
特開2021-22488号公報
上記特許文献1に開示された電気コネクタでは、導電コンタクトを絶縁ハウジングに係止するため、導電コンタクトに、絶縁ハウジングと係止するスタブ状の基部が形成されている。このスタブ状の基部が電気コネクタにおける信号の伝送特性を悪化させる要因となっている。
本発明は、上記実情の下になされたものであり、信号の伝送特性を向上することができる電気コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電気コネクタは、
基板に実装されるとともに相手コネクタと嵌合する電気コネクタであって、
平板から形成され、その板厚方向の幅が均一、かつ、前記板厚方向に直交する直交面内を屈曲しながら延びる線状の部材であり、前記基板の電極と接触するとともに前記相手コネクタにおいて電気信号を伝送する相手コンタクトと接触し、前記基板と前記相手コネクタとの間で前記電気信号を伝送する導電コンタクトと、
前記導電コンタクトを保持する絶縁ハウジングと、を備え、
前記導電コンタクトは、
前記板厚方向に延びる線分を含む第1面で前記相手コンタクトと接触するコンタクト接触部と、
前記板厚方向に延びる線分を含む第2面で前記基板の電極と接続する基板接続部と、
長手方向の第1端が前記コンタクト接触部と接続されるとともに長手方向の第2端が前記基板接続部と接続され、前記第1端と前記第2端との間に前記直交面内で折り返された形状を有する折り返し部と、を備え、
前記折り返し部の頂部が前記絶縁ハウジングに圧入されて前記絶縁ハウジングと係止する。
前記折り返し部は、
前記第1端から前記絶縁ハウジングの圧入方向に延びる第1腕部と、
前記第2端から前記絶縁ハウジングの圧入方向に延びる第2腕部と、を備え、
前記第1腕部の前記第1端の逆側の端部と、前記第2腕部の前記第2端の逆側の端部とが連結されて形成されている、
こととしてもよい。
前記第1面に直交する方向に関する前記コンタクト接触部の幅は、前記板厚方向かつ前記直交面における前記第1腕部及び前記第2腕部が延在する方向と直交する方向に関し、前記第1腕部の幅より大きく、前記第2腕部の幅より大きい、
こととしてもよい。
前記第1面に直交する方向に関する前記コンタクト接触部の幅は、前記第1端に向かって次第に小さくなっている、
こととしてもよい。
前記コンタクト接触部は、前記第1端から延びて前記基板から離れる方向に折れ曲がって前記第1腕部と対向配置され、
前記コンタクト接触部は、前記第1面のうち、前記第1腕部に対向する面で、前記相手コンタクトと接触する、
こととしてもよい。
前記導電コンタクトが、前記板厚方向に配列されている、
こととしてもよい。
本発明によれば、基板の電極と接続する基板接続部と、相手コンタクトと接触するコンタクト接触部との間で電気信号を伝送する伝送線路となる折り返し部の頂部で絶縁ハウジングと係止するので、信号の伝送特性を向上することができる。
本発明の実施の形態1に係るコネクタ対の斜視図である。 図1のコネクタ対を構成するリセプタクルコネクタ及びプラグコネクタの嵌合前の斜視図である。 図2のリセプタクルコネクタの分解斜視図である。 (A)は、図3のリセプタクルコネクタを構成する導電コンタクトをX軸方向及びY軸方向に見た図である。(B)は、(A)の導電コンタクトの斜視図である。 図2のプラグコネクタの分解斜視図である。 図2のリセプタクルコネクタをY軸方向に見た図である。 図6のVII-VII線断面図である。 リセプタクルコネクタとプラグコネクタとが嵌合した場合の図6のVII-VII線断面図である。 リセプタクルコネクタを構成する導電コンタクトの変形の様子を示す模式図である。 図1のコネクタ対における信号の伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。 (A)は、比較例1となる導電コンタクトの形状を示す図である。(B)は、比較例1に係る信号の伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。 (A)は、比較例2となる導電コンタクトの形状を示す図である。(B)は、比較例2に係る信号の伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。 (A)は、比較例3となる導電コンタクトの形状を示す図である。(B)は、比較例3に係る信号の伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。 (A)は、比較例4となる導電コンタクトの形状を示す図である。(B)は、比較例4に係る信号の伝送線路の特性インピーダンスを示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。各図面においては、同一又は同等の部分には同一の符号が付される。
図1に示すように、コネクタ対1は、基板2に実装される。コネクタ対1は、基板2と、複数の同軸ケーブル3とを接続する。同軸ケーブル3は、X軸方向に配列されているため、コネクタ対1もX軸方向を長手方向としている。
基板2の主面2a(コネクタ対1の実装面)の面内方向のうち、同軸ケーブル3が配列される方向をX軸方向とし、X軸方向に直交する方向をY軸方向とする。また、基板2の主面2aに直交する方向をZ軸方向とする。本実施の形態では、このXYZ直交座標系を適宜参照しつつ、説明を行う。
コネクタ対1は、本実施の形態に係る電気コネクタとしてのリセプタクルコネクタ10と、相手コネクタとしてのプラグコネクタ20と、を備える。図2に示すように、リセプタクルコネクタ10は、基板2に実装され、プラグコネクタ20は、同軸ケーブル3に接続する。リセプタクルコネクタ10は、全体として凹状に形成されており、その凹状の部分に、プラグコネクタ20が嵌まり込んで、図1に示す嵌合形状となる。この嵌合により、コネクタ対1において基板2と複数の同軸ケーブル3との接続が実現する。
本実施の形態では、同軸ケーブル3は、一対の信号線(内部導体)3a(図5参照)を有する。一対の信号線3aの周囲には、絶縁体を介して外部導体3bが設けられている。一対の信号線3a及び外部導体3bにより、差動信号が伝送される。同軸ケーブル3は、信号線3a同士がX軸方向に対向した状態で、X軸方向に配列されている。図2に示すように、プラグコネクタ20は、X軸方向に配列された相手コンタクトとしてのプラグコンタクト21を備える。プラグコンタクト21が、同軸ケーブル3の信号線3aと接続されている(図8参照)。
[リセプタクルコネクタ]
まず、リセプタクルコネクタ10の構成について説明する。図3に示すように、リセプタクルコネクタ10は、導電コンタクト11と、絶縁ハウジング12と、シェル13と、固定金具14と、を備える。
導電コンタクト11は、導電性の素材、例えば金属で形成されている。導電コンタクト11は、複数設けられ、X軸方向に沿って一列に配列されている。導電コンタクト11は、一対のものが1組となっている。一対の導電コンタクト11は、1本の同軸ケーブル3の一対の信号線3aに一対一で、プラグコネクタ20のプラグコンタクト21を介して接続されるように配列されている。
導電コンタクト11は、図4(A)に示すように、導電性の平板4から形成された部材である。導電コンタクト11は、平板4の打ち抜き加工により形成される。そのため、導電コンタクト11は、平板4の板厚方向の幅寸法が均一となる。導電コンタクト11は、図3及び図4(A)に示すように、平板4の板厚方向とX軸方向とが一致するように配列される。導電コンタクト11は、図4(A)に示すように、平板4の板厚方向に直交する仮想的な直交面4a内を屈曲しながら延びている線状の部材である。ここで、線状とは、均一な幅で一方向に延び、枝分かれなく一筆書きで形成可能な形状をいう。
図4(B)に示すように、導電コンタクト11は、その一端で基板2の信号電極2bと接触し、他端でプラグコネクタ20のプラグコンタクト21と接触する。導電コンタクト11は、基板2とプラグコネクタ20との間で電気信号を伝送する。
図3に戻り、絶縁ハウジング12は、絶縁性を有する素材、例えば樹脂で形成されている。絶縁ハウジング12は、X軸方向に延びており、その長さは、導電コンタクト11の配列の長さ以上となっている。絶縁ハウジング12は、導電コンタクト11を保持する。絶縁ハウジング12には、一対の導電コンタクト11を圧入し、係止する圧入穴が設けられている。圧入穴は、Z軸方向に貫通している。一対の導電コンタクト11は、絶縁ハウジング12の下方から+Z方向に向けてこの圧入穴に圧入され、絶縁ハウジング12に保持される。圧入穴は、導電コンタクト11の配列にあわせてX軸方向に配列されている。
シェル13は、導電性の素材、例えば金属で形成されている。シェル13は、複数設けられ、X軸方向に沿って一列に配列されている。絶縁ハウジング12には、各シェル13を圧入し、係止する圧入穴が設けられている。圧入穴は、Z軸方向に貫通している。シェル13は、絶縁ハウジング12の上方から-Z方向に向けてこの圧入穴に圧入され、絶縁ハウジング12と係止し、絶縁ハウジング12に保持される。シェル13は、Z軸方向に見てU字状となっている。シェル13は、Z軸方向に見て差動信号を伝送する一対の導電コンタクト11と間隔を空けつつ(絶縁された状態で)、一対の導電コンタクト11をU字の間に内包するように配置される。図6に示すように、シェル13は、基板2のグランド電極2cにはんだ付けされる。
固定金具14は、リセプタクルコネクタ10を基板2に固定するための金具である。固定金具14としては、一対のものが設けられている。それぞれの固定金具14が、絶縁ハウジング12のX軸方向の両端から絶縁ハウジング12を挟むようにして絶縁ハウジング12に係止している。固定金具14は、図1に示すように、基板2のグランド電極2cにはんだ付けで固定される。固定金具14により、リセプタクルコネクタ10が基板2に取り付けられる。
[プラグコネクタ]
次に、プラグコネクタ20の構成について説明する。図5に示すように、プラグコネクタ20は、上述のプラグコンタクト21と、第1絶縁ハウジング22と、第2絶縁ハウジング23と、シェル24と、カバー25と、を備える。
プラグコンタクト21は、導電性の部材であり、上述のように、同軸ケーブル3の信号線3a毎に設けられている。第1絶縁ハウジング22は、絶縁性の部材であり、X軸方向に配列されたプラグコンタクト21を保持する。プラグコンタクト21と第1絶縁ハウジング22とは一体成形(インサート成形)されている。プラグコンタクト21は、一端が同軸ケーブル3の信号線3aとはんだ付けで接続され、他端が、リセプタクルコネクタ10の導電コンタクト11と接触可能に外部に露出している。
第2絶縁ハウジング23は、絶縁性の部材であり、第1絶縁ハウジング22とともに、プラグコネクタ20の本体を構成する。シェル24は、導電性の部材である。シェル24は、同軸ケーブル3の一対の信号線3aに接続する一対のプラグコンタクト21の周囲を囲んだ状態で配置される。シェル24は、第1絶縁ハウジング22と第2絶縁ハウジング23とに挟みこまれた状態でこれらによって保持される。カバー25は導電性の部材であり、第1絶縁ハウジング22の上部を覆っている。シェル24は、同軸ケーブル3の外部導体3bとはんだ付けにより接続されている。カバー25は、シェル24とはんだ付けにより接続されている。
[コネクタ対の全体構成]
上述のように、図6のVII-VII線断面図である図7に示すように、リセプタクルコネクタ10の絶縁ハウジング12には、-Z方向に窪みが形成された凹部12aが設けられている。図7及び図8に示すように、この凹部12aに、プラグコネクタ20が挿入される。これにより、リセプタクルコネクタ10とプラグコネクタ20との嵌合が実現される。嵌合状態で、同軸ケーブル3は、Z軸から+Y方向に傾斜した方向に延びている。
図8に示すように、リセプタクルコネクタ10とプラグコネクタ20との嵌合により、プラグコネクタ20のプラグコンタクト21と、リセプタクルコネクタ10の導電コンタクト11とが接触する。これにより、同軸ケーブル3の信号線(内部導体)3aと、プラグコンタクト21と、導電コンタクト11と、基板2の信号電極2bとで、信号の伝送線路が形成される。信号線3a、プラグコンタクト21、導電コンタクト11及び信号電極2bは、一対のものが1組となって、差動信号を伝送する。
また、リセプタクルコネクタ10とプラグコネクタ20との嵌合により、シェル24及びカバー25とリセプタクルコネクタ10のシェル13とが接触する。シェル13は、基板2のグランド電極2cに接続している。これにより、同軸ケーブル3の外部導体3bと、シェル24及びカバー25と、シェル13と、基板2のグランド電極2cとで、グランド線路が形成される。
シェル24及びカバー25は、一対のプラグコンタクト21の周囲を囲っており、シェル13は、一対の導電コンタクト11の周囲を囲っている。このため、上記グランド線路は、上述の差動信号の信号伝送線路を同軸ケーブル3から基板2に至るまで、囲んでいることになる。これにより、差動信号の伝送線路におけるノイズの侵入及び漏洩を防止して、伝送特性を向上することができる。
[導電コンタクトの詳細な構成]
リセプタクルコネクタ10を構成する導電コンタクト11のより詳細な構成について説明する。図4(A)及び図4(B)に示すように、導電コンタクト11は、コンタクト接触部11aと、基板接続部11bと、折り返し部11cと、を備える。
コンタクト接触部11aは、プラグコンタクト21と接触するZ軸方向に延びる部分とY軸方向に延びる部分とを有する。Z軸方向に延びる部分の-Z寄りの端部がY軸方向に延びる部分の-Y寄りの端部と連結されている。すなわち、コンタクト接触部11aは、X軸方向に見てL字状となっている。基板接続部11bは、Y軸方向に延びる線状の部分であり、基板2の信号電極2bにはんだ付けで固定される。折り返し部11cは、屈曲しつつ線状に延びてコンタクト接触部11aと基板接続部11bとを連結する部分である。基板接続部11bが信号電極2bに接続された状態で、コンタクト接触部11aのY軸方向に延びる部分は、基板2から離れた状態となっており、X軸回りに弾性変形可能である。
図4(A)及び図4(B)に示すように、平板4の板厚方向に延びる仮想的な線分を仮定する。導電コンタクト11において、この線分を含む面は、平板4からの打ち抜き加工により形成される切断面に対応する。コンタクト接触部11aは、このような平板4の板厚方向に延びる線分を含む切断面のうち、第1面30でプラグコンタクト21と接触する。基板接続部11bは、平板4の板厚方向に延びる線分を含む上記切断面のうち、第2面31で基板2の信号電極2bと接続する。なお、上述のように、直交面4aは、この線分に直交する仮想的な面であるが、図4(A)では、例えば平板4の主面を、直交面4aの1つとして図示している。
折り返し部11cの-Y寄りの端部を第1端32とする。第1端32は、コンタクト接触部11aのY軸方向に延びる部分の+Y寄りの端部と接続される。また、折り返し部11cの+Y寄りの端部を第2端33とする。第2端33は、基板接続部11bの-Y寄りの端部と接続される。折り返し部11cは、第1端32と第2端33との間を屈曲しながら延びている。すなわち折り返し部11cにおいて、第1端32及び第2端33は、長手方向の両端である。折り返し部11cにおいて、第1端32は、コンタクト接触部11aと接続され、第2端33が基板接続部11bと接続される。折り返し部11cは、第1端32と第2端33との間で、直交面4a内で折り返された形状を有する。具体的には、折り返し部11cは、第1端32から+Z方向に延びた後、+Y方向に折れ曲がり、さらに-Z方向に折れ曲がって、第2端33に至る形状を有している。
図8に示すように、折り返し部11cの+Z寄りの頂部34は、絶縁ハウジング12の圧入穴に圧入されて絶縁ハウジング12と係止する。この係止により、導電コンタクト11は絶縁ハウジング12に保持される。これにより、図9に示すように、リセプタクルコネクタ10とプラグコネクタ20とを嵌合した場合、コンタクト接触部11aは、プラグコンタクト21と接触する。この接触の際、コンタクト接触部11aは、絶縁ハウジング12に固定された折り返し部11cを支点としてX軸回りに回転する。このときにコンタクト接触部11aに生じる弾性力が、プラグコンタクト21に対する押圧力となる。
また、折り返し部11cは、コンタクト接触部11aと基板接続部11bとの間に設けられているので、コンタクト接触部11aの変形による反作用が、基板接続部11bに伝わらないように構成されている。これにより、導電コンタクト11は、基板2の信号電極2bに対して安定した接続状態を保つことができる。
また、絶縁ハウジング12と係止する折り返し部11cは、信号の伝送線路でもある。導電コンタクト11には、絶縁ハウジング12と係止するスタブが設けられていないため、信号の伝送特性を向上することができる。
より具体的には、折り返し部11cは、図4(A)に示すように、第1端32から絶縁ハウジング12の圧入方向に延びる第1腕部41と、第2端33から絶縁ハウジング12の圧入方向に延びる第2腕部42と、を備える。第1腕部41の第1端32の逆側の端部と、第2腕部42の第2端33の逆側の端部とが連結されて折り返し部11cが形成されている。
図4(A)に示すように、第1面30に直交する方向(Y軸方向)に関するコンタクト接触部11aの幅L1は、平板4の板厚方向かつ直交面4aにおける第1腕部41及び第2腕部42が延在する方向と直交する方向(Y軸方向)に関し、第1腕部41の幅L2より大きく、同じくY軸方向に関する第2腕部42の幅L3より大きくなっている。仮に、コンタクト接触部11aの幅L1と第1腕部41の幅L2、第2腕部42の幅L3とを同じとした場合、プラグコンタクト21との接触で信号を伝送するコンタクト接触部11aでは、その部分の特性インピーダンスが増大する。この部分の特性インピーダンスを低くすべく、コンタクト接触部11aの幅L1を大きくしている。幅L1を大きくすれば、特性インピーダンスの容量成分を大きくすることができるためである。
なお、本実施の形態では、第1腕部41の幅L2と第2腕部42の幅L3とは同じである。このように、折り返し部11cでは、直交面4a内で信号の伝送される方向に沿った幅が、極力均一になるように設定されている。
また、第1面30に直交する方向(Y軸方向)に関するコンタクト接触部11aの幅L1は、プラグコンタクト21が接触する第1面30から第1端32に向かって次第に細くなっている。仮に、コンタクト接触部11aの幅L1を、Z軸方向に沿って同じように太くした場合には、プラグコンタクト21が当接しても、コンタクト接触部11aが十分に変形しないことが考えられる。そこで、本実施の形態では、コンタクト接触部11aを第1端32に向かって細くしていくことで、X軸回りに変形し易くして、プラグコンタクト21を押圧するための弾性力を適切な値に保っている。
コンタクト接触部11aは、第1端32から延びて基板2から離れる方向に折れ曲がって第1腕部41と対向配置されているが、コンタクト接触部11aは、-Y寄りの面でプラグコンタクト21と接触してもよい。しかしながら、本実施の形態では、コンタクト接触部11aは、平板4の板厚方向に沿った切断面のうち、第1腕部41に対向する第1面30で、プラグコンタクト21と接触する。この方が、-Y寄りの面でプラグコンタクト21と接触する場合よりも、コネクタ対1における電気信号の伝送特性を向上することができる。
また、コンタクト接触部11aと、第1腕部41との間にプラグコンタクト21が入り込む形とすることができるので、コネクタ対1を小型化することが可能となる。また、図8に示すように、プラグコネクタ20をリセプタクルコネクタ10に挿入した際のコンタクト接触部11aの変形による反作用の力は、折り返し部11cを絶縁ハウジング12の圧入穴に圧入する方向にかかるので、導電コンタクト11が絶縁ハウジング12から外れ難くなっている。
また、図4(A)に示すように、コンタクト接触部11aの基板2からの第1面30の高さH1は、折り返し部11cの基板2からの高さH2よりも、若干高くなっているか、ほぼ同じである。高さH1は、プラグコンタクト21との接触に必要な弾性力に基づいて定められており、折り返し部11cの高さH2は、絶縁ハウジング12に対して必要な係止力に基づいて定められている。高さH1,H2をほぼ同じとすれば、X軸方向に見て導電コンタクト11全体を矩形内に収めることができるので、導電コンタクト11に必要な空間を全体的に小さくすることが可能である。高さH1,H2、導電コンタクト11のX軸方向の長さは、リセプタクルコネクタ10に求められる仕様に応じて適宜決定することができる。
次に、本発明の実施の形態に係るリセプタクルコネクタ10の動作について説明する。上述した導電コンタクト11の形状は、リセプタクルコネクタ10における電気信号の伝送特性に影響を与える。以下では、導電コンタクト11を用いた場合の信号の伝送線路における特性インピーダンスの評価について説明する。この評価はTDR(Time Domain Reflectometry)法により行うことができる。
図10には、縦軸を特性インピーダンス、横軸を時間として本実施の形態に係るコネクタ対1の信号の伝送線路の特性インピーダンスが示されている。コネクタ対1の特性インピーダンスは、基板2の信号電極2bから、同軸ケーブル3の信号線に電気信号を伝送する際に求められたものである。
図10において、範囲A,Bが、コネクタ対1の特性インピーダンスを示している。範囲Aは、リセプタクルコネクタ10の導電コンタクト11の特性インピーダンスを示しており、範囲Bは、プラグコネクタ20のプラグコンタクト21の特性インピーダンスを示している。それ以外の範囲は、同軸ケーブル3の信号線3aと、基板2の信号電極2bを含む回路の特性インピーダンスを表している。
同軸ケーブル3の信号線3aと、基板2の信号電極2bとを含む回路の特性インピーダンスは90Ωであるため、特性インピーダンスを整合させるには、コネクタ対1の特性インピーダンスも90Ωであるのが望ましい。図10に示すように、範囲A、Bの特性インピーダンスは、若干の落ち込みはあるが、90Ω近傍(83Ω以上91Ω以下の範囲)で推移している。
図11(A)には、スタブ11dにより絶縁ハウジング12と係止する導電コンタクト51が示されている。この導電コンタクト51は、X軸方向の厚みが、本実施の形態に係る導電コンタクト11と同じである。また、このスタブ11dの外形の大きさは、折り返し部11cの外形の大きさと同じとなっている。
図11(B)には、導電コンタクト51を用いた場合(実線)と、本実施の形態に係る導電コンタクト11を用いた場合(点線)とで特性インピーダンスを比較したグラフが示されている。図11(B)に示すように、導電コンタクト51を用いた場合には、範囲Aにおいて、本実施の形態に係る導電コンタクト11よりも特性インピーダンスが大幅に低くなっている。すなわち、導電コンタクト11を用いた場合には、範囲Aにおいて、特性インピーダンスの低下が抑えられている。
さらに、図12(A)には、2つのスタブ11e,11fを係止部として有する導電コンタクト61が示されている。この導電コンタクト61は、X軸方向の厚みが、導電コンタクト11と同じである。また、この導電コンタクト61では、2つのスタブ11e,11fのX軸方向から見たときの面積が、本実施の形態に係る導電コンタクト11における折り返し部11cのX軸方向から見た面積と同じになっている。
図12(B)には、導電コンタクト61を用いた場合(実線)と、本実施の形態に係る導電コンタクト11を用いた場合(点線)とで特性インピーダンスを比較したグラフが示されている。図12(B)に示すように、導電コンタクト61を用いた場合には、範囲Aにおいて、スタブ11dを用いた導電コンタクト51(図11(B)参照)よりも特性インピーダンスの低下が抑えられているものの、本実施の形態に係る導電コンタクト11よりも特性インピーダンスが低くなっている。
さらに、図13(A)には、2つのスタブ11e,11fを係止部として有する導電コンタクト71が示されている。この導電コンタクト71は、X軸方向の厚みが、本実施の形態に係る導電コンタクト11と同じである。さらに、この導電コンタクト71は、スタブ11eとスタブ11fとの間の伝送線路11gが基板2から離れており、スタブ11e,11fと伝送線路11gとで、X軸方向に見てH字状の部材となっている。X軸方向に見て、スタブ11e,11fと伝送線路11gとを合わせた面積が、本実施の形態に係る導電コンタクト11の面積と同じになっている。
図13(B)には、導電コンタクトを用いた場合(実線)と、本実施の形態に係る導電コンタクト11(図4(A)参照)を用いた場合(点線)とで特性インピーダンスを比較したグラフが示されている。図13(B)に示すように、導電コンタクト71を用いた場合には、範囲Aにおいて、スタブ11e、11fを用いた導電コンタクト61(図12(B)参照)よりも特性インピーダンスの低下が抑えられているものの、本実施の形態に係る導電コンタクト11(点線)よりも特性インピーダンスが低くなっている(実線)。
さらに、図14(A)には、コンタクト接触部11aの幅L1を、導電コンタクト11よりも小さくした導電コンタクト81が示されている。導電コンタクト81は、X軸方向の厚みが、導電コンタクト11と同じである。
図14(B)には、導電コンタクト81を用いた場合(実線)と、本実施の形態に係る導電コンタクト11を用いた場合とで特性インピーダンスを比較したグラフが示されている。図14(B)に示すように、導電コンタクト81を用いた場合(実線)には、範囲Aと範囲Bとの境界部分、すなわちコンタクト接触部11a付近で特性インピーダンスが95Ω以上となっている。しかしながら、導電コンタクト11のようにコンタクト接触部11aの幅L1を大きくすることにより、コンタクト接触部11a付近の特性インピーダンスを90Ωに調整することができる。
以上詳細に説明したように、上記実施の形態に係るリセプタクルコネクタ10によれば、基板2の信号電極2bに接続する基板接続部11bと、プラグコンタクト21に接触するコンタクト接触部11aとの間に設けられた、電気信号を伝送する伝送線路となる折り返し部11cの頂部34で、絶縁ハウジング12と係止する。これにより、絶縁ハウジング12と係止するスタブを設ける必要がなくなるため、電気信号の伝送線路の伝送特性を向上することができる。
また、図4(A)に示すように、上記実施の形態に係るリセプタクルコネクタ10の導電コンタクト11において、折り返し部11cは、第1端32から絶縁ハウジング12の圧入方向に延びる第1腕部41と、第2端33から絶縁ハウジング12の圧入方向に延びる第2腕部42と、を備える。第1腕部41の第1端32の逆側の端部と、第2腕部42の第2端33の逆側の端部とが連結されて形成されている。この場合、折り返し部11cを、+Z寄りに1回突出させるだけであるため、折り返し部11cにおける伝送線路の長さを極力短くすることができる。
なお、折り返し部11cの形状は、上述のものに限られない。例えば、2回以上屈曲する部分を折り返し部11cとして用いるようにしてもよい。この場合、折り返し部11cの高さは、本実施の形態よりも低くすることができる。また、各折り返し部11cの高さを揃える必要はない。
また、上記実施の形態に係るリセプタクルコネクタ10によれば、第1面30に直交する方向に関するコンタクト接触部11aの幅L1は、板厚方向かつ直交面4aにおいて第1腕部41及び第2腕部42が延在する方向と直交する方向に関し、第1腕部41の幅L2より大きく、第2腕部の幅L3より大きい。このようにすれば、図10に示すように、コンタクト接触部11a付近の特性インピーダンスを90Ω近辺に調整することができる。
なお、範囲A、Bのうち、どの範囲を90Ωに調整すべきかについては、求められる仕様による。範囲A,B全体をできるだけ90Ωに近づけたい場合には、コンタクト接触部11aの幅L1を異なる大きさとしてもよい。コンタクト接触部11aの幅L1は、特性インピーダンスが範囲A,Bにおいて90Ωにできるだけ近づくように、きめ細かく調整することが可能である。
また、上記実施の形態に係るリセプタクルコネクタ10によれば、第1面30に直交する方向に関するコンタクト接触部11aの幅L1は、第1端32に向かって次第に小さくなっている。このようにすれば、コンタクト接触部11aの幅L1を大きさとしても、X軸周りに変形可能として、プラグコンタクト21と適切な押圧力で、接触することができる。
また、上記実施の形態に係るリセプタクルコネクタ10によれば、コンタクト接触部11aは、第1端32から延びて基板2から離れる方向に折れ曲がって第1腕部41と対向配置されている。また、コンタクト接触部11aは、第1面30のうち、第1腕部41に対向する面で、プラグコンタクト21と接触する。このようにすれば、信号の伝送線路の伝送特性を向上することができるうえ、コネクタ対1全体を小型化することが可能となる。
また、上記実施の形態に係るリセプタクルコネクタ10によれば、導電コンタクト11が、板厚方向(X軸方向)に配列されている。このようにすれば、導電コンタクト11は、板厚方向の幅が均一であるため、導電コンタクト11をX軸方向に狭いピッチで配列することができる。これにより、コネクタ対1全体を小型化することが可能となる。
また、上記実施の形態では、導電コンタクト11の周囲を囲むシェル13を備えるものとしている。しかしながら、本発明はこれには限られない。リセプタクルコネクタ10では、シェル13が設けられていなくてもよい。
なお、上記実施の形態では、同軸ケーブル3が1本で2本の信号線3aを有し、1本で差動信号を伝送可能なものとしている。しかしながら、本発明はこれには限られない。同軸ケーブル3を1つの電気信号を伝送するものとしてもよい。また、3つ以上の電気信号を伝送する同軸ケーブル3を用いるようにしてもよい。
上記実施の形態に係るコネクタ対1は、基板2の主面2aに対し、同軸ケーブル3をZ軸方向から傾けて基板2に接続する。しかしながら、本発明はこれには限られない。同軸ケーブル3は、Z軸方向に沿って基板2に接続するものであってもよい。本発明は、基板2に対する同軸ケーブル3の向きには限定されない。
また、上記実施の形態に係るコネクタ対1は、複数の同軸ケーブル3を基板2に接続する。しかしながら、本発明はこれには限られない。1本の同軸ケーブル3を基板2に接続するものであってもよい。
また、上記実施の形態に係るリセプタクルコネクタ10は、基板2と同軸ケーブル3とを接続するものである。しかしながら、本発明はこれには限られない。基板同士を接続するコネクタとすることも可能である。このような基板には、基板2の他、FPC(Flexible Printed Circuits)などのフレキシブル基板も含まれる。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本発明は、電気部品同士を接続し、電気信号を伝送する電気コネクタに適用することができる。
1 コネクタ対、2 基板、2a 主面、2b 信号電極、2c グランド電極、3 同軸ケーブル、3a 信号線(内部導体)、3b 外部導体、4 平板、4a 直交面、10 リセプタクルコネクタ、11 導電コンタクト、11a コンタクト接触部、11b 基板接続部、11c 折り返し部、11d,11e,11f スタブ、11g 伝送線路、12 絶縁ハウジング、12a 凹部、13 シェル、14 固定金具、20 プラグコネクタ、21 プラグコンタクト、22 第1絶縁ハウジング、23 第2絶縁ハウジング、24 シェル、25 カバー、30 第1面、31 第2面、32 第1端、33 第2端、34 頂部、41 第1腕部、42 第2腕部、51,61,71,81 導電コンタクト

Claims (6)

  1. 基板に実装されるとともに相手コネクタと嵌合する電気コネクタであって、
    平板から形成され、その板厚方向の幅が均一、かつ、前記板厚方向に直交する直交面内を屈曲しながら延びる線状の部材であり、前記基板の電極と接触するとともに前記相手コネクタにおいて電気信号を伝送する相手コンタクトと接触し、前記基板と前記相手コネクタとの間で前記電気信号を伝送する導電コンタクトと、
    前記導電コンタクトを保持する絶縁ハウジングと、を備え、
    前記導電コンタクトは、
    前記板厚方向に延びる線分を含む第1面で前記相手コンタクトと接触するコンタクト接触部と、
    前記板厚方向に延びる線分を含む第2面で前記基板の電極と接続する基板接続部と、
    長手方向の第1端が前記コンタクト接触部と接続されるとともに長手方向の第2端が前記基板接続部と接続され、前記第1端と前記第2端との間に前記直交面内で折り返された形状を有する折り返し部と、を備え、
    前記折り返し部の頂部が前記絶縁ハウジングに圧入されて前記絶縁ハウジングと係止する、
    電気コネクタ。
  2. 前記折り返し部は、
    前記第1端から前記絶縁ハウジングの圧入方向に延びる第1腕部と、
    前記第2端から前記絶縁ハウジングの圧入方向に延びる第2腕部と、を備え、
    前記第1腕部の前記第1端の逆側の端部と、前記第2腕部の前記第2端の逆側の端部とが連結されて形成されている、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記第1面に直交する方向に関する前記コンタクト接触部の幅は、前記板厚方向かつ前記直交面における前記第1腕部及び前記第2腕部が延在する方向と直交する方向に関し、前記第1腕部の幅より大きく、前記第2腕部の幅より大きい、
    請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記第1面に直交する方向に関する前記コンタクト接触部の幅は、前記第1端に向かって次第に小さくなっている、
    請求項3に記載の電気コネクタ。
  5. 前記コンタクト接触部は、前記第1端から延びて前記基板から離れる方向に折れ曲がって前記第1腕部と対向配置され、
    前記コンタクト接触部は、前記第1面のうち、前記第1腕部に対向する面で、前記相手コンタクトと接触する、
    請求項2に記載の電気コネクタ。
  6. 前記導電コンタクトが、前記板厚方向に配列されている、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
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