JP2023025448A - 洗濯機 - Google Patents

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Takuma Komuro
宏允 余合
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Abstract

【課題】ユーザが求める性能を高いレベルで実現することができる洗濯機を提供することである。【解決手段】実施形態の洗濯機は、水槽と、回転槽と、モータと、振動検出部と、判定部と、閾値変更部とを備える。前記回転槽は、前記水槽内に配置されて衣類が収容される。前記モータは、前記回転槽を回転駆動する。前記振動検出部は、前記水槽または前記回転槽の振動に関する値を検出する。前記判定部は前記振動検出部により検出された前記値と閾値とに基づき、脱水動作の進め方に関する判定を行う。前記閾値変更部は、一連の洗濯運転の途中で行われる第1脱水行程で用いられる前記閾値に対して、前記洗濯運転の最後に行われる第2脱水行程で用いられる前記閾値を変更する。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
閾値を用いて振動を監視する洗濯機が知られている。ところで、洗濯機は、ユーザが求める性能をより高いレベルで実現することができると望ましい。
特許第5978522号公報
本発明が解決しようとする課題は、ユーザが求める性能を高いレベルで実現することができる洗濯機を提供することである。
実施形態の洗濯機は、水槽と、回転槽と、モータと、振動検出部と、判定部と、閾値変更部とを備える。前記回転槽は、前記水槽内に配置されて衣類が収容される。前記モータは、前記回転槽を回転駆動する。前記振動検出部は、前記水槽または前記回転槽の振動に関する値を検出する。前記判定部は前記振動検出部により検出された前記値と閾値とに基づき、脱水動作の進め方に関する判定を行う。前記閾値変更部は、一連の洗濯運転の途中で行われる第1脱水行程で用いられる前記閾値に対して、前記洗濯運転の最後に行われる第2脱水行程で用いられる前記閾値を変更する。
第1実施形態の洗濯乾燥機の全体構成を示す断面図。 第1実施形態のドラムモータの駆動に係る電気回路構成を示すブロック図。 第1実施形態の制御装置の機能構成を示すブロック図。 第1実施形態の一連の洗濯運転および乾燥運転の流れを示す図。 第1実施形態の脱水行程1の立ち上げ動作を説明するための図。 第1実施形態のプリヒート最終脱水行程の立ち上げ動作を説明するための図。 第1実施形態の閾値の変更の一例を概念的に示す図。 第1実施形態の閾値変更量情報の内容の一例を示す図。 第1実施形態の閾値変更量情報の内容の別の一例を示す図。 第2実施形態の閾値変更量情報の内容の一例を示す図。 第3実施形態の閾値変更量情報の内容の一例を示す図。 第4実施形態の閾値変更量情報の内容の一例を示す図。 第5実施形態の閾値変更量情報の内容の一例を示す図。
以下、実施形態の洗濯機を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含み得る。「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含み得る。「XXまたはYY」とは、XXとYYのうちいずれか一方の場合に限定されず、XXとYYの両方の場合も含み得る。これは選択的要素が3つ以上の場合も同様である。「XX」および「YY」は、任意の要素(例えば任意の情報)である。本出願で「洗濯機」とは、乾燥機能を有する洗濯乾燥機も含み得る。本出願で「回転数」とは、単位時間当たりの回転数を意味する。すなわち「回転数」とは「回転速度」に相当する意味で用いられている。
(第1実施形態)
<1.洗濯乾燥機の全体構成>
図1は、第1実施形態の洗濯乾燥機1の全体構成を示す断面図である。洗濯乾燥機1は、「洗濯機」の一例である。洗濯乾燥機1は、例えば、ドラム式の洗濯乾燥機である。洗濯乾燥機1は、例えば、筐体(外箱)11、扉12、操作部PU、水槽13、ドラム14、ベローズ15、ドラムモータ16、給水弁17、注水ケース18、注水管19、排水管21、排水弁22、温風供給機構30、および制御装置50(図3参照)を有する。
筐体11は、前板、後板、左側板、右側板、底板、および天板を有し、中空状に形成されている。筐体11の前板には、貫通孔である出入口11aが設けられている。扉12は、筐体11の前板に装着されている。扉12は、出入口11aを開閉可能に閉じている。
操作部PUは、例えば、筐体11の前上端部に設けられている。操作部PUは、複数のボタンまたはタッチパネルを含み、ユーザによる運転コースの選択を受け付ける。運転コースとしては、例えば、標準コース、時短コース(お急ぎコース)、おしゃれ着コース(丁寧洗いコース)、静音コースなどが挙げられる。時短コースは、標準コースと比べて短い運転時間で洗濯運転を完了するコースである。静音コースは、標準コースと比べて騒音を抑制する(すなわち水槽13またはドラム14の振動を抑制する)コースである。
水槽13は、筐体11の内部に設けられている。水槽13は、後面が閉塞された円筒状に形成されている。水槽13は、後下がりに傾斜した状態で弾性支持機構ESにより支持されている。弾性支持機構ESの弾性率は、洗濯乾燥機1の周囲環境の温度によって変化する。このため水槽13およびドラム14の振動特性は、洗濯乾燥機1の周囲環境の温度によって変化する。例えば、洗濯乾燥機1の周囲環境の温度が高い場合、弾性支持機構ESの弾性率が高くなり、水槽13およびドラム14の振動が大きくなる。水槽13の前面は、開口を有する。出入口11aに対する扉12の閉塞状態では、扉12が水槽13の前面の開口を気密状態に閉塞する。
水槽13は、ドラムモータ16の軸方向の両端部として、後端部13e1と、前端部13e2とを有する。後端部13e1は、上記軸方向の両端部のうちドラムモータ16の回転軸16aに近い端部である。後端部13e1は、「第1端部」の一例である。一方で、前端部13e2は、後端部13e1とは反対側に位置した端部であり、上記軸方向の両端部のうちドラムモータ16の回転軸16aから遠い端部である。前端部13e2は、「第2端部」の一例である。
ドラム14は、水槽13内に配置されている。ドラム14は、衣類(洗濯物)が収容される収容室である。ドラム14は、円筒状であり、水槽13内で回転可能に支持されている。ドラム14は、前後方向に延び且つ水平からやや後下がりに傾斜した傾斜軸(中心軸CL)を中心に回転するように構成されている。ドラム14は、「回転槽」の一例である。ドラム14は、「洗濯槽」と称されてもよい。
ドラム14は、ドラムモータ16の軸方向の両端部として、後端部14e1と、前端部14e2とを有する。後端部14e1は、上記軸方向の両端部のうちドラムモータ16の回転軸16aに近い端部である。後端部14e1は、「第1端部」の一例である。一方で、前端部14e2は、後端部14e1とは反対側に位置した端部であり、上記軸方向の両端部のうちドラムモータ16の回転軸16aから遠い端部である。前端部14e2は、「第2端部」の一例である。
ドラム14の周壁部および後壁部には、通水および通気用の多数の孔14aが設けられている。ドラム14の周壁部の内面には、洗濯物攪拌用の複数のバッフル14bが設けられている。ドラム14内の洗濯物は、各バッフル14bに引っ掛かりながら円周方向へ移動した後に重力で落下することで撹拌される。ドラム14の前面部には、洗濯物が出し入れされる円形の開口部が設けられている。水槽13の前面部には、ドラム14の開口部に連なる投入口13aが設けられている。水槽13の投入口13aと筐体11の出入口11aとはベローズ15を介して連通している。
ドラムモータ16は、水槽13の後方に設けられている。ドラムモータ16は、洗濯乾燥機1の駆動機構を構成する。ドラムモータ16は、例えば、三相交流モータである。ただし、ドラムモータ16は、速度制御可能な直流モータなどでもよい。ドラムモータ16の回転軸16aの先端は、水槽13の背面を貫通して水槽13内に突出し、ドラム14の後端部14e1の中心部に連結固定されている。これにより、ドラム14は、ドラムモータ16により直接的に回転駆動される。例えば、ドラム14は、脱水動作において、正転方向(例えば正面から見て時計回り方向)に連続回転される。例えば、ドラム14は、洗い動作、すすぎ動作、および乾燥動作において、正転と反転が繰り返される。ドラムモータ16は、「モータ」の一例である。
ここで、水槽13は、ドラム14の振動に伴って振動する。水槽13には、水槽13の振動を検出することでドラム14の振動を検出する1つ以上(例えば複数)の加速度センサ61が設けられている。本実施形態では、水槽13には、2つの加速度センサ61(第1加速度センサ61Aおよび第2加速度センサ61B)が設けられている。第1加速度センサ61Aは、水槽13の後端部13e1に設けられ、水槽13の後端部13e1の振動(ドラム14の後端部14e1の振動)を検出する。第2加速度センサ61Bは、水槽13の前端部13e2に設けられ、水槽13の前端部13e2の振動(ドラム14の前端部14e2の振動)を検出する。ドラムモータ16の回転軸16aによって支持されていないドラム14の前端部14e2の振動は、ドラムモータ16の回転軸16aによって支持されているドラム14の後端部14e1の振動よりも大きくなりやすい。
給水弁17は、筐体11の内部に固定されている。給水弁17の入口は、不図示のホースを介して水道の蛇口に接続される。給水弁17の出口は、給水弁モータ71(図3参照)により開放状態と閉鎖状態とに切り換えられる。給水弁17の出口は、注水ケース18に接続されている。注水ケース18は、筒状の注水管19を介して、水槽13の内部に接続されている。給水弁17が開放動作されると、水道から供給される水が、水槽13内に給水される。
水槽13の底部には、排水口13bが設けられている。排水口13bには、排水管21の上端部が接続されている。排水弁22は、排水管21に設けられている。排水弁22は、排水弁モータ72(図3参照)により開放状態と閉鎖状態とに切り換えられる。排水弁22が開放動作されると、水槽13内の洗濯水が、排水管21から排出される。
水槽13の前部の上部には、水槽13内の空気を排出する排気口13cが設けられている。水槽13の背面部の上部には、水槽13内に乾燥風を供給するための給気口13dが設けられている。筐体11の内部には、ドラム14内に乾燥風(温風)を循環供給して洗濯物の乾燥運転を実行するための温風供給機構30が設けられている。
温風供給機構30は、例えば、循環風路31と、ヒートポンプ32と、送風ファン33とを有する。ヒートポンプ32は、圧縮機41、凝縮器42、不図示の絞り装置、および蒸発器43を配管によりサイクル接続して冷凍サイクルを構成する。凝縮器42および蒸発器43は、循環風路31に配置されている。ヒートポンプ32は、循環風路31を通る空気の除湿および加熱を行って乾燥風を生成する。送風ファン33は、排気口13cから排出された空気を、循環風路31内を循環させ、ヒートポンプ32で除湿および加熱された空気を給気口13dから水槽13を介してドラム14内に供給する。ヒートポンプ32は、循環風路31を通る空気を加熱する「加熱装置」の一例である。なお、加熱装置は、ヒートポンプ32に代えて、ヒーター(電熱器など)でもよい。
<2.モータ駆動系の電気回路構成>
図2は、洗濯乾燥機1のドラムモータ16を駆動する電気回路構成を示す図である。図2は、ドラムモータ16の駆動系(モータ制御部111)を概略的に示す。インバータ回路132は、6個のIGBT(半導体スイッチング素子)133a~133fを三相ブリッジ接続して構成されており、各IGBT133a~133fのコレクタ-エミッタ間には、フライホイールダイオード134a~134fが接続されている。下アーム側のIGBT133d、133e、133fのエミッタは、シャント抵抗135u、135v、135wを介してグランドに接続されている。IGBT133d、133e、133fのエミッタとシャント抵抗135u、135v、135wとの各接続点は、それぞれレベルシフト回路136を介して制御回路111cに接続されている。本実施形態では、シャント抵抗135u、135v、135wとレベルシフト回路136との組み合わせにより、電流センサ62(図3参照)の一例が構成されている。
レベルシフト回路136は、オペアンプなどを含み、シャント抵抗135u、135v、135wの端子電圧を増幅することで信号を生成し、生成した信号の出力範囲が正側に収まるようにバイアスを与える。過電流比較回路138は、インバータ回路132の上下アームが短絡した場合、過電流を検出する。
インバータ回路132の入力側には、駆動用電源回路139が接続されている。駆動用電源回路139は、100Vの交流電源140を、ダイオードブリッジで構成される全波整流回路141および直列接続された2個のコンデンサ142a、142bにより倍電圧全波整流し、約280Vの直流電圧をインバータ回路132に供給する。インバータ回路132の各相出力端子は、ドラムモータ16の各相巻線16u、16v、16wに接続されている。
制御回路111cは、電源145を電源として動作し、駆動回路144と高圧ドライバ回路146を介して、6個のIGBT133a~133fをPWM(Pulse Wide Modulation)制御する。駆動回路144は、電源143を電源として動作し、制御回路111cが出力した駆動信号を、電圧を高めた駆動信号に変換して下アーム側のIGBT133d、133e、133fのゲートに印加する。高圧ドライバ回路146は、駆動回路144の出力を倍電圧全波整流電圧よりも高い電圧に変換し、上アーム側のIGBT133a、133b、133cのゲートに印加する。制御回路111cには、ドラムモータ16に設けられたロータ位置センサ161の出力信号が入力される。制御回路111cは、ロータ位置センサ161の出力信号を基準としてドラムモータ16を駆動する駆動信号を生成する。
制御回路111cは、レベルシフト回路136を介して得られるドラムモータ16の巻線16u~16wに流れる三相電流Iau~Iawを検出し、検出した電流値に基づいて2次側の回転磁界の位相θおよび回転角速度ωを推定するとともに、三相電流Iau~Iawを直交座標変換およびdq(direct-quadrature) 座標変換して励磁電流成分Id、トルク電流成分Iq(以下「q軸電流」と称する)を算出する。q軸電流は、ドラムモータ16に作用するモータトルクに比例して大きくなる電流成分である。q軸電流は、「トルク電流」の一例である。ただし、本明細書でいう「トルク電流」とは、q軸電流に限定されず、モータの負荷に応じて大きくなる電流であればよい。
<3.制御装置の構成>
次に、制御装置50について説明する。制御装置50は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などからなるコンピュータを主体として構成される。制御装置50は、洗濯乾燥機1の全体を統括的に制御し、洗濯乾燥機1による洗い動作、すすぎ動作、および脱水動作を含む洗濯運転と、その後に続く乾燥運転(乾燥動作)とを実行する。
図3は、制御装置50の機能構成を示すブロック図である。制御装置50には、上述した加速度センサ61に加え、電流センサ62と、温度センサ63とが接続されている。電流センサ62は、ドラムモータ16に流れる電流を測定する。図3では説明の便宜上、電流センサ62とモータ制御部111とを分けて記載している。ただし、電流センサ62は、モータ制御部111に含まれていてもよい。温度センサ63は、例えば筐体11の内面に取り付けられ、洗濯乾燥機1の周囲環境の温度を測定する。
制御装置50は、例えば、振動検出部51、重量検出部(布量検出部)52、布質検出部53、温度検出部54、脱水動作判定部55、閾値変更部56、制御部57、モータ制御部111、および記憶部59を有する。これら機能部の全部または一部は、CPUのようなハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。ただし、これら機能部の全部または一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、またはFPGA(Field Programmable Gate Array)、ディスクリート回路などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。モータ制御部111は、制御部57の一部として設けられてもよい。記憶部59は、RAM、ROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)のうち1つまたは複数の組み合わせにより実現される。
<振動検出部>
振動検出部51は、水槽13またはドラム14の振動に関する値(以下「振動指標値」と称する)を検出する。振動指標値は、例えば、制御回路111cにより算出されるq軸電流の大きさに基づく振動指標値(以下「q軸電流指標値」と称する)と、第1加速度センサ61Aにより検出される加速度の大きさに基づく振動指標値(以下「第1加速度指標値」と称する)と、第2加速度センサ61Bにより検出される加速度の大きさに基づく振動指標値(以下「第2加速度指標値」と称する)と、第1加速度センサ61Aにより検出される加速度の大きさと第2加速度センサ61Bにより検出される加速度の大きさとの組み合わせに基づく振動指標値(以下では「組み合わせ加速度指標値」と称する)とのうち1つ以上を含む。q軸電流指標値、第1加速度指標値、第2加速度指標値、および組み合わせ加速度指標値の各々は、q軸電流の大きさや加速度の大きさそのものでもよく、q軸電流の大きさや加速度の大きさに対して予め設定された演算処理(例えば平均値や積分値を求める演算)が行われることで得られる値でもよい。
<重量検出部>
重量検出部52は、例えば、衣類の重量によってドラムモータ16の負荷量が変化することを利用して衣類の重量(布量)を判定する。重量検出部52は、例えば、水槽13への給水前において衣類がドラム14に収容された状態でドラムモータ16によりドラム14を回転させ、ドラムモータ16に流れるトルク電流の大きさ(例えばq軸電流の電流値)に基づき衣類の重量を検出する。
<布質検出部>
布質検出部53は、例えば、布質による吸水性の差異によってドラムモータ16の負荷量が変化することを利用して布質を判定する。布質検出部53は、例えば、綿系の洗濯物が主であるか、化学繊維系の洗濯物が主であるかを判定することで布質を判定する。布質検出部53は、例えば、(1)洗い動作中においてドラム14が一定速度で回転中のq軸電流の平均値(または積分値)と、(2)洗い動作中においてドラム14が1回転する間のq軸電流の最大値と最小値の差の平均値とである2つの指標の組み合わせにより布質を検出する。
<温度検出部>
温度検出部54は、温度センサ63の測定結果を温度センサ63から受け取る。温度検出部54は、温度センサ63の測定結果に基づき、洗濯乾燥機1の周囲環境の温度を検出する。
<脱水動作判定部>
次に、脱水動作判定部55について説明する。
脱水動作判定部55は、振動検出部51により検出された振動指標値と閾値とに基づき、脱水動作の進め方に関する判定を行う。本実施形態では、脱水動作判定部55は、脱水動作の進め方として、脱水動作のやり直しまたは脱水動作におけるドラム14の到達回転数(許容される最高回転数)を判定する。脱水動作判定部55は、「判定部」の一例である。
ここで、一連の洗濯運転の流れについて説明する。
図4は、乾燥運転を伴う一連の洗濯運転の流れを示す図である。洗濯運転は、例えば、「洗い行程」、「脱水行程1」、「シャワーすすぎ行程」、「脱水行程2」、「ためすすぎ工程」、「プリヒート予備脱水行程」、および「プリヒート最終脱水行程」をこの順に含む。
「洗い行程」は、洗剤投入、給水、ドラム14の回転(洗い)、および排水を含む。「脱水行程1」は、「洗い行程」の後であって「シャワーすすぎ工程」の前にドラム14を回転させて衣類からある程度の脱水を行う行程である。「シャワーすすぎ行程」は、給水および排水を同時に行いながら(すなわち、水をかけ流しながら)ドラム14を回転させるすすぎ行程である。「脱水行程2」は、「シャワーすすぎ行程」の後であって「ためすすぎ行程」の前にドラム14を回転させて衣類からある程度の脱水を行う行程である。「ためすすぎ工程」は、水槽13内に水を貯めた状態でドラム14を回転させるすすぎ行程である。本実施形態では、脱水行程1でのドラム14の最高回転数と、脱水行程2でのドラム14の最高回転数は、ほぼ同じである。脱水行程1および脱水行程2の各々は、一連の洗濯運転の途中で行われる脱水行程である。脱水行程1は、「第1脱水行程」の一例である。脱水行程2は、「第1脱水行程」の別の一例である。
「プリヒート予備脱水行程」は、「ためすすぎ行程」の後であって「プリヒート最終脱水行程」の前に、温風供給機構30により循環風路31に温風を供給しながらドラム14を回転させて衣類から予備的な脱水を行う行程である。プリヒート予備脱水行程でのドラム14の最高回転数は、脱水行程1または脱水行程2でのドラム14の最高回転数よりも低い。
「プリヒート最終脱水行程」は、一連の洗濯運転の最後に行われる脱水行程である。プリヒート最終脱水行程は、乾燥運転の直前に行われる脱水行程である。プリヒート最終脱水行程は、温風供給機構30により循環風路31に温風を供給しながらドラム14を回転させて衣類からできるだけ多くの水分を取り除く脱水行程である。プリヒート最終脱水行程でのドラム14の最高回転数は、脱水行程1または脱水行程2でのドラム14の最高回転数よりも高い。プリヒート最終脱水行程の実施時間は、脱水行程1または脱水行程2の実施時間よりも長い。プリヒート最終脱水行程は、「第2脱水行程」の一例である。
次に、脱水行程と、振動指標値に対応する閾値との関係について説明する。
まず、脱水行程1に関する動作を説明する。なお、脱水行程2およびプリヒート予備脱水行程に関する動作は、脱水行程1に関する動作と基本的に同じである。
図5は、脱水行程1の立ち上げ動作を説明するための図である。脱水行程1の立ち上げでは、ドラム14の回転数が階段状に増加されるとともに、複数の回転数(複数の速度)で閾値を用いた判定動作が行われる。例えば、制御部57は、まずドラム14の回転数を第1回転数R1まで増加させ、その後、一定時間に亘り、ドラム14の回転数を第1回転数R1に固定する。そして洗濯乾燥機1の状態が安定した後、脱水動作判定部55は、振動検出部51により検出された振動指標値と、第1回転数R1に対応して設定された閾値T1とに基づき、脱水動作の進め方に関する第1判定J1を行う。
例えば、脱水動作判定部55は、第1判定J1で振動指標値が閾値T1を超えている場合、衣類のアンバランスが許容範囲外と判定する。「アンバランス」とは、ドラム14内に衣類の偏りによる偏荷重状態を意味する。この場合、制御部57は、脱水行程のやり直しであるリトライ動作を行う。リトライ動作とは、ドラム14の回転を停止させ、水槽13内に給水してドラム14を回転させて衣類を動かすことで、衣類のアランバランスの解消を試みる動作である。リトライ動作が行われた場合、再び脱水行程の最初から(すなわち低い回転数での第1判定J1から)開始される。
一方で、脱水動作判定部55は、第1判定J1で振動指標値が閾値T1以下である場合、衣類のアンバランスが許容範囲内と判定する。この場合、制御部57は、ドラム14の回転数を第1回転数R1よりも高い第2回転数R2まで増加させ、その後、一定時間に亘り、ドラム14の回転数を第2回転数R2に固定する。そして洗濯乾燥機1の状態が安定した後、脱水動作判定部55は、振動検出部51により検出された振動指標値と、第2回転数R2に対応して設定された閾値T2とに基づき、脱水動作の進め方に関する第2判定J2を行う。
第2判定J2の内容は、第1判定J1の内容と同様である。すなわち、脱水動作判定部55は、第2判定J2で振動指標値が第2閾値T2を超えている場合、衣類のアンバランスが許容範囲外と判定する。この場合、制御部57は、リトライ動作を行い、脱水行程を最初から開始する。一方で、脱水動作判定部55は、第2判定J2で振動指標値が閾値T2以下である場合、衣類のアンバランスが許容範囲内と判定する。この場合、制御部57は、ドラム14の回転数を第2回転数R2よりも高い第3回転数R3まで増加させる。そして、第3回転数R3において第3閾値T3を用いた第3判定J3が行われる。その後も同様に、第3判定J3で検出された振動指標値が閾値T3以下である場合、次に第3回転数R3よりも速い第4回転数R4において第4閾値T4を用いた第4判定J4が行われる。第4判定J4で検出された振動指標値が閾値T4以下である場合、次に第4回転数R4よりも速い第5回転数R5において第5閾値T5を用いた第5判定J5が行われる。第3から第5の判定J3~J5の内容は、第1判定J1の内容と同様である。ここで、上述した第1から第3の回転数R1~R3は、脱水行程1でのドラム14の最高回転数の半分以下の回転数である。すなわち、第1から第3の判定J1~J3で用いられる第1から第3の閾値T1~T3は、脱水行程1でのドラム14の最高回転数の半分以下の回転数に対応した閾値である。
なお、第1から第5の判定J1~J5の各々で判定に用いされる振動指標値は1つに限らず、q軸電流指標値、第1加速度指標値、第2加速度指標値、および組み合わせ加速度指標値のうち2つ以上が用いられてもよい。この場合、第1から第5の閾値T1~T5の各々は、使用される各種の振動指標値に対応する2つ以上の閾値が用いられる。
また、第1から第5の判定J1~J5のうち1つ以上の判定(例えば第5判定J5)は、リトライ動作の要否の判定に代えて、実施中の脱水行程での到達回転数(許容可能な最高回転数)を決めるための判定でもよい。例えば、第5判定J5が到達回転数を決めるための判定である場合の動作は、次のとおりである。
脱水動作判定部55は、第5判定J5で検出された振動指標値が閾値T5を超えている場合、衣類のアンバランスが許容範囲外と判定する。この場合、制御部57は、第5回転数R5を超えてドラム14の回転数を増加させることを止める。すなわち、脱水行程1での最高回転数を、目標回転数RM1よりも低い第5回転数R5に固定する。一方で、脱水動作判定部55は、第5判定J5で検出された振動指標値が閾値T5以下である場合、衣類のアンバランスが許容範囲内と判定する。この場合、制御部57は、第5回転数R5を超えてドラム14の回転数を目標回転数RM1まで増加させる。この場合、目標回転数RM1が脱水動作1での最高回転数となる。
次に、プリヒート最終脱水行程に関する動作を説明する。
図6は、プリヒート最終脱水行程の立ち上げ動作を説明するための図である。脱水動作判定部55は、プリヒート最終脱水行程の立ち上げにおいて、脱水行程1の立ち上げと同様に、ドラム14の回転数が階段状に増加されるとともに、複数の回転数で閾値を用いた判定動作を行う。プリヒート最終脱水行程では、脱水行程1と同様に、第1から第5の回転数R1~R5で第1から第5の判定J1~J5が行われる。第5判定J5がリトライ動作の要否の判定に代えて、実施中の脱水動作での到達回転数を決めるための判定でもよい点も同様である。
脱水動作判定部55は、プリヒート最終脱水行程において、第5判定J5の後に、第5回転数R5よりも速い第6回転数R6において第6閾値T6を用いた第6判定J6が行われる。第6判定J6で検出された振動指標値が閾値T6以下である場合、次に第6回転数R6よりも速い第7回転数R7において第7閾値T7を用いた第7判定J7が行われる。本実施形態では、第6判定J6および第7判定J7は、実施中の脱水動作(すなわち、プリヒート最終脱水行程)での到達回転数を決めるための判定である。すなわち第6回転数R6または第7回転数R7においてアンバランスが許容範囲外であると脱水動作判定部55により判定された場合、制御部57は、ドラム14の回転数を増加させることを止め、プリヒート最終脱水行程でのドラム14の最高回転数を第6回転数R6または第7回転数R7で固定する。一方で、第6回転数R6および第7回転数R7においてアンバランスが許容範囲内であると脱水動作判定部55により判定された場合、制御部57は、第7回転数R7を超えてドラム14の回転数を目標回転数RM2まで増加させる。この場合、目標回転数RM2がプリヒート最終脱水行程での最高回転数となる。なお、第6判定J6および第7判定J7は、脱水動作での到達回転数を決めるための判定に代えて、リトライ動作の要否の判定でもよい。
<閾値変更部>
次に、閾値変更部56について説明する。
閾値変更部56は、脱水行程1(または脱水行程2)での第1から第5の判定J1~J5で用いられる閾値T1~T5に対して、プリヒート最終脱水行程での第1から第5の判定J1~J5で用いられる閾値T1~T5を変更する。以下では区別のため、プリヒート最終脱水行程で用いられる閾値T1~T5を閾値T1´~T5´と表記する。なお閾値変更部56による「閾値の変更」とは、異なる閾値を読み出して使用することに限定されず、異なる閾値を使用するように異なるサブプログラムを読み出して実行することなども含み得る。
本実施形態では、閾値変更部56は、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5に対して、プリヒート最終脱水行程で用いられる閾値T1´~T5´を小さくする。「閾値を小さくする」とは、判定条件を厳しくすることを意味する。すなわち、「閾値を小さくする」とは、アンバランスが許容範囲外にあると判定され、リトライ動作が促されやすい、または到達回転数が低く固定されやすい条件になることを意味する。
図7は、閾値の変更の一例を概念的に示す図である。本実施形態では、閾値変更部56は、脱水行程1で用いられる複数の閾値T1~T5(複数の速度に対応する複数の閾値)に対して、プリヒート最終脱水行程で用いられる複数の閾値T1´~T5´を、低い速度(低い回転数)に対応する閾値ほど小さくする割合を増やして小さくする。すなわち、低い速度(低い回転数)での判定ほど、アンバランスについて厳しい判定結果が出力され、リトライ動作が促進されやすいように閾値が変更される。
例えば、閾値T1´は、閾値T1を80%減の割合で小さくした値である。閾値T2´は、閾値T2を70%減の割合で小さくした値である。閾値T3´は、閾値T3を60%減の割合で小さくした値である。閾値T4´は、閾値T4を40%減の割合で小さくした値である。閾値T5´は、閾値T5を20%減の割合で小さくした値である。本実施形態では、変更後の閾値T1´~T3´は、それぞれ、変更前の閾値T1~T3の半分以下の大きさになるように変更される。
図8は、図7の例に対応する閾値変更量情報I1の内容の一例を示す図である。閾値変更量情報I1は、閾値情報59aの一部として記憶部59に記憶されている。閾値変更部56は、閾値変更量情報I1を参照することで、変更後の閾値T1´~T5´の値を取得する。なお、閾値変更量情報I1は、テーブル情報に限定されず、閾値T1~T5を閾値T1´~T5´に変換する換算式を示す情報などでもよい。
図9は、閾値変更量情報I1の内容の別の一例を示す図である。図9に示す例では、閾値T1~T5の各々は、第1加速度指標値(すなわち、第1加速度センサ61Aにより検出される加速度の大きさに基づく指標値)に対応する閾値T1A~T5Aと、第2加速度指標値(すなわち、第2加速度センサ61Bにより検出される加速度の大きさに基づく指標値)に対応する閾値T1B~T5Bとを含む。また、変更後の閾値T1´~T5´の各々は、第1加速度指標値に対応する変更後の閾値T1A´~T5A´と、第2加速度指標値に対応する変更後の閾値T1B´~T5B´とを含む。これら閾値は、水槽13またはドラム14の複数の位置に対応する複数の閾値の一例である。
図9に示す例では、閾値変更部56は、脱水行程1で用いられる複数の閾値T1A~T5A,T1B~T5Bに対して、プリヒート最終脱水行程で用いられる複数の閾値T1A´~T5A´,T1B´~T5B´を、ドラムモータ16から遠い位置に対応する閾値(すなわち、T1B´~T5B´)ほど小さくする割合を増やして小さくする。例えば、閾値T1A´,T2A´,T3A´,T4A´,T5A´は、閾値T1A,T2A,T3A,T4A,T5Aを、それぞれ80%減、70%減、60%減、40%減、20%減の割合で小さくした値である。一方で、閾値T1B´,T2B´,T3B´,T4B´,T5B´は、閾値T1B,T2B,T3B,T4B,T5Bを、それぞれ85%減、75%減、65%減、50%減、30%減の割合で小さくした値である。このような情報は、閾値変更量情報I1に格納されており、制御部57が参照可能である。なお、水槽13またはドラム14の複数の位置に対応する複数の閾値は、ドラムモータ16の軸方向において3箇所以上の位置に加速度センサ61が設けられる場合、3つ以上の閾値でもよい。
<制御部>
次に、制御部57について制御する。制御部57は、脱水動作判定部55の判定結果および閾値変更部56による閾値の変更に基づき、洗濯乾燥機1を制御する。例えば、制御部57は、振動検出部51により検出された振動指標値が変更前の閾値T1~T5または変更後の閾値T1´~T5´を超えている場合、脱水行程のリトライ動作または脱水行程におけるドラム14の最高回転数の固定を行う。一方で、制御部57は、振動検出部51により検出された振動指標値が変更前の閾値T1~T5または変更後の閾値T1´~T5´を超えない場合、脱水行程においてドラム14の回転数を目標回転数RM1または目標回転数RM2まで増加させて脱水動作を行う。
<4.利点>
ドラム14内に衣類の偏りによる偏荷重状態(アンバランス状態)が生じると、ドラム14の回転に伴って水槽13が振れ回り、振動および振動が生じる。ここで、一連の洗濯運転の途中で行われる脱水行程と比べて、一連の洗濯運転の最後に行われる脱水行程は、衣類に残留する水をより多く除去するため、ドラム14の回転数が高く、且つ、ドラム14の回転が長時間に亘る場合がある。ここで、振動および騒音は、ドラム14の回転数の二乗に比例して大きくなるため、ドラム14の回転数が低い場合では問題にならなかったアンバランス状態が、ドラム14の回転数が高い場合に問題となることがある。また、一連の洗濯運転の最後に行われる脱水行程は、ドラム14の回転が長時間に亘るため、振動および騒音が長時間に亘り続く可能性がある。さらに、アンバランス状態が大きいと、ドラム14の回転数の上昇が目標回転数に達する前に抑制され、衣類の脱水率が低下する場合がある。
一方で、本実施形態では、洗濯乾燥機1は、振動検出部51により検出された振動指標値と閾値とに基づき脱水動作の進め方に関する判定を行う振動検出部51と、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5に対して、洗濯運転の最後に行われるプリヒート最終脱水行程で用いられる閾値T1´~T5´を変更する閾値変更部56と、を備える。このような構成によれば、脱水行程1とは異なる条件を選んで、プリヒート最終脱水行程の立ち上げを行うことができる。これにより、ユーザが求める性能を高いレベルで実現することができる。
本実施形態では、振動検出部51は、脱水動作の進め方として、脱水動作のやり直しまたはドラム14の到達回転数を判定する。このような構成によれば、脱水行程1とは異なる条件を選んで、プリヒート最終脱水行程の立ち上げにおける脱水動作のやり直しやドラム14の到達回転数を決めることができる。これにより、ユーザが求める性能をより高いレベルで実現しやすくなる。
本実施形態では、閾値変更部56は、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5に対して、プリヒート最終脱水行程で用いられる閾値T1´~T5´を小さくする。このような構成によれば、洗濯運転の時間短縮と、振動および騒音の軽減とを同時に実現することができる。すなわち、脱水行程1では、ドラム14の最高回転数が低いためアンバランス状態が問題になりにくい。このため、脱水行程1では、リトライ動作をなるべく減らして時間短縮を図るため、種々のアンバランス状態でも立ち上げる閾値設定(比較的大きな閾値)にすることが望ましい。一方で、脱水行程1と同じ比較的大きなアンバランス状態でプリヒート最終脱水行程を立ち上げようとすると、振動および騒音が大きくなり、目標とする最高回転数RM2まで回転数が上昇しにくくなる。そこで、プリヒート最終脱水行程で用いられる閾値T1´~T5´を小さくすることで、小さなアンバランス状態を厳選して脱水行程の立ち上げを行うことができる。その結果、プリヒート最終脱水行程での振動および騒音を抑制し、目標とする最高回転数RM2まで上昇する割合を増加させることができる。また、小さなアンバランス状態を厳選して脱水行程の立ち上げを行うことで、高い回転数まで立ち上げた後にリトライ動作が発生して最初からやり直しが必要となる回数を減らすことができる。この意味でも洗濯運転の時間短縮を図ることができる。
本実施形態では、閾値変更部56により小さく変更される閾値T1~T5は、脱水行程1におけるドラム14の最高回転数の半分以下の回転数に対応する閾値T1~T3を含む。このような構成によれば、低い回転数で敢えて厳しい判定結果が出るようにすることで、高い回転数まで立ち上げた後にリトライ動作が発生して最初からやり直しが必要となる回数をさらに減らすことができる。その結果、洗濯運転の時間短縮を図ることができる。
洗濯乾燥機1では、水槽13(ドラム14)の前側のアンバランスの方が、ドラムモータ16によって支持されている水槽13(ドラム14)の後側のアンバランスと比べて大きな振動に繋がりやすい。そこで本実施形態では、閾値変更部56は、脱水行程1で用いられる複数の閾値T1~T5に対して、プリヒート最終脱水行程で用いられる複数の閾値T1´~T5´を変更するにあたり、ドラムモータ16から遠い位置に対応する閾値ほど小さくする割合を増やす。このような構成によれば、水槽13(ドラム14)の前側のアンバランスが小さい条件を選んでプリヒート最終脱水行程の立ち上げを行うことができる。これにより、振動および騒音をさらに減らすことができる。
回転数が高い領域でリトライ動作が発生するほど、ドラム14の回転が停止するまでの時間が掛かり、また再び低速領域での判定動作を経てドラム14の回転数を高める必要があるため、1回のリトライ動作で遅延する時間が長くなる。そこで本実施形態では、閾値変更部56は、脱水行程1で用いられる複数の閾値T1~T5に対して、プリヒート最終脱水行程で用いられる複数の閾値T1´~T5´を変更するにあたり、低い速度に対応する閾値ほど小さくする割合を増やす。このような構成によれば、回転数が低いほど閾値を小さくする割合を増やすことで、高速回転域で問題になるアンバランス状態を早期に発見することができる。これにより、高い回転数まで立ち上げた後にリトライ動作が発生して最初からやり直しが必要となる回数をさらに減らすことができる。その結果、洗濯運転の時間短縮を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、衣類の重量に応じて閾値の変更内容が異なる点で、第1実施形態とは異なる。なお以下に説明する以外の構成は、第1実施形態と同様である。
図10は、第2実施形態の閾値変更量情報I2の内容の一例を示す図である。本実施形態では、閾値変更部56は、重量検出部52により検出された衣類の重量に応じて、脱水行程1で用いられる閾値に対してプリヒート最終脱水行程で用いられる閾値を変化させる割合を異ならせる。図10に示す例では、衣類の重量が小さい場合、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5をそれぞれ60%減の割合で小さくしたT1L~T5Lがプリヒート最終脱水行程で用いられる。また、衣類の重量が中程度である場合、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5をそれぞれ40%減の割合で小さくしたT1M~T5Mがプリヒート最終脱水行程で用いられる。また、衣類の重量が大きい場合、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5をそれぞれ20%減の割合で小さくしたT1H~T5Hがプリヒート最終脱水行程で用いられる。
このような構成によれば、振動および騒音をより抑えることができる。すなわち、衣類の重量が軽いほど(衣類が少ないほど)、ドラム14の内面に衣類が均等に張り付きにくく、アンバランス状態が発生しやすくなる。その結果、振動および騒音は大きくなる。このため、衣類の重量が軽い場合にプリヒート最終脱水行程で用いられる閾値を小さくすることで、衣類の重量が軽い場合により厳選した条件でプリヒート最終脱水行程を立ち上げることができる。その結果、プリヒート最終脱水行程での振動および騒音をより抑えることができる。一方で、洗濯運転の途中の脱水行程(例えば脱水行程1)で用いられる閾値T1~T5は、衣類の重量が軽い場合でも大きく設定することで、例えば脱水行程1でのリトライ動作を減らして時間遅延を少なくすることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、衣類の布質に応じて閾値の変更内容が異なる点で、第1実施形態とは異なる。なお以下に説明する以外の構成は、第1実施形態と同様である。
図11は、第3実施形態の閾値変更量情報I3の内容の一例を示す図である。本実施形態では、閾値変更部56は、布質検出部53により検出された衣類の布質に応じて、脱水行程1で用いられる閾値に対してプリヒート最終脱水行程で用いられる閾値を変化させる割合を異ならせる。図11に示す例では、化学繊維系の衣類が主である判定された場合、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5をそれぞれ30%減の割合で小さくしたT1F~T5Fがプリヒート最終脱水行程で用いる。一方で、綿系の衣類が主であると判定された場合、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5をそれぞれ50%減の割合で小さくしたT1C~T5Cがプリヒート最終脱水行程で用いられる。
このような構成によれば、振動および騒音をより抑えることができる。すなわち、水を吸いやすい綿系の衣類が主である場合、アンバランス状態が発生しやすく、振動および騒音は大きくなる。このため、綿系の衣類が主である場合にプリヒート最終脱水行程で用いられる閾値を小さくすることで、綿系の衣類が主である場合により厳選した条件でプリヒート最終脱水行程を立ち上げることができる。その結果、プリヒート最終脱水行程での振動および騒音をより抑えることができる。一方で、洗濯運転の途中の脱水行程(例えば脱水行程1)で用いられる閾値T1~T5は、綿系の衣類が主である場合でも大きく設定することで、例えば脱水行程1でのリトライ動作を減らして時間遅延を少なくすることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、周囲環境の温度に応じて閾値の変更内容が異なる点で、第1実施形態とは異なる。なお以下に説明する以外の構成は、第1実施形態と同様である。
図12は、第4実施形態の閾値変更量情報I4の内容の一例を示す図である。本実施形態では、閾値変更部56は、温度検出部54により検出された周囲環境の温度に応じて、脱水行程1で用いられる閾値に対してプリヒート最終脱水行程で用いられる閾値を変化させる割合を異ならせる。図12に示す例では、周囲環境の温度が低い場合、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5をそれぞれ20%減の割合で小さくしたT1L´~T5L´がプリヒート最終脱水行程で用いられる。また、周囲環境の温度が中程度である場合、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5をそれぞれ40%減の割合で小さくしたT1M´~T5M´がプリヒート最終脱水行程で用いられる。また、周囲環境の温度が高い場合、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5をそれぞれ60%減の割合で小さくしたT1H´~T5H´がプリヒート最終脱水行程で用いられる。
このような構成によれば、振動および騒音をより抑えることができる。すなわち、周囲環境の温度が高いほど水槽13およびドラム14が揺れやすくなるため、振動および騒音は大きくなる。このため、周囲環境の温度が高い場合にプリヒート最終脱水行程で用いられる閾値を小さくすることで、周囲環境の温度が高い場合により厳選した条件でプリヒート最終脱水行程を立ち上げることができる。その結果、プリヒート最終脱水行程での振動および騒音をより抑えることができる。一方で、洗濯運転の途中の脱水行程(例えば脱水行程1)で用いられる閾値T1~T5は、周囲環境の温度が高い場合でも大きく設定することで、例えば脱水行程1でのリトライ動作を減らして時間遅延を少なくすることができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。第5実施形態は、洗濯の運転コースに応じて閾値の変更内容が異なる点で、第1実施形態とは異なる。なお以下に説明する以外の構成は、第1実施形態と同様である。
図13は、第5実施形態の閾値変更量情報I5の内容の一例を示す図である。本実施形態では、閾値変更部56は、運転開始時や運転途中などにおいて検出した衣類の重量や周囲環境の温度が同じであっても、ユーザによって選択された洗濯の運転コースに応じて、脱水行程1で用いられる閾値に対してプリヒート最終脱水行程で用いられる閾値を変化させる割合を異ならせる。図13に示す例では、時短コースが選択された場合、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5をそれぞれ50%増の割合で大きくしたT1T~T5Tがプリヒート最終脱水行程で用いられる。また、予約コースが選択された場合、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5をそれぞれ20%増の割合で大きくしたT1R~T5Rがプリヒート最終脱水行程で用いられる。また、静音コースが選択された場合、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5をそれぞれ50%減の割合で小さくしたT1S~T5Sがプリヒート最終脱水行程で用いられる。
このような構成によれば、時短コースなど時間を短縮する必要があるコースが選択された場合、なるべくリトライ動作による遅延なく、目標の最高回転数まで到達する割合を増やすことで、運転時間を短縮することができる。また、予約コースが選択された場合、洗濯運転が時間通りに終わる必要がある。仮に運転時間がばらつくと、余裕をもって運転を終わらせるための時間設定とならざるを得ない。この場合、ユーザが指定した予定時間よりも洗濯運転が早く終わる場合が生じやすくなり、ユーザは冷めて硬く湿った感触の衣類を取り出すことが生じ得る。そこで、プリヒート最終脱水行程では衣類の乾燥によりアンバランス量が小さくなる場合もあるため、脱水行程1で用いられる閾値T1~T5に対してプリヒート最終脱水行程で用いられる閾値T1R~T5Rを大きく設定すると、不要なリトライ動作を減らし、規定通りの時間で運転を行いやすくなる。
一方で、静音コースでは、プリヒート最終脱水行程で用いる閾値T1S~T5Sを小さくすることで、厳選されたアンバランス条件のみでプリヒート最終脱水行程が立ち上がるようにする。これにより、振動および騒音を低減することができる。
以上、いくつかの実施形態について説明したが、実施形態は上記例に限定されない。例えば、上述した2つ以上の実施形態は、互いに組み合わされて実現されてもよい。例えば、第2から第5の実施形態においてプリヒート最終脱水行程で用いられる閾値は、第1実施形態と同様に、ドラム14の低い速度に対応する閾値ほど小さい閾値に変更されてもよく、第1加速度指標値に対応する閾値と、第2加速度指標値に対応する閾値とで差を付けて変更してもよい。
上述した実施形態では、プリヒート最終脱水行程で用いられる閾値を変更することについて説明した。ただし、一連の洗濯運転の最後に行われる脱水行程(第2脱水行程)は、プリヒート最終脱水行程に限定されず、乾燥運転を伴わない通常の最終脱水行程でもよい。すなわち、閾値変更部56は、脱水行程1で用いられる閾値に対して通常の最終脱水行程で用いられる閾値を変更してもよい。例えば、通常の最終脱水行程でのドラム14の最高回転数は、脱水行程1または脱水行程2でのドラム14の最高回転数よりも高いが、これに限定されない。例えば、通常の最終脱水行程の実施時間は、脱水行程1または脱水行程2の実施時間よりも長いが、これに限定されない。
上述した実施形態では、脱水行程1で用いられた閾値に対して最終脱水行程で用いられる閾値が小さくなるように変更される場合を中心に説明した。ただし、実施形態はこのような例に限定されない。例えば、脱水行程1と比べて最終脱水行程でのアンバランス状態が小さくなりやすい場合、脱水行程1で用いられた閾値に対して最終脱水行程で用いられる閾値が大きくなるように変更されてもよい。また、上述した実施形態は、ドラム式の洗濯機に限定さえず、回転槽が水平に配置される縦置き式の洗濯機に適用されてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、洗濯機は、振動検出部により検出された値と閾値とに基づき、脱水動作の進め方に関する判定を行う判定部と、一連の洗濯運転の途中で行われる第1脱水行程で用いられる前記閾値に対して、前記洗濯運転の最後に行われる第2脱水行程で用いられる前記閾値を変更する閾値変更部とを備える。このような構成によれば、ユーザが求める性能を高いレベルで実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…洗濯乾燥機(洗濯機)、13…水槽、14…ドラム(回転槽)、51…振動検出部、52…重量検出部、53…布質検出部、54…温度検出部、55…脱水動作判定部(判定部)、56…閾値変更部。

Claims (10)

  1. 水槽と、
    前記水槽内に配置されて衣類が収容される回転槽と、
    前記回転槽を回転駆動するモータと、
    前記水槽または前記回転槽の振動に関する値を検出する振動検出部と、
    前記振動検出部により検出された前記値と閾値とに基づき、脱水動作の進め方に関する判定を行う判定部と、
    一連の洗濯運転の途中で行われる第1脱水行程で用いられる前記閾値に対して、前記洗濯運転の最後に行われる第2脱水行程で用いられる前記閾値を変更する閾値変更部と、
    を備えた洗濯機。
  2. 前記判定部は、前記脱水動作の進め方として、脱水動作のやり直しまたは許容される前記回転槽の最高回転数を判定する、
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記閾値変更部は、前記第1脱水行程で用いられる前記閾値に対して、前記第2脱水行程で用いられる前記閾値を小さくする、
    請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記第2脱水行程は、前記第1脱水行程と比べて前記回転槽の最高回転数が高く、
    前記閾値変更部により小さく変更される前記閾値は、前記第1脱水行程における前記回転槽の最高回転数の半分以下の回転数に対応する閾値を含む、
    請求項3に記載の洗濯機。
  5. 前記閾値は、前記水槽または前記回転槽の複数の位置に対応する複数の閾値を含み、
    前記閾値変更部は、前記第1脱水行程で用いられる前記複数の閾値に対して、前記第2脱水行程で用いられる前記複数の閾値を、前記モータの回転軸から遠い位置に対応する閾値ほど小さくする割合を増やして小さくする、
    請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 前記閾値は、前記回転槽の複数の速度に対応する複数の閾値を含み、
    前記閾値変更部は、前記第1脱水行程で用いられる前記複数の閾値に対して、前記第2脱水行程で用いられる前記複数の閾値を、低い速度に対応する閾値ほど小さくする割合を増やして小さくする、
    請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 前記回転槽に収容された衣類の重量を検出する重量検出部をさらに備え、
    前記閾値変更部は、前記重量検出部により検出された前記衣類の重量に応じて、前記第1脱水行程で用いられる前記閾値に対して前記第2脱水行程で用いられる前記閾値を変化させる割合を異ならせる、
    請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の洗濯機。
  8. 前記回転槽に収容された衣類の布質を検出する布質検出部をさらに備え、
    前記閾値変更部は、前記布質検出部により検出された前記衣類の布質に応じて、前記第1脱水行程で用いられる前記閾値に対して前記第2脱水行程で用いられる前記閾値を変化させる割合を異ならせる、
    請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載の洗濯機。
  9. 前記洗濯機の周囲環境の温度を検出する温度検出部をさらに備え、
    前記閾値変更部は、前記温度検出部により検出された前記周囲環境の温度に応じて、前記第1脱水行程で用いられる前記閾値に対して前記第2脱水行程で用いられる前記閾値を変化させる割合を異ならせる、
    請求項1から請求項8のうちいずれか1項に記載の洗濯機。
  10. 前記閾値変更部は、衣類の重量または周囲環境の温度が同じである場合でも、選択された運転コースに応じて、前記第1脱水行程で用いられる前記閾値に対して前記第2脱水行程で用いられる前記閾値を変化させる割合を異ならせる、
    請求項1から請求項9のうちいずれか1項に記載の洗濯機。
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