JP2023025370A - カメラモジュール、撮像システムおよび移動体 - Google Patents
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Abstract
Description
このような車載カメラ等のカメラモジュールは、一般に、複数のレンズが光軸に沿って並べられて成るレンズ群と、このレンズ群を収容保持する鏡筒と、レンズ群の少なくとも一個所のレンズ間に配置される絞り部材とを有するレンズユニットを備える。
絞り部材は、通過する光の範囲を制限するものであり、絞り部材を適切な位置に配置することでゴーストを適切に抑えることができ、カメラの光学性能を向上させることができる。
また、このようなレンズユニットを有するカメラモジュールは、レンズ群と、当該レンズ群の結像位置に配置された撮像センサとを備えており、当該撮像センサはレンズ群の光軸に対して垂直に配置されている。
前記撮像素子は、前記レンズ群の光軸に対して傾斜して配置され、
前記撮像素子で反射した反射光を入射させて、当該反射光を吸光する吸光部材を備えたことを特徴とする。
前記吸光部材は光軸と交差する方向において前記撮像素子の外側に配置されていてもよい。
前記ライダー素子は、前記表面の短辺が前記光軸に対して傾斜するように配置されていてもよい。
40°≦θ≦60°に設定されていてもよい。
ここで、カメラモジュール(レンズ群)のF値が2.0の場合、θ=60°となり、F値が1.0の場合、θ=45°となり、F値が0.9の場合、θ=40°となる。
したがって、F値が大きいほどライダー素子の傾斜角θは大きくなる。傾斜角θはライダー素子の短辺と光軸とのなす角であるので、傾斜角θが90°の場合にライダー素子が光軸に対して垂直に配置される従来の配置である。この配置位置を水平位置とすると、傾斜角θが90°より小さくなるほど、ライダー素子は水平位置からの傾きが大きくなり、F値が小さくなる。
前記保持部材の内周面に前記吸光部材が設けられていてもよい。
なお、以下で説明する本実施形態のレンズユニットは、特に車載カメラ等のカメラモジュール用のものであり、例えば、自動車の外表面側に固定して設置され、配線は自動車内に引き込まれてディスプレイやその他の装置に接続される。また、図1および図2においてレンズについてはハッチングを省略している。
図1および図2に示すように、カメラモジュール10は、レンズユニット11と、撮像センサ20と、吸光部材30とを備えている。
また、最も物体側に位置する第1レンズ13と、この第1レンズ13に像側で隣接する第2レンズ14とは、レンズ間空間k内が外部に対して密閉されるように低透湿性接着剤によって接着防水されていても構わない。レンズ間空間kは、第1レンズ13の像側の端面に形成された凹面と第2レンズ14の物体側の端面に形成された凹面との間に形成された空間である。
また、本実施形態において、像側に位置する2つの第4および第5レンズ16,17は貼り合わせレンズであるが、そうである必要はない。なお、これらのレンズ13,14,15,16,17の表面には、必要に応じて、反射防止膜、親水膜、撥水膜等が設けられる。
また、本実施形態では、鏡筒内にОリング等の弾性シール部材は設けられていないがそうである必要はない。
また、鏡筒12の像側の端部(図1および図2において下端部)には、第5レンズ17よりも径の小さい開口部を有する内側フランジ部12bが設けられている。この内側フランジ部12bとカシメ部12aとにより、鏡筒12内にレンズ群Lを構成する複数のレンズ13,14,15,16,17と絞り部材18a,18bとが光軸方向で保持固定されている。
なお、鏡筒12の外周面には、鏡筒12を車載カメラに設置する際に用いられる外側フランジ部12cが鏡筒12の外周面に鍔状に設けられている。
上ケース51は、レンズユニット11の物体側の端部を露出させるとともに他の部分を覆う部材である。保持部材52は、底部を有する円筒状に形成されており、上ケース51の内部に配置され、鏡筒12の外周部に設けられた雄ねじ12dと螺合する雌ねじ52dを有する。雌ねじ52dに雄ねじ12dを螺合すことによって、保持部材52に鏡筒12が螺着され、これによって、レンズユニット11は保持部材52によって保持されている。
また、上ケース51の上端部内面にはシール部材53が設けられている。このシール部材53は、上ケース51の内面とレンズユニット11の鏡筒12の外周面との間に介挿された部材であり、上ケース51の内部の気密性を保持するための部材である。
また、保持部材52の内部には、有底円筒状の収容部52aが設けられており、この収容部52aにライダーセンサ20が収容されている。
図3に示すように、ライダー素子22は、表面が縦長の長方形状に形成されており、この表面にレンズ群Lからの光が結像するようになっている。また、図1に示すように、ライダー素子22は、光軸Oに対して角度θだけ傾斜して配置されている。つまり、ライダー素子22は、長方形状の表面の短辺が光軸Оに対して傾斜角θで傾斜するように、配置されている。言い換えると、ライダー素子22の表面が光軸Оに対して直交する位置を水平位置とすると、この水平位置から結像位置を中心に短辺が時計回りに(90°-θ)だけ傾斜するように、ライダー素子22が配置されている。
そして、本実施形態では、ライダー素子22の傾斜角θは45°に設定されているが、この傾斜角θは、45°に限らず、40°≦θ≦60°に設定される。
そして、ライダー素子22の光線入射角度0°の結像位置、つまり、光軸方向の入射角度が0°の結像位置がライダー素子22の中心О22となるように、ライダー素子22は、長方形状の表面の短辺が光軸Оに対して傾斜角θで傾斜するように、配置されている。
なお、レンズユニットのF値が2.0の場合、前記傾斜角θ=60°となる。F値が大きくなるほど、傾斜角θが大きくなり、F値が小さくなるほど、傾斜角θは小さくなる。傾斜角θはライダー素子22の表面の短辺と光軸とのなす角であるので、傾斜角θが90°の場合にライダー素子が光軸に対して垂直に配置される従来の配置である。この配置位置を水平位置とすると、傾斜角θが90°より小さくなるほど、ライダー素子は水平位置からの傾きが大きくなる。
なお、本実施形態では、撮像センサ20として、ライダーセンサ20を使用したが、本発明はこれに限らず、横方向の長さVが短いビューセンサ、センシングセンサ、ラインセンサ、等を使用してもよい。
センサ支持部材35,35は収容部52aの底面に固定され、光軸直交方向において対向している。センサ支持部材35,35の上端部には、断面L形の係合部35a,35aが対向して形成され、当該係合部35a,35aにライダーセンサ20の基板21の左右端部が係合されている。
このため、光軸直交方向においてライダー素子22の外側に吸光部材(ライトトラップ)30が配置され、当該吸光部材30に前記反射光Rを入射させて、吸光部材30に吸光させる。
つまり、吸光部材30は、ライダー素子22の傾斜角θ、レンズユニット11のF値、結像光の入射角に応じて、ライダー素子22の表面で反射してなる反射光Rが直接入射できるような位置に配置されている。
静電植毛からなる吸光部材30は、収容部52aの内周面全体に設ける必要はなく、ライダー素子22の外側(光軸Оと直交する方向外側)で、かつ反射光Rが向かう方向に対向させて設ければよく、吸光部材30の基材32をこのような位置において、保持部材52の内周面に接着剤によって貼付け固定すればよい。
図4はライダー素子を光軸に対して垂直に配置した従来例を示し、図5はライダー素子を傾斜角45°で光軸に対して傾斜させた本発明例を示す。
図4および図5において、縦軸は放射照度(W/m2)を示し、横軸は、ライダー素子において受光した位置を、ライダー素子の中心を基準として示す。ライダー素子の表面(受光面)の中心位置を「0」とすると、ライダー素子の短辺方向の一方側と他方側に離れた位置をそれぞれ+mm単位の数値および-mm単位の数値で示す。
一方、図5に示すように、ライダー素子を傾斜角45°で光軸に対して傾斜させた本発明例では、ライダー素子の表面で反射した反射光は吸光部材に吸光され迷光とならないため、光源像のみが検出され、ゴーストの発生を抑制できる。
また、反射光Rがレンズ群Lとライダー素子22との間において、光軸Оと交差する方向に向かうように、ライダー素子22が傾斜しており、吸光部材30は光軸Оと交差する方向においてライダー素子22の外側に配置されているので、反射光Rは、レンズ群Lやその他の光学部品に向かうことなく、吸光部材30によって吸光される。したがって、より効果的にゴーストの発生を抑制できる。
加えて、ライダー素子22の傾斜角θが、40°≦θ≦60°に設定されているので、ライダー素子22の反射光によるゴーストの発生を効果的に抑制できる。
また、本実施形態では、鏡筒12を段付きの円筒状としたが、ストレートの円筒状に形成してもよい。
11 レンズユニット
13~17 レンズ
22 ライダー素子(撮像素子)
30 吸光部材
52 保持部材
L レンズ群
240 車両(移動体)
242 処理装置
243 表示装置
250 撮像装置
252 制御部
Claims (7)
- 複数のレンズが当該レンズの光軸方向に沿って並べられたレンズ群と、当該レンズ群の結像位置に配置されて、前記レンズ群を通じて集光される光を電気信号に変換する撮像素子とを備えたカメラモジュールであって、
前記撮像素子は、前記レンズ群の光軸に対して傾斜して配置され、
前記撮像素子で反射した反射光を入射させて、当該反射光を吸光する吸光部材を備えたことを特徴とするカメラモジュール。 - 前記反射光が前記レンズ群と前記撮像素子との間において、光軸と交差する方向に向かうように、前記撮像素子が傾斜しており、
前記吸光部材は光軸と交差する方向において前記撮像素子の外側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。 - 前記撮像素子は、表面が長方形状のライダー素子であり、
前記ライダー素子は、前記表面の短辺が前記光軸に対して傾斜するように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のカメラモジュール。 - 前記ライダー素子の前記短辺と前記光軸とのなす角を傾斜角θとすると、
40°≦θ≦60°に設定されていることを特徴とする請求項3に記載のカメラモジュール。 - 前記撮像センサを保持する筒状の保持部材を備え、
前記保持部材の内周面に前記吸光部材が設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のカメラモジュール。 - 請求項5に記載のカメラモジュールと、前記カメラモジュールを制御するとともに前記カメラモジュールの撮像素子から出力される電気信号を処理する制御部とを有する撮像装置と、
前記撮像装置により取得される画像信号を処理する処理装置と、
前記処理装置により処理されて出力される画像を表示する表示装置と、
を有することを特徴とする撮像システム。 - 請求項6に記載の撮像システムを搭載し、前記表示装置により乗員への情報を出力することを特徴とする移動体。
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