JP2023024062A - レーザ加工機及び遮光用台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】4×8の定尺板金の加工が可能でありながら省スペース化が図れるレーザ加工機を提供する。【解決手段】レーザ加工機(91)は、板金のワーク(W)を支持するパレット(81),パレット(81)に支持されたワーク(W)に向けレーザビーム(Ls)を射出するレーザ加工ヘッド(924a),及びパレット(81)を基準位置と張り出し位置との間で移動可能に支持する架台(921)を備えた加工本体部(92)と、加工本体部(92)の全体を覆う本体部カバー(95)と、本体部カバー(95)からパレット(81)が外部に張り出した張り出し部(81R)を覆うよう本体部カバー(95)に対し連結可能な遮光性を有する台車(94)とを備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、レーザ加工機及び遮光用台車に関する。
特許文献1に、加工テーブルの上面を覆う遮光カバーを有するレーザ加工機が記載されている。特許文献1に記載された遮光カバーはテレスコピック型で、加工テーブルの上面を覆う面積を調整自在となっている。
特許第6438710号公報
レーザ加工機は、一般に、例えばいわゆる4×8(1219mm×2438mm)の定尺板金を載置できるパレットを装備し、レーザ加工ヘッドを、パレットに載置された4×8の定尺板金の全領域を加工可能に二次元移動させるようになっている。そのため、レーザ加工機には、4×8の定尺板金を載置できるパレットの全体を覆うことができ、加工部位からの光が外部に漏出するのを遮る遮光カバーが備えられている。
ところで、レーザ加工機は、例えば4×8の半分のサイズの4×4(1219mm×1219mm)の定尺板金の加工にも多用されている。使用者によっては、レーザ加工機で主として4×4の定尺板金の加工を行い、4×8の定尺板金を加工する頻度が少ない場合も多い。
そのため、4×4の定尺板金を主に加工する使用者からは、レーザ加工機及び遮光カバーに対し省スペース化の要望が強い。
すなわち、本発明の一態様は、例えば4×4サイズの加工領域を持つ加工機で4X8の定尺板金の加工が可能であり、言い換えれば4×8の定尺板金の加工が可能でありながら省スペース化が図れるレーザ加工機とそのレーザ加工機に備えられた遮光用台車である。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は次の構成を有する。
1) 板金のワークを支持するパレット,前記パレットに支持されたワークに向けレーザビームを射出するレーザ加工ヘッド,及び前記パレットを基準位置と張り出し位置との間で移動可能に支持する架台を備えた加工本体部と、前記加工本体部の全体を覆う本体部カバーと、前記本体部カバーから前記パレットが外部に張り出した張り出し部を覆うよう前記本体部カバーに対し連結可能な遮光性を有する台車と、を備えたレーザ加工機である。
これにより、本発明の一態様のレーザ加工機は、ワークが例えば4×8の定尺板金の場合には台車を連結して張り出したパレット及び開口部を覆って漏出する反射ビームを遮光でき、例えば4×4の定尺板金の加工は省スペースで実行できる。
2) 加工本体部の全体を覆う本体部カバーを有するレーザ加工機の前記本体部カバーに対し連結及び分離が可能に用いられ、独立して移動可能であり、前記本体部カバーに連結した場合に前記本体部カバーから外部に張り出したワーク部分を覆う遮光用台車である。
これにより、本発明の一態様の台車は、ワークが例えば4×8の定尺板金の場合には本体部カバーに連結して張り出したパレット及び開口部を覆って漏出する反射ビームを遮光でき、例えば4×4の定尺板金の加工は省スペースで実行できる。
本発明の一態様によれば、例えば4×8の定尺板金の加工が可能でありながら省スペース化が図れる。
図1は、本発明の実施の形態に係るレーザ加工機の実施例であるレーザ加工機91を示す斜視図である。 図2は、レーザ加工機91における加工本体部92の第1態様の概要を示す斜視図である。 図3は、加工本体部92の第2態様の概要を示す斜視図である。 図4は、加工本体部92のパレット81の位置及び加工可能な領域AR1を説明するための模式図であり、図4(a)はパレット81の基準位置、図4(b)はパレット81の張り出し位置を示している。 図5は、加工本体部92が第2態様にあるときのレーザ加工機91を示す斜視図である。 図6は、レーザ加工機91が備える台車94の待機状態を示す一部断面の前面図である。 図7は、台車94の使用状態を示す一部断面の前面図である。 図8は、台車94の使用状態を示す斜視図である。 図9は、台車94が備えるハンドルユニット5の斜視図である。 図10は、ハンドルユニット5の二つの状態を示す図であり、図10(a)はアンロック状態を示し図10(b)はロック状態を示す。 図11は、台車94の検出ドグ71の出没動作を示す図であり、図11(a)はオフ状態、図11(b)はオン状態を示す。 図12は、検出ドグ71,72を出没させるリンク動作を示す第1の図である。 図13は、検出ドグ71,72を出没させるリンク動作を示す第2の図である。 図14は、台車94を使用状態として本体部カバー95に取り付けた状態を示す斜視図である。 図15は、図14におけるS15-S15位置での断面図である。
(実施例)
本発明の実施の形態に係るレーザ加工機及び遮光用台車を、実施例のレーザ加工機91及び台車94によって説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るレーザ加工機の実施例であるレーザ加工機91を示す斜視図である。説明の便宜上、上下左右前後の各方向を、図に記載された矢印の方向で規定する。
レーザ加工機91は、加工本体部92と、加工本体部92の全体を覆う本体部カバー95と、遮光用の台車94と、操作装置93とを有する。
本体部カバー95は、前面に、右方に移動して開状態となるスライドドアとして、スライド第1扉953及びスライド第2扉954を有する。
本体部カバー95は、左側面の概ね上半分に、後方に移動して開状態となるスライドドアとして、側面右ドア951及び側面左ドア952を有する。側面左ドア952の左側には、側面パネル955が固定して設置されている。側面右ドア951及び側面左ドア952は、一点鎖線で示されるように、側面パネルの内側を通して左方に移動して、図1に示される閉状態の部分を開放できる。
本体部カバー95は、側面右ドア951及び側面左ドア952の下側に、下方へスライドして開状態となる上下スライドドア956を有する。
本体部カバー95は、スライド第1扉953,スライド第2扉954,側面右ドア951,及び側面左ドア952がドア開閉安全装置(不図示)及び制御装置928(図3参照)と連動し、レーザ加工が実行されているときに開状態にすると加工が停止するようになっている。これにより、作業者は、本体部カバー95の内部に収容した加工本体部92に対して安全にアプローチできる。
上下スライドドア956は、開状態で加工本体部92が有するパレット81(図2及び図3参照)の出入りを許容する。
図2は、レーザ加工機91(図1参照)における加工本体部92の第1態様の概要を示す斜視図である。図3は、加工本体部92の第2態様の概要を示す斜視図である。
加工本体部92は、架台921,パレット81,前ガイド925,後ガイド926,クランプ927,キャレッジ923,ヘッドキャリア924,レーザ発振器922,及び制御装置928(図3参照)を有する。第1態様に対し第2態様は、パレット81が左方に移動した状態となっている。制御装置928は、レーザ加工機91の動作を制御する。
架台921は、左右方向を長手として概ね直方体に枠組みされている。架台921の上面には、パレット81が設置されている。
パレット81は、4×8の定尺板金を載置可能な大きさを有し、左右方向を長手として架台921上に配置されている。パレット81は、図2に示されるように架台921からはみ出さない基準位置と、図3に示されるように左方に移動して一部が架台921から左方に張り出した張り出し位置との間で、架台921上を左右に移動可能となっている。
パレット81は、鋸刃状の支持部を上部に有して前後方向に延びる板状のスキッド82を複数枚有する。複数枚のスキッド82は、左右方向に平行に併設されてスキッド群82Gを構成している。
前ガイド925及び後ガイド926は、それぞれ架台921の上部の前端及び後端に設置されている。
キャレッジ923は、前ガイド925及び後ガイド926に跨るコ字状を呈する。キャレッジ923は、前ガイド925及び後ガイド926により、左右方向に所定の範囲で移動可能に支持されている。
クランプ927はパレット81に固定されて複数備えられている。複数のクランプ927は、スキッド群82Gに載置された板金を把持する。
レーザ発振器922は、架台921の右端側の上部に配置されている。レーザ発振器922の下方には、隙間を介して制御装置928(図3参照)が配置されている。
パレット81が基準位置にあるときに、パレット81の右部は、制御装置928とレーザ発振器922との間の隙間に進入している。
ヘッドキャリア924は、キャレッジ923により、前後方向に移動可能に支持されている。ヘッドキャリア924は、下部に、下方にレーザビームLs(図15参照)を射出するレーザ加工ヘッド924aを有する。
図3に示されるように、パレット81は、矢印DR1のように基準位置と張り出し位置との間を左右方向に手動又は自動で移動可能である。
すなわち、パレット81は、作業者の手作業で移動させる、又はパレット81とキャレッジ923とを機械的に連結することでキャレッジ923の移動と共に移動させる。
レーザ加工機91(図1参照)は、レーザ加工ヘッド924aから射出したレーザビームLs(図15参照)によるレーザ加工を、キャレッジ923の左右方向の移動及びヘッドキャリア924の前後方向の移動により、所定の矩形範囲に対し行うことができる。
図4は、加工本体部92(図2及び図3参照)のパレット81の位置及び加工可能な領域AR1を説明するための模式図であり、図4(a)はパレット81が基準位置にあるとき、図4(b)はパレット81が張り出し位置にあるときを示している。図4(a)及び図4(b)には、レーザビームの照射位置の例が照射位置PLで示されている。図5は、加工本体部92が第2態様にあるときのレーザ加工機91を示す斜視図である
図4(a)において、パレット81の上に4×8の定尺板金であるワークWが位置決め載置されている。
加工本体部92(図2及び図3参照)は、パレット81が基準位置にあるときに、パレット81の右側部分がレーザ発振器922とその下の制御装置928(図3参照)との間に進入している。
図4(a)に示されるように、キャレッジ923は、矢印DR2のように左右方向に距離Lx1の範囲を移動し、レーザ加工ヘッド924a(図2及び図3参照)を一体的に搭載したヘッドキャリア924(図2及び図3参照)は、前後方向に距離Ly1の範囲を移動する(矢印DR2y参照)。これにより加工本体部92(図2及び図3参照)は、右上がりのハッチングで示された距離Lx1×距離Ly1の領域AR1が加工可能領域となっている。
図4(b)に示されるように、加工本体部92(図2及び図3参照)は、パレット81を基準位置から左方に最大で距離L81だけ移動可能となっている。距離L81は、距離Lx1よりも距離Laだけ短い。これにより、パレット81が基準位置にあるときの加工可能な領域AR1は、張り出し位置で領域ARW1となり、張り出し位置での加工可能な領域AR1と左右方向に距離Laの幅で範囲が重なる。
すなわち、加工本体部92は、加工可能な領域が4×4の定尺板金相当の小さい領域に設定された省スペースな装置であっても、パレット81を移動させて加工することで加工可能な領域を相対的に拡張して4×8の定尺板金の加工が可能になっている。
加工本体部92(図2及び図3参照)は、4×4の定尺板金のレーザ加工を、パレット81を基準状態のまま行うことができる。従って、加工本体部92の全体を覆う本体部カバー95は、図1に示されるように、パレット81(図2及び図3参照)が架台921(図2及び図3参照)から張り出していない状態に対応したコンパクトなサイズで形成される。
一方、4×8の定尺板金をレーザ加工する場合は、加工の途中でパレット81を張り出し位置に移動する。
本体部カバー95は、上下スライドドア956がパレット81の位置に対応して設けられている。すなわち、図5に示されるように、上下スライドドア956を下げて得られた開口部956aを通して(通過させて)、パレット81を矢印DR4に示されるように本体部カバー95に干渉させることなく張り出し位置に移動できる。パレット81が張り出し位置にあるときに、開口部956aから外部に張り出して露出した部分は張り出し部81Rである。
張り出し位置に移動したパレット81と開口部956aとの間には隙間がある。その隙間から、レーザビームLs(図15参照)の反射ビームLN(図15参照)が外部に漏出することを防止するために、レーザ加工機91は遮光用の台車94を備えている。次に、この台車94について、図6~図13を参照して詳述する。
図6は、レーザ加工機91(図5参照)が備える台車94の待機状態を示す一部断面の前面図である。図7は、台車94の使用状態を示す一部断面の前面図である。図8は、台車94の使用状態を示す斜視図である。図9は、台車94(図8参照)が備えるハンドルユニット5の斜視図である。図10は、ハンドルユニット5(図9参照)の二つの状態を示す図であり、図10(a)はアンロック状態を示し図10(b)はロック状態を示す。図11は、台車94(図8参照)の検出ドグ71の出没動作を示す図であり、図11(a)はオフ状態、図11(b)はオン状態を示す。図12は、検出ドグ71,72を出没させるリンク動作を示す第1の図である。図13は、検出ドグ71,72を出没させるリンク動作を示す第2の図である。
図6及び図7に示されるように、台車94は、テレスコピック型に構成された3つの筒状部材である、基体カバー1,中間カバー2,及び先端カバー3を有する。基体カバー1,中間カバー2,及び先端カバー3は、いずれも遮光性を有し、例えば金属で形成されている。
基体カバー1の下部には、基体ベース12及び基体キャスタ部13が設けられている。先端カバー3の下部には、先端ベース32及び先端キャスタ部33が設けられている。台車94は、基体キャスタ部13及び先端キャスタ部33により、床面FL上を手押しで移動可能である。
台車94は、テレスコピック型の構造を有して、作業者の手作業で左右方向に伸縮自在となっている(図7の矢印DR5参照)。
図6は、台車94を使用しないときに左右方向のサイズを小さくした待機状態を示している。具体的には、台車94は、待機状態において、中間カバー2は全体が基体カバー1の内側に収容され、先端カバー3は大部分が中間カバー2の内側に収められる。
基体カバー1と中間カバー2との係合、及び中間カバー2と先端カバー3との係合にはスライドレール(不図示)が用いられている。そのため、作業者は中間カバー2及び先端カバー3の移動をスムースに行うことができる。
待機状態において、先端カバー3は、先端ベース32及び先端キャスタ部33を含む先端側が基体カバー1に収容されずに外部に露出している。この状態で台車94は、基体キャスタ部13及び先端キャスタ部33が床面FLに接地して自立する。
台車94は、基体カバー1の左面及び先端カバー3の上面に、それぞれ取っ手14及び取っ手36が取り付けられている。作業者は、取っ手14を掴んで台車94を移動させ、取っ手36を掴んで先端カバー3を基体カバー1から手作業で引き出すことができる。
図7及び図8は、基体カバー1から先端カバー3を最大に引き出した使用状態を示している。
図7に示されるように、台車94は、テレスコピック型構造により、基体カバー1は開口縁部に内向きフランジ1aを有し、中間カバー2は開口縁部に内向きフランジ2aを有している。また、中間カバー2は、内向きフランジ1aに引っ掛かって引き抜きを規制する外向きフランジ2bを有し、先端カバー3は、内向きフランジ2aに引っ掛かって引き抜きを規制する外向きフランジ3bを有する。
これにより、基体カバー1から先端カバー3を最大に引き出した位置が使用状態の引き出し位置として規定される。
図8に示されるように、台車94は、先端カバー3の先端ベース32に、ハンドルユニット5,ロック部6,及び状態判別部7を備えている。
ハンドルユニット5は、先端カバー3と基体カバー1とを移動不能に連結するロック及びそのロックの解除を行う機能と、ロック部6によって台車94と加工本体部92(図2及び図3参照)とを連結するロック及びそのロックの解除を行う機能とを有する。
状態判別部7は、加工本体部92に設けられた安全装置59,60(図1参照)によって台車94が使用状態にあるかないかを判定させる機能を有する。
先端カバー3の上部の先端面は、突出量が異なって段差となっている3つの部分を有し、突出量が多い順に第1端面37,第2端面38,及び第3端面39となっている。
次に、ハンドルユニット5及びロック部6について、図9と、図10(a)及び図10(b)とを参照して説明する。
ハンドルユニット5は、ユニットボックス51,ベースプレート321,ハンドルシャフト54,ロックプレート55,及びハンドル52を含んで構成されている。
図9に示されるように、ハンドル52は、上下に延びる軸線CL51まわりの所定角度範囲を人手によって回動することができる(矢印DR6参照)。
図8にも示されるように、基体カバー1の下部前面には、ハンドル52の柄を所定の力以上で嵌入でき、嵌入したハンドル52を保持するハンドルロック具15が取り付けられている。
すなわち、ハンドルロック具15は、先端カバー3及び中間カバー2を基体カバー1の内部に入れ込んだ待機状態でハンドル52が嵌入可能であり、ハンドル52が嵌入されると、そのハンドル52を保持する。
これにより、先端カバー3を基体カバー1から引き出し不能にロックできる。
図8に示されるように、ハンドル52を含むユニットボックス51は、前側にのみ設けられており、前後方向に延びる回動軸線CL5(図9参照)を軸線とするハンドルシャフト54と一体的に連結されている。ハンドル52は、ハンドルロック具15から外れているときに、矢印DR7(図9参照)に示されるように、回動軸線CL5のまわりに手作業で回動できる。
図10(a)及び図10(b)は、図9に示されるハンドルユニット5の、ハンドル52を含むユニットボックス51を外した状態のロック部6を、前方から見た図である。
ロック部6は、ハンドルシャフト54,ロックプレート55,及びベースプレート321を含んで構成され、先端ベース32(図9参照)に、前後一対備えられている。
ベースプレート321は、先端ベース32の前部に固定されて左右上下に延在する板状部材である。ベースプレート321は、右縁部から左方に向けて横向きのU字状に切り込まれた係合部321aを有する。
ロックプレート55は、ハンドルシャフト54に対し、ベースプレート321と平行な姿勢で固定された板状部材である。ロックプレート55は、山形に切り込まれた切込み部56を有する。
図8に示されるように、ハンドルシャフト54は先端ベース32の後部にまで延び、後方側のロック部6のロックプレート55(不図示)に連結している。
一方、本体部カバー95には、図1に示されるように、左側面の下部の前側及び後側に、それぞれピン57及びピン58が配置されている。
ピン57及びピン58は、前後方向に延びる姿勢で互いの先端面が対向する向きに取り付けられた円柱状部材である。
台車94を使用姿勢で本体部カバー95の左側部に宛がうと、ピン57は、図10(a)に示されるように前側のロック部6のベースプレート321における係合部321aに進入し、ピン58は後側のロック部6の係合部321a(不図示)に進入する。
ピン57,58(図1参照)が係合部321aに進入した状態で、図9に示されるようにハンドル52及びユニットボックス51を回動軸線CL5の時計まわり方向に回動させると、ロックプレート55が図10(a)における時計回りに回動する(矢印DR8)。そして、ロックプレート55は、図10(b)に示されるように、係合部321aの出口側を塞いでピン57の係合部321aからの離脱を規制する。
すなわち、台車94(図1参照)と本体部カバー95(図1参照)とが連結しロックされる。
このロック部6によるロック動作を行うには、ハンドル52(図9参照)がハンドルロック具15(図9参照)に保持されていないことが必要である。そのため、台車94が(図1参照)待機状態でロックされたまま、本体部カバー95(図1参照)に連結してロックされることが阻止される。
図8に示されるように、状態判別部7は、先端ベース32の右面においてロック部6の上方に前後一対設けられている。状態判別部7は、台車94が待機状態にあるか使用状態にあるかを機械的に判別するための構造を有する。
状態判別部7は、図11(a)及び図11(b)に示されるように、開口部323及び検出ドグ71を有する。検出ドグ71は、開口部323の奥の位置である没入位置と開口部323のほぼ開口面近傍まで移動して開口部を塞ぐ塞口位置との間で移動する。この検出ドグ71の位置の違いが待機状態と使用状態との違いを示し、それぞれを判別可能となっている。
検出ドグ71,72の移動は、図12及び図13に示されるように、テレスコピック型の先端カバー3及び中間カバー2の出入り移動に伴って動作するリンク機構Rで行われる。
図12に示されるように、リンク機構Rは、中央連結部756と、リンクバー75,76と、プッシュバー73,74と、検出ドグ71,72とを有する。
先端カバー3は、奥側(左側)の前後の隅部に斜めに配置されたアングル34,35を有する。
中央連結部756は、中間カバー2の先端縁(右端縁)の前後方向の中央に固定され、中間カバー2の出入り移動に伴い左右方向に移動する(矢印DR7参照)。
中央連結部756には、リンクバー75,76の右方の端部が回動可能に連結されている。リンクバー75,76は、全長がスライド構造により伸縮可能である。
リンクバー75,76の左方端部に近い位置にあるアングル連結部77,78に、それぞれアングル34,35が回動可能に連結されている。
プッシュバー73,74は、左右方向に延びる姿勢で、左方の端部がそれぞれリンクバー75,76の左方の端部に回動可能に連結され、左右方向に移動可能となっている。
この構成により、リンク機構Rは、図12に示される待機状態から、図13に示されるように先端カバー3を中間カバー2に対して右方に引き出すと(矢印DR8)、中央連結部756が相対的に左方に移動する(矢印DR9)。
中央連結部756の移動により、リンクバー75,76は、長さが短くなりながらアングル連結部77,78を中心として回動する。
これに伴い、バー連結部79,80の位置が右方に移動するので、プッシュバー73,74は先端カバー3に対し右方に移動する(矢印DR10)。
すなわち、プッシュバー73,74の先端に取り付けられた検出ドグ71,72は右方に移動し、開口部323(図11参照)において没入位置から塞口位置へ移動する。
加工本体部92(図1参照)には、台車94(図8参照)における前後の開口部323(図8参照)それぞれに対応して安全装置59,60(図1参照)が備えられている。
安全装置59,60は、台車94の連結に伴い検出ドグ71,72が没入位置にあるかあるいは塞口位置にあるかを接触子(不図示)によって開口部323の開塞として検出する。
制御装置928(図3参照)は、図11に示されるように検出ドグ71,72が没入位置にあると安全装置59,60が検出した場合、その検出結果に基づいて開口部323が開いていると判定し、レーザ加工の動作を禁止する。また、制御装置928(図3参照)は、検出ドグ71,72が塞口位置にあると安全装置59,60が検出した場合、その検出結果に基づいて開口部323が塞がっていると判定し、レーザ加工の動作を許容する。
詳しくは、レーザ加工機91(図1参照)の制御装置928(図3参照)は、図5に示されるようにパレット81が張り出し位置にある場合、レーザ加工機91に台車94が連結され、かつ先端カバー3及び中間カバー2が引き出された使用状態にあって安全装置59,60(図1参照)により開口部323(図8参照)が塞口状態にあると検出されたときにのみレーザ加工動作を実行する。
これにより、台車94が正しく装着されていないときにレーザ加工が実行されて開口部956aからビームが漏れる不具合が防止される。
図14は、台車94を使用状態として本体部カバー95の開口部956aまわりに連結した状態を示す斜視図である。図15は、図14におけるS15-S15位置での断面図である。
図14に示されるように、先端カバー3の先端部は、開口部956aを囲うように突き当てられる。その上縁部は、左右方向(内外方向)に段差が生じている側面右ドア951,側面左ドア952,及び側面パネル955に跨って突き当てられる。
先端カバー3の第1端面37,第2端面38,及び第3端面39は、それぞれ
左右方向に段差のある側面右ドア951,側面左ドア952,及び側面パネル955それぞれに合う段差をもって形成されているので、本体部カバー95と台車94の先端カバー3との間の隙間はわずかである。
図15は、図14のS15-S15位置での断面図である。図15において、パレット81上のワークWに照射されるレーザビームLsの最左側の照射位置PLnが示されている。
レーザビームLsは、照射位置PLnで反射して開口部956aから外部に出光する反射ビームLNのうち、最も高い位置の反射ビームを反射ビームLN1とし、もっとも低い位置の反射ビームを反射ビームLN2とする。
反射ビームLN1及び反射ビームLN2は、開口部956aから外部に出光した後、台車94の先端カバー3の内面に当たるので台車94から外部に漏出することはない。また、反射ビームLN1と反射ビームLN2との間の反射ビームLNは、基体カバー1,中間カバー2,及び先端カバー3のいずれかに当たり、台車94から外部に漏れることはない。開口部956aの前後端から外部に出光した反射ビームLNも、同様に先端カバー3の内面にあたり、台車94から外部に漏出することはない。また、台車94は前後方向にもカバーがあり、反射ビームLNが台車94の前部及び後部から外部に漏出することはない。
台車94によって、反射ビームLNが最も漏出しやすい最左の照射位置PLnでの反射ビームLNの外部への漏出が防止されるので、他の照射位置の場合の漏出も、台車94によって当然に防止される。
このように、レーザ加工機91(図1参照)は、4×4サイズの加工領域を有し、パレット81を張り出し位置に移動させることで加工領域を4×8サイズに拡張可能である。また、レーザ加工機91は、パレット81が張り出し位置にあるときに、張り出した部分などを覆ってレーザビームLsの反射ビームLNが漏出するのを防止する遮光用の台車94を有する。台車94は、レーザ加工機91に対し、連結可能かつ分離可能である。また、台車94はテレスコピック型の構造を有して左右方向に伸縮自在であり、不使用時に省スペース化できる。
これにより、レーザ加工機91は、例えば4×8の定尺板金の加工が可能でありながら省スペース化が図れる。レーザ加工機91は、加工対象が、4×4、4×8サイズの定尺板金であるものに限らず、5×5、5×10、3×3、3×6サイズの定尺板金であってもよい。
本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよい。
台車94の左右方向の長さL94は、図15に示されるように、引き出し位置において、パレット81の本体部カバー95から外部に露出した部分を覆うことができるようになっている。図15では、パレット81の左端の位置が、中間カバー2の内部に位置しているが、先端カバー3或いは基体カバー1の内部に位置するものであってもよい。
使用状態での省スペース化の観点からは、パレット81の左端の位置が、基体カバー1の内部に位置するようになっていることが好ましい。
台車94は、基体キャスタ部13及び先端キャスタ部33を有して床面FLを自由な方向に加工本体部92(図2及び図3参照)に対して独立に移動できるものである。これに限定されず、床面FLにレールを敷設しておき、台車94はキャスタの替わりにレール上を転動する車輪を有するものとして、敷設したレール上を移動するものとしてもよい。この場合、台車94は、レーザ加工機91に対してレール上を接近させるだけで自ずと位置決めがされるので、レーザ加工機91との連結作業は位置決め不要となり容易である。
1 基体カバー
1a 内向きフランジ
12 基体ベース
13 基体キャスタ部
14 取っ手
15 ハンドルロック具
2 中間カバー
2a 内向きフランジ
2b 外向きフランジ
3 先端カバー
3b 外向きフランジ
32 先端ベース
321 ベースプレート
321a 係合部
323 開口部
33 先端キャスタ部
34,35 アングル
36 取っ手
37 第1端面
38 第2端面
39 第3端面
5 ハンドルユニット
51 ユニットボックス
52 ハンドル
54 ハンドルシャフト
55 ロックプレート
56 切込み部
57,58 ピン
59,60 安全装置
6 ロック部
7 状態判別部
71,72 検出ドグ
73,74 プッシュバー
75,76 リンクバー
756 中央連結部
77,78 アングル連結部
79,80 バー連結部
81 パレット
81R 張り出し部
82 スキッド
82G スキッド群
91 レーザ加工機
92 加工本体部
921 架台
922 レーザ発振器
923 キャレッジ
924 ヘッドキャリア
924a レーザ加工ヘッド
925 前ガイド
926 後ガイド
927 クランプ
928 制御装置
93 操作装置
94 台車
95 本体部カバー
951 側面右ドア
952 側面左ドア
953 スライド第1扉
954 スライド第2扉
955 側面パネル
956 上下スライドドア
956a 開口部
AR1,ARW1 領域
CL5 回動軸線
CL51 軸線
FL 床面
LN,LN1,LN2 反射ビーム
Ls レーザビーム
Lx1,Ly1,L81,La 距離
PL,PLn 照射位置
R リンク機構
W ワーク

Claims (6)

  1. 板金のワークを支持するパレット,前記パレットに支持されたワークに向けレーザビームを射出するレーザ加工ヘッド,及び前記パレットを基準位置と張り出し位置との間で移動可能に支持する架台を備えた加工本体部と、
    前記加工本体部の全体を覆う本体部カバーと、
    前記本体部カバーから前記パレットが外部に張り出した張り出し部を覆うよう前記本体部カバーに対し連結可能な遮光性を有する台車と、
    を備えたレーザ加工機。
  2. 前記パレットが通過して張り出し位置に移動可能に、前記本体部カバーに開口部を形成するように開くドアを有する、請求項1記載のレーザ加工機。
  3. 前記台車は、テレスコピック型に構成された筒状の複数のカバーを有し、
    前記複数のカバーを入れ込んだ待機状態と引き出した使用状態との間で伸縮自在である請求項1又は請求項2記載のレーザ加工機。
  4. 前記台車は、前記待機状態と前記使用状態とを判別可能な状態判別部を有し、
    前記加工本体部は、前記台車が前記本体部カバーに連結された状態を検出する安全装置を有し、前記安全装置の検出結果に基づき、前記状態判別部によって前記台車が前記使用状態にあることを判別したときにのみ前記レーザ加工ヘッドによる前記レーザビームの射出を許容する請求項3記載のレーザ加工機。
  5. 加工本体部の全体を覆う本体部カバーを有するレーザ加工機の前記本体部カバーに対し連結及び分離が可能に用いられ、
    独立して移動可能であり、前記本体部カバーに連結した場合に前記本体部カバーから外部に張り出したワーク部分を覆う遮光用台車。
  6. テレスコピック型に構成された筒状の複数のカバーを有し、
    前記複数のカバーを入れ込んだ待機状態と引き出した使用状態との間で伸縮自在である請求項5記載の遮光用台車。
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