JP2023024020A - スピーカ - Google Patents

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Haruki Uesugi
景 田辺
Akira Tanabe
祐介 吉田
Yusuke Yoshida
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Abstract

Figure 2023024020000001
【課題】磁気回路保持部に磁気回路を安定して位置決めして保持することができ、磁気回路保持部に過大な応力が作用するのを防止できるスピーカを提供する。
【解決手段】スピーカ1において、フレームの磁気回路保持部11の保持凹部11a内に磁気回路30の外周構造部が保持されている。磁気回路保持部11に形成された取付け面15には、押え部40が固定ねじ17でねじ止めされ設置されている。押え部40に弾性変形可能な押え片42が設けられており、押え片42によって、磁気回路30の外周構造部の規制面32dが押圧されている。磁気回路30が磁気回路保持部11に安定して保持され、押え片42が弾性変形することにより、フレーム10に過大な応力が作用するのを抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、フレームに磁気回路を安定して保持させることができ、磁気回路を保持しているフレームに歪みが生じにくい構造のスピーカに関する。
特許文献1に、スピーカに関する発明が記載されている。このスピーカは、ボトムチャンバーとフレームとを有している。磁気回路がボトムチャンバーに保持され、振動板とダンパとがフレームに支持されている。磁気回路は、内周側がマグネットで外周側がヨークであり、マグネットの外周面とヨークの内周面との間で、前後に2か所の磁気ギャップが形成されている。振動板に固定されたコイルボビンに2つのボイスコイルが巻かれており、ボイスコイルがそれぞれの磁気ギャップ内に位置している。
フレームに底部が形成されて、この底部がボトムチャンバーの前端面に取付ねじで固定されている。フレームの底部の内径は、ボトムチャンバーに保持されているヨークの外径よりもわずかに小さく形成されており、底部の内径部でヨークの前端面が前方から押えられている。磁気回路を構成するマグネットはその磁力によりボトムチャンバーに吸着されて固定されているが、ヨークは、その前端面がフレームの底部の内径部で押さえられることで、ボトムチャンバー内でスラスト方向に位置規制されて保持されている。
特開平9-215090号公報
特許文献1に記載されたスピーカでは、ボトムチャンバーの寸法公差と、フレームの寸法公差とにより、フレームの底部が固定されているボトムチャンバーの前端面とヨークの前端面とを、スラスト方向で一致させることが難しく、ボトムチャンバーの前端面とヨークの前端面との間で、段差が生じるのを避けることができない。
ボトムチャンバーの前端面がヨークの前端面よりも後退していると、底部の内径部がヨークの前端面に当接しているために、底部とボトムチャンバーの前端面との間に隙間が発生することになり、取付ねじによって、フレームとボトムチャンバーとを安定して連結することができない。また、取付ねじの締付け力によってフレームに歪みが与えられやすく、フレームが変形し、さらには破損する恐れがある。またフレームの歪みにより、フレームに支持されている振動板の振動特性に悪影響を与えるおそれもある。逆に、ヨークの前端面がボトムチャンバーの前端面よりも後退していると、磁気回路をスラスト方向に安定して規制することができず、外部振動が作用したときに磁気回路の位置がずれる可能性がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、フレームに磁気回路を安定して保持させることができ、またフレームの取付け面と磁気回路の前端面との間に段差が形成されたとしても、フレームに大きな応力が作用するのを防止しやすい構造のスピーカを提供することを目的としている。
本発明は、フレームと、前記フレームに振動自在に支持された振動体と、前記振動体に振動力を与えるコイルと、前記振動体の後方に位置して前記コイルに磁界を与える磁気回路と、が設けられたスピーカにおいて、
前記フレームに設けられた磁気回路保持部に前記磁気回路が保持され、前記磁気回路に、前方に向く規制面が設けられており、
前記磁気回路保持部に、前記規制面に当接する押え片が設けられ、前記押え片と前記規制面との当接部が、間隔を空けて複数箇所に設けられていることを特徴とするものである。
本発明のスピーカは、前記磁気回路が、前記磁気回路保持部の内部に後方へ向けて挿入されて固定されているものである。
本発明のスピーカは、前記磁気回路保持部に前方に向く取付け面が形成され、前記取付け面に押え部がねじ止めされて、前記押え部に前記押え片が一体に形成されており、
前記磁気回路の中心から延びる共通の半径線上に、前記押え片とねじ止め部とが位置しないように、前記押え片と前記ねじ止め部とが配置されていることが好ましい。
本発明のスピーカは、前記押え部が前記フレームとは別体に設けられているものである。
あるいは、本発明のスピーカは、前記押え部が前記フレームと一体に設けられているものである。
本発明のスピーカは、前記振動体を支持するダンパーの外周部が固定されるダンパー支持部材が、前記フレームと別体に設けられており、
前記押え部が、前記取付け面と前記ダンパー支持部材との間に挟まれている。
または、本発明のスピーカは、前記振動体を支持するダンパーの外周部が固定されるダンパー支持部材が、前記フレームと別体に設けられており、
前記押え部が、前記ダンパー支持部材と一体に形成されている。
また、本発明のスピーカは、前記フレームが、前記振動体を支持する振動体支持部材と、前記磁気回路保持部を有する磁気回路保持部材とを有しており、
前記押え部が、前記振動体支持部材と一体に形成されている。
あるいは、本発明のスピーカは、前記フレームが、前記振動体を支持する振動体支持部材と、前記磁気回路を保持する磁気回路保持部材とを有しており、
前記押え部が、前記取付け面と前記振動体支持部材との間に挟まれている。
本発明のスピーカは、フレームの後方に位置する磁気回路保持部に磁気回路が保持された状態で、磁気回路の規制面が押え片で押さえられている。そのため、フレームで磁気回路を安定して保持することが可能である。また、押え片と規制面との当接部が間隔を空けて複数箇所に設けられているため、磁気回路の規制面と磁気回路保持部の取付け面とに段差が形成されていたとしても、押え片の変形により、フレームに大きな応力が作用するのを防止できるようになる。
本発明の第1実施形態のスピーカを、中心軸を含む切断面で断面した半断面斜視図、 前記第1実施形態のスピーカのII-II部分の部分断面図、 前記第1実施形態のスピーカのIII-III部分の部分断面図、 前記第1実施形態のスピーカのフレームと磁気回路とダンパー支持部材および押え部を示す分解斜視図、 本発明の第2実施形態のスピーカを示すものであり、図2に対応する部分断面図、 本発明の第2実施形態のスピーカを示すものであり、図3に対応する部分断面図、 前記第2実施形態のスピーカのフレームと磁気回路およびダンパー支持部材と押え部を示す分解斜視図、 本発明の第3実施形態のスピーカが中心軸を含む切断面で切断された半断面図、 前記第3実施形態のスピーカにおいて、押え部と一体化された振動体支持部材を示す斜視図、
図1ないし図3に示される本発明の第1実施形態のスピーカ1は、Z1―Z2方向が前後方向であり、Z1方向が前方でZ2方向が後方である。スピーカ1は、Z1方向が発音方向として使用されることもあるし、Z2方向が発音方向として使用されることもある。図1には、前後方向(Z1-Z2方向)に延びる中心軸Oが示されている。スピーカ1の主要部は、中心軸Oを中心とするほぼ回転対称な構造である。図1には、中心軸Oと直交する平面において互いに直交するX軸とY軸が示されている。X-Y平面は、中心軸Oと直交する平面である。
図1と図4に示されるように、スピーカ1の支持構造体は、フレーム10とダンパー支持部材20とで構成されている。フレーム10およびダンパー支持部材20は磁性金属または非磁性金属で形成され、あるいは合成樹脂材料で形成されている。図4に示されるように、フレーム10は、後方(Z2方向)に位置する磁気回路保持部11と、前方(Z1方向)に位置する振動体支持部12、および磁気回路保持部11と振動体支持部12を連結する連結リブ13が一体に形成されている。実施形態のスピーカ1は車載用であり、図1に示されるように、フレーム10の磁気回路保持部11の外側は外装ケース(化粧ケース)3で覆われている。
フレーム10の磁気回路保持部11には、後方(Z2方向)に向けて窪む保持凹部11aが形成されており、保持凹部11a内に磁気回路30が、後方へ向けて挿入された状態で保持されている。図1に示されるように、磁気回路30は、ボビン53の外側に位置する外周構造部と内側に位置する内周構造部とを有している。外周構造部は、リング状のマグネット31と、マグネット31の前方に接合されたリング状の外周前方ヨーク32aと、マグネット31の後方に接合されたリング状の外周後方ヨーク33aとが重ねられている。磁気回路30の内周構造部は、前方に位置する内周前方ヨーク32bと、後方に位置する内周後方ヨーク33bが重ねられている。各ヨーク32a,32b,33a,33bは磁性金属材料で形成されている。
磁気回路30では、外周前方ヨーク32aの内周面と内周前方ヨーク32bの外周面との対向部に前方磁気ギャップG1が形成され、外周後方ヨーク33aの内周面と内周後方ヨーク33bの外周面との対向部に後方磁気ギャップG2が形成されている。
図1に示されるように、スピーカ1の中心部にフェーズプラグ4が設けられている。フェーズプラグ4は軽金属材料や合成樹脂材料で形成されており、その外周面は、直径寸法が前方(Z1方向)に向かうにしたがって徐々に小さくなるテーパ形状である。フェーズプラグ4の後方(Z2方向)に向く後端面4aは平面であり、後端面4aの中心部に前方に向けて雌ねじ穴4bが形成されている。磁気回路30の内周前方ヨーク32bの前端面32cも平面であり、フェーズプラグ4の後端面4aが内周前方ヨーク32bの前端面32cに重ねられている。
フレーム10の後端部14に固定穴が形成されている。磁気回路30の内周構造部を構成する内周後方ヨーク33bと内周前方ヨーク32bは、磁気回路保持部11の保持凹部11aの内部に後方へ向けて挿入される。後端部14の固定穴に後方から挿入された固定ねじ5の軸部が、内周後方ヨーク33bの中心穴と内周前方ヨーク32bの中心穴に挿入され、固定ねじ5の軸部の先部に形成された雄ねじ部がフェーズプラグ4に形成された雌ねじ穴4bに螺着される。中心軸Oに沿って挿入された固定ねじ5とフェーズプラグ4との螺着により、内周後方ヨーク33bと内周前方ヨーク32bおよびフェーズプラグ4は、互いに位置決めされて強固に固定される。
磁気回路30の外周構造部では、マグネット31と外周前方ヨーク32aと外周後方ヨーク33aとが、中心を一致させるように互いに位置決めされて、マグネット31の磁気吸着力により互いに固定され、さらに互いに接着剤で固定されている。外周構造部が、磁気回路保持部11の保持凹部11a内へ後方に向けて挿入された後に、外周構造部の後端面である外周後方ヨーク33aの後端面33cが、フレーム10の後端部14の前面に接着剤で固定される。磁気回路30の取付け作業では、治具を用いて、磁気回路30の内周構造部と外周構造部の双方の中心が中心軸Oに一致するように位置決めされて固定される。
図1ないし図4に示されるように、ダンパー支持部材20は、リング状本体部21の内周部に、後方(Z2方向)に向けて後退したダンパー固定面22が形成されている。ダンパー固定面22は、X-Y平面と平行な平面である。リング状本体部21から後方(Z2方向)に向けて固定脚部23が一体に形成されている。固定脚部23は円周方向に等角度間隔で5か所に設けられている。それぞれの固定脚部23に固定穴23aが形成されている。
図1ないし図4に示されるように、フレーム10の磁気回路保持部11では、保持凹部11aの開口端の周囲に取付け面15が形成されている。取付け面15は、中心軸Oを中心とするリング状の領域に設けられており、X-Y平面と平行な平面である。取付け面15に雌ねじ穴16が形成されている。雌ねじ穴16は中心軸Oを中心として等角度間隔で5か所に形成されている。
図1ないし図4に示されるスピーカ1には押え部40が設けられている。押え部40は、フレーム10およびダンパー支持部材20とは別体に設けられた押え部材である。押え部(押え部材)40は、金属板や合成樹脂板などの弾性変形可能な板材で形成されている。図1ないし図3に示されるように、押え部40は、磁気回路保持部11の前端面である取付け面15と、ダンバー支持部材20の固定脚部23の後面23bとの間に挟まれて固定されている。
図4に示されるように、押え部40は、リング状本体部41と押え片42およびリング状本体部41に形成された固定穴43を有している。固定穴43は、中心軸Oを中心とする等角度間隔で5か所に形成されており、押え片42も中心軸Oを中心とする等角度間隔で5か所に形成されている。リング状本体部41は、磁気回路保持部11の取付け面15の上に設置できる半径で形成され、固定穴43は、取付け面15に形成された雌ねじ穴16に対応する位置に形成されている。
押え片42は、リング状本体部41から中心軸Oに向けて突出して形成されている。押え片42は、先部42aに向けて幅寸法が徐々に小さくなる先細形状で、ほぼ三角形状である。押え部40には、外周側から押え片42の内部に向けて窪む凹部である空隙部44が形成されている。この空隙部44を設けることにより、押え片42の実質的な幅寸法が小さくなっている。なお、先細形状(ほぼ三角形)の押え片42の中央部に穴部を開口し、この穴部を空隙部44としてもよい。押え片42は、先部42aに向けて先細形状であり、さらに前記空隙部44が形成されていることにより、板厚方向への曲げ変形による弾性係数が比較的低くなるように調整されている。
図1と図3に示されるように、押え部40が、磁気回路保持部11の取付け面15と、固定脚部23の後面23bとで挟まれた状態で、5本の固定ねじ17が、固定脚部23に形成された固定穴23aと、押え部40に形成された固定穴43に後方に向けて挿入され、取付け面15に形成された雌ねじ穴16に螺着される。固定ねじ17の締め付け力によって、リング状本体部41が取付け面15上に強固に固定される。固定穴23aと固定穴43および固定ねじ17と雌ねじ穴16によって、押え部40を磁気回路保持部11に固定するねじ止め部が構成されている。
図1と図2に示されるように、磁気回路30の外周前方ヨーク32aに、前方に向くリング状の規制面32dが設けられている。規制面32dは、磁気回路30の外周構造部の規制面であり、中心軸Oと直交するX-Y平面と平行な平面である。取付け面15に固定された押え部40から中心軸Oに向けて延びる押え片42は、磁気回路30の規制面32dに当接している。
図2の断面図に示されるように、規制面32dは、取付け面15よりもやや前方(Z1方向)に位置し、規制面32dと取付け面15との間に段差が設けられている。押え片42が、前方(Z1方向)に向けて撓んだ状態で規制面32dに当接するため、押え片42の弾性力によって、磁気回路30の外周構造部が後方(Z2方向)に向けて弾圧されている。なお、規制面32dと取付け面15とが前後方向の同じ位置にあるとき、あるいは取付け面15よりも規制面32dが後方に後退しているときは、押え片42を自由状態で後方に向けて折り曲げておくことで、押え片42により規制面32dを後方へ弾圧することが可能である。
図3に示されるように、押え片42が設けられていない領域では、押え部40のリング状本体部41が規制面32dから外周側に離れており、押え片42と規制面32dとの当接部は、中心軸Oを中心とする円周方向に向けて間隔を空けて位置している。押え部材40により、規制面32dが円周方向の全周にわたって弾圧されているのではなく、弾圧しているのが押え片42に限られているため、弾圧のための応力は複数の押え片42に分散して作用することになり、押え部40の全体に応力が過大に作用することがない。
また、固定穴43を含むねじ止め部は、中心軸Oから延びる半径線R1上に位置し、押え片42が半径線R2上に位置しており、ねじ止め部と押え片42とが同じ半径線上に位置していない。そのため、押え片42の弾性変形による応力がねじ止め部に作用しにくくなり、押え片42の弾性変形によりフレーム10に大きな応力が作用するのを抑制できる。特に、円周方向に隣り合う固定穴43の開き角度を二分する半径線R2上に押え片42の幅方向の中心が位置し、ねじ止め部と押え片42とが円周方向に等間隔に位置しているため、押え片42の弾性変形による応力がいずれか1つのねじ止め部に偏って作用することがなく、これによっても、押え片42の変形による応力がフレーム10に作用しにくくなっている。
さらに、第1実施形態のスピーカ1は、押え部40とこの押え部40を固定するダンパー支持部材20が、フレーム10とは別体に設けられているため、押え片42の弾性変形による応力がフレーム10に直接に作用しにくくなっている。
図1に示されるように、スピーカ1の中央部に振動体51が設けられている。振動体51はコーン形状である。振動体51の前方に向く外周部に、弾性変形可能なエッジ部材52が接合されており、エッジ部材52の外周縁部がフレーム10の前方縁部に接合されている。振動体51の中央部にボビン53が接合されている。ボビン53の後方部分の2か所にボイスコイル54が設けられている。ボイスコイル54は、円筒状のボビン53の外周に導線が巻かれて形成されている。一方のボイスコイル54は、磁気回路30の前方磁気ギャップG1内に位置し、他方のボイスコイル54が後方磁気ギャップG2内に位置している。ボビン53の外周には、断面がコルゲート形状のダンパー55の内周部が接合されている。ダンパー55の外周部は、ダンパー支持部材20のダンパー固定面22に接合されている。
図1ないし図4に示されるスピーカ1は、オーディオアンプから出力されたオーディオ信号に基づいて2つのボイスコイル54に駆動電流が与えられる。磁気回路30の前方磁気ギャップG1と後方磁気ギャップG2内においてボイスコイル54を横断する磁束と、駆動電流とで励起される電磁力により、振動体51およびボイスコイル54を含む振動部が前後方向に振動して、駆動電流の周波数に応じた音圧が発生し、前方(Z1方向)または後方(Z2方向)に向けて音が発せられる。
図1に示されるように、磁気回路30を構成する内周前方ヨーク32bと内周後方ヨーク33bを有する内周構造部は、固定ねじ5がフェーズプラグ4に螺着されることで、フレーム10の磁気回路保持部11の内部で強固に固定されている。一方で、マグネット31および外周前方ヨーク32aと外周後方ヨーク33aが重ねられた外周構造部は、磁気回路保持部11の内部で接着されている。そのため、外部振動などにより外周構造部が動くおそれがある。しかしながら、実施形態のスピーカ1では、図2に示されるように、磁気回路保持部11に設けられた押え部40の押え片42で、外周構造部が後方へ弾圧されているため、外周構造部が不用意に動くのを抑制することができる。
図2と図3に示されるように、押え片42と外周構造部の規制面32dとの当接部は、円周方向に向けて間隔を空けて位置しているため、ほぼ押え片42のみが弾性変形するようになり、フレーム10に大きな応力が作用するのを防止できる。そのため、フレーム10が歪んだり、破損する可能性が低く、フレーム10の歪みに起因する振動体51の振動特性の劣化も抑制できる。
図5ないし図7に本発明の第2実施形態のスピーカ101が示されている。このスピーカ101は、フレーム10とダンパー支持部材120を有している。ダンパー支持部材120は、第1実施形態のスピーカ1で使用されたダンパー支持部材20と押え部40とが一体に成形されたものである。ダンパー支持部材120は、合成樹脂材料による射出成型や金属材料によるダイキャスト成型などで全体が一体に形成されている。あるいは、予め別体に形成されたダンパー支持部材20と押え部40とを、接着などの手段で固定したものをダンパー支持部材120として使用してもよい。
図6と図7に示されるように、ダンパー支持部材120は、固定脚部23と、押え部40のリング状本体部41とが一体化され、固定脚部23とリング状本体部41とを貫通する固定穴123aが形成されている。図6に示されるように、固定ねじ17が固定穴123aに挿入され雌ねじ穴16に螺着されることで、ダンパー支持部材120が磁気回路保持部11の取付け面15に固定される。固定ねじ17と固定穴123aおよび雌ねじ穴16とで、ねじ止め部が構成されている。押え部40では、少なくとも押え片42が弾性変形可能に構成されている。図5に示されるように、押え片42は、磁気回路30の前端面である規制面32dに弾圧され、磁気回路30の外周構造部が容易に動かないように支持されている。
図8に示される本発明の第3実施形態のスピーカ201は、フレーム110が、磁気回路保持部材111と振動体支持部材112とに分割されて構成されている。ただし、フレーム110は3個以上の部材から構成されていてもよい。磁気回路保持部材111は磁気回路保持部であり、磁気回路保持部材111に形成された保持凹部111a内に磁気回路30が保持されている。磁気回路30は、内周前方ヨーク32bと内周後方ヨーク33bで内周構造部が構成され、図1に示された第1実施形態のスピーカ1と同様に、内周構造部とフェーズプラグ4とが、固定ねじ5によって保持凹部111a内に固定されている。ただし、図8では固定ねじ5の図示が省略されている。磁気回路30は、マグネット31および外周前方ヨーク32aと外周後方ヨーク33aで外周構造部が構成されている。外周構造部は、外周後方ヨーク33aの後端面33cが保持凹部111aの底面に接着されている。内周構造部と外周構造部との間に前方磁気ギャップG1と後方磁気ギャップG2が形成されている。
図9に示されるように、フレーム110の振動体支持部材112は、後方に押え部40が一体に形成されている。振動体支持部材112は、合成樹脂材料による射出成型や金属材料によるダイキャスト成型あるいはプレス成型などで全体が一体に形成されている。押え部40は、リング状本体部41と、リング状本体部41に設けられた固定穴43と、リング状本体部41から中心方向に突出する押え片42を有している。図8に示されるように、磁気回路保持部材111の前方(Z1方向)に向く面は取付け面115であり、この取付け面115に雌ねじ穴116が形成されている。図8に示されるように、固定穴43に挿入された固定ねじ17が、雌ねじ穴116に螺着されて、リング状本体部41が、磁気回路保持部材111の取付け面115に固定されている。固定穴43と雌ねじ穴116および固定ねじ17によってねじ止め部が構成されている。このねじ止め部によって、磁気回路保持部材111と振動体支持部材112とが固定されている。
振動体支持部材112では、少なくとも押え片42が弾性変形可能である。図8に示されるように、押え片42は、取付け面115から中心軸Oに向けて延び、押え片42によって、磁気回路30の外側構造部の前端面である規制面32dが押圧されている。
図9に示されるように、振動体支持部材112には、前端外周部に、エッジ部材固定面113が形成され、内周部の後方にダンパー固定面114が形成されている。振動体51の外周縁部に接合されたエッジ部材52の外周部はエッジ部材固定面113に接合されている。振動体51の中心部にボビン53が接着されており、ボビン53の後部の2か所にボイスコイル54が設けられている。ボイスコイル54は、前方磁気ギャップG1と後方磁気ギャップG2の内部に位置している。ボビン53の外周面にダンパー55が接合されており、ダンパー55の外周部が、ダンパー固定面114に接合されている。
第3実施形態のスピーカ201は、押え部40が振動体支持部材112と一体に形成されているため、磁気回路保持部材111と振動体支持部材112をねじ止め部で固定することにより、押え部40を個別に位置決めする必要がなく正確に位置決めして固定することがきる。押え片42は、振動体支持部材112から空間部117を介して離れて位置し、独立して弾性変形できる構造である。そのため、磁気回路30の外周構造部を押さえている押え片42が弾性変形しても、振動体支持部材112に応力が伝達しにくい構造になっている。そのため、磁気回路30の外周構造部を磁気回路保持部材111の保持凹部111a内に安定して保持でき、また振動体支持部材112に過大な応力が作用するのを防止することができる。
なお、図8と図9に示される第3実施形態のスピーカ201においても、押え部40が振動体支持部材112と別体に形成されており、押え部40のリング状本体部41が、磁気回路保持部材111と振動体支持部材112とで挟まれて固定されていてもよい。
1,101,201 スピーカ
10 フレーム
11 磁気回路保持部
11a 保持凹部
12 振動体支持部
15 取付け面
16 雌ねじ穴
17 固定ねじ
20 ダンパー支持部材
23 固定脚部
30 磁気回路
32d 規制面
40 押え部
41 リング状本体部
42 押え片
43 固定穴
51 振動体
52 エッジ部材
54 ボイスコイル
55 ダンパー
110 フレーム
111 磁気回路保持部材
111a 保持凹部
112 振動体支持部材
115 取付け面
120 ダンパー支持部材
G1,G2 磁気ギャップ
O 中心軸

Claims (9)

  1. フレームと、前記フレームに振動自在に支持された振動体と、前記振動体に振動力を与えるコイルと、前記振動体の後方に位置して前記コイルに磁界を与える磁気回路と、が設けられたスピーカにおいて、
    前記フレームに設けられた磁気回路保持部に前記磁気回路が保持され、前記磁気回路に、前方に向く規制面が設けられており、
    前記磁気回路保持部に、前記規制面に当接する押え片が設けられ、前記押え片と前記規制面との当接部が、間隔を空けて複数箇所に設けられていることを特徴とするスピーカ。
  2. 前記磁気回路が、前記磁気回路保持部の内部に後方へ向けて挿入されて固定されている請求項1記載のスピーカ。
  3. 前記磁気回路保持部に前方に向く取付け面が形成され、前記取付け面に押え部がねじ止めされて、前記押え部に前記押え片が一体に形成されており、
    前記磁気回路の中心から延びる共通の半径線上に、前記押え片とねじ止め部とが位置しないように、前記押え片と前記ねじ止め部とが配置されている請求項1または2記載のスピーカ。
  4. 前記押え部が前記フレームとは別体に設けられている請求項3記載のスピーカ。
  5. 前記押え部が前記フレームと一体に設けられている請求項3記載のスピーカ。
  6. 前記振動体を支持するダンパーの外周部が固定されるダンパー支持部材が、前記フレームと別体に設けられており、
    前記押え部が、前記取付け面と前記ダンパー支持部材との間に挟まれている請求項4記載のスピーカ。
  7. 前記振動体を支持するダンパーの外周部が固定されるダンパー支持部材が、前記フレームと別体に設けられており、
    前記押え部が、前記ダンパー支持部材と一体に形成されている請求項4記載のスピーカ。
  8. 前記フレームが、前記振動体を支持する振動体支持部材と、前記磁気回路を保持する磁気回路保持部材とを有しており、
    前記押え部が、前記振動体支持部材と一体に形成されている請求項5記載のスピーカ。
  9. 前記フレームが、前記振動体を支持する振動体支持部材と、前記磁気回路を保持する磁気回路保持部材とを有しており、
    前記押え部が、前記取付け面と前記振動体支持部材との間に挟まれている請求項4記載のスピーカ。
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