JP2007088911A - スピーカ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁気回路部をフレームに対して強固に固定することで、磁気回路部の振動を抑制して音質を向上させることができるスピーカ装置を得る。
【解決手段】プレート12、マグネット11及びヨーク13を含む磁気回路部15と、磁気回路部15の磁気ギャップgに配置されたボイスコイル20と、ボイスコイル20に結合された状態で振動可能な振動板17と、振動板17とフレーム30との間に設けられフレーム30に対して振動板17を振動可能に支持するダンパ18とを備えたスピーカ装置において、フレーム30に固定されてダンパ18を支持するダンパホルダ40を有し、磁気回路部15は、ダンパホルダ40とフレーム30との間で狭持されている。
【選択図】 図1
【解決手段】プレート12、マグネット11及びヨーク13を含む磁気回路部15と、磁気回路部15の磁気ギャップgに配置されたボイスコイル20と、ボイスコイル20に結合された状態で振動可能な振動板17と、振動板17とフレーム30との間に設けられフレーム30に対して振動板17を振動可能に支持するダンパ18とを備えたスピーカ装置において、フレーム30に固定されてダンパ18を支持するダンパホルダ40を有し、磁気回路部15は、ダンパホルダ40とフレーム30との間で狭持されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、家庭用や車載用として用いられるスピーカ装置に関するものであり、特に、プレート、マグネット及びヨーク等からなる磁気回路部を有するスピーカ装置に関するものである。
スピーカ装置においては、通常、フレームに対して振動板を振動可能に支持するために、フレームと振動板との間にダンパが配設されている。一般に、ダンパの内周縁はボイスコイルに接続され、外周縁はフレームに固定されている。このため、従来、ダンパの共振やフレームの共振がダンパを伝わってボイスコイルに戻ってくる。これにより、遅れて歪んだ音が振動板に伝わり音質を損ねるという問題が生じていた。
これに対して、従来、ダンパホルダとフレームとの接続に関して、ダンパホルダまたはフレームのいずれか一方に3個以上の凸部を設け、この凸部を介して両者を点接触させる提案がされている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1に記載のスピーカ装置のような構造においては、磁気回路部の上部は、この場所に取り付けられたダンパホルダとともに事実上自由端となっている。つまり、磁気回路部の上部端は、そこに取り付けられたダンパホルダとともに、フレームに対して固定されておらず、固定されているのは、磁気回路部の基部であるヨークがフレームの底面上に固定されているのみである。そのため、磁気回路部がスピーカ装置の所定の周波数にて共振した場合には、その振幅が非常に大きくなる。つまり、大きな振動が生じる。この振動は、ダンパホルダ及びダンパを介して振動板に伝わるので、音質を損ねるという問題が生じていた。
この発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、磁気回路部をフレームに対して強固に固定することで、磁気回路部の振幅の大きな振動を抑制して音質を向上させることができるスピーカ装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるスピーカ装置は、プレート、マグネット及びヨークを含む磁気回路部と、磁気回路部の磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、ボイスコイルに結合された状態で振動可能な振動板と、振動板とフレームとの間に設けられフレームに対して振動板を振動可能に支持するダンパと、フレームに固定されてダンパを支持するダンパホルダとを有しており、磁気回路部は、ダンパホルダとフレームとの間で狭持されている。
以下に、本発明にかかるスピーカ装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。以下では、本発明のスピーカ装置の概略と特徴を実施の形態として説明し、その後にスピーカ装置に関する実施例を説明する。
[実施の形態1]
実施の形態1のスピーカ装置は、プレート、マグネット及びヨークを含む磁気回路部と、磁気回路部の磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、ボイスコイルに結合された状態で振動可能な振動板と、振動板とフレームとの間に設けられフレームに対して振動板を振動可能に支持するダンパとを有している。スピーカ装置は、さらに、ダンパの外周縁をフレームから支持するためのダンパホルダを有している。このダンパホルダは、フレームに固定されて設けられており、ダンパの外周縁を固定しているとともに、フレームとともに磁気回路部の軸方向両端部を狭持している。
実施の形態1のスピーカ装置は、プレート、マグネット及びヨークを含む磁気回路部と、磁気回路部の磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、ボイスコイルに結合された状態で振動可能な振動板と、振動板とフレームとの間に設けられフレームに対して振動板を振動可能に支持するダンパとを有している。スピーカ装置は、さらに、ダンパの外周縁をフレームから支持するためのダンパホルダを有している。このダンパホルダは、フレームに固定されて設けられており、ダンパの外周縁を固定しているとともに、フレームとともに磁気回路部の軸方向両端部を狭持している。
このように構成された本実施の形態のスピーカ装置によれば、磁気回路部の軸方向両端部を狭持してフレームに対して強固に固定することで、磁気回路部の振動を抑制して音質を向上させることができる。
[実施の形態2]
実施の形態2のスピーカ装置は、実施の形態1のスピーカ装置の構成に加えて、ダンパホルダは、プレートに締着される磁気回路固定部と、プレートに締着されるフレーム固定部とを有している。
実施の形態2のスピーカ装置は、実施の形態1のスピーカ装置の構成に加えて、ダンパホルダは、プレートに締着される磁気回路固定部と、プレートに締着されるフレーム固定部とを有している。
このように構成された本実施の形態のスピーカ装置によれば、ダンパホルダはプレートに締着されてプレートに強固に固定され、また、フレームに締着されてフレームに強固に固定されるので、磁気回路部をフレームに対してさらに強固に固定することで、磁気回路部の振動をさらに抑制してさらに音質を向上させることができる。
[実施の形態3]
実施の形態3のスピーカ装置は、実施の形態2のスピーカ装置の構成に加えて、磁気回路部を構成している構成要素の一つであるヨークが、フレームに締着されている。
実施の形態3のスピーカ装置は、実施の形態2のスピーカ装置の構成に加えて、磁気回路部を構成している構成要素の一つであるヨークが、フレームに締着されている。
このように構成された本実施の形態のスピーカ装置によれば、磁気回路部の基部であるヨークがフレームに対してさらに強固に固定されるので、磁気回路部の振動がさらに抑制されてさらに音質を向上させることができる。
[実施の形態4]
実施の形態4のスピーカ装置は、実施の形態3のスピーカ装置の構成に加えて、ダンパホルダが、環状の磁気回路固定部と、磁気回路固定部より大きな直径で同軸に配設された環状のダンパ支持部と、磁気回路固定部とダンパ支持部とを連結する周方向に所定の間隔で設けられた複数の腕部とを有している。
実施の形態4のスピーカ装置は、実施の形態3のスピーカ装置の構成に加えて、ダンパホルダが、環状の磁気回路固定部と、磁気回路固定部より大きな直径で同軸に配設された環状のダンパ支持部と、磁気回路固定部とダンパ支持部とを連結する周方向に所定の間隔で設けられた複数の腕部とを有している。
このように構成された本実施の形態のスピーカ装置によれば、磁気回路固定部とダンパ支持部とが、複数の腕によって連結されている。つまり、磁気回路固定部とダンパ支持部との間の腕以外の部分は材料が削除されて空洞とされている。これにより、軽量化を図ることができる。
[実施の形態5]
実施の形態5のスピーカ装置は、実施の形態4のスピーカ装置の構成に加えて、ダンパホルダのフレーム固定部は、腕部に設けられている。
実施の形態5のスピーカ装置は、実施の形態4のスピーカ装置の構成に加えて、ダンパホルダのフレーム固定部は、腕部に設けられている。
このように構成された本実施の形態のスピーカ装置によれば、磁気回路固定部やダンパ支持部と違い全周にわたって設ける必要のないフレーム固定部が、腕部に設けられており、軽量化とコンパクト化が図られている。
[実施の形態6]
実施の形態6のスピーカ装置は、実施の形態5のスピーカ装置の構成に加えて、ダンパホルダのフレーム固定部より外側のダンパ支持部に至る部分は、この部分が、フレームと接触しないように、フレームとの間に隙間が設けられている。
実施の形態6のスピーカ装置は、実施の形態5のスピーカ装置の構成に加えて、ダンパホルダのフレーム固定部より外側のダンパ支持部に至る部分は、この部分が、フレームと接触しないように、フレームとの間に隙間が設けられている。
このように構成された本実施の形態のスピーカ装置によれば、ダンパホルダとフレームとの接触部を極力小さくして特に外径方向のダンパ支持部側においてフレームとの間に隙間を形成することにより、ダンパホルダの共振やフレームの共振がダンパを伝わってボイスコイルに戻り音質を損ねることを抑制することができる。
[実施の形態7]
実施の形態7のスピーカ装置は、実施の形態6のスピーカ装置の構成に加えて、フレームをスピーカ取付位置に固定するための固定部の数と、フレーム固定部との数が異なる。
実施の形態7のスピーカ装置は、実施の形態6のスピーカ装置の構成に加えて、フレームをスピーカ取付位置に固定するための固定部の数と、フレーム固定部との数が異なる。
このように構成された本実施の形態のスピーカ装置によれば、ダンパホルダとフレームとを固有振動数を異なるものとして共振しづらくすることができ、音質の向上を図ることができる。
[実施の形態8]
実施の形態8のスピーカ装置は、実施の形態7のスピーカ装置の構成に加えて、磁気回路固定部のプレートに対向する磁気回路固定面に、接着剤逃がし溝が設けられている。
実施の形態8のスピーカ装置は、実施の形態7のスピーカ装置の構成に加えて、磁気回路固定部のプレートに対向する磁気回路固定面に、接着剤逃がし溝が設けられている。
このように構成された本実施の形態のスピーカ装置によれば、余分な量の接着剤が接着剤逃がし溝に逃げ、ダンパホルダの磁気回路固定面とプレートの主面とが密着した状態で接着される。これにより、磁気回路部がフレームに対してさらに強固に固定されるので、磁気回路部の振動がさらに抑制されてさらに音質を向上させることができる。
以下に、本発明にかかる実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例のスピーカ装置の横断面図である。図2は実施例のスピーカ装置の裏面図(スピーカ装置の音響の放射方向と反対側から見た図)である。なお、図1は図2のI−I線に沿う矢視断面図である。図1及び図2において、スピーカ装置10は、コーン型振動板(振動板)17、およびボイスコイル20からなる振動系と、ヨーク13、センターポール14、マグネット11およびトッププレート(プレート)12からなり磁気回路部15を構成する磁気回路系とを有している。ボイスコイル20は、さらにボビン21と巻線22とから構成されている。スピーカ装置10の最外周部を覆うように概略円錐台状のフレーム30が設けられ、上記振動系及び磁気回路系を収納している。なお、マグネット11は、直流電源により励磁されるものであってもよいし、永久磁石を用いたものであってもよい。
図1は実施例のスピーカ装置の横断面図である。図2は実施例のスピーカ装置の裏面図(スピーカ装置の音響の放射方向と反対側から見た図)である。なお、図1は図2のI−I線に沿う矢視断面図である。図1及び図2において、スピーカ装置10は、コーン型振動板(振動板)17、およびボイスコイル20からなる振動系と、ヨーク13、センターポール14、マグネット11およびトッププレート(プレート)12からなり磁気回路部15を構成する磁気回路系とを有している。ボイスコイル20は、さらにボビン21と巻線22とから構成されている。スピーカ装置10の最外周部を覆うように概略円錐台状のフレーム30が設けられ、上記振動系及び磁気回路系を収納している。なお、マグネット11は、直流電源により励磁されるものであってもよいし、永久磁石を用いたものであってもよい。
薄板リング状のマグネット11の前面側に、鉄などの磁性材料からなる薄板リング状のトッププレート12が重ねられている。一方、マグネット11の背面側に、同じく鉄などの磁性材料からなる概略円板状のヨーク13が配設されている。そして、ヨーク13の前面中央部に、ヨーク13と一体化された中空円筒状のセンターポール14が配設されている。そして、センターポール14の外周面とトッププレート12の内周面との間に、磁気ギャップgが形成されている。プレート12の前方側(スピーカ装置の音響の放射方向)には、概略円還状のダンパホルダ40が設けられている。
センターポール14の前方側には、概略ラッパ型の振動板17が大径部を前方に向けて配設されている。また、振動板17の中央孔に概略円筒状のボイスコイル20が振動板17と中心軸を一致させて接続されている。このボイスコイル20は、弾性を有するダンパ18によってダンパホルダ40から支持されて、軸方向に進退動可能とされている。振動板17は円錐形の大径部側の円周縁部をフレーム30の外周縁部に固定されて、円錐形の小径部側をボイスコイル20に接続されて支持されている。ボイスコイル20のボビン21の外周面に巻線22が巻回され、ボイスコイル20は、巻線22が磁気ギャップg内の所定位置に位置するように配置されている。
図3はダンパホルダ40の横断面図である。図4はダンパホルダ40の裏面図(プレート12側から見た図)である。図5はダンパホルダ40の断面部分を拡大して示す図である。ダンパホルダ40は、概略円環状の磁気回路固定部41と、当該磁気回路固定部41の外周縁に円周に沿って等間隔に設けられ放射状に延びる複数(本実施例においては5本)の腕部(フレーム固定部)42と、各腕部42の先端に接続され磁気回路固定部41に対して同軸状に設けられた概略円環状のダンパ支持部43と、磁気回路固定部41の外周縁の腕部42が設けられていない部分から下方に向かって磁気回路部15を覆うように延びるスカート部44とから構成されている。
ダンパホルダ40の内側に位置する磁気回路固定部41には、円周に沿って複数箇所(5本の腕部42に対応した5箇所)にねじ穴41aが形成されている。また、磁気回路固定部41のプレート12に対向(密着)する磁気回路固定面41cには、隣り合うねじ穴41a間に、円弧状の接着剤逃がし溝41dが凹設されている。ダンパホルダ40の中間部に位置する5本の腕部(フレーム固定部)42には、それぞれねじ穴42aが穿孔されている。
図1に戻り、磁気回路部15の外周側を構成するヨーク13、マグネット11およびトッププレート12は、相互の主面に塗布された接着剤にて一体的に固着されている。磁気回路部15は、ダンパホルダ40とフレーム30の底面31との間に挟持された構造とされている。ダンパホルダ40は、磁気回路固定部41に穿孔されたねじ穴41aを貫通する固定ねじ47によってトッププレート12に締着され、磁気回路固定面41cとプレート12の主面との間に含浸された接着剤にて接着され、トッププレート12に対して強固に固定されている。一方、ダンパホルダ40は、5本の腕部(フレーム固定部)42にそれぞれ穿孔されたねじ穴42aを貫通する固定ねじ48によってフレーム30に強固に締着されている。さらに、磁気回路部15の基部側において、ヨーク13は、フレーム30の底面31に穿孔されたねじ穴をそれぞれ貫通する固定ねじ49によってフレーム30に強固に締着されている。そして、ダンパホルダ40のフレーム固定部(腕部)42より外側のダンパ支持部43に至る部分は、この部分が、フレーム30と接触しないように、フレーム30との間に隙間Bが設けられている。ダンパ支持部43には、ダンパ18の外周縁が固定されている。
動作を説明する。ヨーク13、センターポール14、マグネット11およびトッププレート12からなる磁気回路部15は、図1に示すような磁束Aを形成する。この磁束Aは、磁気ギャップg内に軸方向に直交する方向の均一な磁界を発生させる。上記のように、巻線22は、磁気ギャップgに配置されており、磁束Aが発生する磁界中にある。巻線22に音声電流が流れると、この音声電流と磁界との電磁作用により軸方向に振幅振動する。そして、この振幅振動が振動板17に伝達され、振動板17が振るえることにより、音響が放射される。
本実施例のスピーカ装置10においては、磁気回路部15をフレームに対して強固に固定(狭持)することで、磁気回路部15の振動を抑制して音質を向上させることができる。また、ダンパホルダ40が、プレート12に締着されてプレート12に強固に固定されるとともに、フレーム30に締着されてフレーム30に強固に固定されており、さらに、ヨーク13が、フレーム30に締着されてフレーム30に強固に固定されているので、磁気回路部15をフレーム30に対してさらに強固に固定(狭持)することで、磁気回路部15の振動をさらに抑制してさらに音質を向上させることができる。
また、ダンパホルダ40が、環状の磁気回路固定部41と、磁気回路固定部41より大きな直径で同軸に配設された環状のダンパ支持部43と、磁気回路固定部41とダンパ支持部43とを連結する周方向に所定の間隔で設けられそれぞれ放射状に延びる複数の腕部42とからなり、磁気回路固定部41とダンパ支持部42との間の部分の腕42以外の部分は空洞とされているので、軽量化を図ることができる。さらに、磁気回路固定部41やダンパ支持部43と違い全周にわたって設ける必要のないフレーム固定部が、腕部42に設けられているので、軽量化とコンパクト化を図ることができる。
また、ダンパホルダ40のフレーム固定部(腕部)42より外側のダンパ支持部43に至る部分は、フレーム30と接触しないように、フレーム30との間に隙間Bが設けられているので、ダンパホルダ40とフレーム30との接触部を極力小さくして、ダンパホルダ40の共振やフレーム30の共振がダンパ18を伝わってボイスコイル20に戻り音質を損ねることを抑制することができる。
また、磁気回路固定部41のプレート12に対向する磁気回路固定面41cに、接着剤逃がし溝41dが設けられている。そのため、接着に不要な余分な量の接着剤が、この接着剤逃がし溝41dに逃げ、ダンパホルダ40の磁気回路固定面41cとプレート12の主面とが密着した状態で接着され、磁気回路部15がフレーム30に対してさらに強固に固定されるので、磁気回路部15の振動がさらに抑制されてさらに音質を向上させることができる。
なお、本実施例のスピーカ装置10においては、スピーカ装置10を例えばエンクロージャースピーカ取付位置に固定するために、図2に示されるように、フレーム30の外周縁に、固定部として4箇所のねじ挿入切り欠き32が設けられている。フレーム30に対するダンパホルダ40の固定箇所(42a)が5箇所であるのに対して、フレーム30をスピーカ取付位置に固定するための固定部の数を4箇所としているのは、ダンパホルダ40とフレーム30との共振をしづらくして、音質の向上を図ることが目的である。
なお、本発明のスピーカ装置10は、上記実施例に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。例えば、上記実施例においては、コーン形のスピーカ装置について説明したが、ドーム形のスピーカ装置にも同様に適用できる。
この発明は、家庭用や車載用として用いられるスピーカ装置に適用されて有用なものであり、特に、プレート、マグネット及びヨークを含む磁気回路部と、磁気回路部の磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、ボイスコイルに結合された状態で振動可能な振動板と、振動板とフレームとの間に設けられフレームに対して振動板を振動可能に支持するダンパとを有するスピーカ装置に適用されて好適なものである。
10 スピーカ装置
11 マグネット
12 トッププレート(プレート)
13 ヨーク
14 センターポール
15 磁気回路部
17 コーン型振動板(振動板)
18 ダンパ
20 ボイスコイル
21 ボビン
22 巻線
30 フレーム
31 フレームの底面
32 ねじ挿入切り欠き(固定部)
40 ダンパホルダ
41 磁気回路固定部
41a ねじ穴
41c 磁気回路固定面
41d 接着剤逃がし溝
42 フレーム固定部(腕部)
42a ねじ穴
43 ダンパ支持部
44 スカート部
47,48,49 固定ねじ
A 磁束
g 磁気ギャップ
11 マグネット
12 トッププレート(プレート)
13 ヨーク
14 センターポール
15 磁気回路部
17 コーン型振動板(振動板)
18 ダンパ
20 ボイスコイル
21 ボビン
22 巻線
30 フレーム
31 フレームの底面
32 ねじ挿入切り欠き(固定部)
40 ダンパホルダ
41 磁気回路固定部
41a ねじ穴
41c 磁気回路固定面
41d 接着剤逃がし溝
42 フレーム固定部(腕部)
42a ねじ穴
43 ダンパ支持部
44 スカート部
47,48,49 固定ねじ
A 磁束
g 磁気ギャップ
Claims (8)
- プレート、マグネット及びヨークを含む磁気回路部と、前記磁気回路部の磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、前記ボイスコイルに結合された状態で振動可能な振動板と、前記振動板とフレームとの間に設けられ前記フレームに対して前記振動板を振動可能に支持するダンパとを備えたスピーカ装置において、
前記フレームに固定されて前記ダンパを支持するダンパホルダを有し、前記磁気回路部は、前記ダンパホルダと前記フレームとの間で狭持されている
ことを特徴とするスピーカ装置。 - 前記ダンパホルダは、前記プレートに締着される磁気回路固定部と、前記フレームに締着されるフレーム固定部とを有している
ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。 - 前記ヨークは、前記フレームに締着されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ装置。 - 前記ダンパホルダは、環状の前記磁気回路固定部と、該磁気回路固定部より大きな直径で同軸に配設された環状のダンパ支持部と、前記磁気回路固定部と前記ダンパ支持部とを連結する周方向に所定の間隔で設けられた複数の腕部とを有している
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のスピーカ装置。 - 前記ダンパホルダの前記フレーム固定部は、前記腕部に設けられている
ことを特徴とする請求項4に記載のスピーカ装置。 - 前記ダンパホルダの前記フレーム固定部より外側の前記ダンパ支持部に至る部分においては、前記フレームと接触しないように、前記フレームとの間に隙間が設けられている
ことを特徴とする請求項4または5に記載のスピーカ装置。 - 前記フレームをスピーカ取付位置に固定するための固定部の数と、前記フレーム固定部との数が異なる
ことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載のスピーカ装置。 - 前記磁気回路固定部の前記プレートに対向する磁気回路固定面に、接着剤逃がし溝が設けられている
ことを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載のスピーカ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005276284A JP2007088911A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | スピーカ装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
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