JP2023023970A - 堆積物検出システム及び堆積物検出方法 - Google Patents

堆積物検出システム及び堆積物検出方法 Download PDF

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Tetsuro Imamichi
正嗣 清水
Masatsugu Shimizu
良典 野口
Yoshinori Noguchi
貴行 和田
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Abstract

【課題】効率的に配管内の堆積物を検出することのできる堆積物検出システム及び堆積物検出方法を提供する。【解決手段】堆積物検出システム10は、配管21の外部から内部へ超音波を発信する発信部Aと、発信された超音波の反射波及び透過波の少なくともいずれか一方を対象波として検出する検出部B1、B2と、超音波に対する対象波(反射波または透過波)の強度に応じて、配管内の洗浄残渣等の堆積物の有無を判定する処理装置25と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、堆積物検出システム及び堆積物検出方法に関するものである。
汽力発電プラントの伝熱管内面に付着した鉄酸化物(FeやFe)等を除去する化学洗浄作業において、例えば難溶解性を示すヘマタイト(Fe)は、剥離またはマグネタイト(Fe)を溶解させることで伝熱管内面より脱落する。その後、系統内を循環する洗浄液(または水)の搬送力によって系外へと排出される。
化学洗浄後、系統内における洗浄残渣の有無を確認するため、例えば開放点検が行われる。開放点検では、管や検査孔管台を切断等して実施される。このとき、洗浄残渣があることが確認された場合には、高圧洗浄機や吸引ポンプ等を用いて洗浄残渣の除去作業が行われる。
例えば、特許文献1では、配管外から超音波を入射させて反射波のタイミングにより配管内の状態を調べることが開示されている。特許文献2には、配管内の温度分布をサーモグラフィで計測して配管内の状態を調べることが開示されている。
実開昭61-143056号公報 国際公開第2020/246065号
洗浄残渣の有無を確認するための開放点検では、管の切断や復旧(溶接等)を伴う場合があり、点検に手間と時間を要する。特に、点検に時間を要すれば、ボイラの停止期間が長くなることも考えられる。
特許文献1では、反射波が返ってくることを前提としているため、配管内面への付着物が検出対象となっていると考えられる。配管内面への付着物は、付着物の内部に、液体もしくは気体をほとんど含まずに固体粒子が密に集合して配管に付着しているものである。一方で、配管内に堆積している洗浄残渣(堆積物)は、堆積物の内部に、液体もしくは気体を多く含み固体粒子が疎に集合している場合がある。このような場合には、堆積物の内部の固体粒子、液体、気体の各界面において、入射波が散乱して反射波がほとんど発生しないことが想定される。このため、例えば特許文献1の方法では、堆積物の検出は困難である。特許文献2では、外気温と配管内の温度(流体の温度等)が近い場合には、配管内の状態を調べることが困難となる。
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、効率的に配管内の堆積物を検出することのできる堆積物検出システム及び堆積物検出方法を提供することを目的とする。
本開示の第1態様は、配管の外部から内部へ超音波を発信する発信部と、発信された前記超音波の反射波及び透過波の少なくともいずれか一方を対象波として検出する検出部と、前記超音波に対する前記対象波の強度に応じて、前記配管内の堆積物の有無を判定する判定部と、を備える堆積物検出システムである。
本開示の第2態様は、配管の外部から内部へ超音波を発信する発信工程と、発信された前記超音波の反射波及び透過波の少なくともいずれか一方を対象波として検出する検出工程と、前記超音波に対する前記対象波の強度に応じて、前記配管内の堆積物の有無を判定する判定工程と、を有する堆積物検出方法である。
本開示によれば、効率的に配管内の堆積物を検出することができるという効果を奏する。
本開示の第1実施形態に係る堆積物検出システムの概略構成を示す図である。 本開示の第1実施形態に係る図1に対応する反射波の検出結果を示す図である。 本開示の第1実施形態に係る図1に対応する透過波の検出結果を示す図である。 本開示の第1実施形態に係る配管内部に堆積物がある場合の例を示す図である。 本開示の第1実施形態に係る図4に対応する反射波の検出結果を示す図である。 本開示の第1実施形態に係る図4に対応する透過波の検出結果を示す図である。 本開示の第1実施形態に係る処理装置のハードウェア構成の一例を示した図である。 本開示の第1実施形態に係る堆積物検出処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本開示の第1実施形態に係るジグの構成例を示す図である。 本開示の第1実施形態に係るジグを用いて配置した場合の例を示す図である。 本開示の第2実施形態に係る反射波を検出する場合の例を示した図である。 本開示の第2実施形態に係る図11の各検出位置に対応した反射波の検出結果の一例を示す図である。 本開示の第2実施形態に係る透過波を検出する場合の例を示した図である。 本開示の第2実施形態に係る図13の各検出位置に対応した反射波の検出結果の一例を示す図である。 本開示の第2実施形態に係る配管の一例を示す図である。
〔第1実施形態〕
以下に、本開示に係る堆積物検出システム及び堆積物検出方法の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本開示の第1実施形態に係る堆積物検出システム10の概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る堆積物検出システム10は、発信部Aと、検出部Bと、処理装置25とを主な構成として備えている。本実施形態では、検査対象の配管21の内部は、所定の流体(例えば水)で満たされた状態で検査を行うことが好ましい。
堆積物検出システム10は、配管21内における堆積物30を検出する装置である。堆積物30とは、数ミクロンから数ミリ程度の固体粒子が洗浄残渣として、配管21の内部に沈下している状態を指す。この場合、配管21と堆積物30との間には、内部流体(例えば、水)や内部流体に混入した気体(例えば、空気)が存在する。また、固体粒子同士の間にも、水や空気が存在する。すなわち、堆積物30の内部には、固相、液相、気相間の界面が多く存在する。このため、堆積物30に入射された超音波は、堆積物30の内部に多数存在する界面で散乱され、伝播することができない。すなわち、超音波が堆積物30に入射しても、堆積物30の内部で減衰してしまい、反射波や透過波がほとんど発生しない。後述するように、堆積物検出システム10では、堆積物30のこのような性質を利用して検出を行う。
例えば、汽力発電プラントでは、伝熱管等の配管21の内面にヘマタイト(Fe)等を主成分とする鉄酸化物が付着する可能性がある。ヘマタイトはパウダースケールと呼ばれており、パウダースケールが伝熱管に付着すると伝熱管の熱伝達を阻害する場合がある。このため、配管21に付着したパウダースケールを除去するために、化学薬品を用いた洗浄が行われる。化学洗浄によって、パウダースケールは配管21の内面から脱落し、その後に系統内に洗浄液や水等の流体を流して脱落させたパウダースケールを系外へ排出する。しかしながら、系統内に流体を流すだけでは、すべてのパウダースケールを系外へ排出することは難しく、一部のパウダースケールは系外へ排出されずに配管21内に残留する可能性がある。例えば、この残留したパウダースケール(洗浄残渣)が堆積したものが、堆積物30である。堆積物検出システム10ではこのような堆積物30の有無を検査する。このため、配管21に対する化学洗浄後に、堆積物検出システム10による堆積物30の検査が実行される。
発信部Aは、超音波を発信する装置である。具体的には、発信部Aは、配管21の外表面に配置される。発信部Aは、配管21の外表面から内部へ超音波を発信する。検査を行う際には、配管21の内部は水で満たされているため、超音波は水中を伝搬する際に減衰する。特に水中の浮遊成分が多い場合には減衰量が大きくなり、S/N比が低下する。このため、超音波の周波数は、1MHz以上5MHz以下の範囲で設定されることが好ましい。1MHz以上5MHz以下の範囲で設定された周波数の超音波を発信することで、後述する減衰量に基づく堆積物30の有無判定を効果的に行うことができる。
また、発信部Aに使用される探触子の振動子(探触子の構成部品)は、円形であれば直径が20mm以上の振動子(円形振動子)、矩形であれば一辺が20mm以上の振動子(矩形振動子)を用いることが好ましい。このような振動子を用いることで、検出に効果的な超音波の強度及び指向性を得ることができる。探触子は1つで発信及び受信が可能であり、2つ設けて発信と受信とを分けることもできる。なお、後述する検出部Bに使用される探触子(振動子)の大きさについても同様である。
発信部Aは、図1に示されるように、配管21の断面図における配管外周の頂点に配置される。すなわち、配管21の中心軸に対して鉛直上方向を0°(以降、図1において反時計回りを正の角度とする)とすると、配管外周面における0°の位置が発信部Aの配置位置となる。これによって、発信部Aは、配管21に対して鉛直下方向に超音波を発信する。図1で発信部Aから鉛直下方向に延びる矢印は、発信部Aから発信された超音波である入射波を示している。すなわち、発信部Aから発信された入射波は鉛直下方向へ発信されるとともに、配管21の中心軸を通過する。図1に示されるように、断面が円筒状の配管21において堆積物30は、重力によって鉛直下方向(180°方向)に存在するため、図1のように発信部Aを配置することで、効果的に堆積物30の検出を行うことができる。
図1では発信部A等の配置の一例を示しているが、配置位置は図1に限定されない。他の好ましい形態については第2実施形態で説明する。
検出部Bは、発信された超音波の反射波及び透過波の少なくともいずれか一方を対象波として検出する。図1に示すように、反射波を検出する場合の検出部Bと透過波を検出する場合の検出部Bとを区別する場合には、反射波を検出する場合の検出部をB1と示し、透過波を検出する場合の検出部をB2と示す。なお、図1等において、わかりやすいように入射波と反射波と透過波とが重ならないように矢印で示す。
発信された超音波の反射波を検出対象波とする場合には、検出部B1は、配管21の外表面において反射波が検出されると想定される位置に配置される。図1のように発信部Aを配置する場合、反射波は図1のように鉛直下方向と反対方向である(入射波と進行方向が180°異なる)ことが想定されるため、検出部B1は、発信部Aと同位置に設けられる。例えば、発信部Aの機能を有するモジュールに検出部B1の機能も設けられる。これによって、発信部Aより発信した超音波に対応する反射波が発信部Aで検出可能となる。
発信された超音波の透過波を検出対象波とする場合には、検出部B2は、配管21の外表面において透過波が検出されると想定される位置に配置される。図1のように発信部Aを配置する場合、透過波は図1のように鉛直下方向と同じ方向である(入射波と進行方向が等しい)ことが想定されるため、検出部B2は、配管21の外表面において発信部Aと対向する位置に設けられる。これによって、発信部Aより発信した超音波に対応する透過波が発信部Aで検出可能となる。
検出部Bにおける検出結果は、処理装置25へ出力される。
処理装置25は、検出結果に基づき判定処理を行う。すなわち、処理装置25は判定部としての機能を有する。処理装置25は、検出対象波の強度(例えば減衰量)に応じて、配管21内の堆積物30の有無を判定する。具体的には、入射波に対応した対象波(反射波または透過波)が、対応する検出部Bの位置を通過するタイミングを検出タイミングとして予め設定される。検出タイミングは、例えば超音波の発射タイミングに対応して予め設定される。そして、処理装置25は、検出タイミングにおいて検出された対象波に基づいて配管21内の堆積物30の有無を判定する。検出タイミングを設定することによって、発信部Aが発信した超音波に対応する対象波を効果的に検出することが可能となる。なお、発信部Aが発信した超音波に対応する対象波が検出することが可能であれば、検出タイミングを用いないこととしても良い。
処理装置25は、検出された対象波の強度が所定値以下である場合に、配管21内の堆積物30が有と判定する。図1のように、配管21内において堆積物30が無い場合、超音波を入射させると超音波は配管内面から水中へ伝搬され、対面の配管内表面で反射され(反射波)、一部は対面の配管外表面へ透過する(透過波)。図2は図1に対応する反射波の検出結果を示す図であり、図3は、図1に対応する透過波の検出結果を示す図である。図2及び図3に示すように、堆積物30がない場合には、反射波及び透過波が、検出部Bにおいて強い強度で検出される。
一方で、図4は、配管21内に堆積物30がある場合を例示している。図4のような場合において図1と同様に超音波を入射させると、水中を伝搬した超音波は堆積物30により散乱する。すなわち、堆積物30に超音波が入射すると、堆積物30内部の界面で散乱する。このため、図1に示す反射波や透過波は、微弱となる。図5は図4に対応する反射波の検出結果を示す図であり、図6は、図4に対応する透過波の検出結果を示す図である。図5及び図6に示すように、堆積物30がある場合には、検出部Bにおいて、反射波及び透過波を示す明瞭なピークは検出されない。
このように、堆積物30における超音波の散乱に着目することによって、入射波に対する反射波や透過波の強度で、堆積物30の有無を判定することが可能となる。このため、処理装置25は、検出された対象波の強度が所定値以下である場合に、配管内の堆積物30が有と判定する。すなわち、入射波の伝播経路において、配管21内に堆積物30が存在するか否かを判定することが可能となる。判定閾値である所定値については、堆積物30が存在する場合と堆積物30が存在しない場合とで、予め対象波の強度を試験等で得ておき、堆積物30の有無が判定可能なように所定値を設定すればよい。
なお、堆積物30の散乱によって反射波や透過波はほとんど発生しなくなるため、入射波に対する反射波や透過波の有無で堆積物30の有無の判定を行うこととしても良い。
このように堆積物30の有無の判定を行うことで、配管21を開放することなく、配管21内における洗浄残渣の有無を調べることができる。入射波に対する反射波や透過波の強度で判定を行うことで、従来の開放点検より短時間で洗浄残渣の有無の判定を行うことが期待できる。
図7は、本実施形態に係る処理装置25のハードウェア構成の一例を示した図である。
図7に示すように、処理装置25は、コンピュータシステム(計算機システム)であり、例えば、CPU11と、CPU11が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)12と、各プログラム実行時のワーク領域として機能するRAM(Random Access Memory)13と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)14と、ネットワーク等に接続するための通信部15とを備えている。なお、大容量記憶装置としては、ソリッドステートドライブ(SSD)を用いることとしてもよい。これら各部は、バス18を介して接続されている。
また、処理装置25は、キーボードやマウス等からなる入力部や、データを表示する液晶表示装置等からなる表示部などを備えていてもよい。
なお、CPU11が実行するプログラム等を記憶するための記憶媒体は、ROM12に限られない。例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の他の補助記憶装置であってもよい。
後述の各種機能を実現するための一連の処理の過程は、プログラムの形式でハードディスクドライブ14等に記録されており、このプログラムをCPU11がRAM13等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、後述の各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROM12やその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
次に、上述の堆積物検出処理の一例について図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る堆積物検出処理の手順の一例を示すフローチャートである。配管21における所定位置(堆積物30の有無の検出をしたい箇所、洗浄残渣が溜まりやすい箇所等)に発信部A及び検出部Bが取り付けられた後に開始される。発信部Aと検出部Bについては、検査を行う際にそれぞれ取り付け作業が行われることとしても良いし、配管21に対して備え付けられていてもよい。
例えば、配管21が伝熱管である場合には、配管21に対して化学洗浄が行われる。そして、化学洗浄で剥離したパウダースケール(洗浄残渣)は流体(洗浄液や水等)の搬送力によって系外に排出される。図8に示すフローは、このような洗浄が行われた後、発信部A等の取り付けを行い、実行される。
まず、発信部Aから入射波として超音波を発信する(S101)。
次に、検出部Bにおいて、対象波の検出を行う(S102)。対象波としては、反射波及び透過波の少なくともいずれか1つであり、予め設定される。
次に、検出部Bにおける検出結果を用いて、検出された対象波の強度が所定値以下であるか否かを判定する(S103)。検出された対象波の強度が所定値以下である場合(S103のYES判定)には、配管21内に堆積物30が有と判定する(S104)。検出された対象波の強度が所定値以下でない場合(S103のNO判定)には、配管21内の堆積物30が無と判定する(S105)。なお、S105の判定処理については、検出部Bの検出結果に基づいて検査員等が判断を行うこととしてもよい。
このように処理を行うことによって、配管21における中心軸方向のある位置において堆積物30の検査を行うことができる。このため、中心軸方向に位置を変えて(すなわち軸方向に走査して)同様に処理を行うことによって、配管21における中心軸方向の複数の位置で堆積物30の検査を行うことが可能となる。
配管21において、洗浄残渣を系外に排出するための洗浄操作時に、配管21内を流動すする流体(洗浄液や水等)の流速が低い(洗浄残渣を搬送可能な流速である所定値よりも流速が低い)と想定される箇所では、洗浄残渣が溜まりやすいため、このような箇所に対して優先的に検査が行われることが好ましい。例えば、伝熱管の管寄部などが想定される。
もし堆積物30が検出された場合には、堆積物30の除去作業が行われる。例えば配管21を開放して、高圧洗浄や真空吸引等で除去作業が行われる。
次に、発信部A及び検出部Bの具体例について説明する。
上述のように、反射波を対象波とするか、透過波を対象波とするかで発信部Aに対する検出部Bの配置位置が異なる。反射波を対象波とする場合には、発信部Aと検出部B1は配管21の外表面において同一の位置に設けられる。1つの探触子で発信と受信を行うことも可能である。この場合には、発信位置に探触子を設けることで検査が可能である。
一方で、透過波を対象波とする場合には、発信部Aと検出部B2とを配管21の外表面における対極位置(すなわち互いに中心軸を挟んで対向する位置)に配置ける。具体的には、互いに対極位置に設けた2つの探触子のそれぞれで発信及び受信を行う。この場合には、2つの探触子は、配管21の中心軸を通る直線上(すなわち超音波の通過経路上)に設ける必要があり、ずれた場合には透過波の検出精度が低下する可能性がある。このため、図9に示すように、発信部Aと検出部B2とをジグ(接続部材)26で接続することとしても良い。ジグ26は発信部Aと検出部B2の間の距離が調節可能で、可撓性を有する。ジグ26は例えば可撓性のあるレールである。ジグ26は、配管21に固定するためのマグネットや探触子間の距離を示す目盛りを有していてもよい。発信部Aや検出部B2は、このレール上をスライド及び固定可能である。このため、ジグ26により長さを調節して、発信部Aと検出部B2との距離を調節できる。例えば、発信部Aと検出部B2との距離Lは、対象配管の外周(外径(直径)×π)の半分に設定される。図10に示すように配管21の外表面に沿うように配置することで、発信部Aと検出部B2の配置を、簡便且つ正確に行うことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る堆積物検出システム及び堆積物検出方法によれば、超音波の反射波及び透過波の少なくともいずれか一方(対象波)の強度に応じて配管21内の堆積物30の有無を判定するため、簡便な処理で堆積物の有無の判定を行うことができる。特に、対象波の強度に基づくことで、配管21内に堆積した(水や空気との多くの界面を含む)洗浄残渣等の堆積物30の有無について判定することが可能となる。検出された対象波の強度が所定値以下である場合には、超音波が堆積物30内において散乱して減衰したと推定できるため、配管21内に堆積物30が有と判定できる。
入射波(超音波)に対応した対象波が検出部Bの位置を通過するタイミングを検出タイミングとすることで、ノイズと区別して対象波を検出することができる。
配管21に対して鉛直下方向に超音波を発信することで、配管21内に沈積した堆積物30に対して効果的に超音波を発信することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本開示の第2実施形態に係る堆積物検出システム及び堆積物検出方法について説明する。
本実施形態では、より詳細に配管21内の堆積物30の有無を検査する場合について説明する。以下、本実施形態に係る堆積物検出システム及び堆積物検出方法について、第1実施形態と異なる点について主に説明する。
本実施形態における堆積物検出システム10では、発信部Aは、配管21において周方向に設定された複数の発信位置のそれぞれから超音波を発信する。すなわち、配管21の周方向に走査して堆積物30の検査を行う。発信位置は、配管21の中心軸に対して鉛直方向(鉛直上方向)を0°として、中心軸周りに所定角度ずれた範囲内に複数設定されることが好ましい。複数の発信位置のそれぞれに対応して検査を行う際、例えば、一つの発信部Aを発信位置に合わせて都度配置を変更してもよいし、複数の発信部Aをそれぞれ発信位置に配置してもよい。
これに伴って、検出部Bは、各発信位置のそれぞれから発信された超音波に対応する対象波を検出する。すなわち、検出部Bは、反射波を検出する場合には発信部Aと同位置に配置され、透過波を検出する場合には発信部Aと対向する位置に配置さる。対向する位置とは、入射波は発信位置から発信されて中心軸を通り進むため、中心軸回りに発信部Aの位置に対して180°ずれた位置である。そして、処理装置25は、各発信位置のそれぞれに対応して、配管21内の堆積物30の有無を判定する。すなわち、各発信位置のそれぞれに対応して、第1実施形態と同様に検査が行われる。
図11は、反射波を検出する場合の例を示している。図11の例では、0°、30°、60°、90°のそれぞれの位置に発信位置が設定された場合の例を示している。反射波を検出するため、検出部B1は発信部Aと同位置に設けられている。それぞれの発信位置において、発信部Aから超音波が発信され、反射波が検出部B1で検出される。
図12は、図11の各検出位置に対応した反射波の検出結果の一例を示す。0°を発信位置とした場合には、図11に示すように入射波は堆積物30に入射する。このため、対応する反射波はほとんど検出されない。30°を発信位置とした場合には、図11に示すように入射波は堆積物30に入射する。このため、対応する反射波はほとんど検出されない。60°を発信位置とした場合には、図11に示すように入射波は堆積物30(堆積部の端部である境界)に入射する。このため、対応する反射波はほとんど検出されない。なお、境界では低い強度でわずかに反射波が検出される場合もある。90°を発信位置とした場合には、図11に示すように入射波は堆積物30に入射しない。このため、反射が発生して対応する反射波が検出される。境界から少し動かすと、高い強度が検出されるようになる。
図13は、透過波を検出する場合の例を示している。図13の例では、0°、30°、60°、90°のそれぞれの位置に発信位置が設定された場合の例を示している。透過波を検出するため、検出部B2は発信部Aと対向するように設けられている。すなわち、検出部B2は、180°、210°、240°、270°のそれぞれの位置に設けられている。それぞれの発信位置において、発信部Aから超音波が発信され、透過波が検出部B2で検出される。
図14は、図13の各検出位置に対応した透過波の検出結果の一例を示す。0°を発信位置とした場合には、図13に示すように入射波は堆積物30に入射する。このため、対応する透過波はほとんど検出されない。30°を発信位置とした場合には、図13に示すように入射波は堆積物30に入射する。このため、対応する透過波はほとんど検出されない。60°を発信位置とした場合には、図13に示すように入射波は堆積物30(堆積部の端部である境界)に入射する。このため、対応する透過波はほとんど検出されない。なお、境界では低い強度でわずかに透過波が検出される場合もある。透過波の場合は、他の位置からの反射や散乱の信号を拾わないため、反射波と比較してS/N比は大きくなる。90°を発信位置とした場合には、図13に示すように入射波は堆積物30に入射しない。このため、透過が発生して対応する透過波が検出される。境界から少し動かすと、高い強度が検出されるようになる。
このように、周方向に設定された複数の発信位置のそれぞれから超音波を発信して堆積物30の有無を検査することによって、図11や図13に示すように配管21内の堆積物30の堆積状態(堆積分布)を推定することが可能となる。堆積状態は、例えば、堆積物30が堆積している範囲である。すなわち、堆積物30の定量的な検査を行うことができる。
図11や図13は、配管21内部の堆積物30の堆積状況を模式的に示したものである。配管21を汽力発電プラントの伝熱管の管寄部とした場合の詳細な寸法を考慮した堆積物30の状況の一例を図15に示す。図15では、配管21は、外径(直径)が216mm、配管厚みが40mmである。このようなボイラ伝熱管の管寄部である配管21では、堆積物30は配管21の内面の最下部(配管21の中心軸に対して鉛直上方向を0°とすると180°の位置)付近に少量(例えば、数mm)堆積することが多い。例えば、図15に示すように、堆積物30の堆積厚さが最大で9mmとすれば、境界部分を検出する発信位置は0°から30°の範囲内となる。
このように、発信位置は、配管21の中心軸に対して鉛直方向を0°として、中心軸周りに30°ずれた範囲内に設定されることが好ましい。すなわち、0°から30°の範囲内で複数の発信位置に設定される。例えば、+30°の位置、+20°の位置、+10°の位置、0°の位置の計4つの位置が発信位置として設定される。
以上説明したように、本実施形態に係る堆積物検出システム及び堆積物検出方法によれば、配管21において周方向に設定された複数の発信位置のから超音波を発信し、各入射波に対する反射波もしくは透過波の少なくともいずれか一つを検出及び判定することで、配管21内の堆積物30の堆積状態(例えば堆積高さ)を検出することが可能となる。配管21の中心軸に対して鉛直方向を0°として中心軸周りに30°ずれた範囲内に発信位置が設定されることで、配管21内に沈積した堆積物30を効率的に検出することができる。
本開示は、上述の実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施が可能である。なお、各実施形態を組み合わせることも可能である。
以上説明した各実施形態に記載の堆積物検出システム及び堆積物検出方法は例えば以下のように把握される。
本開示に係る堆積物検出システム(10)は、配管(21)の外部から内部へ超音波を発信する発信部(A)と、発信された前記超音波の反射波及び透過波の少なくともいずれか一方を対象波として検出する検出部(B)と、前記超音波に対する前記対象波の強度に応じて、前記配管(21)内の堆積物(30)の有無を判定する判定部(25)と、を備える。
本開示に係る堆積物検出システム(10)によれば、超音波の反射波及び透過波の少なくともいずれか一方(対象波)の強度に応じて配管(21)内の堆積物(30)の有無を判定するため、簡便な処理で堆積物判定を行うことができる。特に、対象波の強度に基づくことで、配管(21)に堆積した(水や空気との界面を多く含む)洗浄残渣等の堆積物(30)の有無について判定することが可能となる。
本開示に係る堆積物検出システム(10)は、前記判定部(25)は、検出された前記対象波の強度が所定値以下である場合に、前記配管(21)内の堆積物(30)が有と判定することとしてもよい。
本開示に係る堆積物検出システム(10)によれば、検出された対象波の強度が所定値以下である場合には、超音波が堆積物(30)において散乱して減衰したと推定できるため、配管(21)内の堆積物(30)が有と判定できる。
本開示に係る堆積物検出システム(10)は、前記判定部(25)は、前記超音波に対応した前記対象波が前記検出部(B)の位置を通過するタイミングを検出タイミングとして、前記検出タイミングにおいて検出された前記対象波に基づいて前記配管(21)内の堆積物(30)の有無を判定することとしてもよい。
本開示に係る堆積物検出システム(10)によれば、超音波に対応した対象波が検出部(B)の位置を通過するタイミングを検出タイミングとすることで、ノイズと区別して対象波を検出することができる。
本開示に係る堆積物検出システム(10)は、前記発信部(A)は、前記配管(21)に対して鉛直下方向に前記超音波を発信することとしてもよい。
本開示に係る堆積物検出システム(10)によれば、配管(21)に対して鉛直下方向に超音波を発信することで、配管(21)内部にて沈積した堆積物(30)に対して効果的に超音波を発信することができる。
本開示に係る堆積物検出システム(10)は、前記発信部(A)は、前記配管(21)において周方向に設定された複数の発信位置のそれぞれから前記超音波を発信し、前記検出部(B)は、各前記発信位置のそれぞれから発信された前記超音波に対応する前記対象波を検出し、前記判定部(25)は、各前記発信位置のそれぞれに対応して、前記配管(21)内の堆積物(30)の有無を判定することとしてもよい。
本開示に係る堆積物検出システム(10)によれば、配管(21)において周方向に設定された複数の発信位置のそれぞれから超音波を発信し、それぞれの対象波に対して検出及び判定することで、配管(21)内の堆積物(30)の堆積状態(例えば堆積高さ)を検出することが可能となる。
本開示に係る堆積物検出システム(10)は、前記発信位置は、前記配管(21)の中心軸に対して鉛直方向を0°として前記中心軸周りに30°ずれた範囲内に設定されることとしてもよい。
本開示に係る堆積物検出システム(10)によれば、配管(21)の中心軸に対して鉛直方向を0°として中心軸周りに30°ずれた範囲内に発信位置が設定されることで、配管(21)内に沈殿した堆積物(30)を効率的に検出することができる。
本開示に係る堆積物検出システム(10)は、前記発信部(A)は、1MHz以上5MHz以下の範囲で設定された周波数の前記超音波を発信することとしてもよい。
本開示に係る堆積物検出システム(10)によれば、1MHz以上5MHz以下の範囲で設定された周波数の超音波を発信することで、対象波の強度に基づく堆積物(30)の有無判定を効果的に行うことができる。
本開示に係る堆積物検出システム(10)は、前記発信部(A)は、直径が20mm以上の円形振動子により構成されていることとしてもよい。
本開示に係る堆積物検出システム(10)によれば、検出に効果的な超音波の強度及び指向性を得ることができる。
本開示に係る堆積物検出システム(10)は、前記発信部(A)は、一辺が20mm以上の矩形振動子により構成されていることとしてもよい。
本開示に係る堆積物検出システム(10)によれば、検出に効果的な超音波の強度及び指向性を得ることができる。
本開示に係る堆積物検出システム(10)は、前記検出部(B)は、直径が20mm以上の円形振動子により構成されていることとしてもよい。
本開示に係る堆積物検出システム(10)によれば、検出に効果的な超音波の強度及び指向性を得ることができる。
本開示に係る堆積物検出システム(10)は、前記検出部(B)は、一辺が20mm以上の矩形振動子により構成されていることとしてもよい。
本開示に係る堆積物検出システム(10)によれば、検出に効果的な超音波の強度及び指向性を得ることができる。
本開示に係る堆積物検出システム(10)は、前記検出部(B)において透過波を検出する場合に、前記発信部(A)及び前記検出部(B)は、前記発信部(A)と前記検出部(B)の間の距離が調節可能で可撓性を有する接続部材(26)に接続されていることとしてもよい。
本開示に係る堆積物検出システム(10)によれば、検出部(B)において透過波を検出する場合に、簡便且つ正確に発信部(A)及び検出部(B)を配置することができる。
本開示に係る堆積物検出システム(10)は、前記配管(21)はボイラ伝熱管であり、前記配管(21)に対する化学洗浄の後に、前記発信部(A)から前記超音波を発信して堆積物(30)の有無を判定することとしてもよい。
本開示に係る堆積物検出システム(10)によれば、化学洗浄後に残留した堆積物(30)に対して検査を行うことができる。
本開示に係る堆積物検出方法は、配管(21)の外部から内部へ超音波を発信する発信工程と、発信された前記超音波の反射波及び透過波の少なくともいずれか一方を対象波として検出する検出工程と、前記超音波に対する前記対象波の強度に応じて、前記配管(21)内の堆積物(30)の有無を判定する判定工程と、を有する。
本開示に係る堆積物検出方法は、前記配管(21)はボイラ伝熱管であり、前記発信工程は、前記配管(21)に対する化学洗浄の後に実行されることとしてもよい。
10 :堆積物検出システム
11 :CPU
12 :ROM
13 :RAM
14 :ハードディスクドライブ
15 :通信部
18 :バス
21 :配管
25 :処理装置(判定部)
26 :ジグ(接続部材)
30 :堆積物
A :発信部
B :検出部
B1 :検出部
B2 :検出部

Claims (15)

  1. 配管の外部から内部へ超音波を発信する発信部と、
    発信された前記超音波の反射波及び透過波の少なくともいずれか一方を対象波として検出する検出部と、
    前記超音波に対する前記対象波の強度に応じて、前記配管内の堆積物の有無を判定する判定部と、
    を備える堆積物検出システム。
  2. 前記判定部は、検出された前記対象波の強度が所定値以下である場合に、前記配管内の堆積物が有と判定する請求項1に記載の堆積物検出システム。
  3. 前記判定部は、前記超音波に対応した前記対象波が前記検出部の位置を通過するタイミングを検出タイミングとして、前記検出タイミングにおいて検出された前記対象波に基づいて前記配管内の堆積物の有無を判定する請求項1または2に記載の堆積物検出システム。
  4. 前記発信部は、前記配管に対して鉛直下方向に前記超音波を発信する請求項1から3のいずれか1項に記載の堆積物検出システム。
  5. 前記発信部は、前記配管において周方向に設定された複数の発信位置のそれぞれから前記超音波を発信し、
    前記検出部は、各前記発信位置のそれぞれから発信された前記超音波に対応する前記対象波を検出し、
    前記判定部は、各前記発信位置のそれぞれに対応して、前記配管内の堆積物の有無を判定する請求項1から4のいずれか1項に記載の堆積物検出システム。
  6. 前記発信位置は、前記配管の中心軸に対して鉛直方向を0°として前記中心軸周りに30°ずれた範囲内に設定される請求項5に記載の堆積物検出システム。
  7. 前記発信部は、1MHz以上5MHz以下の範囲で設定された周波数の前記超音波を発信する請求項1から6のいずれか1項に記載の堆積物検出システム。
  8. 前記発信部は、直径が20mm以上の円形振動子により構成されている請求項1から7のいずれか1項に記載の堆積物検出システム。
  9. 前記発信部は、一辺が20mm以上の矩形振動子により構成されている請求項1から7のいずれか1項に記載の堆積物検出システム。
  10. 前記検出部は、直径が20mm以上の円形振動子により構成されている請求項1から7のいずれか1項に記載の堆積物検出システム。
  11. 前記検出部は、一辺が20mm以上の矩形振動子により構成されている請求項1から7のいずれか1項に記載の堆積物検出システム。
  12. 前記検出部において透過波を検出する場合に、前記発信部及び前記検出部は、前記発信部と前記検出部の間の距離が調節可能で可撓性を有する接続部材に接続されている請求項1から11のいずれか1項に記載の堆積物検出システム。
  13. 前記配管はボイラ伝熱管であり、
    前記配管に対する化学洗浄の後に、前記発信部から前記超音波を発信して堆積物の有無を判定する請求項1から12のいずれか1項に記載の堆積物検出システム。
  14. 配管の外部から内部へ超音波を発信する発信工程と、
    発信された前記超音波の反射波及び透過波の少なくともいずれか一方を対象波として検出する検出工程と、
    前記超音波に対する前記対象波の強度に応じて、前記配管内の堆積物の有無を判定する判定工程と、
    を有する堆積物検出方法。
  15. 前記配管はボイラ伝熱管であり、
    前記発信工程は、前記配管に対する化学洗浄の後に実行される請求項14に記載の堆積物検出方法。
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