JP2023020107A - シャリ玉処理装置およびシャリ玉処理方法 - Google Patents

シャリ玉処理装置およびシャリ玉処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シャリ玉処理において、注文状況に応じて商品の提供時間を短縮する。【解決手段】シャリ玉成形移送装置Mにおいて、予め残皿数の閾値を決めておき、入力された残皿数が、閾値未満の場合は、第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に長くし、閾値以上の場合は、第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に短くする。これにより、残皿数が少ない閑散期では、第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に長くすることで、シャリ玉Rを載せた皿Dが第2コンベア30-2に沿った作業台50に到達する時間を短縮でき、商品の提供時間を短縮できる。一方、残皿数が多い繁忙期では、第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に短くすることで、第2コンベア30-2上の皿Dの枚数を増加でき、複数枚の皿D上のシャリ玉R上に具材を連続的に素早く盛り付けることができるので、商品の提供時間を短縮できる。【選択図】図13

Description

本発明は、シャリ玉処理装置およびシャリ玉処理方法に関し、例えば、成形されたシャリ玉を皿やトレイ等に載せて搬送する途中でシャリ玉上に寿司ネタ等を盛り付けることで握り寿司を製造する技術に関するものである。
回転寿司店等のバックヤードや厨房等においては、シャリ玉成形機で成形したシャリ玉を移載機によって自動的に皿等に移載した後、シャリ玉を載せた皿を搬送コンベアによって間欠動作で搬送するとともに、その搬送途中においてネタ載せ作業者が寿司ネタやトッピング具材等をシャリ玉上に盛り付けている。
このシャリ玉が載せられた皿等の間欠送りピッチは任意に設定することができるが、間欠送りピッチを変更するには、その都度人手によって設定値を変更する必要がある。しかし、間欠送りピッチの設定値の変更においては、熟練者が最適なタイミングを判断する必要がある上、その作業は人手によるものなので手間がかかる面倒な作業となる。このため、間欠送りピッチの設定値を人手により変更することは稀で、実際にはシャリ玉処理装置の稼働開始時に設定した間欠送りピッチに固定して運用している。
なお、このようなシャリ玉処理装置については、例えば、特許文献1~3に開示がある。
特開2018-143153号公報 特開2018-117527号公報 特開2018-117529号公報
ところで、回転寿司店等においては、客入りの状況等に応じて商品の提供に関して様々な対応が必要となる。例えば、店の開店直後やアイドル時間帯においては、シャリ玉を載せた皿をいち早くネタ載せ作業者まで搬送することで、来店客に商品を提供する時間を早める必要がある。
また、例えば、繁忙期等で注文が連続的に入る場面においては、シャリ玉を載せた皿をできるだけ多く搬送コンベア上に保持することで、連続的にネタ載せを行い、短時間で商品を提供する必要がある。さらに、例えば、繁忙期において商品の提供が滞る場合においては、補助作業者が入ることもあることから、多くの皿枚数を保持することが必須となる。
しかしながら、前述のように、シャリ玉処理装置においてはシャリ玉を載せた皿の間欠送りピッチを固定しているので、必ずしも注文の状況変化に対して適切な設定値になっていない場合がある。
例えば、間欠送りピッチを長くした場合、間欠回数が減り、シャリ玉を載せた皿がネタ載せ作業者に到達する時間が早くなるので、店の開店直後やアイドル時間帯では適切なピッチ設定値といえるが、搬送コンベア上に保持出来る皿の枚数が減ってしまうので、繁忙期等のように連続作業を要する場面においては商品を提供する時間が遅くなる。
また、例えば、間欠送りピッチを短くした場合、間欠回数が増え搬送コンベア上に保持出来る皿の枚数を増やせるので繁忙期等では適切なピッチ設定値といえるが、間欠回数が増えた分だけネタ載せ作業者に皿が到達する時間が遅くなるので、開店直後やアイドル時間帯においては商品を提供する時間が遅くなる。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、シャリ玉処理において、注文状況に応じて商品を提供する時間を短縮することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のシャリ玉処理装置は、シャリ玉を成形するシャリ玉成形手段と、前記シャリ玉成形手段に隣接して設置され、前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉を容器に移載するシャリ玉移載手段と、前記容器を前記シャリ玉の移載位置に供給する容器供給手段と、前記シャリ玉成形手段および前記シャリ玉移載手段に隣接して設置され、前記シャリ玉が載せられた前記容器を決められた間欠送りピッチで搬送する搬送手段と、前記搬送手段に沿って設置され、前記容器に載せられた前記シャリ玉上に具材を載せて商品を製造する作業を行う作業台と、前記商品の生産数量を入力する入力手段と、前記商品の生産数量の閾値を境にして、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値より小さいときの前記間欠送りピッチを、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値以上のときの前記間欠送りピッチより長くし、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値以上のときの前記間欠送りピッチを、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値より小さいときの前記間欠送りピッチより短くする制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1記載のシャリ玉処理装置において、前記閾値が複数設定されている、ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の本発明は、請求項1または2記載のシャリ玉処理装置において、前記入力手段が、前記シャリ玉成形手段に設けられた入力部および有線または無線で入力する通信端末の少なくとも何れかである、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の本発明のシャリ玉処理方法は、シャリ玉成形手段でシャリ玉を成形する工程と、前記シャリ玉を移載する容器をシャリ玉移載位置に供給する工程と、前記シャリ玉移載位置において前記シャリ玉を前記容器に移載する工程と、前記シャリ玉が載せられた前記容器を決められた間欠送りピッチで搬送する搬送工程と、前記シャリ玉が載せられた前記容器を搬送する途中において、前記容器に載せられた前記シャリ玉上に具材を盛り付けて商品を製造する工程と、前記商品の生産数量の閾値を設定する閾値設定工程と、前記商品の生産数量を入力手段から入力する生産数量入力工程と、を備え、前記搬送工程は、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値より小さいときは、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値以上のときの前記間欠送りピッチより長い間欠送りピッチで前記シャリ玉が載せられた前記容器を搬送する工程と、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値以上のときは、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値より小さいときの前記間欠送りピッチより短い間欠送りピッチで前記シャリ玉が載せられた前記容器を搬送する工程と、を有することを特徴とする。
また、請求項5に記載の本発明は、請求項4記載のシャリ玉処理方法において、前記閾値設定工程において、前記閾値を複数設定する、ことを特徴とする。
また、請求項6に記載の本発明は、請求項4または5記載のシャリ玉処理方法において、前記生産数量入力工程において、前記商品の生産数量を前記シャリ玉成形手段に設けられた入力部または有線もしくは無線の通信端末で入力する、ことを特徴とする。
本発明によれば、シャリ玉処理において、注文状況に応じて商品を提供する時間を短縮することが可能になる。
本発明の一実施の形態に係るシャリ玉成形移載装置の皿搬送時の一例の平面図である。 図1のシャリ玉成形移載装置を斜め前方から見た斜視図である。 図2のシャリ玉成形移載装置の要部拡大斜視図である。 図1のシャリ玉成形移載装置の皿供給機を構成するストック部の1列分の断面図である。 図1のシャリ玉成形移載装置の皿供給機を構成するストック部の1列分の断面図である。 (a)は図1のシャリ玉成形移載装置の要部拡大平面図、(b)は図6(a)の搬送コンベアの第1コンベアの拡大平面図である。 (a),(b)はそれぞれ図6(b)のI-I線およびII-II線の断面図である。 図1のシャリ玉成形移載装置の移載機の内部構造を示す要部斜視図である。 図8の移載機の把持部の要部断面図である。 図8の移載機の把持部の要部分解斜視図である。 図1のシャリ玉成形移載装置の制御部の一例の要部回路ブロック図である。 (a)は通信停止時のシャリ玉成形移載装置の表示部における表示画面の一例の要部平面図、(b)は閑散期のシャリ玉成形移載装置の表示部における表示画面の一例の要部平面図、(c)は繁忙期のシャリ玉成形移載装置の表示部における表示画面の一例の要部平面図である。 (a)は閑散期のシャリ玉成形移載装置の間欠送りピッチの一例を示した平面図、(b)~(e)は繁忙期のシャリ玉成形移載装置の間欠送りピッチの推移の一例を示した平面図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本実施の形態のシャリ玉成形移載装置の構造例について図1~図10を参照して説明する。
図1は本実施の形態に係るシャリ玉成形移載装置の皿搬送時の一例の平面図、図2は図1のシャリ玉成形移載装置を斜め前方から見た斜視図、図3は図2のシャリ玉成形移載装置の要部拡大斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態のシャリ玉成形移載装置(シャリ玉処理装置)Mは、シャリ玉Rを成形するとともに、成形したシャリ玉Rを皿(容器)Dに移載して握り寿司等のような商品を製造する装置であり、シャリ玉成形機(シャリ玉成形手段)10と、皿供給機(容器供給手段)20と、搬送コンベア30と、移載機(シャリ玉移載手段)40と、作業台50とを備えている。
なお、これらシャリ玉成形機10、皿供給機20、搬送コンベア30および移載機40は、作業台50と共通の台上に設置されている場合が例示されているが、これに限定されるものではない。また、ここでは、容器として、丸型の皿Dが例示されているが、シャリ玉Rを盛り付けることができる限りこれに限定されるものではなく、例えば、角皿や長円状のトレイ等、他の形状の容器を用いることができる。
シャリ玉成形機10は、シャリ玉Rを自動成形する装置であり、その上部には、投入蓋11を開いて開口部から米飯(酢飯等)が投入されるホッパ12が設置されている。このホッパ12の下方には、ホッパ12から供給された米飯をほぐして所定重量に計量分割して米飯塊とし、これをさらに下方のターンテーブル13の成形孔13aに投入する機構部(図示せず)が設けられている。また、前面には、入力部IPと表示部DPとが互いに一体となった液晶タッチパネルが設けられている。
最下部のターンテーブル13は、例えば円柱板状に形成されており、その円形上面を上に向けた状態で、一方向(例えば反時計回りの方向)に間欠的に回転可能な状態で設けられている。このターンテーブル13の円形上面には、その周方向に沿って予め決められた間隔毎に複数個(例えば10個)の成形孔13aが形成されている。この成形孔13aに投入された米飯塊が、ターンテーブル13の回転に伴って成形孔13a内の成形下型とその上方の成形上型(成形部材:図示せず)とによって押圧されることで略俵形のシャリ玉Rが成形されるようになっている。
ターンテーブル13の各成形孔13aは、例えば、平面視で楕円形状または長円形状に形成されている。各成形孔13aは、その長手方向をターンテーブル13の径方向に沿わせた状態で配置されており、ターンテーブル13の円形上面に全体として放射状に配置されている。但し、シャリ玉成形機10は、米飯塊を押圧してシャリ玉Rを成形することができれば足り、本実施の形態のようにターンテーブル13を備えた構造に限定されるものではない。また、成形されるシャリ玉Rの形状は本実施の形態のような略俵形である必要はなく、例えば、手まり寿司と呼ばれる略球形のシャリ玉であってもよい。
このようなシャリ玉成形機10の背面側には皿供給機20が設けられている。皿供給機20は、皿Dを搬送コンベア30上に供給するための機構部である。この皿供給機20のストック部21には、例えば、3列の皿供給列が設けられており、各皿供給列には複数枚の丸い皿Dが高さ方向に積み重ねられた状態でストックされている。ストック部21の各皿供給列の皿Dは、後述の皿取出機構(図1~図3には図示せず)によって最下部から順に1枚ずつ皿供給コンベア22に落下され、その皿供給コンベア22を通じて搬送コンベア30の第1コンベア30-1へと供給されるようになっている。
ストック部21には、例えば、来店客に提供される寿司の価格が皿Dの色で判別できるように、3色の皿Dが色別になって各々の皿供給列にストックされている。このストック部21の皿供給列の数は3列に限定されるものではないが、例えば、ストック部21の皿供給列を1列減らしてトレイ等のような他の形状の容器の供給列にする(すなわち、3列より少なくする)と丸い皿Dの供給不足を招いてしまう場合があるので、その観点からは3列以上であることが好ましい。
ここで、図4および図5は図1のシャリ玉成形移載装置の皿供給機を構成するストック部の1列分の断面図を示している。
皿供給機20を構成するストック部21の皿供給列の各々には上記した皿取出機構23が設置されている。図4に示すように、各皿取出機構23には、一対のローラ23a,23bが回転軸を中心に回転可能な状態で設置されている。一対のローラ23a,23bの外周側面には、ローラ23a,23bの径方向に窪む溝23c,23cがローラ23a,23aの軸方向(長手方向)に沿って延在した状態で形成されている。
皿Dの保持状態時においては、ローラ23a,23bの溝23c,23cが互いに向かい合う位置に配置されており、その各々の溝23c,23c内に、ストック部21の最下位の皿Dの外周縁の一部が嵌まり込むことで最下位の皿Dが保持されている。また、最下部の皿Dの1つ上の皿Dは、その外周縁の裏側一部がローラ23a,23bの外周上部に乗った状態で保持されている。
また、各皿取出機構23にはモータ23dが設置されている。図5に示すように、このモータ23dの回転軸23d1にはギア23eが接続されている。このギア23eは、それに隣接するアイドラギア(図示せず)を介して、さらにそれに隣接するギア23fと接続されている。このギア23fは、一方のローラ23b(図4参照)の軸方向一端部に接続されている。そして、ローラ23bは、ギア23f、アイドラギアおよびギア23eを介してモータ23dの回転方向と同方向に回転するようになっている。
上記したアイドラギアは、ベルト用のプーリ23gと軸を同じくしてプーリ23gよりも図5の紙面の奥側にプーリ23gと一体的に設置されている。このベルト用のプーリ23gは、ベルト23hを介して、プーリ23iと機械的に接続されている。このプーリ23iは、他方のローラ23aの軸方向一端部に接続されている。そして、他方のローラ23aは、プーリ23i、ベルト23h、プーリ23g、アイドラギアおよびギア23eを介してモータ23dの回転方向とは逆方向に回転するようになっている。
このような皿取出機構23においては、モータ23dの回転制御によって一対のローラ23a,23bを各々が向き合う方向に回転させると、各々のローラ23a,23bの溝23c,23cが下方を向くので、溝23c,23cで保持されていた最下部の1枚の皿Dを皿供給コンベア22上に落下させることが可能になっている。なお、モータ23dの回転制御によって一対のローラ23a,23bの各々をさらに上記と同一の方向に回転させるとその途中において、落下した最下部の皿Dの1つ上の皿Dが溝23c,23cで保持されるようになっている。
次に、図1~図3に示すように、搬送コンベア30は、皿供給機20から供給された皿Dをシャリ玉Rの移載位置へ搬送する機構部であり、皿供給機20の1つの皿供給列と重なった状態でシャリ玉成形機10の側方に設置されている。
ここで、図6(a)は図1のシャリ玉成形移載装置の要部拡大平面図、図6(b)は図6(a)の搬送コンベアの第1コンベアの拡大平面図、図7(a),(b)はそれぞれ図6(b)のI-I線およびII-II線の断面図を示している。
図1~図3、図6(a)に示すように、搬送コンベア30は、第1コンベア30-1と、その下流に直列に配置された第2コンベア(搬送手段)30-2とを備えている。このように第1コンベア30-1と第2コンベア30-2とを、それらの長手方向に沿って直列に配置したことにより、トレイ等のような長尺の容器の搬送にも柔軟に対応することができる。
第1コンベア30-1は、搬送方向の上流側に位置して皿Dを移載機40によるシャリ玉Rの移載位置まで搬送する搬送手段である。図6および図7に示すように、第1コンベア30-1は、皿Dの搬送をガイドするガイドレールGLと、そのガイドレールGLの延在方向に沿って皿Dを移動させる搬送ベルトB1とを備えている。
ガイドレールGLは、皿Dの搬送方向に沿って延在した状態で設置されている。このガイドレールGLの上面において幅方向(短方向)両端部にはガイド部G,Gが形成されている。このガイド部G,Gは、ガイドレールGLの上面の幅方向両端部が上方に折れ曲がることで形成されている。皿Dは、その底部がガイド部G,Gで挟まれることで安定した状態で搬送されるようになっている。
ただし、ガイドレールGLのガイド部G,Gは、搬送時において皿Dの両側をガイドする機能を有していれば足り、本実施の形態のようにガイドレールGLの上面の幅方向両端部が折れ曲がって形成されていなくてもよい。例えば、ガイドレールGLの上面の幅方向の両側に、皿Dの幅よりも僅かに広い間隔で立ち上がった壁をガイドレールGLの延在方向に沿って設けてもよい。
搬送ベルトB1は、例えば、無端状ベルトからなり、第1コンベア30-1の長手方向両端に回転自在の状態で設けられた一対の回転ローラ(図示せず)に架け渡された状態で、ガイドレールGLの幅方向中央にガイドレールGLの長手方向に沿って延在するように設置されている。
搬送ベルトB1が架け渡された一対の回転ローラのうち一方には、モータ(図示せず)が機械的に接続されている。このモータの回転動作により搬送ベルトB1が一対の回転ローラ間を回転することで、搬送ベルトB1上の皿Dが第1コンベア30-1の延在方向に沿って移動するようになっている。
このモータは、例えば、サーボモータによって構成されている。ただし、モータは、皿Dの位置決め制御が可能なモータであればよく、サーボモータに限定されるものではなく、例えば、ステッピングモータ等のような他のモータを用いることもできる。
この搬送ベルトB1の表面には、皿DをガイドレールGL(搬送ベルトB1)の上面に載せるときに皿Dの位置を決めるための複数の突起(プロファイル)Pが搬送ベルトB1の延在方向に沿って予め決められた間隔(プロファイルピッチ)毎に形成されている。このプロファイルピッチは、通常、皿Dの搬送方向の長さに合わせて設定されている。
このような第1コンベア30-1は、シャリ玉成形移載装置Mのセンサ部(図示せず)の検出情報に応じて動作するようになっている。すなわち、シャリ玉成形移載装置Mは、センサ部からの検出信号によりシャリ玉Rの移載位置に皿Dが無いと判断した場合は、第1コンベア30-1の搬送ベルトB1を駆動して皿供給機20の皿Dを移載位置まで送る。また、センサ部からの検出信号によりシャリ玉Rの移載位置に皿Dが有ると判断した場合は、第1コンベア30-1の搬送ベルトB1の駆動を停止して皿Dを移載位置で待機させるようになっている。
図1~図3に示すように、第2コンベア30-2は、搬送方向の下流側に位置しており、移載機40によりシャリ玉Rが移載された皿Dを第2コンベア30-2に沿って設置された作業台50(図1参照)に搬送する搬送手段である。なお、作業台50は、例えば、寿司種やトッピング具材のような具材をシャリ玉R上に盛り付けて商品を製造する作業を行うエリアである。
第2コンベア30-2の搬送ベルトB2は、例えば、無端状ベルトからなり、第2コンベア30-1の長手方向両端に回転自在の状態で設けられた一対の回転ローラ30R(図2参照)に架け渡された状態で、第2コンベア30-2の長手方向に沿って延在するように設置されている。
搬送ベルトB2が架け渡された一対の回転ローラ30Rのうち一方には、モータ(図示せず)が機械的に接続されている。このモータの回転動作により搬送ベルトB2が一対の回転ローラ30R間を回転することで、搬送ベルトB2上の皿Dが第2コンベア30-2の延在方向に沿って移動するようになっている。
このモータは、例えば、サーボモータによって構成されている。ただし、モータは、サーボモータに限定されるものではなく、例えば、ステッピングモータ等のような他のモータを用いることもできる。
このような第2コンベア30-2は、間欠的に動作するようになっている。すなわち、第2コンベア30-2は、駆動(移動)と停止とを交互に繰り返しながら搬送ベルトB2上の皿Dを移動させるようになっている。第2コンベア30-2の間欠的な動作での搬送ピッチ(すなわち、1回の駆動で皿Dが移動する距離、以下、「間欠送りピッチ」という。)は一定になっている。そして、本実施の形態においては、第2コンベア30-2の間欠送りピッチを店内の状況等に応じて自動的に変更することができるようになっている。これについては後ほど詳細に説明する。
なお、本実施の形態の第2コンベア30-2では、搬送速度は作業者の設定により変更可能になっている。但し、搬送速度は固定(変更不能)であってもよい。
次に、図1~図3に示すように、移載機40は、シャリ玉成形機10で成形されたシャリ玉Rを、シャリ玉Rの移載位置に待機している皿Dに移載する機構部であり、シャリ玉Rを皿Dに移載する把持部41を備えている。
この把持部41には、シャリ玉Rを把持する一対のチャック41a,41aが設けられている。この一対のチャック41a,41aは、開閉および昇降が可能な上、水平面内に沿って正逆両方向に旋回可能な状態で設置されている。
ここで、図8は図1のシャリ玉成形移載装置の移載機の内部構造を示す要部斜視図、図9は図8の移載機の把持部の要部断面図、図10は図8の移載機の把持部の要部分解斜視図を示している。
図8に示すように、把持部41は、モータ42で正逆両方向に周回転されるベルト43によってレール44上を滑走することにより、シャリ玉成形機10におけるシャリ玉Rの把持位置と第1コンベア30-1に搬送される皿Dへのシャリ玉Rの移載位置とを繋ぐ線に沿って直線的に往復移動することが可能となっている。なお、把持部41のモータ42はサーボモータにより構成されている。但し、モータ42についても、把持部41を位置決め制御可能であればよく、サーボモータに限定されるものではない。
図9および図10に示すように、把持部41の一対のチャック41a,41aは、支持体41bに開閉可能な状態で支持されている。一対のチャック41a,41aの開閉は、チャック41aの上方に配置された開閉モータ41cと、チャック41a,41aの間に介在された引張バネ(図示せず)とによって行われる。すなわち、開閉モータ41cの回転軸に直結したカム41dには開閉軸41eが接続されている。この開閉軸41eは、カム41dの回転によって上下動するようになっている。この開閉軸41eが下方に移動したときに、チャック41a上部のチャック開閉板41f(図10参照)が押し下げられることで一対のチャック41a,41aが開く。一方、開閉軸41eによるチャック開閉板41fに対する押圧力が無くなると、一対のチャック41a,41aの間の引張バネの作用により一対のチャック41a,41aが閉じるようになっている。
また、図9に示すように、一対のチャック41a,41aは、上下動(昇降)可能な状態で把持部41に支持されている。チャック41aの昇降は、昇降モータ41gの回転動力がギア41hを介してクランク41iに伝えられることで行われる。すなわち、昇降モータ41gの回転軸が回転するとそれによってクランク41iが上下動することで、クランク41iに機械的に接続された支持体41bおよび一対のチャック41a,41aが上下動するようになっている。
さらに、一対のチャック41a,41aは、水平面内に沿って旋回可能な状態で把持部41に支持されている。チャック41aの旋回機構は、把持部41のチャック41aを支持して上下方向に配置されたロッド41jを旋回モータ41kで回転させるようになっている。すなわち、チャック41aおよびこれを支持するロッド41jは、水平面内に回転可能な状態で把持部41に支持されている。
このロッド41jの外周には、旋回モータ41kが設置されている。この旋回モータ41kの回転軸に接続された旋回モータギア41mは、ロッド41jの上部外周に取り付けられた旋回従動ギア41nと機械的に係合されており、旋回モータ41kが回転すると、旋回モータギア41mおよび旋回従動ギア41nを介して回転動力がロッド41jに伝達されてロッド41jが軸を中心に水平面内に沿って回転するようになっている。ここでは一対のチャック41a,41aがロッド41jの旋回中心に位置している。
なお、旋回モータ41kおよび各種ギアはチャック41aの上下と共に上下するようになっている。また、ロッド41jは中空状に形成されており、その中空内に上記した開閉軸41eが上下動可能な状態で設置されている。但し、旋回機構はこれに限定されるものではない。
このように本実施の形態のシャリ玉成形移載装置Mでは、シャリ玉Rの移載位置に待機している皿Dに移載機40によってシャリ玉Rを移載する構成となっている。したがって、シャリ玉成形機10に汎用性および柔軟性を持たせることができる。このため、シャリ玉Rを皿Dに移載するシャリ玉成形移載装置Mの一構成要素としての使用のみではなく、単独での使用もできる。また、容器としてトレイ等を使用する場合に、トレイの幅方向中央にトレイの搬送方向に沿って窪み等がある場合でもそれを避けてシャリ玉Rをトレイに移載することができる。
次に、本実施の形態のシャリ玉成形移載装置Mの動作を制御する制御部の構成例について図11を参照して説明する。図11は図1のシャリ玉成形移載装置の制御部の一例の要部回路ブロック図である。
制御部(制御手段)MCは、シャリ玉成形移載装置Mの動作を制御する制御手段であり、CPU(Central Processing Unite)80aと、ROM(Read Only Memory)80bと、RAM(Random Access Memory)80cと、複数の駆動回路80d-1~80d-6と、検出回路80eと、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)80fと、インターフェイス80gと、通信インターフェイス80hとを有している。そして、これらの各部は、バスライン80iを通じて互いに電気的に接続されている。
なお、ROM80bには、シャリ玉成形移載装置Mの動作を制御するためのソフトウェア(制御プログラム)が格納されている。RAM80cには、CPU80aが動作する上で必要な各種データが格納されるとともに、入力部(入力手段)IP(図2、図3も参照)または有線あるいは無線の通信端末(入力手段)CCから受信した商品注文データが一時的に格納されるようになっている。
なお、本実施の形態では、入力手段として入力部IPおよび通信端末CCが設けられているが、入力部IPまたは通信端末CCの何れかが設けられていてもよい。つまり、入力部IPおよび通信端末CCの少なくとも何れかが設けられていればよい。
CPU80aは、ROM80b内に格納された制御プログラムに従って、入力部IP、通信端末CCおよびセンサ部SEから送られた情報に応じ、駆動回路80d-1~80d-6、検出回路80e、インターフェイス80gおよび通信インターフェイス80h等の各部の動作を制御するようになっている。
表示部DP(図2、図3も参照)は、例えば、液晶パネルで構成されており、表示部駆動用の駆動回路80d-1を通じてCPU80aと電気的に接続されている。入力部IPは、例えば、前述のように、表示部DPと一体となった液晶タッチパネルで構成されており、インターフェイス80gを通じてCPU80aと電気的に接続されている。表示部DPと入力部IPとを一体にすることにより、シャリ玉成形移載装置Mを簡素化することができる。ただし、表示部DPと入力部IPとを別体で構成することもできる。その場合、入力部IPとして、例えば、キーボード等のような他の入力機器を用いることもできる。
通信端末CCは、例えば、商品注文用のタブレット端末であり、従業員が操作するレジスタの近傍や作業者が握り寿司等の商品を製造する厨房等に設置されている。通信端末CCは、複数個設置されているが、図11では図面を見易くするため、1個の通信端末CCだけ図示している。この通信端末CCは、通信インターフェイス80hと通信でき、通信インターフェイス80hを通じてCPU80aと電気的に接続されている。
センサ部SEは、シャリ玉成形機10、皿供給機20および移載機40等に設けられた検出器である。センサ部SEは、それぞれの機器に複数設置されているが、図11では図面を見易くするため、1個のセンサ部SEだけ図示している。各種のセンサ部SEは、検出回路80eを通じてCPU80aと電気的に接続されている。
EEPROM80fには、シャリ玉成形移載装置Mの各種の設定データやセンサ部SEからの検出データが記録される。この設定データには、商品の生産数量の閾値のデータが含まれている。この生産数量の閾値は、上記した搬送コンベア30の第2コンベア30-2の間欠送りピッチを自動的に変更するときの分岐基準となる数値であり、例えば、残皿数で記憶されている。この残皿数は、客先に届いていない残りの皿の枚数を示しており、商品の注文数に相当する。
この商品の生産数量の閾値は、例えば、入力部IPを通じて作業者が入力することができるようになっている。また、この閾値は、1つだけ設定することもできるし、複数設定することもできるようになっている。ただし、第2コンベア30-2の長さに応じて第2コンベア30-2上に保持できる皿Dの枚数にも限界があるし、間欠送りピッチにも下限があるので、閾値を複数設定できるようにする場合は、設定される閾値の値や数に問題がある場合は、それを禁止する指示が表示部DPに表示されるようになっている。
また、商品の生産数量の複数の閾値の候補をROM80b等に記憶しておき、液晶タッチパネルに表示させ、その表示された複数の閾値の候補の中から操作者が1つまたは複数の閾値を選択できるようにしてもよい。これにより、作業者は、閾値の設定を容易にすることができる。
シャリ玉成形機10、皿供給機20および移載機40は、それぞれ駆動回路80d-2~80d-4を通じてCPUと電気的に接続されている。駆動回路80d-2~80d-4は、CPU80aからの指令に基づいてシャリ玉成形機10、皿供給機20および移載機40の各種の動作を制御するようになっている。
第1コンベア30-1および第2コンベア30-2は、それぞれ駆動回路80d-5,80d-6を通じてCPU80aと電気的に接続されている。駆動回路80d-5,80d-6は、CPU80aからの指令に基づいて第1コンベア30-1および第2コンベア30-2の動作を制御するようになっている。
ところで、本実施の形態において制御部MCは、商品の生産数量の閾値を基準にして、入力部IPや通信端末CCから入力された商品の生産数量が予め設定された生産数量の閾値より小さいときは、第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に長くし、入力された商品の生産数量が予め設定された生産数量の閾値以上のときは、第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に短くする制御を行うようになっている。
これにより、本実施の形態においては、店内の状況に応じて、第2コンベア30-2の間欠送りピッチを自動的に適切なピッチにすることができるので、例えば、握り寿司等のような商品を客先に提供する時間を短縮することができる。
例えば、開店直後やアイドル時間帯等のように、入力部IPや通信端末CCから入力される商品の生産数量が閾値未満となる場合は、図1等に示した第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に長くすることにより、シャリ玉Rを載せた皿Dが具材載せ等を行う作業台50に到達する時間を短縮することができるので、商品を客先に提供する時間を短縮することができる。
一方、繁忙期等のように、入力部IPや通信端末CCから入力される商品の生産数量が閾値以上となる場合には、図1等に示した第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に短くすることにより、第2コンベア30-2上に保持される皿Dの枚数を増やすことができ、複数枚の皿Dの上のシャリ玉R上に具材を連続的に素早く盛り付けることができるので、商品を客先に提供する時間を短縮することができる。
ここで、繁忙期から閑散期に移行する場合、すなわち、第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に短い状態から相対的に長い状態に変更する場合、商品の生産数量の閾値を基準にして変更することもできるが、例えば、繁忙期でも一時的に残皿数が閾値より小さくなる場合もある。
そのような場合を想定して、例えば、入力部IPや通信端末CCから入力された商品の生産数量が0(ゼロ)枚になり、且つ、通信が停止中になったら、第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に短い状態から相対的に長い状態に変更するようにしてもよい。
また、第2コンベア30-2の間欠送りピッチを一時的に固定するためのピッチ固定スイッチと、それを解除するピッチ固定解除スイッチとを設けてもよい。この場合は、ピッチ固定が解除され、且つ、入力された商品の生産数量が閾値を超えると、間欠送りピッチが変更されるようになっている。例えば、間欠送りピッチが相対的に短い状態のときに入力された商品の生産数量が閾値未満になった場合に、ピッチ固定がなされている場合、間欠送りピッチは変更されないが、ピッチ固定が解除されている場合は間欠送りピッチが相対的に長い状態に戻るようになっている。
次に、本実施の形態のシャリ玉成形移載装置Mの動作例について図1、図2および図11~図13を参照して説明する。
まず、図1および図2に示すシャリ玉成形移載装置Mの電源を入れでシャリ玉成形移載装置Mを起動し、入力部IP(図11参照)の液晶タッチパネル等を通じて各種の設定データを入力する。この時、上記した商品の生産数量の閾値も入力する。生産数量の閾値は、例えば、残皿数で指定されるようになっており、ここでは、特に限定されるものではないが説明上、例えば、5枚を閾値とする。
また、生産数量の閾値は、作業者が直接数値を入力してもよいし、予め記憶されている閾値の候補を入力部IPの液晶タッチパネルに表示させるようにしてその中から作業者が選択できるようにしてもよい。
ここで、図12(a)は通信停止時のシャリ玉成形移載装置の表示部における表示画面の一例の要部平面図である。
図12(a)に示すように、表示部DP(図11参照)の液晶画面には、例えば、100円皿G1と150円皿G2との残皿数が表示されている。注文前なので通信は停止中である。このため、100円皿G1および150円皿G2の残皿数は、ともに0(ゼロ)である。
続いて、図1および図2に示すシャリ玉成形移載装置Mの入力部IP(図11参照)を通じて、握り寿司等のような商品の生産を開始する。すると、シャリ玉成形機10が駆動してシャリ玉Rを成形するとともに、皿供給機20から供給された皿Dを第1コンベア30-1により移載位置に搬送する。皿Dが移載位置に搬送されると、移載機40は、シャリ玉成形機10で成形されたシャリ玉Rを皿Dの上に移載する。
ここで、図12(b)は閑散期のシャリ玉成形移載装置の表示部における表示画面の一例の要部平面図、図13(a)は閑散期のシャリ玉成形移載装置の間欠送りピッチの一例を示した平面図である。
ここでは、図12(b)に例示するように、通信は運転中であるが、開店直後で来店客数が少ないので、残皿数が、例えば、100円皿G1で1枚、150円皿G2で1枚とされている。すなわち、残皿数は、例えば、合計で2枚であり、閾値より小さいので、図13(a)に示すように、第2コンベア30-2の間欠送りピッチが相対的に長く設定される。
これにより、図1および図2に示す本実施の形態のシャリ玉成形移載装置Mにおいては、シャリ玉Rを載せた皿Dが作業台50(図1参照)に到達する時間を短縮することができるので、握り寿司等のような商品を客先に提供する時間を短縮することができる。なお、図13(a)の符号LPは間欠送りピッチが相対的に長い箇所を示している。
次いで、図12(c)は繁忙期のシャリ玉成形移載装置の表示部における表示画面の一例の要部平面図、図13(b)~(e)は繁忙期のシャリ玉成形移載装置の間欠送りピッチの推移の一例を示した平面図である。
ここでは、図12(c)に示すように、繁忙期で来店客数が多いので、残皿数が、例えば、100円皿G1で3枚、150円皿G2で2枚とされている。すなわち、残皿数は、例えば、合計で5枚であり、閾値以上なので、図13(b)~(e)に示すように、第2コンベア30-2の間欠送りピッチが相対的に短いピッチに変更される。すなわち、図13(b)で皿Dの隣接間隔が長い間隔から短い間隔に置き換わり始め、図13(e)で皿Dの隣接間隔が短い間隔に完全に置き換わっている。
これにより、図1および図2に示す本実施の形態のシャリ玉成形移載装置Mにおいては、第2コンベア30-2上に保持される皿Dの枚数を増やすことができ、複数枚の皿Dの上のシャリ玉R上に寿司種やトッピング具材等のような具材を連続的に素早く盛り付けることができるので、握り寿司等のような商品を客先に提供する時間を短縮することができる。なお、図13(b)~(e)の符号SPは間欠送りピッチが相対的に短い箇所を示している。
ここで、再び、繁忙期から閑散期に移行して、入力部IPや通信端末CCから入力された残皿数が閾値未満になったら、第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に長くすることもできるが、ここでは、例えば、残皿数が0(ゼロ)枚になり、且つ、通信が停止中になったら、間欠送りピッチを相対的に長い状態に変更する。これにより、確実に閑散期になってから第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に長い状態に変更することができる。
また、次のようにしてもよい。すなわち、繁忙期のときに上記したピッチ固定スイッチを押して第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に短い状態に固定しておく。続いて、時刻等から経験的に近いうちに閑散期に移行すると判断したらピッチ固定解除スイッチを押してピッチ固定を解除する。この場合、実際に閑散期に移行して、入力部IPや通信端末CCから入力された残皿数が閾値未満になると、第2コンベア30-2の間欠送りピッチが相対的に長くなる。これにより、確実に閑散期になってから第2コンベア30-2の間欠送りピッチを相対的に長い状態に変更することができる。
なお、上記の動作例では説明を簡単にするため、残皿数の閾値を1つだけ設定した場合について説明したが、残皿数の閾値を複数設定してもよい。例えば、残皿数の閾値を、5枚と、10枚とした場合、残皿数が5枚未満であれば、間欠送りピッチは相対的に長く、残皿数が5枚以上で10枚未満であれば、間欠送りピッチは中くらいとなり、残皿数10枚以上であれば、間欠送りピッチは相対的に短くなる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
上記の例では、主に商品の生産数量の閾値を基準にして間欠送りピッチを変更する場合について説明したが、場合によっては、入力された商品の生産数量が閾値の前後の数値を交互に繰り返す場合もある。例えば、上記の例では、入力された残皿数が、4枚になったり、5枚になったりを交互に繰り返す場合もある。その場合に、間欠ピッチを長短交互に変えると問題が生じるので、その場合は、入力された残皿数が所定時間内に閾値の前後の数値を交互に繰り返す場合は、間欠送りピッチの変更を禁止し、入力された残皿数が所定時間内において一定の値になってから間欠送りピッチを変更するようにしてもよい。
以上の説明では、本発明の装置をシャリ玉成形移載装置に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく種々適用することができ、例えば、シャリ玉成形機で成形されたシャリ玉の外周側面に海苔を巻いた軍艦巻を容器に移載する軍艦巻成形移載装置に適用することもできる。
10 シャリ玉成形機(シャリ玉成形手段)
11 投入蓋
12 ホッパ
13 ターンテーブル
13a 成形孔
20 皿供給機(容器供給手段)
21 ストック部
22 皿供給コンベア
23 皿取出機構
23a,23b ローラ
23c 溝
23d モータ
23d1 回転軸
23e,23f ギア
23g プーリ
23h ベルト
23i プーリ
30 搬送コンベア
30-1 第1コンベア
30-2 第2コンベア(搬送手段)
30R 回転ローラ
40 移載機(シャリ玉移載手段)
41 把持部
41a チャック
41b 支持体
41c 開閉モータ
41d カム
41e 開閉軸
41f チャック開閉板
41g 昇降モータ
41h ギア
41i クランク
41j ロッド
41k 旋回モータ
41m 旋回モータギア
41n 旋回従動ギア
42 モータ
43 ベルト
44 レール
50 作業台
80a CPU
80b ROM
80c RAM
80d-1~80d-6 駆動回路
80e 検出回路
80f EEPROM
80g インターフェイス
80h 通信インターフェイス
80i バスライン
M シャリ玉成形移載装置(シャリ玉処理装置)
MC 制御部(制御手段)
DP 表示部
IP 入力部(入力手段)
CC 通信端末(入力手段)
SE センサ部
GL ガイドレール
G ガイド部
B1 搬送ベルト
B2 搬送ベルト
P 突起
D 皿(容器)
R シャリ玉

Claims (6)

  1. シャリ玉を成形するシャリ玉成形手段と、
    前記シャリ玉成形手段に隣接して設置され、前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉を容器に移載するシャリ玉移載手段と、
    前記容器を前記シャリ玉の移載位置に供給する容器供給手段と、
    前記シャリ玉成形手段および前記シャリ玉移載手段に隣接して設置され、前記シャリ玉が載せられた前記容器を決められた間欠送りピッチで搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段に沿って設置され、前記容器に載せられた前記シャリ玉上に具材を載せて商品を製造する作業を行う作業台と、
    前記商品の生産数量を入力する入力手段と、
    前記商品の生産数量の閾値を境にして、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値より小さいときの前記間欠送りピッチを、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値以上のときの前記間欠送りピッチより長くし、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値以上のときの前記間欠送りピッチを、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値より小さいときの前記間欠送りピッチより短くする制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とするシャリ玉処理装置。
  2. 前記閾値が複数設定されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のシャリ玉処理装置。
  3. 前記入力手段が、前記シャリ玉成形手段に設けられた入力部および有線または無線で入力する通信端末の少なくとも何れかである、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のシャリ玉処理装置。
  4. シャリ玉成形手段でシャリ玉を成形する工程と、
    前記シャリ玉を移載する容器をシャリ玉移載位置に供給する工程と、
    前記シャリ玉移載位置において前記シャリ玉を前記容器に移載する工程と、
    前記シャリ玉が載せられた前記容器を決められた間欠送りピッチで搬送する搬送工程と、
    前記シャリ玉が載せられた前記容器を搬送する途中において、前記容器に載せられた前記シャリ玉上に具材を盛り付けて商品を製造する工程と、
    前記商品の生産数量の閾値を設定する閾値設定工程と、
    前記商品の生産数量を入力手段から入力する生産数量入力工程と、
    を備え、
    前記搬送工程は、
    前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値より小さいときは、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値以上のときの前記間欠送りピッチより長い間欠送りピッチで前記シャリ玉が載せられた前記容器を搬送する工程と、
    前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値以上のときは、前記入力手段から入力された商品の生産数量が前記閾値より小さいときの前記間欠送りピッチより短い間欠送りピッチで前記シャリ玉が載せられた前記容器を搬送する工程と、
    を有することを特徴とするシャリ玉処理方法。
  5. 前記閾値設定工程において、前記閾値を複数設定する、
    ことを特徴とする請求項4記載のシャリ玉処理方法。
  6. 前記生産数量入力工程において、前記商品の生産数量を前記シャリ玉成形手段に設けられた入力部または有線もしくは無線の通信端末で入力する、
    ことを特徴とする請求項4または5記載のシャリ玉処理方法。
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