JP2023020035A - ねじ供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ねじ収容部に残ったねじを効率的に且つ作業性よく排出することが可能なねじ供給装置を提案する。【解決手段】ねじ供給装置1は、ねじ収容部4に収められたねじSを供給レール9に整列させ、振動手段16、17、18によって供給レール9を振動させて整列したねじSを供給位置P1に向けて前進させるものであり、振動手段16、17、18による振動によって、ねじ収容部4に収められたねじSを供給位置P1とは相違する排出位置7に向けて移動させる排出機構8を備えることを特徴とする。【選択図】図2
Description
本発明は、作業者等に整列されたねじを一定個数ずつ供給するねじ供給装置に関する。
作業者やロボットがねじ締め作業を行うにあたっては、整列されたねじを一定個数ずつ供給することが可能なねじ供給装置が使用される。一般にねじ供給装置は、向きがバラバラの状態でねじ収容部に収められたねじを、供給レールにより一列に整列させて所定の供給場所に提供するよう構成されている。ねじ締めを行う作業者やロボットは、ドライバをこの供給場所に移動させ、磁力やエア吸引力を利用してドライバの先端部にねじを吸着させ、その後ワークに対してねじ締め作業を行う。
ところで、供給レールのレール間距離は、雄ねじ部の外径に対応しているため、外径の異なるねじを供給する場合はレール間距離も変更しなければならない。このような問題に対して特許文献1には、供給レールを着脱可能とすることにより、供給するねじの種類が変わっても容易に対応できるねじ供給装置が示されている。
一方、特許文献1の如きねじ供給装置においてねじの種類を変更する場合は、供給レールの交換が必要であることは勿論、ねじ収容部に残っている変更前のねじも全て取り出す必要がある。しかし従来のねじ供給装置は、例えば特許文献2に示されているように、供給されるねじを一個ずつ排出させることはできても、多くのねじをまとめて排出する機能は設けられていない。このため、特許文献2の如き機能によって残ったねじを時間をかけて一個ずつ排出する、或いは、ねじ収容部の投入口から手を入れてねじを掴み出したり、ねじ供給装置自体を逆さまにしたりといった方法で排出するしかなく、効率面及び作業面で改善の余地があった。
このような問題点に鑑み、本発明は、ねじ収容部に収められたねじを整列させて一定個数ずつ供給することが可能であり、また供給するねじの種類を変更する場合も、ねじ収容部に残ったねじを効率的に且つ作業性よく排出することが可能なねじ供給装置を提供することを目的とする。
本発明は、ねじ収容部に収められたねじを供給レールに整列させ、振動手段によって前記供給レールを振動させて整列した前記ねじを供給位置に向けて前進させるねじ供給装置において、前記振動手段による振動によって、前記ねじ収容部に収められた前記ねじを前記供給位置とは相違する排出位置に向けて移動させる排出機構を備えることを特徴とする。
このようなねじ供給装置において、前記排出機構は、前記振動手段によって振動するとともに前記供給レールを取り付け可能な振動ベースを備え、前記振動ベースは、前記供給レールによって閉口されるねじ通過孔と、前記ねじ通過孔の下方に位置し、前記ねじ通過孔から前記排出位置に向けて下向きに傾く傾斜部と、を備えることが好ましい。
またこのようなねじ供給装置において、前記排出機構は、前記振動手段によって振動するとともに前記供給レールを取り付け可能な振動部材と、前記振動部材に取り付け可能であって、前記排出位置に向けて下向きに傾く傾斜部を有する排出シュータと、を備えることが好ましい。
本発明のねじ供給装置によれば、振動手段によって供給レールを振動させることにより、ねじ収容部に収められたねじを、供給レール上で整列させてねじ供給位置に向けて前進させることができる。また本発明のねじ供給装置は、ねじ収容部に収められたねじを、振動手段による振動によって供給位置とは相違する排出位置に向けて移動させる排出機構を備えているため、供給するねじの種類を変更する場合はこの排出機構を機能させることによって、ねじ収容部に残ったねじを効率的に且つ作業性よく排出することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るねじ供給装置の一実施形態について説明する。以下の説明においては、便宜上、図面に示した右、左、前、後、上、下、及びX、Y、Zの向きで説明することとする。
図1は、本発明に係るねじ供給装置の第一実施形態を示している。なお、図1(a)においては、ねじ供給装置1の内部構造を説明するために左側の一部を省略して示している。図1に示すようにねじ供給装置1は、ねじ供給装置1のカバーとなる筐体2を備えている。筐体2は、上側に向けて開口するねじ投入口3と、ねじ投入口3から投入されたねじSを収容するねじ収容部4を備えている。また筐体2の前部には、図1(a)に示すように、後述する供給レール9の前端部を突き出させる前側開口5が設けられている。そして図1(b)に示すように筐体2の後部には、レール着脱口6と、レール着脱口6の下方に位置するねじ排出口7が設けられている。なお、ねじ排出口7は、本明細書の「排出位置」に相当する。
ねじ収容部4には、図2に示した振動ベース8が設けられる。図示したように振動ベース8は、前後方向に延在する板状の基部8aと、基部8aの前端部に連結する連結部8bと、連結部8bの下端部から後方に向かうにつれて下方に傾きながら(本実施形態では水平方向に対して角度θ傾きながら)延在する傾斜部8cとを備えている。
なお図示したように傾斜部8cの上面は、左右方向(傾斜部8cの幅方向)中央部が低くなるように形作られている。また傾斜部8cの後端部は、図1(b)に示すように、ねじ排出口7に通じている。
そして基部8aは、その前後方向(基部8aの長手方向)中央部において、傾斜部8cの直上に位置して基部8aを貫通するねじ通過孔8dを備えている。また基部8aは、2つのレール固定溝8eを備えていて、そのうちの一つは、基部8aの後端部から前方に向けて延在し、もう一つは、ねじ通過孔8dの前端部から前方に向けて延在する。
なお本実施形態の振動ベース8は、本明細書の「排出機構」に相当する。
またねじ供給装置1は、図1及び図2に示した供給レール9を備える。供給レール9は、板状又はブロック状の一対の部材が間隔をあけて平行に配置されるものであって、その上面には、図1(a)の部分拡大図に示すように、距離がPの隙間がる。なお隙間Pは、ねじSの雄ねじ部よりも広く、ねじSの頭部よりも狭く設定されている。そして供給レール9の下面における前側と後側には、肩付きピン9aが設けられている。
供給レール9は、レール着脱口6から挿入され、2つの肩付きピン9aを2つのレール固定溝8eに係合させるとともに、不図示のねじ等を用いて振動ベース8に固定される。供給レール9を振動ベース8に固定した際、ねじ通過孔8dは供給レール9によって覆い隠される。そして供給レール9を振動ベース8に固定した状態において、供給レール9の上面は水平又は前側が後側よりも僅かに低くなるように傾いている。なお振動ベース8に固定した供給レール9は、取り付け時とは逆の手順で振動ベース8から取り外すことができる。
振動ベース8に固定された状態において、供給レール9の前端部は、図1(a)の部分拡大図に示すように、筐体2の前側開口5から突き出している。なお供給レール9は、後述するようにねじ収容部4に収容されたねじSを整列させて前方に向けて移動させることが可能であって、前進したねじSは、供給レール9の前端部まで前進した後、図1(a)の部分拡大図に示すように筐体2に当接して停止し、ねじ締めを行う作業者やロボットで取り出されるまで待機する。ここで、ねじSが停止する位置をねじ供給位置P1と称する。なお、ねじ供給位置P1は、本明細書の「供給位置」に相当する。
またねじ収容部4は、図2、図4に示すように、振動ベース8の右側と左側に位置してねじ収容部4の床部の一部を構成するブロック状の押上部10を備えている。押上部10は、以下で詳細に説明する駆動機構11によって上下に移動する。
ここで、本実施形態の駆動機構11について説明する。図2に示すように駆動機構11は、モータ12と、モータ12によって回転するモータ歯車13と、モータ歯車13に噛み合う一対の押上部駆動歯車14と、一つの押上部駆動歯車14と一つの押上部10とを連結する連結アーム15とを備えている。連結アーム15は、押上部駆動歯車14に対して、押上部駆動歯車14の中心から偏心した部位に取り付けられていて、モータ12を駆動させて2つの押上部駆動歯車14が回転すると、2つの押上部10は、それぞれ上下運動する。
また駆動機構11は、図2に示すように、一つの押上部駆動歯車14と連動して回転する振動発生カム16を備えている。振動発生カム16の前側面には、カム面16aが設けられている。また振動発生カム16の前方には、一端部が振動ベース8の連結部8bに連結し、他端部がカム面16aに接触する振動伝達アーム17が設けられる。振動伝達アーム17は、圧縮ばね18によって後方に向けて付勢される。このような振動発生カム16、振動伝達アーム17、及び圧縮ばね18によれば、モータ12が駆動して振動発生カム16が回転すると、圧縮ばね18によってカム面16aに押し付けられた振動伝達アーム17が弾かれ、それによって生じた振動が振動伝達アーム17を介して振動ベース8に伝わるため、振動ベース8に固定された供給レール9を振動させることができる。なお、振動発生カム16、振動伝達アーム17、及び圧縮ばね18は、本明細書の「振動手段」に相当する。
本実施形態のカム面16aは、これに接触する振動伝達アーム17の他端部を後側から前側に移動させる部位と前側から後側に移動させる部位の形状が非対称である。このため、振動伝達アーム17及び振動ベース8を介して供給レール9に伝わる振動は、供給レール9を後側から前側に動かす成分とこれを前側から後側に動かす成分が非対称である。具体的には、この振動によって供給レール9が後側から前側に動く際の速度をV1、供給レール9が後側から前側に動く際の速度をV2とする場合、V1<V2の関係になるように供給レール9を振動させている。なお、供給レール9が後側から前側に動く距離と前側から後側に動く距離は等しくなっている。このため、図3(a)に示すように供給レール9の上面で停止していたねじSは、ねじSと供給レール9との摩擦係数を慣性力の関係から、図3(b)に示すように供給レール9が後側から前側に移動する際は、供給レール9とねじSが一緒に移動し、図3(c)に示すように供給レール9が前側から後側に移動する際は、ねじSを残して供給レール9のみが後側に移動する。よって図3(b)と(c)の移動が繰り返されることによって、供給レール9の上面が水平であっても、ねじSを前側に移動させることができる。なお供給レール9の上面が、前側が後側よりも低くなるように傾く場合は、ねじSを前側に向けてよりスムーズに移動させることができる。
なお、供給レール9への振動は、上述した前側の速度と後側の速度が不均一になる方式に限らない。例えば図3(d)~(f)に示すように、供給レール9に対して上下方向に傾く振動を加える方式でもよい。詳細に説明すると、図3(d)に示す状態の供給レール9に対し、図3(e)に示すように後側から前側に向かって上方に傾くように供給レール9を移動させ、その後、図3(f)に示すように前側から後側に向かって下方に傾くように供給レール9を移動させる振動を加える。なお、図3(e)における供給レール9の移動距離と速度の大きさは、図3(f)における供給レール9の移動距離と速度の大きさと同一でよい。そして図3(e)と(f)の移動が繰り返されることによって、供給レール9の上面に載置されたねじSを、後側から前側に向けて移動させることができる。
次に、本実施形態のねじ供給装置1によってねじSをねじ供給位置P1へ移動させる動作について、図4を参照しながら説明する。なお図4は、図1に対する所定平面での断面図であるが、説明のために一部の部材を省略したり、大きさを変更したりして誇張して示した部分がある。
まず作業者は、ある種類のねじSをねじ投入口3から複数個投入する。図4(a)に示すように、ねじ投入口3から投入されてねじ収容部4に収容されたねじSは、向きがバラバラの状態である。ここで、モータ12が駆動して押上部10が上下運動を行うと、ねじSは、押上部10によって供給レール9の上方まで押し上げられる。そして、供給レール9の隙間に雄ねじ部が挿入可能なねじSは供給レール9上に残る一方、それ以外のねじSは供給レール9から落下する。但し、落下したねじSは再び押上部10で押し上げられるため、繰り返し押上部10で押し上げられることによって、複数のねじSを供給レール9に整列させることができる。
モータ12が駆動する際、供給レール9は、上述した振動発生カム16等によって振動する。本実施形態においては、上述した前側の速度と後側の速度が不均一になる方式で供給レール9を振動させる。これにより供給レール9に整列したねじSは前側に向かって移動し、先頭のねじSは、ねじ供給位置P1で停止する。そしてねじ供給位置P1のねじSを取り出すと、次のねじSがねじ供給位置P1へ移動するため、ねじ締め作業における作業者やロボットによるねじSの取り出しが効率的に行われる。
一方、ねじSの種類を変更するためにねじ収容部4に収容したねじSを排出する必要がある場合は、供給レール9を振動ベース8から取り外す。これにより、図4(b)に示すように、供給レール9によって覆い隠されていたねじ通過孔8dが露わになる。そしてこの状態でモータ12が駆動して押上部10が上下運動を行うと、ねじ収容部4に収容されているねじSは、押上部10によって押し上げられ、更にねじ通過孔8dから傾斜部8cに落下する。本実施形態の傾斜部8cは、水平方向に対して角度θ傾いている。このため、傾斜部8cに落下したねじSは、傾斜部8cの上面を滑り落ちるように移動する。なお傾斜部8cの上面は、図2に示すように幅方向中央部が低くなるように形作られているため、傾斜部8cの左右からねじSが脱落し難くなる効果が得られる。ところで振動ベース8は、モータ12の駆動によってねじSを前側に向かって移動させるように振動しているが、この前側に向かう移動力に抗しねじSが自重によって後側に移動できるよう傾斜部8cの角度θが設定されている。このため振動発生カム16等によって発生する傾斜部8cの振動は、ねじSの後側への移動を阻害することなく、むしろねじSのつまりなどを解消させるなど、ねじSの排出を促進させることになる。よって、傾斜部8cに落下したねじSは、前側から後側に向かって傾斜部8cを移動し、ねじ排出口7から排出される。この間も、押上部10の上下運動は継続して行われるため、ねじ収容部4に収容されているねじSを全て迅速に排出することができる。
その後は、種類の異なるねじSに対応する供給レール9を振動ベース8に取り付けてモータ12を駆動させることにより、この種のねじSも供給レール9で整列させてねじ供給位置P1に移動させることができる。
次に、図5~図8を参照しながら本発明に係るねじ供給装置の第二実施形態であるねじ供給装置21について説明する。なお、上述したねじ供給装置1と共通する部分については、図面に同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
ねじ供給装置21は、図5に示すように筐体2の後部にレール着脱口6を備えている。なおレール着脱口6は、上述したねじ排出口7と同様にねじSを排出する機能も有する。
またねじ供給装置21は、図2に示した振動ベース8に替えて図6に示した振動部材22を備えている。振動部材22は、前後方向に延在する板状の基部22aと、基部22aの前端部に連結するとともに振動伝達アーム17に連結する連結部22bを備えている。基部22aは、2つのレール固定溝22cを備えていて、そのうちの一つは、図示したように基部22aの後端部から前方に向けて延在し、もう一つは、肩付きピン9aを挿通させる円形の孔から前方に向けて延在する。上述した供給レール9は、2つの肩付きピン9aを2つのレール固定溝22cに係合させるとともに、不図示のねじ等を用いて振動部材22に固定される。
またねじ供給装置21は、図6に示した排出シュータ23を備えている。排出シュータ23は、上述した傾斜部8cと同様に、後側が前側よりも低くなるように傾きながら(水平方向に対して角度θ傾きながら)延在する傾斜部23aと、傾斜部23aの左右両側に設けられたガイド壁23bを備えている。また排出シュータ23の下面には、肩付きピン9aと同様のそして供給レール9の下面における前側と後側には、供給レール9の肩付きピン9aと同形状で同位置に設けられた肩付きピン23cが設けられている。排出シュータ23は、供給レール9と同様の手順で振動部材22に固定可能である。なお本実施形態の振動部材22と排出シュータ23は、本明細書の「排出機構」に相当する。
このように構成されるねじ供給装置21において、ねじSをねじ供給位置P1に移動させるにあたっては、振動部材22に供給レール9を固定する。そしてねじSをねじ投入口3から投入するとともにモータ12を駆動させると、図7(a)、(b)に示すように上下運動する押上部10によってねじ収容部4に収容されたねじSは、供給レール9の上方まで押し上げられ、供給レール9で整列する。そして振動発生カム16等によって供給レール9が振動することによって、供給レール9に整列したねじSは前側に向かって移動するため、先頭のねじSをねじ供給位置P1に位置させることができる。
またねじ供給装置21のねじ収容部4からねじSを排出するにあたっては、供給レール9を取り外した後、排出シュータ23を振動部材22に固定する。そしてこの状態でモータ12が駆動して押上部10が上下運動を行うと、ねじ収容部4に収容されたねじSは、押上部10によって押し上げられ、ガイド壁23bを乗り越えて傾斜部23aに落下する。上述したように傾斜部23aは、後側が前側よりも低くなるように傾いているため、傾斜部23aに落下したねじSは、前側から後側に向かって傾斜部23aを移動して、ねじ排出口7から排出される。第1実施形態のねじ供給装置と同じく、振動部材22は、モータ12の駆動によってねじSを前側に向かって移動させるように振動しているが、この前側に向かう移動力に抗しねじSが自重によって後側に移動できるよう傾斜部23aの傾斜角が設定されている。なお、傾斜部23aの左右にはガイド壁23bが設けられているため、ねじSは傾斜部23aの左右から脱落することなくねじ排出口7まで安定的に移動する。そして押上部10の上下運動が継続されることにより、ねじ収容部4に収容されているねじSを全て迅速に排出することができる。
本発明に係るねじ供給装置は、例えば図8に示したねじ締め装置30に使用することが可能である。ねじ締め装置30は、ねじ締めドライバ31と、ねじ締めドライバ31とワークWを相対的にX、Y、Z方向に移動させる3軸卓上ロボット32と、上述したねじ供給装置1で構成されている。3軸卓上ロボット32の後側(ねじ締め装置30使用する作業者にとって手前側)には、ねじ締め装置30に対して所定の作業を実行させ、また作業に関する各種の情報を表示する設けた操作・表示部33が設けられている。そして操作・表示部33からねじ締め作業を実行させると、ねじ供給装置1は、図1(a)に示したようにねじ収容部4に収容したねじSをねじ供給位置P1に移動させ、また3軸卓上ロボット32が駆動してねじ締めドライバ31はねじ供給位置P1のねじSをピックアップし、更にねじ締めドライバ31はワークWへ移動してねじ締めを行う。なお、ねじ締め装置30においては、操作する作業者は、ねじ締め装置30の後ろ側、操作・表示部33に対面する位置で操作することを想定している。
一方、ねじ締め装置30において、ねじ供給装置1はねじ供給位置P1をねじ締めドライバ31に向けて設置される。すなわちこの向きでねじ供給装置1をねじ締め装置30に設けると、ねじ供給装置1のレール着脱口6とねじ排出口7は、作業者にとって手前側(図8において後側)に位置する。すなわち、供給レール9の取り付けやねじSの排出が行われるレール着脱口6とねじ排出口7が作業者にとって手前側を向くため、供給レール9の脱着作業や排出されるねじSの回収作業を効率よく行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、上記の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、上記の実施形態における効果は、本発明から生じる効果を例示したに過ぎず、本発明による効果が上記の効果に限定されることを意味するものではない。
例えば、上述したねじ供給装置1は、レール着脱口6とねじ排出口7はともに筐体2の後部に設けられていたが、いずれか一方、又は両方を側部や下部に設けてもよい。またねじ供給装置21においても、ねじ排出口7を兼用するレール着脱口6を、筐体2の側部や下部に設けてもよい。
またねじ供給装置1においては、供給レール9を振動ベース8に取り付けることにより、ねじ通過孔8dを供給レール9で覆い隠してねじSが傾斜部8cに落下しないようにしたが、ねじ通過孔8dが閉口されてねじSが傾斜部8cに落下しないようにする構成はこれに限られない。例えば供給レール9において、隙間Pの間隔をあけて配置される板状又はブロック状になる一対の部材が左右に移動するよう構成し、ねじSを整列状態で前進させる場合は、移動する部材の間隔が隙間Pになるように設定し、ねじSを排出する場合は、移動する部材の間隔が隙間Pよりも広くなるように設定し、これによりねじSがねじ通過孔8dを通過して傾斜部8cに落下するようにしてもよい。
1、21:ねじ供給装置
4:ねじ収容部
7:ねじ排出口
8:振動ベース
8c、23a:傾斜部
8d:ねじ通過孔
9:供給レール
16:振動発生カム
17:振動伝達アーム
18:圧縮ばね
22:振動部材
23:排出シュータ
P1:ねじ供給位置
S:ねじ
4:ねじ収容部
7:ねじ排出口
8:振動ベース
8c、23a:傾斜部
8d:ねじ通過孔
9:供給レール
16:振動発生カム
17:振動伝達アーム
18:圧縮ばね
22:振動部材
23:排出シュータ
P1:ねじ供給位置
S:ねじ
Claims (3)
- ねじ収容部に収められたねじを供給レールに整列させ、振動手段によって前記供給レールを振動させて整列した前記ねじを供給位置に向けて前進させるねじ供給装置において、
前記振動手段による振動によって、前記ねじ収容部に収められた前記ねじを前記供給位置とは相違する排出位置に向けて移動させる排出機構を備えるねじ供給装置。 - 前記排出機構は、前記振動手段によって振動するとともに前記供給レールを取り付け可能な振動ベースを備え、
前記振動ベースは、
前記供給レールによって閉口されるねじ通過孔と、
前記ねじ通過孔の下方に位置し、前記ねじ通過孔から前記排出位置に向けて下向きに傾く傾斜部と、を備える請求項1に記載のねじ供給装置。 - 前記排出機構は、
前記振動手段によって振動するとともに前記供給レールを取り付け可能な振動部材と、
前記振動部材に取り付け可能であって、前記排出位置に向けて下向きに傾く傾斜部を有する排出シュータと、を備える請求項1に記載のねじ供給装置。
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JP2021125172A JP2023020035A (ja) | 2021-07-30 | 2021-07-30 | ねじ供給装置 |
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JP2021125172A JP2023020035A (ja) | 2021-07-30 | 2021-07-30 | ねじ供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Country | Link |
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2021
- 2021-07-30 JP JP2021125172A patent/JP2023020035A/ja active Pending
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