JP7026920B1 - 電子部品実装装置 - Google Patents
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Abstract
Description
電子部品接着用ディスペンサーを搭載する実装ユニットと、
実装ユニットに対向して、電子基板を設置する電子基板設置台と、を備え、
実装ユニットは、電子部品接着用ディスペンサーからの接着剤の吐出位置を、電子基板の接着剤塗布位置に対応させ、
電子部品接着用ディスペンサーは、接着剤塗布位置に、接着剤を吐出し、
電子部品接着用ディスペンサーは、
接着剤を収容する接着剤収容容器と、
接着剤収容容器の先端に備わるノズルと、
接着剤収容容器内部において上下移動可能な押出しピンと、
押出しピンに押出し圧力を加える圧力部材と、を備え、
ノズルは、
本体部と、
本体部の内部に設けられて、接着剤が供給される内部空間と、
内部空間から本体部の先端に向けて設けられた吐出用貫通孔と、を備え、
吐出用貫通孔は、内部空間からの接着剤が注入される注入入口と、内部空間からの接着剤を外部に吐出する吐出出口とを有し、
吐出出口の直径は、50μm以下であり、
内部空間に供給される接着剤は、吐出圧力を受けて、注入入口に注入されて吐出用貫通孔を通過し、吐出出口から吐出され、
本体部は、超硬合金により形成され、
内部空間と接着剤収容容器の内部空間とは連通しており、接着剤収容容器に収容されている接着剤が、内部空間に供給され、
押出しピンの押し出しが、吐出圧力を生じさせる。
電子部品接着用ディスペンサーを搭載する実装ユニットと、
実装ユニットに対向して、電子基板を設置する電子基板設置台と、を備え、
実装ユニットは、電子部品接着用ディスペンサーからの接着剤の吐出位置を、電子基板の接着剤塗布位置に対応させ、
電子部品接着用ディスペンサーは、接着剤塗布位置に、接着剤を吐出し、
電子部品接着用ディスペンサーは、
接着剤を収容する接着剤収容容器と、
接着剤収容容器の先端に備わるノズルと、
接着剤収容容器内部において上下移動可能な押出しピンと、
押出しピンに押出し圧力を加える圧力部材と、を備え、
ノズルは、
本体部と、
本体部の内部に設けられて、接着剤が供給される内部空間と、
内部空間から本体部の先端に向けて設けられた吐出用貫通孔と、を備え、
吐出用貫通孔は、内部空間からの接着剤が注入される注入入口と、内部空間からの接着剤を外部に吐出する吐出出口とを有し、
吐出出口の直径は、50μm以下であり、
内部空間に供給される接着剤は、吐出圧力を受けて、注入入口に注入されて吐出用貫通孔を通過し、吐出出口から吐出され、
本体部は、タングステンを主原料とする超硬合金により形成され、
内部空間と接着剤収容容器の内部空間とは連通しており、接着剤収容容器に収容されている接着剤が、内部空間に供給され、
押出しピンの押し出しが、吐出圧力を生じさせ、
吐出用貫通孔の内部表面は、摩擦低下のための表面処理が施されており、
電子部品は、吐出出口の直径に対応する小型であり、吐出出口は、当該小型の電子部品に対応する微細な量および吐出直径の接着剤を吐出する。
実装ユニットは、複数の電子部品接着用ディスペンサーのそれぞれの吐出位置を、電子基板の複数の接着剤塗布位置に対向させる。
圧力部材により押し出された押出しピンは、ノズルの内部空間内部に入り込み、
内部空間に入り込んだ押出しピンは、内部空間の接着剤を押し出すことで、内部空間の接着剤に対して吐出圧力を付与する。
圧力部材制御部は、圧力部材による圧力付与を、所定タイミングに基づいて行わせ、
圧力部材は、圧力付与のタイミングでは、押出しピンを押し出し、
圧力部材は、圧力付与以外のタイミングでは、押出しピンを引き戻し、
押出しピンが引き戻されている期間において、接着剤収容容器から内部空間に接着剤が供給され、
押出しピンが押し出されている期間において、内部空間に入り込んだ押出しピンが、接着剤に吐出圧力を付与することで、
圧力部材の制御に基づいて、ノズルの吐出出口から、接着剤の吐出のサイクルが実現される。
電子部品実装装置300を構成する電子部品接着用ディスペンサー100について説明する。電子部品接着用ディスペンサー100は、実装ユニット310に搭載される。ここで、搭載は、完全に固定される態様でもよいし、入れ替え可能な装着態様でもよい。後者であれば、接着剤を吐出する位置に適切に対応して、必要な位置、必要な数の電子部品接着用ディスペンサー100が実装ユニット310に備わる状態を作れる。また、電子部品接着用ディスペンサー100の損傷などによる交換にも対応しやすいメリットがある。
実施の形態における電子部品接着用ディスペンサーを構成するノズルについて説明する。ノズルは、電子部品接着用ディスペンサーの先端に備わり、接着剤収容容器に収容されている接着剤を実際に吐出する。ノズルは、電子基板における電子部品の接着位置に、接着剤を吐出する。
本体部2は、上述のように超硬合金によって形成されることが好適である。例えば、タングステンを主原料とする超硬合金などが用いられる。タングステンカーバイドがバインダで結合された合金であったり、炭化チタンなどが混合された合金であったりする。
内部空間3は、本体部2の内部に設けられた空間である。本体部2が形成される際に同時に内部空間3が形成されてもよい。あるいは、本体部2の内部が切削等されることで、内部空間3が形成されてもよい。
吐出用貫通孔4は、内部空間から圧力を受けて入り込む接着剤を、実際に吐出する。吐出する先は、電子部品を実装する電子基板の実装部位である。吐出用貫通孔4は、内部空間4からの接着剤が注入される注入入口41と接着剤が吐出される吐出出口42を備える。
吐出用貫通孔4は、本体部2において機械加工で穿孔されて形成されることも好適である。本体部2が形成された後で、内部空間3と吐出用貫通孔4が機械加工で形成されてもよい。機械加工によって穿孔されて吐出用貫通孔4が形成されることで、高い精度で吐出用貫通孔4が形成できる。
接着剤収容容器110は、電子部品接着用ディスペンサー100の本体部を構成する。加えて、その内部空間111に接着剤を収容する。接着剤収容容器110は、その先端にノズル1を備えており、接着剤収容容器110の内部空間111とノズル1の内部空間3とは連通している。この連通により、内部空間111に収容されている接着剤は、ノズル1の内部空間3に移動する(内部空間3に供給される)。
図8は、本発明の実施の形態における実装機構に取り付けられた電子部品接着用ディスペンサーの斜視図である。
押出しピン120は、圧力部材130の圧力の付与と開放との繰り返しに対応して、上下移動(接着剤の吐出方向に沿った方向の移動)可能である。圧力部材130による押出し圧力が付与されると、押出しピン120はこれに伴って押し出される。この押し出しによって、図9のように、押出しピン120の先端は、ノズル1の内部空間3の中に入り込む。この入り込みによって、内部空間3に充填されている接着剤に吐出圧力を付与できる。
圧力部材130は、押出しピン120に押出し圧力の付与と開放を繰り返す。あるサイクル(一定サイクルだけでなく、不定サイクルも含む)で、圧力部材130は、押出しピン120に押出し圧力を付与するタイミングと押出し圧力の開放(解除)を、繰り返す。この繰り返しによって、押出しピン120が、内部空間3に対して入り込みと遠隔との移動を繰り返す。この移動の繰り返しにより、内部空間3にある接着剤への吐出圧力の付与と、吐出圧力付与のない状態(内部空間3に接着剤を供給する状態)を、繰り返すことができる。
2 本体部
3 内部空間
4 吐出用貫通孔
41 注入入口
42 吐出出口
100 電子部品接着用ディスペンサー
110 接着剤収容容器
111 内部空間
120 押出しピン
130 圧力部材
150 圧力部材制御部
300 電子部品実装装置
310 実装ユニット
320 電子基板設置台
330 制御部
340 電子部品載置部
400 電子基板
410 接着剤塗布位置
Claims (15)
- 電子部品の実装に必要となる接着剤を吐出する電子部品接着用ディスペンサーと、
前記電子部品接着用ディスペンサーを搭載する実装ユニットと、
前記実装ユニットに対向して、電子基板を設置する電子基板設置台と、を備え、
前記実装ユニットは、前記電子部品接着用ディスペンサーからの接着剤の吐出位置を、前記電子基板の接着剤塗布位置に対応させ、
前記電子部品接着用ディスペンサーは、前記接着剤塗布位置に、前記接着剤を吐出し、
前記電子部品接着用ディスペンサーは、
接着剤を収容する接着剤収容容器と、
前記接着剤収容容器の先端に備わるノズルと、
前記接着剤収容容器内部において上下移動可能な押出しピンと、
前記押出しピンに押出し圧力を加える圧力部材と、を備え、
前記ノズルは、
本体部と、
前記本体部の内部に設けられて、前記接着剤が供給される内部空間と、
前記内部空間から前記本体部の先端に向けて設けられた吐出用貫通孔と、を備え、
前記吐出用貫通孔は、前記内部空間からの接着剤が注入される注入入口と、前記内部空間からの接着剤を外部に吐出する吐出出口とを有し、
前記吐出出口の直径は、50μm以下であり、
前記内部空間に供給される前記接着剤は、吐出圧力を受けて、前記注入入口に注入されて前記吐出用貫通孔を通過し、前記吐出出口から吐出され、
前記本体部は、タングステンを主原料とする超硬合金により形成され、
前記内部空間と前記接着剤収容容器の内部空間とは連通しており、前記接着剤収容容器に収容されている前記接着剤が、前記内部空間に供給され、
前記押出しピンの押し出しが、前記吐出圧力を生じさせ、
前記吐出用貫通孔の内部表面は、摩擦低下のための表面処理が施されており、
前記電子部品は、前記吐出出口の直径に対応する小型であり、前記吐出出口は、当該小型の電子部品に対応する微細な量および吐出直径の接着剤を吐出する、電子部品実装装置。 - 前記接着剤塗布位置に、前記接着剤により実装される電子部品を載せる電子部品載置部を、更に備える、請求項1記載の電子部品実装装置。
- 前記実装ユニットは、複数の前記電子部品接着用ディスペンサーを搭載し、
前記実装ユニットは、複数の前記電子部品接着用ディスペンサーのそれぞれの吐出位置を、前記電子基板の複数の前記接着剤塗布位置に対向させる、請求項1または2記載の電子部品実装装置。 - 前記実装ユニットおよび前記電子基板設置台の少なくとも一方は、移動可能であり、移動可能であることで、複数の前記電子基板に対する接着剤の吐出を可能とする、請求項1から3のいずれか記載の電子部品実装装置。
- 前記圧力部材は、圧力の付与により前記押出しピンを押出し、
前記圧力部材により押し出された前記押出しピンは、前記ノズルの前記内部空間内部に入り込み、
前記内部空間に入り込んだ前記押出しピンは、前記内部空間の接着剤を押し出すことで、前記内部空間の接着剤に対して前記吐出圧力を付与する、請求項1から4のいずれか記載の電子部品実装装置。 - 前記圧力部材は、ピエゾ素子を含む、請求項1から5のいずれか記載の電子部品実装装置。
- 前記圧力部材を制御する圧力部材制御部を更に備え、
前記圧力部材制御部は、前記圧力部材による圧力付与を、所定タイミングに基づいて行わせ、
前記圧力部材は、圧力付与のタイミングでは、前記押出しピンを押し出し、
前記圧力部材は、圧力付与以外のタイミングでは、前記押出しピンを引き戻し、
前記押出しピンが引き戻されている期間において、前記接着剤収容容器から前記内部空間に接着剤が供給され、
前記押出しピンが押し出されている期間において、前記内部空間に入り込んだ前記押出しピンが、接着剤に吐出圧力を付与することで、
前記圧力部材の制御に基づいて、前記ノズルの前記吐出出口から、接着剤の吐出のサイクルが実現される、請求項1から6のいずれか記載の電子部品実装装置。 - 前記接着剤収容容器に接着剤を供給する供給機構を更に備える、請求項1から7のいずれか記載の電子部品実装装置。
- 前記吐出用貫通孔において、前記吐出出口の直径は、前記注入入口の直径より小さい、請求項1から8のいずれか記載の電子部品実装装置。
- 前記注入入口の直径は、前記吐出出口の直径よりも10%以上大きい、請求項9記載の電子部品実装装置。
- 前記吐出用貫通孔は、前記注入入口から前記吐出出口にかけて次第に内径が小さくなっていく、請求項1から10のいずれか記載の電子部品実装装置。
- 前記吐出出口の直径は、40μm以下である、請求項1から11のいずれか記載の電子部品実装装置。
- 前記吐出出口の直径は、30μm以下である、請求項1から11のいずれか記載の電子部品実装装置。
- 前記吐出用貫通孔は、機械加工で穿孔されて形成される、請求項1から13のいずれか記載の電子部品実装装置。
- 前記吐出用貫通孔の内部表面の表面処理は、摩擦を低下させる表面剤の塗布、メッキ処理、コーティング処理もしくは磨き処理のいずれかによる、請求項1から14のいずれか記載の電子部品実装装置。
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