JP2023019159A - 車両用シートフレーム構造及びこの車両用シートフレーム構造に用いられるブラケットの製造方法 - Google Patents

車両用シートフレーム構造及びこの車両用シートフレーム構造に用いられるブラケットの製造方法 Download PDF

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俊一郎 長
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康平 折尾
Kohei Orio
聖喬 井上
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Abstract

【課題】車両の衝突の際、バックル装置の倒れ込みによる乗員の拘束力の低下を抑制することが可能な車両用シートフレーム構造及びこの車両用シートフレーム構造に用いられるブラケットの製造方法を得る。【解決手段】スライドレール16に固定されたアンカーブラケット30に締結されたアンカーボルト32を介して、シートベルト20のバックル装置22の一部を構成するシートベルトステー36がアンカーブラケット30に取り付けられている。車両用シート10では、サイドフレーム42とアンカーボルト32の間に倒れ込み抑制機能が設けられており、車両の衝突の際、当該倒れ込み抑制機能によってシートベルトステー36の車両幅方向の外側への倒れ込みが抑制されるように設定されている。これにより、車両用シート10では、車両の衝突の際に、バックル装置22の倒れ込みによる乗員の拘束力の低下を抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用シートフレーム構造及びこの車両用シートフレーム構造に用いられるブラケットの製造方法に関する。
下記特許文献1には、3点式シートベルト装置に関する技術が開示されている。この先行技術では、バックルステー(以下、「バックル装置」と称する)とシート側部材の一方に形成された複数の凹部と、バックルステーとシート側部材の他方に形成された凸部と、で構成された干渉構造を備えており、プリテンショナの作動時に凸部が凹部に係合することによって、車両の前面衝突時にバックル装置がアンカー回動軸芯回りにシート前方側へ回動するのを抑制し、乗員を拘束する拘束性能を向上させるというものである。
特開2013-103624号公報
一方、例えば、車両の前面衝突時にシートベルトが引き出されたとき、バックル装置にはシートベルトが取り付けられたピラー側(車両幅方向の外側)へ向かう荷重が作用するが、その際、バックル装置が車両幅方向の外側へ倒れ込んでしまう可能性がある。このように、バックル装置が車両幅方向の外側へ倒れ込んだ場合、乗員の拘束力は低下する。
つまり、上記従来技術の場合、バックル装置のシート前方側への回動は抑制されるものの、バックル装置において車両幅方向の外側へ向かう倒れ込みを抑制するという機能は有していない。
本発明は上記事実を考慮し、車両の衝突の際、バックル装置の倒れ込みによる乗員の拘束力の低下を抑制することが可能な車両用シートフレーム構造及びこの車両用シートフレーム構造に用いられるブラケットの製造方法を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係る車両用シートフレーム構造は、乗員が着座するためのシートクッションの骨格とされるシートクッションフレームのうち、シート幅方向外側かつ車両幅方向の内側に配置され、シート前後方向に延びるサイドフレームと、車体床部に設けられかつ前記シートクッションをシート前後方向にスライド可能とするスライドレールに固定されたブラケットと、前記サイドフレームよりも車両幅方向の内側に配置され、前記ブラケットに締結されてシートベルトのバックル装置の一部を構成するシートベルトステーを当該ブラケットに取り付けるアンカーボルトと、前記サイドフレームと前記アンカーボルトの間で構成され、車両の衝突の際に、前記シートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みを抑制する倒れ込み抑制機能と、を有する。
請求項1に記載の車両用シートフレーム構造では、サイドフレーム、ブラケット、アンカーボルト及び倒れ込み抑制機能を備えている。サイドフレームは、乗員が着座するためのシートクッションの骨格とされるシートクッションフレームのうち、シート幅方向外側かつ車両幅方向の内側に配置され、シート前後方向に延びている。車体床部には、シートクッションをシート前後方向にスライド可能とするスライドレールが設けられており、当該ブラケットは、このスライドレールに固定されている。アンカーボルトは、サイドフレームよりも車両幅方向の内側に配置されており、ブラケットに締結されてシートベルトのバックル装置の一部を構成するシートベルトステーをブラケットに取り付けている。
ここで、本発明は、サイドフレームとアンカーボルトの間には、倒れ込み抑制機能が構成されており、車両の衝突の際、当該倒れ込み抑制機能によってシートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みが抑制される。このように、シートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みを抑制することによって、車両の衝突の際、バックル装置の倒れ込みによる乗員の拘束力の低下を抑制することが可能となる。
請求項2に記載の発明に係る車両用シートフレーム構造は、請求項1に記載の車両用シートフレーム構造において、前記倒れ込み抑制機能として、前記アンカーボルトがシート側面視で前記サイドフレームと重なる位置に配置されている。
請求項2に記載の車両用シートフレーム構造では、倒れ込み抑制機能として、アンカーボルトがシート側面視でサイドフレームと重なる位置に配置されることによって、車両の衝突の際に、シートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みが抑制される。
バックル装置の一部を構成するシートベルトステーを取り付けるアンカーボルトは、サイドフレームよりも車両幅方向の内側に配置されている。車両の衝突の際、バックル装置のシートベルトステーを介して、アンカーボルトに車両幅方向の外側へ向かう荷重が作用した場合、本発明では、シート側面視でアンカーボルトがサイドフレームと重なる位置に配置されているため、当該アンカーボルトがサイドフレームに対して(直接的又は間接的に)干渉する。これにより、当該アンカーボルトは、車両幅方向の外側への移動が規制される。その結果、シートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みが抑制される。
ここで、「直接的又は間接的に干渉する」について、アンカーボルトがサイドフレームに対して直接当接(干渉)する場合以外に、サイドフレームの車両幅方向の内側においてシート表皮等が設けられている場合等は、当該シート表皮を介してアンカーボルトは間接的にサイドフレームと干渉するため、このような場合も含む意味である。
請求項3に記載の発明に係る車両用シートフレーム構造は、請求項1又は請求項2に記載の車両用シートフレーム構造において、前記倒れ込み抑制機能として、前記サイドフレームにおいて、車両幅方向の内側へ向かって突出するビード部が形成されている。
請求項3に記載の車両用シートフレーム構造では、倒れ込み抑制機能として、サイドフレームにおいて、車両幅方向の内側へ向かって突出するビード部が形成されることによって、当該サイドフレーム自体の剛性を向上させることが可能となる。これにより、車両の衝突の際にシートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みが抑制される。
すなわち、本発明では、サイドフレームにビード部が形成されることによって、当該サイドフレーム自体の剛性を向上させることができるため、サイドフレームの変形を抑制することが可能となる。車両の衝突の際にバックル装置に車両幅方向の外側へ向かう荷重が作用すると、当該バックル装置のシートベルトステーを介して、サイドフレームに車両幅方向の外側へ向かう荷重が作用する。
前述のように、本発明では、サイドフレーム自体の変形が抑制されるため、シートベルトステーがサイドフレームに対して(直接的又は間接的に)干渉した際、シートベルトステーの移動を規制することができ、当該シートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みを抑制することが可能となる。
請求項4に記載の発明に係る車両用シートフレーム構造は、請求項3に記載の車両用シートフレーム構造において、前記アンカーボルトは、シート側面視で前記ビード部と重なる位置に配置されている。
請求項4に記載の車両用シートフレーム構造では、アンカーボルトは、シート側面視でビード部と重なる位置に配置されているため、車両の衝突の際にバックル装置に車両幅方向の外側へ向かう荷重が作用すると、アンカーボルトはサイドフレームのビード部と干渉する。このように、アンカーボルトは、サイドフレームにおいて高い剛性を有する部位と干渉するため、その分、シートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みをさらに抑制することが可能となる。
請求項5に記載の発明に係る車両用シートフレーム構造は、請求項4に記載の車両用シートフレーム構造において、少なくとも前記サイドフレームの下縁部において、車両幅方向の内側へ向かって突出する下縁ビード部が形成され、前記下縁ビード部は前記ビード部と繋がるように形成されている。
請求項5に記載の発明に係る車両用シートフレーム構造では、少なくともサイドフレームの下縁部に車両幅方向の内側へ向かって突出する下縁ビード部が形成されることによって、当該サイドフレーム自体の剛性を向上させることが可能となる。さらに、当該下縁ビード部が、ビード部と繋がるように形成されることによって、ビード部自体の剛性を向上させることが可能となる。
請求項6に記載の発明に係る車両用シートフレーム構造は、請求項1~請求項5の何れか1項に記載の車両用シートフレーム構造において、前記サイドフレームは、前記サイドフレームの外形を構成するサイドフレーム本体と、前記サイドフレーム本体の車両幅方向の外側に接合され、当該サイドフレーム本体との間で閉断面部を形成するパッチ部材と、を含んで構成されている。
請求項6に記載の車両用シートフレーム構造では、サイドフレームは、サイドフレーム本体と、パッチ部材と、を含んで構成されており、サイドフレーム本体は、サイドフレームの外形を構成する。一方、パッチ部材は、サイドフレーム本体の車両幅方向の外側に接合され、サイドフレーム本体との間で閉断面部を形成する。
このように、サイドフレーム本体にパッチ部材を設けることによって、パッチ部材が設けられていない場合と比較して、当該サイドフレーム自体の剛性を向上させることができる。さらに、パッチ部材は、サイドフレーム本体との間で閉断面部を形成するため、サイドフレーム本体にパッチ部材を単に接合させた場合と比較して、当該サイドフレーム自体の剛性をさらに向上させることができる。
請求項7に記載の発明に係る車両用シートフレーム構造は、請求項6に記載の車両用シートフレーム構造において、前記サイドフレーム本体と前記パッチ部材とが接合される接合部の一部は、シート側面視で当該サイドフレーム本体において車両幅方向の内側へ向かって突出して形成されたビード部の略中央部と重なる位置に設けられている。
請求項7に記載の車両用シートフレーム構造では、サイドフレームはサイドフレーム本体とパッチ部材とを含んで構成され、サイドフレーム本体とパッチ部材とが接合される接合部の一部が、シート側面視でビード部の略中央部と重なる位置に設けられる。ビード部は、サイドフレーム本体において車両幅方向の内側へ向かって突出して形成されるため、当該ビード部の略中央部は、ビード部の外縁部よりも変形し易い。
このため、本発明では、サイドフレーム本体とパッチ部材とが接合される接合部の一部が、シート側面視でビード部の略中央部と重なる位置に設けられている。これにより、当該ビード部の剛性を向上させることができ、結果的にサイドフレーム自体の剛性をさらに向上させることができる。
請求項8に記載の発明に係る車両用シートフレーム構造は、請求項1~請求項7の何れか1項に記載の車両用シートフレーム構造において、前記シートクッションを前記スライドレールに対して上下移動させるリフタ機構を備え、前記アンカーボルトは、前記シートクッションの上下方向の位置に関係なく、シート側面視で前記サイドフレームにおいて車両幅方向の内側へ向かって突出して形成されたビード部と重なるように配置されている。
請求項8に記載の発明に係る車両用シートフレーム構造では、リフタ機構を備えており、スライドレールに対してシートクッションが上下移動する。このため、本発明では、アンカーボルトは、シートクッションの上下方向の位置に関係なく、シート側面視でサイドフレームにおいて車両幅方向の内側へ向かって突出して形成されたビード部と重なるように配置されている。
これにより、本発明では、車両の衝突の際、バックル装置のシートベルトステーを介してサイドフレームに車両幅方向の外側へ向かう荷重が作用しても、当該アンカーボルトはサイドフレームのビード部に対して(直接的又は間接的に)干渉し、当該アンカーボルトは、車両幅方向の外側への移動が規制される。つまり、本発明では、シートクッションの上下方向の位置に関係なく、シートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みをさらに抑制することが可能となる。
請求項9に記載の発明に係る車両用シートフレーム構造は、請求項1~請求項8の何れか1項に記載の車両用シートフレーム構造において、前記ブラケットは、前記スライドレールの上端に固定され略水平に形成された固定部と、前記固定部における車両幅方向の内側において起立し前記アンカーボルトが締結された縦壁部と、前記固定部と前記縦壁部との間で成す内角側に突出して形成された突出部と、を含んで構成されている。
請求項9に記載の発明に係る車両用シートフレーム構造では、ブラケットは、固定部、縦壁部及び突出部を含んで構成されている。固定部は、スライドレールの上端に固定されており、略水平に形成されている。縦壁部は、当該固定部における車両幅方向の内側において起立しており、アンカーボルトが締結されている。突出部は、固定部と縦壁部との間で成す内角側に突出して形成されている。つまり、突出部は、固定部と縦壁部との境界部に設けられることになる。
このように、本発明では、ブラケットを構成する固定部と縦壁部の境界部に突出部が形成されることによって、当該突出部が形成されていない場合と比較して、当該ブラケット自体の剛性を向上させることができる。これにより、シートベルトステーが取り付けられるブラケット自体の変形を抑制することが可能となる。
請求項10に記載の発明に係るブラケットの製造方法は、請求項1~請求項9の何れか1項に記載のブラケットの製造方法であって、一方側に対して他方側が起立した状態で屈曲された板金部材において、前記板金部材の一方側に前記アンカーボルトを固定する第1工程と、前記板金部材の一方側において、当該板金部材の他方側との境界部から離間した位置を起点として、当該板金部材の一方側を前記板金部材の他方側と対向するように屈曲させる第2工程と、を有する。
請求項10に記載の発明に係るブラケットの製造方法では、第1工程及び第2工程を有する。第1工程では、一方側に対して他方側が起立した状態で屈曲された板金部材において、板金部材の一方側にアンカーボルトを固定する。次に、第2工程では、板金部材の一方側において、当該板金部材の他方側の境界部から離間させた位置を起点として、当該板金部材の一方側を板金部材の他方側と対向するように屈曲させる。
例えば、曲げ加工(第2工程)後にアンカーボルトを溶接する場合、ブラケット側においてアンカーボルトを溶接するための隙間を確保する必要があり、溶接トーチの製造上の課題を考慮する必要が生じる。これに対して、本発明では、曲げ加工の前(第1工程)に板金部材に対してアンカーボルトを固定するため、このような製造上の問題は生じない。したがって、本発明では、車両の衝突の際に必要とされる性能を優先した設計の自由度を確保することが可能となる。
以上説明したように、請求項1に記載の車両用シートフレーム構造によれば、車両の衝突の際に、バックル装置の倒れ込みによる乗員の拘束力の低下を抑制することができる。
請求項2に記載の車両用シートフレーム構造によれば、アンカーボルトがシート側面視でサイドフレームと重なる位置に配置されることによって、シートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みを抑制することができる。
請求項3に記載の車両用シートフレーム構造によれば、サイドフレーム自体の剛性を向上させることによってサイドフレームの変形を抑制し、シートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みを抑制することができる。
請求項4に記載の車両用シートフレーム構造では、アンカーボルトがシート側面視でビード部と重なる位置に配置されることによって、シートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みをさらに抑制することができる。
請求項5に記載の車両用シートフレーム構造では、サイドフレーム自体の剛性を向上させると共に、ビード部の剛性を向上させることができる。
請求項6に記載の車両用シートフレーム構造では、サイドフレーム本体との間で閉断面部を形成するパッチ部材を設けることによって、サイドフレーム自体の剛性を向上させることができる。
請求項7に記載の車両用シートフレーム構造では、ビード部の剛性を向上させ、サイドフレーム自体の剛性をさらに向上させることができる。
請求項8に記載の発明に係る車両用シートフレーム構造では、シートクッションの上下移動に関係なく、シートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みを抑制することができる
請求項9に記載の車両用シートフレーム構造では、シートベルトステーが取り付けられるブラケット自体の変形を抑制することができる。
請求項10に記載の発明に係るブラケットの製造方法では、性能を優先させた設計の自由度を向上させることができる。
本実施の形態に係る車両用シートフレーム構造が適用された車両用シートを示す斜視図である。 本実施の形態に係る車両用シートフレーム構造が適用された車両用シートを示す側面図である。 図2のA-A線に沿って切断した切断面を示す縦断面図である。 図3の下部側を拡大して示す拡大縦断面図である。 本実施の形態に係る車両用シートフレーム構造の一部を構成するサイドフレームの要部をシート幅方向の内側から見た状態を示す斜視図である。 図5で示すサイドフレームをB-B線に沿って切断した切断面を示す縦断面図である。 本実施の形態に係る車両用シートフレーム構造の一部を構成するブラケットをシート幅方向の外側かつ下方側から見た状態を示す斜視図である。 本実施の形態に係る車両用シートフレーム構造が適用された車両用シートにおいて、シートクッションがロアモースト位置に位置された状態を示す要部が拡大された要部拡大側面図である。 本実施の形態に係る車両用シートフレーム構造が適用された車両用シートにおいて、シートクッションがアッパモースト位置とロアモースト位置の中間位置に位置された状態を示す要部が拡大された要部拡大側面図である。 本実施の形態に係る車両用シートフレーム構造が適用された車両用シートにおいて、シートクッションがアッパモースト位置に位置された状態を示す要部が拡大された要部拡大側面図である。 本実施の形態に係る車両用シートフレーム構造の一部を構成するブラケットの製造方法を示す、(A)は、第1工程を示す断面図であり、(B)は、第2工程を示す断面図である。 本実施の形態に係る車両用シートフレーム構造が適用された車両用シートの変形例を示す図8に対応する要部拡大側面図である。 本実施の形態に係る車両用シートフレーム構造が適用された車両用シートの変形例を示す図7に対応する要部拡大側面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態に係る車両用シートフレーム構造が適用された車両用シート10について説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印RH、矢印IN、矢印OUTは、車両の前方(進行方向)、上方、右方、車幅方向の内側、外側をそれぞれ示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
(車両用シートフレーム構造の構成)
まず、本実施形態に係る車両用シートフレーム構造が適用された車両用シート10の構成について説明する。
図1に示されるように、本実施の形態に係る車両用シートフレーム構造が適用された車両用シート10は、乗員が着座するためのシートクッション12と、該シートクッション12の後端部に下端部が接続されて乗員の上体を支持するシートバック14と、を備えており、シートバック14の上端部には、ヘッドレスト(図示省略)が取り付けられている。
一方、車体床部(図示省略)には、左右一対のスライドレール16が設けられており、当該スライドレール16に沿って車両用シート10がスライド可能とされている。車両用シート10には、リフタ機構18が設けられており、当該リフタ機構18によって、車両用シート10が左右のスライドレール16に対して上下移動可能とされる。なお、車両用シート10には、シートベルト20が連結されるバックル装置22が設けられている。
ここで、本実施形態における車両用シート10は、乗員が車両前方を向いて着座するように設けられており、車両用シート10の前後方向、左右方向(シート幅方向)及び上下方向は、車両の前後左右上下の方向と一致している。また、本実施形態では、車両用シート10は左ハンドルの車両の運転席とされているが、右ハンドルの車両の運転席に適用されてもよいし、助手席又は後部座席に適用されてもよい。なお、右ハンドルの車両の運転席に対して本実施形態における構成が適用された場合には、左右の構成が本実施形態とは逆になる。
当該左右一対のスライドレール16は、ロアレール24とアッパーレール26とをそれぞれ有している。ロアレール24は、その長手方向を前後方向に沿って配置されており、ロアレール24の前端部及び後端部が取付ブラケット(図示省略)を介して車体床部(図示省略)に固定されている。アッパーレール26は、その長手方向を前後方向に沿って配置されており、ロアレール24に対して長手方向に沿ってスライド可能に支持されている。但し、通常は、図示しないスライドロック機構によってロアレール24に対するアッパーレール26のスライドが規制されており、ロック解除レバー28が操作されることにより、当該スライドロック機構によるスライド規制が解除されるようになっている。
車両用シート10の右側(ここでは車両幅方向の内側)に配置されたアッパーレール26の後部の上面には、アンカーブラケット30が固定されている。このアンカーブラケット30は、スライドレール16の幅寸法に合わせて形成されており、スライドレール16の幅方向(車両幅方向)に沿って切断したときの断面形状が略U字状を成している。
また、図3に示されるように、アンカーブラケット30は、アッパーレール26に締結固定された固定部30Aと、当該固定部30Aのシート幅方向の両端からそれぞれ起立し互いに対向する左右一対の縦壁部30B、30Cと、を含んで構成されている。縦壁部30Bは、車両幅方向の内側に配置されており、縦壁部30Cよりも高くなるように形成されている。縦壁部30Bの上端部には、アンカーボルト32及びナット34を介して、バックル装置22の一部を構成するシートベルトステー36の下端部が締結されており、シートベルトステー36は、アンカーボルト32の軸芯回りに所定角度内を回動可能とされている。
図1に示されるように、シートベルトステー36の上端部には、バックル38が固定されている。このバックル38には、三点式シートベルト装置のシートベルト20に取り付けられたタングプレート39が連結される構成になっており、シートクッション12に着座した乗員Pがタングプレート39をバックル38に連結すると、乗員Pがシートベルト20によって拘束される。
一方、車両用シート10のシートクッション12は、左右のスライドレール16の上方に配置されたシートクッションフレーム40を備えている。シートクッションフレーム40は、左右のサイドフレーム42、43と、リヤフレーム44と、フロントフレーム46と、を含んで構成されている。なお、サイドフレーム42は、車両幅方向の内側に配置され、サイドフレーム43は、車両幅方向の外側に配置されている。
左右のサイドフレーム42、43は、例えば板金材料によって長尺状に形成されており、前後方向に沿ってそれぞれ配置されている。なお、サイドフレーム42、43のうち、車両幅方向の内側に配置されたサイドフレーム42の具体的な構成については後述する。
リヤフレーム44は、例えば金属製のパイプ材によって形成されており、軸線方向(長手方向)が(車両用シート10の)左右方向に沿った状態で左右のサイドフレーム42、43の後端部間に架け渡されている。このリヤフレーム44の長手方向の両端部は、図示はしないが、左右のサイドフレーム42、43の後端部に形成された円形の貫通孔に挿通されると共に、かしめ等の手段によって抜止されている。これにより、左右のサイドフレーム42、43の後端部がリヤフレーム44によってそれぞれ連結されており、リヤフレーム44は、左右のサイドフレーム42、43に対して左右方向に沿った軸線回りに回転可能とされている。
なお、左右のサイドフレーム42、43の後端部には、シートバック14の骨格部材であるシートバックフレーム48の下端部が周知のリクライニング機構を介して連結されている。また、シートクッションフレーム40及びシートバックフレーム48には、シート表皮によって覆われたクッションパッドが取り付けられている。
フロントフレーム46は、例えば板金材料によって長尺状に形成されており、長手方向が左右方向に沿って配置され、車両用シート10の左右のサイドフレーム42、43の前端部間に架け渡されている。このフロントフレーム46の長手方向の両端部は、左右のサイドフレーム42、43に接合されており、当該フロントフレーム46によって左右のサイドフレーム42、43の前端部がシート幅方向に連結されている。
このフロントフレーム46の下方には、連結パイプ50が設けられている。この連結パイプ50は、シートクッションフレーム40の一部を構成すると共に、後述するリフタ機構18の一部を構成している。この連結パイプ50は、例えば金属製のパイプ材によって形成されており、軸線方向(長手方向)が左右方向に沿った状態で左右のサイドフレーム42、43の前端部間に架け渡されている。この連結パイプ50の長手方向両端部は、左右のサイドフレーム42、43の前端部に形成された円形の貫通孔に挿通されると共に、かしめ等の手段によって抜止されている。これにより、左右のサイドフレーム42、43の前端部が連結パイプ50によって左右方向に連結されており、連結パイプ50は、左右のサイドフレーム42、43に対して左右方向に沿った軸線回りに回転可能とされている。
一方、リフタ機構18は、左右のサイドフレーム42、43の前端部と左右のアッパーレール26の前端部との間に設けられた左右一対のフロントリンク52と、左右のサイドフレーム42、43の後端部と左右のアッパーレール26の後端部との間に設けられた左右一対のリヤリンク54と、を備えている。なお、図1では、車両用シート10において、右側のフロントリンク52と左側のリヤリンク54のみが図示されている。
左右のフロントリンク52は、例えば板金材料によって前後方向に沿って長尺状に形成されており、左右のアッパーレール26の前端部に固定されたブラケット53に連結され、左右のアッパーレール26に対して左右方向に沿った軸線回りに回転可能とされている。また、左右のフロントリンク52の長手方向の後端部には、それぞれ円形の貫通孔(図示省略)が形成されており、各貫通孔には連結パイプ50の長手方向の端部が挿通され、溶接等の手段によって左右のフロントリンク52の長手方向の後端部と連結パイプ50とが接合されている。
これにより、左右のフロントリンク52は、連結パイプ50を介して左右のサイドフレーム42、43の前端部に連結されており、左右のサイドフレーム42、43に対して連結パイプ50と一体で左右方向に沿った軸線回りに回転可能とされている。
左右のリヤリンク54は、例えば板金材料によって前後方向に沿って長尺状に形成されており、左右のリヤリンク54の長手方向の前端部は、軸線方向が左右方向に沿った図示しない連結軸を介して、アッパーレール26の後端側に固定されたアンカーブラケット30の縦壁部30Cに連結されている。これにより、左右のリヤリンク54は、左右のアッパーレール26に対して左右方向に沿った軸線回りに回転可能とされている。また、左右のリヤリンク54の長手方向の後端部には、それぞれ円形の貫通孔(図示省略)が形成されており、各貫通孔には、リヤフレーム44の長手方向の端部が挿通され、溶接等の手段によって左右のリヤリンク54の長手方向の後端部とリヤフレーム44とが接合されている。
これにより、左右のリヤリンク54は、リヤフレーム44を介して左右のサイドフレーム42、43の後端部に連結されており、左右のサイドフレーム42、43に対してリヤフレーム44と一体で左右方向に沿った軸線回りに回転可能とされている。
すなわち、以上のような構成により、リフタ機構18では、フロントリンク52、リヤリンク54、サイドフレーム42、43及びアッパーレール26によって四節リンク機構が構成され、シートクッションフレーム40が左右のスライドレール16に対して上下動可能に連結されている。
ここで、本実施形態では、サイドフレーム42、43のうち、少なくとも車両幅方向の内側に配置されたサイドフレーム42は、図4、図5に示されるように、当該サイドフレーム42の外形を構成するサイドフレーム本体70と、サイドフレーム本体70のシート幅方向の内側(車両幅方向の外側)に設けられたパッチ部材74と、を含んで構成されている。
サイドフレーム本体70は、図2に示されるように、前後方向に沿って長尺状に形成されており、図2、図4に示されるように、サイドフレーム本体70の上端部及び下端部には、車両幅方向の内側へ向かって突出する上端ビード部70A、下端ビード部70Bがそれぞれ形成されている。
また、サイドフレーム42の長手方向の略中央部には、例えば、下端ビード部70Bと繋がりシート側面視で三角形状を成し、シート幅方向の外側へ向かって突出する三角ビード部72が設けられている。前述したアンカーブラケット30の縦壁部30Bに締結されたアンカーボルト32及びナット34は、後述するが、車両用シート10のリフタ機構18によるシートクッション12の高さ位置に関係なく、図8~図10に示されるように、シート側面視で上端ビード部70A、三角ビード部72、下端ビード部70Bと重なる位置に配置されている。
一方、パッチ部材74は、図4、図5に示されるように、サイドフレーム本体70のシート前後方向の略中央部において、サイドフレーム本体70の下端部以外の部分を覆うようにして溶接等により接合されている。
具体的に説明すると、サイドフレーム本体70の外縁には、シート幅方向の内側(車両幅方向の外側)へ向かって折り返されたフランジ部70A1が形成されており、パッチ部材74の上端にはフランジ部74A1が形成され、当該フランジ部74A1がフランジ部70A1の下面に重なるように接合されている。
また、パッチ部材74の上端部には、サイドフレーム本体70の上端部に形成された上端ビード部70Aと対向する位置にシート幅方向の内側へ向かって突出する上端ビード部74Aが形成されている。パッチ部材74は、上端ビード部74Aとサイドフレーム本体70の上端ビード部70Aとの間で閉断面部76が形成されるようにサイドフレーム本体70に対して接合されている(接合部77)。
さらに、パッチ部材74の下端部には、サイドフレーム本体70に形成された三角ビード部72の上部と対向する位置に車両幅方向の内側(三角ビード部72側)へ向かって屈曲する屈曲部78が形成されている。パッチ部材74は、閉断面部76の下方側に屈曲部78とサイドフレーム本体70の三角ビード部72との間を含む閉断面部80が形成されるようにサイドフレーム本体70に対して接合されている。
なお、屈曲部78の外縁からは下方側へ向かって垂下されたフランジ部(接合部)78Aが形成されており、図6に示されるように、当該フランジ部78Aが三角ビード部72の略中央部72Aに接合されている。ここで、本実施形態における三角ビード部72の略中央部72Aとは、三角ビード部72の縁部側以外の領域を指す。
ところで、図1に示される車両用シート10は、リフタ機構18によりシートクッションフレーム40が左右のスライドレール16に対して上下動されるようになっている。このため、シートクッションフレーム40の上下動によって、スライドレール16とシートクッションフレーム40の間の高さ寸法が異なる。
例えば、車両用シート10のリフタ機構18によるシートクッション12の高さ位置において、図8は、最も低い位置とされるロアモースト位置が示されており、図10は、最も高い位置とされるアッパモースト位置が示されている。また、図9は、シートクッション12(図1参照)の高さ位置において、アッパモースト位置とロアモースト位置の中間位置が示されている。
図4に示されるように、アンカーブラケット30は、スライドレール16のアッパーレール26に固定されており、サイドフレーム42はシートクッションフレーム40の一部を構成する部材である。本実施形態では、アンカーブラケット30の縦壁部30Bに締結されたアンカーボルト32は、図8~図10に示されるように、シートクッション12の上下方向の位置に関係なく、シート側面視でサイドフレーム42に形成された上端ビード部70A、三角ビード部72、下端ビード部70Bと重なるように配置される。
そして、上端ビード部70A、三角ビード部72、下端ビード部70Bにおいて、稜線70A2、70A3、72B、70B1が形成されている部位は他の部位よりも剛性が高い。このため、当該アンカーボルト32は、上端ビード部70Aの稜線70A2、70A3、三角ビード部72の稜線72B、下端ビード部70Bの稜線70B1と重なるように配置されることが好ましい。
ここで、シートベルトステー36は、アンカーボルト32の軸芯回りに所定角度内を回動可能とされ、かつシートクッション12を介してサイドフレーム42は、上下方向に移動する。以上のことから、本実施形態では、当該シートベルトステー36の移動軌跡に合わせて当該シートベルトステー36の軸芯線Pと三角ビード部72とがシート側面視で重なるように設定される必要がある。したがって、本実施形態では、三角ビード部72の形状は三角形状に設定されているが、これに限るものではなく、矩形状、扇状等、他の形状を成していてもよい。
また、本実施形態では、アンカーボルト32が、シートクッション12の上下方向の位置に関係なく、シート側面視でサイドフレーム42に形成された上端ビード部70A、三角ビード部72、下端ビード部70Bと重なるようにする。このため、例えば、図12に示すシートクッション12(図1参照)のロアモースト位置において、シート側面視でアンカーボルト32が下端ビード部70Bと重なるように設定した場合と比較して、図8に示されるように、アンカーボルト32の位置を上方側に配置する必要がある。したがって、本実施形態では、アンカーブラケット30の縦壁部30Bの高さを高くする必要があり、縦壁部30Bは縦壁部30Cよりも高くなるように形成されている。
図4に示されるように、本実施形態では、当該アンカーブラケット30は、固定部30A、縦壁部30B及び縦壁部30Cを含んで構成されており、固定部30Aは、スライドレール16の上端に固定され、縦壁部30B、30Cは、当該固定部30Aから起立している。
前述のように、縦壁部30Bは縦壁部30Cよりも高くなるように形成されているため、図7に示されるように、固定部30Aと縦壁部30Bの境界部31には、固定部30Aと縦壁部30Bとの間で成す内角側において、縦壁部30B(が形成された面)から車両幅方向の外側へ向かって突出する突出部30D及び、固定部30A(が形成された面)から上方側へ向かって突出する30Eが設けられている。このため、突出部30D、30Eが形成されている部位は、シート幅方向の外側から見るとシート幅方向の内側へ向かって凹んで形成されている。
また、図1、図4に示されるように、固定部30Aには縦壁部30Bから縦壁部30Cに亘って上方側へ向かって突出する凸ビード部30Fが設けられており、縦壁部30Bと縦壁部30Cの間には、凸ビード部30Fが架け渡されている。
一方、図4に示されるように、アンカーブラケット30は、スライドレール16の幅方向(車両幅方向)に沿って切断したときの断面形状が略U字状を成しており、固定部30Aと、互いに対向する縦壁部30B、30Cと、を含んで構成され、縦壁部30Bには、アンカーボルト32が溶接される。
ここで、アンカーブラケット30の製造方法において、例えば、図示はしないが、アンカーブラケット30が略U字状に形成された後、縦壁部30Bにアンカーボルト32を溶接する場合、アンカーブラケット30側においてアンカーボルト32を溶接するための隙間を確保する必要があり、溶接トーチの製造上の課題を考慮する必要が生じる。
このため、本実施形態では、図11(A)に示されるように、まず、第1工程として、一方84A側に対して他方84B側が起立した状態で屈曲された板金部材84において、板金部材84の一方84A側に形成された貫通孔86内にアンカーボルト32を挿通させ、図11(B)に示されるように、当該アンカーボルト32を板金部材84の一方84A側に溶接(固定)する。
次に、第2工程として、図11(C)に示されるように、板金部材84の一方84A側において、当該板金部材84の他方84B側の境界部88から離間させた位置Qを起点として、当該板金部材84の一方84A側を板金部材84の他方84B側と対向するように屈曲させる。これによって、アンカーブラケット30を形成する。
(車両用シートフレーム構造の作用及び効果)
次に、本実施形態に係る車両用シートフレーム構造が適用された車両用シート10の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、図1に示されるように、サイドフレーム42は、シートクッションフレーム40のうち、シート幅方向外側かつ車両幅方向の内側に配置されている。車体床部(図示省略)に設けられシートクッション12をシート前後方向にスライド可能とするスライドレール16にアンカーブラケット30が固定され、アンカーブラケット30にアンカーボルト32(図3参照)及びナット34が締結されている。このアンカーボルト32を介して、シートベルト20のバックル装置22の一部を構成するシートベルトステー36がアンカーブラケット30に取り付けられている。
ここで、本実施形態では、サイドフレーム42とアンカーボルト32の間には、倒れ込み抑制機能が構成されており、車両の衝突の際、当該倒れ込み抑制機能によってシートベルトステー36の車両幅方向の外側への倒れ込みが抑制されるように設定されている。これにより、本実施形態では、車両の衝突の際に、バックル装置22の倒れ込みによる乗員の拘束力の低下を抑制することができる。
例えば、図示はしないが、車両の前面衝突時にシートベルト20が引き出されたとき、バックル装置22にはシートベルト20が取り付けられたピラー側(車両幅方向の外側)へ向かう荷重が作用する。この際、バックル装置22が車両幅方向の外側へ倒れ込んでしまうと、乗員の拘束力は低下する。
したがって、本実施形態では、図3、図4に示されるように、当該倒れ込み抑制機能として、アンカーボルト32がシート側面視でサイドフレーム42と重なる位置に配置されるように設定され、これにより、車両の衝突の際に、シートベルトステー36の車両幅方向の外側への倒れ込みを抑制している。
具体的に説明すると、まず前提として、バックル装置22の一部を構成するシートベルトステー36を取り付けるアンカーボルト32は、サイドフレーム42よりも車両幅方向の内側に配置されている。そして、本実施形態では、アンカーボルト32は、シート側面視でサイドフレーム42と重なる位置に配置されているため、車両の衝突の際、シートベルトステー36を介してアンカーボルト32に車両幅方向の外側へ向かう荷重が作用した場合、当該アンカーボルト32はサイドフレーム42と干渉する。
なお、前述のように、シートクッションフレーム40には、図示しないシート表皮によって覆われたクッションパッドが取り付けられているため、厳密に説明すると、シート表皮、クッションパッドを介して、アンカーボルト32は間接的にサイドフレーム42と干渉することになる。但し、以下の説明では、部材間の干渉について、「間接的に」の文言を省略する。
このように、アンカーボルト32がサイドフレーム42と干渉することによって、当該アンカーボルト32は、車両幅方向の外側への移動が規制される。したがって、本実施形態が適用されていない場合と比較して、シートベルトステー36の車両幅方向の外側への倒れ込みを抑制することができる。
ここで、シートベルトステー36の車両幅方向の外側への倒れ込み量は、サイドフレーム42自体の剛性を向上させることによって低減される。一方、本実施形態では、アンカーボルト32をサイドフレーム42に当接(干渉)させる。このため、当該シートベルトステー36の移動量は、サイドフレーム42の剛性だけでなく、アンカーボルト32が締結されたアンカーブラケット30の剛性も影響を受けることになり、その分、シートベルトステー36の車両幅方向の外側への倒れ込み量を低減させることができる。
本実施形態では、当該倒れ込み抑制機能として、さらに、サイドフレーム42において、車両幅方向の内側へ向かって突出する三角ビード部72が形成されている。当該三角ビード部72が形成されることによって、当該サイドフレーム42自体の剛性を向上させている。これにより、車両の衝突の際にシートベルトステー36の車両幅方向の外側への倒れ込みが抑制される。
すなわち、本実施形態では、サイドフレーム42に三角ビード部72が形成されることによって、当該サイドフレーム42自体の剛性を向上させることができるため、サイドフレーム42の変形を抑制することが可能となる。前述のように、車両の衝突の際にバックル装置22に車両幅方向の外側へ向かう荷重が作用すると、当該バックル装置22のシートベルトステー36を介して、サイドフレーム42に車両幅方向の外側へ向かう荷重が作用する。
前述のように、本実施形態では、サイドフレーム42自体の剛性を向上させることによってサイドフレーム42自体の変形が抑制されるため、シートベルトステー36がサイドフレーム42と干渉した際、シートベルトステー36の移動を規制することができ、当該シートベルトステー36の車両幅方向の外側への倒れ込みを抑制することが可能となる。
本実施形態では、サイドフレーム42自体の剛性を向上させることができるため、裏を返すと、サイドフレーム42において同じ剛性を担保することで、サイドフレーム42自体を薄板化することが可能となる。したがって、本実施形態では、車両用シート10において、質量の増加を抑制すると共に、車両の衝突の際に、バックル装置22の倒れ込みによる乗員の拘束力の低下を抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、アンカーボルト32及びナット34は、シート側面視で三角ビード部72と重なる位置に配置されている。このため、車両の衝突の際にバックル装置22に車両幅方向の外側へ向かう荷重が作用すると、アンカーボルト32はサイドフレーム42の三角ビード部72に干渉する。つまり、アンカーボルト32は、サイドフレーム42において高い剛性を有する部位と干渉するため、その分、シートベルトステー36の車両幅方向の外側への倒れ込みをさらに抑制することが可能となる。
このように、本実施形態では、アンカーボルト32がシート側面視で三角ビード部72と重なる位置に配置されることによって、本実施形態が適用されていない場合と比較して、シートベルトステー36の車両幅方向の外側への倒れ込みをさらに抑制することができる。
一方、本実施形態では、サイドフレーム42は、サイドフレーム本体70と、パッチ部材74と、を含んで構成されており、パッチ部材74は、サイドフレーム本体70の車両幅方向の外側に接合されている。また、パッチ部材74は、サイドフレーム本体70との間で閉断面部76、80を形成する。
このように、サイドフレーム本体70にパッチ部材74を設けることによって、図示はしないが、パッチ部材74が設けられていない場合と比較して、当該サイドフレーム42自体の剛性を向上させることができる。さらに、パッチ部材74は、サイドフレーム本体70との間で閉断面部76、80を形成するため、サイドフレーム本体70にパッチ部材74を単に接合させた場合と比較して、当該サイドフレーム42自体の剛性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、サイドフレーム本体70とパッチ部材74とが接合される接合部の一部としてのフランジ部78Aが、シート側面視で三角ビード部72の略中央部72Aと重なる位置に設けられる。三角ビード部72は、サイドフレーム本体70において車両幅方向の内側へ向かって突出して形成されるため、当該三角ビード部72の略中央部72Aは、三角ビード部72の外縁部よりも変形し易い。
このため、本実施形態では、サイドフレーム本体70とパッチ部材74とが接合されるフランジ部78Aが、シート側面視で三角ビード部72の略中央部72Aと重なる位置に設けられている。これにより、当該三角ビード部72の剛性を向上させることができ、結果的にサイドフレーム42自体の剛性をさらに向上させることができる。
また、当該三角ビード部72は、サイドフレーム42の下端部に形成された下端ビード部70Bと繋がりシート側面視で三角形状を成している。例えば、図示はしないが、三角ビード部72が当該サイドフレーム42の上下方向の中央部に独立した状態で設けられた場合と比較して、本実施形態では、三角ビード部72自体の剛性を向上させることができ、サイドフレーム42自体の剛性を向上させることが可能となる。
ここで、図8~図10に示されるように、本実施形態では、車両用シート10は、リフタ機構18を備えており、スライドレール16に対してシートクッション12(図1参照)が上下移動する。このため、アンカーボルト32は、シートクッション12の上下方向の位置に関係なく、シート側面視でサイドフレーム42において車両幅方向の内側へ向かって突出して形成された上端ビード部70A、三角ビード部72、下端ビード部70Bの何れかと重なる位置に配置されている。
これにより、本実施形態では、車両の衝突の際、シートベルトステー36を介してサイドフレーム42に車両幅方向の外側へ向かう荷重が作用しても、当該アンカーボルト32はサイドフレーム42の上端ビード部70A、三角ビード部72、下端ビード部70Bの何れかと干渉する。これにより、当該アンカーボルト32は、車両幅方向の外側への移動が規制される。つまり、本実施形態では、シートクッション12の上下方向の位置に関係なく、シートベルトステー36の車両幅方向の外側への倒れ込みをさらに抑制することが可能となる。
また、図4に示されるように、本実施形態では、サイドフレーム42は、サイドフレーム本体70とパッチ部材74とを含んで構成されており、サイドフレーム本体70とパッチ部材74とが接合された接合部の一部であるフランジ部78Aが、シート側面視で三角ビード部72の略中央部72Aと重なる位置に設けられている。三角ビード部72は、サイドフレーム本体70において車両幅方向の内側へ向かって突出して形成されるため、当該三角ビード部72の略中央部72Aは、三角ビード部72の外縁部よりも変形し易い。
したがって、本実施形態では、当該フランジ部78Aが、シート側面視で三角ビード部72の略中央部72Aと重なる位置に接合されることによって、当該三角ビード部72の剛性を向上させることができ、結果的にサイドフレーム42自体の剛性をさらに向上させることができる。
さらに、図2に示されるように、本実施形態では、サイドフレーム42において車両幅方向の内側へ向かって突出する三角ビード部72は、少なくとも当該サイドフレーム42の下端部に設けられた下端ビード部70Bと繋がるように形成されている。これにより、図示はしないが、三角ビード部72が当該サイドフレーム42の上下方向の中央部に独立した状態で設けられた場合と比較して、本実施形態では、三角ビード部72自体の剛性を向上させることができ、サイドフレーム42自体の剛性をさらに向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、アンカーブラケット30は、固定部30A、縦壁部30B及び縦壁部30Cを含んで構成されており、縦壁部30Bは縦壁部30Cよりも高くなるように形成されている。このため、本実施形態では、図7に示されるように、固定部30Aと縦壁部30Bの境界部31には、固定部30Aと縦壁部30Bとの間で成す内角側において、縦壁部30Bから車両幅方向の外側へ向かって突出する突出部30D及び、固定部30Aから上方側へ向かって突出する30Eが設けられている。
このように、本実施形態では、固定部30Aと縦壁部30Bの境界部31に突出部30D、30Eが形成されることによって、図示はしないが、当該突出部30D、30Eが形成されていない場合と比較して、アンカーブラケット30自体の剛性を向上させることができる。これにより、シートベルトステー36が取り付けられるアンカーブラケット30自体の変形を抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、アンカーブラケット30の製造方法において、第1工程として、板金部材84の一方84A側に形成された貫通孔86内にアンカーボルト32を挿通させ、当該アンカーボルト32を一方84A側に溶接(固定)する。次に、第2工程として、板金部材84の一方84A側において、当該板金部材84の他方84B側の境界部88から離間させた位置Qを起点として、当該板金部材84の一方84A側を板金部材84の他方84B側と対向するように屈曲させる。これによって、アンカーブラケット30を形成する。
例えば、図示はしないが、曲げ加工後にアンカーボルト32を溶接する場合、アンカーブラケット30側においてアンカーボルト32を溶接するための隙間を確保する必要があり、溶接トーチの製造上の課題を考慮する必要が生じる。これに対して、本実施形態では、曲げ加工の前に板金部材84にアンカーボルト32を固定するため、このような製造上の問題は生じない。したがって、本実施形態では、車両の衝突の際に必要とされる性能を優先した設計の自由度を確保することが可能となる。
なお、本実施形態では、倒れ込み抑制機能として、アンカーボルト32がシート側面視でサイドフレーム42と重なる位置に配置され、さらに、サイドフレーム42において、車両幅方向の内側へ向かって突出する三角ビード部72が形成されているが、必ずしも両者を適用させる必要はなく、何れか一方を適用させるだけでも車両の衝突の際に、シートベルトステー36の車両幅方向の外側への倒れ込みをさらに抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、図8~図10に示されるように、アンカーボルト32は、シートクッション12(図1参照)の上下方向の位置に関係なく、シート側面視でサイドフレーム42の上端ビード部70A、三角ビード部72、下端ビード部70Bの何れかと重なる位置に配置されている。しかしながら、例えば、シートクッション12の上下方向の位置において、図8に示されるロアモースト位置と図10に示されるアッパモースト位置の場合を比較すると、アッパモースト位置では、シートベルトステー36は、シート側面視でサイドフレーム42と重なる。一方、ロアモースト位置では、シートベルトステー36は、シート側面視でサイドフレーム42と重なっていない。
つまり、車両の衝突の際、シートベルトステー36に車両幅方向の外側へ向かう荷重が作用した場合、シートクッション12のロアモースト位置では、シートクッション12がアッパモースト位置である場合と比較して、サイドフレーム42と干渉しないため、シートベルトステー36に作用するモーメントは大きくなり、その分、車両幅方向の外側への倒れ込み量は大きくなる。言い換えれば、少なくとも、シートクッション12のロアモースト位置において、シートベルトステー36の車両幅方向の外側への倒れ込み量を低減させることができればよい。
したがって、変形例として、図12に示されるように、シートクッション12のロアモースト位置において、アンカーボルト32が、サイドフレーム42の三角ビード部72又は下端ビード部70Bと重なる位置に配置されるように設定されてもよい。この場合、図示はしないが、シートクッション12がアッパモースト位置の場合、アンカーボルト32は、シート側面視でサイドフレーム42と重ならない。一方、シートベルトステー36は、シート側面視でサイドフレーム42と重なるため、当該サイドフレーム42との干渉によって、シートベルトステー36は車両幅方向の外側への倒れ込み量は低減される。
また、この変形例では、アンカーブラケット90を構成する縦壁部90Aは、図8に示されるアンカーブラケット30の縦壁部30Bと異なり、高さを高くする必要がない。このため、図13に示されるように、固定部90Bと縦壁部90Aの境界部91には、固定部90Bと縦壁部90Aとの間で成す内角側において、固定部90B(が形成された面)から上方側へ向かって突出する突出部90Cが設けられている。つまり、この変形例では、図8に示されるアンカーブラケット30の縦壁部30Bよりも縦壁部90Aの高さは低いため、縦壁部90A側に突出部を設ける必要はない。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 車両用シート
12 シートクッション
16 スライドレール
18 リフタ機構
20 シートベルト
22 バックル装置
30 アンカーブラケット(ブラケット)
30A 固定部(ブラケット)
30B 縦壁部(ブラケット)
30D 突出部(ブラケット)
30E 突出部(ブラケット)
32 アンカーボルト
36 シートベルトステー(バックル装置)
38 バックル(バックル装置)
39 タングプレート(バックル装置)
40 シートクッションフレーム
42 サイドフレーム(倒れ込み抑制機能)
70 サイドフレーム本体(サイドフレーム)
70A 上端ビード部(ビード部、倒れ込み抑制機能)
70B 下端ビード部(ビード部、倒れ込み抑制機能)
72 三角ビード部(ビード部、倒れ込み抑制機能)
72A 略中央部(ビード部の略中央部)
74 パッチ部材(サイドフレーム)
76 閉断面部
78A フランジ部(接合部)
80 閉断面部
84 板金部材
84A 一方(板金部材の一方側)
84B 他方(板金部材の他方側)
88 境界部
90 アンカーブラケット(ブラケット)
90A 縦壁部(ブラケット)
90B 固定部(ブラケット)
90C 突出部(ブラケット)
91 境界部
Q 位置(境界部から離間した位置)

Claims (10)

  1. 乗員が着座するためのシートクッションの骨格とされるシートクッションフレームのうち、シート幅方向外側かつ車両幅方向の内側に配置され、シート前後方向に延びるサイドフレームと、
    車体床部に設けられかつ前記シートクッションをシート前後方向にスライド可能とするスライドレールに固定されたブラケットと、
    前記サイドフレームよりも車両幅方向の内側に配置され、前記ブラケットに締結されてシートベルトのバックル装置の一部を構成するシートベルトステーを当該ブラケットに取り付けるアンカーボルトと、
    前記サイドフレームと前記アンカーボルトの間で構成され、車両の衝突の際に、前記シートベルトステーの車両幅方向の外側への倒れ込みを抑制する倒れ込み抑制機能と、
    を有する車両用シートフレーム構造。
  2. 前記倒れ込み抑制機能として、前記アンカーボルトがシート側面視で前記サイドフレームと重なる位置に配置されている請求項1に記載の車両用シートフレーム構造。
  3. 前記倒れ込み抑制機能として、前記サイドフレームにおいて、車両幅方向の内側へ向かって突出するビード部が形成されている請求項1又は請求項2に記載の車両用シートフレーム構造。
  4. 前記アンカーボルトは、シート側面視で前記ビード部と重なる位置に配置されている請求項3に記載の車両用シートフレーム構造。
  5. 少なくとも前記サイドフレームの下縁部において、車両幅方向の内側へ向かって突出する下縁ビード部が形成され、前記下縁ビード部は前記ビード部と繋がるように形成されている請求項4に記載の車両用シートフレーム構造。
  6. 前記サイドフレームは、
    前記サイドフレームの外形を構成するサイドフレーム本体と、
    前記サイドフレーム本体の車両幅方向の外側に接合され、当該サイドフレーム本体との間で閉断面部が形成されたパッチ部材と、
    を含んで構成されている請求項1~請求項5の何れか1項に記載の車両用シートフレーム構造。
  7. 前記サイドフレーム本体と前記パッチ部材とが接合される接合部の一部は、シート側面視で当該サイドフレーム本体において車両幅方向の内側へ向かって突出して形成されたビード部の略中央部と重なる位置に設けられている請求項6に記載の車両用シートフレーム構造。
  8. 前記シートクッションを前記スライドレールに対して上下移動させるリフタ機構を備え、
    前記アンカーボルトは、前記シートクッションの上下方向の位置に関係なく、シート側面視で前記サイドフレームにおいて車両幅方向の内側へ向かって突出されたビード部と重なるように配置されている請求項1~請求項7の何れか1項に記載の車両用シートフレーム構造。
  9. 前記ブラケットは、
    前記スライドレールの上端に固定され、略水平に形成された固定部と、
    前記固定部における車両幅方向の内側において起立し、前記アンカーボルトが締結された縦壁部と、
    前記固定部と前記縦壁部との間で成す内角側に突出して形成された突出部と、
    を含んで構成されている請求項1~請求項8の何れか1項に記載の車両用シートフレーム構造。
  10. 請求項1~請求項9の何れか1項に記載のブラケットの製造方法であって、
    一方側に対して他方側が起立した状態で屈曲された板金部材において、前記板金部材の一方側に前記アンカーボルトを固定する第1工程と、
    前記板金部材の一方側において、当該板金部材の他方側との境界部から離間した位置を起点として、当該板金部材の一方側を前記板金部材の他方側と対向するように屈曲させる第2工程と、
    を有するブラケットの製造方法。
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