JP2023017198A - 車両のフード - Google Patents

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善之 安達
Yoshiyuki Adachi
秀行 藤牧
Hideyuki Fujimaki
裕一 日比野
Yuichi Hibino
貴士 松岡
Takashi Matsuoka
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Abstract

【課題】フードの開閉耐久性を確保しつつ歩行者衝突時の衝撃力の低減を図る。【解決手段】アウタパネルと、インナパネル22とで構成される車両のフード20であって、インナパネル22の縁部には、溝形断面でインナパネル22の外形に沿う方向に延びる外周骨格ビード30が前部22fから湾曲部22cに亘って形成されており、前部22fの外周骨格ビード30には、溝形断面の幅と高さが一般部31よりも小さい強度低下部32が車両幅方向に間隔をあけて複数設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、車両前方のフロントコンパートメントを開閉する車両のフードの構造に関する。
車両前方のフロントコンパートメントを開閉する車両のフードは、後端がボデーに回動可能に取付けられ、前端を上下に移動させることにより、フロントコンパートメントを開閉する。このフードの前端は、フードを閉じる際に衝撃力が掛かるので、その衝撃力に耐えることのできる耐久強度が要求される。
一方、車両の前部に歩行者が衝突した場合には、フードが潰れることで衝突の際の衝撃力を吸収することが求められている。
このため、フードを構成するインナパネルの前方或いは斜め前方に、車両前後方向、或いは斜め方向に延びるスリットを設け、衝撃力を吸収する構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-93639号公報
一方、近年、車両が歩行者と衝突した際の歩行者の脚部保護性能の向上が求められている。特許文献1に記載された従来技術では、歩行者衝突時の衝撃力の吸収量を大きくしようとすると、スリットの数を増やすことが必要となる。しかし、スリットの数を増やすとフードを閉止する際にフード前端に加わる衝撃力に対する耐久性が低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、フードの開閉耐久性を確保しつつ歩行者衝突時の衝撃力の低減を図ることを目的とする。
本発明の車両のフードは、意匠面を構成するアウタパネルと、前記アウタパネルの前記意匠面と反対側の面に固定されるインナパネルとで構成され、前記インナパネルの後端がボデーに回動可能に取付けられて車両前方のフロントコンパートメントを開閉する車両のフードであって、前記インナパネルは、前部と、側部と、前記前部と前記側部とを接続する湾曲部とを含み、前記インナパネルの縁部には、前記アウタパネルと反対側に凸の溝形断面で前記インナパネルの外形に沿う方向に延びる外周骨格ビードが前記前部から前記湾曲部に亘って形成されており、前記前部の前記外周骨格ビードには、前記溝形断面の幅と高さが一般部よりも小さい強度低下部が車両幅方向に間隔をあけて複数設けられていること、を特徴とする。
このように、外周骨格ビードに強度低下部を設けることにより、歩行者衝突時にフードが強度低下部を起点に折れ変形して衝撃力を吸収し、歩行者衝突時の衝撃力の低減を図ることができる。また、インナパネルにスリットを設けることがないのでフードの開閉耐久性を確保できる。
本発明の車両のフードにおいて、前記溝形断面の前記外周骨格ビードは、前記インナパネルの外形に沿って延びる外側稜線と、前記外側稜線よりも車両後方、或いは、車両幅方向の中央側で前記外側稜線に平行に延びる内側稜線とを含み、前記強度低下部は、前記内側稜線が前記外側稜線に向かって台形状に凹むように形成されてもよい。
これにより、外周骨格ビードの内周側稜線の強度を低下させて衝撃力の低下を図ることができる。
本発明の車両のフードにおいて、前記強度低下部は、前記内側稜線と前記外側稜線とが前記アウタパネルに向かって台形状に凹むように形成されてもよい。
これにより、外周骨格ビードの内周側稜線と外周側稜線の強度を低下させて衝撃力の低下を図ることができる。
本発明は、フードの開閉耐久性を確保しつつ歩行者衝突時の衝撃力を低減できる。
実施形態のフードが取付けられた車両の前部を示す部分断面立面図である。 実施形態のフードのインナパネルの平面図であって、下面から見た図1のA-A視である。 図2に示すフードの前部を拡大した平面図であり、フードを閉じた状態で下面から見た図で、図1に示すA-A視である。 図2に示すフードの前部の拡大した斜視図であり、フードを閉じた状態で下面から見た斜視図である。 図3、4に示すB-B断面を上下反転した正立断面図である。 図3、4に示すC-C断面を上下反転した正立断面図である。 図3、4に示すD-D断面である。
以下、図面を参照しながら実施形態の車両10のフード20について説明する。尚、各図に示す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、車両10の前方向(進行方向)、上方向、右方向をそれぞれ示している。また、各矢印FR、UP、RHの反対方向は、車両後方向、下方向、左方向を示す。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
図1に示すように、フード20は意匠面21aを構成するアウタパネル21と、アウタパネル21の意匠面21aと反対側の裏面21bに固定されるインナパネル22とで構成され、インナパネル22の後端が車両10のボデー11に回動可能に取付けられて車両前方のフロントコンパートメント12を開閉する。
図2に示すように、インナパネル22は、前部22fと、側部22sと、前部22fと側部22sを接続する湾曲部22cとを含んでいる。インナパネル22の縁部には、インナパネル22の外形に沿う方向に延びる外周骨格ビード30が前部22fから湾曲部22cに亘って形成されている。外周骨格ビード30は、一般部31と、インナパネル22の外形に沿う方向に間隔をあけて複数配置された強度低下部32とで構成されている。インナパネル22の前部22fでは、強度低下部32は車両幅方向に間隔をあけて複数設けられており、インナパネル22の湾曲部22cでは、強度低下部32が1つ設けられている。
図5に示すように、前部22fに配置された外周骨格ビード30の一般部31は、アウタパネル21と反対側に凸の溝形断面の部分である。図4、図5に示すように、インナパネル22の外形に沿って延びる一般部外側稜線31aと、一般部外側稜線31aよりも車両後方で一般部外側稜線31aに平行に延びる一般部内側稜線31bとにより溝形断面の一般部底面31cが規定されている。また、同様に湾曲部22cに配置された外周骨格ビード30の一般部31は、インナパネル22の外形に沿って延びる一般部外側稜線31aと、一般部外側稜線31aよりも車両幅方向の中央側で一般部外側稜線31aに平行に延びる一般部内側稜線31bとにより溝形断面の一般部底面31cが規定されている。
図4に示すように、強度低下部32は、溝形断面の幅と高さが一般部31よりも小さい中央部33と、中央部33と両側の一般部31とを接続する接続部34とで構成されている。
図6に示すように、前部22fに配置されている強度低下部32の中央部33は、中央部外側稜線33aと中央部内側稜線33bとで中央部底面33cが規定される溝形断面である。中央部外側稜線33aは、破線で示す一般部31を構成する一般部外側稜線31aよりもアウタパネル21の側で且つ車両前方側に位置している。また、中央部内側稜線33bは、破線で示す一般部内側稜線31bよりもアウタパネル21の側で、且つ、中央部外側稜線33aと一般部外側稜線31aとの車両前後方向の間隔よりも大きな間隔だけ一般部内側稜線31bよりも車両前方に位置している。このため、中央部外側稜線33aと中央部内側稜線33bの車両前後方向の幅が破線で示す一般部31の一般部外側稜線31aと一般部内側稜線31bとの車両前後方向の幅よりも狭くなっている。従って、中央部33の中央部底面33cの幅は、一般部31の一般部底面31cの幅よりも狭くなっている。また、図6に示すように、中央部33の溝形断面形状は、一般部31の溝形断面形状と相似形になっている。このため、中央部33の溝形断面は、一般部31の溝型断面よりも幅と高さが小さくなっている。
図4に示すように、強度低下部32の接続部34の接続部底面34cを構成する接続部外側稜線34a、接続部内側稜線34bは、それぞれ中央部33の中央部外側稜線33a、中央部内側稜線33bから一般部外側稜線31a、一般部内側稜線31bに向かって車両後方斜め下方向に向かって延びている。
先に説明したように、中央部33の中央部外側稜線33aは、一般部外側稜線31aよりも車両前方側に位置している。従って、図3に示すように、中央部33の中央部外側稜線33aと接続部34の接続部外側稜線34aとは、平面視で両側の一般部外側稜線31aから車両前方に向かって台形状に凹む強度低下部外側稜線32aを構成する。
また、中央部33の中央部内側稜線33bは、中央部外側稜線33aと一般部外側稜線31aとの車両前後方向の間隔よりも大きな間隔だけ一般部内側稜線31bよりも車両前方に位置している。従って、図3に示すように、中央部内側稜線33bと接続部内側稜線34bとは、平面視で両側の一般部内側稜線31bから車両前方で強度低下部外側稜線32aに向かって台形状に凹む強度低下部内側稜線32bを構成する。
また、中央部外側稜線33aと中央部内側稜線33bとは、共に一般部内側稜線31bよりもアウタパネル21の側に位置しているので、図7に示すように、中央部外側稜線33aと接続部外側稜線34aとは立面視で、両側の一般部外側稜線31aからアウタパネル21に向かって台形状に凹む強度低下部外側稜線32aを構成する。同様に、中央部内側稜線33bと接続部内側稜線34bとは立面視で、両側の一般部内側稜線31bからアウタパネル21に向かって台形状に凹む強度低下部内側稜線32bを構成する。
以上説明した実施形態の車両10のフード20は、外周骨格ビード30に強度低下部32を設けることにより、歩行者衝突時にフード20が強度低下部32を起点に折れ変形して衝撃力を吸収し、歩行者衝突時の衝撃力の低減を図ることができる。また、インナパネル22にスリットを設けることが無いので、フード20の開閉耐久性を確保できる。
また、実施形態のフード20は、湾曲部22cにも強度低下部32を設けているので、車両10の斜め前方に歩行者が衝突した場合の衝撃力の低減を図ることができる。
また、実施形態のフード20は、強度低下部内側稜線32bが平面視で両側の一般部内側稜線31bから車両前方で強度低下部外側稜線32aに向かって台形状に凹むように折れ曲がると共に、立面視で一般部内側稜線31bからアウタパネル21に向かって台形状に凹むように折れ曲がっている。このように強度低下部内側稜線32bを折れ曲がるように構成することで強度低下部内側稜線32bの剛性を低下させて歩行者衝突時の折れの起点とすることができる。これにより、歩行者衝突時の衝撃力の低減を図ることができる。
また、実施形態のフード20では、強度低下部外側稜線32aと強度低下部内側稜線32bとが立面視で一般部外側稜線31a、一般部内側稜線31bからアウタパネル21に向かって台形状に凹むように折れ曲がっている。これにより、強度低下部32の溝型断面の高さを一般部31の溝型断面の高さよりも小さくし、歩行者衝突時の衝撃力のピークを低減することができる。
以上説明した実施形態のフード20では、湾曲部22cに強度低下部32を1つ設けることとして説明したが、これに限らず、インナパネル22の外形に沿って間隔をあけて複数の強度低下部32を設けるようにしてもよい。また、湾曲部22cに強度低下部32を設けなくてもよい。
10 車両、11 ボデー、12 フロントコンパートメント、20 フード、21 アウタパネル、21a 意匠面、21b 裏面、22 インナパネル、22c 湾曲部、22f 前部、22s 側部、30 外周骨格ビード、31 一般部、31a 一般部外側稜線、31b 一般部内側稜線、31c 一般部底面、32 強度低下部、32a 強度低下部外側稜線、32b 強度低下部内側稜線、33 中央部、33a 中央部外側稜線、33b 中央部内側稜線、33c 中央部底面、34 接続部、34a 接続部外側稜線、34b 接続部内側稜線、34c 接続部底面。

Claims (3)

  1. 意匠面を構成するアウタパネルと、前記アウタパネルの前記意匠面と反対側の面に固定されるインナパネルとで構成され、前記インナパネルの後端がボデーに回動可能に取付けられて車両前方のフロントコンパートメントを開閉する車両のフードであって、
    前記インナパネルは、前部と、側部と、前記前部と前記側部とを接続する湾曲部とを含み、
    前記インナパネルの縁部には、前記アウタパネルと反対側に凸の溝形断面で前記インナパネルの外形に沿う方向に延びる外周骨格ビードが前記前部から前記湾曲部に亘って形成されており、
    前記前部の前記外周骨格ビードには、前記溝形断面の幅と高さが一般部よりも小さい強度低下部が車両幅方向に間隔をあけて複数設けられていること、
    を特徴とする車両のフード。
  2. 請求項1に記載の車両のフードであって、
    前記溝形断面の前記外周骨格ビードは、前記インナパネルの外形に沿って延びる外側稜線と、前記外側稜線よりも車両後方、或いは、車両幅方向の中央側で前記外側稜線に平行に延びる内側稜線とを含み、
    前記強度低下部は、前記内側稜線が前記外側稜線に向かって台形状に凹むように形成されていること、
    を特徴とする車両のフード。
  3. 請求項2に記載の車両のフードであって、
    前記強度低下部は、前記内側稜線と前記外側稜線とが前記アウタパネルに向かって台形状に凹むように形成されていること、
    を特徴とする車両のフード。
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