JP2023016210A - 回転角検出装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023016210000001
【課題】アウタロータ型の回転電機に適用される場合において、検出部を設置し易い回転角検出装置を提供する。
【0006】
【解決手段】回転角検出装置50が適用される回転電機29は、軸線回りに回転するアウタロータ40と、アウタロータ40の径方向内方に設けられているステータ30と、を有する。回転角検出装置50は、アウタロータ40に取り付けられている被検出部52と、ステータ30よりも径方向外方において被検出部52に対向配置されており、被検出部52の位置を検出する検出部54と、を有する。以上の構成によれば、回転電機29の周辺において径方向内方寄りにスペースが不足する場合においても、検出部54については、ステータ30よりも径方向外方に設置されるので、径方向内方寄りのスペース不足と干渉し難い。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転電機のロータの回転角を検出するための回転角検出装置に関する。
特許文献1等に記載のアウタロータ型のモータは、ステータと、ステータの径方向内側に回転可能に設けられている回転軸と、ステータよりも径方向外方において、回転軸と共に回転するアウタロータとを有する。回転軸に被検出部が設けられ、被検出部と対向する位置に、被検出部の位置を検出する検出部が設けられている。
特開2019-75976号公報
特許文献1等によれば、回転軸に被検出部があるため、回転軸付近に検出部を設置しなければならない。しかしながら、アウタロータ型の回転電機の周辺においては、径方向内方寄りにスペースが不足することが多い。具体的には、例えば、回転電機の中には、インホイールモータとして、タイヤホイールの内側に設置されるものがある。その場合、タイヤホイールの内側の中空空間に、ブレーキやインバータが内蔵されることから、前述の通り、回転電機の周辺において径方向内方寄りにスペースが不足する。そのため、検出部の設置が困難になる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、アウタロータ型の回転電機に適用される場合において、検出部を設置し易い回転角検出装置を提供することを、主たる目的とする。
本発明の回転角検出装置は、軸線回りに回転するアウタロータと、前記アウタロータの径方向内方に設けられているステータと、を有する回転電機に適用される。前記回転角検出装置は、前記アウタロータに取り付けられている被検出部と、前記ステータよりも径方向外方において前記被検出部に対向配置されており、前記被検出部の位置を検出する検出部と、を有する。
本発明によれば、アウタロータに被検出部が取り付けられており、検出部は、ステータよりも径方向外方において被検出部に対向配置されている。そのため、回転電機の周辺において径方向内方寄りにスペースが不足する場合においても、検出部については、ステータよりも径方向外方に設置されるので、径方向内方寄りのスペース不足と干渉し難い。そのため、回転角検出装置は、アウタロータ型の回転電機に適用される場合においても、検出部を設置し易い。
第1実施形態の回転電機及び回転角検出装置等を示す正面断面図 回転電機及び回転角検出装置を示す側面図 回転電機及び回転角検出装置の断面を示す一部断面の斜視図 回転角検出装置を示す分解斜視図 被検出部が第1位置の時の検出回路を示す回路図 被検出部が第2位置の時の検出回路を示す回路図 被検出部が第3位置の時の検出回路を示す回路図 被検出部が第4位置の時の検出回路を示す回路図 励磁電流の波形と受信電圧の波形とを示すグラフ 第2実施形態の回転角検出装置を示す分解斜視図 第3実施形態の回転角検出装置を示す斜視図 第4実施形態のモータ及び回転角検出装置を示す一部断面の斜視図 第5実施形態の回転角検出装置を示す斜視図 第6実施形態のモータ及び回転角検出装置を示す一部断面の斜視図
以下に本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施できる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の回転電機29及び回転角検出装置50を示す正面断面図である。回転角検出装置50は、回転電機29に適用される。回転電機29は、インホイールモータであって、電動車両のタイヤ67のホイール63の内側に設けられている。回転電機29は、タイヤ67及びホイール63と共に軸線回りに回転するアウタロータ40と、アウタロータ40の径方向内方に設けられているステータ30と、を有する。
図2は、回転電機29を示す側面図であり、具体的には、図1において回転電機29を左方向に見た側面図である。ステータ30は、軸線回りに環状をなすステータヨーク31と、ステータヨーク31から径方向外方に突出する複数本のティース32と、各ティース32に巻回されている3相コイル37とを有する。
図1に示すように、アウタロータ40は、回転軸41とロータ本体44と永久磁石46とスペーサ47とを有する。回転軸41は、ステータヨーク31よりも径方向内方において、軸線上に回転可能に設けられている。ステータヨーク31と回転軸41との間には、ベアリング等の軸受39が設けられている。
ロータ本体44は、回転軸41に取り付けられており、回転軸41と共に回転する。ロータ本体44は、軸線方向一方(図では右方向)に開口する有底筒状であり、筒状のロータヨーク44bと、ロータヨーク44bと回転軸41とを繋ぐ底部44aとを有する。永久磁石46及びスペーサ47は、ロータ本体44に取り付けられており、ロータ本体44と共に回転する。回転電機29の軸線方向一方側に、3相コイル37に3相交流電流を供給するためのインバータ21と、タイヤ67及びホイール63の回転を必要に応じて減速させるためのブレーキパッド25とが設置されている。インバータ21とブレーキパッド25とは、ロータ本体44の内周面よりも径方向内方寄りに、より詳しくは、ステータ30の外周面よりも径方向内方寄りに設置されている。
図3は、回転電機29及び回転角検出装置50を示す一部断面の斜視図である。アウタロータ40は、表面磁石型(SPM:Surface Permanent Magnet)であり、ロータ本体44の径方向内方側の面に永久磁石46が固定される。ロータヨーク44bの軸線方向一方の端部である「ロータ本体44の開口端部」の径方向内方側の面には、径方向内方に突出するフランジ部44cが設けられている。スペーサ47は、軸線回りに環状をなす非磁性体かつ導体の部材であって、フランジ部44cと永久磁石46との間に介装されている。これにより、スペーサ47は、軸線方向において永久磁石46に並ぶように設けられて、軸線方向においてロータ本体44に対する永久磁石46の位置決めをしている。
回転角検出装置50は、スペーサ47に軸線回り方向に略等間隔で設けられているターゲットとしての被検出部52と、被検出部52に対向配置されている検出部54とを有する。被検出部52は、スペーサ47に一体形成されている非磁性体かつ導体の部位である。各被検出部52は、スペーサ47における軸線方向一方の面に、つまり、スペーサ47における永久磁石46側とは反対側の面に、軸線方向一方に突出する凸部状に設けられている。
詳しくは、各被検出部52が軸線方向においてフランジ部44cに係合している。このため、スペーサ47の軸線方向一方側への移動が規制される。また、軸線方向において、スペーサ47の永久磁石46側の面が、各永久磁石46に当接している。このため、各永久磁石46も、スペーサ47を介してフランジ部44cに係合し、軸線方向一方側への移動が規制されることとなる。被検出部52の径方向内方側の面は、永久磁石46の径方向内方側の面よりも径方向外方に配置されている。
図2に示すように、各被検出部52は、軸線回り方向において等間隔で配置されている。径方向における被検出部52の幅は、径方向におけるフランジ部44cの幅よりも大きい。そのため、被検出部52は、フランジ部44cよりも径方向内方に突出して、軸線方向一方側に露出している。
図3に示すように、検出部54は、軸線回りに環状をなす部材であって、被検出部52に対向する形で車体等に固定されている。検出部54は、ステータ30よりも径方向外方に配置されており、かつ、回転電機29の軸線方向一方側においてスペーサ47と対向するように配置されている。それにより、検出部54は、軸線方向において、各被検出部52の露出部分に対向する形で、スペーサ47よりも永久磁石46側とは反対側に配置されている。検出部54の中心は、軸線と同軸なるように配置されている。検出部54の外径は、ロータ本体44の外径よりも若干小さく、検出部54の内径は、スペーサ47の内径と同程度である。
図4は、回転角検出装置50を示す分解斜視図である。前述の通り、スペーサ47及び検出部54は、環状であり、被検出部52は、環状のスペーサ47に凸部状に形成されている。検出部54は、インダクティブセンサであり、軸線回りに略等間隔に複数の検出回路55を有している。
図5は、軸線回りに並設されている検出回路55のうちの1つを示す回路図である。なお、検出回路55の外郭は、実際には、図4に示すように、環状の検出部54に沿って円弧状に設けられているが、図5では、回路の視認性のため、検出回路55の外郭を矩形状に示している。検出回路55は、励磁回路Caと受信回路Cbとを有する。
以下では軸線方向一方に見た平面視を、単に「平面視」という。受信回路Cbは、平面視で∞字状に形成されている。また以下では、平面視において、受信回路Cbの左半分を「第1受信部Cb1」といい、右半分を「第2受信部Cb2」といい、第1受信部Cb1での右回りを「正方向」といい、左回りを「負方向」という。この場合、受信回路Cbが前述の通り∞字状に形成されていることから、第2受信部Cb2については、第1受信部Cb1とは逆に、左回りが「正方向」となり右回りが「負方向」となる。受信回路Cbに対しては、受信回路Cbに発生した誘電起電圧を「受信電圧Vb」として検出するための電圧センサ57が接続されている。
励磁回路Caは、平面視において、∞字状の受信回路Cbを周囲から囲む環状に形成されている。励磁回路Caに対しては、励磁回路Caに交流の「励磁電流Ia」を流すための交流電圧源56が接続されている。
まず、図5に示すように、アウタロータ40の回転角度により、被検出部52が、平面視で第1受信部Cb1の右半分と第2受信部Cb2の左半分とに重なる「第1位置P1」にある場合について説明する。この場合において、平面視で、例えば励磁電流Iaが左回りに増大する時には、励磁回路Caの内側においては紙面手前方向への磁束Φが増大する。このとき、導体である被検出部52には、当該磁束Φの増大を打ち消す方向に渦電流が発生する。そのため、平面視で被検出部52と重なる、第1受信部Cb1の右半分と第2受信部Cb2の左半分とでは、磁束Φの増大が抑制される。
他方、平面視で被検出部52と重ならない、第1受信部Cb1の左半分と第2受信部Cb2の右半分とでは、磁束Φの増大が抑制されずに発生して、右回り方向への誘導起電圧が発生する。しかしながら、前述の通り、第1受信部Cb1での右回りは正方向であるのに対して、第2受信部Cb2での右回りは負方向である。そのため、第1受信部Cb1では、正方向の起電圧V+が発生するのに対して、第2受信部Cb2では、負方向の起電圧V-が発生して、受信電圧Vbが略ゼロになる。
次に、図6に示すように、アウタロータ40の回転角度により、被検出部52が、平面視で第1受信部Cb1と重ならず且つ第2受信部Cb2と重なる「第2位置P2」にある場合について説明する。この場合において、平面視で、励磁電流Iaが左回りに増大する時には、第1受信部Cb1では、磁束Φの増大が抑制されないのに対して、第2受信部Cb2では、磁束Φの増大が抑制される。そのため、第1受信部Cb1では、正方向の起電圧V+が抑制されることなく発生するのに対して、第2受信部Cb2では、負方向の起電圧V-の発生が抑制されて、受信電圧Vbが正になる。
次に、図7に示すように、アウタロータ40の回転角度により、被検出部52が、平面視で第1受信部Cb1の左半分と第2受信部Cb2の右半分とに重なる「第3位置P3」にある場合について説明する。この場合において、平面視で、励磁電流Iaが左回りに増大する時には、第1受信部Cb1の左半分と第2受信部Cb2の右半分とでは、磁束Φの増大が抑制される。他方、第1受信部Cb1の右半分と第2受信部Cb2の左半分とでは、磁束Φの増大が抑制されずに発生して、右回り方向への誘導起電圧が発生する。しかしながら、前述の通り、第1受信部Cb1での右回りは正方向であるのに対して、第2受信部Cb2での右回りは負方向であるため、受信電圧Vbは略ゼロになる。
次に、図8に示すように、アウタロータ40の回転角度により、被検出部52が、平面視で第1受信部Cb1と重なり且つ第2受信部Cb2と重ならない「第4位置P4」にある場合について説明する。この場合において、平面視で、励磁電流Iaが左回りに増大する時には、第1受信部Cb1では、磁束Φの増大が抑制されるのに対して第2受信部Cb2では、磁束Φの増大が抑制されない。そのため、第1受信部Cb1では、正方向の起電圧V+の発生が抑制されるのに対して、第2受信部Cb2では、負方向の起電圧V-が抑制されることなく発生して、受信電圧Vbが負になる。
図9は、励磁電流Iaの波形と受信電圧Vbの波形とを示すグラフである。前述の通り、被検出部52が第1位置P1の時には、励磁電流Iaが増大する時の受信電圧Vbが略ゼロになる。そして、被検出部52が第2位置P2の時には、励磁電流Iaが増大する時の受信電圧Vbが、正になる。そして、被検出部52が第3位置P3の時には、励磁電流Iaが増大する時の受信電圧Vbが略ゼロになる。そして、被検出部52が第4位置P4の時には、励磁電流Iaが増大する時の受信電圧Vbが、負になる。回転角検出装置50は、以上のように変化する受信電圧Vbに基づいて、アウタロータ40の回転角度を検出する。
以下に本実施形態の効果をまとめる。本実施形態によれば、アウタロータ40に被検出部52が取り付けられており、検出部54は、ステータ30よりも径方向外方において、被検出部52に対向配置されている。そのため、本実施形態のように、回転電機29の周辺における径方向内方寄りに、インバータ21やブレーキパッド25等の設置によりスペースが不足する場合においても、検出部54については、ステータ30よりも径方向外方に設置されるので、それらと干渉しない。
さらに、被検出部52は、スペーサ47に一体形成されているため、被検出部52とスペーサ47とが別体の場合に比べて、部品点数を減らすことができる。さらに、被検出部52は、スペーサ47に一体形成されているため、スペーサ47をロータ本体44に正しく取り付けるだけで、各被検出部52を所望の位置に正しく取り付けることができる。そのため、取り付け誤差を低減することができ、それにより回転角検出装置50の検出精度が向上する。さらに、被検出部52は、スペーサ47に一体形成されているため、スペーサ47の軸線方向側にスペーサ47とは別体で被検出部52を設ける場合に比べて、軸線方向にスペースを節約できる。
さらに、軸線方向において、スペーサ47は、フランジ部44cと永久磁石46との間に介装され、被検出部52は、スペーサ47における永久磁石46側とは反対側の面に形成され、検出部54は、スペーサ47よりも永久磁石46側とは反対側に配置されている。それにより、被検出部52をスペーサ47に一体形成すると共に、検出部54をステータ30よりも径方向外方に配置する構成を、シンプルに実現している。
さらに、被検出部52の径方向内方側の面は、永久磁石46の径方向内方側の面よりも径方向外方に配置されている。そのため、例えば、被検出部52の径方向内方側の面が、永久磁石46の径方向内方側の面と面一になっている場合に比べて、被検出部52に対する、3相コイル37が発生させる磁気の影響を低減できる。そのため、回転角検出装置50の検出精度が向上する。
さらに、各被検出部52は、軸線回り方向において等間隔で配置されているため、軸線回り方向において、スペーサ47の質量バランスが良く、アウタロータの質量バランスが良い。また、検出部54は、軸線回り方向に環状をなす形状であるため、軸線回り方向の偏りが小さい。そのため、回転角検出装置50の検出精度が向上する。また、アウタロータ40は、表面磁石型であり、永久磁石46がアウタロータ40の径方向内方側の表面に露出しているため、有効磁束量が大きく、トルクリプルが小さい。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。以下の実施形態においては、それ以前の実施形態のものと同一の又は対応する部材等について同一の符号を付する。以下の実施形態については、第1実施形態をベースにこれと異なる点を中心に説明し、第1実施形態と同一又は類似の部分については、適宜説明を省略する。
図10は、第2実施形態の回転角検出装置50を示す分解斜視図である。本実施形態では、検出部54が半円状に形成されている。本実施形態によれば、検出部54を半円状に設けることにより、環状に設ける場合に比べて、検出部54の設置スペースを節約できる。
[第3実施形態]
図11は、第3実施形態の回転角検出装置50を示す斜視図である。本実施形態では、被検出部52が、スペーサ47における径方向内方側の面に、径方向内方に突出する波状に形成されている。検出部54は、被検出部52よりも軸線方向一方側において、被検出部52に対向配置されている。本実施形態によれば、被検出部52を波状に形成する。そのため、スペーサ47に被検出部52を凸部状に形成するのが困難な場合等に有効である。
[第4実施形態]
図12は、第4実施形態の回転電機29及び回転角検出装置50を示す一部断面の斜視図である。本実施形態では、検出部54が、スペーサ47よりも径方向内方、より具体的には、軸線方向一方に突出している被検出部52よりも径方向内方において、被検出部52に対向配置されている。本実施形態によれば、検出部54が、スペーサ47よりも径方向内方に配置されているので、スペーサ47よりも軸線方向一方に配置されている場合に比べて、より軸線方向にスペースを節約できる。
[第5実施形態]
図13は、第5実施形態の回転角検出装置50を示す斜視図である。本実施形態では、被検出部52が、スペーサ47における径方向外方側の面に、径方向外方に突出する凸部状に形成されている。検出部54は、円弧状に設けられており、径方向外方に突出する被検出部52よりも軸線方向一方において、被検出部52に対向配置されている。
本実施形態によれば、被検出部52を径方向外方に突出する凸部状に設けることにより、軸線方向一方に突出する凸部状に設ける場合に比べて、軸線方向にスペースを節約できる。さらに、検出部54を、円弧状に設けることにより、環状に設ける場合に比べて、検出部54の設置スペースを節約できる。
[第6実施形態]
図14は、第6実施形態の回転電機29及び回転角検出装置50を示す一部断面の斜視図である。本実施形態では、スペーサ47に被検出部52が形成されておらず、スペーサ47の軸線方向の厚さは、軸線回り方向において一定である。ロータヨーク44bにおける軸線方向一方側の面、つまりアウタロータ40の開口端側の面には、スペーサ47とは別体で、非磁性体かつ導体のリング部材49が取り付けられている。そのリング部材49の軸線方向一方側の面に、非磁性体かつ導体の、軸線方向一方に突出する凸部状の被検出部52が設けられている。
本実施形態によれば、被検出部52をスペーサ47から分離して設けることができる。そのため、例えばスペーサ47を非磁性体かつ導体にするのが困難な場合等、非磁性体かつ導体の被検出部52をスペーサ47に設けるのが困難な場合において有効である。
[他の実施形態]
以上に示した実施形態は、例えば次のように変更してもよい。
第1~第6実施形態では、図3等に示すように、スペーサ47が、ロータ本体44と別体で設けられている。これに代えて、スペーサ47をなくして、スペーサ47をロータ本体44に一体形成した形状の位置決め部を設けてもよい。
また、第1~第6実施形態では、図3等に示すように、被検出部52はスペーサ47に一体形成されている。これに代えて、被検出部52をスペーサ47と別体にして、被検出部52をスペーサ47に取り付けてもよい。
図11に示す第3実施形態では、被検出部52が、スペーサ47の径方向内方側の面から径方向内方に波状に突出している。これに代えて、被検出部52が、スペーサ47の軸線方向一方側の面から軸線方向一方に波状に突出するようにしてもよい。
図12に示す第4実施形態では、被検出部52が、スペーサ47の軸線方向一方の面から軸線方向一方に突出している。これに代えて、被検出部52が、スペーサ47の軸線方向内方側の面から軸線方向内方に突出するようにしてもよい。
また、第4実施形態では、検出部54が被検出部52よりも径方向内方側において、被検出部52に対向配置されている。これに代えて、検出部54を、被検出部52よりも径方向外方側において、被検出部52に対向配置してもよい。ただし、この場合、ロータヨーク44bは、非磁性体かつ非導電体であり、渦電流が発生しないものである必要がある。
図13に示す第5実施形態では、被検出部52が、スペーサ47の径方向外方側の面から、径方向外方に突出している。これに代えて、被検出部52を、スペーサ47の径方向内方側の面から、径方向内方に突出するようにしてもよい。
第1~第6実施形態では、図1等に示すように、スペーサ47及び被検出部52が、アウタロータ40における軸線方向一方寄りに、つまり開口端部寄りに設けられている。これに代えて、スペーサ47及び被検出部52を、アウタロータ40における開口端部寄りとは反対側、つまり底部44a寄りに設け、当該被検出部52に検出部54を対向配置させてもよい。
なお、以上に示した各実施形態は、それらの一部ずつの構成を、相容れない場合を除き、任意に組み合わせて実施することもできる。
29…回転電機、30…ステータ、40…アウタロータ、50…回転角検出装置、52…被検出部、54…検出部。

Claims (10)

  1. 軸線回りに回転するアウタロータ(40)と、前記アウタロータの径方向内方に設けられているステータ(30)と、を有する回転電機(29)に適用される回転角検出装置(50)において、
    前記アウタロータに取り付けられている被検出部(52)と、
    前記ステータよりも径方向外方において前記被検出部に対向配置されており、前記被検出部の位置を検出する検出部(54)と、を有する回転角検出装置。
  2. 前記アウタロータは、前記軸線回りに回転可能に設けられているロータ本体(44)と、前記ロータ本体に取り付けられている永久磁石(46)と、軸線方向において前記永久磁石に並ぶように設けられており、軸線方向において前記ロータ本体に対する前記永久磁石の位置決めをしている位置決め部(47)と、を有し、
    前記被検出部(52)は、前記位置決め部に設けられている、請求項1に記載の回転角検出装置。
  3. 前記位置決め部は、前記ロータ本体と別体のスペーサ(47)であり、前記被検出部は、前記スペーサに一体形成されている、請求項2に記載の回転角検出装置。
  4. 前記ロータ本体は、軸線方向の一方に開口する有底筒状であり、前記永久磁石は、前記ロータ本体の径方向内方側の面に固定されており、
    前記スペーサは、前記ロータ本体の開口端部の径方向内方側の面に設けられたフランジ部(44c)と前記永久磁石との間に介装されている、請求項3に記載の回転角検出装置。
  5. 前記被検出部は、軸線方向において、前記スペーサにおける前記永久磁石側とは反対側の面に形成されており、前記検出部は、軸線方向において、前記スペーサよりも前記永久磁石側とは反対側に配置されている、請求項4に記載の回転角検出装置。
  6. 前記検出部は、前記スペーサよりも径方向内方に配置されている、請求項4に記載の回転角検出装置。
  7. 前記位置決め部は、前記ロータ本体に一体形成されている、請求項2に記載の回転角検出装置。
  8. 前記被検出部は、前記位置決め部と別体であり、前記位置決め部に取り付けられている、請求項2に記載の回転角検出装置。
  9. 前記被検出部の径方向内方側の面は、前記永久磁石の径方向内方側の面よりも径方向外方に配置されている請求項2~8のいずれか1項に記載の回転角検出装置。
  10. 前記検出部(54)は、インダクティブセンサである、請求項1~9のいずれか1項に記載の回転角検出装置。
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