JP2023015932A - プリント基板及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、プリント基板及び画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置には、画像形成装置を動作させるために必要な電力を供給する電源基板が搭載されている。特に、所謂電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体を帯電する帯電手段、像担持体の表面を露光させる露光手段、及び静電潜像をトナーにより顕像化させる現像手段等を動作させるために、これらの構成に所定の高電圧を供給する必要がある。
画像形成装置の構成に必要な電圧を供給するための電源基板の接点構造として、電源基板に実装されたジャンパー線を被接続体側に設けられた接点に直接接触させるものが知られている(例えば、特許文献1)。
しかし、画像形成装置の機種に依っては、画像形成装置内の各部のレイアウト等を理由として、上記のようなジャンパー線を用いた接続ではなく、コネクタやケーブル等を用いた接続が求められる場合がある。プリント基板上に、ジャンパー線を実装するための領域と、コネクタを実装するための領域との両方を確保することにより、画像形成装置の機種間におけるプリント基板の共通化が図られるが、このようなプリント基板の板取り効率を向上する余地が未だあるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、板取り効率に優れたプリント基板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願記載のプリント基板は、電子部品が実装されるプリント基板であって、前記プリント基板から切り離し可能であり、切り離された状態で開口部を形成する捨て基板領域と、前記捨て基板領域を挟んで対向するように配された一対又は複数対のスルーホールから構成され、接点部材の両端部がそれぞれ挿入可能な第1スルーホール群と、全体として列をなすように配された複数のスルーホールから構成され、前記電子部品の端子が挿入可能な第2スルーホール群と、を備え、前記第2スルーホール群の少なくとも一部は、前記捨て基板領域内に位置し、前記捨て基板領域が前記プリント基板から切り離される場合には、前記接点部材が前記捨て基板領域を跨ぐように一面側から前記第1スルーホール群に実装されて被接続体側に設けられた接点が他面側から前記開口部を臨んで前記接点部材に接触することにより、前記被接続体に電気的に接続される一方、前記捨て基板領域が前記プリント基板に残される場合には、前記電子部品が前記第2スルーホール群に実装されて前記電子部品を介して前記被接続体に電気的に接続されることを特徴とするものである。
また、前記プリント基板において、前記第2スルーホール群は、前記捨て基板領域を跨ぐように配されていてもよい。
また、前記プリント基板において、前記捨て基板領域は、短手方向を有し、前記第2スルーホール群は、前記捨て基板領域を前記短手方向に跨ぐように配されていてもよい。
また、前記プリント基板において、前記捨て基板領域は、その幅が局所的に狭くなる幅狭部を有し、前記第2スルーホール群は、前記捨て基板領域の前記幅狭部に跨ぐように配されていてもよい。
また、前記プリント基板において、前記第1スルーホール群の一部のスルーホールは、前記第2スルーホール群にも含まれてもよい。
また、前記プリント基板において、前記プリント基板は、所定の高電圧を供給するための高圧電源基板であってもよい。
また、本願記載の画像形成装置は、シートに画像形成を行う画像形成装置であって、前記プリント基板を備えることを特徴とするものである。
また、前記画像形成装置において、像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電手段と、前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面を露光させて、前記像担持体上に静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像をトナーにより顕像化させて、トナー像を形成する現像手段と、転写体と、前記現像手段により形成された前記トナー像を前記転写体に転写する転写手段と、をさらに備え、前記プリント基板は、前記帯電手段、前記現像手段及び前記転写手段のうち少なくとも一つに所定の高電圧を供給するものであってもよい。
本発明によれば、板取り効率に優れたプリント基板を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する各実施形態の間で同一の構成要素には同一の符号を付し、それら構成要素について重複する説明は省略する。
(実施形態1)
-画像形成装置の全体の構成-
先ず、実施形態1における画像形成装置Aの全体の構成について説明する。
-画像形成装置の全体の構成-
先ず、実施形態1における画像形成装置Aの全体の構成について説明する。
図1は、実施形態1における画像形成装置Aの構成を示す概略断面図である。なお、図において、符号Xは、幅方向(奥行き方向)を示しており、-X方向(マイナスX方向)を前方向とし、+X方向(プラスX方向)を後方向とする。符号Yは、幅方向Xに直交する左右方向Yを示しており、-Y方向(マイナスY方向)を左方向とし、+Y方向(プラスY方向)を右方向とする。符号Zは、上下方向を示しており、-Z方向(マイナスZ方向)を下方向とし、+Z方向(プラスZ方向)を上方向とする。これらの設定は、以降の実施形態においても同様である。
画像形成装置Aは、電子写真方式の画像形成装置であり、フルカラー画像を印字可能な中間転写方式のカラー複合機である。画像形成装置Aは、画像読取部1と、画像形成部2と、転写体3と、二次転写部4と、定着装置5と、シート収容部6と、シートローラ群7と、シート排出部70と、を有している(図1参照)。画像形成装置Aには、シートが搬送されるシート搬送路Sが設けられている。本実施形態において、画像形成装置Aによる印字には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のトナーが用いられる。
画像読取部1は、原稿から画像を読み取るものであり、画像形成装置Aの上部に設けられている。画像読取部1は、原稿読取装置10と、原稿載置台11と、自動原稿処理装置12と、を有している(図1参照)。
原稿読取装置10は、原稿に光を照射し、その反射光に基づいて原稿から画像を読み取るものである。原稿読取装置10には、例えば、原稿に光を照射する光源と、レンズやイメージセンサと、原稿の反射光をレンズに導くミラー等と、が内蔵されている。レンズを介してイメージセンサに入射された原稿の反射光がイメージセンサによって光電変換されることにより、画像データが生成される。
原稿載置台11は、ユーザによって原稿が載置される部分であり、原稿読取装置10の上側に設けられている(図1参照)。原稿載置台11は、透明ガラスから形成されている。自動原稿処理装置12は、ユーザによって差し込まれた原稿を原稿読取装置10へ自動的かつ連続的に搬送するものであり、原稿載置台11の上側に設けられている(図1参照)。原稿の画像は、原稿載置台11上に載置された状態で、あるいは、自動原稿処理装置12によって原稿読取装置10へ搬送された状態で、原稿読取装置10によって読み取られる。
画像形成部2は、画像データに基づいてトナー像を形成するものであり、露光手段20と、現像手段21と、像担持体22と、帯電手段23と、クリーニングユニット24と、を有している(図1参照)。なお、画像データは、画像読取部1によって生成されたものでもよいし、外部装置から供給されたものでもよい。
露光手段20は、帯電手段23によって帯電された像担持体22の表面を、各色に応じて露光させることにより、各色に応じた静電潜像を像担持体22上に形成するものである。露光手段20には、光源(図示しない)と、この光源から出射されたレーザビームを走査するポリゴンミラー200と、ポリゴンミラー200によって反射されたレーザ光を像担持体22に導くための光学要素(例えば、レンズ201やミラー202等)と、が内蔵されている。
現像手段21は、それぞれの像担持体22の表面に形成された静電潜像をトナーカートリッジTから供給される各色(Y,M,C,K)のトナーにより顕像化(可視化)させてトナー像を形成するものである。現像手段21は、像担持体22の表面にトナーを飛翔させる現像剤担持体25を有している。現像剤担持体25に高電圧の現像バイアスが印加されることにより、トナーが像担持体22に飛翔し、像担持体22の表面に形成された静電潜像に対してトナーが供給され、像担持体22の表面にトナー像が形成される。
像担持体22は、その表面に静電潜像が形成されるものであり、図示しないメインモータの駆動によって、所定の方向に回転駆動される。像担持体22の回転駆動によって、像担持体22上に顕像化されたトナー像が、転写体3へと搬送される。
帯電手段23は、印加される高電圧の帯電バイアスによって、像担持体22の表面を所定の電位に均一に帯電するものである。帯電手段23には、例えば、接触型の帯電器(例えばローラ型やブラシ型のもの)や、チャージャ型の帯電器が用いられる。
クリーニングユニット24は、現像、画像転写後における像担持体22上の表面に残留したトナーを除去、回収するものである。
転写体3は、像担持体22の上方に配置されており、像担持体22の表面に形成された各色のトナー像が一旦転写されるものである。転写体3は、中間転写ベルト30と、駆動ローラ31と、従動ローラ32と、転写手段33と、を有している。
中間転写ベルト30は、所定の方向に回転される無端状のベルトであり、駆動ローラ31と従動ローラ32とに懸架されている。中間転写ベルト30の外表面は、像担持体22と接触している。像担持体22にそれぞれ顕像化された各色のトナー像は、中間転写ベルト30上に順次重ねて転写される。中間転写ベルト30上に転写されたトナー像は、中間転写ベルト30の回転によって、二次転写部4へと搬送される。中間転写ベルト30は、例えば、厚さ100μm~150μm程度のフィルムから形成されている。
駆動ローラ31は、図示しないベルトモータの駆動によって、所定の方向に回転駆動されるローラであり、転写体3の右端側に設けられている(図1参照)。駆動ローラ31の回転駆動によって、中間転写ベルト30が回転される。
従動ローラ32は、中間転写ベルト30に沿って回転自在に設けられたローラである(図1参照)。従動ローラ32は、中間転写ベルト30の回転に従って回転される。
転写手段33は、トナー像を転写体3に転写するものであり、例えば、転写ローラであり、中間転写ベルト30を介して像担持体22に対応するように設けられている(図1参照)。転写手段33に高電圧の転写バイアスが印加されることにより、像担持体22のトナー像が中間転写ベルト30に転写される。
転写手段33の外周面には、導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等の材料からなるもの)が設けられている。この導電性の弾性材が設けられていることにより、中間転写ベルト30に対して均一に高電圧を印加することが可能となる。以下、像担持体22に形成された各色のトナー像が中間転写ベルト30上に転写されることを、「一次転写」と称す。
二次転写部4は、中間転写ベルト30上に一次転写された各色のトナー像をシート上に転写するものである。二次転写部4は、シートと中間転写ベルト30とが対向する転写部位に設けられた二次転写ローラ40を有している。二次転写ローラ40には、中間転写ベルト30上の各色のトナー像をシートに転写させるための電圧、すなわち、トナーの帯電極性(例えばマイナス電極)とは逆極性(例えばプラス電極)の電圧が印加される。以下、中間転写ベルト30上に転写された各色のトナー像がシートに転写されることを、「二次転写」と称す。
定着装置5は、シート上に二次転写されたトナー像を加熱溶融してシート上に固着させることにより、トナー像をシート上に定着させるものであり、シート搬送路Sにおいて二次転写部4の上流側に設けられている。
シート収容部6は、画像形成装置Aの下部に配置されており、画像形成に使用するシートを収容するカセット60を有している。シート収容部6は、複数のカセット60を有していてもよい。また、複数のカセット60には、それぞれ、任意の材質やサイズのシートが収容されていてもよい。
シートローラ群7は、ピックアップローラ7aと、搬送ローラ7b~7dと、レジストローラ7eと、を含む。
ピックアップローラ7aは、シート収容部6の用紙束の最上層の記録用紙(シート)を引き出し、シート搬送路Sへと搬送するものである。搬送ローラ7b~7dは、シートをシート搬送路Sに沿って搬送するものである。レジストローラ7eは、シート収容部6から搬送されてくるシートを一旦停止させて、シートの先端を揃えるものである。これらのシートローラ群7は、それぞれ、図示しないモータの駆動によって回転駆動される。
シート排出部70は、画像形成装置Aの上部に設けられており、印字済みのシートをフェイスダウンで載引するものである。
上記の構成に加えて、画像形成装置Aには、ユーザによる入力操作等に応じて上記説明した各構成要素を制御する図示しない制御部が設けられている。
上記のような画像形成装置Aによって、次の通りシートに対する印字が実行される。先ず、画像形成部2が、画像読取部1によって生成された、あるいは外部装置から供給された画像データに基づいてトナー像を形成する。このトナー像が転写体3の中間転写ベルト30上に一次転写される。この間、シートがピックアップローラ7aによってシート収容部6から引き出され、搬送ローラ7bによってレジストローラ7eまで搬送され、レジストローラ7eによって二次転写部4に搬送される。続いて、二次転写部4が、中間転写ベルト30上に一次転写されたトナー像をシートに二次転写する。定着装置5が、シート上に二次転写されたトナー像をシートに定着させる。その後、シートが、搬送ローラ7dによって搬送され、シート排出部70上に排出されることをもって、シートに対する印字が完了するようになっている。
上記のような画像形成装置Aの帯電手段23、現像手段21及び転写手段33の各構成を動作させるためには、所定の高電圧を供給する必要がある。ここで、「所定の高電圧」とは、例えば、200V~4,000V程度の電圧を指す。そこで、上記の構成以外に、画像形成装置Aは、商用電源から供給された交流電圧を直流電圧に変換して、帯電手段23、現像手段21及び転写手段33のうち少なくとも一つに所定の高電圧を供給する高圧電源基板であるプリント基板8を備えている。以下、プリント基板8の詳細について説明する。
-プリント基板-
図2は、実施形態1におけるプリント基板8の一部を示す概略平面図である。図3は、実施形態1におけるプリント基板8が第1接続手段を用いて被接続体に電気的に接続された状態を示す概略平面図である。図4は、実施形態1におけるプリント基板8に電子部品C2が実装された状態を示す概略平面図である。なお、図において、電子部品C2に接続されるケーブル等の図示は省略している。
図2は、実施形態1におけるプリント基板8の一部を示す概略平面図である。図3は、実施形態1におけるプリント基板8が第1接続手段を用いて被接続体に電気的に接続された状態を示す概略平面図である。図4は、実施形態1におけるプリント基板8に電子部品C2が実装された状態を示す概略平面図である。なお、図において、電子部品C2に接続されるケーブル等の図示は省略している。
プリント基板8は、電子部品が実装されるものであり、本実施形態において、プリント基板8は、帯電手段23、現像手段21(具体的には、現像剤担持体25)及び転写手段33のうち少なくとも一つの構成(以下、単に「被接続体」と称す)に接続される。プリント基板8は、プリント基板8に接点部材C1を実装して、被接続体側に設けられた接点Pにその接点部材C1を接触させる第1接続手段(図3参照)と、プリント基板8に電子部品C2を実装して、その電子部品C2を介す第2接続手段(図4参照)と、のいずれかによって、被接続体に電気的に接続される。第1接続手段及び第2接続手段のいずれが用いられるかは、画像形成装置本体の各部のレイアウト等に基づいて設計時に採択されるが、第1接続手段及び第2接続手段を選択的に実現可能なプリント基板8にすることにより、画像形成装置の機種間におけるプリント基板の共通化が図られる。このようなプリント基板8は、生産技術的にもコスト的にも優位である。
そこで、上記第1接続手段及び第2接続手段を選択的に実現可能とするために、プリント基板8は、捨て基板領域80と、第1スルーホール群81と、第2スルーホール群82と、を備えている(図2~図4参照)。ここで、「スルーホール」とは、穴の内周壁面に導体めっきが施された所謂PTH(Plated Through Hole)に限られず、穴の内周壁面に導体めっきが施されていない所謂NPTH(Non Plated Through Hole)をも含むものとする。以下、プリント基板8の各構成要素について順を追って説明する。
捨て基板領域80は、プリント基板8から切り離し可能であり、切り離された状態で開口部αを形成するものである(図2、図3参照)。具体的には、捨て基板領域80は、開口部80aを有するスリット80bによって画成されているとともに、開口部80aに設けられた接続部80cによって保持されている。接続部80cに応力が加えられることにより、捨て基板領域80がプリント基板8から切り離され、切り離された捨て基板領域80が存在していた領域に開口部αが形成されるようになっている。本実施形態において、捨て基板領域80は、長手方向及び短手方向を有している。
第1スルーホール群81は、捨て基板領域80を挟んで対向するように配された複数対のスルーホール810,810及びスルーホール811,811から構成されている(図2、図3参照)。第1スルーホール群81には、接点部材C1の両端部がそれぞれ挿入可能になっている。本実施形態において、第1スルーホール群81は、捨て基板領域80を短手方向に挟んで対向するように配されている。
第2スルーホール群82は、全体として列をなすように配された複数のスルーホール820~824から構成されている(図2、図4参照)。第2スルーホール群82には、電子部品C2の端子が挿入可能になっている。第2スルーホール群82の一部であるスルーホール821~823は、捨て基板領域80内に位置している(図2参照)。本実施形態において、第2スルーホール群82は、捨て基板領域80を長手方向に跨ぐように配されている。
上記のようなプリント基板8によって、具体的に、次の通り、上記第1接続手段及び第2接続手段が選択的に実現される。
先ず、図3を用いて、第1接続手段が実現される場合について説明する。第1接続手段が実現される場合には、捨て基板領域80がプリント基板8から切り離されるとともに、開口部αが形成される。そして、接点部材C1が捨て基板領域80を跨ぐように一面側から第1スルーホール群81に実装される。本実施形態において、接点部材C1は、2本のジャンパー線から構成されており、複数対のスルーホール810,810及びスルーホール811,811にそれぞれ実装される。被接続体側に設けられた接点Pが他面側から開口部αを臨んで接点部材C1に接触することにより、第1接続手段が実現され、プリント基板8が被接続体に電気的に接続されるようになっている。
次に、図4を用いて、第1接続手段の代わりに第2接続手段が実現される場合について説明する。第2接続手段が実現される場合には、捨て基板領域80がプリント基板8から切り離されずに残され、併せて、その一部が捨て基板領域80内に位置している第2スルーホール群82の全体もプリント基板8に残される。電子部品C2が第2スルーホール群82に実装される。本実施形態において、電子部品C2は、コネクタから構成されている。電子部品C2には、被接続体に電気的に接続されたケーブル等が接続される。このように、第2接続手段が実現され、プリント基板8が電子部品C2を介して被接続体に電気的に接続されるようになっている。
上記のように、第2スルーホール群82の一部であるスルーホール821~823が捨て基板領域80内に位置していることにより、第2スルーホール群82の全体を捨て基板領域80外に配した場合と比較して、板取り効率に優れたプリント基板8を実現することができる。
また、上記のように、第2スルーホール群82が捨て基板領域80を跨ぐように配されていることにより、第2接続手段において第2スルーホール群82に電子部品C2が実装された場合に、電子部品C2に対するケーブル等の抜き差しによって接続部80c(図4参照)に応力が集中することが回避されることから、プリント基板8の信頼性を向上させることができる。
また、第1接続手段において、接点部材C1を他の電子部品とともに部品実装面側に実装するようにすると、部品実装面の反対側が被接続体側を向くとともに部品実装面側が画像形成装置Aの外側を必然的に向くようにプリント基板8が画像形成装置Aに取り付けられることから、プリント基板8に実装された他の電子部品のアクセスが容易になり、良好な作業性を確保することができる。
上記の通り、プリント基板8は、所定の高電圧を供給するための高圧電源基板に適用かのうであり、また、上記のような画像形成装置Aに適用可能である。
なお、接点部材C1は、要は被接続体側に設けられた接点Pと導通できれば足り、例えば、リード板等の金属部材から構成されていてもよい。また、接点部材C1がジャンパー線から構成されている場合におけるジャンパー線の本数は問わない。
また、第1スルーホール群81を構成する複数対のスルーホールの数は問わない。第1スルーホール群81は、一対のスルーホールから構成されていてもよい。
また、第2スルーホール群82を構成する複数のスルーホールの数は問わない。
(実施形態1の変形例)
以下、上記の実施形態1の変形例について説明する。
以下、上記の実施形態1の変形例について説明する。
図5は、実施形態1の一変形例におけるプリント基板8に電子部品C2が実装された状態を示す概略平面図である。
図5に示す変形例のように、第2スルーホール群82は、捨て基板領域80を短手方向に跨ぐように配されていてもよい。これにより、第2スルーホール群82が捨て基板領域80を長手方向に跨ぐように配された上記の実施形態1の場合と比較して、第2スルーホール群82を構成する複数のスルーホールの数を減らすことができることから、上記の実施形態1の場合と同様の効果を奏しつつも、端子の数を減らした電子部品C2を実装することができる。
(実施形態2)
以下、実施形態2について、上記の実施形態1とは異なる点についてのみ説明する。
以下、実施形態2について、上記の実施形態1とは異なる点についてのみ説明する。
図6は、実施形態2におけるプリント基板8の一部を示す概略平面図である。なお、図において、接点P、接点部材C1及び電子部品C2の図示は省略している。
実施形態2において、第2スルーホール群82は、捨て基板領域80を短手方向に跨ぐように配された複数のスルーホール820~826から構成されている(図6参照)。
実施形態2において、第1スルーホール群81の一部のスルーホール810,810は、第2スルーホール群82にも含まれている(図6参照)。具体的には、第1スルーホール群81のスルーホール810,810は、それぞれ、第2スルーホール群82のスルーホール820,826に該当する。具体例として、第1接続手段においては、長さ15mmのジャンパー線から構成された接点部材C1が第1スルーホール群81に実装され、第2接続手段においては、2.5mmピッチの7ピンコネクタから構成された電子部品C2が第2スルーホール群82に実装される。これにより、これらの複数のスルーホールが有効的に活用されることから、上記の実施形態1の場合と比較して、板取り効率にさらに優れたプリント基板8を実現することができる。
また、第1スルーホール群81の複数対のスルーホール810(811),810(811)の対向距離を第2スルーホール群82の複数のスルーホール820~826の各間ピッチの倍数に揃えることにより、第1スルーホール群81に実装される接点部材C1及び第2スルーホール群82に実装される電子部品C2の大きさを最適化することができる。すなわち、第1スルーホール群81及び第2スルーホール群82間のはんだフィレットの干渉を回避しようとして、接点部材C1及び電子部品C2の一方又は両方を徒に大きくしてしまうと、接点部材C1に対する接点Pの接触安定性が低くなり、電子部品C2のコストが高くなることが懸念されるが、このような懸念を解消することができる。さらに、第1スルーホール群81の一部が第2スルーホール群82に供されることにより、第1スルーホール群81及び第2スルーホール群82間のはんだフィレットの干渉を回避することができる点は勿論である。
(実施形態2の変形例)
以下、上記の実施形態2の変形例について説明する。
以下、上記の実施形態2の変形例について説明する。
図7は、実施形態2の一変形例におけるプリント基板8の一部を示す概略平面図である。なお、図において、接点部材C1及び電子部品C2の図示は省略している。
図7に示す変形例のように、第2スルーホール群82は、複数のスルーホール820~823から構成され、5mmピッチの4ピンコネクタから構成された電子部品C2の端子が挿入可能になっていてもよい。第1スルーホール群81のスルーホール810,810は、それぞれ、第2スルーホール群82のスルーホール820,823に該当する。この変形例において、上記の実施形態2の場合と比較して電子部品C2の端子の直径が大きくなることから、これに合わせて第1スルーホール群81の各スルーホールの穴径及び接点部材C1の太さや形状を調整することが望ましい。
(実施形態3)
以下、実施形態2について、上記の実施形態1とは異なる点についてのみ説明する。
以下、実施形態2について、上記の実施形態1とは異なる点についてのみ説明する。
図8は、実施形態3におけるプリント基板8の一部を示す概略平面図である。図9は、実施形態3におけるプリント基板8に電子部品C2が実装された状態を示す概略平面図である。
実施形態3において、捨て基板領域80は、その幅が局所的に狭くなる幅狭部80dを有している(図8参照)。実施形態3において、幅狭部80dは、接続部80cの近傍に設けられている。
実施形態3において、第2スルーホール群82は、捨て基板領域80を短手方向に跨ぐように配された複数のスルーホール820~822から構成され、捨て基板領域80の幅狭部80dに跨ぐように配されている(図8、図9参照)。具体的には、幅狭部80dの幅は、複数のスルーホール820~822間のピッチと同等に設定され、幅狭部80d内には、スルーホール821が配されている。これにより、上記の実施形態1又はその変形例の場合と比較して、第2スルーホール群82を構成する複数のスルーホールの数を減らすことができることから、上記の実施形態1又はその変形例の場合と同様の効果を奏しつつも、図9のように、端子の数を減らした電子部品C2を実装することができる。
上記の実施形態及び実施例はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態及び実施例のみにより解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
A 画像形成装置
1 画像読取部
2 画像形成部
20 露光手段
21 現像手段
22 像担持体
23 帯電手段
3 転写体
33 転写手段
4 二次転写部
5 定着装置
8 プリント基板
80 捨て基板領域
80a 開口部
80b スリット
80c 接続部
80d 幅狭部
81 第1スルーホール群
82 第2スルーホール群
α 開口部
P 接点
C1 接点部材
C2 電子部品
1 画像読取部
2 画像形成部
20 露光手段
21 現像手段
22 像担持体
23 帯電手段
3 転写体
33 転写手段
4 二次転写部
5 定着装置
8 プリント基板
80 捨て基板領域
80a 開口部
80b スリット
80c 接続部
80d 幅狭部
81 第1スルーホール群
82 第2スルーホール群
α 開口部
P 接点
C1 接点部材
C2 電子部品
Claims (8)
- 電子部品が実装されるプリント基板であって、
前記プリント基板から切り離し可能であり、切り離された状態で開口部を形成する捨て基板領域と、
前記捨て基板領域を挟んで対向するように配された一対又は複数対のスルーホールから構成され、接点部材の両端部がそれぞれ挿入可能な第1スルーホール群と、
全体として列をなすように配された複数のスルーホールから構成され、前記電子部品の端子が挿入可能な第2スルーホール群と、を備え、
前記第2スルーホール群の少なくとも一部は、前記捨て基板領域内に位置し、
前記捨て基板領域が前記プリント基板から切り離される場合には、前記接点部材が前記捨て基板領域を跨ぐように一面側から前記第1スルーホール群に実装されて被接続体側に設けられた接点が他面側から前記開口部を臨んで前記接点部材に接触することにより、前記被接続体に電気的に接続される一方、
前記捨て基板領域が前記プリント基板に残される場合には、前記電子部品が前記第2スルーホール群に実装されて前記電子部品を介して前記被接続体に電気的に接続されることを特徴とするプリント基板。 - 請求項1に記載のプリント基板であって、
前記第2スルーホール群は、前記捨て基板領域を跨ぐように配されたことを特徴とするプリント基板。 - 請求項2に記載のプリント基板であって、
前記捨て基板領域は、短手方向を有し、
前記第2スルーホール群は、前記捨て基板領域を前記短手方向に跨ぐように配されたことを特徴とするプリント基板。 - 請求項2又は請求項3に記載のプリント基板であって、
前記捨て基板領域は、その幅が局所的に狭くなる幅狭部を有し、
前記第2スルーホール群は、前記捨て基板領域の前記幅狭部に跨ぐように配されたことを特徴とするプリント基板。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載のプリント基板であって、
前記第1スルーホール群の一部のスルーホールは、前記第2スルーホール群にも含まれることを特徴とするプリント基板。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載のプリント基板であって、
前記プリント基板は、所定の高電圧を供給するための高圧電源基板であることを特徴とするプリント基板。 - シートに画像形成を行う画像形成装置であって、
請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載のプリント基板を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項7に記載の画像形成装置であって、
像担持体と、
前記像担持体を帯電する帯電手段と、
前記帯電手段によって帯電された前記像担持体の表面を露光させて、前記像担持体上に静電潜像を形成する露光手段と、
前記静電潜像をトナーにより顕像化させて、トナー像を形成する現像手段と、
転写体と、
前記現像手段により形成された前記トナー像を前記転写体に転写する転写手段と、
をさらに備え、
前記プリント基板は、前記帯電手段、前記現像手段及び前記転写手段のうち少なくとも一つに所定の高電圧を供給することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021120021A JP2023015932A (ja) | 2021-07-20 | 2021-07-20 | プリント基板及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021120021A JP2023015932A (ja) | 2021-07-20 | 2021-07-20 | プリント基板及び画像形成装置 |
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JP2023015932A true JP2023015932A (ja) | 2023-02-01 |
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ID=85130895
Family Applications (1)
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JP2021120021A Pending JP2023015932A (ja) | 2021-07-20 | 2021-07-20 | プリント基板及び画像形成装置 |
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-
2021
- 2021-07-20 JP JP2021120021A patent/JP2023015932A/ja active Pending
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